Act 121 『うるせー』

 わはは、ヴェルサス反抗期。
 こないだ『役に立ちたい』とか言ってたと思ったら、何時の間に。
 人からものを言われるのがそんなに厭なんでしょうか。
 それとも不満が積もり積もったんでしょうかね。
 『スタンドに目覚めないならそれでよし』って言われたり、怪我してるのに心配されなかったり。
 先週の神父様の言い分だと『お前じゃ勝てないから無理するな』って感じでしたしね。
 此奴も褒めないと育たないタイプなのかも。
 や〜、荒木先生は敵に関しても性格の描写が巧いですねえ。
 成長していったリキエル、反抗期に突入ヴェルサス。
 ウンガロは出たと思ったら再起不能だったので置いておく事にしてさ。
 反抗を経てヴェルサスは神父様と仲良くなるんでしょうか。
 って言うか、このままだとホントに身代わりにされて終わると思うので、仲良くして下さい。
 どれだけ考えても、身体条件が一致するって設定はそれ以外に意味が無さそうです。

 ウザがられた神父様。
 『私の事か?』って、貴方以外に誰が居るっていうんですか。
 何だか最近とぼけてますね。
 ザ・ニュー神父になって以降の体調の悪さでも引きずっているんでしょうか。
 極めて普通に振る舞ってるケド、実は高熱とか。
 それに気付くヴェルサスが改心。
 『神父様、そんな身体で俺の事を!』
 でも身代わり。

 フライトアテンダントさん炎上
 最近燃える人が多いですね、ジョジョ。
 何だかボロボロです、美人なのに。セリフも切ない。
 それに比べて徐倫。
 リキエルと戦った時の火傷すら無いのですか、へぇ〜、凄いね。
 ってか、エルメェスの指治ってるし!
 縫ったんでしょうか。
 いや、縫ったにしても腐ったりしてたし神経とかその辺は駄目なんじゃあないでしょうか。
 何かの拍子にポロッと取れる演出をお願いします(嘘)。

 無線をゲット徐倫。
 今の徐倫が頼れるのはSPW財団かエンポリオ位しか居ないと思うので、来週はエンポリオに電話でしょうね。
 エンポリオに何が出来るのか甚だ疑問ですけど。
 『幽霊のパラシュート!』
 脱出したところでまた別の墜落機に閉じ込められたりして。

 吉良吉影のセリフから引用。
 『なるようになる!それが運命というものだ!』
 まさにそんな能力『アンダー・ワールド』。
 どう打ち破るんですかねえ。


Act 122 『ほしいなぁ〜』

 興味心にも程があるって言うんですよ、DIOッ!
 幾ら何でもヴェルサスのおかんとDIOが、その、あれですよ、子作りしたとは思い難いんですが。
 女なら何でも良かったのか、ひょっとして。
 と、思わせて実はジョナサンの身体が。
 『俺、実は不細工好みなんだ』
 エリナが怒り狂います。

 まだ反抗期のヴェルサス。
 ついでに駄々っ子ヴェルサス。
 『これまでのワケの分からない人生の意味がはっきりと分かった!』
 何だか、ウンガロ(ボヘミアン・ラプソディ)と共通の匂いを感じますね。
 ウンガロも『転がり落ちて行くだけの人生を理由も分からず生きて来た』とか言ってましたし。
 ただ、スタンド発現について『神父のお陰』と考えたウンガロやリキエルと違って、それは『DIOの血のお陰』=『自分でどうにかしたんだ』と考えている所為で、別に神父様に対して恩義とかは感じてないみたいで。
 むしろ、文句を言われるのが気に入らない。
 でも神父様に対して敵対心を抱くのはやり過ぎですね。身代わりにされちゃいますよ。
 挙げ句に『天国に行きたい』なんて以ての外。
 大体、読者・徐倫・神父様は知っている事ですが、天国へ行くための条件はヴェルサスには満たせません。
 第一の条件『ザ・ワールド』の時点でアウト。
 『記憶を操るだけの神父になんか勝てるぜ!』
 徐倫と同じ発想で。
 返り討ちにあって『生け贄』みたいな感じで使われちゃうのがオチだと思うんですけど。

