10月1日(木)
今週の範馬刃牙:第178話 迎撃
平手打ち、金的の効果に続き、カウンターの効力をまる一週間かけて説明する面白解説要員こと烈海王。
曰く、『被弾を忘れた肉体への迎撃』は『まるで不意打ち』らしく、それ故にダメージが増すとの事です。仰る通り。
正に仰る通りですが、烈が最後に放った崩拳も、克巳が最後に見せた衝撃波攻撃もカウンターだったんですけどね。しかも克巳の方は正真正銘音速の速さでの不意打ち。
板垣先生は、理屈は何だか間違っていても、それを突き破って納得させるだけのハッタリ力みたいなのを持っている方だと認識していたんですけど、ことこのピクルについては説明も勢いも中途半端でいけません。
これならばゲバルのもじゃの方がよほど面白かった。
10月2日(金)
ゲーム:『バイオハザード5 オルタナティブエディション』が2010春発売
モーションコントローラに対応し、新エピソードも追加される、いわゆる完全版商法になる模様。
いや、こういうのこそDLCで提供すれば良いじゃあないですか……。
何れにしてもWindows版を買いそびれていて良かったです。
買った後にこの情報を見たら今以上にガッカリした事でしょう。はぁ。
10月3日(土)
映画:ヒットマン (原題:Hitman)
同名のステルス系アクションゲームの映画化作品。
感想。ゲームの映画化としても、何と無く楽しめるエンターテイメント作品としても十分に及第。但し、主役の47が少し甘い。70/100点。
主人公である『エージェント47』は、ある組織に育てられた冷酷無比な暗殺者。今回も依頼に基づいてロシアの政治家を暗殺した物の、何故かその政治家は生きていた上、47がインターポールや組織から追われる羽目に。47は事件の真相を知る為に、自分の暗殺現場を目撃したとされる娼婦・ニカに接触するも、ニカと居る内に本来持ち得なかった感情が目覚めてしまってさぁ大変、というのが粗筋。
ぶっちゃけてしまえば、基本的なプロットは『レオン』と同じですね。主人公が孤高の暗殺者か組織に所属しているか、ヒロインが少女か娼婦かの違いが有る位で。
ただ、この映画に於いて敵対するライバルについては、スタンスフィールドの様なクレイジーでは無く、47を生涯の宿敵と認める正義感の強いインターポールであるという大きな差が有ります。この主人公を追う者の差が、『レオン』と本作のラストを決定的に分ける差に繋がるのですが、それは観てのお楽しみ。
本作はステルス系のアクションゲームを基にしている分、アクション映画というよりもスパイ映画としての側面が強く、様々なアイテムや手段を以て対象を暗殺せしめる47や、その画面構成にある種の洒落っ気を感じさせるのが特徴です。
また、原作へのリスペクトや愛が存分に組み込まれており、TPSである原作のテイストを表現する為に、47の背面からのカットや固定カメラによるシーケンスが多用されていたり、皆大好き47のコスプレ大作戦も有ったり、腐れ縁のエージェント・スミスや声だけ出演のダイアナさんも出ていたりと、ファンに『ちゃんとヒットマンしてるなぁ』と思わせるだけの演出が数多く有りました。
しかしそれ故に、前述した47の一寸した甘さが気になります。
そもそも47はもっと強面でしょ、という見た目の問題も有るのですが、感情が無い割には優しそうな表情や憂いを秘めた顔を見せ過ぎなのです。この映画単体として考えれば、それで十分に過ぎる程良いのですが、他の要素がきっちりと『ヒットマン』だけに、この部分が凄く勿体ない。
残念な点も有りましたが、ゲームの映画化という点では巧くいった部類だと思うので、原作のシリーズを楽しんでいる人は観てみるのも良いかも知れません。
10月4日(日)
小話:サザエさん病を克服するたった1つの冴えたやり方
『彼の病気は、月曜日を嫌うが故に発病する。土日という安堵の時から現実に……戻されるが故に』
『でも考えるんだ……何故、月曜のみを嫌う?』
『答えはそこに……有る』
