a 適当。

9月1日(火)

飲酒メモ

  • 本日の理由:来客対応
  • 本日の面々:同僚や来客 合計12名
  • 本日の飲酒:カシスオレンジ×1


9月2日(水)

夢メモ:ショートショート

 銃を拾ってしまったどうしようか同僚に相談している最中に、作り置きしていたうどんを食べられて凄く怒る――というどうでも良い夢を見ました。
 同じ夢の中で、他の要素も何点か有った筈なのですが、一瞬で忘れてしまって記憶に殆ど残っていません。
 確か、何処か分からない学校の保険医にも相談していたり、親が同じ学校に謎のクレームを言っていた気がしないでもないのですが、前後関係が不明です。
 何でこんなにも一瞬で忘れてしまうのか。謎です。


9月3日(木)

飲酒メモ

  • 本日の理由:部下を励ます会
  • 本日の面々:同僚や部下 合計6名
  • 本日の飲酒:青リンゴサワー×1、ラ・フランスサワー×1


9月4日(金)

ゲーム:初代「ザナドゥ」からのシリーズ全作品を収録した“コンプリートコレクション”が発表

 『ファザナドゥ』が無い、やり直し。


9月7日(月)

今週の暗殺教室:第154話 冬休みの時間

今週の粗筋:
 生徒達が触手の真相を知った為に行えなかった『年末年始の企画』を、殺せんせーが一気に消化し始める。
 殺せんせーに合わせる生徒達だったが、2月に入り別れの時は着実に迫っていた。

 引き続きインタールード。
 いつだったか寺坂君がE組を『モンスターに操られて仲良しこよし』と言っていましたが、最近はその路線が更に強くなった気がしますね。
 シロまだかなあ。シロ。

今週のONE PIECE:第799話 “親と子”

今週の粗筋:
 お互いの立場を鑑みない言動を取るルフィに怒りを見せる藤虎だったが、ドレスローザ国民の乱入により決着が回避される。
 そしてオオロンブスのヨンタマリア号に辿り着いたルフィに対し、バルトロメオ達は『麦わらの一味』傘下に加わりたいと申し出るのだった。

 ドレスローザ国民を『根本的に駄目な連中』と罵ったばかりなのに……スマンありゃウソだった。
 でもまあそのモブはドフラミンゴ時代もそれはそれで楽しんだんだから良しとするって事でさ……こらえてくれ。

 今まで何処か本音の見えなかった藤虎も、今回の話で掴めて来ましたね。
 いわゆる道徳的な行動を尊び悪を憎む、そして相応の柔軟性も持った理想的な海兵である、と。
 但し、ルフィに好意を持ちつつも本気で殺そうとした辺り、彼の中での優先順位は『平和>海兵の立場>海兵のルール』といったところなのでしょう。
 青キジに近いバランス型の大将ですね。彼がこういう性格だとすると、もう1人の新大将・緑牛は赤犬型ですかね。

 バルトロメオ達の傘下希望は、まぁ概ね予想通りですが、キャベンディッシュは予想外。傘『下』に納得するキャラにも思えなかったのですが。
 しかし『傘下』に納得しないのはルフィも同じでしょう。親子より『友達』で良いというタイプです、彼は。
 という事で、この申し出は断ると見ました。同盟は組むかも知れませんけど。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.57 「ヒーロー殺しステイン」その余波

今週の粗筋:
 緑谷達の活躍により逮捕されたステインだったが、その強烈な信念が報道されると、多くの『悪』達が『ステインの所属した』ヴィラン連合に興味を示す。
 最初からこうなる事を見越していた様なヴィラン連合の動きに対し、グラントリノは『オール・フォー・ワン』が関与していると考えるのだった。

 思っていたよりも早く捕まってしまったステインですが――これで本当に退場か否かはさておき――多くの悪党達に強い影響を与えた様です。
 実際、『ただの狂人』で済ませられない気迫が有りましたからね。
 結果的にはヴィラン連合に利用される形となったものの、本来は死柄木に求められていた『カリスマ』めいたものが、彼には確かに存在していました。グラントリノですらそう感じる程に。

 そのグラントリノから語られた『オール・フォー・ワン』について。
 O.F.A.と対になる『全部が自分の物』というスーパーエゴなその名称が、悪党感を醸し出してますね。
 現状詳細は不明ながら、オールマイト級の戦闘力に加え、この状況を作り出した知性まで持っているところからすると、取り敢えずのラスボス候補なのでしょうね。

 名称からは、周囲の個性を自分の物に出来る……的なヤバげな個性を連想させられます。脳無を作り出したのも、その個性によるものなのかも知れません。
 頭が良くて戦闘力も高くて個性も思うがまま、ってこれは中々強烈ですね。オールマイトの死に場所が今度こそ見付かった予感。

 ただ、死柄木が彼の代理としてヴィラン連合をまとめられるかは不安です。
 今のところ成長している節が有りませんし、今回顔を見せた数々のヴィラン達を束ねる能力を持っているとも到底思えません。
 当面は黒霧が苦労するハメになりそうですなあ。


9月8日(火)

ゲーム:『ブシドーブレード』に影響を受けたスマホ向け本格対戦格闘ゲーム『Knights Game』

 こんなのアタイが知ってる『ブシドーブレード』じゃないやい。

 『ブシドーブレード』は、もっと、こう、『正しいけど間違ってる』感じなんですよ。
 確かに一撃必殺の精神は『ブシドーブレード』のそれです。
 老いも若いも男も女も素人も達人も分け隔て無く、『頭を鈍器で殴れば死ぬ』というあの作品の売りを一言で言えば、それはやはり一撃必殺なのでしょう。

 でも、怪我すれば弱まるし殴れば死ぬし斬れば死ぬし撃てば死んでしまうあの作品に有るのは、『リアルだ凄ェ』じゃなくて『馬鹿だこれ』なんですよ。
 相手が何やら口上を述べている間に殴り殺して卑怯者呼ばわりされる――あの馬鹿さが『ブシドーブレード』なんですよ。
 この作品からは、それを感じないんですよねえ。いや、システムは中々面白そうですけどね。


9月10日(木)

訃報:元同僚

 元同僚……というか、友達だったんですよ。
 職場でも楽しく接していて、夜は一緒に『DQ10』を楽しんでいましたし、何より歩いて数分の近所に住んでいたのでプライベートでも仲が良かったのです。
 つい一昨日も、奥様から『DQ8の所為で仕事さぼりそう』なんて冗談を聞いたばかりなのに……。
 沢山の思い出が有る人で、何より亡くなるには余りにも若かったので、この急な報せには驚きを隠せません。

