Act 141 『パニくるな』

 へ〜、成る程〜。
 プラスを反転させればマイナス、マイナスを反転させればプラスですか。
 もう一回殴らせて裏返った手も元通り。
 いや〜、巧いなあ。
 って、駄目じゃん。
 予想外にこの能力駄目なんじゃないですか?
 何か新スタンド自身も『アレ?』って顔してるし。
 『エコーズACT3』の方がよっぽど良い気もするんですが。
 となると、『一発』しか殴ってはいけませんね。
 一発で急所、つまり頭だとか腹部だとかを裏返せばいい。
 流石にデロンデロンに内臓が出てきたら『ジョースターの血統』でも死ぬと思います。
 そんな絵見たかないですが。

 早くも能力の穴に気付いた事で、ちょっと恐怖心の和らいだ新スタンド戦。
 どうも重力の説明を間違っている気がしますが、まァ気にしても始まらないので気にしない方向で。
 今回は、解説とか理屈よりも、この空間バトルを楽しむ週って感じですね。
 正直、こんなド迫力の構図を連続して描き続ける能力は凄まじいです、荒木先生。
 読んでる方が空間把握能力ごちゃごちゃになってきますよ。

 で、何て言うか、その、バトルだけで終わっちゃってるので、ギャグパートの時くらい書く事が在りません。
 強いて言えば、この新スタンドがカタカナで喋っている事から、このスタンドは遠隔自動操縦型とか、自立移動型の類では無いかと思うのですが。
 つまり、神父が操縦しているわけでは無く、それなりに意識を持っている。
 ただ、『ホワイト・スネイク』がそうだった様に、意識も持っているけど本体の操縦下にも置ける、という可能性も否定出来ませんが。
 それこそ康一君の『エコーズACT3』みたいに。

 でもこれって結構重要な事ですよね。
 遠隔自動操縦なら倒したところで神父にダメージがイかないわけですし。
 距離が限られているなら、神父様は近くにいる可能性も出てくる。
 まァ、このスタンドは最期の『天国へ行く』ためへの通過点に過ぎないスタンドでしょうから(後2日もあるし)、来週辺りサッサとケリが付いて、その辺は有耶無耶になってしまうかも知れませんが。
 そんなわけで、次週へ。


Act 142 『ガリッ』

 今週もバトルばっかりで、特に書く事は…
 問題になったのは、やはり『遠隔自動操縦』か『遠隔操作型』かについて。
 奥に見える人影は、狂った重力下で床に立ってるところを見ると神父様だと思いますが、エンポリオかアナスイが直接叩きに行くんでしょうか。
 いや、アナスイはああなったからエンポリオがか。
 わざわざ様子を見せたからには何らかの意味が在ると思うんですけど。

 で、来週の焦点は、ヒモを首に巻かれた新スタンド、ヒモを裏返させられる徐倫、ヒモを掴んでいるアナスイの膠着状態でしょうか。
 アナスイが手を離すと、徐倫は助かるけど新スタンドは叩けない。
 徐倫がヒモを戻せば、裏返りは防げるけどアナスイは落下、新スタンドも叩けない。
 新スタンドは急いで裏返りを完成させたいが、下にはアナスイ、横には徐倫、少し離れてエンポリオが居る。
 一刻を争う睨み合い、って感じです。

 そして、本当にこれ以上書けません、ハイ。
 淡々とバトルを続けられると…
 結局各キャラの推測だけで、新スタンドの明確なデータは出てきていませんし。
 駆け引きはとてもジョジョっぽくて良いですけど、そろそろ大きな動きが欲しいところです。


Act 143 『やっぱり』

 そう云えば徐倫バトルを気にしていて忘れていましたが、ビジター・センター周辺は凄い事になってました。
 そりゃそうだ、横方向に重力が働くんだから。
 能力の射程が切れるらしい周囲3Km地点は、落下したゴミの山。
 『B・ラプソディ』の事件もあるし、マスコミは大忙しですね。

