ファルガイア旅日記 Advanced 3rd
3月14日(木) 午前
本日は待ちに待ちました、WA3rdの発売日。
もう朝から友人と買いに行き、取り敢えず初回限定版を買って来て以下略。
この手のRPGはゲーム中に操作説明が出るだろうから、説明書も気にせず早速プレイを。
最初はいつも通りのアレですね、メインキャラクター達の出逢いまでを、それぞれの視点で。
今回は、二挺拳銃の小娘ヴァージニアに、バスカー族のでっかいオッサン(でかいのに回復系)ギャロウズ、無口で利潤最優先の少年ジェットに、丁寧調で無精ひげで学者なおじさまクライヴ。…保険医?(違)
要素的には私の好みのツボをつきまくってるハズなのに、何でしょう、この、『う〜ん』的な空気は。
ダンジョン構成は実にワイルドアームズしています、音楽も、言葉運びも、ルビの振り方も。
でも、何だろう、何か諄く感じるなあ、今回。
無理矢理話を進めてやがる、って言うか…、どうも薄いって言うか…。
どうも、押しつけられてる様な錯覚を受けるんですが…
気の所為ですかね。
取り敢えず、最初はヴァージニア視点で描いていた列車停止までのくだりを、一通り4人のシナリオを終えた時点でもう一度、それも4人それぞれの視点でやり直すあの演出には拍手。
それと、ハミングで『荒野の果てへ』を流したってのにも感動。
鳥肌立ちました。
そして、どうも今回ライバルとなるっぽい男『ジェイナス』が登場。
どう見ても、アシュレーがぐれた様にしか見えないんですけど。
そう思ってたら、いきなりマルチブラストまでかまして益々アシュレー度がアップ。
マリナにでもフラれたのか、アシュレー。
3月14日(木) 午後
4人揃った時点でプロローグが終わり、『即興のチーム』としてながらも、いよいよ4人揃っての旅の開始。
見渡す限りの広いフィールド、荒野、岩山、空、冒険の香り。
これです、RPGの―――否、ワイルドアームズの面白さは。
最近Final Fantasy Xだのゼノサーガだの、フィールドの無いRPGをやってきたのでこんな普通の事が凄く嬉しいですね。
戦闘の曲も、ちゃんとザコ戦とボス戦の区別があり、更にライバル戦や不意打ちの時用のまで在る。
実に良いじゃないですか。
まァ、それは良いとして、取り敢えず皆でバスカーに向かうと、そこで早くも今回の敵となるであろう存在の輪郭が。
メインキャラの1人、ギャロウズの弟(女かと思った)はバスカー一族ご自慢の『柱』となる存在であり、同時に『夢見』もこなす少年。
夢見ってのは、まァ予知夢みたいなもんと思って貰って間違いないです。
今回は、『謎の少女』がギャロウズの弟シェーンに予言をしているみたいです。
そして、今回シェーンが見た夢では、『蒼い邪悪な存在』がいずれ世界を脅威に陥れるという内容だったらしく、ギャロウズ&シェーンのお婆ちゃんハルさんが、真顔で『青の脅威と名付けた』とか恥ずかしい事言ってます。
取り敢えず、バスカー連中の夢見はよ〜く当たりますからね。
『空が喰われる夢を見た』なんてワケ分かんない事言ってると思ったら、本当に空が消えたりした実績在りますし。
恐るべきはバスカーの民よ。
どうにもこうにも、この『青の脅威』は避けては通れぬ存在となるでしょうね。
しかし………『蒼の脅威』ねえ。
まさかとは思いますが………まさかとは思いますけど……
1に出てきた『蒼の騎士』ジークフリードを連想させますよね。
まァ邪推は止しましょうか。
取り敢えず、この後は恒例となった『グルジエフ』『ムァ・ガルト』『フェンガロン』『シトゥルダーク』ら基本のガーディアン連中との戦い、正式なパーティ結成。ジェイナスとの再開と進み、更にライバル『シュレディンガー一家』も出てくるんですけど、う〜ん。
やっぱり、無理矢理感と、メインキャラの薄さを感じてます。
言葉にするのは難しいんですが…
ジェイナスやマヤ達、詰まりライバル連中は良い味出してます。
世界観も、1をベースにしながらの2ndの合成、凄く良い感じなんですけど…?
