5月1日(日)
ゲーム:ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承
第3回ハッピーくじも当然当たりませんでした。
ええ、ええ、サブキャラ含め全員です。勿論です。
閑話休題。
先のバージョン3.2後期でLvの上限が90から93まで解放されたのは良い物の、必要経験値が莫大になってすっかりやる気を喪失。
最近は寝る前の30分金策(キラマラ)とサブキャラ(オガ子のしょーこ)の育成だけを淡々とやっています。
サブキャラの育成時間をメインに充てれば十分93に出来たと思うんですけど、90から93に必要な苦労に対してステータスの上がり幅が割に合わないので、どうも力を入れられない訳です。
お陰で、僧侶・旅芸人・盗賊・踊り子以外はLv40〜50だったオガ子も、魔法使いと賢者以外は全て90まで上げる事が出来ました。
取り敢えず耐性重視のユニクロ装備で固めている為、最新のエンドコンテンツ以外は概ね楽しめる状態に仕上がっています。
そんなオガ子のレベル上げについて、今回は以下の様な感じで試練の門ツアーを繰り返しました、
- 先ずLvを上げたい職業を決める
- 既存のスキルポイントが活用出来る職から順番に
- 順番は後述
- 日曜に自分で『試練の門』や『王家の迷宮』を回り、取り敢えず60位までは上げる
- マスタースキルポイントも活用して職業スキルと何か武器を1つ150にする
- 武器は気分転換を兼ねてLv50、65、80位の3種類を用意
- 原則★2を買ってメインキャラのツボ錬金で攻撃力の上級に挑戦(評判稼ぎ)
- 防具はユニクロで麻痺・眠り・即死・踊りを100%、転びは90%位で揃える
- 職業スキルか武器スキルを伸ばせる宝珠が有ればセット
- 後は1週間位かけて、その職が90になるまで試練の門ツアーを決行する
- Lvが79以下の時は『Lv自由』と明言されている募集にだけ参加
- Lv90まで上がったら次のターゲットを決めてスキルリセット
- やまたのおろちだけはスリープダガーの宝珠を付けた短剣踊り子で参加
- 踊り子はほぼおろち戦だけでLv90から92に
- 順番は以下の通り
- 僧侶と旅芸人のスキルポイントを活かして棍武を上げた後、槍パラ→槍道具
- 道具のポイントを活かして弓魔戦→弓レン
- レンジャーのポイントで斧まもの→斧戦士
- まもののポイントでムチスパ→これまで溜まった分を使ったハンバトで締め
大体これで2ヶ月位でしょうか。
普段メインキャラでは使わない様な職・特技に触れたので、新鮮な気分で遊ぶ事が出来ました。
それこそ最先端のエンドコンテンツに挑んだりしない限り、どの職業でも色々と楽しめるのだなぁ、と実感。
ただ、弓だけは微妙でしたね。
火力が無い上に範囲攻撃も無く、決め手に欠けます。
存外に耐性の揃っていない参加者も多かったので、弓ポンだけが輝いていたイメージです。
3.3で追加される特技も遠距離ロストアタックという絶妙に要らない内容でしたし(皆が望んでいたのは既存のロスアタの遠距離化)、何かしらのてこ入れが欲しいですね。
むしろあの新特技が怒りを引く技なら、色々役立つ機会も多かったでしょうに。
買ってしまった弓をこのまま眠らせるのも勿体ないので、タンスミミックを仲間にしようかなーと思っていますが……今後光が当たる日は来るのでしょうか。
5月2日(月)
英語:コードネーム U.N.C.L.E. (原題:The Man from U.N.C.L.E.)
映画の粗筋:
冷戦の最中、かつてナチスに従事していた科学者が効率的なウラン濃縮の技術を開発しているという情報がもたらされる。
世界の均衡を守る為、米露は密かに手を組み双方が抱える最高のスパイ同士でタッグを結成、核ミサイルの開発阻止の為に動き始めるのだった。
しかしアメリカのナポレオン・ソロとソ連のイリヤ・クリヤキンは中々馬が合わないからさぁ大変。
感想。ガイ・リッチーらしいお洒落なスパイ映画。85/100点。
ド派手なアクションやVFX、火薬等は控え目ですが、登場人物達の洒落た台詞回しによる掛け合いでグイグイ引っ張っていくタイプの作品です。
掛け合いの中心となるのは勿論ソロとイリヤ。
先ずアメリカのソロは、スマートさを優先する重度なプレイボーイです。
横領による逮捕歴が有り敵地でも隙有ればワインを嗜む様な駄目人間ですが、兎に角器用で弁が立つので人心を掴み易く潜入任務に向きます。
一方ソ連のイリヤは、体躯と格闘能力に恵まれものの短気で暴力的。
敵は皆SATUGAIするのがソ連風、というスタイルを崩したがらず周囲をハラハラさせるものの、ソ連のスパイ機器を使いこなし、何より愛国心が強く勤勉です。
こんな見るからに合わない2人が、己の技能と国の技術をネタに張り合い続けながら小気味良く話を進展させていきます。
ガイ・リッチー作品だと、『シャーロック・ホームズ』のホームズとワトソン、『スナッチ』のターキッシュとトミーという感じでしょうか。
ただこの2作品と異なり、今回はソロもイリヤもそれぞれが台風の目です。ああ、そりゃ酷い。主人公が2人居て2人とも台風の目なら騒動に事欠かない訳だ。
また、ガイ・リッチー作品なので思わせぶりな台詞や密かな仕込みを、フィナーレに向けて次々明かしていく手法も健在です。
流石に『スパイ』がテーマの今作では大掛かりな仕込みは少なかったものの、それでも予想外の隠し種やラストで敵に叩き込む作戦は意外性と爽快感に溢れていました。
今後続編を創れる終わり方……と言うか、創る気満々の終わり方をしていたのでシリーズ化に期待したいところです。
5月3日(火)
アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第5話『虹村兄弟 その3』
未だ第5話なのに内3話が虹村兄弟という事実。
それだけ丁寧にやっているのだと好意的に受け止めていますとも。
矢継ぎ早感も無く、しかし間延びもせず丁度良い。
だからこそ心配です。次回の『広瀬康一(エコーズ)』に『その1』と無い事が。
まさか1話で全部やるつもりなのか……?『錠前』と分けるなら、『錠前』を先に出すだろうしなあ。
本編では、SW財団より早く弓矢に辿り着いた兄貴の異常な調査力と、死して尚傍迷惑なDIOについて明かされました。
このパートは父の為に悪に堕ちた子、異形と化しても子を忘れない父、突き放した弟を最後には庇う兄、と泣ける展開の連続です。
その一方で『あれ、これジョースターご一行の調査不足が招いた不幸じゃない?』とか『バブル崩壊後じゃなくバブル真っ最中に土地系の会社を倒産させるって余程じゃない?』とか、当時気にならなかったどうでも良いところに引っかかったりしました。
後者は本格的にどうでも良い話ですけど、前者は正解が見えないもやもや感が有りますね。
これは様々な問題を複雑化して見がちな今のご時世だからこそと言えますが――そもそも承太郎達のDIO討伐は『家族の為』というかなり限定された正義に起因しています。