 周囲3Kmって事は、文句無しに射程距離はA(超スゴイ)ですか。
 遠距離操作型+広範囲無差別型。
 なかなか強烈なスタンドです。
 ところで、こちらも忘れてましたけどエルメェス。
 彼女は3Kmの地点まで落ちていったんでしょうか。
 いや、彼女の事だから途中で何かに捕まって、せっせと昇っているのかな。
 一度ビジター・センターの何かを『キッス』で2つにしておけば、一気に上れるでしょうけど。
 まァ、死んでない事を祈ります。

 そしてアナスイ大活躍。
 自らを犠牲にして新スタンドの動きを封印!
 何か死臭が漂っていますが、何とかしてくれるでしょう。多分!

 そんなところに、ザ・ニュー神父
 『イエス様は十字架に架かる運命を背負っていた。聖母マリア様も息子を失う運命にあった』
 『人間の幸福において『克服』しなけらばならないのは『運命』だ…』
 『私とDIOに取ってのそれは『ジョースターの血統』だった!』
 体調不良もすっかり治り、お得意の演説を以て降臨。
 画的に凄まじい登場の仕方です。
 見下してる構図っていうか、えと、何だろう、この構図。

 それに神父様はまた少し言ってる事が変ですね。
 『『克服』しなけらばならないのは『運命』だ』とか言ってますけど、に『なるようになるという力には逆らうな』とか言っていた気がしますけど。
 気が、ってか言ってたんだけどさ。
 この人は落ち着いたら落ち着いたで何を言いたいのか分からなくてイヤですよ。
 いや、セリフ的には格好良いんですけど。

 さて、普通に出てきた神父様、何か徐倫に勝てる見込みでも在るんでしょうか。
 これで、何気なく『ホワイト・スネイク』まで出したら面白いんですけどね。
 今のスタンドは『私の中の緑色の赤ん坊のスタンドだ』とか言って。うわ。
 『喚くがいい罵るがいい、ヒモを掴んでるお前に出来るのはそれくらいなのだからなあ。このプッチはこうしてさり気なくお前に近付き、指を突き刺すのみ!』うわ。


Act 144 『メール着信』

 つくづく沸点の低い娘、徐倫。
 素直に目の前のスタンドを叩けばいいのに、離れた神父様を攻撃。
 『パンチは必ず一発だけだ』
 冷静な神父様に順って、徐倫はぶっ飛ばされました。っておげぇぇぇぇ

 遂にスタンド名判明。っていうか、命名。
 『C-MOON』。
 …、『ホワイト・スネイク』関係無いなぁ!
 素直にACT2でも無いんだ。
 って、わざわざ『未完のスタンド』にも名前を付けて上げる神父様には愛着を感じます。

 『とぅるるるるるるるん。がちゃっ。おはよう、私のエンポリオ』
 承太郎が。
 何て言うか、間違いなくこれは承太郎参戦の証でしょうか。
 DISCを受け取って1日経つか経たないか位のハズなのに、もう現場まで来ている元気な最強パパ。
 徐倫が生きている事は分かってるので良いとして、何お前来る気満々なのさ!
 此処まで散々話を引っ張ってきたのに、時を止めてオラオラで神父死亡第6部完!なんて最悪ですよ。
 (一応補足しておきますが、私承太郎は大好きです)

 神父様も踵を返して猛烈ダッシュ。
 承太郎のメールが来るまで、徐倫の生きてる感覚を理解出来なかったのでしょうか。
 どうも詰めが甘いですね、この人も。
 『ジョースターの血統』を知っているなら、その『悪運』の強さも知っているでしょうに。
 DIOは『悪運』の強さを考慮して、きっちりとトドメを刺しに行ったのに(反撃されましたけど)。
 侮っては行けないのですよ、『ジョースターの血統』は。