『問おう。月曜が嫌いなのか?……仕事が嫌いなのか?』
『月曜が嫌いなんじゃあない、仕事のある平日が等しく厭なんだ』
『そう考えたら、月曜なんて大した事は無い』
『宇宙に比べたら何て事は無い、位の詭弁な気もしますが』
『でもそれで克服出来たんだから良いじゃない』
10月5日(月)
今週のONE PIECE:第559話 “天命”
元々大してジタバタしていなかった気もするエースが、助けられる覚悟と殺される覚悟を完了。
その顔色が伺えなかったセンゴク元帥は、エースを見て何を思ったのでしょう。流石はあの男の息子、と感歎したのでしょうか。それとも、これだからあの男の血は絶やすべきなのだ、と決意を新たにしたのでしょうか。わざわざ背中が描かれただけに少しだけ気になりました。
しかし助けるにしても殺されるにしても、何ヶ月もかかりそうなのが恐ろしいところ。
描写の上でのスピード感は有るんですけど、実際は『ルフィが来た』という点を除けば話が殆ど進んでないですからね。ある意味では今一番ノリに乗ってるバギーの『海賊も!!海兵も!!有名人だらけじゃねェか!!!』の台詞に代表される通り、単独で○○編を張れそうなメンバーが揃っているだけに、収束する気配が無ければ、どう収束させるのかもまるで見えません。それでも面白いから全く構わないんですけど。
余り他の漫画を引き合いに出すのは良く無いのですが、対立する勢力の主力メンバーが揃っているのに、悠長に大ゴマと逆転連続の一対一バトルを続けている某死神漫画も、もう少しこうした勢いを乗せて欲しい物です。1年以上ただ突っ立って部下の戦いを見てるだけのボスとか、出て来た意味が無いじゃあないですか。
10月6日(火)
ネットで発見:360度の立体映像を、特殊なメガネ不要で観れる『フルパララックス立体ディスプレイ』
CEATEC JAPAN 2009で日立が参考出展していたそうで。
やぁ、凄い。これは素晴らしく凄い。
原理で言えば現代科学の延長でしか無いみたいですが、エコとか宇宙とかよりも、こういうSFチックなガジェットをガンガン創っていって欲しいものです。だって『一般人でも月面旅行が出来る日々』より、『立体ディスプレイが居間に有る日常』の方が面白いでしょう?これでFPSとかやったらどうなっちゃうんですか。うわぁ、欲しい。
10月7日(水)
独り言:宮城県知事選挙イメージキャラに「戦国BASARA」の伊達政宗を起用
世の中には『戦国BASARA』を知らない様な宮城県民も確実に存在するのです。詰まりは、とどの詰まりは弊サイト管理人の様な。
そうした宮城県民の1人として言わせて頂くと、これは小っ恥ずかしい事この上無いです。何このアニメの町おこしみたいなノリ。仙台市選挙の『てとりん』が良いのかと問われると微妙ですが、これは無いでしょう。
せめて、せめて同じ伊達政宗を起用するならば、『へうげもの』の方を起用すれば良いのに。その方が伊達っぽいのに(同じ過ちを繰り返す人のサガ)。
10月8日(木)
今週の範馬刃牙:第178話 俺は
Q.ピクルが変身した辺りに『決着は直後でした』って言っていませんでしたっけ?
A.口を慎みたまえ。
遂に烈さん怒る。
随分長い『直後』だなあと思っていたら、『数瞬を詳しく語っているだけ』なんだそうで。
ええ、ええ、そうでしょうよ。
ところで、こうして一々後日談が入る所為で、戦いのペースに集中出来ないったらないですね。この手法はそう何回も使わない方が良いんじゃあないでしょうか。
閑話休題。
烈のご立腹は置いておいて、今週の一番のトピックは、間違い無く刃牙の『高速移動』だという話。
『人類は退化した』と感じた烈に相反する様に、刃牙が『人類は格闘技を手に入れ進化した』と鼻息荒く語ったのは記憶に新しいですが、『ピクルの高速回避と互角の高速移動術』は明らかに『格闘技』ではなくて『肉体』のスペックに依存するものですよね。お前……言ってる側から何無茶苦茶してやがる……!!
