第241話 『原点』

 

 いやはや取り敢えずはホッとしました。いきなり勇次郎と対面していたらどうしようかと。

 板垣先生が長老を覚えていたのは意外でしたが、此処に来て未だアライJr.を出してくるのは更に意外。何度も繰り返し書いてる事ですが、彼には大して魅力を感じないので今更刃牙との直接対決とかをされても仕様が無いんですよね。だったらオリバとか郭と刃牙を戦わせるべきでしょうに。
 ただ、展開として 『勇次郎への挑戦権を得る為の戦い』 というのも有りですね。刃牙の決心にシンクロニシティが発生して、各地で勇次郎への挑戦権を求め始めるグラップラー達。死刑囚編で出来なかったメンバー入り乱れての名バトルの連発。それならばそれで全然有りだ。

 が、また妙なテンションの刃牙が気になる。ついこないだ毒が裏返って 「試合してぇ」 とか言っていたのも今は昔、春成をジャガッタして気が済んだのか郭を圧倒する親父の姿に開き直ったのか、勝負を 「興味無い」 とか言い出す始末ですよ。これは非常に良くない。死刑囚編の時と全く同じ傾向だ(重要な戦いの中、突然デートやちゅーやSAGAが入る)。
 しかるに、アライJr.が梢江ちゃんと――携帯電話の番号を入手した経緯は不明ですが――コンタクトを取ったのは、混迷する展開を強制的に修正する為の正しい一手と言えるでしょう。あのシコルスキーが梢江ちゃんを下着姿にする事で刃牙を怒らせた様に、梢江ちゃんにちょっかいを出す事で刃牙を滾らせる事が出来るかも知れない。知れないと言うか、あの刃牙の事だからアライJr.が梢江ちゃんを蝶の様に誘い蜂の様に挿してる事を知ったら、末期の朱沢さんの様にプッツンするのは自明の理。…、でもこれではアライJr.を殴って終わりなので駄目ですね。仕様が無い、オリバ大先生にも梢江ちゃんを浚って貰うか(←投げやり)。

 ところで、アライJr.が刃牙が勇次郎に挑むと聞いて素直に 「殺される」 と断言したのに大笑いしました。普通過ぎて面白い。そりゃ勇次郎に挑んだら殺されますけど、そんなキッパリと即答しなくても。


第242話 『一番』

 

 いやいやいやいや、ノーノーノー。
 あれ?梢江ちゃん最近老けた?The 三角関係?
 とか現実逃避してる場合じゃねェ。マホメドさんところのお子様の美的センス――いや、ジョークのセンスが凄過ぎる。言うに事欠いて 「僕ノ知ル一番美シイ女性ガ君ダカラ」 ですか。その世界は狭過ぎるのでもっと色んな女性を知った方が良いと思います。

 普通に書くと、人を好きになる理由、人を美しいと思う理由に 『容姿』 というのはそれ程重要では無いのは確かです。アライJr.だって、梢江ちゃんの何を美しいと思ったかを口にした訳では無い。刃牙が瀕死だった時から大擂台賽が終わるまでの間、様々な梢江ちゃんを見てきているのだから、その過程で彼女を美しいと思った可能性だって十分に有り得る。

1.病院前で凄い顔で泣く梢江ちゃんと邂逅。怯む事無く人形を渡す。
2.除との試合に向け、ウォーミングアップしている中の再開。突然凄い顔で泣き出す梢江ちゃんに引く事無く抱きしめる。
3.擂台賽終了後、ヘリの中で一緒?梢江ちゃんは刃牙の腕の中で口を開けて睡眠。

 …、泣き顔フェチ?

 まァ、その辺は捨て置く事にして、「夜の公園で武道家2人。勝負でしょう」 理論に乗っ取り、突然の達人参戦。来ましたね、来た来た来た。
 場所の所為か死刑囚編末期のグダグダ感が頭に過ぎるのですが、何か面白そうな展開じゃあないですか。刃牙に挑む為の準備として達人だの独歩だのにボコボコにされるアライJr.(間違い)。まるで、勇次郎に挑む為に頑張った幼少編の刃牙の様だ。
 って、違ェェェェェェェェェェェェェェェェェェよ、板垣先生!

