11月1日(火)
独り言:『たのみこむ』終了のお知らせ
メールが届きました。
平素より、欲しいが集まるサイト[tanomi.com]をご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび1999年より11年にわたり運営しておりましたtanomi.comですが、2011年12月28日 をもってサービスの提供を終了させていただくことになりました。
tanomi.comは、「欲しい!」という消費者の皆様の熱い気持ちをメーカーに届け、具現化した商品を皆様のお手元にお届けするサービスを行ってきました。
しかしながらサービス開始当時と比べ、現在はメーカーが独自にインターネットを活用し、消費者ニーズを直接商品開発に反映させることが一般的になってきております。
このような背景から、慎重に検討を重ねた結果tanomi.comは一通りの役割を終えたと判断し、サービスの提供を終了することといたしました。
サービス終了にあたり、今までご利用いただいた皆様にご迷惑をおかけすることを深くお詫びいたします。何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
『Devil May Cry』シリーズのサントラやら、MMF2日本語版やらでお世話になっていたので大変に寂しい所です。
大学に入ってインターネットを始めた後、『一般ユーザーの声をメーカーにぶつけて商品化する』というこのサイトのコンセプトを見た時は『おお、これぞインターネット』と興奮したものですが……。
そして――嗚呼、終ぞジャイアントロボ未公開エピソードDVD化は敵わなかったですねえ。
あの設定、あのキャストで最後まで観たかったなあ。
11月2日(水)
ゲーム:DARK SOULS
多数のBUG FIXの含まれた1.04パッチがいよいよ配信された訳ですが、個人的に最大の目玉だった『攻撃の発動が1秒ほど遅れることがある現象の修正』が全く修正されていなかったのでガッカリしました。
『攻撃ボタンを押しても攻撃しない』なら未だ我慢出来ますけど、間抜けなタイミングで攻撃モーションに入ると無駄に被弾する可能性が高まるのが道理です。判断ミスや操作ミスで殺されるのは納得出来ても、バグの所為でダメージを貰うのは精神衛生上よろしくないので、急ぎ修正を希望します。アクションゲームとして致命的過ぎます。
11月3日(木)
今週の範馬刃牙:第275話 邪魔立て
今週の粗筋:
刃牙に叱られたピクルは『割込みは御法度』という自然界の法則を思い出し、ギャラリーと戦いを見守る側に戻る。
だがピクルを追い返して再び勇次郎に挑んだ刃牙は、トリガー勝負に敗れカウンターの踵落としを喰らうのだった。
刃牙に出来て勇次郎に出来ない筈が無いじゃない、というのが自然の摂理。0.5秒アタックことトリガー攻撃を台詞ごと返されてしまいました。
この流れは幼年編でのカウンター勝負を思い出しますね。胴廻し回転蹴りによるカウンターを切り札とした刃牙に対し、全く同じ技を重ねてカウンター返しを決めた勇次郎。今回のトリガーをトリガーで拾う状況にそっくりです。
ただギャラリー受けという観点では、カウンター勝負の方が動きが有って面白いでしょうね。この『機を読む戦い』は当人同士でないと分かり辛いという事も有り、多くの一般人に取っては攻撃が当たったという結果以外は地味に見える筈です。独歩クラスだと『あの状況で読むのか』といった見方も出来るでしょうけど、その楽しみ方は玄人向けですね。
ところで、刃牙に殴られて社会を学んだというピクルですが、刃牙が寝そべっていたところに来た事を『割り込んだ』とするかは微妙ではないでしょうか。
仮に刃牙が死んでいないから勝負の途中だったと言い切るとして、強ければ何でも出来るという勇次郎セオリーで言えば割り込みも全然有りですし、寧ろ自然界でこそ強者が思うがまま蹂躙するのは当たり前の事です。刃牙がその当たり前を吹き飛ばす強さ(=我が儘を貫く力)を持っている、と考えれば良いのかも知れませんが……。勇次郎とジャックの間に入って吹っ飛ばされたり、オリバとゲバルの邪魔をして失神させられたりした自分を棚に上げている辺り、我が儘なのは確かですね。
それにしても、今更この親子喧嘩に横やりが入るのは避けたいという気持ちは有りつつも、負け知らずのピクルが勇次郎相手に何処まで戦えるかも見たかったものです。ピクルが大人しく戻ったのは少し残念でした。
11月4日(金)
ゲーム:『Grand Theft Auto V』のTrailerが公開
VIVA!San Andreas!