 ただただ心より、御冥福を祈ります。

独り言:雨。

 朝一番で訃報を聞く所から始まり、降りしきる雨で茨城があんな事になって驚いたのも束の間、自宅に帰ってみれば避難勧告と来ましたよ。
 しかも『避難対象エリアは公式ページを見てね』というエリアメールが来たのに、公式サイトがアクセス過多で落ちているという有様。酷い日だ。
 まぁ、地域的に浸水は考え辛いので、このままふて寝する事にします。雨の恐怖より喪失感の方が大きいんです、今日は。

とは言え

 ニュースで観た茨城は、3.11の津波を思い出す惨状で驚きました。
 早い復旧と、行方不明の方々の無事を祈っております。


9月13日(日)

映画:バトルフロント (原題:Homefront)

映画の粗筋:
 インターポールのフィル・ブローカーは、ある潜入捜査時に起きた事件を切っ掛けに辞職し、南部の小さな町で娘のマティと人生をやり直そうとしていた。
 そんなある日、小学校でマティが問題児と喧嘩した上、その父親をフィルが投げ飛ばしてしまった為、怒った問題児の母親が兄のゲイターに復讐を依頼する。
 嫌がらせや暴力による脅しで済ませるつもりだったゲイターだが、偶然フィルの過去を知り、彼をギャングに売る事で一儲けしようと考えたからさぁ大変。

 感想。タイトルと中身が全然一致しないけれど、安定したステイサム無双でした。75/100点。

 舞台はアメリカ南部の片田舎で、主な戦場は自宅と工場――という感じなので、正直言って派手さは有りません。
 出て来る敵もモンスターペアレントとその兄(チンピラ)、そして無駄に暴力的なギャングが数名程度なので、高が知れています。
 しかし主人公は、元捜査官という肩書き持ちのジェイソン・ステイサムです。はい、内容を想像出来た方、多分それ正解。

 大体、ハリウッドに於いて『元捜査官』とか『元エージェント』とか『元軍人』とかいう素性は、それ自体が無敵を意味するんですよね。
 日本では血や運命、或いは才能が英雄を英雄たらしめる様に、ハリウッドでは警察や軍隊を経て一般人になっていれば、それでもう強さが保証されます。
 そうした観点で見た主人公・フィルの経歴は完璧で、しかも演じているのが寡黙なスタイリッシュ暴力で有名なステイサムですから、彼が圧倒的なチート野郎と化すのは当然と言えましょう。
 ゴッドモード暴力マンvsチンピラ崩れどもの戦い……そこに待つのは一方的な殺戮です。

 そんな訳で、本作は『ステイサムの無敵暴力を楽しむB級アクション映画』以上でも以下でも有りません。
 ネガティブに思えるかも知れませんけど、これはある種の褒め言葉です。

 ステイサムに何を期待するか?それはやっぱり悪即斬であり勧善懲悪であり主人公無双です。本作にはそれが揃っています。
 先に『派手さは無い』と書いた通り、物語のスケールこそ小さいものの、素手アクションの重々しさや、小心者達が織り成す田舎町のねっとりとした悪意等、ステイサムの寡黙バイオレンスを際立たせる舞台装置に抜かりは有りません。
 期待する事を期待通り実行する、というのはとても難しいものです。それが出来ているという点で、本作はとても良い映画でした。


9月14日(月)

今週の暗殺教室:第155話 超先生の時間

今週の粗筋:
 将来を見据え、受験に挑む生徒達。
 未だ自分の未来が見えない渚だったが、さくらの一言により『教師』を目指す事にするのだった。

 あ、はい。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.58 職場体験を終えて

今週の粗筋:
 職場体験を終えた生徒達は、オールマイトの救助訓練レースで各々の成長を見せる。
 フルカウルで今までに無い動きを見せる緑谷に対し、オールマイトは『自分とO.F.A.について語る』と告げるのだった。

 カッチャンがオチ担当になりつつある中で、取り敢えず飯田君は元のキャラを取り戻した様で一安心。
 うぇーいの人は迂闊過ぎるので、もう少し功夫を積むべきですな。

 グラントリノとの別れは熱かったものの、あの語りでまたもオールマイトの死亡フラグが立てられた気がします。
 オールマイトが、自らとO.F.A.……恐らくはA.F.O.について語る決心をしたのも、『もう自分では無理』という前提が有っての事でしょう。
 A.F.O.との戦いで死ぬ覚悟なのか、或いはそれまですら持たない理由が有るのか。
 いわゆる『師匠キャラ』としては抜群に魅力的なキャラクター故に、数々の死亡フラグが気になって仕方有りません。退場するにしても、死なない形ならば良いのですが。


9月15日(火)

ゲーム:『King of Fighters XIV』PlayStation 4で2016年発売決定

 マネキンっぽいと言うか、特徴が無いと言うか、味気無いと言うか。
 何作目だったか、ドット絵を一新した時は(結局遊びはしなかったものの)相当なインパクトと気合いを感じましたけど、このモデリングは何だか凡庸で『らしさ』が感じられません。
 飽くまでプロモーションですし、これからどんどん造り込まれていくんですかね。

 しかし……冷静に考えると、最初の『K.O.F.』が出てからもう21年ですか。
 『餓狼』と『竜虎』の共演に驚き、『餓狼3』と『真侍』に嵌まって遊び続けたあの時からもう20年以上。
 20……、う、うわぁ……うわぁ……。


9月16日(水)

ゲーム:PSアーカイブスで『クーロンズ・ゲート』配信開始

 これはまた懐かしい。
 昨日のSNK作品とはまた別ベクトルですが、本作も高校時代に大分嵌まった作品です。
 3Dマップの仕様はお世辞にも良かったとは言えない……どころか殺意すら抱くレベルでしたが、あの独特の世界観や台詞回し、キャラクターやBGMが好きで3周位した記憶が有ります。
 この作品こそ、今の技術――否、PS3初期レベルでも良いので、フル3Dでリメイクして欲しいところです。それがPS4独占だったりした日には、流石にPS4も買わざるを得ないでしょうね(チラッ)。


9月17日(木)

今週のテラフォーマーズ:第155話 AN ORDINALY ABNORMALITY 愛が全てなら

 いやはや、これはまぁ完全に。ジョセフ・G・ニュートン、これはまぁ完全に予想の斜め上の男でした。
 操られるか否かとか裏切るか否かとか以前の問題で、素で狂っていましたというオチ。
 煽りでは『禍々しい』と表現されていましたけど、どちらかと言うと痛々しいですね。もう歪み方が酷過ぎる。