何でしょうね、このもの凄い『違和感』は。
今回は想い出がテーマなのは分かるんですけど、皆、会話の中で無理矢理『想い出』を前面に押し出して来るんだよなあ。
チームの結束みたいなのもいつの間にか強まってるらしいし。
良くも悪くも普通のRPGとして作っているんでしょうから、ゼノサーガの様にイベントをガンガン入れてキャラ間の話を詰め込んでない所為も在るのかも知れませんけど。
しかし、ワイルドアームズは今回で完結させる気ですかね、1と2ndの名詞のオンパレードです。
早くもカ・ディンギルが出てきただけで無く、まさか『魔槍グラムザンパー』まで出てくるとは。
いよいよジークフリードの予感が強まったんですが。どうなんだ。そこんとこ。
と、今回の戦闘システムですが、基本的にいつも通りですね。
攻撃、アルカナ(魔法)、アイテム、防御が主体で、FPが溜まったらそれぞれフォースアビリティ<パーソナルアビリティ>。
違う点を挙げると、今回は全員が銃<アーム>使いなので、フォースアビリティの2番目は全員がガトリングです。
それと、アームの弾が切れた時は、ガードするとリロード出来ます。殴りつける事も可能ですが。
後、今回は敵も味方も意味も無く画面内を駆け回ってます。
本当に意味は無いです。
これを楽しむには、オートバトルを強く推しますね。
コマンドを入力する間は画面が止まってしまいますけど、オートバトルにしておけば、みんな駆け回りながら攻撃してて、結構見た目に面白いですし。
むしろ、そうでもしないと動き回っている意味を感じられません。
ボス戦と一部雑魚以外はオートバトルを標準にしてても良さそうな感じですから、見た目を楽しみたい時はオートにしておく事を推奨します。
最後に、今回はVITゲージというゲージが在りまして、戦闘終了時には自動的にこのVITゲージが体力を回復してくれます。
F1等のレースに用いられるビットと同意なんでしょう。
このゲージは100が最高値で、この数値はそのままHPの割合になります。
なので、戦闘終了時にHPが半分になっていたら、VITゲージを50消費して回復してくれる、と。
これがまた、結構便利なシステムでして、ベリー系が売っていない今回は非常に助かります。
VITゲージ自体は、宿屋で寝たり、2ndの時に出た様なジェムを取る事で回復するっぽいです。
あ、ついでですが、今回も隠しボスの類が居る様です。
2ndではマリアベルの歌で起こした様な、ヤバイのが封印された物体を発見しましたから。
きっと何らかの手段で封印を解いて、闘う事が出来るのでしょう。
3月14日(木) 夕刻
って言うか、話の進み具合でOPムービー変わりやがるのですね。
騙されましたよ、この野郎。
今までぶっ通しでやってたので気付きませんでした。
夕飯食べてロードし直したらこれだもん、おじさん困っちゃうよ、本気で。
さて、ここに来て今回の『悪い奴』3人組が顔見せ。
1で言うところのナイト・クォーターズ、2ndで言うところのオデッサ特戦隊コキュートス。
悪巧みしてるけど、どうせラスボスにはなり得ない連中ってヤツですな(無礼)。
そんなわけで、今回は3人組。
曰く『予言者』、曰く『魔族の残した知恵<ヒアデス>こそが神<カミ>』、曰く『カミの言葉を預かる者』、曰く『ファルガイアの進化が目的』。
みんなで白いマント羽織って、ひょっとするとアレですか、仮面ライダーBLACKの三神官の真似ですか。
って絶対そうなんでしょ。男・女・男って割合とか。
因みに『嬲る』で『なぶる』ね。関係無いですけど。
兎に角、嫌みな笑顔の青年に、美に拘るお姉さん、一人称が『小生』で笑い方が『シュシュシュ』なカシラです。
何のつもりだい、貴様等。
特にカシラ。
そのどうでもいい自己主張、っていうか特徴というか、分かり易いキャラは。
キミ達みたいな取って付けた様な連中、物の数じゃないですよ。
ナイト・クォーターズを見習え、コキュートスに倣え!