 さて、『C-MOON』の特徴が大体で揃ったところで、次なる焦点はどうやって徐倫が重力を防いだのか、ですね。
 裏返ってはいる、でも死んでいない。
 正直、何にも思い浮かびません。
 今徐倫サイドに残っている手札は、『エルメェス』と『ウェザー・リポート』のDISC。
 DISCはきっと最後の最後に使うと思うので、考えられるのは『エルメェス』でしょうか。
 エルメェスと言えば『キッス』、『キッス』と言えばモノを増やす『シール』。
 裏返りが完了する直前に心臓を増やす?
 いや、でも心臓を2つにしたとして、戻すときに破壊を伴うので………

 う〜ん、難しいですねえ。
 予め心臓をヒモで裏返しに…と思いましたが、そういう臓器はヒモ化出来ないと明言していますし。
 いつもの事ですが、このまま黙って読むしかなさそうですな。


Act 145 『手』

 ホラー映画徐倫。
 何ですか、あの嫌がらせは。
 攻撃するでも無く、ただ触ってみるだけって。
 まるで性格が変わってしまったかの様なイヤらしい攻撃。
 いや、攻撃かどうか怪しいんですけど。
 流石に神父様も厭そうですな。当たり前ですけど。

 反面、別に問題の無いアナスイは馬鹿にしまくる神父様。
 『お前は私に取って試練の内にも入らない』『お前は私に取って釈迦の手の平を飛び回る孫悟空ですら無い』
 そこまで馬鹿にしなくても
 徹底して馬鹿にしてますねえ。
 ヘヴィー・ウェザーの時と良い、神父様はアナスイをかなり見下してる模様。

 先週の引きでは滅茶苦茶格好良かったのに、あんまりな扱いのアナスイ。
 ところで、骨格から整形して一般人を改造したのは分かりますが、服装はどうしたんでしょう。
 まさか『ダイバー・ダウン』の手縫い?(しかも高速)

 で、やっぱり大きな謎の残る徐倫の生存。
 出てきたのは手だけで、一撃を喰らった身体はどうなっているのか分からない。
 何とも不安を募らせる演出。
 それと、何故神父様の後ろを取っておきながら攻撃をしなかったのか。それも大きな謎です。
 攻撃をしなかったのか、攻撃が出来なかったのか。或いは、そう演じているのか。
 承太郎のメールでは『瀕死』という表現がされていましたから、演じている可能性は低いと思うのですが…

 今週はこのホラー演出とヘタレアナスイ描写で終わってるので他に推測とか考察材料がありませんね。
 エルメェスと参戦予定の承太郎がどのタイミングで来るのか、って事くらいでしょうか。
 徐倫が『C-MOON』を倒すか、或いは『C-MOON』が更に進化して別能力になり、異常重力が解除されてからだと、参戦し易いと思うのですが。


Act 146 『胸の形』

 バッチリお椀型。
 とかじゃなくて。
 重力封じの正体は『メビウスの環』。
 成る程、裏表が無ければ反転も無力化出来ますね。
 微塵にも思いつかなんだ。
 でもどっちかっていると、『クラインの壷』って感じがする構図ですが。

 先週の後半から徐々に徐々に落ち着きを失ってきてる神父様。
 時間を掛けている所為で承太郎が来るのが怖いみたいです。
 流石の神父様も、時が止まっている間にボコられるのはヤバイのでしょう。
 以前は徐倫を餌にする事で一手遅らせて勝つ事に成功していますが、今度はそうはいかないでしょうし。
 『アナスイも態勢を立て直してやって来たら今度は厄介だ』
 先週散々馬鹿にした癖に、本当は怖がっていた神父様。
 別に追い詰められているわけでも無いのに、何だか追い詰められてるみたいなムードです。

 腕に対する攻撃、カウンター、何れも回避されてしまった『C-MOON』。
 これで事実上『C-MOON』の攻撃は完全に封じ込められてしまった事になります。
 それこそ無駄無駄ラッシュでもやれば、メビウスの環が追い付かないかも知れませんが。
 状況的には、『C-MOON』が更にパワーアップして重力封じの上を行くか、この上更に承太郎達が到着して神父様が大ピンチになり、それがきっかけで更なるパワーアップをするか。