3Dになってからの同シリーズの最高傑作は『Grand Theft Auto:San Andreas』だと思っている口なので、これには期待が膨らみます。
前作になる『Grand Theft Auto IV』が詰まらなかったとは言いませんが、あの作品は些かシリアスに過ぎました。Windows版のビデオ編集機能で色々な遊びが出来たとは言え、初代から連綿と続く馬鹿要素が余りに少なかったのです。『Saints Row』シリーズの様な突き抜けた馬鹿っぷりが含まれてこその『GTA』でしょう。
という事で、折角San Andreasが舞台になるのなら『Grand Theft Auto:San Andreas』位の馬鹿っぷり復活を期待します。勿論、ただ馬鹿なだけでは無くあの広さやカスタム性も。
ゲーム:『Devil May Cry』シリーズ3作品をHD画質で甦らせた『HDコレクション』が2012年内に発売決定
やっ……たー、……のか?何だこの腑に落ちない感じ。
『ICO』&『ワンダと巨像』のHD化は、オリジナルが唯一抱えていた難点の『フレームレート低下』が改善すると喜んだものですが、こうも画質アップ商法が続くと騙されている感を覚えます。
PS2を出す事無く旧作が遊べるという点にはメリットを感じますけど、そこまでHD化って望まれているものなんですかねえ。
11月5日(土)
映画:X-MEN:ファースト・ジェネレーション (原題:X-Men:First Class)
映画の粗筋:
幼き日のマグニートーことエリック・レーンシャーは、ナチス占領下の強制収容所で母親と引き離された悲しみから、『磁力』を操る特殊な能力に目覚めていた。その力に目を付けたナチスの科学者セバスチャン・ショウは、エリックの眼前で彼の母を殺す事で怒りと絶望を与え、より強大な能力を開花させるに至る。
一方、幼少のプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアは、偶然彼の自宅に忍び込んだレイヴン・ダークホルムと出逢い、世界には自分と同じミュータントが複数居る事を確信するのだった。
その18年後、突然変異の研究をしていたチャールズは謎の超能力者集団が暗躍している事をCIAから知らされ、ミュータントとセバスチャン・ショウの存在を突き止める。そしてCIAと行動を共にする中で、復讐の為にショウを追っていたエリックと出逢うのだった。
打倒ショウという共通目的の為、エリックとチャールズはミュータントの仲間を集め始めるが、ショウはその時既にアメリカとソ連に働きかけて第三次大戦の引き金を引こうとしていたからさぁ大変。
斯くしてプロフェッサーXとマグニートーの因縁が始まりました、と言うエピソード0作品。
感想。キャラ紹介に終始しつつもそれぞれの心境の変化や、『普通』と『異質』の軋轢の重みの魅せ方が非常に巧い良い作品。85/100点。
今更ですけど、このシリーズの普遍的なテーマは『人間とミュータントは共存出来るのか』という点に有ります。
人間の知恵や能力、社会性に加えて超自然的な特殊能力を有するミュータントは、ほぼ人間の上位互換と言っても過言では有りません。しかし『上位』であるが故に人間からは疎まれる対象となるのです。
いつか己を滅ぼすかも知れないという恐怖から人間はミュータントを憎悪し、その憎悪が落とす影がミュータントの心にも恐怖と人間への憎悪を生むという、いわゆる『負の連鎖』に繋がっていきます。有史以来、新種が生まれれば旧種が滅びて来た様に、また人間が異なる者との共存を選んだ事が無い様に、両者が相容れる可能性は限り無く低く、どちらかが滅びない限り負の連鎖に終わりは有りません。
本作はチャールズとエリックの確執と共に、その連鎖の始まりが描かれる物語です。
ミュータントの特異性を誇りとしながらも、人間の性質を知っているが故に如何に社会と共存するかを考えるチャールズと、受けた傷の大きさから人間を許す事が出来ないエリック。
見た目が普通ではない事に劣等感を感じつつも、ありのままの自分が認められたいレイブンと、逆に普通の姿に戻りたいハンク。
人間より優れたミュータントこそが世界の頂点であり、支配する事でミュータントを認めさせるべきだとするショウ。
それぞれの思想と思惑が交差する中でやがてミュータントと人間は邂逅を果たし、『迎合』か『戦い』の選択を強いられるのです。
負の連鎖への口火を切ったのは誰だったのか、そしてそれぞれがどうしてその選択を選んだのか。この物語は文字通り映画『X-MEN』シリーズの原点が描かれています。
その原点の物語を観ている最中も観終わった後も思ったのは、演出と役者の良さが兎に角光りまくっているという事です。
演出ではチャールズとエリックを中心とした面白い対比が多く(普通と異質、迎合と支配、ナチの紋章とアメリカの紋章、エリックの能力開花シーン等々)、役者では飄々としたチャールズを演じたジェームズ・マカヴォイ、喜怒哀楽の激しいエリック役のマイケル・ファスベンダー、余裕と嫌味を兼ね備えたショウ役のケヴィン・ベーコンがそれぞれ神懸り的な演技を披露していました。
特にエリックの能力を解放させる2つのシーンは、その状況の対比も演技も最近観た映画の中でトップクラスの出来です。トレーニングシーンで泣ける事なんて中々無いのですが、この映画のそれは兎に角素晴らしい。ここまで感情移入して観れたのは『演出も役者も最高だったから』と言う他有りません。一々説明するのが野暮だと感じる位です。