 『…はぁ…』
 面白過ぎるリアクションのエンポリオ。
 何だか、上司に無茶苦茶を言われた部下みたいな感じです。
 ぽかーんと立ってる構図もベネ。
 まァ、普通急にあんな事を言われたらこういうリアクションになると思うんですが。
 って、お前まだそんなところ彷徨いてたんか!?
 SPW財団に連絡取ったのかどうかが不安です。

 そのエンポリオのお陰で一難去りましたけど、ここで気になるのが神父様の反応。
 とことんヴェルサスをしかって育てるつもりなのか、ホントに徐倫を認めているのか。
 何だか親が子供同士を戦わせている様な感じです。
 強い方だけ私の元に来い、って感じで。
 やはり『偶然』の力が強い人間が欲しいのか。
 それこそそう言う人間を『生け贄』みたいな感じで利用するのかも知れません。

 取り敢えず、来週でこの飛行機編に決着が付いて、再来週からヴェルサスと直接対決でしょうか。
 ヴェルサスが掘った神父様のDISCも気になりますが、後は来週で。


Act 123 『罪悪感』

 いや、『アンダー・ワールド』が『事実』を再現するスタンドなら、『座席の破壊』なんて出来ないんじゃ?
 それを証明する様に、座席から放り出された生存者は生存してるし。
 『無事だという事実は何が在っても『無事』だったという事実だ』って感じで。
 何かヴェルサス必死こくだけ無駄だったと思うんですが。
 って言うか、殴られてる時の『アンダー・ワールド』、明らかに首の骨が折れてる曲がり方ですよ!

 可愛い少女!
 可愛い少年!
 馬鹿ヅラのガキ!
 何で最後にオチが!?

 外道ヴェルサス。
 子供を護れば徐倫は死に、徐倫が助かれば罪悪感でへろへろ。
 『『悪』とはてめー自身のためだけに弱者を利用しふみつけるやつの事だ!!ましてや子供をーっ!貴様がやったのはそれだ!あ〜〜〜ん
 『吐き気をもよおす『邪悪』とはッ!何も知らぬ無知なる者を利用する事だ…!自分の利益のためだけに利用する事だ…何も知らぬ『子供』をッ!!てめーだけの都合でッ!許さねえッ!
 承太郎、ブチャラティ大激怒。
 しかも『自分の所為じゃないですよ、貴方のためですヘラヘラ』と来たもんだ。
 凄まじいゲスッぷりですね。スポーツ・マックスもビックリだ。
 ちょっと神父様も侮蔑の眼差しでヴェルサスを見てます。
 これは仲直り不可能っぽい。
 『再び堕ちなた、ゲスの心に!』
 ヴェルサスも見開きでオラオラですか〜?

 見開きで飛行機爆破、凄まじい迫力。
 流石荒木先生だよ、って言わんばかりの構図ですが、コレ見ると確かに全滅するよなあ、とか思ったり。
 『何なら』って理由で神父様を乗せちゃってたらヴェルサス勝ったかも!

 で、『キッス』に変な使い方。
 何?分裂が戻る時はそこに何かしまえるの?
 こんな設定在りましたっけ。能力の『応用』って範囲を上回ってる気がするんですが。
 大体戻る時傷つくはずですし。気にするだけ無駄ですか。