 どちらにせよ、神父様のパワーアップは必然だと思います。
 その場合、どうパワーアップするのか、ですが。
 『重力』とか『天国』と関係ありそうな力。
 う〜ん、これで『重力』と全く関係の無い力が来る事も有り得るからなあ。
 DISC→重力になったみたいに。

 ここで考え方を変えて、『何で重力なのか』って事も課題の1つに。
 散々『引力』を口にしていましたし、きっと理由が在ると思うんですよ、重力。
 重力を操ってどうしたいのか。
 自分に近付けたくないだけなら、緑色の赤ん坊の能力の方が良いわけですし。
 う〜ん…こちらもさっぱり予想出来ず。


Act 147 『ジョースターの血統』

 少し落ち着いた神父様。
 部屋を縦横無尽にグルングルン歩き回りながら(凄い構図)、演説開始。
『最初にキノコを食べた者を尊敬する…。毒かも知れないのにな…』
『ただの幸運なバカがたまたま食べたら大丈夫だったのか…』
『それとも、飢えで追いつめられた必死さが切り開いた発見なのか?』
 な、何が言いたいんだか分からねぇ!
 いや、言っている事は分かります。
 言っている事はとても面白いですよ、とてもジョジョチックですし。
 でも、この状況と何の関係が?
 徐倫のメビウスの環に対して言ってるんでしょうか。
 必死で切り開いた発見かも知れないし、幸運なバカがたまたま閃いたのかも知れない。
 だとしたら酷い言いようですね、神父様。

 そんな神父様の『待っていた』手段は『拳銃』!
 ってゲェ!!
 何で今更拳銃ですか、神父様!
 イヤ、まァ…確実ですし、構えるポーズも何か素敵です。オカマっぽくて
 でも徐倫はジョンガリ・Aとかミュー2の対戦時に銃弾を弾いてましたよ。
 幾ら瀕死だからって、銃で攻撃したって無駄無駄―――って効いてるし。

 白黒反転
 遂に到着、最強パパにして最強のスタンド使い。
 空条承太郎降臨!
 降臨ついでに、取り敢えず一発ブン殴るスター・プラチナ。
 流石は攻撃力A(超スゴイ)。神父様も一発で目の焦点がグルングルン。

 それにしても何だか偉く地味―――もとい、渋い登場の仕方をします、承太郎。とエルメェス
 ポーズを決めるでもなく、効果音があるでもなく、影に紛れる様な暗い登場。
 エルメェスは、1人で地道に昇ってくるのかと思ったら、一旦3Km圏外まで脱出していたのですか。
 一度立て直してからのリトライ。
 成る程、結構冷静に物事を考えてますね。
 沸点の低い誰かさん(徐倫)にも見習って欲しい物だ。

 で、エンポリオとアナスイも合流、何だか第4部の大詰めみたいな構図に。
 エンポリオが川尻早人をエミュレート。
『お前に味方する『運命』なんて…お前が乗れるかどうかの『チャンス』なんて…今!ここにある「正義の心」に比べればちっぽけな力なんだッ!確実にここにある!!今確かにここにある「心」に比べればなッ!』
 うわ、セリフをまんま入れ換えても成立しちゃいました。
 このままオラオララッシュで終了。

 ―――と思ったら、不敵な神父。
 まァ、その、なんだ、何だか浮いて強がってるわけですが…さて…どうしたものか。
 いや、正直…『なーにその格好で勝ち誇ってんだ』、って感じですけど。
 どう見ても負け犬ですよ、その格好。
 どうも最近の神父様は見苦しいですね。
 負け惜しみが巧いって言うか、ポジティブ・シンキングというか。
 要するに、『事故で骨を折っても看護婦さんが美人だったから折って良かった』的な言い種にしか思えないですよ。
 DIOも面白い人を見付けてきたモノだ。


Act 148 『位置』

 成る程、『C-MOON』の『重力』にはそういう意味が在りましたか!
 DIOは『新月を待て』とか言ってましたが、これでその条件を満たせますね。
 ただ、画的には滅茶苦茶格好悪いんですけど。
 ふよふよ浮かびながら素数を数える神父様。
 格好悪いを通り越して滑稽です。
 って言うか、
『我がC-MOONの能力がッ!完璧になれる位置があるはずだッ!』
 先週『完成した』って言ったのは!?

