a 適当。

7月1日(木)

今週の範馬刃牙:第214話 記者会見

今週の粗筋:
ワーレフとのエキシビションが決まり、記者会見に応じる烈。
飽くまで淡々と己の価値観を語り、ワーレフとの勝負に望もうとする烈に、過去のスパーリング結果を失念しているとしか思えないコーチが『ボクシングを嘗めている』と食って掛かる。
烈は、敢えてそのパンチを喰らった上で、『原田さん』『あなたの怒りは妥当すぎる』と謝罪の言葉を述べるのだった。でもコーチの名前は深町元一だというミステイク。

 やっぱり嘗めてますよね、烈海王。このタイミングで名前を間違えるて。興味が無いってか。弱者の名前なんか覚えられないってか。
 と言うか、先ず編集も気付きましょうよ。興味が無いってか。モブの名前なんか覚えられないってか。まそっぷってか。

 そしてもう1つ気になったのは、下記のやり取りです。

記者:
「あの…」「戦歴は………」
烈海王:
「公式なものはありません」「全ての試合は非公式でした」

 だ、大擂台賽は?あれも実は非公式ですか?高名な海王の頂点を決める擂台なのに?
 深町コーチがパーリングで散々な目に遭っている事を忘れて烈に挑んだ様に、そもそも烈が深町コーチの名前を間違えている様に、あのジムには人の記憶を消し去る力でもあるのでしょうか。パンチドランカーなんて言葉で片付く物では無さそうですけど。

 相変わらず突っ込みには事欠かない漫画ですが、このボクシング編はまだまだ失速の傾向が見えないので面白いです。このまま1年位ボクシング編でも構わないなあ、もう。


7月2日(金)

飲酒メモ

本日の理由:夕食ついで
本日の面々:友人ら2名と
本日の飲酒:カシスオレンジ×1 (許容量)

 大学を卒業する頃から今に至るまで、学友にしても同僚にしても『誰か会社を設立して、自分を雇ってくれ』的なネタが必ず出ている様な気がします。
 周囲だけなのか、『もしも宝くじが当たったらどうするか』と同じ位、定例化しているネタなのかが知りたいです。皆、同じ様な話をするもんなんですかね。


7月3日(土)

独り言:肩凝りが辛い

 遂に『アンメルツヨコヨコ』を購入してしまいました。
 否が応でも歳を感じてしまう為、こういう薬や湿布の類は使いたくなかったのですが、背に腹は代えられないですからね。そして実際に効くのがまた憎い。頼ってしまうじゃあないですか。

 かつて、某ソフトウェアのいろはを教えてくれた師父が『社会人になる事は自分に合う栄養ドリンクを見付ける事』とも仰っていましたが、そろそろ栄養ドリンクのお世話にもなるのかも知れません。参ったなあ。


7月4日(日)

飲酒メモ

本日の理由:結婚式
本日の面々:式に参加した40名程度
本日の飲酒:ロゼ×5 (臨界点突破)

 両家共に真面目な家系なのか、久し振りに悪ふざけが全く無い結婚式でした。
 普通、親族が参加しようものなら、何だか酔っ払って分からない感じになるオッサンの1人や2人は居るものなのに。


7月5日(月)

今週のONE PIECE:第590話 “弟よ”

今週の粗筋:
失った物の大きさに唯々絶望し、自傷行為を続けるルフィを止める為にジンベエは問い掛ける。
『お前に未だ残っている物は何だ』、と。
その言葉で、自身に残った大きな物を思い出したルフィは、また何だか初めて見る顔で泣き出してさぁ大変。

 特に大変じゃあないんですけども。

 少年漫画でもアニメでも特撮でも、敗北や仲間の死をトリガーに、主人公が絶望して落ちぶれたりやさぐれたりした後、『大切な物』の為にパワーアップして復帰する、というのは王道中の王道と言える通過儀礼ですね(スポンサーの意向等によっては、復帰のタイミングで必殺我や武器、搭乗するロボが変わったりするのもセット)。ジャンプではやり過ぎにさえ思える程『BLEACH』の十八番でしたが、遂に『ONE PIECE』でもこの時が来ましたか。
 ある意味望ましい流れですけど、これで同じく王道である『修行編』には入らない事を望みます。より正確に書くと、修行するのは構わないけれど、それで何話も費やすのはナンセンスなので止めていただきたいのです。先日までやっていた回想編に於ける『冒険の日々』の様に、印象的なコマを複数描いて『色々な経験をしました』程度で良いと思う訳ですよ。何か新技を覚えさせるなら、そこだけは2、3ページ描く感じで。物語の核に関わるエピソードを入れるならまだしも、ただの強化ならそれで十分じゃあないですかね。


7月6日(火)

小話:人は人に二つ名を与えたい

「こないだ『鋼の錬金術師』を読み直しまして」
「面白い漫画だったよね、あれ」
「はい。で、思い出したと言うか、『ああそうだっけ』と思ったんですが、国家錬金術師の二つ名って大総統が決めるんですよね」
「ああ、『汝エドワード・エルリックに銘“鋼”を授ける』ってやつ」
「それです。考えてみると、一組織の長が自身の直轄機関に所属する人間全員に二つ名を与える、って凄い中二病組織だなと」
「一組織っていうか、あの国の大総統は国家元首と同意だしね。中二国家だね」
「ええ。でも何か、その馬鹿馬鹿しさが格好良いですよねと。是非、会社でもやるべきですよね」
「部長とか昇格のタイミングで名付けるんだ」
「そうです。辞令交付の時に『汝に銘“○”を授ける』と」
「良いね。『お情けの部長』とか『丸投げのチーフ』とか」
「新入社員に勝手に二つ名付けるのも面白いですよね」
「虐めだけどね」
「そこで『背負ってやろうじゃねーの!!』って切り返す気合いが必要な訳ですよ」
「見込み十分だね。よーし、俺等の国土錬成陣を止めてみろ、って思っちゃうね」
「まー、私は命名されたくないですけどね」
「俺もいやだけどね」


7月7日(水)

