明けましておめでとう御座います。
月並みな挨拶で恐縮ですが、今年も宜しくお願い致します。
謹賀新年
雑談:弊サイトにおける今年の目標
今年もやりますよ、『書くだけなら只』祭。
- 意図的では無い誤字や誤変換、文法間違いを無くす。
昨年も掲げましたが、これは目標と言うよりも心構えです。
本当に自分しか見ない日記や備忘録ならば兎も角、インターネット上に公開している以上は誰かに見られる事が前提なのですから、本来は気を付けて然るべき事なんですけど、それが出来ていなかったのが現実なので、今年こそは0を目指す所存ですよ。 - 日記以外のコンテンツの更新。
昨年は『お絵描き掲示板』のログの追加以外の更新作業は1回だけ、という凄まじい事をやってしまったので、同じ様な事にならない様にしたいです。目指すべきは月1更新。…せめて季節に1回。何処の冨樫だ。
幾ら書くだけなら只とは言え、実現出来る様に心懸けていきたいとは思っています。思うのも只なので説得力は皆無ですけど。
因みに
サイト管理人としてでは無く、社会人としてのリアルな目標は『仕事に余暇を潰されない様にする(=残業を減らす)』です。
1人では決して解決出来ない要素も多分に含んでいますが、それでもこれは何よりも優先すべき事だと考えます。これさえ実現する事が出来れば、サイト管理人としての目標が達成出来る可能性も増しますし。多分。
1月2日(火) 成長はしない、でも老化はする。駄目人間の辛いところだな。
雑談:初売り'2007
昨年は風邪で行けませんでしたが、今年は行って来ました。恒例の『若狭氏と行く!近況報告大会 in 初売り』ツアー。
この初売りで何かを買うという事は少ないんですが、今年はUSBの外付けHDD(320GB)を何と無く買ってしまいました。
現状、HDDには200GB近い空き容量が有るので必要が有った訳では無かったんですけど、『今だけですよ』とか『安いですよ』とか言われ、ついカッとなってやってしまったので今は反省しています。これぞ正に衝動買いハリケーン。
余談ですが、帰りに立ち寄ったゲームセンターで『北斗の拳』の2D格闘ゲームが存在している事を知って驚きました。他にも、未だ全く見た目が変わっていない『KOF』や、『戦場の絆』の巨大な筐体にも驚いたり驚かなかったり。
この1、2年はゲームセンターには片手で数えられる程しか――それも店頭のUFOキャッチャー目当てで――入っていなかったんですが、その間も時代は動いていただなと、変に感慨深くなりました。
自分を中心に世界が回っている訳では無いので当然の事なんですけど、『週に数回ペースで行っていた学生時代には、何処のゲームセンターのどの位置に何が置いてあるのか把握していたのになあ』と思ってしまうと、老け込んだ様な気分になります。
内面は全く変わってないんですけどね、学生時代から。
アニメ:鉄人28号
ある時は正義の味方、ある時は悪魔の手先、良いも悪いもリモコン次第。
という事で今更ですけど観ました、我らが今川監督の鉄人28号。別名、平成版鉄人28号。
感想。戦後の日本における戦時中の罪と罰を描いた、重いながらも素晴らしい作品でした。85/100点。
観る前は『あの今川監督の作品だし、登場人物の半分は東方不敗になっているのだろう』位に思い、無駄な熱苦しさを期待していたんですよ。素手で怪ロボットを倒す輩が必ず出て来るだろう、と。
ですが、蓋を開けてみるとそこに有ったのは、超人達の決戦でもロボット活劇でも無く、戦争とその負の遺産に対面しなければならない人々のヒューマンドラマだったのです。そしてその出来は、流石は今川監督、と言いたくなる様な巧い物でした。
先ず、登場人物達の物語への関わらせ方、役割の配置が良い。
天才だが子供である故に子供としての見方しか出来ず、戦争や周囲の大人達を理解する事が主人公の正太郎。彼の味方ではあるが、負の遺産を創り出した罪を持っていたり、戦争への憎しみから鉄人を認める事が出来ない周囲の大人達。戦争に勝つ為の罪を犯した故に、その罰という宿命から逃れる事が出来ない博士達と、己の目的の為ならば更なる罪も厭わずに兵器を求める者達。
こういった登場人物達が居るが故に、物語の根底に有る『戦争という罪』のテーマが強く出て来るし、深みも出て来るのです。
そして、登場人物達の行動に対する説得力を感じさせる、昭和30年代日本という時代背景の妙。
各キャラがそれぞれ持つ思想や価値観、目的が全てこの時代背景とマッチしているとでも言えば良いのか、敢えてやってるレトロな表現やノスタルジックな風景も、決して伊達でやっている物では無く、『戦後』というキーワードをより良く演出する為だというのが、十分に伝わって来ました。
それが最も短期間で端的に描かれているのが村雨竜作なんですけど、それはまた別の機会にでも。
尚、脚本の上でも『二転三転した上で判明した事実が、物語の終盤になって更に引っ繰り返される』といういつもの作風が健在で、その点も大いに楽しめました。
一寸最後が尻窄みな感も有りましたが、物語の折り返し地点で出て来た唐突で意味が不明だったナレーションを、最後に再び持って来て納得させる演出は素晴らしかったと思います。
何でも今度は映画化されるそうなので、その公開が楽しみです。本編があの終わり方なので、外伝的な話になるか、パラレルワールド設定での物語となるんでしょうけど。
ただ、一つ気に掛かるのは、サブタイトルとなっている『白昼の残月』です。これって、今川版ジャイアントロボの『誕生編』のサブタイトルと同じなんですよ。それは詰まり、ジャイアントロボとしての誕生編はやらn(不吉なので削除)
仕事:仕事始め’2007
昨年の仕事始めの日記を読み返したところ、『基本的にはゆったりとした1日』という記載が有ったのでそのつもりで出社したのですが、今年は午前中からブラックメンの陰謀を疑いたくなる程慌ただしく、ゆったりのゆの字も有りませんでした。
楽な1日と決め込んでいただけにショックが大きかったので、来年に同じ轍を踏まぬ様にこの事実を書き残しておく次第です。
今週の範馬刃牙:第52話 新たなる動き