最早、刃牙が元々『ピクルと同じ身体能力+格闘技を持っている』とされた方が分かり易い気がしてきました。それならば、烈達に勝てなかったピクルを圧倒している理由にもなりますし。そう思いませんか?そうですか。
10月9日(金)
飲酒メモ
本日の理由:新入社員歓迎会
本日の面々:同僚19名
本日の飲酒:ビール×1、カシスグレープフルーツ×3 (許容量)
いつもと同じ、ぎりぎり許容量位で控えた筈なのに後半は酔いが回って吐き気が。
最近は頭痛も酷いですし、実は風邪だった――というパターンになるのを避けたいところです。
10月10日(土)
夢メモ:それでも夢だと気付かない
これといって見覚えの無い老人が、複数体の女性型ロボットを使って世界を征服しようとしている夢を見ました。
結局世界征服は実行前に警察にばれて失敗したのですが、夢の中ではその老人を祖父と認識しており、連行される姿を見ながら『会社で、“親族が世界征服しようとして失敗した”って言ったとして、誰か信じるかなあ』と他人事の様な事を考えていました。
誰もがこの出来事を信じない可能性について考えていながら、夢である事には気付かないのだからどうしようもありませんね。
夢の中で夢に気付く人が居ると聞き及んだ事が有りますが、一体どうやってるのでしょう。
10月11日(日)
独り言:今週の『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』がアレ過ぎる
いわゆる『総集編』というやつだったのでしょうが、構成が何だかアレだったり、ホーエンハイムのキャラがかなりアレだったり、要するにかなりアレでした。
元々このアニメ版は、原作のダイジェストみたいな造りではありましたけど、最近は結構安定していただけに今回のダメージは大きいです。何と言うか、この気持ち悪さはアニメ版ネウロを観た時のそれに似ています。『あれ、これ原作を知ってる事が創ってる筈だよね?』というあの感覚。
こんな謎の夢オチを入れてる暇が有ったら、馬車強盗のエピソードを入れるべきでしょうに。全く補完される様子の無いヨキの話とかさ。
折角なので『鋼の錬金術師』の独り言を続けてみる
この作品の根底に有る『人体錬成をすると真理と会う(扉を開く)』という設定についてなんですが、これが『人体』に限った事なのかが気になる最近です。
ホーエンハイムの間接的な助言でエドが得た『魂は錬成出来ない』という答えや、擬似真理の扉からの脱出を見る上では、『人体を錬成する事』が扉を通過する条件となっているのは確実なんですが、では猫や牛といった動物の身体を錬成しようとするとどうなるのでしょう。もっと言えば、同じ『生命』である『植物』の錬成は出来るのでしょうか。
作中のエドの言葉を借りれば、人間は『市場に行けば子供の小遣いでも全部買えちまう』程度の成分で出来た『動物』でしかなく、そうした意味では植物やその他動物と何ら違いはありません。それでも、仮に植物や動物の錬成では扉を通れない(≒リバウンドが無い)ならば、人間は動物の中でも特別な存在という位置付けになる訳で、その特別である事にも何かしら理由が有る筈なのです。ならばその理由は何なのか、それを知りたい。
前述で『仮に』とは書きましたが、アメストリス程の大国が人柱の準備に手こずっているところからすると、動植物では扉を開けないのは確定だと思っています。だからこそ『人間の錬成』でないと扉が開けない理由の説明が欲しい。それ以前に、扉とか真理に関する説明の方が大切、という話も有りますけどね。
10月12日(月)
今週のONE PIECE:第560話 “インペルダウンの囚人達”
今回の感想を述べると
- ハンコックは実に馬鹿で素晴らしい
- ドフラミンゴの後ろ姿の間抜けさは異常
- クロコダイルがダメージ受けてるのは何故
- 確かにイワンコフの顔は忘れられない
- このタイミングで1週休載は余りと言えば余り
という感じで、中身も感想もタイトルと殆ど関係有りませんよね、というお話。
本当に何でこのタイトルなんでしょう。出たのは精々くまにやられたキャンディー達位ですよね。これなら、白ひげに弄られた分まだ先週のタイトルにした方が良かったと思うんですけども。タイトルにも拘りを見せる尾田先生だけに、一寸不自然な気がしました。
10月13日(火)
独り言:まつざかうし
「最近TVで松阪牛を『まつざかうし』って言うんだよ……」
「これって物凄く違和感を感じねぇか?」
「何で牛を訓読みするんだよ……」
「前沢牛だって吉牛だって牛乳だって、普通は音読みで『ぎゅう』だろうがよォ〜!」
「じゃあ何か、日本人は『にほんひと』か?北斗神拳は『ほくとしんこぶし』だってかァ〜?そりゃあおかしいだろうがよォ〜!」
「何かどっちでも良いらしいですよ」
「あ、そうなの……?」
10月14日(水)
ゲーム:『北斗無双』発表
遂に『北斗の拳』が来ましたねえ。何か中の人が違うっぽい気はしますけども。
この調子で行けば、いつかは『ベルセルク無双』とか『ジャイアントロボ無双』をやってくれるかも知れません。嗚呼、何て便利なフォーマットなんだろう。
10月15日(木)
今週の範馬刃牙:第180話 Finale
冒頭でやられました。
煽り:
ジャックをも惑わすピクルの高速移動!!