ゲーム:『The Path 日本語版』が本日発売

 日本語の公式サイト(?)はこちら。オリジナルはこちら

 昨年友人が英語版をやっているのをボケーッと観ていたのですが、中々シュールと言うか神秘的と言うか不気味と言うか……、一言では表現し難い独特の雰囲気を持っていたので、非常に鮮明に覚えています。
 物語は、赤ずきんであったり赤い長くつであったり、何かしら赤い格好をした6人の姉妹が、幻想的な森の中に在るお婆さんの家にそれぞれ遊びに行く、というだけの物です。但し、例の童話をモチーフにしているので、森には『狼』が居ます。言うまでも無く、姉妹は見敵必殺の能力は無いので、『狼』と遭遇したら最後です。

 以下、ほんの少しだけネタバレも込みの説明です。
 この作品のポイントは『お婆さんの家に行くだけなら簡単』、『森の中には秘密が沢山有る』というゲーム的な2点と、『狼は必ずしも狼では無い』、『狼が引き起こした何かはプレイヤーの想像に委ねる』というホラー的な2点に有ります。特に後者は本作を語る上では外せない要素です。
 前者の2点については、いわゆる『ゲーム』に慣れている人ならばピンと来る通り、本作の目的が『お婆さんの家に行く事では無く、森で道草を食う事』を示しています。勿論、最終目的はお婆さんの家なんですが、結果的に森で遊ぶ事がお婆さんの家に行く事に繋がる仕様になっている為、プレイヤーはお婆さんの家の事は気にする必要は有りません。
 その理由と繋がるのが、後者の2点です。本作は『森の散策』を経て、姉妹がそれぞれ『狼』と出会います。前述の通り『狼』の姿は様々で、狼であったり他の生物であったり、場所やシチュエーションである事さえ有ります。こうした『自らに取っての狼』に出会ってしまった姉妹は、具体的な描写の省かれた『何かしらの出来事』を経てお婆ちゃんの家に辿り着くのですが、このお婆ちゃんの家は『狼』が引き起こした『何か』を想起させる様な仕掛けに溢れており、プレイヤーは否が応でも姉妹の身に起きた『何か』を予想してしまう、という作りになっているのです。
 『狼』の意味する物は何なのか、姉妹に待つのは童話とは異なる結末なのか――それを森の中を歩きながらまったり見付けていく、そんなゲームが本作です。

 独自の映像美や、静かなBGM、敢えて直接的な表現は省いた演出等々、じわじわと精神に来るホラー作品が好きな人は楽しめると思うのですが、派手さや爽快感を求める人には完全に向かないゲームです。
 個人的には、一寸観ていただけで強く印象に残るゲームだっただけに、これを機に買おうかと思います。夏期休暇中にでも『N10Jb』で楽しもうかと。


7月8日(木)

今週の範馬刃牙:第215話 不可解

今週の粗筋:
観客の熱狂、オーロラビジョン、パフォーマンスとして猛るワーレフ。
興行が持つ『戦いのエンターテイメント』を不可解とする烈に対し、パフォーマンスを終えたワーレフが『ここからが競技だ』と挑む。
本気を出したワーレフに驚く烈が、何かしたの技を繰り出したらしいがそれが何だか分からないからさぁ大変。

 大擂台賽でも、爆竹とか龍の演舞とか、戦いとは無縁のショータイムは有ったんですけどね。
 前回の『出た試合は全部非公式』発言といい、郭海皇が大変な目に遭ったあの大会は烈的に無かった事になっているのかも知れません。

 カイザーや烈の挑発に対しても紳士的であったり、演出と競技の切替がしっかりしていたり、意外に大人な面の目立つワーレフさんですが、『でかいのに速い』という巨漢の敗北フラグに準じている辺りに哀愁を感じます。少年漫画的には、巨躯を持っているならば『凄い攻撃力』に特化した方が良いんですよね、大抵の場合。何せ『でかいのに速い』は最早テンプレート化された情報なので、個性になり得ないじゃあないですか。『鋼の錬金術師』で『でかい上に最速』という驚きの設定を持ち出して来たスロウス位、速度に特化した巨漢ならばそれが個性となるでしょうけど。

 そんなよく居る巨漢キャラ・ワーレフに対する烈の繰り出した『何か』ですが、相手の速さを認めた上で先の先をいく攻撃を行うとも思えないので、後の先を取るカウンター系のアクションを見せたものと思われます。ノーガード戦法とか寸勁とか、猪狩&アライ状態とか。アライJr.登場時に立て続けに2回も見せられたので、猪狩&アライ状態じゃあなければ何でも良いんですけど……やりそうですよねえ、相手はボクサーですし。そして、寝転がって義足を振り回す烈海王→観客『ボクシングじゃねえ!』→カイザー『エキシビションって言ったじゃん』→ワーレフ『一向に構わんッッ!』みたいな流れになるんですよ、きっと。


7月9日(金)

ゲーム:Ubisoftのマイケル・ジャクソンゲームの正式タイトルが『Michael Jackson:The Experience』に決定

 そう言えば昔、『Michael Jackson Moonwalker』というゲームがメガドライブで出ていましてね。
 マイケルが悪の組織にさらわれた子供達を救いに行くという物語で、ゲージを決めてダンスを決めると画面内の敵が全員死ぬ、という凄いシステムが搭載されていた物です。
 これがあれの3D版だったら、買う価値有ると思うんですけどねえ。流石に違う様に残念です。


7月10日(土)

映画:イングロリアス・バスターズ (原題:Inglourious Basterds)

映画の粗筋:
ナチス占領下のフランスで、『ユダヤ・ハンター』の異名を持つSS将校・ランダ大佐に家族を殺されたショシャナは、フランス人『エマニュエル』の身分を手に入れ、映画館支配人としての人生を歩んでいた。
だが、とある出逢いを切っ掛けに、彼女の劇場でランダ大佐を含めたナチス高官達が集うプレミア上映会が開催される事が決定する。これを機に、彼女はナチスに復讐する為の計画を練り始めるのだった。
一方その頃、ナチス殲滅を目的としたアルド・レイン中尉率いる特殊部隊『バスターズ』もまた、ナチス一層の為にショシャナの劇場に集まって来たからさぁ大変。

 タランティーノ監督がナチスとか復讐とかを描いたら詰まらない筈が無いですよね。という事で購入したままだったDVDを漸く消化。
 感想。完膚無きまでにタランティーノ作品。やりたい事をやりたい様にやって、思ってる事を思ってる通り映像化しています。75/100点。