花京院とかポルナレフに至っては自分の人生に区切りを付けたいという、冷静に考えると『いや、それ人殺しの理由にはならんだろ』という目的で動いていました。
DIOが悪党なのは疑い様が無いものの、上記の様な理由でDIOを討伐し、その後の影響は知らぬ存ぜぬというのは中々酷い話じゃあないでしょうか。
兄貴が言う様にDIOに協力した事自体を『自業自得』と切り捨てるケースも有るでしょうけど、初登場時の花京院やポルナレフの様に、本人が望まないまま肉の芽を植えられた人達も居る筈ですし、そういう人達に取ってはとんでもない貰い事故と言えます。
しかし承太郎はDIOを倒すしか母親を救う手立てが無く……とやはり正解が分からないもやもや感。
取り敢えずDIOが悪いのは確かなんですけど。
とか何とか書きながら
ジョースターの血統を紐解いていくと、『ギャングスターになる為に現役のボス殺す』なんていうデミヒューマン(E:レクイエム)とか、自業自得で使えなくなった足を治す為だけに、合衆国の繁栄を願う大統領をSATUGAIした絶対殺すマン(E:漆黒の意思)も居ますからねえ。
正当性とか考える事自体ナンセンスなんでしょうね。
5月4日(水)
映画:キック・アス (原題:Kick-Ass)
映画の粗筋:
アメコミのヒーローに憧れる冴えない学生・デイブは、ネットでスーツを購入して筋トレを行いヒーロー活動を開始するが、正義感しか取り柄の無い彼は暴漢に敗北し病院送りにされてしまう。
しかし、手術により痛みを感じ辛くなった彼は、ボコボコにされながらもギャングに襲われていた男を救い出し、その姿がネットに公開された事からヒーロー『キック・アス』として有名になるのだった。
ある日、友人の悩みを解決する為に麻薬の売人達に会いに行った彼は、別のヒーロー『ヒット・ガール』と『ビッグ・ダディ』に出会う。
瞬く間に悪人達を殺すヒット・ガール達の姿を見たデイブはヒーロー活動の引退を決めるが、犯罪組織のボス・ダミーコはヒット・ガール達による部下の殺害をキック・アスの仕業と誤解したからさぁ大変。
感想。噂に違わぬバカ映画。あ、勿論褒め言葉として。85/100点。
基本的には、全世界のナードが夢見た様な展開ですよ。
アメコミを愛して止まない冴えないナード(彼女・資産・超能力無し)が、ヒーローになる為に努力し『痛みに鈍い』という能力を得て、持ち前の正義感が世間で評価されてガチのヒーローと知り合って、悪党を倒して綺麗な彼女とのセックス三昧でハッピーエンド。
わぁ、O.F.A.ゲット前の緑谷さんが大好きそうな展開。
――なんて緑谷さんに限らず、似た様な妄想をした事の有る男性諸君は、日米問わず何処にでも居るんじゃあないでしょうか。
本作はそんなナードの妄想を映像化した様な作品なので、ヒーロー物に見せ掛けて全くヒーローものでは有りません。
楽しむべきポイントは飽くまでもその妄想の映像化っぷりと、『ヒット・ガール』を演じるクロエ・G・モレッツのアクションです。
前述の通り主人公のデイブは正義感と性欲こそ強いものの、本質的には一寸打たれ強いだけの一般人なので戦闘力もアクションも(意図的に)今一です。
一方『ヒット・ガール』は、色々とネジが吹っ飛んだ父親に絶対殺すガールとして育てられた経歴が有る為、NINJA顔負けの殺陣をギュンギュンと披露します。
彼女のアクションシーンはどれも爽快で、文字通り敵を悪即斬です。文字通り過ぎて四肢が飛び散るのはご愛敬。
そしてそんな凄惨なシーンとはまるで合わないBGMが流れるのがまた印象的で、後年同じ監督に製作される『キングスマン』にも共通した特徴と言えます。
ともあれ、こんな映画なので一般向けとは言い難いところです。
グロ描写が出て来るのもそうですけど、『ヒット・ガール』の発言は教育的とは言い難いですし、開幕3分位で主人公のオナニーを見せ付けられますし。
予めバカ映画だと分かって観ないと、『何か思ってたの(他のアメコミ映画)と違う』となる事でしょう。分かってて観る分には大変楽しめると思いますけどね。
尚、『ヒーロー物らしさ』が一切無いという事でも無く、他作品の台詞等も引用しつつ『ヒーローとは何か?』について描かれるシーンも有ります。
何せ主人公は正義感だけは強く、そうであるが故にヒーロー活動を開始する人物ですからね。
蜘蛛の人の『強さには責任が生じる』に対する『じゃあ強くないと責任が無いのか?』という自問自答、そしてその解こそヒーローのそれでした。
5月5日(木)
映画:キック・アス/ジャスティス・フォーエバー (原題:Kick-Ass 2)
映画の粗筋:
ダミーコを倒し3年。真っ当な高校生活を送っていたデイブは平和な日常に飽き、『ヒット・ガール』ことミンディの特訓を受け再びヒーロー活動を再開する。
しかし考え方の違いからミンディと別れ、SNSを通じて自警団組織『ジャスティス・フォーエバー』に加入するのだった。
一方、ダミーコの息子クリスは父の仇を討つ為、『マザー・ファッカー』としてヴィラン活動を始め『キック・アス』の周囲を襲い始めたからさぁ大変。
感想。前作の角が取れてやや平凡な感じに。75/100点。
前作が『ヒーロー物の皮を被ったナードの夢実現物語』だったのに対し、今作は普通のヒーロー物という印象。
無論バカなノリが消え去った訳では無く、突っ込みどころは満載です。
パッと思い付く範囲でも、
- 覚醒した様に見えて何一つ成長していない『マザー・ファッカー』
- 何をどう叔父さんから教わったんだ
- 黒人だから『ブラック・デス』、アジア人だから『チンギス・半殺し』、ロシア人だから『マザー・ロシア』というネーミングセンス
- 全方位に喧嘩を売っていくスタイル
- カチューシャをBGMに無双する『マザー・ロシア』
- ちゃんと働いてんの『マザー・ロシア』だけじゃねぇか
- 『相手が得意なフィールドで戦え』と言われた結果が、喰らうと吐いて漏らす迷惑装備・ゲロゲリ棒の使用
- 全然違う、それ全然相手の土俵じゃない
等々、普通のヒーロー物じゃ絶対に観れない要素は幾つも有ります。
ただ、それぞれが単発で作品全体の雰囲気を象るには至っていない様に感じられました。
そう、確かに一見するとバカなんですけど、今作は物語自体がヒーロー物の本質を突いている為、根底がシリアスなんです。
劇中では3年前に『キック・アス』が立ち上がって以来、マスクヒーローによる自警ブームが到来、ナード仲間でさえも自警団に入っている様な世の中になりました。
しかし光が強ければ闇が濃くなるのが世の常で、バットマンに対するジョーカーの如く、『キック・アス』に復讐する為『マザー・ファッカー』による残虐手当が繰り返され、結果ヒーロー達は同類項として逮捕されるに至る訳です。
『キック・アス』がダミーコを倒して世界は変わったのか?或いは『マザー・ファッカー』を倒して何か世界は変わるのか?
