ファルガイア旅日記 Advanced 3rd


3月16日(土) 午前

 かはははは、マリク最高ッ!
 諄い様ですが、敢えてもう一度言います。
 マリク最高です。

 此奴、輝いてるどころの話じゃありません、いや、輝いてるんですけどね。
 恒星です、恒星。
 輝き過ぎです。

 怪人となった三神官よろしく、予言者達も魔族と化すわけなんですが、マリク。

 鳥。

 鳥になってます、鳥。
 飛んでます、この野郎。
 クチバシまでついて。

 かはははは、笑いが止まりません、何なんですか、此奴は。
 何でよりにもよってバードに変身しますか、何でa birdですか、貴方は。
 私を笑わせ殺す気ですか、どうなんですか。

 兎角魅力を感じなかった予言者共。
 『居なくて良いよ』とさえ思った予言者の中に、よもやこんな手練れが居るとは予想出来ませんでした。
 そう云った面ではジークフリードよりも遙かに評価が高いです、マリク。
 だって、鳥ですよ、此奴。
 腕が羽なんだもん。
 口がクチバシなんだもん。

 凄いモノでも見せつけるかの様に鳥に変身された時には、本気で笑い死ぬかと思いました。
 何なんだ、此奴は。

 マリク・ベンディック、覚えておくに値する名です。

 ついでにアースガルズも奇跡の生還、流石はゴーレム!
 そうです、そうでなくては。
 しかも、流暢に喋ってます、心っぽいのも持ってます!
 どうやらどう転んでも仲間になる空気では無いですが、それでも構いませんよ。
 『主を護るのが私の役目』
 そう言い切った彼の目には、明らかに意志の光が!
 やる気がメキメキ湧いてきました、これだからWAは止められません。


3月16日(土) 午後

 そろそろ快適に旅をするために、天駆ける翼、即ち飛行手段が欲しいわけです。
 アームズで飛行手段と言えば、1のエマモーター搭載『ガルウィング』か、2ndのドラゴン『ロンバルキア』でしょうけど、どうやら今回は後者のロンバルキアの様です。
 彼方此方の村で、『現在も生き残ってるドラゴン』の話が聞ける事から、先ず間違いは無いでしょう。

 ところで、2ndでオデッサがガルウィング級戦艦を所持していた時には怒りに震えましたし、エマモーターがエマ博士の作品じゃない設定になってるのを知った時にはショックを受けたモンです(大袈裟)。
 マリアベルが『エマって人が作ったからエマモーターじゃないぞよ』とか言うんだもん。あーあ。

 さて、で、今回のロンバルキア、どうも厭な予感が。
 ってのも、友人が電話で『ロンバルキアってHPが30万とか在るらしいよ』とか言っていた事、NPCの村人が『怒ったドラゴンは数ターンの猛攻の後、同じく数ターンの間休むと言う。その間に攻撃出来ればいいのだが、人間にドラゴンの猛攻など防げまい』等と、厭な持ち上げ方しやがっていたからです。
 レベル30かそこらの私がね、そんなのに勝てるはず無いじゃないですか。
 まァ、挑みに行くんですけど。
 取り敢えず、居場所は発見したのでそこでセーブして1回休憩。

 それにしてもアレですね、今回のボスは所謂『カウンター系』が多過ぎです。
 古くはFinal Fantasy IVのアントリオンの反撃の牙から、新しくはえと…(失念)

 殴ったり魔法をかけたりすると反撃してくるタイプのボス、ってのが兎に角多くて、ボスの半数以上はこのタイプです。
 特にウザかったのが、予言者のカシラ。
 こっちが殴ると、それと同じダメージをキッチリ跳ね返して来るので、ウザイのなんのって…
 カウンター系は4人で殴ると、ボスの攻撃含めて5回も攻撃を見なくちゃいけなかったりして、兎角ウザイです。
 何だってこんなにカウンター系のボスを多くしたんでしょうか。
 これはちょっと減点対象ですね。

 それと、今回は何処でもセーブ可能な『1ギミルコイン』ってアイテムがありますが、その代わり、ダンジョンに明確なセーブポイントが無いんです。
 これが結構曲者で、唐突にボスが出てきたりして驚く事が多いのです。
 セーブポイントが無い分、『ボスが次の部屋に居そうだ』という予想が立てづらいのですよ。
 『宝箱に1ギミルコインがあったら、そこでセーブするのが基本』らしいのですけが、それにしても部屋に入ったらいきなりボス戦、というパターン結構多いのもどうかと。
 『死と隣り合わせ、常にセーブの準備は忘れるな』という忠告は在りますけども。
 これも減点対象だと思います。


3月16日(土) 午後

 無事、ロンバルキアを仲間に出来ました。
 上で書いてます通り、脅しを聞いていたので駄目元・且つ厭な予感全開で挑んだんですが、それ程でも在りませんでした。
 と、言うか『弱いな』と感じた程です。