 ユダヤ人によるナチスへの復讐がテーマの映画、と書くと物凄く重い作品の様に感じると思いますが、タランティーノ作品なのでそんな事は全く微塵にも有りません。滅茶苦茶軽いです。
 先ずは、登場人物が基本的に全員アレです。例えばバスターズのリーダー、アルド・レイン中尉。主人公の1人に据えられている存在ですが、冒頭から『ナチスの頭の皮を剥げ』と命じたり、捕まえたナチスに『俺らんとこ捕虜制度とか無いから』と笑顔で告げたり、『軍服脱がれるとナチって分からない』という理由で物理的な化粧を施してみたり、大変にアレな人物です。対するナチスの将校・ランダ大佐は、相手の隠し事を看破している事を敢えて伝える態度で接し、尚かつ自分の価値観を皮肉混じりに長々と語ってプレッシャーを与えまくった後に、唐突に結論を切り出して相手の心を折る変態ですし、若きSS士官・フレデリックは多くの敵兵を殺した事で英雄と呼ばれているのが満更でも無い駄目人間だったりします。まともかも知れないと思えたショシャナも、民間人を脅してまでわざわざ陰険な映像を撮影するアレっぷりを披露なさるので、ナチスが悪いのは勿論、それに敵対する人物達も困った人物しか居ません。
 そんな人物達をひしめかしつつ、タランティーノ監督が好きな様に好きな事をやっているので、普通の復讐劇になる筈が無いのです。

 そもそも復讐劇にしては、その結果と映像的なカタルシス以外の部分は実にさっぱりとしています。
 色々登場人物を出しておいてそれをあっさり切り捨てたり、史実をガン無視のトンデモ展開を平然とやったり、悲しいのかも知れない結末を軽くスルーしてみたり、一々余韻に浸かる暇を与えない(=フォローが一切無い(=開き直っている))展開が続く為に、良い意味で馬鹿馬鹿しいという感情ばかりが湧いて来るのです。作風として、ランダ大佐を中心とした探り合い談話パートと、アルド中尉チームの巻き起こすスタイリッシュ大虐殺パートを完全に区切っている点も、そうした『後味の無さ』に拍車を掛けています。
 そりゃあナチをぶっ飛ばすのが目的ならば、ナチをぶっ飛ばすシーン以外にスポット当てても仕方無いですもんね。そうですね、そうですとも。

 因みに、タランティーノ作品なので、監督が好きな映画のオマージュも多ければ、無駄にスタイリッシュだったり無駄にゴアだったりする映像は山盛りです。
 率直に書けば、彼は良い意味で『KILL BILL』の頃から何も変わっていませんね。流石にあれ程のインパクトやトンデモっぷりは有りませんでしたけど、それでもこれはやっぱりトンデモ作品です。あの作風が好きならばきっとこれも好きでしょう。あの作品が駄目なら間違い無くこれも駄目でしょう。何せやっている事は殆ど一緒ですしね。アニメが挟まれない位なもので。

どれ位一緒か端的に分かる台詞

 本作のMVP、ハンス・ランダ大佐の言葉より抜粋。

「残念ながら私のフランス語はこれが限界だ。これ以上話し続けるのは気が引ける。だが貴方は英語が得意な筈だ」
「たまたま私もそうだ。では貴方の――許可を得てここから先は英語で話したい」

 何処のオーレン・イシイか。

 劇中何度か見られる、ランダ大佐による己の価値観語りは、本作の見所の1つです。
 『鋼の錬金術師』に於けるゾルフ・J・キンブリーがそうであった様に、自分が希有だと認識している変人程タチが悪い物はありません。己の変態性を最大限に利用する手段と能力を有している事に他ならない訳ですからね。ランダ大佐はそういう人間ですが、だからこそ我(々)を惹き付ける独特の魅力を持っているのでしょう。友人にはしたくないけれど、スクリーンもしくはモニターの向こうで観る分にはとても素晴らしい。


7月11日(日)

ゲーム:Prototype

ゲームの粗筋:
死体置き場で息を吹き返した主人公・Alex Mercerは、軍に追われながら自身が特異な存在となった事に気付く。
車を持ち上げ、ビルを飛び越える筋力に、空を自由に舞い、銃で撃たれても爆発に巻き込まれても耐え、しかも自由に変形させる事の出来る肉体。そして、人間を取り込む事で身体と記憶をコピーする能力。アーカード級の力を手に入れた彼だったが、何故か彼には自分自身の記憶が一切無かった。
何故、この様な力を手に入れたのか。何故、自分には記憶が無いのか。マンハッタン島を駆け巡りながら己のルーツを探るAlexは、やがて自らの敵が巨大企業GENTEKと軍である事を知るが、マンハッタン島に未知のウイルスが流出し、Alex vs 軍 vs ウイルス感染者の三つ巴の戦いが始まるからさぁ大変。

 承前。1年待ってもローカライズされる気配が無いので、Windows版をSteamで購入してしまいました。
 感想。規模が凄い初代『ASSASSIN'S CREED』。面白いけれど荒削りなのが玉に瑕。70/100点。

 以前は、『ヴェアヴォルフクラスの身体能力を持った主人公が摩天楼で大暴れ』と書きましたが、実際は前述の通り『アーカード級のアルタイルが摩天楼で大暴れ』が正解です。
 相応にリアルなニューヨークを舞台に、何の制限・制約も無くはしゃいで回る主人公を操作する爽快感に関して言えば、『ASSASSIN'S CREED』すらも上回っていると言えます。何せ、どんなに高いビルから落ちてもダメージ1つ有りませんし、人にぶつかって躓くどころか、ぶつかった人が何処かにすっ飛んでいく位ですからね。だばだばと道も壁も関係無く走り回り、『攻殻機動隊』の素子さんばりに地面を陥没させながら跳ね、現われた軍隊や怪物はざっくざっく斬り刻み、ヘリコプターをジャンプキックで撃墜する――この『俺TUEE』っぷりは生中なものじゃあ有りません。テンションが上がって上がって仕方無い。
 挙げ句に、倒した敵は人・バケモノ問わず血飛沫を伴う肉片となり、その死体がミッションが終わるまで残り続けるという残虐手当まで施されているので、バイオレンス分の補給にももってこいです。何て至れり尽くせりなんでしょうね。