ミンディは『ヒット・ガール』としてでは無く、普通の女子高生として生きるべきではないのか?
こういった『そもそも“現実世界に”ヒーローの存在意義は有るのか?』という、現実寄りのヒーロー物に普遍のテーマが今作に付きまといます。
そうであるが故に、ヒーロー物として観ると面白いけれど、『キック・アス』として観ると少し違う。
『キック・アス』として、という意味では、前作の映像・選曲・台詞回しに見られた独特のセンスが大分薄まっているのも気になりました。
余りにも作風の印象が異なるので確認してみたら、今回はマシュー・ヴォーンが監督から降りていた様です。成る程、それならばこの変化も道理。
それなりに楽しめる映画では有りますが、前作と比べるとインパクトに欠ける作品でした。
5月7日(土)
独り言:.htaccessでミスってた
掲示板等に対する海外業者(ロボット)のアクセスが面倒なので、掲示板では.htaccessで日本のっぽいホスト名以外は全拒否にしていたのですが、未だ指定するホスト名に不足が有ったらしく、日本の一部ISPも拒否されていた様です。
調査も面倒なので取り敢えずは.htaccessを削除し、様子を伺う事にしました。
う〜む、GW前に気付けば色々検証も出来たものを。
5月9日(月)
今週のブラック・クローバー:ページ60 大司祭の戯れ
今週の粗筋:
大司祭の提案により、ヤミを除いた暴牛の団員と神官達とのサバイバルゲームが始まる。
暴牛団員が下級魔道士だったのに対し、中級魔道士相当の実力を持つ神官達が有利かと思われたが、暴牛はそれぞれ肩書き以上の実力を持っていたからさぁ大変。
大司祭、『オッパイもみもみゲーム』について詳しく。
そう言えば、下級とか中級とか一等とか二等とか有りましたね。
等級のシステムは王都襲撃編に於けるチャーミーちゃんの叙勲を見る限り、『実績』を優先して評価する現実的な制度に見受けられた為、必ずしも実力とは結びつかないだろうと思っていましたけど、やはり実力とは無関係でした。
これもフィクション作品では1つのお約束ですね。『実力はA級クラスだが、性格に難が有ってB級止まり』とか『本人さえ望めばいつでもA級になれただろう』的な。
さて、『世間の評価より実力が高い』という言葉が最も似合うのが我らのアスタ。
読者目線では団長クラスにも通じそうな勢いが有るのに、またいつもの『うわ、こいつ全く魔力無いんですけど』扱いをされる始末です。
魔力が大事な世界で魔力が0ですからね。そりゃあそうでしょう。ましてこの頭脳屍人擬きはアスタの力を知らない訳ですし、彼を甘く見るのも仕方有りません。
でもそろそろ『うわ、魔力無い雑っ魚』からの『こいつ強い!』は飽きたので、アスタのターンは0コマ勝利で終えて、他の団員にページを割いて欲しいです。
今週のONE PIECE:第825話 “世経の絵物語”
今週の粗筋:
飢餓状態だったルフィ達は何とか巨大な魚を釣り上げ食事を済ませるが、ルフィが毒まで食べて倒れてしまう。
そこへ、ジェルマ66の船が現れるのだった。
う〜む、最近のテンポの良さに水を差す様な展開です。
今更ルフィに毒て。もしかしてこれを毎度の一時離脱ネタにしたりするのでしょうか。
だとすれば一寸展開が雑過ぎませんかね。
これは完全にナミの判断ミスが招いたトラブルです。
いい加減この一味の特性を理解しているでしょうに、弁当でお金を取る発言やルフィに料理を任せた結果がこの始末。
お前がちゃんとしなくて誰がちゃんとすると言うのか、という事をまるで理解してません。
抑え役なんだかしっかり抑えておきなはれ。
尚、サンジの兄弟と思しき新キャラが出て来ましたが、彼もサンジ同様の女好きとみました。
『兄弟で全然性格が違う』ネタはエースとサボで通過しているので、姿も似てるし性格も似てるというパターンで来るでしょう。
まぁ、あの顔で極端な男好きとかでも面白いかも知れないですけどね。話がカオスになりそうで。
ところで、世経こと世界経済新聞で掲載されていたという『海の戦士ソラ』に登場する悪役『ジェルマ66』をヴィトが回想するコマで、『1』と『2』と書かれた人物が描かれているのが気になりました。
彼らのモデルがサンジの兄達とかで、本当に名前のどこかに1や2を思わせる言葉が入っているのかも知れませんね。
今週の僕のヒーローアカデミア:No.89 全ては1人の為に
今週の粗筋:
ジーニストに止めを刺したA.O.F.は、対象をワープさせる個性で死柄木や爆豪達を呼び寄せる。
そして死柄木の失敗を咎めず激励するA.F.O.だったが、オールマイトが急襲するのだった。
一応ジーニストの株を上げる様なフォローが入ったものの、A.F.O.の完勝は揺るがず。
確認出来る範囲では、指先だけでどうにかしちゃった様に見えます。
これは確かにオールマイトが敵に居る様なものですね。頑張ってどうにかなる領域じゃない。
アレだけのヤバさを肌で感じて、それでも尚爆豪を助けに行こうとするデクは、勇気が有るというより単に無謀と言えます。
あの状況でも助ける事を優先する黄金の精神は褒めるべきなんですけど、流石にこれだけ実力差が有る中では、状況把握能力が著しく欠けていただけとしか見えません。
或いは『助けないと駄目』とか『考える前に動く』というヒーローとしての呪縛的な何かに突き動かされたのかも知れませんが、押さえてくれる友人達が居なければ、確実に捕まるか死ぬかした事でしょう。
死――と言えば、今度こそヤバそうなオールマイト。
アジトを出て来る時点から咳き込んでいたのに、単独でA.F.O. with ヴィラン連合に挑むのはそれこそ無謀に思えます。
ヴィラン連合だけなら、A.F.O.がジーニスト達にした事の意趣返しで済ませられそうですが、A.F.O.が黙って見ている筈が無いですし、逆にA.F.O.を相手にしている間にヴィラン連合が邪魔する可能性も否定出来ません。