 でも子供がこれで助かるなら、エルメェスもこれで助かりますね。
 徐倫はヒモですから、無事だったシートにでも巻き付いてれば大丈夫じゃないでしょうか。
 これでまたヴェルサスが事故機の類を再現させても困るので、そろそろ肉弾戦に移って下さい。
 徐倫&エルメェスvsヴェルサス&神父様。
 新月まで後3日ですし、神父様は逃げるんだろうなあ。
 で、逃げる最中にウェザー&アナスイに遭遇とか。
 これで、徐倫&エルメェス&ウェザー&アナスイvsヴェルサスになったら大笑いですよ。
 凄まじい集団リンチ。
 身体はバネになるわ毒ガエルは喰らうわ、顔は増やされるわオラオラだわ。
 見開きでも終わらないフィニッシュになりそうです(チョコラータみたいな)。


Act 124 『藁の家』

 『ヴェルサスッ!お前如き薄っぺらな藁の家が深遠なる目的の私とDIOの砦に踏み込んでくるんじゃないッ!』
 神父様激怒
 久しぶりに見た気がします、感情を見せる神父様。
 ジョジョボス独特の、追いつめられた時に発する暴言。
 吉良吉影の『クソカス』、ディアボロの『便所に捨てられたタンカス』、神父様の『薄っぺらな藁の家』。
 ―――薄っぺらな藁の家?
 流石は神父、持ってくる言葉が違いますね。
 エルメェスの『この穴野郎』発言の方がよっぽど酷いです。

 って、エルメェスが徐倫喰ってる!!
 限界までヒモに、って何処までが限界なんでしょう。
 何て言うか、とってもヒモになれるんですね、徐倫。1人ハイエロファント。
 ミュー2戦の時にも思いましたが、絶対脱獄簡単ですよ、これなら。
 そして、エルメェスが隠れていた生存者の女性。
 アレじゃないの…その、美人じゃないのさ(ポッ)。髪型とか結構良い感じです。

 ヴェルサスぶらんぶらん。
 よっ、弱いな、君!
 DIOの息子達ってこんなんばっかりですね。ジョルノは除いて。
 縛られたヴェルサスを前に俄然エルメェスも殺る気満々。
 逆さ吊りの男の前で、血を流した女の子が2人でぜぇぜぇ。
 一体どんな関係ですか。

 で、そういう冗談を交えつつウェザー・リポート。
 何だか急展開です。
 まァ、ジョジョは何時だって急展開ですけど、兎に角急展開。
 記憶を返してやるなんて何て良いヤツなんだ、ヴェルサス。
 だから見逃して下さいってか。
 ヴェルサス衝撃の告白。
 『エルメェス!兄貴って呼んで良いですか!?』
 嘘。
 『あいつはお前らの味方なんかじゃあないからだな』
 EEEEEEE〜!?
 ウェザーがまさかの敵にチェンジ!?リメンバー・ザ・裏切り!
 何ですか、黒い虹って。
 これで取り敢えず、手始めに隣に居るアナスイをボコボコにしたらウケる。
 しかしまた奇妙なタイミングで記憶が戻るなあ。

 この件について落ち着いて状況整理しましょうか。
 先ず、神父様はウェザーの記憶が戻って欲しくなかった模様。
 少なくとも『天国の時』が来るまでは駄目だ、って口振りからするに神父様にとっては迷惑と言う事でしょう。
 つまり、ウェザーの記憶が戻ったとしても神父様に取って彼は敵。
 でも、ヴェルサスの言に依れば徐倫達の味方でも無い。
 それは何故か。神父様が封印した『悪魔の能力』『ヘビー・ウェザー』が在るから。

 これらから推測するに、ウェザーの目的や過去は別に、少なくとも『ヘビー・ウェザー』の能力は、『C・レクイエム』や先の『ボヘミアン・ラプソディ』と同じ広範囲無差別型の能力だと推測されます。
 敵味方関係無しに効果の及ぶ謎の攻撃。
 虹といい、『ヘビー・ウェザー』の名といい、やはり天気に関わりがあるのでしょうが、それ以上の描写や情報が無いため推測のしようがありません。
 ヴェルサスは、この能力のパニックに紛れて逃げる気なのでしょう。
 って、喋ってるそばからオラオラすれば終わりそうですが。