 先週含め、前から何度も何度も何度も何度も書いていますが、こちとらアライJr.には微塵にも興味が無い訳!なのにアライJr.主体で話を進めようとするそれがよく分からない訳!もういいじゃない、『範に圧勝しました』 でフレームアウトすれば良いじゃない。何か、もっとこう…描かなければならない人達が大勢居るでしょ?デンジャラスライオン・加藤とか、ジェットコースター・末堂とか。別にスペックの老後とかドイルの義眼装着とか柳とシコルスの負け犬プロレスとか、そういう無茶なネタを描けと言ってる訳じゃあないんだから。何なんだよ〜もうアライJr.はいいんだよ〜。
 なので、来週は達人に瞬殺されるアライJr.の雄姿を希望。いや、合気の仕組みを考えればアライJr.が勝てる道理が無いのだからそうならなければ納得出来ない。『速度が合気を上回った』 的なベタ過ぎる展開が繰り広げられたりした日には…日には…ッ!


第243話 『柔術と拳闘』

 

 今週の粗筋。

達人強い → アライJr.勝利確信 → 達人構える

 困ったな、余り書くべき事が無い。

 アライJr.は瞬殺されないまでも、ボコボコにされて敗北を喫しない限りには納得出来ないのは前述の通り。
 重要なのは、野郎が此処で達人に勝ったりするとバキ世界におけるパワーバランスがおかしくなるとかどうとかよりも、『調子ぶっこいて他の武道家もののふにも挑んで歩き、更にバランスを崩して回る&何だかグダグダになる』 可能性が非常に高いという事なのです。
 更に言えば、板垣先生がアリを尊敬している以上、『餓狼伝』 の時に読者達を震撼させた 『グレート巽出っ放し』 に代表される 『主人公不在』 期間が到来する可能性も捨てきれない(巽の場合はサクラのお陰で凄い事になりましたが)。死刑囚編では刃牙が不在だった方が良かった節が有りますが、だからと言って今、永延アライJr.の奮闘を見せられても仕様が無いのです。

 そこで、実はアライJr.が彼方此方で頑張ってる間、刃牙は勝手に勇次郎に挑んでいました的な展開を期待したい。無理だとは分かっていますけど。


第244話 『ハンドスピード』

 ふと、菩薩拳を思い出しました。

「効ィた〜」
「敵意 殺意を持つ技ならいかに速かろうがものの数ではないが」
「あ〜〜まで見事に意を消されてはなァ」

 成る程、優しくぶっ叩かれては反撃出来ないのも仕様が無いですね。

 ってコルラァァァァァァァァッ!

 板垣先生はアリが好き過ぎる。何だこの展開。シコルスに噛ませた猪狩じゃねェだろ渋川先生はよ〜!!いや、本気と書いてマジで何で此処に来て全力でパワーバランス崩壊に走ってるの?って言うか、何でキャラの立ち位置崩壊させてんの?達人はそういう事に使って良いキャラじゃないでしょ?
 だから前から言ってたんですよ、さっさとアライJr.を消せと。最早、此奴は不幸の申し子としか言い様が無い。バキキャラの癖に喋りが普通過ぎるとか折角出てこなくなった梢江ちゃんを引っ張り出して来たりするとか、それどころじゃあ済まない問題をガンガン誘発させてる。蛮勇とかそういう問題じゃあ無い。既にッッ!
 それもこれも全て範の所為ですね。あいつがもっと気合い込めて殺ってりゃあこんな事にはならなかった。何だあいつの不甲斐なさは。名前だけで期待させやがってこの健康優良克巳野郎。

 取り敢えず、達人がやられてしまったので――順当に考えれば次は独歩ですがそれは普通過ぎるので捨て置いて――死刑囚編の時のノリで行けば、振り向くとそこには本部が居ますね。勿論片手には日本刀。