A.F.O.も本調子では無い(と思われる)事だけが唯一の救いですけど、側には足を引っ張りそうなデク達が居るという最大の問題も有ります。
最大のヒーローの死が大事件となるのか、或いはトゥルーフォームの露出辺りで決着するのか。
どちらにせよ『ヒーロー』が無傷で済む事は無さそうです。
5月10日(火)
アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第6話『広瀬康一(エコーズ)』
『錠前』と『エコーズ覚醒』が綺麗に1話で完結。
駆け足感もダイジェスト感も無く大変良い構成でした。
展開上『エコーズ』の噛ませ犬となった『錠前』ですが、実は相当極悪なスタンドだったりします。
パワーこそ無いものの、いわゆるルール強制型であるが故に一度ハマると逃げ出すのが困難な上、発動トリガーが『罪悪感を感じる事』なので今回の様に罠を用意すれば比較的簡易に発動可能です。
『ONE PIECE』でガン・フォールも『己の行動に罪を感じた時人は最も弱くなる』と言っていました。
素晴らしい悪への恐れを持たないDIOやディアボロといったホンマモンの悪党には一切通用しないでしょうが、一般人には効果抜群と言えます。
そして今回小林玉美が実施した通り、罪悪感を使った攻めは強請集りとの相性がばっちりです。
言ってしまえば精神を追い詰めるだけのスタンドですけど、シンプルだからこそ強い。
相手(小林玉美)を納得させ自分が安心する=金を払うまで、寝ても覚めても精神が追い詰められるなんて考えただけで身の毛がよだちます。
今回は康一君が覚醒したお陰で誰も被害には遭わなかったものの、彼が土地の権利書すら奪おうとしていたのは決して冗談では無いでしょう。
場合によっては広瀬(母)のNTR展開も有り得ますな。お姉ちゃんも当然喰われますな。
今何でもするって言ったよね?ゲッスススス。
それにしても、康一君は『音』のスタンドを発現させたのは未だに謎ですね。
俳句が好きという事だったなら、今回唐突に持ち出した芭蕉の例と合わせて得心がいこうものですが、これといって俳句……どころか国語が好きという設定も無ければ、音楽への興味も見えません。
本人の成長性はスタンドの進化と結びついているものの、音だった理由にはなりません。はてさて。
ゲーム:PC版『ファイナルファンタジーX/X-2』がSteamで5月13日に発売!
元々10は好きな作品でしたけど、オフィシャルの続編小説が許されるレベルでは無い糞だった所為で何となく10自体のイメージが悪くなってしまいました。
要するにまるで食指が動かない。
近年のFFリマスターという意味では、12を強く希望します。勿論ZJSの方で。
12は終盤のシナリオこそ微妙だったものの、ガンビットやモブ討伐等のシステムは好きでした。
特にAIを自由にカスタマイズ出来るガンビットは一種の革命だったと言えます。巧く組めばボス戦で放置も出来ましたしね、
ああ、DQ10のサポにもガンビット適用させたいなあ。
ルカニ連打の旅芸人とか雑魚にスタンするバトマスとか蘇生や状態異常を無視しまくる僧侶とかとおさらばしたいです。
5月11日(水)
飲酒メモ
- 本日の理由:部下の慰労
- 本日の面々:部下と
- 本日の飲酒:青リンゴサワー×1、温州みかんサワー
5月12日(木)
今週の東京喰種:re Kの卵:75
夢現にヒデの激励を受けたカネキ君が再び白に覚醒。
お前は
ヒデの登場も、ヒデの台詞も良いと思うんですよ。
カネキケンの似非ヒーロー願望が一種の逃避でしか無かったのは明かですし、トーカちゃんですらその歪な望みを揺るがす止まりだった以上、完全にそれを崩す事が出来るのは無二の親友であろう彼だけです。
彼の言葉を受けてカネキ君が覚醒する事自体も、少年漫画的で良いと思います。
ここであの台詞を言われ、それでも未だ『やっぱり死にたい』と帰結する様な主人公なんて面倒臭くて不愉快なだけです。
ただ、カネキ君は追い詰められてからの覚醒や強化が多過ぎる。もう何度目ですか、これ。
記憶している限りで、
- ヤモリの拷問中にバーチャルリゼを食べて白カネキとして覚醒
- 嘉納さん家の地下でテンパり過ぎてムカデとして覚醒
- 亜門戦でアラタのダメージが大きくてムカデモード発動
- 有馬戦でヒデの血肉と言葉を基にムカデモード発動
- オークションでショタカネキとハイセが向き合い喰種パワーが強化
- カナエ&エト戦でショタカネキとハイセが話し合って黒カネキ覚醒
- コクリア地下でドリームヒデの激励を受け白カネキとして覚醒
と、もう7回も有ります。
それぞれがメンタル面の変化も描いているとは言え、流石にこれで覚醒は打ち止めで良いんじゃあないでしょうか。
個人的にはオークション時にカネキとハイセが打ち解けて融合=覚醒完了でも良かった位だと思います。
黒カネキのヤバそうなオーラは好きでしたけど、結局数週間しか続かなかったですし今となってはアレ何だったろう感が凄い。
話が変わって今週のタイトルは実に意味深ですね。
以前エトしゃんが口にした『赫者の卵』の略か、それとも『
高槻作品の『黒山羊の卵』も『Kの卵』でしたっけ。
もしかして、ここまで全てがエトしゃんの計算通りだったりするのかも知れません。
でもコレであのパテに何も入っていないとかなら、古多がダサ過ぎる……。
5月16日(月)
今週のブラック・クローバー:ページ61 神殿バトルロワイヤル
今週の粗筋:
暴牛の団員達が優勢の中、上級魔道士クラスの力を持つ大神官達が立ち塞がる。
その中には、カホノの姿も有るのだった。
大司祭が初登場時に化け物を召喚していたので、神官達もアレと同じの類の半魚野郎なのだと思ったのに、そういうデザインの仮面だった事が判明して少しガッカリ。
本当に魚だった方が不気味で良かったんですけどねえ。赤い水が入っちゃった人達みたいで。
……いや、でも人間の顔の方が嘘という可能性もナノレベルで存在する……?