 しかしながら残念なのは、ゲーム自体は大変に単調であるという事。
 冒頭で初代『ASSASSIN'S CREED』と言った所以なのですが、メインミッションにしてもサブミッションにしても、ゲームとしてやるべき内容にパターンが少ない上に、折角マップが広いのに入れる建物や買い物等が一切無い為、『物凄く強い俺がN.Y.で大暴れ』というシチュエーションに飽きてしまうと、その時点でやる事が無くなってしまいます。ゲーム序盤ならば散歩して回るのも良いのですが、飽きるであろう中盤以降は殆どの場所が危険地帯になっている為、平和に歩き回るのも難しくなりますしね。
 また、主人公の能力が凄まじい為か、難易度調整がかなり大味という難点も有ります。序盤から中盤にかけては簡単過ぎますし、後半は難しいと言うより敵の攻撃手段等がとても鬱陶しい。ノリと勢いをキープ出来ないと、面倒に思う場面が出て来る事は請け合いです。
 こうした問題を解決して『ASSASSIN'S CREED II』張りにパワーアップして戻って来たら、きっと傑作になると思うのですが、それはまた別のお話。

 尚、シナリオについては、良い意味でB級映画のそれを彷彿とさせます。
 B級と書くと薄っぺらい様に感じるかも知れませんが、実際はサブミッションで分かる内容も含めて、相応に細かい設定がなされていますし、幾つかのどんでん返しも待っているので、ゲームを楽しむ上での要素としては十分に楽しめる物に仕上がっています。ただ、物語の根底に有るのが『未知のトンデモウイルス』なので、どうしてもB級感が付きまとうという感じですね。初代『BIOHAZARD』がそうであった様に。

 『箱庭ゲーム』を期待していると一寸肩透かしを喰らうでしょうけども、爽快感は本当に素晴らしいので『血と肉が飛び散るチートGTA』という響きに何か感じる人や、ストレスが溜まっている人はハマる事でしょう。強くてニューゲームまで有るので、気分展開にはつくづく最適じゃあないでしょうか。


7月12日(月)

今週のONE PIECE:第591話 “それでいいのか”

今週の粗筋:
シャッキーの推測に則り、女ヶ島にやって来た冥王・レイリー。彼は、仲間に会う為に戻りたいと言うルフィに対し、敗北の記憶を思い出させた上で、とある『提案』を告げる。
その頃、ボーイン列島に飛ばされたウソップ、トリノ王国に居たチョッパーも、それぞれ新聞で頂上決戦の結末を知り、集合する為に動き出すのだった。

 そう言えばシャッキーの本名はシャクヤクでしたっけ。花の名前であるという事は、彼女もまた女ヶ島の出身なんですかね。
 尤も花の名前=女ヶ島出身という認識でいると、クロッカスさん辺り大惨事なんですけども。

 さて、1年位掛かっても不思議では無かった麦わらの一味集合編ですが、それぞれのエピソードが1人数ページで済まされている点は本当に助かりますね。この調子で行けば、レイリーの提案の事を踏まえても秋口には全員が揃いそうです。来週と再来週で全員のエピソードをやって、懸賞金が跳ね上がったバギーとか黒ひげとかの小エピソードが入って、修行的な物を経て、という具合に。
 これで革命軍のエピソードが1ヶ月とか入ったら大迷惑ですねえ。マルコボクシング編が始まったりとか。


7月13日(火)

独り言:すき家で見た光景

店員  「メニューはお決ま……」(言い掛け)
初老の方「うな重」(小声)
店員  「はい、うな丼ですか?」
初老の方「うな重だよ!うな重!!何聞いてんの!?」(大声)
店員  「申し訳御座いません、かしこまりました。並で宜しいですか?」
初老の方「普通のうな重だってば!!俺はうな重を食べに来たの!!」(大声)
店員  「はい、かしこまりました」

――うな丼が出て3分後位――
初老の方「何でサラダ出ないの!?言っただろ、サラダだよサラダ!!」(大声)
店員  「申し訳御座いません。(厨房に)追加注文有りましたー」
初老の方「追加じゃねーよ最初から言ってたよ!!」(言っていない)
店員  「あ、大変申し訳御座いません」(深々と頭を下げる)

 隣でのやり取りだったので一部始終聞いてしまったのですが、飲食店の人は大変だなあとしみじみ思いました。
 社会に出ると、お客様が悪いのに謝罪しなければならない状況なんて幾らでも有りますし、それを常識と捉える風習も有りますけど、『お客様は神様』もどうなんだろうと真剣に考える時が有ります。『店員が熱いと説明しなかったらスープを飲んで火傷した』と訴える人が居たりとか、どういう楽園で過ごせばそういう発想になるのでしょうね。


7月14日(水)

独り言:4Gamer掲載の『クロヒョウ 龍が如く新章』記事を読んで思う事

 以前も書いた様に、このシリーズは趣味の近い友人2名が酷評していたのでスルーしているのですが、こうも続編が出まくっているところを見ると実は相応に楽しいのでしょうねえ。ジャパニーズマフィアがバイオレンス的な手段でやりたい放題やっているのでしょうねえ。おどれこの野郎殺したらぁの世界なんでしょうねえ。
 ただですよ。こんなに何個も続編を出してるなら、その隙に『シェンムー』を出しても良いんじゃあないでしょうか。箱庭ゲームが当然の様に出て来るこのご時世だからこそ、あの古き良き横須賀をもう一度。


7月15日(木)

今週の範馬刃牙:第216話 最危険地帯

今週の粗筋:
コーナーに陣取った烈海王は、空気椅子スタイルで『ジャブも打たせずに制する』と宣言する。
その烈を制する為、冷静に仕掛けるワーレフだったが、烈の無寸勁一撃で幕を引いたのでボクシング業界はさぁ大変。

 やはり『ボクサー』、『巨漢』、『ロシア人』の三要素を持つワーレフでは、烈には勝てませんでした。
 ある程度キャラが立っていたので、一矢報いる可能性が有るかもと思ったんですけどねえ。殆どの読者が考えていた通り、烈に挑むという条件に対して『ボクシング世界チャンピオン』というランクは、レベルとか次元その物が絶望的なまでに違う様です。夢のムドーを倒した位で、キラーマジンガに挑むに等しい愚行ですや。