 で、折角神父様を追い詰めたのに有耶無耶になってしまう、と。
 先ずは来週、この能力の描写が行われると思うのでそれからですね。


Act 125 『別人』

 『ヤバイ「DISC」がIN!!』
 編集の方がヤバイのではないでしょうか(頭が)。

 ウェザーが悪人に。
 何て言うか、まんま
 何かもう、気持ち良いくらい悪人ですよ。
 顔とか言ってる事とかやってる事とか。
 此処まで綺麗に180度(見ようによっては150度くらい)変わられると、逆にウケます。
 挙げ句にハイテンションでアナスイの言う事を聞く様子も無し。
 これは神父様も記憶DISC抜きたくなりますね。凄い迷惑だ。
 記憶が無い時の事を忘れてるわけでも無いみたいですが、そんなの全然気にしてません。
 徐倫も神父様も興味無しと云った感じ。どうなるんだ、ウェザー。

 虹に触れる事が出来のるかどうか、何て考えが捨て置きましょう。
 きっとこの虹自体ウェザーのスタンドでしょうから。
 そんな事よりカタツムリですよ、問題は。
 何でカタツムリ?
 しかもこの能力は『無意識』で発動しているらしい。
 状況が更なる混沌の様相を呈してきました。
 言い出しっぺのヴェルサスも『俺も知らないよ』とか言って逃げ出す始末。
 『でもヤバイんだ』なんて曖昧な事を言われても。
 やっぱり広範囲無差別型の能力か。

 先週の怒号も何処吹く風、神父様はまた落ち着きを取り戻したみたい。情緒不安定もいいとこだ。
 去り際のセリフが意味深です。
 遠回しに徐倫にウェザーを止めろと言っているのか、或いは徐倫を心配しているのか。
 多分前者だと思うんですが、ヴェルサス戦の時の徐倫の褒めっぷりもあるし、少しだけ気になるなあ。
 『天国に行く』のが目的で、そのためにそれを邪魔する徐倫達を始末しようとしていた神父様ですが、職業柄『殺し』は剰り良く思っていない節があります。
 先のヴェルサスの外道っぷりへの侮蔑然り、ミュー2が言っていた『邪魔さえしなければ放っておく』発言然り。
 ひょっとしたら、敵でさえなければわざわざ殺したい、とか思ってないのかも知れません。
 『ジョースターの血統』とかそういうのは関係無く。『天国に行く』のを邪魔するなら仕様が無い、みたいな。
 それはそれでちょっと良い感じなんですけど、荒木先生が敵にそういう感情を持たせるとも思えないのでやっぱり違うかな。

 で、覚醒ウェザーは髪は伸びなかった模様で一安心。
 これで、振り向き様に眉毛が繋がったりしてたら何分笑っても足りないところでした。正に兄弟。
アナスイ『髪が伸びたな。何年ぶりのシャバだ?』
ウェザー『もう此処に用は無い!蹴り殺すぞ!!』
 シーンがミックス。
 しかも違和感ないし。


Act 126 『ヤッベ』

 ヤッベ!
 エルメェスが、エルメェスが…ヌメヌメに!!
 カタツムリが『出てくる』って言うか、カタツムリに『なる』んだ!虹に触るだけで。
 んな無茶な
 何だかフーミンとかピヨ彦の気持ちが分かる気がする展開ですよ。
 突っ込まずに居れません。
徐倫『虹が出たと思ったら…何でカタツムリなんだ!?』
 まったく。

 何とか逃げおおせたヴェルサスがディ・モールト哀れ。
 だ〜か〜ら〜、頑張って承太郎DISCを手に入れてもどうしようもないんだってば。
 最初の条件すら満たせないわけだし。
 この後頑張って手に入れても、内容見てみてガッカリするしかないし。
 『わぁ!何て俺好みな娘!手に入れてぇなあ〜。幸せになりてぇなぁあああああ』
 借金までしてブランドもののバッグから指輪、車もプレゼント。
 いい加減尽くし放題つくした頃に、
 『実は私、ニューハーフなの』
 そんなノリ。