取り敢えず、どうでも良い戦闘を扉絵であっさり済ませてくれて良かったです。
でもアスタは自分で『オレの剣は反魔法!!』と言っていながら、その11ページ後に『なぜそれを!?』とか宣うのはどうかと思いました。
今週の僕のヒーローアカデミア:No.90 手を
今週の粗筋:
A.F.O.はオールマイトを抑える一方で黒霧の個性を強制発動させ、死柄木達を逃そうとする。
再度連れて行かれそうになる爆豪だったが、緑谷の機転により切島が救い出すのに成功するのだった。
あっ、A.F.O.が予想以上に強い。
ジーニストを倒した時点で彼の強さは分かっていましたけど、流石にオールマイトとやり合ったら苦戦……はしないまでもそれで手一杯になったり、活動限界をにおわせたりするかなーと思っていました。
それが蓋を開けてみれば、結構軽くオールマイトをあしらっている上、死柄木達の脱出を手解きする余裕まで有る始末です。
挙げ句、複数の個性を組み合わせて新しい使い方をする独自のスタイルまで明らかになりました。
これは困った、全く底が見えない。空手とブーメランを渡せば風雲兼を生み出す勢いだ。
それだけに、今回のデク達の行動が予想外だったとしても、その予想外に軽く対応して来そうな怖さを感じます。
仮に対応したとすれば、何かしら生徒達へも被害が出るでしょう。
流れ的に『ヒーロー(オールマイト)の敗北』は確定事項として、そこに『雄英生の失敗』という要素も加わってしまうのか否か、今が正にその瀬戸際です。
しかし、この流れで切島君が内通者だったなら、アンドリューがシックスだった時並に衝撃的でしょうねえ。
強引に緑谷を誘う、暗視カメラを用意する、今回カッチャンをキャッチする等、ちゃぶ台返し出来るだけの行動が有った気がしないでもないでもないかも知れなくもない。
5月17日(火)
アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第7話『間田敏和(サーフィス)』
4部以降目立つ『ルール強制型』スタンドの『サーフェス』。
対象に触れる必要が有る、視界にいなければいけない、ほぼタイマン限定、と幾つかの弱点(制限)も有るものの、ハマった時の強さは『錠前』以上です。
今回は間田が覚悟未完了だったお陰でどうにかなったものの、これで使い手が漆黒の意思の持ち主だったなら、仗助はロッカー室の時点で殺されていた事でしょう。
とは言え、間田は仗助が予想した様に実はかなり異常な精神の持ち主だったりします。
あの非モテ男子言動や、スタンドに振り回される様子、モブのチンピラにボコボコにされる終わり方等から、『性格が悪い小物』程度の印象を受けている人が多いかも知れません。自分もそうでした。
しかし、口論になった相手の目玉をくり貫いた後も普通に日常生活を送っていたり、気に入らないチンピラの頭をレンガで殴ったりカッターで口を切り裂いたりする等、その精神構造は一寸普通ではありません。
また、失敗に終わったものの『自分が楽しく生きる』為に、他人(承太郎)の殺害すら本気でやろうとしていた程なので、悪意の強さも杜王町への迷惑度も小林玉美以上と言えます。
高校生にしてコレなので、このまま育っていれば吉良級の化け物になっていた可能性も有った筈です。
彼がここで仗助達に負けたのは、彼の為にも杜王町の為にも良かったでしょうね。
余談
サーフェスが『一寸でも視界に入れば操れる』と言っていましたが、線路のシーンで思いっきり仗助を視界に捕らえていたので、あそこでもう1回康一君にアタック&本人にダメージを出来た気がします。
『仗助より早く承太郎の元に着く』という意識が強過ぎてのうっかりでしょうか。
まぁ、間田ですからねえ。そういうところが間田ですよねえ。
5月18日(水)
飲酒メモ
- 本日の理由:懇親会
- 本日の面々:上司や同僚、協力会社のお歴々 合計8名
- 本日の飲酒:ビール×1
生まれて初めてSMクラブの経験者(客として)に会いました。
いやはや……世の中色々な趣味の人が実在するのですねえ。
5月19日(木)
今週の嘘喰い:第467話 くるめくべき
ギャー、まだらめBKェー!
心境的には、アラバスタ王宮前でルフィと再会したウソップに近いです。
『ルフィが死ぬ筈は無い』という信頼と、ミス・メリークリスマスの『ルフィは死んだ』という断言による葛藤に苦しむ中で、ルフィを見付けて『信じてた!』と叫ぶあの感情。
我(々)も『まだらめならきっとやってくれる』と信じていましたが、古くは『屋形越えはカジちゃんが行う』発言に始まり、勝負前の『勝つよね?』とかカジちゃんの急成長等、着々とフラグが積み上がっていただけに、『もしかしたら?』と思ってしまった訳です。
そこへ今回の『お前は苦るい死ね』ですよ。流石BK、信じてた!と言うか信じていた以上だった。
思い起こせば、獏さんは信賞必罰……と言うか、同情や改善の予知が有る相手には手を差し伸べるものの、叩くべき『敵』は徹底的に叩く性格でしたね。
作品自体、敗北した『敵』の顔芸がお約束になっているものの、そこまで徹底的に追い込むのが獏さんのスタイルでした。
こないだはイメージだけで済んだラロも、今度という今度こそ顔芸を披露するしかありません。
マルコやアノマの出番が無いのが気になる物の、やっと決着ですね。
5月20日(金)
飲酒メモ
- 本日の理由:担当チーム飲み会
- 本日の面々:担当チームの面々 合計12名
- 本日の飲酒:カシスオレンジ×2
5月21日(土)
独り言:『DQX』の3.3前期情報が来て
いよいよ3.xの物足りなさ問題が顕著になって来た印象を受けます。
新たに実装されるモノ自体は悪く無いと思うものの、サービス開始以来最もアップデート間隔を開けた上でこれだけ、というのは少々納得し難いです。
新規職業も無し、魔塔のフロア解放も無し、仲間モンスターは増えず、封鎖ギルドも開かず、レンダーシアのスライダーは2.0から休業したまま。
3.0以降漂うこの停滞感は、2.xの頃では到底信じられません。
加えて何故ここまで時間が掛かっているか、という説明さえ無いですからね。納得したり理解したりするチャンスさえ得られないのは流石にどうなんでしょう。