かつてゲバルが相撲取りに対して口にした『動かせるハズがない』『地面に立っているだけの君らではね』という言葉が、伏線としてちゃんと回収されましたよ、奥さん。
という事で、今の今まで髪の毛アタックと髭アタック、そしてメイクアップアッパー位しか技らしい技が無かったゲバルが、遂に――と言うか漸く――代名詞となりそうな必殺技を披露してくれましたね。
もう少し早く見せてくれていれば…とか、前段の足払いの胡散臭いまでの浮き技性能とか、『要するにもじゃ?』とか言いたい事は幾つか有るんですけど、一寸だけゲバルを見直しました。
『王を討たんとするならば、王の器を持たねばならない』。間借りなりにも筋肉の御方の打倒を目指す以上、ゲバルにはもっと強く、もっと狂わしく、もっと魅力的であって欲しいと願います。
飲酒メモ
仕事始め2日目にして。
本日の理由:時季外れの入社式兼歓迎会の為
本日の面々:会社の関係者が自分含め26名
本日の飲酒:ビール×1 (許容量)
今日行った店は食事がバイキング方式だったんですけど、そのパンプキンスープを飲みながら、ふと『小・中学生の頃、給食のパンプキンポタージュをパンを付けて食べたなあ』と昔の事を思い出しました。
中学校2年生位になると変に色気付いて、『パンにポタージュを付ける事は不作法』といった認識が広まったりして、如何にしてさり気無く付けて食べるかを皆で探り合ったりした日々。ノスタルジー、ノスタルヌー。
小・中学校の頃の友人やクラスの記憶は殆ど全くと言って良い程残っていないのに、何故かこういう断片的な事は覚えているので不思議です。
映画鑑賞:ULTRA VIOLET
あの『リベリオン』から4年。
『ジョジョ』の第6部にて糞ポリオがプッチ神父を斃してから『STEEL BALL RUN』が始まるまでの空白の期間、唯々敬虔な気持ちで続編の登場を待ち焦がれていた様に、純粋に
…以上、前振り終わり。
粗筋
21世紀末の近未来。
アメリカ政府の軍の研究機関が、余命12年というリスクと引き替えに、視力や聴力、筋力や回復力といった人体の能力を驚異的に高めるウイルスを偶然に発見。そのウイルスが世界中に広まり、感染した人間『ファージ』が広まってしまいました。
ファージの能力を恐れた政府は、彼等の調査と殲滅の為に彼等の収容や虐殺を始めますが、それに対抗する為にファージの生き残り達も地下組織を結成し、政府と戦う事を決めます。
そして互いの戦いが激化していたある頃、政府はファージを一瞬で滅亡させる事が出来るという『兵器』を作り出します。その情報を掴んでいたファージの組織から送り込まれた主人公・ヴァイオレットは兵器の奪取に成功する物の、その兵器の正体が『子供』だった事を知ってしまってさあ大変。
感想:ミラのプロモとしてなら良い作品。65/100点。
良くも悪くも『素敵プロポーションのミラ・ジョヴォヴィッチを観て楽しむ』だけの映画でした。要は、シャーリーズ・セロンの『AEON FLUX』と同じという事です。
ミラのアクションはどれも格好良く惚れ惚れする物ばかりなんですが、他キャラには全く魅力が無く、シナリオも無いに等しい状態で、そして――これは『AEON FLUX』と違うところですが――VFXやCG処理が90年代レベル、という何だか凄い事になっていました。
基本的にミラの殺陣シーンは――何か剣が当たってない様に見える事を除けば――巧く出来ていて、中でも銃を使っているシーケンスに関しては『これこそカート・ウィマー!』と思える演出の連続なんですけど、都市や総合省を俯瞰で見る際のCG全開っぷりの町並みや、カーチェイスシーンでのあからさまな合成っぷりは、辛さを通り越して痛くなってまた辛くなる様なレベルの物でした。
特に総合省に向かうシーンのCGに関しては、PS初期のRPG以下と言わざるを得ません。確かにカート・ウィマー監督の前作『リベリオン』も低予算の中で色々とやりくりしていたのが伝わって来る映画ではありましたけど、此処まで露骨に酷くなかったと記憶しています。思い描いていたであろう事を、ちゃんと映像化出来ていたら凄い事になっていたのかも知れませんが、今更言ってもどうしようもない事ですね。
CG以外で心残りだったのは、前作同様に『お前戦えんのか?』的なラスボスと対決するシーケンスが、今一盛り上がりきらなかった事です。
暗闇の中で炎を帯びた剣で戦うというシチュエーションも格好良いと言えば格好良いんですけど、その直前の資料室での激闘で盛り上がっていただけに、最終戦はもっと壮快でもっと迫力の有る物に違いない、と過度の期待をしてしまいました。
前作も、終盤は主人公1人対集団という激闘を経て、『ガン=カタ同士が戦えばどうなるのか』という疑問に答える最終戦に繋がっていきましたからね。今回も『最強クラスのファージ同士が戦えばどうなるのか』と考えてしまうのが人のSagaと言うか。
通して、『CGの予算を削らなければならない程ミラの起用に金が掛かったのか』という邪推が湧いて来る作品ですが、そのミラのガン=カタは大変素晴らしいので、ただ単に『素敵なミラが観たいだけだ』という方には大いに向いていると言えます。素敵なミラが観たい方は是非観て下さい。
1月7日(日) 『ULTRA VIOLET』の子役が、ほぼ同じ役柄で出てる神秘。
映画鑑賞:X-Men:The Last Stand
邦題の『ファイナルディシジョン』がどうも格好悪いので、原題の『Last Stand』で。
原作を無視したウルヴァリンの張り切りっぷりが有名な、アメコミ『X-MEN』シリーズの映画化シリーズ第3弾。
今までのキャストはほぼそのままに、更なるミュータントの追加と更なるVFXの進化を伴って、ウルヴァリンが大暴れですよ、奥さん。…って、やっぱりウルヴァリンか。
粗筋
前作でX-MENメンバーを救う為に命を落とした、と思われていたジーンの声に導かれるまま、ジーンの眠るアルカリ湖に向かったリーダーは、そこでジーンとの再会を果たします。再会の嬉しさの余り、ジーンの様子がいつもと違う事に気付かない馬鹿リーダーの危機と、ジーンの復活を感じ取ったプロフェッサーXはウルヴァリンとストームをその場所に向かわせますが、そこには横たわるジーンと、リーダーのサングラスが残っているだけでした。