 こうなって来ると、いよいよ復活したアライJr.とかじゃあないと、烈の相手は務まらなそうです。何せ、チャンピオンですらアレですからね。一寸強い程度の人を連れて来て、圧倒的な展開が続いても観客(と読者)は飽きてしまう事でしょう。
 そんな状況を踏まえ、プロモーターであるカイザーさんの今後が気になります。このままボクシング業界を蹂躙していく烈と世界を制するのか、『苦戦する振りをしてくれ』とか言っちゃって友情に亀裂を入れるのか。それとも未だ見ぬスーパーマンを連れて来ますかね。


7月16日(金)

小話:『餃子の王将』に初めて行きました

「仕事帰りに同僚と行ったんですが、一寸不思議な事が有りまして」
「と言うと?」
「いえね、基本かと思って餃子定食とか言う定食を頼んだんですよ。お米と餃子、一寸した野菜とスープが付いているセットメニューです」
「意外と案牌からいくね」
「石橋を叩くのが好きでして。それは兎も角、来てみたら餃子が12個位入ってて。よくメニュー表を見ると、『餃子2人分』って書いてあったんです」
「12個は多いね」
「でしょう。気になったのは正にそれで。『定食』なのに『2人分』とはこれ如何に、と。単品1人分の場合は量が不足していると認めているのかい、と」
「じゃあ最初っから12個を1人前にしろ、と?」
「exactly」
「いや、俺も余り行った事無いから分からないんだけど、多分単品頼む人は他にも色々頼むから6個なんだと思うよ」
「いえ、そんなマジレスされても」


7月17日(土)

映画:ウルヴァリン:X-MEN ZERO (原題:X-Men Origins:Wolverine)

映画の粗筋:
幼少時、家族の死を目の当たりにしたショックでミュータントとして覚醒したジェームズ・ハウレットは、兄のビクターと共に幾つもの戦争に参加し、過酷な時代を生き抜いていた。
ベトナム戦争の最中、兄弟の能力に目を付けたストライカー大佐に導かれるまま、2人はミュータントを集めた特殊部隊に引き抜かれるも、非人道的な任務に嫌気が差したジェームズは部隊を抜けて静かに暮らす日々を選ぶのだった。
部隊を抜けて6年後、カナダに移り住んだジェームズは自らをローガンと名乗り、恋人のケイラと平和な生活を過ごしていたが、ミュータント狩りを行っていたビクターにケイラを殺されてしまう。ビクターへの復讐を果たす為に再びストライカー大佐と手を組み、新たな名『ウルヴァリン』と最強の金属『アダマンチウム』をその身に宿したローガン。だが、ストライカー大佐は自分の野望の為だけにローガンを利用していたからさぁ大変。

 感想。ド派手なアクション娯楽としては一級品。75/100点。

 『超人達に今のVFXを組み合わせればこんな凄い戦い方が出来るんだぜ』という映像を楽しむ映画ですね。
 話のテンポは良いですけど内容は極めて在り来りですし、色々なキャラクターも出てはいてもウルヴァリンとセイバートゥース以外は殆どモブみたいな扱いなので(特にデッドプールは何だか残念な扱い)、必然的にウルヴァリンが如何に暴れるか、ミュータントの能力を如何に再現しているかという点にばかり焦点が向く訳です。
 しかしながらこの映画が凄いのは、その2点だけで100分の物語を見せきる事が出来る程に、アクションシーン――及びヒュー・ジャックマンの鍛え方――に力が入っているところにあります。

 本作は『ウルヴァリンの起源が描かれる』とか、『ウルヴァリンの人格形成の経緯が分かる』等の売り文句が色々と有りますが、結局のところは『強力なVFX+凄いミュータントが悪い軍人相手に大暴れ』という土台さえ有れば何でも良い、という事を証明する作品だった様に感じました。
 日本刀を装備した金髪碧眼の欧米人が胡散臭い剣術で敵を斬り刻んで姿に魅力を感じる様に、モヒカンにトゲ付き肩パットのチンピラがバギーに乗って民間人を追い回す姿にグッと来る様に、滅茶苦茶強い主人公がド派手アクションで外道をやっつける映画は、唯々それだけで楽しいのです。そう、何故ならばアイアムジャスティスの勧善懲悪こそが、エンターテイメントの華なのだから。

 次回作は日本が舞台という話が出ていますが、やる際には『アクションで魅せる路線』で突っ走って欲しいものです。中途半端にストーリーに走って、見所が無くなる様なパターンは全力回避の方向で。

余談:登場したミュータント一覧

 自分が確認出来た範囲では、以下の通り。

  • ウルヴァリン
  • セイバートゥース
  • ガンビット
  • デッドプール
  • ケストレル
  • エージェント・ゼロ
  • ブロブ
  • サイクロップス
  • シルバーフォックス
  • ホワイトクイーン

 このセイバートゥースが映画一作目のアレに繋がるとは考え辛いのですが、原作自体後付けで設定がギュンギュン変わりまくっているので、深く考えては駄目なんでしょうね。

PC不具合:『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』が再生出来ない

 『WinDVD』で、映像が出ずに音だけが出る事象が発生しました。
 結局は『セットアップ』→『ビデオ』で『ハードウェアデコードアクセラレーション』及び『ハードウェアカラーアクセラレーション』をオンにするだけで解決したのですが、最初は『DVDが観れない』という慣れない事態に混乱し、じろじろと何度もDVDの裏面に傷が無いか確認してしまいたとも。何て無様な。

 解決した今だからこそ気になるのは、たまたま『ハードウェアアクセラレーション』を使わない設定に切り替わっていただけなのか(その場合はその理由)、これまでは『ハードウェアアクセラレーション』を使わずに再生出来ていたのか(その場合今回だけ駄目だった理由)、という2点です。
 実験すれば済む話ですが、一々試すのも面倒なので、取り敢えず今回解決したという事実だけ控えておく事にします。


7月18日(日)

映画:ウォンテッド (原題:Wanted)

映画の粗筋:
プライベートでは彼女を友人に寝取られ、会社では上司に怒られ続け、貯金も夢も全く無い主人公・ウェスリー。
持病のパニック障害を抑える薬を買いに行った彼は、突如現われた美女に自身を捨てた『父親』が暗殺者に殺された事、彼自身もまた暗殺対象である事を知らされる。そして、彼女の所属する組織『フラタニティ』に自分と父親が特殊な能力を持っている事実を突き付けられた彼は、冴えない人生に別れを告げ、父と同じ『フラタニティ』の暗殺者としての道を歩む事を決心するのだった。父を殺した裏切り者・クロスに復讐する為に。
常軌を逸した修行の末、遂に特殊能力を開花されたウェスリーは、『フラタニティ』の導き出す『運命の暗殺対象』を暗殺し続け、遂にクロスと対峙する。しかし特殊能力を有する『運命の暗殺対象』はクロスだけでは無かったからさぁ大変。