 もしかしたら、あの時彼女に明かした『真相』は嘘かも知れません。その可能性も無くは無い。
 でも、これまでの言動やモノローグ、前回の父親の歪み方を見るに、限りなく0%に近い可能性でしょうね。本当に確かめないと気が済まなかった、と考えるべきです。
 某魔人探偵の豹変ネタみたいな分――確かめたくってさぁ!的な――とても強い真実味が有ります。

 ともあれ、親が親なら子も子という形で、ニュートン家の『親の遺伝を子が引き継ぐ』様子が実証されましたね。
 確かに身体能力は人間としての完成形かも知れませんが、親子揃って内面が駄目過ぎます。これで良しとするニュートン家の気が知れません。

 あ。
 わざわざ『宇宙関連』とした位ですし、何れジャックは再登場するのでしょう。
 ジョセフはその時に再会出来るのか、思い出話にされてしまうのか。この調子だと後者ですかね。

ゲーム:『聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-』がスマホ/PS Vitaでフルリメイク

 新約も悪くは無かったですけど、やっぱりオリジナルには及びませんでしたよね。
 という事で、この旧約リメイクには期待しています。敢えて抑えたヴィジュアルに既に好感が持てますし、『果てしなき戦場』とか『聖剣を求めて』、『最後の決戦』辺りがどう生まれ変わるのかも凄く楽しみ。
 Vitaは未所持なので、タブレットで遊ぶ予定。コントローラーが無いのが不安ですが……。


9月18日(金)

飲酒メモ

  • 本日の理由:送別会
  • 本日の面々:上司や同僚 合計約40名
  • 本日の飲酒:ビール×2


9月19日(土)

映画:ニード・フォー・スピード (原題:Need for Speed)

映画の粗筋:
 非合法レースの天才ドライバーであるトビー・マーシャルは、昼間に営む自動車修理工場の経営難を救う為、ライバルのディーノからシェルビー・マスタングの改造を請け負う。
 無事にマスタングを完成させるトビーだったが、ディーノに持ち掛けられた賭けレースの最中に弟分のピートが命を落とす事故を起こし、その全ての責任を負わされてしまうのだった。
 トビーはディーノに復讐する為、仲間達と共に非合法レースの最高峰『デレオン』への参加を決意するが、ディーノはトビーを陥れる為の懸賞金を賭けたからさぁ大変。

 感想。ゲームの映画化作品としてはトップクラスの出来。80/100点。

 ゲーム内容に則り、本作の基本的なスタンスは『トラブルは全部レースで解決』です。地位もお金もレースで勝てばそれで良し。
 こう書いてしまうと映画『ワイルド・スピード』シリーズを思い出す方も居ると思いますが、系統としては同じ類です。
 感覚論になりますけど、作風としてシナリオ寄りなのが『ワイルドスピード』、車その物とレースに寄っているのが本作、といった感じでしょうか。

 そんな訳で、本作の見所はシナリオよりも、わさわさ出て来るスーパーカーを使ったレースシーンその物に有ります。
 何せ出て来る車は粗筋にも書いたシェルビー・マスタングを始め、アゲーラR(×3)にブガッティ・ヴェイロン、マクラーレンP1にエレメント(ランボルギーニ)ですからね。
 余り車に興味が無い人間でも『うわこれ高いヤツや』と驚く様なスーパーカーがバンバン出て来る訳です。しかもバンバン出て来たスーパーカーが公道を駆け回り、時には跳ねたり時には撃たれたり、飛んだり回ったり爆発したりさえするので、シナリオとは別の意味でハラハラさせられます。

 中でもマスタングは中盤まで都市に郊外にと様々な活躍を見せるので、レース好きは勿論マスタング好きにはたまらない筈です。
 また、一応は『ゲームの映画化』という事で、ゲーム版を意識した様なカメラワーク(俯瞰と主観の使い分け等)も中々自然で良い出来でした。

 一方のシナリオは、主人公達がレースで勝負する為に取って付けた様な内容なので、良く言えば非常にシンプルで分かり易いものの、悪く言えば単純な上にご都合展開まっしぐらです。
 真面目に考えるだけ損する様な物語ですが、その分気楽に『格好良いスポーツカーのレース』を楽しめると考えれば、総合的に及第と言えるでしょう。
 レース映画に付き物の意味不明なお色気シーンも無いですし、家族とかで観るのにも良いかも知れませんね。

余談

 ゲーム版もPS2やWindows、iPod touchで何作か遊びましたが、特に嵌まったのが『Most Wanted』でした。
 警察とのカーチェイスやバウンティ溜めが楽しくて、レーザーを無視してクロスとばかり遊んだものです。
 この作品で使われた『Blinded In Chains』でAvenged Sevenfoldが好きになったのも、今となっては良い昔話。最近懐かしんでばかりですけど、もう10年も前の話ですね。
 そう言えば最近はめっきりレースゲームもしなくなりました。

 ところで今回の映画版は、クロスの様な『主人公達を絶対に逮捕してやる』という警察官が居なかったのが寂しいですね。
 もし次回作をやるならば『MW』みたいな三つ巴にも期待したいです。


9月20日(日)

映画:ゼロ・グラビティ (原題:Gravity)

映画の粗筋:
 宇宙飛行士のマット・コワルスキーと共にハッブル宇宙望遠鏡の修理を行っていたライアン・ストーン博士は、船外作業が後1時間で完了し地上へ戻る予定だった。
 だが、ロシアが自国の衛星を破壊した影響で次々と他の衛星も破壊され、それらから飛散した破片に襲われて宇宙空間に投げ出されてしまう。
 何とかマットに救われたものの、スペースシャトル『エクスプローラー号』は大破し仲間は全滅、地球に戻る為のソユーズにも大きなダメージが有ったからさぁ大変。

 実は昨年頭に劇場で3D版を観たのですが感想を書き忘れていた為(帰りに飲酒した所為で飲酒メモだけになった)、Blu-ray版を購入・再度視聴した上で改めて感想を書きます。
 という事で感想。スケールが大きい様で小さいけれど深さは有る秀逸な映画。75/100点。

 話は物凄く単純で、『宇宙に放り出されてヤバイ』というだけです。
 舞台の99%が宇宙空間での出来事に終始し、地上側チームの物語や映像は一切有りません。
 登場人物も主人公の2名以外で顔が出るのは遺体だけで、ヒューマンドラマ要素でさえも自分語りという形で申し訳程度に触れられる程度です。