 でもアレですか。これはひょっとしてエンポリオvsヴェルサスの前触れ?
 お互い過去のものを扱うもの同士、何だか面白い戦闘になるかも。
 で、広瀬康一vsシアー・ハート・アタックの時みたいな、エンポリオの成長のきっかけに。
 いつの間にかエンポリオにスタンド像が!
 『って、幽霊の銃はゴキブリすら殺せないんだった〜!!』
 エンポリオが一方的にボコられますね。

 もう一回エルメェスに突っ込んでおきます。
 まァ、何百歩か譲って脚が揃うのは許します。
 ヌラヌラしてるのも許しましょう。
 濡れエルメェス。………、何でだ、剰りエロくないぞ!
 やっぱりエルメェスは兄貴って感じだからなぁ。
 っていうか、眼!眼!眼ェ〜〜〜ッ!!!
 眼が出とる!
 普通の人間は頭の後ろに目が届きませんよ!
 何だってエルメェスはこんなにヤラレ役ですか。
 リキエルの時も不細工になってたし。
 つくづく荒木先生は『女の子』とかそう言うの気にしないのですね。
 別段エルメェスが好きではない私でも、剰りの事に同情してしまいます。

 悪党になったウェザーも大暴れ。
 何だかアナスイの方が突っ込み役になってるし。
 『ガハハ!
 キャバクラで上機嫌な中小企業の社長さん状態。
 何ですか、その自家発電は。
 もう神父様なんてどうでも良いよ、って感じ全開。
 ウォーターチェア作ったり、電気マッサージ器作ったり、意外と家電作りに向いていますね。
 解体屋アナスイは黙って見るばかり。

 煽り文句。
 『お先にブルルン!!』
 もう、ホントに…やられてませんか?(頭が)

 取り敢えず、今週分かった『ヘビー・ウェザー』情報。
 『虹に触れるとカタツムリになる』らしいです。
 へ〜、あの黒い虹にはそんな効果が。
 って、だから何でカタツムリなんだ!?
 やはり、ウェザーの過去と関係があるのでしょうか。
 スタンド能力は、その人物の思いや体験に影響を受ける精神の才能ッ!
 過去に、何らかの理由でカタツムリとの接点が。
 …。
 考えたくもないんですが、そんな地味な過去。
 色んな意味で『ヤッベ』って感じです。


Act 127 『出会い』

 あッれ〜?見間違え?
 双子?
 ウェザーと神父様が?
 それってつまり、ウェザーは39歳って事ですよね。
 無いよ!
 それは無いって!
 凄いなあ、もう家庭持ってる歳ですよ。
 道理で最近急激に老けたわけだ(顔が)。
 何か扉絵で神父様の胸触ってるし。
 って言うか、これはその、何で?
 ジョジョポーズにしてもやり過ぎな気がしますよ。

 そんな事より、DIO。
 DIOォォォッ!
 久しぶりに出てきましたね、DIO。
 服装といい、頭のハートが無いところといい、デザイン的にはCAPCOMで言うところの『影DIO』って感じ。
 ホル・ホースと揉めてた時の様な。
 知的で物静か、加えてセクシーな感じです。唇の辺りとか。
 成る程、アブドゥルが色気があったとか言ってましたがこんな感じですか。
 頭をグリグリしてる時には『何処に色気が?』なんて思ったもんですけど。
 って、出まくりだなあ、DIO。
 『ジョースターの血統』を持つ主人公は徐倫で既に6代目なのに、DIOは1代で大暴れ。
 死して尚ジョースターの運命に付きまといます。呪いの様に。
 DIOの奇妙な呪い。そこに痺れる憧れる。

 『君は『引力』を信じるか?
 『私に躓いて転んだ事に意味がある事を!?』
 何処かで聞いた事が在ると思ったら、神父様がDIOの息子達に言った言葉ですね。
 父に聞いた言葉を子に言い聞かせる神父様。面白いなあ、こういうの。

 で、恩には恩で返すDIO様。
 脚を治して上げますけど、どうやって?
 神父様も『左足』とか言っちゃって曲がってる方の脚間違ってるし。
 絵的にはどう観ても右足ですよ!