 神父様も突っ込みどころ満載ですが、もっと問題なのは最強パパこと承太郎。
 徐倫を撫で撫で承太郎。早速親バカっぷりをアピール。
 挙げ句の果てに『よーし、パパ時を止めちゃうぞ』とか言ってるの。もう見てらんない。
 駄目押しの一言。
『時は最大で5秒止まる』
 パパ何言いだしてるの。っつか、何してんの?
 ついさっきまでSPW財団の医師に暴力振るってただけの癖に、何で全盛期並にパワーアップしてるんですか。
 何の前触れも無く成長すんの止めて下さい。

 再び矛先は神父様。
 時の世界に入門
 止まってる中で目が動いたよ!!
 承太郎が、っていうかこっちがビックリ!
 承太郎の指先が動いた時のDIOの気持ちはこんな感じだったんでしょうね。
 『見えたのかと聞いている!』
 何の事か分からないぞ、承太郎!

 で、またも始まりました、神父様のポジティブ・シンキング。
 『今、承太郎が銛を撃ち込んできたあの位置で感じたッ!私を押し上げてくれたのはジョースターの血統だったッ!』
 はいはいはいはいはーいはいはい。
 もう何をしても神父様の独壇場。
 何を言ってもやっても効きやしません。
 『凄いね、無敵だね』とでも言ってやれば良いんでしょうか。

 『天に在す主よ。私を導いてください…私が間違った道を歩まぬ様見守っていてください…貴方の御心に我が身を捧げます』
 とっくに間違った道を歩んでいると思うんですけど。
 本人的にはまだ神に仕えているつもりでしょうか。
 全ての人を『天国』に導くためには、殺人も神は許すと?素敵な思想だ。

 そして『天国の時』来る!
 いや、先週も『完成した!』とか言っていたから今一アレですけど。
 実は未だその第一段階とか、そんな感じもしますけど。
 正直この毛(神父様)は何処まで『天国』を理解しているのか謎です。
 スポーツ・マックスには『1人で何個もの魂を所有出来たら〜』とか言ってましたけど、忘れてるっぽいし。
 兎に角。

 アナスイの腕を破ってスタンド登場。
 DIOの『ザ・ワールド』を思わせるメーターに、………
 乗ってるのか同化してるのか分かりませんが、兎に角馬とセットでド派手に大登場。
 アレです、『C-MOON』よりは格好良いですよ!

 メーターが在るところを見ると、やはり『時』をどうにかしそうな勢いです。
 ここでまた先の『速める』能力の再来でしょうか。
 でも、『メーター』なのが気になるんだよなあ。
 ひょっとして、速めたり遅めたり自由なのかも。
 ただ、『時をどうにかする』能力だとすると、それがどう『天国』と結びつくのか見当が付かないんですけど。

 此処まで来たら(いつも通り)後は流れに身を任せるのみ。
 来週を待ちましょう。


Act 149 『早い!』

 タイトル的にはvsリキエル戦と似たり寄ったりですが。

 能力を理解してからと言うもの、目的に向けて輝きまくってる神父様。
 まるで後光でも差し込んでいるかの様です。
 ってか、本当に輝いてるんですが。
 遂には眩し過ぎて何にも見えなくなってみたり。
 スタンドは発現してるのに、何で神父様本体が光ってるんだろう。

 能力の効果。
 これはまァ、普通に『時が早く進んでる』且つ『人間はその時に対応していない』って感じでしょうか。
 相変わらずどう『天国』なのか分からない能力です。
 で、やっぱりアナスイとエルメェスはヤラレ役の競い合い。
 自動ドアとか石とか、もうギャグですよ。
 しかも浦安系の。