「アライさん」
「技量ではわたしの遙か上を行くあなたが」
「何故これほどの遅れを取るのか」
「これでしょうな」
「わたしはこの…」
「卑劣に仕込んだ日本刀に頼っている」

 そして更に背後にはユージロー ハンマですよ。さようならアライJr.。


第245話 『結婚』

 

 やっぱり調子ぶっこいていますね、アライJr.の奴。
 調子ぶっこいてると言うか、気分を害する事ばかりやりやがる。板垣先生の加護とはこれ程の物なのか?
 マーフィーの法則、ここに極まれりって具合ですね。一番嫌いなキャラが一番厭な行動を繰り広げて一番有り得ない結果を出す。言い換えれば、天内の 『敵の嫌う行動を察し、敵の嫌う行動を選択し、嫌う行動を実施する』 の闘争理論。我(々)と戦おうってのかい、板垣先生よ〜。

 何はともあれ、もう独歩も――(眼帯の柄含め)明らかにヤクザとしか思えない格好で――出てきてしまったので、独歩の戦歴について再確認してみましょう。
 達人こそやられはしましたが、今回は我らが 『武神』、『人喰い』 愚地 独歩ですからね!あの難敵達を屠ってきた愚地先生ならば!

vs 範馬 勇次郎 … 結果 : 敗北
 勇次郎を本気にさせるも、片眼を失い、全力パンチで絶命。

vs リチャード・フィルス … 結果:勝利
 カウボーイの様な殴り合いがしたいという事で、スーツを着込んで超至近距離での殴り合いを実施し、これに勝利。

vs 天内 悠 … 結果 : 不戦勝
 目つきを喰らわそうとする直前、客席から飛んできた勇次郎が天内をジャガッタして試合中止。

vs 渋川 剛気 … 結果 : 敗北
 本当の正拳 『菩薩拳』 を披露し達人の合気を打ち破るが、長生きした分コンマ1ミリだけ達人が上だった。

vs ドリアン 海王 (一戦目) … 結果 : 未決着
 受け技の最高峰・見事な廻し受けでドリアンファイアーを受けきるが、アラミド繊維とチタニウムを焼結させた逸品に左手を奪われ、一端逃走。

vs ドリアン 海王 (二戦目) … 結果 : 勝利?
 拳を破壊し耳を削ぎ、肋骨を砕いて両足の皿を割る程までに破壊を行使した後、神心会のデンジャラスライオン・加藤に勝利を譲る。ジェットコースターから落下したままの末堂は無視。

vs ドリアン 海王 (三戦目) … 結果 : 敗北
 我が家の異変に憤怒し、振り返ったところにドリアンの爆弾パンチを顔面に喰らい敗北。

vs へクター・ドイル … 結果 : 勝利
 ドイルを挑発し、単純な殴り合いを提案するが、いざドイルが殴り掛かってみると、空手技を発動させてドイルを瞬殺。

 流石は我らが独歩、並み居るグラップラー達を………ん?

 ちょ、い、板垣先生、独歩さんってば、フィルスとドイルにしか勝ってないですよ?
 途端に噴き出す厭な予感、脳裏に浮かぶ最悪の事態。(←ラップ調で)
 やばい、これは本当にヤバイ。
 これで独歩までアライJr.に蹂躙される様な事になったら、僕はどうすれば良いんだろう。
 花山やジャックやガイアやオリバまで勝負を挑まれる様な事になったら、僕達を何を信じて生きて行けば良いのだろう。
 嗚呼、神様仏様涅槃様、何でも良いからアライJr.を殺して下さい。今すぐにだッッ!


第246話 『空手と拳闘』

 

 何故にアライJr.は独歩相手だとタメ口なんでしょうね。達人には敬語だったのに。敬老精神?