 ケープランドの矢。
 6部ではDISCのイメージが強過ぎて忘れていました。
 普通に考えると、この後、神父様は矢でスタンド使いになるんですね。
 自分で突き刺すのか、吉良吉影のバイツァ・ダストの様に思いの強さが矢を動かすのか。
 DIOは矢の説明をしたわけでも無さそうですし、神父様が自分で指すとは考えづらいので後者ですかね。
 『僕に弟が居る。しかも生きてるだってェェェェッ!会いたい!』
 矢がずびゅーん!
 『矢は永遠に神父様のものよ!』
 ホワイト・スネイク・レイクエム(バサッバサッ)。
 いや、冗談ですけど。

 ところで気になる存在がもう1人出てきましたね、今週は。
 神父様の妹。
 どう絡んでくるかは分かりませんが、彼女がキーパーソンになる可能性は高そうです。
 神父様、ウェザーがスタンド使いならば彼女もまたスタンド使いである可能性が高い。
 でも、バトルに絡んで来るとも思えない。
 ひょっとして彼女の存在が、神父様の『天国へ行く』理念に関係在るのかも知れません。
 例えば、愛する妻のために人類補完計画を進めていた碇指令(エヴァンゲリオン)。

 兎に角、暫くはこの過去話を見守るしか無さそうです。
 これで『ホワイト・スネイク』発現の経緯や、ウェザーの記憶を奪ったわけも明かされるでしょうし。
 まァ、あのカタツムリなんでしょうが。あれ迷惑だし。
 ついでに『天国』についても少し語ってくれれば有り難いです、ハイ。


Act 128 『しきたり』

 三角関係?
 い、いや、三角、って言うか何だコレ
 正に人の『引力』、運命パワー(先週の煽り)。
 読みながらこれ程不安を募らせる展開もありません。
 事実上の死刑宣告。
 『この戦争が終わったら結婚するんだ』
 的展開。
 聞きながら『あー、死ぬな此奴』と思わせるもの。
 2部に居ましたよね、そんなヤツ。ワムウに早速喰われたヤツ。

 で、結構美人ペルラ。
 喋り方も何だかアレですよ。
 人間が、っていうか妹キャラとして出来てます。
 妹属性の無い私でも、『良い妹じゃないか』と思う様な良い妹です。
 へぇ、ジョジョにこんな女性が出てくるとは。
 こりゃあ神父様が惜しみない愛を与えるのも無理はありません(先週参照)。
 で、惜しみない愛を受けた。…受けた?
 どんな愛(削除)

 ペルラが美人な分、友達はキッチリとあの顔。
 流石は荒木先生、オチを付けるのを忘れてません。
 ってか、荒木先生は脇役はビックリする位ムカツクツラ(と性格)で描写しますね。
 『デッドマンズ・Q』の新幹線の子供の時くらいからそう思いながら読んでいます。
 第6部でも万引きしてた奥さんとか、チョコレート屋のオジサンとかさ。

 少年誌での近親相姦を避けるため(違)、『何でも屋』に頼む神父様。
 間違ってません。間違ってないけど、間違ってますよ。
 確かに今の神父様は精神の袋小路。
 愛する妹に恋人が!
 しかもその恋人は生き別れの弟!
 挙げ句にそれを誰かに話す事は出来ない!
 じゃあ、お前が懺悔室に入れ(削除)
 って言うか、幾らこの『何でも屋』に対して何の情報も無いとは言え、彼これ以上無い程の悪人ヅラですよ。
 こんな人に頼むな!
 こんな一目見て『駄目だよ、此奴!』と思わせる人もそう居ません。
 神父様の目はかなり節穴みたいです。