 この徹底っぷりからお分かりいただける通り、本作の視点は『宇宙で襲い掛かるハプニング』に絞られています。
 何と無くSF作品の様にも思えますが、本質は飽くまで『連続して飛来する即死イベントをどう切り抜けていくか』固唾を飲んで見守るパニック映画という訳です。

 そうした目線で観る本作は、兎にも角にも緊張感の作り込みの巧さに感嘆します。
 宇宙空間という文字通り息の詰まる環境をベースに、次から次に発生するトラブル、黒……というか闇をメインに据えたビジュアルに、空気と連動するBGM、場面展開の意図的な排除等々。
 映像こそ圧巻といえるレベルですけど、極力余計な要素を無くして絶望的なサバイバルにだけフォーカスする演出はパニック映画の良きお手本という感じでした。

 但し、それなりに現実味が有る様に見えて、実際はかなり非現実的な内容だというのも事実です。
 その速度では辿り着けないでしょとか、そのアイテムでその勢いを相殺するのは無茶でしょとか、大気圏を甘く見過ぎとか。
 絵作り的に『科学検証の取れたリアルな作品』と思い込みがちですが、所々SF染みた無茶描写が出て来る為、その辺は割り切らないと楽しめないと思います。
 また、作品の特性上タブレット等の小さい画面で観ると魅力が半減するかも知れません。お世辞にもドラマや設定を楽しむ映画だとは言えませんし。

 ところで、CMを観た時はタイトルに何の違和感も感じませんでしたけど、ちゃんと映画を観ると原題の方が圧倒的に正しかった事に気付きます。
 内容が伝わり易いという点で今回の邦題は決して悪くないですが、シナリオとより深く結び付く言葉はオリジナル側だった筈です。
 これについてはどうにもモヤモヤしますね。邦題もあながち間違っていないだけに。
 宣伝用の巧い言葉と作り手側のメッセージと、両方知れてお得と考えるべきなんでしょうか。


9月21日(月)

今週の暗殺教室:第156話 七三の時間

今週の粗筋:
 殺せんせーの暗殺期限まで残り26日。生徒達の殆どが、私立の本命か滑り止めを通過するのだった。

 受験が学生として極めて重要なイベントなのは異論の予知が有りませんけど、『暗殺教室』という作品的に求めるもので考えると幕間劇としか言い様が無いです。
 もうバナナ食べてるビッチ先生とか、抱き着かれて胸が際立っているビッチ先生位しか見所が有りません。

 『本当の暗殺教室』に入ってからというもの、殺せんせーの過去エピソードを除きどうにも微妙な展開ばかりです。
 豹変しそうでしなかった茅野ちゃんを筆頭に、気付いたら鳥間の折衷案に落ち着いていたサバゲー、無茶苦茶な宇宙旅行、馴れ合い暗殺の冬休み。
 どれもこれも『本当の暗殺教室』に求めていたモノとは違うんですよね。追い詰められた生徒達がドンドン豹変・覚醒していく様な展開を期待していたので。
 松井先生的にこの馴れ合いこそが『本当』だと言うのなら仕様が有りませんけどね。中学生の一教室として見る分には、これ位の方が健全でしょうし。

今週のONE PIECE:第800話 “子分盃”

今週の粗筋:
 『偉くなりたい訳じゃない』と親子の盃を断るルフィに対し、バルトロメオ達は一方的な『子分盃』で麦わら大船団を結成、ドフラミンゴ討伐の宴を挙げるのだった。

 国民を巻き込まない宴は新パターンですね。主にヨンタマリアのお陰で規模的には十分過ぎる位ですけども。
 ベビー5まで『ドフラミンゴに勝利』で喜んでいるのがアレですが、兎に角これで1年半にも及んだドレスローザ編もスッキリ完結。
 次回辺りからサンジ達サイドか、カイドウサイドにカメラが向く感じでしょう。

 ところで、ラストのモノローグから今後の『子分』達の活躍に期待が持たれる反面、今後の『四皇』対決時、麦わらの一味メンバーvs敵一味幹部というお約束の長丁場に加えて、子分達vs敵船団という見せ場まで入って来るんじゃあないかというイヤな予想が脳裏を掠めました。
 ルフィを除く麦わらの一味で最低8週、子分達で最低7週……合計15週(3ヶ月)は、ルフィ『以外の』見せ場に費やされる可能性が有るという事です。
 これが仮に半分で済んでも7週間なので約1.5ヶ月ですが、最近は4回に1回休載するペースなので、1週で2人ずつ済んでも2ヶ月は要る計算になります。
 加えて、今回の様にその島で登場した人物にもスポットが当たり始めると……おぇぇ、考えるだけで怖い。終わる気がしない。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.59 知れ!!昔の話

今週の粗筋:
 緑谷を呼び出したオールマイトは、O.F.A.の起源と倒すべき敵A.F.O.について語る。
 A.F.O.と戦う覚悟を決めつつ日常に戻った緑谷は、先ずは夏休みの林間学校に向けて取り組んでいくが、今この瞬間にもA.F.O.は復活に向けた計画を進めるのだった。

 白昼堂々リトルミネタがバンザイ行為という犯罪行為に出た峰田君。
 職場体験で何かしらのトラウマを植え付けられた様ですが、軸は全くブレていない様でこちらも安心しました。
 でも眼球にイヤホンが突き刺さるって、想像するとかなり恐ろしい状況です。『なんつってね』で済ませる辺りアレはアレでヒーローの器ですわ。

 本題のA.F.O.とO.F.A.。
 単に対になる存在かと思いきや、まさかのA.F.O.がオリジナルでO.F.A.が派生というパターンでした。
 オールマイトの『正義はいつも悪より生まれ出ずる』という言葉通り、皮肉としか言えない展開です。
 ただ相手は、ヴィラン連合の準備に見られる様に天才的な頭脳の持ち主なので、O.F.A.の発生すら読んでいた可能性は否定出来ません。
 あらゆる能力を奪える自分をも超える力を手に入れる……そういう計画を練っているとすれば、これはどうにも恐ろしい話ですね。

 気になるのは、O.F.A.のオリジンとなった人物のお話。
 『個性を持っていないと思っていたけど持っていた』という流れは、まんまデクにも当て嵌まりそうな気がします。
 もしかしたらO.F.A.を奪われた後、必殺の『主人公覚醒』で新個性が出て来る、なんて展開が待っているのかも知れません。
 それが連続して立ち続けるオールマイトの死亡フラグをへし折る様な個性だと良いんですけど、余り唐突だと興醒めしそうで怖いところです。