勿論人物描写だけでは無く、超能力を有したミュータント達が繰り広げるVFX全開の超常バトルの出来も及第です。
取り分けエリックの武器解体ショウや錨をぶん回しての船破壊、アザゼルのテレポート無双は一々馬鹿馬鹿しい程派手で、これぞハリウッド!という画面映えを見せ付けてくれます。これまでのウルヴァリン無双と異なり、頭脳派のチャールズと肉体言語のエリックを中心としたチームワークが見られた点も好印象です。
共存問題に集中しつつもエンターテイメントとしての見せ場をしっかり用意している辺り、制作サイドはこのシリーズに求められている事を完全に把握しているのでしょうね。至れり尽くせりで拍手を送りたい気持ちです。
久し振りに、観終わった直後から『後でもう1回観たい』と思った良い作品でした。
これも3部作予定らしいですが、このクオリティが維持されるならば次回作にも期待したいところです。
11月7日(月)
今週のHUNTER×HUNTER:No.323 依頼
今週の粗筋:
幾つかの実験を経てアルカの能力の危険性を調べ上げたイルミは、ヒソカに仕事を依頼する。
それは、キルアがゴンを回復させるという『お願い』を誰かに頼み、その後の『おねだり』をキルア自身が受けて失敗するだろう事を踏まえた、アルカの始末依頼だった。
一度整理しましょう。
- アルカの『おねだり』を3回聞くと、1つの『お願い』を叶えてくれる
- 恐らく『お願い』は何でも実現出来る
- 『お願い』の大きさに比例して、次の『おねだり』3回の内容も大きくなる
- お願い:『たかいたかいして』→おねだり:『抱っこ』『握手』『おんぶ』
- お願い:『億万長者』→おねだり:『肝臓頂戴』『背骨頂戴』『脳みそ頂戴』
- 『お願い』をした人物に対し、次の『おねだり』をする事は無い模様
- それが出来るなら、キルアが『誰かにお願いさせる』必要が無い
- 『おねだり』を4回断った場合、最低でも断った人間+その人間が最も愛している人物の2名が死ぬ
- 巨大な『お願い』に対する『おねだり』を4回断ると、断った人間+最愛の人間+断った人間と長く過ごした者が過ごした長さの順で複数人死ぬ
- 死に様はその時々で異なり、ミンチになる事も有れば、荒縄の様に捻られる事も有る
- 現時点で詳細が分からない点が有る
- 両親に『おねだり』しない理由
- 『おねだり』を聞く、もしくは断るのにタイムリミットが有るか否か
- 『おねだり』の最中にアルカから逃げた場合の対応
- 『おねだり』を断って死んだ場合、『おねだり』のサイズがリセットされるのか
- キルアしか知らない他のルール
ローリスク・ローリターンな使い方も出来れば、ハイリスク・ハイリターンな使い方も出来る恐ろしい能力です。
前のお願いの大きさが分からない状態で、突如おねだりモードが始まるかも知れないと考えても危険ですし、大きなおねだり失敗後の『長く過ごした者が死ぬ』ルールは余りにも理不尽且つヤバ過ぎます。
イルミが言った様にゴン回復に対するおねだりをキルアが失敗すれば、ゾルディック家やその執事達は元より主要メンバーはほぼ全員死んでしまう事でしょう。そして、67人が道連れになるレベルで生命維持が困難になる様なおねだりが来たのに、万単位が道連れになると想定されるレベルのおねだりをキルアがクリア出来るとは到底思えません。『内臓をn個頂戴』と言われてn人殺すならば、『おねだり』を他人に依頼するのと変わりませんしね。
以上の事を考えると、イルミでなくともキルアがやろうとしている事は止めるべきと考えられます。正直、これまでのルールからはキルアに勝算が見えません。
但し『これまでのルールからは』そう思うだけであって、キルアの考える『親父達は知らないルール』で全ての状況を覆せる可能性がかなり高そうです。例えば両親には『おねだり』しなかった様に、特定の条件を満たすとおねだりモードにならないのかも知れません。或いは『接続助詞を付ける事でお願いも3つまで同時に言える』なんていう幼稚過ぎて誰も試さない様なルールが有り、ゴンの回復と共にアルカの能力を無くせる可能性も有ります。
それがどんな方法であれ『おねだり』の驚異=理不尽に殺される可能性さえ無くなれば、アルカを閉じ込めておく必要も無くなり『妹を解放する』というキルアのもう1つの願いも叶えられる事でしょう。それを実現する裏ルールが何なのかが今後の鍵になるのでしょうね。
今週のONE PIECE:第645話 “死もまた復讐”
今週の粗筋:
貯蔵庫からの放送で、ホーディを倒したルフィがノアの破壊を試みている事が魚人島中に伝えられる。
船長の敗北を知り戦意を失う新魚人海賊団だったが、幹部達は自らの死すらも『怨念』という未来への復讐に繋がると宣言し、更なる死闘に身を投じるのだった。
こないだのフカボシの話からは、新魚人海賊団に属する多くの魚人がホーディと同等の怒りを秘めているのかと思ったのですが、あそこまで狂っているのは精々幹部クラスまでなんですね。後はタチの悪い悪ノリとでも言えば良いのか、『復讐』を口実に暴れたり支配したりしたいだけで集った有象無象なのかも知れません。
この分で行くと、幹部だけどうにかすれば魚人街に溜まっていたという怨念は意外と容易く排除出来そうですね。それこそ宴の1つでもやれば仲良くなれそうです。
11月9日(水)
ゲーム:『ASSASSIN'S CREED:Revelations』のマルチプレイに関するムービー公開
あれ、ヴィディック博士も整形しました?