その出来事から、プロフェッサーXはジーンの中に眠る凶暴な人格・フェニックスの発露を危惧し、フェニックスが暴れる可能性をウルヴァリンに告げます。
一方、我が子がミュータントだった事に衝撃を受けた某製薬会社の社長が、10年という年月を掛けてミュータントを通常の人間へと『治療』する『キュア』という薬の開発に成功。キュアを用いて、ミュータントの治療を宣言しますが、その発表を受けた磁界王は再び人間と戦う事を決意。その為の戦力としてフェニックスを確保し、ミュータントの軍勢を組織したからさあ大変。
感想:VFX全開のアクションが唯々凄い。他?何も無いッス。70/100点。
先ず最初に、原作は完全に無視しなければならないのはこのシリーズ共通の注意点です。
段々扱いの悪くなっていくリーダーは、今回も更に出番が減らされた『要らない子』ですし、ウルヴァリンはマリコと出逢う事無くジーン一筋ですし、ガンビットが居ないのでローグはアイスマンと付き合ったままですし、ジャガーノートは只の犯罪者ですし、前述の通りフェニックスはジーンの別人格扱いです。
違いを挙げれば切りが無いので、原作の設定を引き合いに出しながら観るのはお勧めしません。
という前提で観てみると、各キャラが各能力をフルに使ってのアクションシーンの数々に兎に角圧倒されます。
テンポ良く、中弛みさせる事無く、かと言って一気に出し切らず腹八分に抑えたまま最後まで持っていく大迫力アクションの連続。これぞアクション映画フルスロットル、金の成せる娯楽の極みです。
その反面、シナリオは極端なまでに薄っぺらくなっていて、前作までにあったウルヴァリンの過去に関する話や、各キャラのドラマ、一般人とミュータントとの軋轢等々は一切描かれていません。そればかりか、作品として成立させる為に都合良く退場させられたり、性格がチェンジされたりしたキャラ達が居たりします。
詰まり、超人同士の対決その物をメインとして描いているので、その他の要素が極限まで削られている訳です。話をややこしくしそう、因縁が邪魔、というキャラは早々に除外し、能力が被ったり強過ぎたりするキャラには出番を与えない。
それ故に、過去を追う事を忘れているウルヴァリンや、『学園が安全だったのは過去だ』と言い切るビースト、リーチを護る理由が今一不鮮明なX-MENに、同胞をポーン扱いする磁界王等、よくよく考えると奇妙な違和感が彼方此方に感じられるのです。
その辺をスルーした上で、メインのアクションを楽しむ事が出来るならば、この映画は娯楽大作として楽しめます。但し、娯楽大作ではあってもそれ以上では無い――名作でも傑作でも無い――ので、70点止まりです。
余談ですが、エピローグの磁界王にしても、エンドロール後のアレにしても、『売れ行き次第では続編かスピンオフ作品を考えてます』という気配が漂っているのが一寸鼻に付きました。もしかして、スピンオフありきだったんですかね。
独り言
映画:Transformers
我(々)が子供の頃に愛したあの『トランスフォーマー』がハリウッドで映画化。
その公式サイトオープン。そしてTrailerも公開開始。
笑いが止まりません、Sir。
この面白さを共有するには、昔の『トランスフォーマー』を知っている方――出来れば『コンボイの謎』も知っているレベルが望ましい――に、Trailerを観て頂く他無いと思うんですけど、簡潔に言うとハリウッド度の濃さが凄過ぎです。
冒頭のスピルバーグ監督の日本語挨拶もある意味面白いんですけど、観るべきはハリウッドに犯された『トランスフォーマー』の成れの果てです。変身する事以外トランスフォーマー度が無いと言うか、何このスペクタクル巨編。
これを『トランスフォーマー』だと言い張る姿勢と、『トランスフォーマー』がこうなったという事が面白過ぎるんですよね。ハリウッドが手懸ける以上、ハリウッドになるのは明白だったんですけど、それにしても余りにハリウッド(文法エラー)。
昔、もしも仮面ライダーをハリウッドで映画化する事になったら、ライダーは元空軍のエースパイロットだったとか元特殊部隊員だった、そんな設定にされるんじゃないかと書いた記憶が有りますが、今回のこれを見て間違い無くそうなるだろう、という確信を得る事が出来ました。
ショッカーと名乗るテロリストに占拠される巨大ホテル。しかしそこには、謎の喫茶店従業員が。
飲酒メモ
忘年会シーズンが終わると新年会シーズンの到来ですよ。
本日の理由:新年会
本日の面々:エロス先輩、O田氏、I君
本日の飲酒:カシスオレンジ×2 (許容量)
平日集まる利点は、週末や休日よりも人が少ないという所に有るのですが、その代わり仕事で遅れるメンバーが出て来るという難点が有りますね。4人という小規模での飲み会なのに、内2名が遅刻だと寂しくて仕方無いじゃあないですか。
と、普段は残業起因の遅刻が多い癖に、今日に限っては週休だったので5分前行動だった管理人は語る。得意気に。
1月11日(木) そもそも本当に対決させるつもりが有るのか。
今週の範馬刃牙:第53話 決着の刻
もじゃが不発だったのか、決まった上で効かなかったのかは不明なまま、見事に噛ませ犬としての使命を果たしたミスターセカン、純・ゲバル。
筋肉の御方を敬愛する一方で、技能や発想や勇気では筋肉には打ち勝つ事が出来ない、という結果が出てしまった事に少しだけ複雑な思いです。いや、ゲバルが負けた事はそれで良いんですけど。
この『技能<力』という結果――というよりも『摂理』は、先の擂台賽におけるオリバvs書文や、勇次郎vs郭 海皇でも描かれていた事なんですが、『筋肉では勝てない、力では勝てない、でも発想や技次第ではそれらを上回る事が出来る』という描写が有ってこそ、刃牙が勇次郎に挑むに至っての巧妙になると思うのです。
だからこそ、この『範馬刃牙』の序盤では、勇次郎が力の権化である巨大な象を力任せに斃していた一方で、刃牙は巨大な妄想カマキリを技で斃していたのだ、と思っていたのに、結局は『