そんなこんなでログインする時間も減り、その分他の事をする時間が増えた――というメリットが生じましたけど、とても望ましいとは言えない効果です。
折角のドラクエ30周年ですし、もう少しどうにかならなかったのでしょうか。
余談
ドレスアップを色々試した結果、『腕と脚だけ重装備』な服装が自分の好みだった事に気付きました。
赤が好きなのは昔からです。
オガ子の髪も赤系にしたいのですが、今一似合う髪型が無くて保留中。
5月23日(月)
今週のブラック・クローバー:ページ62 強者君臨
今週の粗筋:
アスタ、ノエル、マグナ&ラックのコンビが大神官達と戦う中、白夜の魔眼の『絶望のヴェット』が急襲するのだった。
大神官の踊りを覚えてアスタが更に強化された感。それもさらっと。
展開が早くて良いと言うべきか、アスタさん強過ぎと言うべきか、一寸判断に困ります。
しかし、ここで魔眼が登場したのは毎度のパターン過ぎるものの、丁度良いアクセントでした。
正直、このバトルロワイヤルは着地点が今一見えなかったんですよね。
これまで出番の無かった人達を魅せるパートと思いきや、フィンラルは逃げているだけですし、バネッサ姐さんの戦闘はカット、グレイは未だシルエットだけで、結局出番が有るのはこれまでも目立っていた面々だけです。
展開が早いのは良いけれど、掘り下げる対象があやふやな印象。
一応ノエル覚醒の第2弾をやりそうな感じはしますけど、こないだ覚醒したばかりなので別キャラへのフォーカスにも期待します。
今週のONE PIECE:第826話 “0と4”
今週の粗筋:
ジェルマ66のレイジュとヨンジに出会ったナミ達は、レイジュの力でルフィの毒を吸い取って貰う。
ルフィは救ってくれた事に感謝しつつもサンジは渡さないと宣言、ジェルマ66は一先ずその場を後にするが、その海底にはジンベエの部下が控えていたのだった。
兄達が出て来るかと思わせて、どっこい長女と四男でした。
但し名前は大方の予想通り安直な数字付き。英語版だとどうなるんだろう。
今週を見た限りでは、女好きだけど性格は悪いヨンジは兎も角、レイジュは話せば分かりそうな気配がします。
メタ的な言い分ですけど『敵対しそうなイメージが無く』、どちらかと言うとこのエピソードのヒロイン化しそうな勢い。
最終的にはローラの一件を挟んでビッグ・マムと和解、三ツ目ちゃんとの結婚はヨンジが行う、なんてオチを想像しちゃいます。
閑話休題。
『人殺し』とか『悪の組織』と呼ばれたジェルマ66は、今週新たに『かつて北の海を支配した』程の力を持つ『科学部隊』であり、『国を持たない国家』という事が明言されました。
科学部隊。
これはまぁ随分魅力的な存在ですね。今まで有りそうで無かった設定ですし、ビッグ・マムが組みたがるのも分かります。
ルフィに取っても本来わくわくする対象でしょうし、巧く協力する事でフランキーの更なる強化まで期待出来る点もとても良い。
テンポが下がったかに見えたルフィの毒も1週で解決しましたし、これはまだまだ面白くなりそうですね。
今週の僕のヒーローアカデミア:No.91 平和の象徴
今週の粗筋:
虚を突いて爆豪の救出に成功した緑谷達は、Mt.レディやグラントリノの協力を得て現場からの脱出に成功する。
A.F.O.も死柄木達を脱出させオールマイトと戦うが、活動限界を迎えたオールマイトの一撃がA.F.O.の仮面を貫くのだった。
死柄木&A.F.O.から漂う主人公チームオーラ。
悪には悪の正義が有る……のかも知れない。
まぁ、そんな美談なんて有る筈も無くA.F.O.が良い様に死柄木を利用しているだけでしょうけど。
さて、いよいよ外でトゥルーフォームの片鱗が出てしまったオールマイトもさる事ながら、先代O.F.A.の持ち主が『志村奈奈』という女性だった(と思われる)事が判明したのが衝撃的でした。
勝手にO.F.A.は男性というイメージを抱いていたので、死柄木の父が先代だと思い込んでいましたが、実際は母がそうだったという事でしょう。
そして恐らく、死柄木はそれを知らないと推測されます。
最近の展開を見る限り、死柄木のA.F.O.に対する信頼はデク達のオールマイトに対するそれとほぼ同等ですが、先代O.F.A.(=恐らく死柄木の母)を殺したのがA.F.O.だと知っていないからこそだと思うんですよね。知っていてあそこまで懐くとは考え辛いですし。
無論、『母親を憎んでいた』という設定が出て来れば話は別ですが、現状の描写を見ていると『母を知らない(だからA.F.O.の悪行も知らない)』方がしっくり来ます。
問題は、『A.F.O.が母の仇』という事実を知った場合の死柄木の反応です。
王道だと主人公サイドに寝返るパターンですけど、A.F.O.はステインさえ利用してヴィラン連合を強化した策士ですし、『事実を知った死柄木は暴走してより悪党化する』と読んでて、実際にそうなりそうな気がします。
ただ、仮にそうだとして、A.F.O.の最終目的が分からないんですよねえ。
自分の代替えを作りたい(=自分は引退する)なんて性格には思えませんし、定石の『身体を乗っ取る』のが目的なら内面の強化なんか要らないでしょうし。
単に『全力で人をそそのかしたらどこまで社会に悪影響を与えるヴィランを生み出せるか』という実験を楽しんでいるだけ、とかだったら中々の悪党っぷりで惚れそうですけど、はてさて。
5月24日(火)
アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第8話『山岸由花子は恋をする その1』
シリーズきってのホラー分・山岸由花子が登場。
康一君の部屋の窓に張り付くシーンが、絵柄含めてほぼ原作再現で攻めて来た辺り、制作陣も彼女の良さをしっかり把握されている様でディ・モールト良いです。
ヤンデレという言葉がいつ生まれたか知りませんが(ツンデレの派生でしょうし、少なくとも21世紀以降でしょう)、この山岸由花子は90年代の生まれながら間違いなくヤンデレの体現者と言えます。
最初の『好きか嫌いかハッキリしろ』のくだりはただのキレ芸で済む話ですけど、誘拐以降の言動は完全に病んでいる人のそれですよね。
