第231話 『海皇の拳』

 

 勇次郎が避けてるとか勇次郎が引いてるとか勇次郎が逃げてるとか勇次郎が汗を掻いてるとか違うよあれは壁際まで下がる事でタヌキの攻撃力を確認しようとした立派な作戦だよとか煉瓦どころの騒ぎじゃないJANあの破壊力とかあんなデコピン喰らったらそりゃサムワン海王だってああなるさとか国民性の違いと言うか日本人ならハラキリと言うか生きていくか明日からも俺ならとてもとてもとかそう言えば勇次郎も鉄のドア叩き壊したりジェノサイドカッターで地下闘技場の廊下ぶった斬ってたじゃないとかそんな事はどうだって良くて、烈の解説の無意味さに大いに笑いました。

己の体重をも消し去る程の―――脱力を生み出す消力シャオリー
その究極のリラックスから繰り出される打拳
守りの消力転じて…
攻めの消力!!!

 全く微塵にも何の説明にもなってねえ。

 説得力が有るとか無いとかそういう話じゃあ無くて、緊急事態に脱力で攻撃を凪がす消力でどうすればあの破壊力に繋がるのかという疑問を『転じて』の一言で済ます我らが烈 海王。普通2行目と3行目の間にその『打拳』について語るべきじゃあないのですか烈 海王。これが『理』ですか烈 海王。
 こうして最も大切な部分を曖昧にしたりあやふやにしたり有耶無耶にしたりして説明した事に、或いは無理矢理押し通す一連の騒ぎをペテンや詭弁と言います。

例:
 「手の位置はそのままに腰をきることで抜拳を完成させる」
 「時間の消し飛んだ世界では「動き」は全て無意味となるのだッ!そしてわたしだけがこの『動き』に対応できる!」
 「コイツ…あの一瞬だけ無我になって『風林火山』に『風林火山』をぶつけて来るとは」

 来週5、6ページかけて入るであろう解説も楽しみにしております。


第232話 『脱力』

 

 モハメド・アライが居るのにモハメド・アリも居るんだ、とかそんな些末な事に突っ込んでいる場合ではありませんよ、奥さん!
 予想通りやってくれました、刃牙と烈に依る攻めの消力の解説素敵協奏。

弛緩と緊張の振り幅が―――
打力の要
ならば有り得る!
あのバカげた打撃力も納得できる!

 いや、出来ねぇだろ。

 この前に数ページ使って弛緩リラックスの重要性を説いていますが、攻めの消力について語っているのはこの4行だけです。
 先週の烈解説然り、この方々はそれっぽい説明をした後、勝手に納得して進めてしまうから困ります。もうこれ以上この事について触れられる事は無いのですよ。『振り幅凄ェから破壊力も凄ェ』で終わり。でもそれで終えられると、じゃあ結局力も強くないと駄目JAN的な匂いがプンプンする訳で、これまた大方の予想通り消力を使ってきた勇次郎の方が絶対有利と言うか理を得る為に筋肉を落とす必然性はまるで無かった事が証明された訳で、『ならば有り得る!』のコマの郭さんが、何か『壁を叩いたら腕が折れちゃったお爺ちゃん』にしか見えません(無関係)。
 兎も角、勇次郎が思いの外早い段階で消力を出してきた以上、郭もあっさりと次の手段を繰り出してくるのは必然なのですが、そこは板垣先生ですよ、郭には『もう何も無い』可能性を捨ててはいけません。次回、郭が攻めの消力を連発して勇次郎が全部守りの消力で流して、疲弊した郭を勇次郎が攻めの消力だとか引き裂きだとかジャガッティング等で殺して終わりだとしても、『勇次郎だからなあ』『範馬だからなあ』と納得する『覚悟』をしていなければなりません。
 そしてもう1つ、これ以上勇次郎が強くなったら刃牙はどう勝つよ?という恐怖も心の片隅に置いておかねばなりません。ただでさえ勇次郎なのに、消力まで使われたら刃牙駄目JAN的な。…とは言え、そこは刃牙だし範馬なので、見ただけで消力をマスターしている可能性も捨てきれないんですがね。