尤も、誰かが何かをしたから勇次郎に勝てる、というものでも無いんですけどね。ほら、勇次郎は負けませんから。単独で渺茫クラスですから。勿論十五漢の方の。
1月12日(金) もう少し短くする事が出来ただろうな、と思うのも事実。
映画鑑賞:SUPERMAN RETURNS
元祖ヒーロー、ヒーローの代名詞、正統派ヒーロー、元祖タイツ男、他にも数々の肩書きを持つアメコミのヒーロー・オブ・ヒーロー『スーパーマン』の完全新作映画。
昨年にDVDが出ていたのに、買いそびれて今日に至ってしまいました。
粗筋
自分の故郷は残っているのかいないのか。
それを知る為に地球を離れて5年、戻って来たスーパーマンを待っていたのは、『何故世界はスーパーマンを必要としないのか』という本がピューリッツァー賞を取る様な世界と、その本を書いたのがかつての恋人・ロイスであり、しかも彼女は子持ちになっていた、という衝撃的な現実でした。
失意の中、超人的な能力の数々を用いてストーカー行為を働くスーパーマン。しかしその一方で、釈放されていた宿敵・ルーサーがスーパーマンの故郷の技術を用いた悪巧みを計画していたからさあ大変。
感想:空飛ぶヒーローはやっぱり格好良かった。80/100点。
ストーカー行為が女々しい、ケントの時もスーパーマンの時も髪の分け位置が同じ、ルーサーとの決着はお預け、尺が長い、『X-MEN』でリーダー役だったジェームズ・マースデンがまた報われない役をやっている等々、突っ込み処がそれなりに有ったのも事実ですが、それらを上回ってスーパーマンの『らしさ』が爆発した壮快な作品でした。
戦闘機よりも速く空を飛ぶ力と、重機よりも力強く物を持ち上げる腕力と、ガトリングの銃弾にも耐える身を翻し、北へ南へ人々を救う為に飛んで回る皆のヒーロー。小難しい理屈は一切抜きに、唯々その希有な力を人の為に使うという正統派っぷりこそ、正にスーパーマンの証です。
その『らしさ』をより強調する為に、最新のVFXを駆使して作成されたアクションパートの出来も素晴らしく、中でも劇中何度も出て来る飛行シーンの格好良さは感歎ものでした。
特に序盤の旅客機救出のシーケンスにおけるスーパーマンは、今まで観て来た様々な作品の『空を飛ぶ主人公』の中でも、トップクラスの格好良さ。冷静に考えれば恥ずかしい赤マントも、あそこまで格好良く振る舞われると素敵に見えて来るから不思議です。
ルーサーとの真っ向勝負こそ無かった物の、ルーサー役のケヴィン・スペイシーの演技や、彼が出て来るシーケンスで息抜きの様に鏤められたブラックユーモア、多くの事件から人々を救う為に奮闘するスーパーマンの姿や、その彼の為に人々が集まるシーン等、見所は非常に多く、2時間30分という長丁場を楽しく過ごす事が出来ました。
同シリーズを観ている事が本作を楽しく観る為の前提条件ですけど、それをクリアしている方ならば観て損は無い映画だと思います。スーパーマン役のブランドン・ラウスが漂わせる雰囲気が、しっかりとクリストファー・リーブのそれを引き継いでいる点も
余談:彼は英雄である故に孤独
そして、英雄は英雄に過ぎず、英雄は神にはなり得ない、という話。
本作を観ていて感じたネガティブな発想の1つです。
劇中で、下記の様なシーンが有ります。
「事件は沢山有るわ」
「例えば?」
「昨夜の博物館強盗事件」「スーパーマンも見逃したわ」「この女の救助で」
(ロイスと局長のやり取り)
スーパーマンが人助けをする度に感じていた、小さな違和感の正体がこの台詞に込められています。
『スーパーマンは正義の味方。困ってる人、弱き人を助け、悪を討つ。でも、スーパーマンは独りである』という事。
確かにスーパーマンは墜落しそうな旅客機を救うし、燃え盛る家の中から逃げ遅れた人を救い出すし、ビルから落ちた人を受け止めますけど、それはその時にスーパーマンが駆け付ける事が出来たからであって、もしもそれらが複数同時展開していた場合、彼が救う事が出来るのはどれか1つだけなのです。
火災現場から逃げ遅れた誰かと、殺人犯に銃口を向けられた誰かと、片方しか救えない――しかし片方ならば確実に救えるという場合、どうやってその選択をするのか。等しい命の重みをどう秤に掛けるのか。
人を救える力を持った英雄にのし掛かる、永遠の課題ではないでしょうか。
ところで、ATOKに搭載されているジーニアス英和辞典にも『Superman』が『米国の漫画の主人公』と登録されていて驚きました。流石はスーパーマン、ヒーローの代名詞。
夢メモ
- 舞台は謎の大型ホテルの中。
- ホテルは異常に広く、20階位(正確な階数は不明)に飲み屋街がすっぽりと入っている。
- 何の用事か分からないけど、飲み屋街に有る1件の飲み屋に行かねばならない、というのだけは理解している自分。
- 目的の飲み屋に向かう途中、和風の店の前、壁に寄り掛かって立っているスーツ姿の兄ちゃんに出会う。
- 兄ちゃんに何をやっているのか問うと、『提灯のお化けなんで、此処に居るんです』と返される。
- 提灯っぽさがまるで無い事を問うと、『流行らないんで』と返される。
- 面白いので、兄ちゃんを連れて目的の店に行く事にする。
- その後すぐ店に着くが、ドアに鍵が掛かっていて入れない。
- どうしようか困っていたら、兄ちゃんが片腕をドアの向こう側に通り抜けさせて、鍵を開けてくれる。
- 『お化けなんで透けます』とか言う兄ちゃん。
- ドアを開けると、既に中には沢山の客が居たので、一見さんは断る店なのかな、とか考える。貸し切りだったのでは、とかそんな発想は思い浮かばない。
- 結局答えが出ないまま、兄ちゃんと一緒にカウンター席に座る。
- 店員のお姉さんが、『提灯のお化けなのに提灯の格好をしていないのは卑怯だ』とか絡んで来るが無視。
- 周囲も喧しいので、ザ・ワールドの類を発動して静かにする。
- そのまま一寸飲んで帰る。
- この辺で目が醒める。
わー、支離滅裂。何が起きているのかさっぱり分からない。
目が醒めて数分後、タイミング良くY女史から電話が来たので上記の夢を伝えたところ、『脳がファンタジー仕様で幸せそう』と言われました。うむ…、幸せ…なのか?