 感想。設定から展開、演出に至るまで全てがぶっ飛んでる素敵アクション映画。80/100点。

 タランティーノ作品と違って、登場人物はまともなんですけども、基本的に設定が酷過ぎます。褒め言葉で。
 出て来る暗殺者達が基本『ぼくのかんがえたさいきょうのあんさつしゃ』なんですね。何せ、集中すればSlow-Moが発動しますし、信じて撃てば銃弾のカーブショットも実現可能、肉斬り包丁を両手に装備すれば銃弾を叩き落とすのは造作も無く、銃を装備していれば敵の銃弾は自分の銃弾で迎撃するのが当たり前、という世界です。そうした能力を得る為の修行が、諸先輩方に殴られたり斬られたりしては、浸かるだけで骨折・切り傷が回復する不思議風呂で全回復して再挑戦、という少年漫画級に酷い内容だったりするのがまたたまりません。
 そんな能力を持った暗殺者が活躍するので、暗殺シーンはどれもこれもが迫力や爽快感重視で、現実感や整合性は完全に度外視されています。格好良ければそれで良いでしょ、と言わんばかり。そりゃそうだ。

 また、1,000年以上前から存在していたという『フラタニティ』の設定も相当に酷く、太古から存在する機織り機が偶然紡ぎ出した名前を以て、『運命が殺すべきと決めた暗殺対象』と認定するメルヘン集団だったりします。
 そこは普通に各国政府との繋がりが有って、とかでも良かった様に思うのですが、実はこのメルヘンっぷりが物語の核に繋がっていたりするのが困りものです。物語の構成上、このメルヘンさが必要不可欠と言うか。
 その物語について言えば、本作は言わずもがなB級です。完膚無きまでに。しかしながら起承転結は非常にハッキリとしていて、『観終わったら何も残らないアクション』ながらもただでは終わらない面白さは持っています。
 序盤の冴えない生活と中盤の暗殺者生活、そして最後に選択した人生それぞれの対比、まさかの真実、そして主人公が見せる皮肉たっぷりの伏線回収。洒落た映像・演出に見合うだけの脚本が準備されている事は、大変に素晴らしい事です。

 但し、監督は何かネズミに恨みでも有るのかと思う様なネズミ虐待劇が有るので、ネズミ好きは注意が要ります。
 それこそ、そこは何かびっくりメカでどうにかすれば良いのにみたいな。銃弾を曲げるより簡単じゃあないですかね。あれはネズミだから良かったのかな。


7月19日(月)

今週のONE PIECE:第592話 “エール”

今週の粗筋:
ウソップとチョッパーに続き、クライガナ島のゾロ、空島ウェザリアのナミ、バルジモアのフランキー、ナマクラ島のブルックもルフィの事を知って以下略。
しかし、Dr.ベガパンクの『自爆スイッチ付き研究所』に入り込んだフランキーは、誤ってそのスイッチを押してしまい『大空に笑顔で決め』エンドを披露してしまったのでさぁ大変。

 ロ、ロビンさんは……?
 彼女の場合は、脱出の経緯に革命軍が絡んでいたので、革命軍に関するエピソードを入れて一寸長めにする可能性が有りますね。今のドラゴンを出したりだとか、かつて彼が救出した誰かのシルエットを出して次週に続くとか。
 過去の事実に一番近いロビンとセットなだけに、革命軍の真意が――その片鱗だけでも―――語られるのならば、一寸位その話が長くても許容出来そうです。ルフィの回想が終わったばかりのこのタイミングでは、余り期待出来ないでしょうけど。
 サンジはまぁ……イワさんと会ってどうとかこうとか、そういう感じでしょう(投げ遣り)。

 それにしても、如何にも修行フラグと言わんばかりに出て来た七武海も意外でしたが、今週は何もかもフランキーが掻っ攫っていきましたね。
 例の『大空に笑顔で決め』も大概でしたが、あの構図・展開であの真面目ナレーションは酷いでしょう。それに、フランキーの

『一つだけ聞いていいか……?』『万が一そのスイッチをおれが押しちまったとして……』
『それ…』『おれのせいか……?』ニコッ

 という件もツボでした。
 どう考えてもお前の所為だ、それ。自爆スイッチを付ける方もどうかと思うけれど。

 Dr.ベガパンクについては、これまでの数少ない情報から何と無く『マッドサイエンティスト』というイメージを抱いていましたが、今週のエピソードを読む限りでは必ずしもそうでは無いのかも知れません。
 暖房システムの話が事実ならば、少なくとも心優しい一面は有る様ですし、人型兵器に『平和主義者パシフィスタ』と名付けたのも、そうした一面が出ているが故とも考えられます。しかしその一方では、パシフィスタの製造過程がそうである様に、労力として動物を改造するという非人道的な行いを行っているのもまた事実です。
 純粋であるが故に暴走するだけなのか、脳内の完成図を実現させる為に犠牲を厭わない性格なのか、その違いで大きく運命が変わりそうです。
 個人的には、チョッパーとホグバッグが邂逅した際の『考え方の差による対峙』より、『同じ趣味による同調』をフランキー辺りとして欲しいですね。『こんな事も有ろうかと!』は男の浪漫!という感じで。

今週の『ぬらりひょんの孫』を読んで

 あのオチには驚きました。鵺の真がまさかそう来るとは。てっきり香木の欄奈待かと。
 確かに狐の子供って話も有りましたっけね。そうか、そう来ましたか。


7月20日(火)

今月のSTEEL BALL RUN:#61 LESSON 5 2

今月の粗筋:
ここまで自身を導いてくれたジャイロへの感謝。ジョニィが万感の思いを込めて放った『タスク Act4』が、別次元へ逃れようとする『D4C』を捉える。
大統領は機転を利かせて隣の世界への移動に成功したが、隣の世界でも『タスク Act4』の効果が継続していたからさぁ大変。

 そろそろ決着かと思ったら別にそんな事は無かったぜ。

 予想外のオラオララッシュには熱くなりましたが、冷静に見直してみるとジャイロがとても気掛かりです。
 わざわざ平行世界のスローダンサーを描写しておきながら、ジャイロを出さないというのは、『そういう事』にしか見えませんよね?健在ならば出す筈ですよね?