第233話 『流儀』

 

 勇次郎が強いのは良く分かります。実によく分かる。同様に、今板垣先生がノリにノってるのも良く分かります。今の板垣先生は間違いなくノリノリです。大擂台賽が始まった時以上にノリノリなのが手に取る様に分かる。でもノリノリ過ぎて後先とか気にしてなさ過ぎと言うか、後先とか全然考えてないじゃあないだろうか(今に始まった事でも無いんですけど)。
 あらゆる破壊の手段をマスターし、そのスッゲェ〜力こぶから繰り出される一撃はクレーターを創り出す最強の矛。あらゆる拳法を習得し、その噂に恥じぬ見事な天才振りで真似た消力はあらゆる打撃を躱しきる最強の盾。全てを貫く矛と全てから護る盾がぶつかったらどうなるかなんて矛盾は試してみないと分かりませんが、要は『両方持ってれば最強』という事くらい子供だって分かります。
 何が言いたいのかと申しますと、刃牙に実力で勇次郎を超えさせる気とか無ェだろ板垣先生よう。

 それは置いといて、勇次郎が過剰な親馬鹿である様に刃牙も親父が好き過ぎると言うか、この勇次郎vs郭 海皇が始まってからというもの、勇次郎に対する自信や信仰心みたいなものが凄くて範馬の血ってつくづく不器用なのねと思わされますよね(文法エラー)。今回のウボォーパンチ(強化系)を見た時の刃牙の喜び方ときたら、見てる烈さんが歯軋りしたくなる程ですよ。正に親父の最強を信じて止まない馬鹿息子。確かに勇次郎は(漫画的にどうだろうって位)最強なんですけど。昼間のパパは一寸違う。

 まぁ、何だかんだ言って今週の展開は結構好きでした。
 特に最後の「力みなくして解放のカタルシスはありえねェ…」と板垣漫画っぽい様で微妙に板垣漫画っぽくない台詞を吐く勇次郎と、漸く勇次郎のヤバさに気付いた郭のくだりが実に良い。
 ただ、緊張してしまうと消力が使えなくなってしまうので郭の爺っ様には気を付けて頂きたいと思いました。消力失敗して直撃→即死では余りに余りですから。後、『床が壊れたから一端休戦』とかも止めて頂ければ幸いです。いや、本当に。有り得ないは話じゃあないですよ?各自努々油断めされるな、これは板垣漫画ぞ。


第234話 『弱者』

 

 漸く殴り合いが始まりましたね。
 そうです、勇次郎なんて殴ってナンボなんですよ。自分以外は全部弱者と言い切る超雄度が勇次郎の勇次郎たる所以であって、The 筋肉・オリバの殴り合いを見ながら「持ち味をいかしやがったな〜」なんて言ってるのは偽物なんですよ。郭だって殴ってナンボでしょうが。殴ったり殴られたり蹴ったり蹴られたりしない板垣キャラには何の魅力も無い!加えて勇次郎は旨い料理が喰らうが如く潰したり引き裂いたりジャガッたりしない事には始まらないのですよ。

 そんなこんなで、クレーター(made in 勇次郎)が小さくなってる事にも、スタミナは創意工夫じゃあ無いと思う事も気にせず、ガンガン殴り合う展開に久々に興奮した次第で御座います。勇次郎か!郭か!勇次郎が勝つか!郭が勝つか!卵か先か!鶏が先か!牛丼か!親子丼か!さぁ、DOTCH!