今週のブラック・クローバー:ページ30 新たなるライバル

 個人的にアスタの人となりは非常に好きなんですけど、幾ら何でもこれまでが無双過ぎた上、諸先輩方が絶妙に頼り無い感じだったので、今週の展開は一寸わくわくしました。
 今この漫画に必要なアスタの敗北イベントと『まだまだ届かない』と思わせる人物の登場を両方満たしてくれましたからね。しかもフエゴレオン先輩は良いキャラしているし。
 取り敢えず今回の戦いに於けるアスタの活躍はここで打ち止めにして、このまま周囲のキャラ達に突っ走って欲しいです。


9月22日(火)

独り言:Konami Not Exiting Triple-A Space After All

 要約すると、

 というお話。
 詰まり『小島監督とかIGAとかは要らねぇけど、金になりそうな版権は手放さねぇから』という意思表明ですね。
 いやー……もう版権は手放しなはれ。どうせ監督とかIGA抜きのその辺のタイトルが面白くなる筈なんか無いですし、有るべきモノは有るべき場所に落ち着くべきです。


9月23日(水)

映画:エンジェル・アポカリプス (原題:COLD FUSION)

映画の粗筋:
 アメリカのアイオワと、ロシアのウラジオストクで電磁パルス兵器を用いた爆発テロが発生する。
 黒幕の正体が分からず情報公開を控えていたアメリカは、僅かな情報を頼りに政府組織G.I.U.のエージェント・リラとロシア諜報員のエカテリーナを組ませ、ウクライナへ潜入させるのだった。
 捜査の中でG.I.U.は地球上には存在しない物質で兵器が造られている事を突き止めるが、その兵器を用いた野望は予想より遥かに大きかったからさぁ大変。

 どうしようもない映画なんだろうなぁ、と思いつつも500円以下だったので購入。
 感想。やっぱりどうしようもない映画でした。60/100点。

 話の大筋は、良く有る『有能なエージェントによるスパイモノ』です。
 美女(という設定の)2名が、時折セクシーショットを挟みながらスタイリッシュアクションで敵を薙ぎ倒して敵基地に潜入、色々ピンチにも陥るけど最終的には何とかしちゃいます。
 テンプレート通りの展開、というヤツですね。但し、残念な気持ちになる位詰めは甘いです。
 尤もこの映画は『C級と分かっていて観る』タイプの映画なので、その残念ポイントを楽しむべきなんでしょうけど。

 ではその残念ポイントについて。
 先ず、主人公2人が美女と言うにはほんのちょっぴり抵抗を覚えちゃうキャストです。
 但し決して不細工では無く、またアクションシーンの動きが存外に本格的なので、その点は残念どころか評価出来ます。

 この手のC級女性アクションはセクシーシーンが本番で、アクション自体は腰の入っていないふにゃふにゃという事が多いのですが、本作はアクション(しかも肉弾戦)がノリノリでセクシーシーンが微妙という不思議な出来になっていました。
 セクシーシーンとしては、無駄に長いダンスシーンが有りますが扇情的とは程遠い出来だったので、人によっては『アクション>セクシーシーン』という点を残念に思うかも知れません。

 次の残念ポイントは、とんでもなく稚拙な演出。
 BGMやカメラワークに抑揚が無かったり、建物を映す時はほぼ全て写真(現場撮影撮影無し)だったり、ヘリコや爆発等のCGがPS2初期のリアルタイムレンダリング程度だったり、いたる場面から『低予算だったんだろうな』というのが伝わって来ました。
 中でもCGの手抜き感はかなり酷く、序盤のUFOの撃墜シーンで既に『あっ……』となる事を保証します。
 今となってはYouTubeに投稿されている嘘UFO動画の方が出来が良いとさえ思える領域です。酷いというか悲惨でした

 そして最後は、脚本が余りにも酷いな点。
 これは最早突っ込んだら負けっぽい気がする位、突っ込みどころしか無いので……取り敢えず具体例として劇中の1場面のやり取りを切り取ってみます。

Q.何故アメリカとロシアで爆発が起きたのか?
A.この2カ国は昔UFOが落ちたという共通点が有る。そうか、UFOが絡んでるわコレ!

 アメリカとロシアの共通点で何で真っ先にそれが思い浮かぶの。

 終始こんな感じなので、合理性とか整合性は一切求められません。
 そもそも1982年にミサイルで撃墜したUFOが、終盤になって『チタンの1,000倍固い』とか言われたりしますからね。あのミサイルの破壊力どうなってんのよ。

 なまじ肉体メインのアクションシーンが骨太に造り込まれている分、下らない粗が惜しい気もしますが、総じて言えばやっぱりC級映画です。
 自分の様にどうしようもない感じになのを期待(≒覚悟)して観る分には応えてくれると思います。が、それ以外の方は『貴重な90分だぞよく考えろ』状態です。


9月24日(木)

映画:エクスペンダブルズ3 ワールドミッション (原題:The Expendables 3)

映画の粗筋:
 ロス率いる『エクスペンタブルズ』はスワジランドに収監されていたDr.デスを救出し、CIAの依頼で武器商人ミンズの暗殺任務を実行する。
 首尾良く事を進めるメンバーだったが、ミンズの正体はロスやデスと同じエクスペンタブルズ初期メンバーのコンラッド・ストーンバンクスであり、彼の手によってロス達は返り討ちにされるのだった。
 ロスはこれ以上仲間を失わない為にメンバーを一方的に解雇し、新たに世界中から精鋭を集めるが、ロスを知り尽くしたストーンバンクスは一筋縄ではいかない相手だからさぁ大変。

 感想。良い意味でいつも通り。75/100点。

 本当に褒め言葉として、いつも通りの作品です。
 ストーリーはオマケみたいなもので、ただただ往年のスター達が暴れ回るだけのエンターテイメント全開のアクション映画でした。
 ええ、このシリーズはそれで良いんです。凄い面子が凄く暴れているのが凄く凄いという映画なので。スター達の筋肉とか火薬とかが凄いなあと楽しむ映画なので。