『石鹸でしたー』て。それ食えねーから。
現時点で既にヤバいのに、これで来週には電気椅子まで加わる始末です。
声が可愛い分、余計に怖さが増した様な気がします。
尚、カフェの出来事はキレ芸と書いたばかりですが、コーラの異物混入についてはヤンデレとはまた異なる恐ろしい何かです。
変質的っつーか異常って感じだったぜェー、みたいな。
1本2本程度に抑えてバレない様にしようとか、そういう配慮すら全くせず全力でやっている辺りがまた怖い。
美人なのは間違いないですけど、お近付きにはなりたくないタイプですね。
5月26日(木)
今週の嘘喰い:第468話 嘘喰い
昔から、今回の様にサブタイトルにタイトルが入る展開がとても好きです。
それが中身の伴う内容であれば更に良く、クライマックスや終盤だったりすればただそれだけでテンションが上がってしまいます。
古くは『ゆき姫救出絵巻』や『クレイジー・Dは砕けない』、最近では『DQ10』で大魔王撃破後の称号が『導きの盟友』だったのも最高でした(DQ10は2.0のタイトルが『眠れる勇者と導きの盟友』)。
そうした嗜好から見て、このサブタイトルは満点に近いです。
展開ともマッチしていますし、『ラロとの決着』は明らかにこの物語後半の山場と言えます。
敢えて足りない点が有るとすれば、それはラロがラスボスではないという事位でしょう。
ただ、ラスボスでは無いが故に、このタイトルを使った今後が気になります。
これ以上の勝負が出来るのか、というメタ的な不安と、果たして獏さんは虹に登ったお屋形様に勝てるのか、という不安。
未だに獏さんの最終目的がハッキリしていないので、その辺が鍵になったりとかするんですかねえ。
5月27日(金)
飲酒メモ
- 本日の理由:送別会
- 本日の面々:上司や同僚 合計14名
- 本日の飲酒:カシスオレンジ×1、カシスグレープフルーツ×1
5月29日(日)
ゲーム:ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承
3.3『闇を抱く月光の楽園』メインシナリオをクリアしました。
率直に書くと、3.3はシナリオもボスの難易度も良い感じでした。
ネタバレなので詳細は避けますが、シナリオは懐かしい面々の再登場や『楽園の悪魔』の真相等々意外性に富んでいましたし、ボスも『苦戦はするけど勝ち目が見える』丁度良い調整になっています。
特にボスは3.2は難しい――というより単に理不尽だったので、こうして正常化されてホッとしました。ああ、3.2のアレが今後の方向性という訳じゃあ無かったのね、と。
とは言え、『楽園』で2回目に戦うボスは5回位全滅しました。
その前までのボスは、自分が踊り子(A:短剣×2、B:扇・短剣)、サポがハンバト・旅芸人(棍)・僧侶で比較的余裕だったのですが、こいつだけはこの構成で勝ち目が見えず、自キャラを戦士→バトマス→レンジャーと試して何とかなった感じです。
もしかしたらパラ魔構成でも良いのかも知れませんけど、あの行動間隔を見る限りソロでのパラ構成だと事故率が高そうな気がします。
尚、塔ボスも3回死にまして、最終的には自分がハンバトでサポを旅芸人(棍)・僧侶・ホイミンという守りに偏らせた構成で突破しました。
その後に出て来るボスは、守り構成のままで特に問題無く終えています。
敵が蘇ったところで一瞬ゾッとしましたけど、HPに手心を加えて貰ったお陰で何とかなりました。
これが3.2なら、蘇り時のHPが良くて1/2、下手すれば全快とか、そういう嫌がらせをして来たに違いありません。恐ろしい恐ろしい。
5月30日(月)
今週のブラック・クローバー:ページ63 命を賭けたゲーム
今週の粗筋:
ヴェットの部下の魔法で救援に行けなくなったヤミは、暴牛メンバーに対し奮起を促す。
一度はヴェットの攻撃で膝を突いたマグナとラックも、再び立ち上がるのだった。
ラック曰くヴェットの魔力はヤミ以上との事。
う〜む、『えっ、ヤミさんの上なの何それ怖い』といった絶望感より、『えっ、マジでヤミさんより強いとか何それ嘘くせえ』という胡散臭さが湧いて来ます。
説得力が無いという話ではありません。
初当時にヤミさんの刀を砕いていまたし、皆のアイドル・リヒト様も『自分より強い』とか言っていましたし、ギャグキャラのフッハまでガチびびりするのはただ事じゃあありません。
でも、その、何と言うか……ええ、あの、彼ってばどう見ても脳筋じゃないですか。
『脳筋なのに強キャラ』というのは好きですが、それが『ヤミさん以上の魔力』というのは何か一寸違う。自分の中で。
じゃあもっと筋肉で戦えよと。魔力は同等だけど筋肉含みでヤミさん以上で良いじゃないかと。
ところで、ヴェットの『絶望させてから殺す』発言で、『トリコ』のネオを思い出しました。
一方、今週の『アカデミア』ではグラントリノがオールマイトに『限界超えろ』とヤミさんを思い出す発言をしていたり、何か一寸したシンクロニシティを感じます。
こうなったら、次は『トリコ』で『何……だと』をやって欲しいですね。そして『BLEACH』で『俺が来た!(by一心)』をやって一段落。
今週のONE PIECE:第827話 “トットランド”
今週の粗筋:
全てがお菓子で出来た町・ショコラタウンに上陸したルフィは、そこでサンジの婚約相手プリンに出会う。
その頃、結婚式の準備を進めるビッグマムは、ルフィの到着を把握していたのだった。
ジェルマ66のレイジュがヒロインと思いきや、プリンさんもヒロインを張れる器でした。
嬉しがったり恥ずかしがったり……何あれ可愛い。
でも仮にも『四皇』の娘がただ可愛いだけという事も無いでしょうし、怒らせたりしたら凄いんだろうなあと予感。(隠しているだろう)額の目からビームとか出してもおかしくない。
そんなプリンの母、ビッグマムはやっとシルエットが消えてそのデザインが明らかになりました。
とは言え、概ねシルエットからイメージした通りの『でっかいココロさん』という感じで、特に意外性は有りません。思っていたより目尻にシワが有ったかなー程度?