考えてみれば、『ASSASSIN'S CREED:Revelations』も来月には出るんですね。
月末には『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』、来月には『Skyrim』と、今年の年末はかなり濃厚です。
半月位分位年休を取得してコンテンツの消費に浸かっていたいものですが、現実的に考えると月末まで『DARK SOULS』で年末までが『ASSASSIN'S CREED:Revelations』、年末年始の連休位から『Skyrim』でまったり遊ぶ、という流れになると踏んでいます。『Skyrim』はMOD次第で数ヶ月以上遊ぶでしょうねえ、間違い無く。良い歳して何してるのやら。
11月10日(木)
今週の範馬刃牙:第276話 上へ上へ
今週の粗筋:
0.5秒カウンターの勝負にはキリが無いという勇次郎に対し、刃牙は『それしかない』と飽くまでも.5秒カウンターの為にハンドポケットによる居合の構えを見せる。
刃牙の挑戦を父親として受けて立つ為、勇次郎は自らもハンドポケットの姿勢を取るのだった。
「競うな」「持ち味をイカせッッ」とオリバに声援を送っていた因果が今ここに。
さておき、攻撃を読んだカウンターを読んだカウンターを読んだカウンターを――と、確かに後の先の取り合いは終わりが無い上に退屈ですね。
それに前回の刃牙のカウンターにカウンターを決めた時点でトリガー勝負は勇次郎の勝ちだったと思うんですけど、敢えてまたハンドポケットで挑む辺り刃牙も懲りない男です。鞭打も象形拳もカウンターも、これまで同じ技で対決して勝った事なんか無いのに勝算が有るのでしょうか。弱者が強者に勝つ為には策を練るしかないという理屈は理解しますが、刃牙に出来る事で勇次郎に出来ない事なんか無いですからねえ。やらないだけで、恐らくリアルシャドーも出来る事でしょう。
これで来週のページ数の半分位がハンドポケット(居合)の解説に割かれる様な事にさえならなければ良いのですが……きっと無理だろうなあ。
余談
『誤魔化すしかない』と言う刃牙の話と、ガンマンの様な速度対決という状況を見て承太郎vsDIOの最終局面を思い出しました。
「西部劇のガンマン風に言うと…」
「『ぬきな!どっちが素早いか試してみようぜ』」「というやつだぜ………」
刃牙が誤魔化す気満々なら、『どうだ!この血の目つぶしはッ!勝ったッ!死ねいッ!』で攻めれば、勝てるかも知れませんね。それで攻めたDIOがどうなったかは捨て置いて。
11月11日(金)
ゲーム:Windows版『Skyrim』は日本語対応
有り難う御座います、有り難う御座います。Steamでいただきます。
11月12日(土)
映画:マイティ・ソー (原題:Thor)
映画の粗筋:
かつて地球に侵略して来たヨトゥンヘイムのフロスト・ジャイアントを退け、彼らの力の根源である『箱』を押収したアスガルドの長・オーディン。
戦争から1000年以上の時が流れ、彼は自らの王位を第一子・ソーに継承しようとしていたが、その儀を執り行っている最中にフロスト・ジャイアントがアスガルドへと侵入を果たす。
守護兵器『デストロイヤー』により『箱』は死守されたが、怒ったソーは弟・ロキや仲間達を引き連れてヨトゥンヘイムへと殴り込み、双方の戦争を引き起こしてしまう。このソーの身勝手な振る舞いに失望したオーディンは、ソーの力を奪い彼を地球へと追放するのだった。
地球に追放されたソーは天文学者のジェーンやエリック博士と出会い、自らの力の復活とアスガルドへの帰還を試みるが、その頃アスガルドではロキが己が王となるべく暗躍していたからさぁ大変。
『アイアンマン』や『ハルク』等に続く、アベンジャーズ作品の1作品。
感想。在り来りな物語を可も無く不可も無くまとめあげたイメージ。全般的に尺が足りないのが難点。70/100年。
物語のプロットは至極簡単で、『傲慢で好戦的な王様が自分の行いを反省して真の王様に目覚める』というある種テンプレート的なものです。
それ故にキャラクターも『主人公の後押しをする悪友』や『主人公に嫉妬する弟』、『主人公に惚れる女性』に『主人公を残念な人扱いする常識人』等々の性格や役目が分かり易い面々が揃えられ、シナリオも『王様の傲慢を披露→力を奪われ異界に追放→今までの自分を反省→護るべき者を見付ける→真の力を覚醒』という王道を突き進みます。当然そこに意外性は殆ど全くと言って良い程無く、VFX以外は予定調和の様なカタルシスしか得られません。
また、こうした流れを2時間で駆け抜ける為、色々と描写不足を感じる場面も有ります。ソーが仲間思いと思わされるシーンが足りなかったり、地球への適応がやけに早かったり、それぞれもう少しずつ細かい描写があった方が受け入れ易かった筈です。スピード感とのトレードオフと割り切るべきなんでしょうけど、物足りなさを感じました。
ではこの映画は詰まらないのか?という話になる訳ですが、そこは最近ノリノリのアメコミ原作映画です。
実は意外と難しい『王道を無難に仕上げる』事に成功しており良い意味で『予想通り』の盛り上がりを見せてくれるので、そうした意味での期待を裏切る事は有りません。奇をてらう様な事をしない分、お約束は間違い無く押さえているというイメージですね。
『こういう展開ならこうなって欲しいな(≒こうならないと困る)』という要望にかっちりと応じる感覚は時代劇のそれにも似ていて、観ている側に確実なエンターテイメントを約束してくれます。