刃牙は、技術でそれに追い付くッッ!!
モノローグ:
絶望的な体力差を――
埋め難い筋力差を――
格闘技という文明の利器で克服
どんな技術(格闘技)よ。
百歩譲って、あのアッパー擬きを蹴りで相殺したのは良いとして(あれも反作用が無いのはおかしな話ですが)、高速移動を実現する技術って考え難い物が有ります。宗次郎の縮地とかCP9の
そして謎の妖術で散々掻き乱した後に、『救い難き強欲』とやらでオリバ戦終盤をやり直す意味も理解しかねます。
この期に及んで刃牙が殴り合ったところで、今更ピクルが技を使ったからと言って、それが何だと言うのでしょう。
497Pにも渡ったらしい雄比べが漸く終了した、というのは良いのですが、刃牙がこの対決で勇次郎戦に繋がる何かを得たとは考え難いです。少なくともこの闘いに於ける刃牙は、自身が持っているスペックだけで戦い抜いたので、ピクルの株を大暴落させた以外は『なんちゃない』のではないでしょうか。
勇次郎のターン(冒頭〜会話開始まで6P位、最後に一寸した技を見せたり思わせぶりな笑顔で締め)が来る前に、その辺を巧くまとめて欲しい物です。
これでまた新キャラが出て来たりしたら、もう……もう……ッッ。
10月16日(金)
飲酒メモ
本日の理由:勢いで
本日の面々:上司、同僚3名
本日の飲酒:白桃おろしサワー×3、洋梨すりおろしサワー×1 (臨界点)
10月17日(土)
飲酒メモ
本日の理由:友人が宮城に遊びに来たから
本日の面々:友人ら5名と
本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×1 (許容量)
本当に最近は飲む事が多いので、今日は最初の1杯以外は烏龍茶を飲んでいました。
烏龍茶を飲む事にツッコミを入れて来ないメンバーは楽で良いです。
10月18日(日)
独り言:余りに痛いと笑う事が多い
喩えでも隠語でも無く純粋に痛い話なので、苦手な方は飛ばして下さい。
実は数日前から、胸の中央辺りに謎の赤い腫れ物が出来ていたのですが、それが昨日から突然ペットボトルの蓋位の大きさになってしまいました。
ウルトラマンのカラータイマーが付いた感じとでも言えば良いでしょうか。見た目がふざけている上に、痛みまで感じる様になったので、明日病院に行く算段を決め込んでいたところ、シャワーを浴びている最中にそれが破れたらしく、はたと気付いたら胸元から赤ワインをこぼした様な状況になってて驚きました。水が染みて笑う位痛がったのはその数秒後のお話。
しかし痛いよりも何よりも、風呂から上がって1時間位経つ現時点に於いて尚、地味に出血が続いているのが恐ろしいです。その上鏡で傷を見ると、底の見えない穴が見えるのも凄まじく恐い。
『ギュドンドンド族は大変だなあ』と考えるだけの余裕――というか、こうして日記のネタにするだけの余裕は有るのですが、明日病院に行った結果不幸な事を言われないかちょっぴり心配だったりします。消毒液貰って終わり、とかなら良いのですが、メスは遠慮したいところです。
10月19日(月)
独り言:続・余りに痛いと笑う事が多い
承前。
お医者先生に診て頂いた結果、『本来体外に出す老廃物が、傷か何かの影響で体内に袋を作って溜まり、それが破裂した』という状況説明を受けました。
幸いメスを使う様な事は有りませんでしたが、お医者先生が説明の最中にピンセットを取り出したのを見た時には、心の中で『嘘ーん』と叫びそうになったりならなかったり。それって傷口を弄る気満々ですよね、みたいな。そして実際に弄られて結構痛い思いをしました。麻酔を使う程じゃあ無いのは分かりますけど、それにしても……。
最終的には、消毒液と化膿止めを貰うに留まった物の、傷の場所が胸の中央の為、日常の色々な動きで筋肉が伸縮して傷が塞がり辛く、数日は安静にする事になりました。