ディズニー・ミュージカル的なノリも手伝って、同じ『四皇』のカイドウが登場した時と比べると、威圧感や絶望感よりもコミカルさが勝っている感じがしますね。
ただ、取り巻き(?)を見る限り『命を与える』系の能力を持っていそうな上、これまでも『気に入らないものは壊す』、『欲しい物は奪う』という海賊らしい一面が強調されている為、その性格までコミカルという事は無いのでしょう。
『差別の無い世界を作る』という思想は果てしなく立派ですが、それも何か裏が有る筈だと勘ぐりたくなります。
何にせよ、現時点では彼女が『四皇』たり得た由縁さえ不明な為、先ずはそこからですね。
今週の僕のヒーローアカデミア:No.91 ワン・フォー・オール
今週の粗筋:
死柄木が先代O.F.A.の孫だった事を明かされたオールマイトは、精神に大きなダメージを受ける。
トゥルーフォームも世界に晒され絶体絶命の危機に陥るが、市民からの声援と先代O.F.A.の教えを元に、オールマイトは再びその力を漲らせるのだった。
サブタイトルの時点で期待しましたけど、期待に応える熱いエピソードでした。
オールマイトもA.F.O.も良いですね。とても良い。
両方とも実に良くヒーローとヴィランを体現しています。
ヒーローと言えば、何と言っても窮地からの逆転が醍醐味ですよね。
最初から無双しまくる最強無敵のヒーローというのも決して悪くは無いですが、古より『ヒーローは遅れてやって来る』という言葉が有る様に、ヒーローには大逆転のカタルシスが似合います。
今回、オールマイトは誰の目から見ても分かる位追い詰められてしまいました。
これまでの流れから一般人がヒーローに対して批判的になる可能性も高く、一切の救いは無い様にも思えたのに、そこから応援を得てパワーアップですよ。これぞ王道、これこそヒーロー。
対するA.F.O.。
先週、『死柄木を育てている意図が分からない』と書きましたが、今回オールマイトへの嫌がらせが目的だった事が分かり、そのゲスっぷりにゾッとしつつも拍手したくなりました。
これは清々しささえ覚えるレベルの屑。吐き気を催す邪悪です。
昨今の少年漫画、『どれ位の人を殺めたか』で悪党としての度合いを図る事が多い中、純粋に『思考が屑』というオーソドックスな邪悪さがたまりません。
それでいて立ち振る舞いは飽くまで紳士的で、言動に破綻が無いのが大変素晴らしい。
知恵と力を持つ人物が、確固たる意思を以て悪事を働くというのは、それはもう恐ろしい事です。
でも恐ろしいからこそ、ヒーローを際立たせる事が出来る。そういう点で彼は理想的なヴィランと言えます。
王道ヒーローと、理想的なヴィラン。ああ、良いですね。これはとても良い。
いずれはデクと死柄木もそんな関係になるんですかねえ。
今週のワールドトリガー:第145 玉狛第2 13
今回の勝負、修の成長も著しかったですが、チカちゃんのヤバさも大概でしたね。
遠距離では地形無視の大砲、中距離では高速鉛弾、近距離では追尾弾集中砲火。
どの攻撃もガード出来ない上、一度喰らえば喰らった箇所を捨てるかベイルアウトするしかないという特性は、(タイマン勝負じゃ無い限り)直接人を撃てないというデメリットを補って余り有ります。
後は判断力が伴えば、十分にAクラスを狙っていけるスナイパーと化す事でしょう。
というか、近距離であの有様ですから、スコーピオンに頼らない武闘派スナイパーという全く新しいジャンルを目覚めさせる可能性さえ有ります。
問題なのは、他の誰も真似が出来ない事ですね。開祖にして唯一の使い手になってしまうという悲しい現実。
まぁ、あんなモンスターがゾロゾロ居たら怖過ぎますけども。
5月31日(火)
アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第9話『山岸由花子は恋をする その2』
皆が注目していた由花子さんのお下品罵倒は完全ノーカットでした。
しかも中の人の演技も有ってかなりの迫力。この由花子、容赦せん!
今回のエピソードは由花子さんの異常性に目を奪われがちですけど、その実『スタンドの強さは精神の強さに依存する』というスタンドの基本を分かり易く掘り下げた話だったりもします。
康一君の『絶望のあまりスタンドが死んでしまった』という解説や、由花子さんの康一ラブパワーによるパワーアップ、危機を乗り越えて発現したエコーズAct.2等、わざとらしささえ感じるレベルで精神とスタンドの関係性について描かれていました。
実はこの『精神力がスタンドパワーに直接影響する』というのは、第3部ではヴァニラ・アイス戦以外では殆ど言及されていない事実なんですよね。
第3部でのスタンド描写は、もう少し基本的な『性格や思考・嗜好がスタンドの像や能力に影響する』事が何と無く分かる程度です。
これは恐らく、第3部はタロットカードや9栄神の縛りが有ったからなのでしょう。
第4部はタロットから解放されるにあたって、今後に繋がる幾つかの新ルールが出て来ます。
- スタンドは生まれ持つ以外に、『矢』によって発現する事が出来る
- 『矢』を刺しても才能が無いと死ぬが、『矢』に任せれば『矢』が才能の有る者を選ぶ
- スタンド使いはスタンド使いと引かれ合う
- スタンドの強さは精神の強さや『ハングリーさ』に影響を受ける
- 本体の精神状態等により、スタンドは進化したり新しい能力を得る事が有る
- 複数のスタンド像を持つ場合、1体や2体のスタンドが倒されても本体へのダメージは無い
- 『遠隔自動操縦型』はスタンドへダメージを与えても無駄
- シアーハートアタックは重さがフィードバックされていたけれど
こうしたルールを、(ある意味)スケールの小さい事件の積み重ねで見せていくのも第4部の良さの1つです。
『生活に根付いた悪事』がメインとなっているからこそ出来る芸当でしょう。
余談
個人的には、進化・強化するスタンドの元祖は『エコーズ』だと思っています。
『スタープラチナ』の時間停止は、最終戦で新たに身につけたのではなく、DIOのお陰で元々持っていた力に気付いただけ、という見解です。
ジョナサン(の肉体)とジョセフのスタンドが同じ『ハーミットパープル』でしたし、第3部時点では『血縁関係者は似たスタンドを持つ』という暗黙の設定が有ったのでしょう。
因みに『バイツァ・ダスト』は『レクイエム』では無く、ただの進化だと認識しています。
理由は極めて単純で、そもそもレクイエムという概念が出る前だから『矢』が刺さったのが本体だったからですね。
『レクイエム』の発現は『矢をスタンドに刺す』のが条件であると明言されており、『バイツァ・ダスト』のケースはこれに当てはまりません。
わざわざ『アナザーワン』と冠している通り、アレは矢によって目覚めた『もう1つの能力』に過ぎない力だと考えています。
しかし、条件を満たせば強制的に『時間』ごと対象を爆破、時間が巻き戻っても一度爆破した対象は絶対に爆発する、という問答無用っぷりは『レクイエム』に通じるところが有ります。
また、解除は出来ても発動は自由に出来ない(と思われる)点も、自由に制御出来なかった2種類の『レクイエム』に近い特性です。
結局のところ荒木先生が明かさない限り解けない謎ですが、一先ず『矢』の二度刺しは『制御は出来ないが強大な力や能力を得られる』と考えておくしかないでしょうね。
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