 ところで郭さんはアレですか、消力以外何も無しですか。まさか、そんなまさか。


第235話 『ハンデ』

 

 うわぁ、消力以外は本当に何も無しだ郭 海皇。

 今回の激昂で益々渋川先生とキャラが被りまくりのお爺ちゃん(140歳)ですが、此処まで見事に達人をトレースされると 『じゃあ何かい?武に関わった時間が長い分お爺ちゃんの勝ちなのかい?』 とか思い浮かぶ前に、我々は新たな不安を感じてしまいますね。詰まりは 『まさか』 『いや』 『ひょっとして』 『板垣さん、マジ忘れスか?』((C) 99 矢部)。

 単に噛ませ犬となる為だけに出てきた海王達は捨て置いて、思い返してみて下さい。何かおかしいと感じませんでしたか、この擂台賽編。
 ジャガッタされる為に出てきたムエタイの新星、サムワン。
 まるで花山の様に防御を捨て筋肉任せの攻撃で押し切ったオリバ。
 実力で劣る為に、猪狩を思わせる人間力で挑んでいった寂。
 そして、やる事なす事が一々ジャック戦や独歩戦を彷彿とさせる勇次郎vs郭。
 どう考えても過去の戦いと被り過ぎなのです。これを我(々)は自身に気の所為だ、こじつけだと言い聞かせる事でスルーしてきた訳ですが、普通こんなに被った内容を書けば気付く筈なのです。それなのに気付くばかりか更に、更に過去のネタを被せてくるのは何故か。もう考え得る答えは1つしかないのです。板垣先生が最大トーナメントの内容を忘れていると考えるしかないのですよ。そうじゃ無ければ、こんな事が有って良い筈が無いのだから!(トリップ)

 無関係な話で恐縮ですが、刃牙曰く 「キャリア140年」の郭老人ですが、140は飽くまで歳なので、『キャリア100年越え』 とか 『100年以上の』 とか言った方が良いなとか思ったり思わなかったり、遂に郭の帽子も取れて勇次郎の鬼の貌も出てきたのでそろそろフィナーレかなあとか考えたり考えなかったり、郭は帽子が取れたら実は脳みそが見えるとかそういうネタが無くて残念でした。


第236話 『鬼』

 

 先週から気になっていた事なんですが、鬼の貌を出したところで勇次郎が強くなる訳じゃあ無いですよね。アレは気合いを入れれば出て来るか、アレが出ると強化されるとかそういうものじゃあ無くて勇次郎の背中の筋肉そのもので、服を着てようが着てまいがそこに在るんですよねえ。だから、服を破って見せたところで皆が驚くだけで、別に勇次郎自身は変化しない。まァ、『皆を驚かせる = 調子こく』 と考えられなくもありませんが、要は 『せ、背中に鬼の貌が…ッ!!…で、何?』 と思うんですけど。威嚇?
 威嚇の線で考えれば、それなりの効果が有ったと言えなくもない。事実、あの烈ですら 「違う」 と言い出し、キレた郭があっさりと自分を 『餌』 と認め、それに依って調子付いた勇次郎は郭を使って伝説の 『人の形をした穴 ((C)ディズニー)』 を作り出す始末。あ、やっぱり 『皆が驚く → 嬉しくて力み加減UP』 が鬼の貌の神髄なのかも。

 それにしても郭(夜叉猿似)。流石は海皇、あんなギャグ漫画みたいなやられ方してるのに、叫びながら(白目で)動き回れるなんて。普通なら即死ネタですよね。どう考えても消力なんか発動出来てなさそうですし。あそこまでいくと、郭の頑丈さとか勇次郎の破壊力に驚く前に、実はあの壁相当脆いんじゃあないかと疑ってしまうのですが、その辺烈さん達はどう思っているんだろう。

 後、最後のコマの勇次郎氏はハンドポケットな訳ですが、あそこから普通に居合を繰り出したら(見てる側を馬鹿にしてて)面白いなあとか思いました。


第237話 『中国拳法』

 

 タン のコマの郭が何かドリフっぽい。

 今週は全般的に郭が何やってるのか分からない。烈もバキも解説出来ない位何やってるのか不明。
 オリバvs書文のラストと同じ状態、と認識すれば良いのでしょうか。見た目的にも内容的にも。最大トーナメントどころか、つい4試合前の試合の焼き直しをしてどうするんですか板垣先生。達人のする事は難し過ぎる。