 取り敢えず、独歩まで瞬殺なんて事態にならずにホッとしています(来週そうなる可能性は十分ありますが)。ラストの一撃を菩薩拳にしていれば骨をヘシ砕いて終わりなんじゃないかと思うんですけど、そうはいかないんだろうなあ。
 何はともあれ、流石は独歩。顔面に良いのを3発喰らっても未だ元気。サングラス投げ付けたりしておきながら、今更 「スポーツじゃ勝てねェ」 発言。お前スポーツしてなかったろ。

 余り書く事も無いので素朴な疑問を1つ。
 敗北が欲しいなら勇次郎に挑めと言われ続けた死刑囚達同様、アライJr.も刃牙が尊敬していて且つ地上最強の勇次郎に喧嘩売りゃあ良いのに何だって夜の公園でグダグダしてるんでしょう。皆、勇次郎は例外視しているのかなあ。

 それと、相変わらず巻頭カラー無意味過ぎ。毎回刃牙のカラーイラストだけじゃあないですか。と、今更ながら突っ込みを。


第247話 『ルール』

 

 独歩!独歩!独歩!

 良いぞ独歩、行け行け独歩。流石我らが愚地 独歩。達人とは一味も二味も違う。
 攻撃を喰らわなくなった理由が 『今までは竹刀、これからは真剣』 という説明で済まされた事については言いたい事も有りますが、兎に角良い感じで攻めている事について評価しようじゃあありませんか。
 『最初攻める=最後負ける』 理論が有るのが気になるところですが。

 最後に決まったあの一撃。来週になったら 『実は当たっていませんでした』 的な展開になる可能性を感じる訳ですよ。今度は独歩が間合いを間違えましたとか、当たる瞬間にアライJr.が 『必殺!ジャブの速さのストレート』 を炸裂させているとか。
 何度も何度も言いますが、板垣先生ってばアリ好きでしょう?多分空手馬鹿一代の人より好きでしょう?そう簡単に独歩を勝たせてくれるとは思えない。勇次郎と良い勝負をした独歩だとしても、アリの魅力の前ではとてもとてもみたいな。…まァ、独歩が勇次郎と戦ったあの頃は鎬(兄)がドアノブ越しに勇次郎と互角の勝負をしたりしてた時代だったけど…(遠い目)。

 大体、アライJr.好きな奴って居るんスか?人気投票でもサムワン、柴、加藤以下だったじゃない?対する独歩は3位ですよ、3位。勿論、人気が全てとは言いませんけどね…アライJr.は気に入らないと何回言えb(略)


第248話 『ベストショット』

 

 板垣は何処まで空手を辱めれば気が済むのか、という議題。

 は捨て置いて、案の定の展開。『実は当たっていませんでした』 だって。ふーん。
 じゃあもう勇次郎に挑めば良いじゃない。勇次郎に絡めば、挑もうとしただけでも刃牙がしゃしゃり出てきますよ。「誰にことわって勇次郎に手ェ出してんだよォッ。オオッ」 とか言いながら。刃牙の気を惹きたいならそうやって早く勇次郎に挑んで早く死ぬが良いさ。

 このところ、こうやって永延アライJr.の死ばかり祈っているのは、それ程アライJr.が嫌いだからです。
 フィクションのキャラに対して好きも嫌いも有ったものじゃあ無いんですけど、こんなに 『早く死んでくれ』 と思う事も珍しい。
 性格がまとも、名台詞が無い、名アクションが無い、アライ猪狩状態で謎の引っ張りを続ける――何でこんなのが 『バキ』 に出てるのか分からない。お前は死刑囚編の梢江ちゃんか。

 このまま、ドリアンや餓狼伝の巽みたいにアライJr.だけの話ばかり続くとノイローゼになりかねないので、板垣は梢江ちゃんでも末堂でも刃牙でもSagaでも良いから早く別の話を書くべきだと思いました。もう形振り構ってらんない。


第249話 『アプローチ』

 