 その凄い面子ですが、今作はブルース・ウィリスが抜けたものの、ウェズリー・スナイプスにアントニオ・バンデラス、ハリソン・フォードにメル・ギブソンが加わりました。
 他にもチョイ役でロバート・ダヴィ(グーニーズのジェイク役)や新メンバーとしてケラン・ラッツまで出て来る欲張りキャストです。
 しかも絶妙な小ネタも多く、リアルに脱税で捕まっていたウェズリー・スナイプスが演じるデスを救出した際に『脱税で捕まってた』と言ってみたり、最近出番がアレな感じのバンデラスに『仕事くれ』と叫ばせてみたり、ハリソン・フォードにハン・ソロを思い出させる救出劇をやらせてみたり等々。多分、気付いていないだけで他にも色々ネタが有る事でしょう。

 ともあれ、相変わらずの豪華メンバーが銃をぶっ放しナイフを飛ばし殴りまくる2時間なので、日常生活に不足しがちな脳筋アクション分を補うには十分過ぎる作品でした。
 既に4作目も準備を進めている様なので、そちらにも期待しています。

 尚、前作では不自然な位飛び散っていた出血が、今回は逆に不自然な位抑えられていました。
 不評だったのか幅広い年代に訴求したかったのか分かりませんけど、一寸極端過ぎます。
 流石に前作はやり過ぎだったにせよ、歩く筋肉が銃や刃物を振り回しているのだから血が出ても何ら不思議じゃないと思うんですけどね。

今週の刃牙道:第78話 助言

 朝から笑わせていただきました。『バキ』を読んでいてアレに耐えれられた人なんか居るのでしょうか。
 いえね、今の本部なら勇次郎にもこう言い放つ事位はシミュレーション通りでフェアじゃ無いレベルだったんですけど、勇次郎のあのリアクションは想像の遥か上でした。間も貌も台詞も最高過ぎる。
 これは暫く色々なところでネタに出来そうです。あの貌とセットじゃないと効果は半減しそうですが。


9月25日(金)

映画:デアデビル (原題:Daredevil)

映画の粗筋:
 ヘルズキッチンの弁護士マット・マードックは、幼少の頃に化学薬品を浴びてしまった事で、視力を犠牲に超人的な感覚を手に入れる。
 彼はその力で『正義』を成す為に、昼間に弁護士として活動しながら夜は『デアデビル』として悪を裁いていたが、一向に減らない悪党達に疲れと諦めを感じ始めるのだった。
 そんな中、偶然出逢った富豪の娘エレクトラ・ナチオスとマットは恋に堕ちるが、彼女の身にはヘルズキッチンを牛耳る謎の巨悪・キングピンの魔手が迫っていたからさぁ大変。

 ディレクターズカット版を視聴。
 感想。昔観た劇場版より格段に良くなってる。75/100点。

 本作も『ゼロ・グラビティ』と同じ様に映画館で観たのに感想は書いていなかった作品です。
 但し純粋に忘れてただけの『ゼロ・グラビティ』とは異なり、本作は観た際の所感が『特に面白くも無いし、ネタにする程のネタも無い』ので書く事が何も無さそうだと結論付け、意図的にスルーしていました。
 お陰ですっかり内容も忘れていたのですが、500円で売られていた『エレクトラ』(本作のスピンオフ)を観る為に、その事前準備としてディレクターズカット版(1,080円)を購入して視聴した次第です。
 500円の映画を観る為に1,000円の映画を観るというのもナンセンスですけど、それだけの甲斐は有りました。

 観た後に調べたところ、劇場版はテンポを優先して色々削ってしまったらしく、このディレクターズカット版こそが初期構想的な内容との事。
 確かに劇場版では理解し辛かった各キャラクターの動きや心理状況が掘り下げられて分かり易くなった他、ヴィランのブルズアイも変態度を際立たせる追加シーンが入り、かなり内容が濃くなりました。
 そして何よりも、マットの『正義』に対する苦悩がちゃんと描かれた事で、彼が『薄っぺらい似非バットマン』から『傷付き悩みながらも前進するヒーロー』に大化けしたのは高く評価出来ます。
 前に観た時は『しょーもないなこの人』という感じだったのに、構成変えて幾つかフォローするだけでこんなに見方が変わるとは驚きました。

 全体に派手さや華には欠けますし、10年以上前の作品なので今観るとVFXも若干微妙ですが、ヒーロー物としての完成度はかなり高いと思います。
 ただ予想外に面白かった分、明日観る予定の『エレクトラ』が少し不安になって来ました。ハードルが上がったと言うか、期待すると裏切られる法則と言うか。


9月26日(土)

映画:エレクトラ (原題:Elektra)

映画の粗筋:
 未来を読み命をも操る『キマグレ』によって蘇ったエレクトラは、裏社会に名を轟かせる暗殺者としての人生を送っていた。
 しかし、200万ドルという破格の暗殺依頼のターゲットが幼い少女だった事から、彼女はその暗殺を躊躇ってしまう。
 何故少女を殺さないといけないのか調べようとするエレクトラだったが、悪の組織『ザ・ハンド』が少女とエレクトラ自身を狙い始めたからさぁ大変。

 感想。ジェニファー・ガーナーが素敵でした。70/100点。

 率直に書けば、女性が主人公のアクション映画に有りがちな『主演女優の肉体美とスタイリッシュアクションを楽しむだけの映画』です。
 劇場版『デアデビル』的な『特に面白くも無いけど、ネタも無い』に近いものの、『ジェニファーの身体が素敵』というネタが有るだけ良いかな、という内容。
 アクション映画なのに敵と戦い始めるまで1時間近く掛かるし、盛り上がりそうな場面で盛り上げないし、ユニークな何かが有る訳でも無い。かと言って『エンジェル・アポカリプス』の様に粗だらけだったりはしないという中途半端感。

 いや、実際は面白くなりそうな要素は色々と感じたのです。
 『キマグレ』に見られるハリウッド式ジャパンがちょこちょこ出てたり、ヴィランが個性的だったり、エレクトラのアクションシーンが動きも映像もスタイリッシュだったり。
 でもどれもこれも中途半端に収まってしまっていて、ネタ(売り)にまでは昇華しきれていない感じです。

 例えば、雑魚の忍者軍団は『片言日本語』という面白ネタを引っ提げ登場するのに、最初の一言以外特に日本語を喋りません。
 『モンスター』と称された敵幹部?メンバーは、ショットガンも効かない筋肉野郎(出演:ボブ・サップ)に刺青から動物を出す手品師、吐息等で周囲を衰弱される女性に風を操る忍者等、それぞれが非常に個性的で登場シーンのインパクトが大きかった割に、いざ戦ってみると殆どが瞬殺される有様です。ボスと思われた人物すら、その最後は非常に淡泊でした。
 また、時折挟まれるエレクトラのトラウマらしきモノについて、幾つかが未解決のまま放置です(あのプールや数を数えるするネタは必要だった?)。