傷口が余り直視したくない感じなのもキツいですが、俯せや横向きで眠れないのがかなりキツいです。
10月20日(火)
今月のSTEEL BALL RUN:#52 追い付く看板
まさかの看板無関係!流石は荒木先生、そこに痺れる憧れる。
今まで不思議だった――そして今後も謎のままになると思っていた――大統領の『引き継ぎ』が明確に描写され、すっきりとした気分です。
やはりキーとなるのは精神の形であるスタンドだった、という事ですね。隣の世界と行き来する能力を持っていながら、彼だけが基本の存在しかスタンド能力を使えない理由もそこに有るのでしょう。
後は、『隣の世界はD4Cが作ったのか、元から存在しているのか』という疑問と、後者だった場合の『隣の世界の大統領は遺体の事を何処で知ったのか』という謎が解明すれば更にすっきりします。
まだ謎の残る大統領は、最高にハイ!ってヤツなのか「どジャアァぁぁ〜ン」と叫ぶ程にノリノリ。
思い起こせば、この人は変にテンションが高い傾向に有りますよね。ビール飲んで「イエスッイエスッ」とか、部下を消す時の「ドジャアア〜ン」とか。これで当初の小柄なデブキャラだったら尚個性的で良かったのに、何でこんなハンサムになってしまったんでしょう、勿体ない。
10月21日(水)
ゲーム:ドラキュラ伝説 ReBirth
あらやだ、何これ。超欲しい。
『「ReBirth」シリーズならではの〜』という説明文を見て調べてみたら、『GRADIUS ReBirth』や『魂斗羅ReBirth』なんてのも出ていたんですね。全く知りませんでした。
それぞれ1,000円というお手頃価格ですし、余裕の有る時にでもこれと『魂斗羅ReBirth』は買ってみたいです。
10月22日(木)
今週の範馬刃牙:第181話 闘争の不文律
きっと曖昧にされるんだろうなあ、と予感されていた『文化としての闘い』は曖昧どころか完全にスルーされて超雄対決が終了。
ピクルが勝った様な刃牙が勝った様な、という『決着』が曖昧にされるオチがつきました。めでたしめでたし。いいえ、一つもめでたくありません。
何と無く良い話っぽく終わらせようとしていますが、それは無理でしょう。
花山さんの理屈は如何にも花山さんっぽくて分かりますけど、こういうオチにするならばピクルが技を使った理由を明確にしていただかないと話になりません。最後のアレは刃牙が圧していたという訳でもありませんよね。
こういう『解釈による』決着も有りですが、話運びだけはしっかりとして欲しい物です。
10月23日(金)
飲酒メモ
本日の理由:出張先での懇親会
本日の面々:グループ会社関係者約100名
本日の飲酒:ビール×1 (許容量)
100人中80人は23、4歳の入社1年位の新社員達だった為、若さパワー的な物を全身に浴びて来ました。
若さはと良い物です。数年前はああだった様な、そうでも無かった様な。
10月24日(土)
今月のジャイアントロボ:第38話? 激闘!!梁山泊編・プロローグ
プロローグ、という事でまさかの4ページでした。しかも内2ページは見開きで、1ページは1コマ。
前月のラストを見てみると、確かに『次号、新章プロローグ!!』と記載されてはいましたけど、月刊でこれはとても悲しいです。
取り敢えず、『ドロヘドロ』風に今月分かった事。
- 大作の誕生は運命に定められていた
- “約束の日”と称される梁山泊最後の日まで大作を育てる必要が有る
- 韓信元帥は運命を受け入れている
現段階では踏み込んだ予測をするのは難しいところですが、ジャイアントロボがその運命に一枚噛んでいるのは間違いでしょう。或いは、その運命から大作を解き放つキーがジャイアントロボであり、草間の乱だったのかも知れません。
しかし予想の斜め上を行くのがこの作品の常、大作が博士の実子じゃないとか持ち出して来る可能性も有るので、やっぱり今は何とも言えませんね。っていうか、お母さんは出て来ないのかい?みたいな。お母さんがコアなのかい?的な。それエヴァじゃないか、みたいな。
