と、言うわけで、無謀にも始まったファザナドゥの攻略(?)。
一体、何人から反響があるか分からないですけども、兎に角私が好きだからする。
そうです、私が好きだからするんです、それだけです。
と、一人で息巻いても仕方無いので。
ファザナドゥを知らない方のために、簡単にファザナドゥの説明を。
ファザナドゥとは、ファミコンで出たザナドゥの事でございます。
ファミコンのザナドゥ、だからファザナドゥ。
ビバ!日本!!
………いや、結構本気なんだけど、こう書くと嘘の様ですね。
って言うか、一時期私と、我が戦友はこの類い希見る豊かな発想と語感に、ただこの単語を発するだけで数分は笑う事が出来ました。
それはもう、小学生の低学年だのが放送禁止用語だけで20分は笑えるかの様に。
だって、ファミコンのザナドゥでファザナドゥ、この響き!
ファザナドゥて!
暴走気味だったので、ちょっと落ち着いて。
本当に説得力の無い話なので、事細やか(?)にファザナドゥの説明を。
日本ファルコムが発売された、超大作RPG『ザナドゥ』はご存じでしょうか?まあ、ご存じのものとして話を進めて、
ファザナドゥは、その超大作RPG『ザナドゥ』を元に、ハドソンが製作したアクションRPGの事である。
なんか、ハドソンが絡んでるだけでも胡散臭いってのに、RPGがアクションRPGになってる時点で既に間違い。
何を考えてそうなったのか、今ではもう謎。
で、このゲーム、超大作を元にしているにも関わらず、FCのクソゲー話になると、スペランカーと並んで
ほぼ絶対に出てくる程、有名極まりないクソゲーだったりもします。
正確には、クソゲーでは無いのだけど、ザナドゥでは無いというか…
いや、って言うか、ゲーム云々の前に、第一、元ネタとゲームジャンル自体違うし。
何故、ザナドゥの名を冠する意味があったのかしら?
もう、説明の段階で疑問が生まれる始末。どうなのよ、ハドソン。
とか今更言っても、始まらないですし、ファザナドゥに関する説明は以上で十分に分かって頂けたはず。
では、そろそろファザナドゥの攻略に入ります。
先ず、中古屋かどっかでファザナドゥのカセットを購入しましょう。
で、電源を入れますれば、
この様な画面が表示されるはずでございます。
ああ、ハドソンの表示もファルコムの表示もされている。
一体、幾人のザナドゥ信者がこの画面をファミコンで見て驚喜した事でしょう。
やがてその驚喜が狂気に変わるとも知らずに。
まあ、過去は振り返らずにスタートを選んで、ゲームを開始。
過去の代物故、名前は平仮名からしか選べませんが、取り敢えず私はハンドルネームと同じ『しょう』でスタート。
ちょっと立体的な表示で町に向かう、主人公。
町に着くと画面は切り替わって、主人公が、思い出調に自らを語りだします。
『ぼくは しょう 旅にでていた』
で始まり、町に戻ってきた事、町に城壁が出来てる事などが語られるのですが………ん?
お………?
おおっ!?
す、凄いです、これは!!!
ファミコンゲームの癖に、漢字使ってます!!!
何と革新的な技術能力っ!!
かのドラクエ(堀井氏の作品)ですら、W位まで漢字なんざ使ってなかったのに!!
凄いです、ファザナドゥ!
既に他ゲームとは差別化が図られてます!!
流石は大作です!!
と、褒めちぎったところで、奥に見える扉から町に入りしょう。
町に入ってすぐ、おばちゃんが独りウロウロしてる。
RPGの基本は日常会話の中から、それとなく大事な情報を聞き出す事。
酒場なんて洒落たもの、ファザナドゥにあるはず無いと思いますし、その辺の人に手当たり次第話しかけてみましょう。
取り敢えず、そのおばちゃん曰く
『帰ってきてそうそう悪いけど、王様に会って欲しい』
等と、如何にもRPGっぽい事を言われます。
ある意味、あの大作RPG、ドラクエと一緒ですね。
それでこそですよ、ええ。
肝心の王様のいるところは教えてくれないのですが。
まァ、故郷の地理について、一々教えるのは日常の画としておかしい、と判断したのでしょう。
ええ、ドラクエみたいな、目の前にあるお城への道を一々教えてくれる方が不自然なんです。
とは言え、城の場所が分からないのは困ります。
仕方ないので、あても無しに→の画面にスクロール。
するとどうでしょう。
あからさまに悪そうな敵を発見。
ツチノコみたいのが跳ね回ってるじゃないですか<街の中だのに!