こういう色々と要素の混じった夢は、夢判断するとどうなるんでしょう。提灯にコンプレックスが有る、とか言われるのでしょうか。
ゲーム:Fahrenheit
前々から気になっていた『Fahrenheit』が2500円で売られていたので衝動買い。
5980円ならば買う――と書いていてその半額ですからね。買わない筈が無い。
粗筋
2009年のニューヨーク。
ある青年、ルーカス・ケインがレストランのトイレで殺人を犯してしまいます。しかし、その殺人はルーカスの意志では無く、ルーカスの意識が夢現を彷徨う中、彼の肉体はまるで何者かに操られていたかの様に勝手に冷酷な犯罪を行っていたのです。何故身体が勝手に動いたのか、そして何故人を殺してしまったのか。それを解き明かし、身の潔白を証明する為にルーカスは事件の真相を突き止める事を決めます。
その一方、ニューヨーク市警のカーラ・バレンティとタイラー・マイルズがこの殺人事件の担当者として事件の捜査を始めます。当初から、この事件に通常の事件とは違う何かを感じていたカーラは、捜査の中でこの事件が過去に起きたある事件と類似性が有る事に気付きます。
やがてこの事件に関係する彼等は、殺人事件という枠を越えた大きな事実に巻き込まれていくからさあ大変。
ゲーム内容
ゲーム自体は、一言で言うと『3Dアクションアドベンチャー』です。
リアルタイムレンダリングの3D空間の中を、シーンに応じた3人の主人公――冒頭に殺人を犯してしまうルーカスと、彼を追うカーラとタイラー――を操作して歩き回り、そこに有る物を調べたり移動させたりしながら目的地に向かう、或いは目的を達成する、というのが基本。
それだけならば単なる3Dアドベンチャーですが、このゲームの一味違うところは、制限時間内に一定の事をしなければならないイベントや、画面に出て来る指示に従ってコントローラー操作をしなければならないイベント等、アクション性の強いシーケンスが多く織り交ぜられているという事です。
単純なデモだと思って高を括ってると、突然コントローラー操作を求められたりするので、常に緊張が強いられる訳です。それは煩わしさに繋がりかねない物でも有りますが、このゲームの場合は、この作品の持つ緊張感とマッチしていて実に良いのです。
前述の通り、この作品では殺人を犯してしまったルーカスのみだけでは無く、彼を追う2人の刑事も主人公として操作する事になります。
詰まり、追われる方と追う方の両サイドの視点から事件の真相に迫っていくのですが、この両サイドのキャラを使うというのが『捕まってしまうのか』、『捕まえられるのか』という独特の緊張感を生み出していて、気の抜けない切迫した状態を作り上げているのです。
陳腐でいて良く使われる表現ですが、映画の中の役割を演じている様な気分になれる作品だと言えます。某大作RPGとは別の意味で。
未だ2時間程度しか遊べていないので最終的な評価は後に回しますが、現段階での個人的な評価はかなり高いです。こういう緊張感の有るゲームは久しぶりで、先が気になって仕方有りません。
たまには血で血を洗わない様な洋ゲーも良い物ですね。まぁ、血は出ますけど。
ゲーム:Fahrenheit
今日も寝る前に小一時間『Fahrenheit』をプレイ。
以下に、本日プレイ分のスナップショットを載せます。
作中のニュースサイトに載っていた衝撃ニュース、『P2Pの利用者に終身刑』。
何かP2P絡みで厭な事でも有ったんでしょうか、開発者。
見ての通り、モンスターですよ、モンスター。
このシーケンスは夢オチという事で決着がついたのですが、最初は唐突に世界観が変わったので驚きました。ミステリーを楽しんでいると思ったら、いつの間にかモンスターから逃げている訳ですから。ポルナレフもびっくりです。
此奴等とは二度と遭遇しない事を祈ります。劇中の立場で見ても、プレイする側の意見としても。
飲酒メモ
職場のS女史が海外へ亡命するとの事で、送別会が行われました。
本日の理由:S女史の送別会
本日の面々:総勢30名程
本日の飲酒:ビール×4、カシスオレンジ×3 (無謀)
このS女史というのは、昨年誕生日プレゼントとして坊さんグッズだの足だのをくれた不届き者なんですが、直接管理していた事務チームの1人という事も有り、常に側――具体的に言うと2席隣――に居た存在だったので、今回の突然の亡命には少々感傷的な気分になりました。
その所為か、かなり調子に乗った酒の飲み方をして大変具合が悪いです。ビールのあの苦さは明らかに異常。
ゲーム:Fahrenheit
ゲーム中、殺人犯――詰まり主人公・ルーカスのモンタージュ写真を作るシーンが出て来たんですが、そこで一寸気になる事が。
百聞は一見に如かずなので、先ずはその画面を見て下さい。
そっくりとかどうとかじゃあ無くて、本人ですよね、これ。まさかこのゲームの中で、『ダジャレの帝王』こと『小道具の天才』こと『ミニにタコ』こと田代御代に逢えるとは思ってませんでした。光栄であります。
いや、何度か書いているんですけど、大好きだったんですよ、マーシー。山本さんよりも彼の人にこそ復帰して貰いたいんですが、アレだけ重ねてしまうともう不可能ですよね。残念極まります。
1月18日(木) 威力すら不明のもじゃ。
今週の範馬刃牙:第54話 完全決着
如何にしてもじゃは破られたのか。
――は、一切語られる事無く、単に筋肉の御方の筋肉自慢と刃牙の突っ込みだけで終わる、という凄まじい『完全決着』。どう前向きに考えても、最近のタイトルと中身のミスマッチっぷりは異常の域に達してます。中身だけでも十分アレなのに。
大体、ゲバルの放置っぷりは酷過ぎます。
確かに噛ませ犬だったのは明確でしたし、その割に最近は2代目アライJr.にならんばかりの鬱陶しさを誇り始めていたので、この辺で退場して頂けるというのは個人的には嬉しい限りです。嬉しいのですが、オリバ戦の後に刃牙が希望していた対決や、勇次郎襲来の前振りとかがいつも通り有耶無耶にする気満々に見えるんですよね。本当にゴール(刃牙vs勇次郎)に向かっているんだろうか、この漫画。
今月のSTEEL BALL RUN:#22 湖畔のルール 2
冒頭の子連れ農夫を見て『荒木先生は偏った農夫を描くのが好きだなあ…と言うか、脇役は徹底的に不細工に描くよなあ』とか思いながら読んでた矢先、必殺の「でも断る」をモロに喰らって噴き出してしまいました。
何ですかこの新手の岸部露伴。この農夫の最も好きな事のひとつは、自分で金持ちと思ってるやつに「NO」と断ってやる事ですか?「ヘッ!そうかよマヌケッ!!」て。チクショウ、良い存在感持ってやがるなあ、この農夫。
さておき、現金が増え続けるジャイロ・ツェペリ御一行と、遂に追いついた11人の刺客。
タイトルに有る様に、今月は『湖畔のルール』の続きと、その『ルールとの戦い』の描写が大半を占めていた為、11人の能力の詳細や人となりが来月まで持ち越しとなったのが残念です。
今月の展開を見る限りでは、今回の戦いは飽くまで『湖畔のルールでヤバイ状況なのに、刺客まで来て絶体絶命』という状況を描く事に有る様に感じられるので、あの11人は特に個性の無い雑魚扱いされるのでは、と思うのですが、リンゴォ、ブラックモア、サンドマンと濃いのが続いて来たので、少しだけ期待してしまうんですよ。此奴等も実はかなり濃いんじゃないの、と。
これで来月の冒頭辺りに、突然過去エピソードが入ったりすれば濃くなる確率が跳ね上がるんですけどね。事態がややこしくなる確率も跳ね上がる諸刃の刃です。
11人と言えば『個別の11人』じゃないか
頭に過ぎるあの演説。
聞け、名も無き者達よ!