余談ですが、『地球が静止する日』の草間博士の今際の台詞『幸せは犠牲無しに得る事は出来ないのか?時代は不幸無しには越える事は出来ないのか?』は、大作の母が博士に遺した言葉でもあるそうです。博士はその答えを見付ける為にジャイアントロボを造り、息子にそれを託した訳ですね。
この作品の方でも、母は何かしらの言葉を遺しているのでしょうか(先ずは生きているかどうかですが)。気になります。
10月25日(日)
映画:ウォッチメン (原題:Watchmen)
同名アメコミの映画化作品。これもDVDを買ったまま今日まで観るのを忘れていました。
感想。劇中、キーワードとして何度も使われる『ジョーク』という言葉がある意味全て。75/100点。
この作品について簡単にまとめると、『もしもヒーローが現実の冷戦時代に存在したら』を『大真面目に考えた結果生まれた物語』と言えます。
但しここで言うヒーローは、見返りを求めず正義の為に正義を成すスーパーヒーローでは無く、自前のコスプレで身元を隠して戦うアメコミ的な自警団擬きです。彼らは派手な大立ち回りで目立ちたいだけの人物や、暴力を振るう大義名分が欲しいだけの人物、犯罪者が許せないだけの人物などが集まっているに過ぎず、俯瞰で見ると正義とも悪とも言える微妙な存在でしかありません。一般人と比べればその身体能力――或いは財力――が凄いのは確かですが、あくまでも一寸目立つ人間なのです。
しかしこの世界には、1人だけ例外的にホンマモンのヒーローも居ます。彼は不幸な事故で量子を統べる能力を身に付け、分身も巨大化も瞬間移動も、過去や未来を見る能力すら得たスーパーヒーローです。この作品に於けるアメリカは、彼に『Dr.マンハッタン』の異名を付けて利用し、ベトナム戦争に勝利すると共に、冷戦真っ直中のソ連を牽制しまくっていましたが、その結果ソ連の核兵器開発が進んでしまい、世界は『もしかしたら核戦争による終末が訪れるかも』という不安に落とし込まれる事になりました。
物語は、その世界で『一寸目立つ人間』に過ぎないヒーローの引退者、通称コメディアンが何者かの襲撃で殺害される事件により幕を開けます。
多くのヒーロー達が、ヒーロー禁止条約を切っ掛けに普通の生活に戻っていった中で、ただ1人『悪・即・斬』を貫いていた現役ヒーローのロールシャッハは、コメディアンの死について独自に調査を開始。元ヒーローであるヴェイト社の社長・通称オジマンディアスが殺し屋に狙われ、かつてのライバルであったモーロックまでも殺害された事から、ロールシャッハは『ヒーロー狩り』が行われていると確信し、かつての相棒であるナイトオウル2世と共に事件の真相を追い、やがて全世界を巻き込む驚愕の事実を知る事になる、というのが大筋です。
これだけ書くと『良く有るお話』にも見えますが、実際はもう少しデリケート且つ悪趣味です。
前述の通りヒーロー達は単なる正義の味方では無く、一般市民からは敵対視すらされていますし、ホンマモンのヒーローであるDr.マンハッタンは、人間を超越した存在である故に感情や考え方まで人間のそれを超越してしまっており、物事を宇宙規模で考える困ったさんです。その上世界は核戦争に向かって突き進んでいるので、『ヒーローが居たから世界は安心だ』なんて事はありません。仮にDr.マンハッタンが人間性に目覚め全力を出したとしても、無効化出来る核は99%に留まり、残り1%の核で世界は十分に滅びてしまいます。
正義感の強いヒーロー達が居る。救わねばならない世界が有る。でも悪役は居ないという皮肉な世界。
ヒーローやかつてヒーローだった者達は、そんな世界でそんな世界を享受して生きていくのか、或いはそんな世界を変える為にそんな世界で何を成すべきなのか、各々が生き方、目的、手段について葛藤していくのです。そこに正しい解など有る筈が無く、各々が出すそれぞれの答えが、悲劇とも喜劇とも言い難い皮肉――まるでジョークの様な結末に繋がる事になります。