予想の範疇を超えない事が、本作を『名作』や『傑作』では無く『良作』止まりにしているのは事実ですけど、この規模の映画を良作にまとめあげた点は高く評価するべきでしょう。
恐らくこの映画は、アベンジャーズやシリーズ化への布石としての役割が大きいのだと思っています。
先ずはソーやその世界観を明示しておく事で、何れ説明せずに暴れさせる事が出来る、と。実際アベンジャーズ関連作品お約束のED後の『次回作を匂わせる1シーン』も入っていましたし、以後の活躍に期待です。
とまぁいつも通り色々書きましたけど、本作はソー役のクリス・ヘムズワースが見せる爽やか笑顔&ナイスマッスルと、相も変わらないナタリー・ポートマンの可愛らしさを観るだけで十分楽しめます。
筋肉とかナタリー・ポートマン好きは、それだけで観ても良いかも知れませんね。や、本当にクリスのナイスガイっぷりは異常。
余談
さり気無く登場しているホークアイの渋さに惚れました。
大暴れするソーを狙った時の『アイツが好きになって来た』とか男前過ぎでしょう。スナイパーキャラというのはどうしてこうも渋いんですかね。これもまたお約束でしょうか。
11月14日(月)
今週のHUNTER×HUNTER:No.324 執事
今週の粗筋:
シルバがアルカを指して『別の何処かから来た
キルアはナニカが『直す』お願いを叶える時には対象に触れる必要が有る事も知っていた為に、『30分以内に山を出れなければ母親を殺せ』という『お願い』をする事でゾルディック家からの脱出を果たした。
しかしその行為がゾルディック家の外出時警戒レベル4状態を招き、執事4人と共にゴンの元へ向かう事を余儀なくされる。その上、ナニカの『おねだり』が執事の1人に向かってしまい、キルアの『お願い』が封じられてしまうのだった。
えだやんっぽいデザインの新執事・アマネさんが大変に素敵。
まぁ、同じ新執事のツボネと揃って死亡フラグが見え隠れしていますが。出来ればゴトーやカナリア共々生き残って欲しいものです。
さて、今週に入り尚もアルカ改めナニカの能力に新ルールが発覚しています。
- 結果的に叶える『お願い』は1つに限るが、選択を迫る事は出来る
- 例:30分以内に下山出来なければ母親を殺し、下山出来たらばほっぺにチューする
- 『直す』場合は対象に触れる必要が有る
- 『おねだり』に失敗して犠牲者が出た場合、『おねだり』の難易度はリセットされる
- 『おねだり』するには対象の名前を知っている必要が有る
- 一度『おねだり』を開始すると、別の人物には『おねだり』しない
- 『おねだり』されている人物が死んだ場合は失敗と見なされ、『お願い』に比例した犠牲者が出る
- いつ誰に『おねだり』を開始するかは分からない
- 同じ人間が連続して『お願い』する事は出来ない
- 『お願い』の他に『命令』という手段が存在する
ポイントは、『おねだり』が発動すると別の対象には『おねだり』しないという事と、『命令』という謎の手段が有るという事でしょうか。
前者については、タイムアウト設定が無いならば使い方次第でナニカの能力を完全に封じる事が出来ます。平穏無事にアルカと過ごしたいならば適当な子供に『おねだり』させて、その子供を永久にアルカと会わせなければ良い、という理屈が成り立ちます。その子供がいずれ亡くなった際に道連れが発生するじゃん、という問題は有りますけども。
後者については、響きからはとても使い勝手が良さそうなイメージを受けます。例えば誰かに対する『おねだり』の最中でも強制割り込みで『お願い』が出来る、といった様な。
もしそうしたルールだとすれば、そのリスクは割り込んだ分の『おねだり』も加算された上で強制的に『おねだり』対象にされる、といった辺りが有り得るでしょうか。冨樫先生の考える事なので、もっと強烈な内容になる可能性も有りますかね。
どちらにせよ、こう予め裏ルールが明示されていると『きっとそれはすんなりいかないのだろうな』と考えてしまいます。何て厭な漫画脳。
それにしても、『最新のPC』という『お願い』の尻ぬぐいは『撫で撫でして』なのに、『ほっぺにチュー』の尻ぬぐいは『爪頂戴』ですか。
乙女心なのか選択を迫ったからか対象によって難易度が変わるのか――この差は何とも難解ですね。
11月16日(水)
飲酒メモ
本日の理由:流れで
本日の面々:友人と
本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×1 (許容量)
最近、以前にも増していわゆる鬱的な病気にやられる同僚が増えて来たので、ストレスを巧く発散する必要性を感じています。
と言っても、サイト名が示している様に『適当』が信条である自分には余り縁が無い病だとは思っているんですけどね。仕事で鬱的な病に敗れた面々には、概ね責任感と使命感の強い真面目な人間という共通点が見えていましたが(勿論例外も有りましたけど)、それらは良くも悪くも自分には無いものです。
仮にこれから社会に出る予定で、自身の事を『真面目で責任感が強い』と思う人がこれを読んでいるならば、今の内からストレス発散方法を考えておく事を推奨します。
そもそも社会なんてプロセスを目的とした行動以外は結果が全てですし、結果さえ出せば良いじゃない?位の気持ちで何事にもある程度の適当さ――ゆとりや余裕、遊びと言い換えても可――を持って挑むのが一番楽だと考えています。それでもストレスが溜まる場合は、溢れてしまう前に発散すれば何とかなるんじゃあないですかね(投げ遣り)。
それで?