我ら刺客の11人。個が個のままに集い、大統領を支持していく者だ!
最早このスティール・ボール・ランは、レースとしての寿命を終えようとしている。
オエコモバに依る爆破テロ!
(サンドマンが襲って来る)人間不信!
(ホットパンツに見られる)諸外国からの軋轢!
このレースを取り巻く情勢を、完全体となりし遺体が救うのだ!
呪われろ、名も無き者達よ!
そして、大木の一部たれ!!
問題は、この演説を行ってしまうと、その後に皆で首を切って自殺しないといけないという事でしょうか。
漫画:銃夢 Last Order
誰も聞いていないのに複眼の死角の少なさを自慢気に語り、その割にちびゼクスの悪戯に気付かずにマジ切れする筋金入りの無政府主義者・絶火。ゼクスとの相性バッチリじゃあないですか。良いキャラが出て来たなあ。
独り言
風邪をひきました。ゲホリ。
咳が止まらない、頭が痛い、関節が痛いと散々です。しかもそんな時に限って、土日出勤というナイトメア。加えて、鍵閉めの当番なので、最後まで居ないといけないというナイトメア・モア。
仕様が無いので覚悟を決めて出勤したのですが、見かねたのか同僚のS藤氏から当番の変更を申し出て頂き、22時には帰宅する事が出来ました。嗚呼、人という字は人と人とが以下略なんですねえ。互いに背中をつけて楽し合ってる様にも見えますけど、それはそれで支え合ってる内に入りますし。
独り言
1日で風邪が治る筈も無く、未だゲホゲホ言っています。
今日もS藤氏に当番を代わって貰いましたが、明日も明後日も出勤で先が長い。
寝る前に『Fahrenheit』をやって睡眠時間を削った所為なのか、調子に乗って飲み過ぎた所為なのか。何れにせよ、暫くは睡眠時間を多めに取る事にします。普段なら寝付けないところですが、疲れていると眠れますからね。
独り言
風邪クライマックス。
この3日間で一番怠いと思って熱を測ったら、37.9℃という比較的高めの熱が出ていました。
数字を見たら心が折れると思って職場では計らないで帰宅後に計ったのですが、今回は正解でした。自分で自分に『もう休んでも良いッスよ』と許せる体温は38℃と決めていますけど、職場でこんな数字を見たら『後少しで38℃だから帰っても良いッスよ』とか思ってしまいそうです。
よく『恐いと思うからシーツがお化けに見える』という話が有りますが、体調も思い込みに起因する事が少なくは無く、熱にしても数値を見る前と見た後で実際の感じ方が変わる事という事が有ります。熱が有ると思っても、平熱だと分かると多少身体が楽になったり、今日の様に熱が有る事が証明されると途端に疲れを感じたり。
本当に駄目な時はどう思い込もうと駄目ですが、この思い込みの力を利用すると結構頑張れる事に気付いたこの1年です。精神論的と言うか、体育会系な感じがして、自身でも余り好きにはなれない考え方ですけども。
独り言
風邪は大体治りました。一安心。
今月のバキ外伝
おかんの幻影が鬱陶しいのでおかんの幻影をぶん投げて拳を固めたところでフババンゴ(仮)が驚いて次回へ続く。
あれ…これ月刊誌…あれ?
今月のジャイアントロボ:第5話 誕生編5・復活のBF団
やっぱり『全ては眩惑のセルバンテスの仕業でした』オチ。ホッとした様なしない様な。
脊椎反射的な書きたい事は山程有るんですよね。
『村雨一家も一勢力なのかよ』とか『血煙連を村雨一家に付けちゃって、直系の怒鬼はどうすんの?』とか『そんな事より村雨竜作の悪党面が酷過ぎる』とか『3つのしもべの版権が取れたんだ』とか『ビッグ・ファイア様頭身高ェ』とか。
でもその辺を省いてでも書いておきたい事が1つ有るので、それを書きます。
来ちゃったか、
最初に断っておきますが、この漫画版ジャイアントロボは凄く面白いと思っています。OVA版並に横山キャラを贅沢に使い切り、第1話から今に至るまで変わらずのテンションを維持し続けているのは素晴らしい事です。この展開に対しても不満などは感じていないし、一寸やそっとの問題が有る位でこの漫画に対する評価が変わるという事は有りません。
ただ単純に1つだけ書きたいのは、根本的に『パラレルワールドは大嫌い』という事です。
より正確に言えば、『フィクション作品の中に出て来るパラレルワールド設定』が大嫌い。作品その物が現実のパラレルワールドである、という当然の話では無く、その作品世界のパラレルワールドが有る、というネタ。
他の人がそうしたパラレルワールド設定についてどう思っているかは知りませんが、個人的には手法としてのデウス・エクス・マキナに近い物だと認識しています。ご隠居の印籠と同じで、それさえ出してしまえば何が起きても納得せざるを得ない、という。