全員のバックボーンを一々描写するので中盤までは話が殆ど進まなかったりだとか、濡れ場が無駄に多い上に長いだとか、作風自体にも本来的なツッコミ要素が有るのですが、物語が綴るジョークが余りにも濃い為、そのジョークをどう受け止めるかが重要なポイントとなります。
この物語は、正義と悪しか存在しない世界で悪の根絶を願う男の物語でもあり、世界に翻弄されながらも漠然とした世界平和を望んで戦う者達の物語でもあり、何もしない神に代わって人類の救済を目指す天才の物語でもあり、悲劇と喜劇の狭間で愛を謳う人間賛歌の物語でもある。常に模様が変わり続けるロールシャッハのマスク模様は、こうした物語性を象徴している存在と言えるでしょう。
面白いか否かで語ると、面白いのは確かです。ただ、比較的方向性の近い『ダークナイト』と比べても、より人を選ぶ作品だとも言えます。
アクションシーンは映像的には派手な物の、実質的にはかなり地味ですし、世界平和を目指すとは言っても、明確な絶対悪が存在する勧善懲悪の物語でも有りません。詰まりは『爽快感も救いも望めない映画』なので、求める方向性が誤っていると単に退屈で詰まらないジョークを視るだけになるでしょう。
個人的には大変気に入ったので、原作の漫画も読んでみたいと思っています。探さないとなあ。
10月26日(月)
今週のONE PIECE:第561話 “ルフィVSミホーク”
戦争が始まってからというもの、あの手この手で疾走感やインパクトを継続させている事は正に賞嘆ものですが、その犠牲として色々な戦いがブツ切りとなっているのは否めません。
今回の勝負は良いとして、隊長や海軍大将、七武海の勝負はその殆ど全てがスルーですからね。啖呵を切ったり睨み合いしたりしていたのに、気付いたらその他大勢との戦っているというのは、戦場という場に於いてはリアルかも知れませんが、漫画を楽しむ上では残念です。え、あの対峙はどうなったの?と。彼らの決着は?と。
そうして冷静に見ると、実はマルコならあっさりとエースを救えるんじゃないかとか、白ひげの力で今回ラストに出て来たアレは一網打尽なんじゃないかとか、皆が海に飛び降りたタイミングで青キジが能力を解除すれば海賊達が一網打尽だったんじゃないかとか、色々な事を考えてしまいますね。七武海について『彼らが一丸となって戦う事はまず考えられない』みたいなモノローグが有りましたけど、海軍の大将達にも当て嵌まるのも如何な物かと。
さておき、海軍が切り札を切った事で、文字通り戦局が大きく動く筈。白ひげ陣営にも切り札が有るのか、或いは海軍は更に奥の手を持っているのか――この戦争もそろそろクライマックスかも知れません。
10月27日(火)
独り言:『Multimedia Fusion 2』日本語版が12月3日に発売
やぁ、遂にこの時が来ましたか。
『たのみこむ』のアカウントを取ってまで賛同した甲斐が有るという物です。買いますよ、それはもう絶対に買います。これで今まで手探りでやって来た作成作業も、大分効率化が図れるに違いない(皮算用)。
10月28日(水)
ネットで発見:置いた机から音を出す振動式スピーカー
あらやだ、面白そう。
と感じたのも束の間、
「テーブルに置くと、本体から離れても同じテーブル内であれば音量が小さくならないため、大人数の会議などに最適」
の説明を読んで、反射的に『確かにこれが有ると会議で便利だな』と思ってしまった自分に衝撃を受けました。
仕事以外で仕事の事を考える様な大人にはなりたくなかったのに、超なってる。みたいな。みたいな。
10月29日(木)
今週の範馬刃牙:第182話 友好条約
で……出よったー、範馬勇次郎の『こんなに凄いよ』エピソードやー!!