 ってKKKかよ!!
 友達の事を思い出したんですが、それはまた別の話。
 少年誌でKKK(クー・クラックス・クラン)!!
 幾ら名前を出してるわけじゃないとは言え、容易に想像出来ますよ、コレ。
 格好とかモロにそれですし。
 大丈夫ですか、荒木先生。
 ピノキオをブッ壊した時とは話が違いますよ!

 『結末は一体誰の罪なのか?』
 荒木先生からの問い掛け。

 普通に考えれば明らかにあの『何でも屋』なんですけど。
 それに頼んだ神父様が悪いという人も居るかも知れません。
 でもそれを言うなら、子供をすり替えたあの人が悪いと言う事にもなりますし。
 神父様が依頼さえしなければ。ペルラが恋さえしなければ。懺悔さえ聞きはしなければ。子供さえ取り替えはしなければ。
 ハッキリしない、因果はあるのに善悪がズレた気持ち悪さ。凄く気持ち悪い展開だ。
 色々と重なり合ってのこの結果、何処かで何かがズレるだけでもこうはならなかったのに。

 何だかこのままこの過去話は暗い方向に突っ走っていきそうですね。
 『天国』を目指す神父様と、悪人ウェザーが結果として待っているわけですし。
 さて、どうなるかなあ。


Act 129 『声』

 神父様の嘆きが心に響きます。
 『妹に向かって十字を切る事なんかやめろッ!ペルラの命だけは奪わないでくれッ!ペルラに罪は無い…ペルラは恋をしただけなんだ。命を返してくれるなら何でもするぞ。呪われるべきはこの私だッ!
 自分が依頼したばっかりにこんな事に。
 これは本当に嘆いても悔やん悲しんでも足りない事です。
 先週の荒木先生の問い掛けに対して、神父様は『自分に罪がある』と思ったみたいです。
 『何でも屋』に対して怒りをぶつけないで、自分に対して怒っているところに彼の人格が見えますね。

 そして『ホワイト・スネイク』発現!
 思いの強さに『矢』が反応を示したみたいです。
 やっぱりアレですね、感じ的には吉良吉影の『バイツァ・ダスト』発現の時に近い。
 ペルラを生き返らせる事は出来ませんでしたが、その想い、DISCの取り出しに成功。
 これで神父様が『ホワイト・スネイク』を持った理由が通りましたね。
 DIOの言う通り、『魂』と呼べる記憶やスタンドを『形』に出来る『ホワイト・スネイク』。
 妹を想う剰り…言い方は悪いですが、『妹を失いたくない想い』の強さが発現させたみたいです。
 これでこれからは妹と一緒(違)。

 って言うか、DIOの事はすっかり忘れてたのに、矢はポケットに入れてたのですか?
 矢は大切に持ってたけど、くれた人は忘れてたんですか。
 やっぱり何か抜けてますね、神父様。

 で、神父様に伴ってウェザーも覚醒。
 この調子で行くと両親も覚醒していそうですが。
 『向いてないんじゃ無いかと思ってた』
 スタンドの所為で熱を出す両親。
 45日以内にプッチ兄弟を殺さねば死んでしまう。
 って、仕様もないネタなのでもう良いです。

 結局何で『カタツムリ』なのかは謎なんですね。
 全ての人を呪った結果がカタツムリ?
 別にウェザーがカタツムリが嫌いだとか、そういうのがあるわけでも無く。
 っていうかウェザー自身も何でだか分かっていないみたいですし。
 無意識の能力ってそういう事か。