 折角の『デアデビル』の土壌を活かしていないのも微妙なところ。
 キマグレの所為なんでしょうがエレクトラのキャラがすっかり変貌した上に、マットに関する言及が一切無く、ナチオス家がどうなったのか不明のままです。
 どうせなら、終盤の『会えるか』という問への回答は『I find you.』にするべきでしょうに。

 前半の会話パートをもっと切り詰めて、敵幹部達との面白ネタバトルに終始していれば、アクション映画として大きくパワーアップしそうな気がします。
 そういうディレクターズカット版が出れば改めて観てみたいですが……。


9月27日(日)

ゲーム:METAL GEAR SOLID PEACE WALKER

ゲームの粗筋:
 The BOSSを暗殺した『スネークイーター作戦』から10年経った1974年、コロンビアで国境なき軍隊(M.S.F.)を率いていたスネークの元にコスタリカ国連平和大学のラモン・ガルベス・メナ教授が現れる。
 コスタリカに現れた武装集団を撤退させて欲しいというガルベスの依頼を一度は断るスネークだったが、その依頼がパスと名乗る少女の願いだった事、そしてガルベスがスネークを『BIG BOSS』と知っていて依頼した事から仕事として受けるのだった。
 だが、武装集団はコスタリカに『核兵器』を持ち込んでいた上、未知のAI兵器を使った陰謀を企てていたからさぁ大変。

 宣言通り、『MGSV』を心置きなく遊ぶ為に買って来ました(1,100円)。
 感想。良くも悪くもPSPに縛られたMSG。75/100点。

 クオリティはとんでもなく高いと思います。
 PSPのハードウェアを活用した様々な要素に豊富な武器やサブミッション、携帯ゲーム機とは思えない画作りに丁寧なチュートリアル。
 シナリオもいつも通りの小島節ならば、下らない小ネタの量もいつも通りですし、ナンバリングタイトルでも良い位です。

 しかし、PSPの特性を駆使したやり込み要素に気合いが入っている反面、PSPであるが故の問題も有ります。
 先ず、ボタン数が少ない為、武器のチェンジやカメラ移動等がとてつもなく厄介だという事。
 L2・R2が無く、アナログスティックも1つですからね。その環境下でTPSを遊ぶのはかなりしんどいです。

 そして、画面の綺麗さの代償に1つずつのエリアが極端に狭く、エリアを移動する度に読み込みが発生するのも気になりました。
 概ね1つのミッションで出て来るエリアは3〜4程度ですが、その大半が過去作のボス戦エリアと同程度なので、一度見付かると巻き返しが困難になります。
 また、ボス戦は全て専用ミッション扱いで仕切り直しになる為、幾つかのエリアを移動して目的地へ→ボス登場→次回へ続く→ブリーフィング→ミッション選択→ボス戦といった具合に、ゲームのテンポが損なわれていると感じる事が多々有りました。

 恐らくハードのメモリ的に限界だったのでしょうが、この辺は悪い意味で『携帯ゲーム機っぽい仕様』だと言わざるを得ませんね。
 そう言えば携行出来る武器が少ないのもメモリが原因かな、と考えています(フルトン回収とかいうトンデモアイテムが有るのに、武器の所持数だけリアル性を求めた訳でも無いでしょうし)。
 尚、これはPSPとは関係無いでしょうが、ホフクが有るのにホフク前進が無かったり、ボス戦が戦車や巨大メカが相手でいつもの超人系が1人も居なかったのが少し残念でした。

 以上の様に少なからず不満も有りますけど、面白い作品だったのは間違いありません。
 『MGSV』を遊ぶ為に、クリアを急がざるを得なかったのが残念です。
 別に急ぐ必要無いと思うでしょうが、『MGSV』程のタイトルだと予期しないところでネタバレを見て衝撃を受ける事も有りますからねえ。と言うか、既に本当に予想もしなかった様なところでネタバレの1つ(クワイエットの話)が目に飛び込んでしまってダメージを受けたので、これ以上ダメージを受けたくないのです。


9月28日(月)

今週の暗殺教室:第157話 敵の時間

今週の粗筋:
 『死神』への復讐という共通の目的を持ったシロと2代目は、その敗北を糧に『殺意』を成長させ、最強の殺し屋コンビとなるのだった。

 待っていましたシロのターン。
 ある意味で『健全』と受け取れる純粋な殺意を持っている様で安心しました。
 尤もシロにしても2代目にしても小物&小物コンビなので、ボスの風格的なモノは一切感じられないのが玉に瑕。
 今回のビル破壊も凄い事は凄いけれど『じゃあ殺せんせー以上なの?』と言うと微妙なところなんですが……E組生徒達が完全に殺る気を失った今となっては彼らに期待するしかありません。

 少し意外だったのは、柳沢のあぐりに対する考え方です。
 それこそ『死神』に取っての2代目と同じ様に『便利な道具』扱いなのだと思ったら、『栄養』だと考えていたのですね。
 『道具』と『栄養』じゃあどっちもどっちかも知れませんが、少なくとも柳沢は『自分に不足している要素』と捕らえていただけ一定の評価をしていたのでしょうし、弟子を視野にも入れていなかった『死神』よりマシに思えます。
 まぁどっちもどっちなのは確かですけど。

今週のONE PIECE:第801話 “開幕宣言”

今週の粗筋:
 海軍によって移送中のドフラミンゴは『手綱』を引いていた自分が倒れた事で、海賊達による『覇権争い』が起こると予告する。
 一方、ドレスローザの一件で懸賞金が上がった麦わらの一味だったが、サンジだけが『生け捕りのみ』と設定されているのだった。

 今回は色々な情報が出て来ましたね。

  • CP AISIS 0にルッチと思しき人物が所属
    • 電伝虫の話し相手はカクで、取り巻きはスパンダム?
  • ドレスローザの地下貿易港に有った密売リストや武器は革命軍が撤収済み
  • 世界会議(レヴェリー)まで残り僅か
  • ドレスローザで小人達が公に紹介され、『愛と情熱と妖精の国』に変更
  • 藤虎はサカズキに謝るのが嫌で旅に出る
  • 海賊『ジャック』がドフラミンゴ奪還を決行
  • バルトクラブの海賊船は『ゴーイングルフィセンパイ号』
  • 麦わらの一味は全員懸賞金が上がり(トータルバウンティが15億オーバー)、バルトロメオ達も一律5000万アップ
    • 写真が代わり、ウソップとサンジの素顔が公開、フランキーは将軍の方に

 ルッチについては妥当な処理と言えます。
 あんなに歴代最強だ何だと持ち上げておいて、『もっと凄いサイファーポールが有ります』というのは違和感が凄かったですから。
 ウォーター7の時は潜入ミッションだったからCP9に居ただけで実質CP0メンバー級の実力者だった、という方が遥かに納得し易いです。

 そして一波乱有りそうな『ジャック』は、正直かなり迷惑な存在。
 もうドフラミンゴは十分なのでここで奪還作成を成功されても困ります。
 尤も、成功させるには藤虎にセンゴク、おつるさんを含めた軍艦4隻を落とさないといけないので、余程便利な能力を持っていない限り失敗する筈ですが。
 ……え、失敗しますよね?