 で、勇次郎の反撃開始ですが、これは懐かしいですね。先ずは鼓膜破り。独歩の時もやってましたね。もう10年位ぶりでしょうか。後はこのまま殴る or 右目潰し → 殴るのコンボかと思いきや、勇次郎の間抜け面。この 『一体郭は何をしたのか』 というのが今週の本題となりましょう。

 普通に考えると、最初に出て来るのが 『自殺しました説』。在り来たりですね。負ける位ならば自らを絶つ。いきなり目の前で舌を噛むとか。そりゃあ勇次郎だって驚きますわ。
 次に出て来るのは 『何か別の奥義を発動させました説』。ツボの類を突く事で、命と引き替えに凄く強くなる、みたいな。使えば死ぬだけに、勇次郎が郭を馬鹿扱い。…まァ、強くなる為にステロイドを使ったジャックには何も言わなかったのだから、この可能性は低いと思いますが。
 最後に浮かぶのは 『何か気持ち悪い貌(ちゅーの類)をしてみました説』。自分で書いておいて言うのもアレですが却下。

 何にせよ、来週まで素直に待つ事にします。だって、予想するだけしても凄まじい方向性で来る事の方が多いし。口の中からエイリアンが出て来る可能性も考えていた方が良い位です(言い過ぎ)。


第238話 『鬼哭』

 

 ラストの郭 海皇を見た時、ふと死刑囚編の悪夢・ドリアンさんを思い出しました。

・「実力を隠し通すという擬態も」「甘美な敗北を堪能するためには」「また必要」
・「ゆ…許して…カトウさん…」 → 「全ては君の脳が造りだした架空の映像」
・「わたしの肉体の強さというより…」「わたしの知恵が勝ったようだな…」
・「許して…」 → 「PEッ」
・「わたしの敗北まけだァッ」→「わたしのように命乞いを演じて切りぬけようか」

 いえ、ダカラ 『ドーダコーダ』 言ウワケデハナインデスガネ?それって勝ちなん?的な気分で。
 ドイルにも通じる事ですが、負けなきゃ勝ちなの?というところはありますね。少なくとも、郭の場合は試合放棄と取れなくもない。結果として勇次郎が先に擂台を降りたというだけであって――勿論結果が全てですが――少なくとも観戦者達から見た敗北者は郭だし、結局郭は手も足も出せなかった。心臓を止め、死んだふりをして相手の戦意を失う事を武術と呼ぶならば、寂 海王の求める護身の完成型と言えなくも無いですが、それはどちらかと言うと実戦向きな話であって試合的にはどうなのかなあと思います。それで良いのか?結局ド突き合いで勝てなかった、というプライドは?

 個人的には、普通に医務室に勇次郎が立ってて、息を吹き返した郭をグシャッとする展開を切望しております。或いは、廊下に普通に勇次郎が立ってて、医務室を出た郭をべりべりッとする展開でも可。いずれにせよ、もう先も無いしそろそろ中国編は終わりの方向でいきましょう。>板垣先生


第239話 『死』

 

 最初の見開きページがギャグ漫画過ぎる。

 と書き出したくなる位、皆のリアクションが素晴らしいですね。これ以上無い程手を広げる春成、春成の倍以上に顔を巨大化させてる烈、何故か振り向きつつ馬鹿面を披露してる範、思わずポケットから手を出した書文。正にリアクション芸人級の驚き方ですね。流石の板垣界が誇る蛮勇達も、死人が生き返る衝撃には適わなかった模様(除:勇次郎)。

 で、焦点とされていた 『死亡→蘇生』 のメカニズムについて。

百と数十余年
怠ることなく身を護る術を磨いてきた
鍛錬に次ぐ鍛錬は徐々にワシの身体に変化をもたらし
少しずつ…少しずつ完全なる武術体質へと近づけた
完成じゃ
死に勝る護身なし!!!