 独歩は強い。何せその強さたるや 『人喰い愚地』 や 『武神』 なんて二つ名を得る程のものだよ?しかも虎殺しだよ、虎殺し。素手で虎を殺せるのに弱い筈は無い。事実、あの勇次郎に 『武神の名に恥じぬ男』 と賞賛された位だからね。独歩はマジ強い。
 達人は物凄く強い。何せその強さたるやマジ強い独歩を倒す程のものだよ?つまり虎殺し倒しだよ、虎殺し倒し。素手で虎を殺した独歩に素手で勝てるのに弱い筈は無い。事実、あのオリバに 『おとなしくするからもっと優しくしてくれッッ』 と懇願された位だからね。達人はマジ物凄く強い。
 ジャックは超強い。何せその強さたるやマジ物凄く強い達人を倒す程のものだよ?つまり虎殺し倒し倒しだよ、虎殺し倒し倒し。後、北極熊も殺してるから北極熊殺しも付いてる。素手で虎を殺した独歩に素手で勝った達人に素手で勝てるのに弱い筈は無い。事実、あのシコルスに 『強い…ッッ とてつもなく!!!』 と驚愕された位だからね。シコルス微妙だけど。兎に角、ジャックはマジ超強い。

 何が言いたいか。そこなんだな、問題は。
 皆も気付いてると思うので結論から言うが、この管理人は!アライJr.が穴だらけになって死ねば良いな!と、そう思っている。
 別に無惨でも無惨じゃなくても死ぬのであれば何でも良い。兎に角さっさと死ねば良いなと、そう思っているんだ。
 つまり、このジャックの参戦は個人的にとても嬉しい事なんだ。何故なら、ジャックは前述の通りマジ超強いからだ。彼ならば、あの糞ガキを屠ってくれる人材として申し分ないじゃあないか?
 何より、ジャックには 『死刑囚編で顔出しした意味が無い』 という汚名が有る。彼自身、それを払拭したくて仕方無い筈なんだ。
 骨延長の苦痛に耐えて手に入れた新しい肉体。
 しかし復活の証として倒す筈だったドイルは烈とか独歩とか克巳とか柳とかオリバにボコられ、やっと見付けたシコルスはロシア人らしくただの噛ませ犬と化していた。
 思う存分、力を奮う事の出来なかった日々。ガイアに任せてその場を立ち去るしかなかったあの虚しき日々。
 あの日々に決着を付けるのは今しかないじゃあないか。彼自身、そう思っているに違いない。

 後、先週 『板垣は梢江ちゃんでも(略)別の話を書くべきだ』 と書きましたが、今週本当に刃牙と梢江ちゃんの馬鹿ップルモードになっていたので焦りました。
 いや、確かにアライJr.の蛮勇を描かれ続けるよりは良いのかも知れないけど。


第250話 『もう一人のハンマ』

 

 やはり板垣漫画の食事シーンは至高。

ズ…ッ ガプ… ギュウウ… ナポ… モニュ… モグ… モニュ… モニュ…

 ステーキを食べる音でこの有様!
 ズッ(フォークを刺す音)、ガプ(ステーキを囓る音)、モニュ and モグ(ステーキを咀嚼する音)は良い。問題無い。
 でも、ギュウウ(ステーキを口に押し込む音)、ナポ(ステーキが押し込まれた音)はどうだ。ナポて。
 食べ方にしても音にしても明らかに常軌を逸している。普通こんな食べ方はしないし、こんな音は出ない。
 が、決して不味そうではないのが板垣漫画の七不思議。

 今までも、独歩や松尾象山のビールの飲みっぷりや、刃牙やオリバの大食いっぷり、範のリンゴの食べっぷり等で独特の擬音を用いた食事シーンを見てきましたが、そのいずれもが 『変だ。何かが変だだけど、旨そうだ』 と思わせる力が有るんですよね。いや、大真面目に。この人、この調子で料理漫画を描いたら凄いかも知れない、とさえ思う。
 飽くまで個人的な意見ですが、板垣先生自体、食べる事が大好きなんでしょうね。だから、食べるシーンに気合いを込めまくる。大好きな筋肉を描く時、大好きな勇次郎を描く時にトーンを貼りまくる様に。
 ステーキのシーンに3ページも費やしているのが良い証拠です。あんなに筋肉とかジャックとか筋肉が大好きな先生が、筋肉もジャックもそこに在るのにも関わらず、ステーキを優先して描いてるんですから。普通じゃあ考えられない。

 ところで、今週もJr.が死ななくて残念でした。早く死ね。


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