自分の体力ゲージらしき赤いバーを見ると、半分もありません。
まあ、レベルも1だろうから仕方ないよな、と思いますが。
しかし、この適当極まる見た目といい、いきなり出てくるところ良い、
恐らくこのゲームの戦闘にならすために配置された雑魚だろうと思い、取り敢えず果敢に挑みかかる事に。
しかし、その思いこみが既に運の尽きでした。
常識なんざ、通用するはず在りません、だってこれはファザナドゥなんですから。
兎に角、まだ何も装備してないため、拳で挑む主人公。
ブモッ!
ブモッ!
ブモッ!!
ブジュルルルルッ!!!
スライム系の物体を握りつぶした様な音が響き、
ボンバーマンよろしく破裂する主人公。
って言うか、死亡。
ってんなアホな!!
あまりの出来事にショックを受けていると、
何か、切ない音楽が鳴り響き、どこからかお言葉が聞こえてきます。
いや、悔やみますて。
のっけから雑魚になぶり殺され、こんな曲を流された暁には、悔やむしか無いですわ。
コンチクショウとか思っても、謎の言葉はまだ続き、何やら『祈りの言葉を思い出しなさい』とか言われます。
けど、無論そんな言葉知りません。
でもそんな思いのユーザ置いてけぼりで、気付くと教会らしき場所で復活。
いやはや、助かった助かった、もしパスワードを入力しろ、とか言われたらどうなるものかと思いましたよ。
兎に角、コレで安心―――
ってゲェ、体力、マジックポイント(だと思われる)全快してる!!!
レベル1だから体力とか少ないんじゃなく、どうやら単に減ってただけなんですか?
そういうレベルで常識は通用しませんか?
まあ、旅してたからね。
疲れて減っていたんですね。
そうですね、そうに決まっています(強引)。
取り敢えず、パワーアップして復活を果たし、
更に神父さんに、王様に謁見するために必要な指輪を渡されました。
思わぬところで、思わぬアイテム。
体力回復+アイテムと来れば、
つまり、結果的には死んで正解だったというわけです<自分
なので初プレイ時は、先ずは死ぬ事をお勧めします。
さて、今度は体力もあるし先程の復讐を、と、あのピョンピョン跳ね回る雑魚に拳を交えに行きましょうか。
見よ、この体力!今度はさっきの様にはいきません。
つかず離れずの間合いと保つと拳が届きやしないので、ダメージ覚悟での接近戦。
こっちもダメージを受けるが、仮にも体力全開状態で挑んだんだし、何とかなるだろうと信じる。
でも、その信じ込みが既に運の尽きでした。
私は甘すぎました。
ブモッ!
ブモッ!
ブモッ!!
ブジュルルルルッ!!!
ゲェ、またこっちが死んでるし。
またも例の曲と共にこの言葉。
もう、切ない事この上ありません。
後にこの曲は、俺と戦友の手によって『悔やんでもファザナドゥ』と云う曲名を手に入れるわけなんですが、それも今は置いといて。
って言うか、体力全開だったのに何故負ける??
おかしい、おかし過ぎる。
そんな私のへぼさぶりに呆れてか、我が戦友が奴に勝負を挑む。
奴に合わせてジャンプをし、拳を当て、ヒット&アウェイを繰り返す我が戦友。
まるで華麗な舞を踊ってるかの様だ(多少嘘)。
そうやって闘い続けるが、奴が倒れる気配は一向に無い。
そのまま激闘・善戦を繰り広げるも、徐々に溜まったダメージで、
我が戦友もブジュルルルルッ!!!
そして、悔やんではファザナドゥ。
何だ、ヤケに強いぞ、この雑魚は!!
ひょっとして、雑魚じゃなくてボスの類か!?
間違いない、きっとこのダンジョンのボスです。
と、悶えていたところ、クリアした事ある人物からの情報が。
「ああ、そいつ、素手だと殺せないよ?」
ブジュルルルルッ!!!
だから、
ファザナドゥに、
常識はあれ程通用しないと!
つまり、再三に渡る俺と戦友の挑戦は無意味だったワケで、
戦友の華麗なる舞も、所詮は独り舞踏会だったわけですな。
そりゃあ悔やみますて。
って言うか、それじゃあパンチなんて無駄なアクション作るなよ、
まあ、他の武器持ってるときの攻撃の使い回しのアニメーションとは言えど、意味ねーじゃんか!!!
等と、王様に会う前から世界の厳しさを知りつつ、疲労の元第一回攻略(してないじゃん)終わり。