「適当にやって失敗した時はどうすんの?」
「謝る。全力で」
「えええ……」
「て言うかね、適当って『ほど良い』って意味だからね。×いい加減 △根を詰める ○適当 ね。分かる?」
「分かる様な、分からない様な」
11月17日(木)
今週の範馬刃牙:第277話 抜拳
今週の粗筋:
刃牙とのハンドポケット勝負を自ら提案した勇次郎だったが、突如『親子同士での胆の探り合いは違う』と言い放つ。
そして『攻撃のカウントダウンをするから準備を整えろ』と告げ、刃牙の意志を確認する事無くカウントダウンを開始するのだった。
自分で提案した勝負を一瞬でキャンセルする流石のワガママ野郎勇次郎。
オリバとは別の意味で競わずに持ち味を活かしやがりましたねえ。詭弁で煙に巻いていますけど、攻撃発動の0.5秒前を読むのとカウントダウンに対するカウンターでは原理が違います。そもそも勇次郎がカウントダウンを遵守するという保証も無いですし、刃牙は圧倒的にやり辛い状況にされたと言えるでしょう。
カウントダウンによる攻撃というとガイアのシコルス虐めを思い出しますけど、今回のこれは大分意味合いが違いますね。
同じ間隔で回避不能の攻撃を繰り返し『確実に来る恐怖』を与えたのがガイアですが、勇次郎のこれは備えや反射が如何に無力かを叩き込むものであり、その真意は(多分)『奪れるものなら奪ってみろ』という挑戦です。
そしてこの挑戦の結果については――まぁ刃牙の負けなんでしょうねえ。『小細工は無駄』という結論はこれまで何度も出ていますし、何より常時カウンターに徹する刃牙はいつも以上に地味です。板垣先生もそんな戦闘は描いていて詰まらないのではないでしょうか。多分。いや、きっと。
11月18日(金)
衝動買いハリケーン:スーパーマリオ 3Dランド
同僚からの猛烈な薦めに洗脳されて購入。
未だ2時間程度(World 2完走まで)しか遊んでいませんが、小気味良く遊べるゲームデザインがとても秀逸という印象を受けました。
タイトルが示す通りゲームとしては3Dですが、1つのゴールを目指す2Dマリオの文法をベースに、3Dマリオ的な探索要素も控え目に足した、言わば良いとこ取りの仕上がりになっているのが特徴です。
ステージはそれぞれが数分でクリア出来る箱庭になっており、その箱庭にはマリオならでは、或いは3DSならではといった仕掛けが用意されていて、気軽さを保ちつつもそれぞれ新鮮な『遊びの場』を提供してくれます。
面白いと言うよりも『楽しい』という感覚を与えてくれるこの感覚は、流石の任天堂といったところでしょう。
今のところ難易度の面で物足りなさを感じていますが、何でもWorld 8までクリアすると難易度が跳ね上がるスターロード的なステージが出て来るらしいのでそれが楽しみです。
気軽さも良いけれど、やはりアクションには難しさとそれを克服した時の上達感が重要ですからね。
11月19日(土)
映画:パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 (原題:Pirates of the Caribbean:On Stranger Tides)
映画の粗筋:
『伝説の船』を見付けた男から情報を得たスペイン国王は、『永遠の命』を与えるという伝説の『生命の泉』の探索を始める。
イギリス国王もまた『生命の泉』を求め、その場所を知るジャック・スパロウを捕らえる事に成功するが情報を得る前に逃げられてしまう。代わりに英国海軍の公賊となったバルボッサに泉探索の命を出すが、ジャックもかつての恋人・アンジェリカと『黒ひげ』エドワード・ティーチに連れられ『生命の泉』に向かう事になったからさぁ大変。
感想。アクションは多いけれど全体的に盛り上がりに欠ける凡作。65/100点。
画面映えや音楽は間違い無く『パイレーツ・オブ・カリビアン』ですけど、兎にも角にも物語に起伏が無く平坦です。