実際、設定として狡いんですよね。只でさえ作品とはそれ自体が創造された物だと言うのに、その中で更に『もしも』を体現した世界を出すんですから、何をやったって許されるし、描かれていない世界にならば不確定な可能性をばら撒いて放置したって問題は無い。作者サイドにそのつもりが有ったとしても無かったとしても、パラレルワールドが出て来た時点でその覚悟は必要になる訳です。
無論、中にはパラレルワールドが存在するという設定を巧く使いこなす作品も有るのでしょうが、設定自体が都合の良い展開を説明する為の舞台装置というのが変わる訳では有りません。
今川版ジャイアントロボの場合も、穿った見方をすれば、これを出した事で『OVA版と小説版と以前の漫画版とで毎回設定が違うのは、こういう理由です』と言えてしまうんですよね。ただの邪推に過ぎませんし、作者サイドにそのつもりが有るか無いかは分かりませんけど。
特報と予告編の公開開始。
やあ、濃い感じで良い感じに動いているじゃあないですか。中々良い迫力だ。実に馴染むぞッ。
スピードワゴンが出ないという驚愕の事実に怒り狂ったのも事実ですが、その他の部分は結構良さげじゃあないか、と思ったのも事実。波紋の描写にしても、メメタアの再現にしても、ジョジョ対ディオの動きにしても言う事が有りません。
他の部分が良ければ良い程に、スピードワゴンに対する恨み節も強まる一方ですが、もうそこは諦めましょう。後は、予告編の素晴らしさと内容の良さが比例していなかったゲーム版の様な事にならない様に祈るばかりです。
アレもなあ。要所要所は押さえているのに、肝心な部分がなあ。
今週の範馬刃牙:第55話 脱走
ゲバル、刃牙を完全無視。
凄えや、板垣先生。
もじゃがどうとか以前に、刃牙が勝負を申し出ていた事も勇次郎が興味を示していた事も完全にスルーじゃあないですか。やる気有んのか。
前々からこうなるであろう事は容易に想像出来ていましたが、それにしてもこのゲバル編の無意味さは酷過ぎます。アライJr.編に勝るとも劣らない無意味っぷりです。
余りにも無意味な事が多過ぎたので、どれ位無意味だったかを、下の図にまとめてみました。
前振り 予想されうる意味 結果 Mr.セカンと呼ばれる男が居る 強敵、或いは好敵手となる 刃牙との絡み無し
→無意味長老に
「今夜が最後の安息となる」
と言われる今後は何かが起こる 毎晩安息
→無意味ゲバルが相撲取りに
「地面に立ってるだけでは」
と意味深な事を呟くまたいつものハッタリ? 実はもじゃの伏線
→結局もじゃ効かない
→破壊力も効果も不明
→無意味横暴看守を助ける 看守と仲良くなる 現時点で看守の再登場無し
→無意味所長がマウスをマイケルに嗾ける ゲバルの噛ませ犬 マウスが綺麗にゲバルに噛まれる
→有意義刃牙がゲバルに挑戦を申し込み、
「いつでも」
と受理されるゲバルとの対決 無かった事にされる
→無意味オリバは彼女の為に戦っている オリバの強さの秘密が
明かされる素敵な彼女登場
オリバの筋肉の理由も判明
→有意義「何か、誰かの為に戦うのは弱み」
とゲバルが持論を語るゲバルは孤高の戦士 少年や国民の為に戦う事が判明
→無意味ゲバルがケントに壷を預ける 試合中に利用する 次の週から自分で持ってる
→無意味
最後は壷では無く国民を思い出す
→やっぱり無意味オリバvsゲバルは
ルーザールーズで開始きっと無意味 握って掴んで摘んで乗せた後、
『男勝負はシンプルが旨』の結論
→無意味顔にペイントでゲバル復活 ここから良い勝負が始まる 実は決まったのは足払いだけ
→無意味勇次郎がゲバルに興味 勇次郎襲来 ゲバル帰国
→無意味ゲバルがもじゃを披露 1.オリバに効く
2.刃牙に伝授する1.オリバに全く効果無し
→無意味
2.効果すら不明のまま帰国
→無意味オリバの筋肉は刑務所よりでかい いつものハッタリ 「俺が建物より大きいなんてウソだ」
→無意味置き手紙 刃牙へ何らかの弁明か オリバとマリア宛
→無意味
ほぼ無意味。酷過ぎ。
我(々)がこのゲバル編を通じて得たのは、オリバは文字通り愛の為にあの肉体を手に入れました、という情報だけじゃあないですか。
後付かどうかは分かりませんが、確かにこれは死刑囚編での台詞を鑑みても整合性の取れた内容で、オリバの強さの秘密が漸く判明したと言えますが、それだけの為にこんな大掛かりな事されても。大体刃牙関係無いし。
せめて、来週以降に『実はオリバ重傷』とか、刃牙が見様見真似でもじゃ習得とかやってくれないと納得出来ません。納得など不要だとでも言うのか。
アニメ:HELLSING OVA
発売日が2月9日だというのに、この期に及んでTrailer1つ出さないとはどういう事だ!と思っていたら、フィギュアの生産が間に合わないとかで発売日が延期になってました。しかも時期未定。ギャアア。
じゃあ通常版だけ先に出せば良いじゃない。本当にフィギュア起因なんだろうな、ええ?