 ところで、ジャックはパンクハザードで名前だけ出ていた存在ですが、今回の台詞や顔のシルエットを見る限りではモーガンを思い出しますね。
 『ジョーカー』と同じトランプ系のネーミングからすると、カイドウ傘下でそれなりの地位だと推測出来ますが、モーガンだとすれば幾ら何でもセンゴクとやり合える程強くなっているとは思えません。
 ここらで『SMILE』によるゾオン系の力を見せる(でも負ける)噛ませ犬になったりするんでしょうか。SMILEを使えばあのモーガンすらここまで強くなる、みたいな感じで。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.60 備えろ期末テスト

今週の粗筋:
 林間学校に行く為に頑張る生徒達だったが、最後の演習試験では2人1組で教師との戦闘を行う事となる。
 動きや成績、親密度を元に組まれたというタッグで、緑谷は爆豪とチームでオールマイトと戦う事になるのだった。

 すっかり実技に自信を無くしたり、座学で張り切ったりする八百万さんが何だかアレ。

 久し振りにまともな出番が回って来たカッチャン。
 スタートラインに立った筈がすっかりネタ要員になっていたので、そろそろ活躍して欲しかったところです。
 恐らく序盤はデクに敵対意識持ちまくりの失敗しまくり→共闘という王道が待っているのでしょうが、単純に大人になっても詰まらないのでカッチャンっぽい一騒動に期待ですね。


9月29日(火)

ゲーム:METAL GEAR SOLID V:GROUND ZEROES

ゲームの粗筋:
 ピースウォーカー事件から1年。スネークたちは着々とM.S.F.を拡大していたが、唐突にIAEAから核査察を申し入れられる。
 同じタイミングでパスとチコが捕らわれている事を知ったスネーク達は、ヒューイがメタルギアや核を海底に隠して査察をやり過ごす間に、パス達の救出作戦を決行するのだった。
 しかしこの2つの出来事は、スネークとM.S.F.の運命を変える事件の幕開けだったからさぁ大変。

 正月にSteamセールで購入したままでしたが漸く遊べました。
 感想。シナリオは短いけどゲームは面白い。85/100点。

 本作は『MGSV:TPP』の体験版兼プロローグという位置付けで出された作品なので、メインミッションは1つしか有りません。
 フルトン回収やマザーベース拡張も無ければ、出て来る武器や乗り物も少ないですし、ボスキャラも出て来なければマップも『キャンプオメガ』1つに限定されています。
 でも、その1つのマップ内で出来る事が非常に多い為、夢中になって繰り返し遊べるのが本作の特徴です。

   

 メインミッションでは2名の救出が主目的となっていますが、その救出順序や投入ルートは本当に自由で、発見されない事を主軸としたステルスプレイや敵兵を1人ずつ無力化して進める仕事人モード、銃弾と火薬で暴れ回るランボースタイル等々、様々な方法でアタック出来ます。
 ただ今回の敵兵はこれまでと比べて格段に視力・聴力・勘に優れている為、相当馴れないとゴリ押しはキツい印象を受けました。
 ゴリ押し以外の手段を採るにしても、事前に双眼鏡等で周囲の状況を観察・確認しておかないと、今まで以上に発見されるケースが増える筈です(実体験)。
 『索敵』がここまで重要な要素になったのは、『ステルスゲーム』の進化として必然ですし、とても望ましい事だと思います。

 という事で。
 いつもの感覚で突入して発見されたり失敗しまくったりした最初のプレイでは、クリアに1時間以上掛かっちゃいました。
 結構な頻度で発見されるし殺されるしで中盤まではおっかなびっくりのチキンプレイ、終盤は開き直ってランボー状態という有様です。

 失敗しまくったお陰で一通り馴れた為、2周目ではクリアタイムを半分に縮める事が出来ましたけど、それでも何度か見付かったり麻酔銃でギリギリ難を逃れての結果でした(下画像の2番目が1周目、3番目が2周目のリザルト)。
 敵の挙動さえ把握出来れば存外に大胆な行動も取れる様になるんですが、一寸気を緩めるとすぐに『コンタクト!』→『CP0応援頼む』で包囲されて窮地に追い込まれますからねえ。この絶妙な難易度、嫌いじゃないよ!

   

 シナリオについては『MGSV』のTrailerから予想出来る範疇でしたけど、つい先日までM.S.F.強化に勤しんでいただけに衝撃は大きかったです。
 戦車とかヘリと単騎で戦える我が軍が!何故こんな事に!……トラックの荷台から連れて来た監督とかはどうなったんだろ。

 因みに、今更書くまでも無いですが画面の綺麗さは折り紙付きです。
 くどい様ですけど、この品質で描かれる『サイレントヒル』を散策出来なくなったのは遺憾の極みですね。

余談

 このゲームだけでも相当やり込み甲斐が有りそうなのに、『MGSV:TPP』も我慢出来そうにありません。う〜む、勿体ない……。
 でもまぁ……いっか!上記の感想を書きながら平行してDLを開始しちゃいましたし、もう手遅れだ!
 Steamのレビューで結構残念な指摘が有った気もするけれど、もう手遅れだ!

 積みゲーだけじゃあ無く、未だ観ていない積み映画も色々有りますし、つくづく仕事している程暇じゃあありませんね。
 もう今すぐ退職したい。好きなだけ映画観て思いきりゲームして思う存分書きたい事を書いて健やかに眠りたい。出来ないけれど。


9月30日(水)

飲酒メモ

  • 本日の理由:来客対応
  • 本日の面々:クライアント、ベンダー、同僚 合計8名
  • 本日の飲酒:カシスオレンジ×2


2004年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
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