 何て言うか、今回はディアボロとの一戦目(in納骨堂)を思い出しました。
 『何だか分からないがヤバイ』っていう、小ネタを重ねて重ねて、能力の説明描写。
 ナランチャがいつの間にかチョコを食べてたり、猫がいつの間にか先を歩いていたり。
 今回はその小ネタの殆どがエルメェスに降りかかっていますけど。
 来週はアナスイのターンですね。正に『俺のターン!』って感じで。ぐふっ、うへへ。

 兎に角!
 能力は何となく分かりましたね。
 時系列型であると同時に、広範囲無差別型。
 恐らく世界規模でこの現象が起きているのでしょう。
 但し、それ以上の推測は不能。
 前述の通り、『だから何なんだ』って感じですよ。

 『C-MOON』の時は、重力異常に神父様だけが対応していました(普通に床に立っていたし)。
 今回もそうだとすると、この『速い時』に神父様が対応―――つまり、承太郎達から見て神父様が桁外れに速くなるワケなんですが、そんなのギャグじゃん、って気がしますよ。
 ウロウロするだけでも残像がビュンビュン残る、やたらと落ち着きの無い神父様。
 いや、そんなのと戦うとなると辛いと思うんですが、画的に笑っちゃいそうだなあ。
 ―――って、いや、待てよ。
 考えてみれば、承太郎や徐倫は銃弾だって弾けるんだから速くなっても大丈夫じゃん。やはははは!
 う〜ん、どうなるんだろう、この能力。


Act 150 『シュンッ』

 先週一杯を使って神父様の新能力の描写、今週は今週でまた全部使って新能力の描写。
 先週との違いは、今週は間違いなくギャグの回だ、って事ですか。

 アイスが溶ける。まァ、分かります。
 『律儀に合わせなくて良いのよ!バカな子達ーッ』はどうなんだ、っていう話なんです。
 試験開始と同時に終了。時間が早いんです、そりゃあそうでしょう。
 『凄いわケンイチッ!!もう4時間よッ!あたしたち新記録ッ!』はどうなんだ、っていう話なんです!
 ぅおーい荒木!!
 少年誌!
 これ少年誌だよ!!
 何やってるんですか、荒木先生は。
 新記録とかそういう次元越してるし。
 しかし…鼻水とか血とかは一瞬でパリパリに固まっていましたし、この女の子も(以下削除)
 ひょっとしたら、4時間分きっちりと中(やはり削除)

 新スタンドの能力は、『時の加速』でした。
 ただ速くなるだけでは無く、『どんどん速くなる』。
 そして、予想通りにこの『時の加速』に『対応している』神父様。
 ほとばしる程速くなってます。
 先週、『銃も防げたから大丈夫』みたいな事書きましたが、『加速』である以上、そうも言ってられないみたいです。
 読者(承太郎達)視点では残像が残る程速い神父様。
 でも、神父様から見れば、眠っちまいそうな程ノロい承太郎達。
 これは肉弾戦をするにしても圧倒的にヤバイ。
 ………これがどう『天国』と関係しているんでしょう。

 で、そんな緊迫の状態の中でアナスイ。
『俺は全力で貴方のお嬢さんを守ります』
『既に退っ引きならない事態に陥った様だが、この闘いは生き抜く…だからお嬢さんとの結婚をお許しください
 アナスイ炸裂!
 遂に動き出しました、アナスイ。
 煽りも『俺のペース!』とか否が応でもアナスイを盛り上げてますよ!
 っつか、娘より先にお父さんに告白しちゃった!!
 承太郎が、って言うか徐倫は許してんの?っていう話ですよ!!

 あ〜、こりゃ承太郎かアナスイが死ぬね
 何ですか、このこてこての展開は。
 事実上の死亡宣言だと思うんですけど、この発言は。
 承太郎の場合。
『アナスイ…娘を頼む…』
 アナスイの場合。
『徐倫…愛してるぜ…』
 下手すると2人とも死ぬね、コレ。

 ヤッベ!それはヤッベ!
 何だって神父様の攻撃で、じゃなくて、アナスイの発言で不安にならないといけないんだ。
 あ〜、ヤバイ、でも来週の承太郎の反応が楽しみです。
 『駄目だ』とか一蹴したら面白いんですけど。


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