此処で『ハリー』を連呼するのがヘルシングファンの在るべき姿なんでしょうが、敢えてそれは控えます。急がせたがばっかりに『なにぶん時間がありませんでしたからなあ。かなり無茶な制作でしたしね』とか言われる様なのが出て来ても、その、なんだ、困る。
きちんとした形で発売してくれればそれで良いです。無論、出来れば2月中。
『Die Hard』シリーズ最新作のTrailer公開。
所感。流石は人気シリーズ、金の掛け方が違う。
やはりとも言えるし、当然とも言えるんですけど、アクションが一々凄過ぎる。
ハリウッドのアクション大作の良いところは、制作サイドの考える『こんなシーンが撮りたい』を、予算が許す限り詰め込みまくって来る事ですね。結果、シナリオがお座なりになったとしても、きっちりと爽快感を与えてくれる。娯楽とは斯くあるべきです。
このシリーズ自体好きですし、『我(々)の見知ったタフネスが武器のアナログ親父 vs アメリカに喧嘩を吹っ掛けたサイバーテロ軍団』という構図にも興味をそそられるので、この映画は劇場に行くなりDVDを買うなりして必ず観ると思います。
余談
どうでも良い話ですが、前作の『3』は『Winter Arrows』の中の人と一緒に観に行ったのを思い出しました。
本当はもう1人行く予定だったんですが、寝坊か何かして置いていった様に記憶しています。中学生の時分ですからねえ、あな懐かしや。
それはさておき、前作の『サイモン曰く』ゲームは、緊迫感を生む上で素晴らしいアイディアだったと思います。しかもあのゲームは本当の目的の為の布石で、一作目で行った犯行と同じ発想の元に行われていた、という捻りも好きでした。
この『LIVE FREE OR DIE HARD』も、ハリウッド映画としてアクション面の面白さは担保出来ているとして、シナリオの面でもそうした面白さを持っていて欲しいものです。
衝動買いハリケーン:TV
もう何年も『買う』と書き続け、全く買う素振りを見せなかったTVですが、昨年末に出たボーナスを以て遂に買いました。
東芝のREGZAを。14インチから32インチに大幅パワーアップ。うわお。
買うに至った経緯はかなり単純で、
E原先輩:
「そう言えば、TVを買うプロジェクトはどうなったの」
自分:
「静かに密かに進行中ですよー」
E原先輩:
「もうその状態で何年さ。実は買う気とか無いっしょ。どうせTV殆ど観てないし、ゲームも殆どやらないし。お前にTVなんぞ不要だと思うのでボーナスで俺に奢るのが良いと思います」
自分:
「カチーン。いやいや、買う気満々ですよ。もう今にも買わんばかりの勢いです。今に見てろこの野郎」
という電話でのやり取りが元だったりします。うわお、超適当。正に衝動買いハリケーン。
まあ実際は、今までの環境だとWiiで遊ぶのに差し支えが有った、というのも理由の1つでは有ったんですけど。
今までTVでゲームを遊ぶ時は、TVのサイズが小さいので近くで観る事が多かったのですが、TVまでの距離が近いとWiiのリモコンが今一良い動作をしてくれないのです。離れれば思う通りに動くけれど、そうすると文字が読み辛い。
この問題を解決するには、大きいTVを買うしかない、という結論に至った訳です。うわお、激適当。正に衝動買いハリケーン。
で、所感については、やっぱでっかいのは良い事だ!――と書きたいところですが、実は未だ箱から出していなかったりします。
自分の部屋は、今まで『14インチのTVで丁度良いレイアウト』になっていたので、根本的に変えないとTVが置けないのです。買う以上はそうなるだろう、と想定はしていましたが、いざレイアウト変更を考えるとこれが中々面倒でいけない。
折角だからガラっと変えたいんですけどね。どうしたものか悩みます。
一部に熱烈なファンが居るらしい、トゥーンCGのコメディアニメ。
E原先輩に『面白から観れ』とDVDを渡されたので観ました。
所感。見事に嵌った。
所謂シュール系なので、万人向けでは無いんですが、嵌るとエライ事になります、これ。
作品は、Turkey's Hillという架空の地方都市が舞台となっていて、各話毎に、そこに住む人々の日常(メイン)を1つ、そこで放送されているTV番組(劇中劇)を1つ、その回のメインで出ていた会話の中からピックアップした台詞の英会話レッスン1つという3つのチャプターから成り立っていて、その何れもが独特のコメディ感に染まっています。
会話のセンスにしても、テンポにしても、2人しか居ない声優の名演技っぷりにしても、グダグダ感を超越したユルい感じに満ち溢れていると言うか、一寸方向性を違えた『ウゴウゴルーガ』風と言うか、兎に角他に類を見ない
繰り返しますが、観る人を選ぶのは確実ですけど、嵌る人は本当に嵌ると思うので、興味の有る人は取り敢えず観てみて下さい。Just do it!
PC:Windows Vista
本日、遂にVistaが発売。ですが。
今買えば色々と実験出来て楽しそうでは有りますが、未だ対応しているドライバやソフトウェアが少ない事、今のPCに入れるには厳しそうなので自作機を組み直す必要が有る事、そしてその組み直し時期は今では無いと思う事、等を理由に見送りました。
人柱も悪くは無いんですが、職場にも幾つかVista搭載機が来たので、暫くはそっちを弄って我慢する事にします。
1月31日(水) 最近の360の熱さは異常。
独り言:結局PS3は負けたのか否か
『ギャングスター』の中の人と、『PS3がポシャったらお祭しましょう』なんて言っておきながら、PS3の話題について今まで殆ど触れて来なかったので、ここらで弊サイトとしての見解を書いておこうと思います。
そもそもの話になりますが、今回のPS3、Wii、X-BOX360といった3機種の『競争』は、それぞれが全く異なるフィールドに主観を置いているので、売り上げやゲーム市場のシェアという点を除けば勝ち負けの有る勝負をしているとは考えていません。
その前提の上で先に結論を書くと、『印象という面で負けたハード』というのがPS3の印象です。
PS3は元々『ゲーム機じゃない』発言に有る様に、その名前が持つ知名度を使ってCELLやBlue-Ray市場の足掛かりを得るのが目的でしょうし、Wiiは元々『ゲーム機は玩具』という思想の下、ゲームで遊ぶ人を増やす事を目的にしている。そして実は一番分かり易い立場に在る360は、今までの歴史に則った『技術の進歩に合わせたゲーム機』として『今のゲーム市場に主観を置いた』販売戦略を展開している。
それぞれが、自分達の目標と戦っているだけなので、そこに他者と比べての勝ち負けは無い、と考えるのが妥当でしょう。
ただ、一般的なEUからすれば会社の目標なんかどうでも良くて、より面白く、よりコストパフォーマンスの良い物に対して興味や好印象を抱く訳で、その目線で考えた場合に現時点でのPS3はどうなのか、と言うと、明らかにWiiや360に劣っていると感じる訳です。
その理由は無駄なオーバースペックや金額、或いは『音が出なくても我慢すれば遊べる』とか言ってしまうSCEの悪印象であったりするんですけど、何より現段階における圧倒的なタイトル不足が大きいと思います。
一覧を見て頂けると分かると思いますが、4万円以上出してハードを買うに値するキラータイトルが殆ど無いのでは、良い印象など持てよう筈も有りません。
対するWiiの一般に対する好印象や、地味に濃いタイトルを出し続けた360が盛り上がって来ているのは書くまでも有りません。と言うか、書くと面倒なので省きます。
こうした事から導き出された結論が、先の『印象という面で負けたハード』という事です。
勿論、これは今この瞬間の話であって、今後に『FF13』や『MGS4』といった大作が来る事で巻き返しが入る可能性も十分に残っています。それは同時に、その後に何も続かない可能性も秘めている訳ですが…。
何れにせよ、弊サイトは『今は負け』という認識なので、お祭は行う予定です。
…来年の今頃はどうなっているかで、第2回の祭を予約するのも有りかな。
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