過去作品に倣い、随所にセットや舞台をフル活用したアクションが鏤められているので退屈する事は有りません。が、王道を貫く訳でも意外性が有る訳でも無い物語の所為で、殆どのシーンが有っても無くても良い様な印象を受けます。
これまで『常識的』という要素でジャックとの対比が図られていたウィルが欠けた事で、常に海賊のルールと我が道だけを貫くジャックだけを見続ける事になってしまった為、構成から抑揚が消えてしまったのでしょう。ウィルの穴を埋めるかと思われたフィリップも、バックグラウンドが一切描かれない脇役に過ぎませんでしたし、バルボッサは海賊としては面白いキャラクターですけど、ジャックの理解者でもある=海賊のルールを貫くメンバーなので、属性としてはジャックと同じです。
ジャックは確かに特徴的で面白い人物ですが、それは比較対象が居てこそ作品に影響を与える程輝くもので、単独では個人が光って終わり――という事が本作で証明された様に思います。
しかし前述の通り雰囲気は『パイレーツ・オブ・カリビアン』のそれを踏襲していますし、ドタバタアクションも健在なので、このシリーズに求めているのがそれらならば十分に楽しめる作品です。もしかしたら『ジャックさえ観れれば良い』という人には、却ってこの作風が正解なのかも知れません。
良くも悪くも『可も不可も無い仕上がり』だという事も間違い無いですし。
11月21日(月)
今週のHUNTER×HUNTER:No.325 参戦
今週の粗筋:
ナニカの能力を見せない為『ゴン以外は誰も居ない病院』の準備を依頼するゴトーに対し、怒りを見せるレオリオと準備を約束するモラウ。
キルアを信頼するというモラウを信頼したレオリオは、キルアとの連絡を彼に任せて自身は十二支んの演説へと向かう。
そしてゴンの安否を気にする様子の無いジンに思わず念攻撃を加えてしまい、一躍パリストンの対抗馬として躍り出るのだった。
久し振りの出番で大はしゃぎのレオリオさん。という印象のレオリオさん。
キャラクター的にも状況的にも再登場する時には回復系の念能力を引っ提げて来ると思っていたのに、まさかの遠隔攻撃ですよ。意外にも程が有りますね、レオリオさん。
さておき、『いつも通り』というか『昔のまま』といった感じのレオリオを見て少し和みました。
この作品の昔の雰囲気を感じさせると言いますか、ゴンですらあんな事になった今では彼の『初期のまま』なノリは非常に貴重です。彼はこのまま彼のままであって欲しいものです。
そして戦闘じゃなくても渋さの光るモラウさんがまた大変に格好良い。
少年漫画的な『格好良さ』とは、単に美形であったり強い技を持っていたりと、華やかさを条件とした表層的な要因に集約される事が多い訳ですが、モラウさんはそれとは別ベクトルの――いわゆる『いぶし銀』としての格好良さを感じさせますね。
自身の経験と哲学を基に解を導き出していく無骨なオッサン。それは学生の時分には気付けなかった魅力の塊です。この歳になってそれを良いと思うのは、自分がオッサンになったからなんでしょうか。胸より尻が好きになる傾向然り、歳と共に嗜好が変わる理屈は良く分かりません。
今週のONE PIECE:第646話 “カエル”
今週の粗筋:
新魚人海賊団の幹部達と戦っていた麦わらの一味は、それぞれ魅せゴマで新技を披露し勝利を収めるのだった。
スピーディなのは良い事ですね。ええ、本当に。
独り言:サイト開設12周年
やぁ、こんなに長く続いた趣味は初めてです。映画視聴を除けば。
これも偏にこんな辺鄙な場所に定期的にアクセスして下さる皆様のお陰です。感謝。
12年――開設した頃には大学生だったのに、今やもう部下までいるサラリーマンですよ。時が経つのは早いものです。
11月22日(火)
飲酒メモ
本日の理由:懇親会
本日の面々:同僚や上司約40名
本日の飲酒:ビール×1、カシスグレープフルーツ×1 (許容量)
11月23日(水)
独り言:掲示板のスパム投稿に笑う
深夜に見た所為かも知れませんが、ツボに入ってしまいました。
俺と決闘 俺の血糖
俺の血統 俺のケツと
女の穴はどっちが良いんだぜ?