 最初の3ターン、速度・回避アップ、物理・魔法防御アップ、攻撃力アップなんて立て続けにビビらせてくれたんですが、何気無く、『魔法効果の解除』魔法かけたら効いちゃったし、村人の言う『ドラゴンの猛攻』も300前後しかダメージ喰らわないですし。
 何よりHPも1万在ったか無いか位でしたしね。
 チクショウ、ガセネタ掴ませました。

 倒した後、『選択肢を間違うとゲームオーバー』の狂気じみた質問をされるんですが、2ndをやってる身としてはロンバルキアの望みなんか知ってるわけでして、難無く答えて終わり。
 因みに最初、文字を飛ばそうと○を連打してたらゲームオーバーになったのは内緒です。

 そんなワケでして、ロンバルキアの背を借りて、ファイルガイアの空を飛び回りまくり。
 ああ、良いですね、エンカウントの無い空の旅。
 未知の領域への旅、新たな発見、埋まっていく世界地図。
 ファルガイアがまた新しく見えるってモンです。

 ついでに、今まで存在が分かっていながら場所の分からなかった闘技場『ガンナーズ・ヘヴン』も発見して、ビギナーランクをクリアしてみました。
 結果、フィールドでサーチシステムの発動時にアイテムも発見出来る、なんて代物をゲット。
 Lucky。

 っと、そうでした、そうですね。
 今回も2nd同様、フィールドのサーチシステムは健在です。
 これは、フィールドを歩いていても何も存在せず、街で情報を得たりする事でフラグを立て、その後にフィールドの特定の位置でサーチをすると、街やダンジョンを発見する、っていうシステムです。
 例えば『南東にxxxがある』という話を聞いたら、街を出て南東に向ながらサーチボタンの□を連打、って感じです。
 サーチボタンを押すと円が広がり、その円の中に対象物が在ると街やダンジョン、アイテムが浮かび上がるわけですね。
 これがまた面倒くさいところでもあり、同時に冒険感が楽しめる部分でもあります。


3月16日(土) 夕刻

 どうやら、今回もガーディアン・ロードは存在するらしいです。
 っていうか、最初に堕ちたサンクチュアリに向かった時、何だかそれっぽい場所が在りましたけどね。
 しかし…今回はガーディアン・ロードが4体ですか?はて。
 希望のゼファー、勇気のジャスティーン、愛のラフティーナ、もう1つは……?

 と思っていたら、なんと欲望のルシエドもロードに仲間入りしたみたいです。
 ああ、ルシエド、ランクアップですね、ランクアップ。
 1では謎の魔族ブーメランのお供にして、ガーディアン・ブレードという最強の剣と化した彼も、2ndではエッチな妄想お姉さんアナスタシアのペットとしてランクダウンしましたからね。
 ああ、良かった良かった、2ndのルシエドは犬っころに成り下がってましたから、やはりこうでないと。
 『まけんルシエド』なんて、魔剣なんだか魔犬なんだか分からない動物になってましたからね、狼なのに。
 歓迎します、ルシエド。

 さてそんなワケで、ロンバルキアも手に入れた事ですし、ガーディアン・ロード探しに出る事にしました。
 って、探しも何も、何だか既にラフティーナとルシエドが手元に在るんですけど。
 アレ?
 ジャスティーンも、先刻行ったガンナーズ・ヘヴンで手に入れたアイテムでさっかり手に入っちゃいましたし。
 残るはゼファーですね。
 それもどうやら『ABYSS』に在るらしい、と街人から聞いたんですぐにでも―――って、よりにもよってABYSSですか…

 う〜ん、ABYSSってアビスですよね。
 って事はやはり、ラギュ・オ・ラギュラが居るんだろうなあ。
 良いんですかね、こんなに早く乗り込んで。
 今はシナリオは放ったらかしで飛び回ってるんで、まだ行くの早いのかも知れませんよねえ。
 ABYSS………う〜ん。


3月16日(土) 夜間

 取り敢えずゼファーを手に入れました。
 それと、ABYSSの仕組みが分かったので1つ。

 今回のABYSSは、地下100階(友人談)まで続く長いダンジョンとなってます。
 ダンジョン内でのセーブは不可、潜る事は出来ても戻る術は無し。
 唯一、それぞれ区切りとなる階で、まだ潜るか戻るかの選択が出るだけです。

 未確認ですが、どうやら地下100階にはやはりラギュ・オ・ラギュラが控えている様です。
 クリアして、数々の隠しボスを撃破した後に挑みに行くんでしょうね、ラギュ・オ・ラギュラ。

 今までのラギュ・オ・ラギュラは『LV100で何とか勝てる』設定で作られているので、きっと今回もそうでしょう。
 今私のレベルは平均して35、まだまだ遠い道程みたいですね。 

 取り敢えず今日は話を進めず、脇道に逸れたまま終わりました。
 明日はちょっと隠しボスにでもちょっかいを出してみようと思います。


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