 これまで未熟だったジョニィがジャイロの意志を継いでパワーアップする、という展開には何ら問題も異論も無いのですが(第1部でも通過済みの構図ですし)、ジャイロがリタイアしてしまうと大統領は倒せてもマルコ少年をどうするのか、という問題が残ります。
 ジャイロに取っては遺体の収集も大統領撃破も手段に過ぎず、目的は飽くまでレースの優勝です。ジョニィが遺体を集めたとしても、大統領を倒したとしても、他の誰かがレースで優勝してしまえばジャイロの目的には繋がりません。大統領との戦いは、レースの勝敗や恩赦とは無関係なのです。

 余り心配する事では無いのでしょうが、このまま済し崩し的に終わらない事を祈っています。
 これでマルコ少年が第3部の家出少女みたいな扱いになったらと思うとねえ。流石に困ります。


7月21日(水)

ゲーム:『Alice in Nightmare』の続編『Alice:Madness Returns』が正式発表

 アッチャーいっけねー。また買わねばならない物が増えました。
 やぁ、もう生きていくのが楽しくて仕方無い(棒読み)。


7月22日(木)

今週の範馬刃牙:第217話 ミリオンダラー

今週の粗筋:
無寸勁でワーレフを制し、インタビューで全世界のボクサーを挑発した烈に対し、笑顔でファイトマネーの200万ドルを持ち帰る様に告げるカイザー。
大金を前にした烈は、動じるどころか『持ち帰れじゃなくて、ケースに入れて手渡せこのグラサン野郎』と普通に怒り始めるマイペースっぷりを見せたからさぁ大変――という程でも無く、次週は休みで再来週に3倍祭と言ういつものパターンの方がさぁ大変。

 流石烈海王、金を見ても全く変わらない。そこにシビれて憧れるッ。

 今回の烈の行為は、見ようによっては守銭奴に見えない事も無い振る舞いでしたが、その真意は『自分とカイザーは同列』という信念に起因しているのでしょう。
 ワーレフとの対戦前、カイザーが『友情』という言葉を使った様に、飽くまで烈とカイザーを結んでいるのは友情という同列の関係であり、プロモーターが上という事も無ければ、ファイターが上と思い上がってもいない。金を受け取る際に偉そうにする事も無く『謝謝』と礼を述べているところにも、そうした考えが出ている様に見えます。
 お互いがこの『同列』という考えを持ち続けている限り、このチームは巧く機能する事でしょう。深町コーチは……給料含め、どうなっているのか全く見えませんけども。カイザーさん、ちゃんとお支払いしているのかしら。

ゲーム:『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』にトリッシュ参戦

 My Wifeであるところのトリッシュさんじゃあないですか。
 ダンテが居てですよ。トリッシュが来てこれでジルも出て来たら流石に見過ごせなくなりますね。『SF4』以外で最近の格ゲーに興味を持つ時が来るなんて、来るなんて。

 どうでも良い事ですが、完全な新作よりも既知のキャラクターが出る作品の方に興味を持ってしまうのはオッサン化現象の一環なんですかねえ。


7月23日(金)

ゲーム:カプコンがアメリカで謎のタイトル『MEGA MAN UNIVERSE』を電撃発表

 公式サイトはこちら
 現在はPVしか公開されていませんが、そのPVを観る限りでは『ストリートファイター オンライン マウスジェネレーション』を連想させられました。……まさかな。

 くどい様ですけれど、そろそろ『Rockman DASH』の新作で良いんじゃあないですかね。
 元々有った箱庭要素を強化して、町のレベルデザインをリバティシティ張りにパワーアップさせたりとか、ランダムダンジョンでディグアウトの限界に挑戦させたりとか、今だからこそ出来る色々な事が有るじゃあないですか。それらを搭載して是非。


7月24日(土)

今月のジャイアントロボ:第46話 激闘!!梁山泊編9・大作V.S.行者

今月の粗筋:
次々と九大天王を味方に付ける大作に危機感を感じた韓信元帥は、自らが大作と戦う事を宣言するが、謎の行者に大作との戦いを横取りされてしまう。
狙われまくりの大作だったが、ジャイアントロボとの仲に嫉妬したサリーによって女の子にされてしまったからさぁ大変。更に韓信元帥がショタコンである事も判明してもっと大変。

 笑いながら弱者をいたぶる性格の悪さに加え、同僚からは『ニヤニヤ男』と揶揄され、何かを言っても無視される程カリスマ性は低く、敵には病原菌とまで呼ばれた上に、少女を見るだけでジンマシンが発動するレベルのショタコン。この韓信元帥の救いようの無さは、筆舌に尽くし難い領域に達していますね。こんな韓信元帥に誰がした。

 今回は『ギャグパートだった』と割り切って描かれたエピソードでしたね。大作の少女化とか謎の卓球勝負とか、どうでも良いネタに力を入れるところが実に素晴らしい。
 でも話が一向に進まないのが困りものです。せめて行者の正体が分かれば良かったけれど、それも敢え無くという終わり方でしたしね。こんなペースでちゃんと終わるのでしょうか。またバベルの籠城前で終了とかだったら泣きますよ。多分。


7月25日(日)

独り言:同僚に貰った風邪で1日ダウン

 昨年サザエさん症候群は克服したのですが、流石に日曜日を1日眠って過ごしてしまうと夜のプレッシャーが激しいです。え、明日出勤するの?と。あれ、日曜日満喫してないよ?と。まー元々日曜日を満喫する事なんて少ないんですけどね?と。


7月26日(月)

今週のONE PIECE:第593話 “NEWS”

今週の粗筋:
革命軍と出会ったロビンと、イワンコフと対面したサンジ。彼らもルフィの現状を知って以下略。
一方その頃、かつての仲間達と再開を果たしたバギーの基に、世界政府から伝書が届いたからさぁ大変。