と見せ掛けて、勇次郎でも無理な物は無理、という不思議な展開に終わったので魂消ました。なぁに、その詭弁。まるで刃牙じゃない。あ、父親か。
最早恒例となっている『転機としての勇次郎登場』ですけど、大体は親馬鹿っぷりのアピールか、敗者の排除を伴う事が多いので、今回も『ストライダムか光成辺りと刃牙vsピクルについて語る』か、『ピクルに説教した上でグシャッとする』かだと思っていたんですけどね。何でしょうね、これ。予想が外れた事が悔しいとかでは無くて、純粋に今回のエピソードを差し込んだ意味が不明です。
熱心なバキ読者の10割は、勇次郎が強い事はコーラを飲んだらゲップが出る事よりも確実且つ十分に知っています。今更勇次郎の凄さを描く事は、今更ドラえもんのメインカラーを23分かけて説明するに等しい無駄な行為なのです。故に、我(々)は『勇次郎が凄い』エピソードを熱力学第二法則級に憎む。
そうした現状に於いて、今回の話は『勇次郎がまた凄い――と思ったらそうでも無かった!』とオチをつけた事で、一見いつものパターンを回避した様に見えますけども、勇次郎を出した上で『勇次郎でもこれは無理なんで』みたいな事をされると、じゃあこのエピソードって何の為に有るんだっけ、という話になりますよね。テーブルを斬ったのは凄い。そう言う意味では『勇次郎が凄い』だけど、言われた事をやっていない時点で『勇次郎が凄くない』。いつものパターンじゃないから良いという話では無くて、単に漫画として理解不能。
今思えば、死刑囚の逃亡ニュースを大股開きで聞いてた時位からですかね、勇次郎の登場に意味が無くなり始めたのは。
それでもシコルスとの対面の頃は、勇次郎が出て来るだけで興奮したのになあ。どうしてこうなったのやら。
10月30日(金)
ゲーム:BAYONETTA
勿論買いました。
序章とChapter 1をやった上でのPS3版の所感は、『アクションゲームとしては最高レベル、商品としては最悪レベル』。55/100点。
友人が360版、自分がPS3版を買ったので、両方のハードが有る友人宅で比べてみたのですが、PS3版は読み込みの多さに対してHDDインストール非対応という謎仕様の為、『ローディングが頻発且つ長い』という最悪の状況が生まれていて、正直遊ぶに耐えませんでした。初出のアイテムを拾って2秒の読み込み、デモを飛ばす為にスタートボタンを押して2秒の読み込み――って今時そんなゲーム出すのは正気の沙汰ではありません。
色々なゲームをやって来ましたが、ここまで『凄く面白いのに、やり込む気は全く起きないゲーム』というのは初めてかも。
詳細な感想は一通りクリアした後にまた記載する予定ですが――兎に角大変残念なゲームなのは確かです。
まさかこのゲームが滑るとは思っていなかっただけに、ダメージがデカ過ぎます……。今年のベスト・オブ・ガッカリ。
10月31日(土)
漫画:『ベルセルク』34巻
中身は『殿がご乱心であられる』から『洒落にならないボヘミアン・ラプソディ発動』まで。
うむ、噂に違わぬ画集っぷりよ。
濃度というか描き込みっぷりが凄まじい、という前提条件を付けた上でですが、基本的に1ページ1コマか多くて4コマ、見開きもバンバン使いまくりなので、内容的には『バキ』や『BLEACH』の単行本と同じ様な速さで読み終わりました。いえ、くどい様ですけど、1コマ辺りの作画時間に大きな隔たりが有るのは一目瞭然なんですよ。でも内容としては……その、ええ、余り……進んでないです。
とは言え、ご乱心めされた殿との戦いを、この1冊で終わらせた事は大変な賞賛に値します。本体がああも巨大な上に、地面では量産型殿と鷹の団との局地戦、しかもコマの殆どは大ゴマばかりとなれば、単行本2、3冊分位の戦いになってもおかしくはありませんでしたからね。それを冗長化させず、綺麗に収めたのは素晴らしい事です。
今回の話で勢力の1つが潰えた事ですし、今後も『1冊1エピソード』のノリで話が進むと素敵ですね。
花吹雪く王にもそろそろ辿りついて貰わないと。
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