改めて見ると大して面白くも無いんですけども。深夜だったからかな。
AVのタイトルや風俗店の名前、こうしたスパムの文章には『誰が上手い事を言えと』的なものが散見されますが、それを生み出す発想力はある種の才能だと考えます。
このまま埋もれていくのも勿体ですし、面白スパム王決定戦とか誰かやってくれないですかね。深夜番組でも一向に構いません。
11月24日(木)
今週の範馬刃牙:第278話 秘技・秘術
今週の粗筋:
カウントゼロになり繰り出された勇次郎の攻撃は、まるで遊びの様なゆっくりとしたパンチだった。
まるで意の無い攻撃に唖然とする刃牙だったが、拳が触れた瞬間に勇次郎が力を込め刃牙を吹き飛ばす。しかし刃牙はその威力を殺す様に飛び上がり、まさかの虎王を決めるのだった。
ハンドポケットもトリガーも関係無いじゃあないか!……が、見事なり刃牙ッッ、見事なり“虎王”ッッ。
虎王と言えば餓狼伝の技なので、まさかバキで技名もそのまま使われる事になるとは全く予想出来ませんでした。
確かに虎王ならばとっておきの切り札と呼ぶに相応しい技です。これは燃える。熱くて良い展開だ。話が脱線しまくりながらも唐突にこういう見せ場を持って来るからこの漫画は止められません。
ただこれが勇次郎に取って致命打になるかは微妙な問題です。
恐らく筋力という点では刃牙を上回る長田が決めた虎王に姫川は耐えた訳ですから、姫川よりタフな勇次郎がこれに耐えるのは自明の理と言えます。
関節を外した程度ならば末堂や克巳の様にリカバリ可能でしょうし、これは『今宵最大のプレゼント』と言いながらもこれから始まるガチバトルの幕開けに過ぎない、と考えるのが妥当でしょうね。
これまで散々『親子』を強調し、息子に合わせた――言わば受動的なアクションを見せて来た勇次郎が、これを切っ掛けにいよいよ能動的に動き出す、と。さぁ盛り上がって参りました。
11月25日(金)
ゲーム:ゼルダの伝説 スカイウォードソード
この3日間で10時間程度遊びました。
現時点の感想。これはとても良いゼルダ。90/100点。
恐らく未だ中盤に入ったかどうか位までしかやっていないので結論は出せませんけど、遂に『時のオカリナ』に並ぶゼルダが出た様な気がしています。
拠点となる街や各種ダンジョンで感じる空気感とステロタイプなのに何処か印象に残るNPC達、手強さを感じる程度にまで強化された雑魚やBGMと展開に燃えるボス戦、謎を解いた時の妙な優越感にモーションプラス対応の直感的で気持ち良い操作感。その何れもがディ・モールト素晴らしい。
何だかんだで良作止まりかな――と思っていましたけど、これは傑作の予感がします。やってくれた喃、やってくれた喃。
11月28日(月)
今週のHUNTER×HUNTER:No.326 開戦
今週の粗筋:
イルミは密告者から得た情報で、キルアがナニカの能力について何らかのルールを隠している事に気付き、アルカの速やかな排除を決意する。
電話でイルミからの宣戦布告を受けたキルアは、返り討ちにする事を宣言するのだった。
新たに出て来たイルミの『
正体について普通に考えるならばアマネ、捻くれるとゴトーのどちらかなのでしょう。
最初はミルキも怪しいと思いましたが、これまでのキルアとナニカの行動の中で『腑に落ちない』様な情報と言えば、『ホッペにチュー』の代償が『爪』だった事か、ツボネが『おねだり』されている状態で尚キルアに余裕が見受けられる事の2つ位なものです。これらはカメラでも無い限りミルキは知り得ない筈なので、必然的に残る選択肢は執事達に限られます。
となると、自己紹介時の謎のオーラ(もしくは気配)や、イルミの思惑を把握している事等、これまでの描写で最も怪しい言動を見せているアマネが第一候補になるのは必然と言えるでしょう。ツボネはその名やキャラクターが示す通り、恐らく規律に厳しいだけでイルミと組む様な事は無いと考えられますし、ゴトーとカナリアは言うまでも無くキルアサイドです。
しかし、漫画のお約束である『一番怪しい奴は白(良い人そうなのが黒)』セオリーで考えた場合、ゴトーとカナリアにも疑いが掛かります。
ここでそれぞれのキャラクターを考えると、ナニカの能力と無関係にキルアを護ろうとしているカナリアよりも、キルアがゴンの元に辿り着ける様にあれこれ手配してくれているゴトーの方が、危険因子=アルカを外に出すチャンスを作っていると解釈出来なくもないので怪しい様な気がする訳です。
と数行書いておきながらなんですが、別に本人に密告の意志は無く、例の針で何かしてるだけかも知れませんけどね。
今週のONE PIECE:第647話 “止まれノア”
今週の粗筋:
『ルフィの力になりたい』というしらほし姫の思いに導かれた海王類達が、ノアの落下を食い止めました。
めでたし、めでたし。
これで残るネタはバンダー・デッケンの言っていた財宝に関する話題とノアの役目、そして濡れ髪の人ですか。
最近テンポが上がってきているので、これからはとんとん拍子で話が進むかも知れませんね。
『悪い人間』の象徴であるカリブーを勧善懲悪して、出血したルフィへ魚人の血を輸血して種族間の問題解決の兆しが見えた的な展開を経て、ネプチューン王が財宝やノア、ジョイボーイについて語って大団円、と。
……仮にこの内容で1週に1つずつクリアしても年内での魚人島編完結は無いかあ。
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