 ロビンさんの笑顔が素敵過ぎるというお話。では無く、ルフィが何をやらかしたか引っ張りまくりでフラストレーションが凄いというお話。
 最初は偽の死亡通知でも出したかと思ったのですが、何かを『しでかした』様なので、能動的なアクションを行ったのでしょう。
 チョッパーやサンジ、イワンコフには驚きの事実で、ロビンに取っては面白い内容。ビビには『おしゃれ?』と突っ込まれ、元BW組には呆れ半分に見られる何か。……遂に蛇姫様と結婚しちゃいましたかね。

 バギーの方については、王下七武海、或いはそれに変わる勢力への参加要請か、『お前の懸賞金上げたからー』通告のどちらか位しか無さそうです。
 前者だと面白いんですけど、世界政府の目から見たバギーは『名だたる賞金首達を統べる』『元ロジャー海賊団の』『野心を秘めた海賊』なので、生かしておく事に対するリスクが大きいと判断されそうな気がします。ドフラミンゴ辺りの提案で、『御し易い』と判断されて四皇に祭り上げられる可能性も0では無いでしょうが、幾ら何でもそれはやり過ぎですよねえ。


7月27日(火)

ゲーム:『ストリートファイター クロス 鉄拳』始動

 ストリートファイターベースの『ストリートファイター クロス 鉄拳』と、逆の『鉄拳 クロス ストリートファイター』が出るとの事。
 『鉄拳』シリーズは2作目を数分やった程度なので余り思い入れも無いのですが、こういうお祭り騒ぎは単純に面白そうで良いなあと思います。

 こういうネタが実現されて来ると欲が深まる物で、『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』の様に『CAPCOM』と『コナミ』でクロスして、『アンブレラ社サイレントヒル支部』とか悪い予感しかしない舞台を持ち出して来て欲しい、とか思う様になっちゃいますね。
 サイレントヒルで真っ正面から△様と切り結ぶダンテとか、アンブレラ社に侵入するスネークとか、たまらないじゃあないですか。前者はゲームその物が変わってしまいますけども。


7月28日(水)

独り言:Sは打たれ弱いんでさあ

 承前
 『アンメルツヨコヨコ』を塗った直後に汗を掻いたり湯を浴びたりすると、塗った箇所が激しい痛みに襲われる事が分かりました。特にシャワーを浴びた時の痛みと来たら、それはそれは。足の小指を角にぶつけた時と同じ様に、痛過ぎて笑ってしまうレベルです。

 何と無く、今まで物理的に受けた痛みランキングー。どんどんどんぱふぱふぱふー。

  • 1位(叫びたい痛さ)  :寝起きの腓返り、傷に指を突っ込まれた時
  • 2位(声が出ない痛さ) :転んだ拍子に、自転車のハンドルが鳩尾に決まった時
  • 3位(涙が滲み出る痛さ):殴られた時、ぽいっと投げられた時
  • 4位(笑う位の痛さ)  :足の小指を角にぶつけた時、アンメルツヨコヨコを塗った箇所にお湯をかけた際

 今回の話から逸れますけど、腓返りは本当に痛いです。あれには本当に気を付けた方が良いですよ。いや、マジで。


7月29日(木)

独り言:『三洋ブランド』がパナソニックに統一

 サ……SANYOーッ!!
 と叫んだ後に『何でお世話になっているんだっけ』と家を見渡したところ、『eneloop』が目に入りました。あら厭だ、大変お世話になっているじゃあないですか。では改めて。サ……SANYOーッ!!(悟空を呼ぶクリリンの声で)

 つい先日にはYahoo!JAPANがGoogleの検索エンジン採用を発表したりしていましたが、この数年は大きい会社での統合やら吸収やらが続きますね。数年後には、『Norton Virus Buster』とか出ていてもおかしくない世界です。いや、おかしいですけど。何かそれぞれ劣化してしまいそうですし。


7月30日(金)

独り言:子どものDSユーザー、マジコン率が7割!?野良APでネット接続、WEP破りまで

 世も末ですな。
 と極めて在り来りな反応をしつつ。

 決して肯定する訳じゃあ有りませんが、それがゲームであれアプリケーションであれソフトウェアのコピー自体は今に始まった事じゃあないので、それを今更どうのこうのと騒ぐ様な話でも無いでしょう。しかしながら、それが善か悪かも分からないユーザーにまで浸透するのは果てしなく危険です。
 だって普通は子供に武器持たせないじゃん。だって自分の子供の殺傷力がだんだん増えてったら困るじゃん。ごっこで殺害とか困るっしょ。殺傷力が増えて、一年のときは蟻殺しだったのに、三年のときは日本刀で同級生とか泣くっしょ。だから子供に武器は持たせない。話のわかるヤツだ。けどマジコンはヤバイ。そんなの気にしない。コピーしまくり。最も尊い制作者の苦労とか語ってもよくわかんないからコピー。ヤバすぎ。
 話が逸れましたけど、何か法に背く事をするならば、そのリスクを負う覚悟が必要なのです。人を「始末」しようとするって事は、逆に「始末」されるかもしれないという危険を常に『覚悟』しなければいけない様に。子供じゃあそれ無理っしょ。だから子供にマジコンは持たせない。っつか大人も駄目ですが。

 それと、使っている側の危機管理の問題も有るとは言え、子供が安易にWEPを破る状況というのも大変よろしくないですね。開け易い鍵だからと言って、その鍵を開けて玄関に入って良い道理なぞこの法治国家には存在しない筈なのです。家に見知らぬ子供が居たら驚くっしょ。だから(以下略)。


7月31日(土)

ネットで発見:WWWへのアクセス権を持つ7人

 以下、一部引用。

世界で7人だけが保持している、大災害時にWorld Wide Webを再起動させる力を持つカードなのです。

再起動のためには7人中5人が必要です。それぞれのカードには断片的な情報しかはいっておらず、5人集まると起動が可能に。

 何これ格好良い。

 WWWその物が再起動出来るという事実にも驚きましたが、この我(々)の好物を具現化した様な設定がもうたまらないですね。
 アレですよね、このカードを持つには素質と資格が要るんでしょ的な。主人公の父親がマスターカード持ってるんでしょ的な。月面第4帝国にレプリカが有るんでしょ的な。

 一寸現実的な話をすると、WWWを再起動しなければならない様な事態が発生したとして、これだけネットワークに色々依存している今の世で各国の5人が集まる事が可能なんでしょうか。その時はやはり専用機とか使うんですかね?世界の危機ですし。


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