 そういう事を訊いてるんじゃなくて。

 相変わらず質問に答えていないと言うか、答える気がサラサラ無いのが凄いですね。勝つとか負けるとかじゃあ無くて、どうやったのか?はまるで無視ときたもんだ。あれですか、達人が危険に向かおうとすると勝手に転んだり扉が出てきたりするのと同じ、詰まり自動発動という事ですか。何系の念能力だ。
 って言うか、ついには 「疑るかァ!!!」 と力で押し切り始めた姿勢に感服致しました。それやっちゃあお終いだろ、郭 海皇。むしろ板垣先生よ〜。今後、怪しげな術を発動する度にこれで押し通っちまいますぜ〜?そろそろ “気” 系の飛び道具が出てきちゃいますぜ〜?

「な…何だ今のはッッ!?ま、まるで光線…ッ!!」
「まさか、アレを使える奴が居たとは…」
「お、おい、アレって何だよ!?」
「かつて、未だこの国に火薬の無かった時代の話だ(略)そうして編み出された戦闘技法の1つ。身体を流るる気を自在に操る事で肉体を操作する事を旨とし、その最終形は念ずるだけで己の力を外に飛ばし、触れずして敵を斃す事に有ったと言う!」
「…」
「疑るかァ!!!」
「〜ッ!」
「見よ、現に何もされとらんあやつが吹っ飛んでおるわ!」

 空を飛ぶ奴が出て来る日も遠くないですね。


第240話 『最強の称号』

 

 うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい、なァに綺麗にまとめとるんじゃあぁぁぁああああッ!!!

 と、先ず一発目の突っ込み。
 あれだけグダグダにしといて、何事も無かったかの様に擂台賽を終えるって根性が凄い。いや、本当に海皇決まって無いし。中国サイド負けただけだし。何で観客達が満足してるの?作品的にも、李と範の因縁とかドリアンとか劉とか、降りっ放しの伏線を全く微塵にも消化していないし。有り得ないだろこの展開。
 まァ、勇次郎と郭の会話は何か格好良くて好きですけどね。互いの不器用さを見え隠れさせながら、互いを認め合う2人。バキのキャラって、試合や勝負が終わると(勇次郎に噛み付いたりしない限り)サッパリと仲良くなるケースが多くて、スポーツマンシップな感じとでも言えば良いのか。個人的な怨恨とかでグダグダ言ってたの、シコルスに斬り刻まれた猪狩くらいなもんですし。

 話が変わりますけど、帰りのヘリコに陳が居ない事に気付いてかなり笑いました。全然青田刈ってねぇじゃん寂 海王。肩外しただけでそのまま放置だなんて酷過ぎ。
 そしてそのヘリコの中で、行方不明になっていた梢江ちゃんとイチャつきながら考えに更ける我らが刃牙。海王にも海皇にもならず、ただ毒が裏返っただけの刃牙。

勝てるとか――
勝てないとか――
そういう次元のハナシではない
やれる理由も
やれぬ理由も
無限に用意
用意できる
だからやる…
時期が来た!!!

 来てねェェェェェEEEEEEEEEEEeeeeeッ!!!

 来てない来てない、全然来てねぇですよ。いやいやいや、もうホント何言ってんだかサッパリ分からない。

 この主人公(?)、郭と戦ってる勇次郎の姿を一番近くで見てましたよね。なのにどうしてそういう発想に行き着くんだか微塵にも理解出来ない。貴殿はこの擂台賽で毒が裏返っただけですよ?いや、もう、馬鹿じゃないの?って言うか馬鹿でも普通このタイミングで挑もうとは思わない。全く以て範馬の血は範馬過ぎるとしか言い様が無いですね。突然思い出した様に無茶を言い出すから手に負えない。こないだも壁ごとぶっ飛ばされたばかりだってのに、本当にこの子ったら…
 そもそも、この展開が作品的に 『そろそろ終わり』 の合図っぽいのも実に気に入らない。此処で刃牙がぐしゃぐしゃにジャガッタされて、刃牙 ―成年編― に入るとも思えませんし。ヤッベ、今年中に終わっちまうんじゃあないだろうか、この漫画。それだけは勘弁願います、板垣 海皇(今更)。


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