 『これからは何でもするぞ…喩え殺人だろうと…』
 覚悟完了の神父様。ついさっき『呪われるべきはこの私だッ!』とか言ったのは忘れたみたいです。
 『人はなぜ出会うのか?』、つまりはDIOの言う『引力』ですね。
 DIO自身、ジョースター家の財産を狙った事がきっかけで、連綿と続く因縁を築き上げましたし。
 これで別の金持ちを見付けていれば、ただ成り上がって終わりだったでしょうに。
 吸血鬼になったりだとか、スタンドを身につけたりだとかせず。

 相見える兄弟。
 見開きの決着の構図が頗る格好良いです。
 こう、如何にもなジョジョパースとか。
 神父様も何気なく腹筋6つに別れているし。トレーニングでもしていたんでしょうか。
 って言うか、もう『溶かす』手間を省いてもDISCは取れるんですね。結局あの待合室の煙草は何だったんだ。
 今回も掌底で取っちゃって終了。

 さて、多分コレで過去の話は終わり。
 これからDIOに会って話すエピソードなんか必要在りませんし、今更ウェザーが水族館に入れられた経緯なんか描くつもり無いと思いますし。
 こないだ目が飛び出したエルメェスがどんな事になったのか、それを楽しみに待ちましょう。


Act 130 『増殖』

 ちょっと見ない間にカタツムリがすっごい増えとる!
 床から壁から天井から。
 気付いたら、ってレベルじゃないですよ、この数。
 カタツムリしか居ないじゃないですか。
 これギャグマンガじゃないのが凄いですよ。気持ち悪い!
 患者もカタツムリ、医者もカタツムリ、エルメェスもカタツムリ。

 目は『出かかってる』程度に収まってますけど、背中に殻らしきものも出てきてますし、何よりヌメリヌメリと這って移動。
 もう、エルメェスって言うかむしろカタツムリですね。
 べたべたエルメェス。
 …、やっぱりエロくないねえ!
 せめて徐倫もカタツムリになると、『ヌルヌル徐倫』で何だかアブノーマルな響きがするんですけど。
 ローション要ら(削除)
 ヌルヌルヒモプレ(削除)
 だから、何でカタツムリなんだ。

 ヌメヌメを躱しながら激昂徐倫。
 『悪いのはウェザー・リポートじゃあないッ!!』
 ウェザーだ!
 確かにこの能力発現の経緯に当たってはウェザーに落ち度はありません。が。
 今現在こんな事になってるのはウェザーの所為ですよ。
 ヴェルサスを追っかける暇があったらウェザーを殴って気絶でもさせれば良いじゃないか。
 こないだ神父様に『ヴェルサスにやらせろ』とか言われたばっかりに、素直にヴェルサスを追っているんですね。
 単純な娘さんだ。

 んで、ヴェルサスを捕まえたとして、後はどうするんでしょうか。
 ウェザーの記憶DISCを抜いて終わり?
 それって先週の神父様同様、かなり都合が良過ぎる締め方ですよねえ。
 徐倫に取っては『優しいウェザー』がウェザーですけど、本来は『電気椅子ウェザー』がウェザーなんですから。
 どう決着付けるんだろう、コレ。

 『ちょっと羨ましいっつーか』
 羨ましい反面、やっぱり少しおぞましいですな。
 ってか荒木先生、少年誌とかそういう事気にしてませんよね。
 まァ、今時の小学生はセックスくらい知っていますか。
 まァ、今時の小学生はジョジョを読みませんか。
 そんな事無いよ!(自分に)

 『次号、ヴェルサスの目的は「彼」を探す事!掘られたらヤバイ!!』
 おいこらテメェ、編集ッ!
 こう云う面白過ぎる事を何で平気で書きますか。
 確かにヤバイですよ、掘られたら。
 エンポリオを掘るヴェルサス。
 『俺の能力は掘る事だ!』
 普通勘違いしますよ!おぞましいですな。
 絶対これって確信犯だと思うんですが。どうなんですか、その辺。


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