ヴィンスフィルト・ラダマンテュスの宣戦布告を忘れたのですか!
『私の名はヴィンスフィルト・ラダマンテュスッ!覚えておくに値する名だッ!!』
それに比べ、何ですか、諸君らのやる気の無さは。
『シュシュシュ。小生らはファルガイアを進化させるために(略)』
じゃねぇっての。
どこの悪の秘密結社か。
シュシュシュて。
この人等は覚える価値無し。
放っておきましょ。
っていうか、ジェイナス。
…そう、ジェイナスッ!!
何で貴方が『おおおおお、アクセスッ!!』とか言いやがるんですか。
ルックスとマルチブラストをアシュレーから奪っただけでは物足りないのですか?
お前本気でアシュレーじゃん。
っていうか、挙げ句にグラムザンパー。
欲張り過ぎです、ジェイナス、頑張り過ぎです、ジェイナス。
放っておくと『焔の厄災』まで取り込みません、イヤ、マジで。
何だか、ケフカの様に此奴がラスボスになるんじゃねえか、なんて厭な予感までし始めました。
勘弁して下さい、この三下野郎。
ところで、今回は『馬バトル』っていう馬に乗って疾走したまま戦闘モードに入る事が在るんですが、このモードが実に楽しいです。
いや、実際システムは普通の戦闘と変わらないんですけどね。
兎に角、画面のシュールさが輝いてます。
馬に乗ってるこっちに追いつくべく脇で必死に走ってる雑魚キャラ達のシュールさといったら、大笑いするしか有りません。
1回攻撃を当てると、バタッと倒れてフィードアウト。
そして、全力で走って舞い戻ってくるあの画はなかなか他では見れたモンじゃないです。
個人的には、こっちもオートバトルを推奨します。
3月14日(木) 夜間
どうやら、ジェットには『想い出』が無いらしい事が発覚。
記憶喪失らしく、ヴァージニアが無責任に『ジェットの想い出を探そう』とか言ってますが、良いんです、そんな事言わなくても。
分かってるんです、1からやってるユーザーには。
ジェットってアレでしょ、半生物半機械のロボ―――つまりはWA世界における『魔族』でしょ、って事くらい。
記憶が無いんじゃなくて、生まれたばかりだから在るはず無いんでしょ、って事くらい知ってるんです。
アガートラームを持ってる時点でそんな気はしていましたが、想い出が無いと言った時点で確信。
レイライン研究所に向かった時に決定。
いやはや、ホントに今回はWA名詞のオンパレードだこと。
って、アンゴルモアですよ、アンゴルモア。
お前何ただのボスに成り下がってるの?
確かにもう21世紀だけどさ〜、間借りなりにもキミは1、2ndと隠しボスの座に座っていたでしょ?
何で『古い魔王』扱いされて、ちょーんと出て来るんですか。
ショックです。
あ、それとクライヴには妻子が居ました。
美人な奥さんに、可愛い娘。
益々自分の中の『シタン先生から魅力を取ったおじさま』説が有力に。
これで娘が無口だったら確定だったんですけど、致し方なし。
まァ、『僕には敵の未来が見えるのですよ』と言ってる側から毒を喰らう大莫迦<ばか>ですからね、必然と言えるでしょう。
そうそう、今回もエンカウントキャンセルが在るんですが、今回は制限付きです。
先ず、マイグランドレベルってのが在りまして、このレベルの数値より敵が強い時にエンカウントキャンセルを行うと、(敵のレベル−マイグランドレベルの数値)だけ、エンカウントゲージの数値が減らされます。
そして、上の差分の値よりエンカウントゲージが少ないと、エンカウントキャンセルは出来ず強制バトル、って事になります。
余程レベル差が無い限りやりたい放題だった前回と比べると、ちょっときついですね。
因みに、1回戦闘を終えればエンカウントゲージは1だけ回復する仕組みです。