a 適当。

8月1日(木)

今週の嘘喰い:第339話 脆き決意の末に

 漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の特徴を挙げる際、その独特の科白廻しや構図、発想等に加え、『どうでも良い事を、ハイテンション且つ無駄に格好良くやってのける事』がセットになる事が有ります。
 具体的には、第4部に於ける漫画家・岸部露伴vsジャンケン小僧こと大柳賢のジャンケン対決や、同じく岸部露伴vs主人公・東方仗助のチンチロリン対決がそれです。
 如何にジャンケンが地味だからと言って、普通互いに跳躍しながらジャンケンを繰り出したり、己の運を誇示する為に、割れたガラスが降りそそぐ真っ直中に立ってみたりはしません。普通の事を、普通じゃないやり方でやってのけるその作風に、我(々)はシビれて憧れる訳です。

 今週の嘘喰い。というか、最近の嘘喰い。
 基本に立ち返った様な単純勝負、四神包囲こと『あっち向いてホイ』を、ここまでハイテンション且つ無駄にスタイリッシュにやってのける漫画は、後にも先にも無いでしょう。
 先週までの各種顔芸も大概でしたが、今週のとどめシーンの躍動感と来たら、完全に馬鹿馬鹿しさと格好良さが化学反応を起こしてスパークしちゃってます。地味な筈なのにド迫力、迫力が有るけど馬鹿馬鹿しい、馬鹿馬鹿しいのに格好良い。正に画力と演出の無駄遣い。ある種芸術の領域とさえ言えます。
 後々、『あっち向いてホイに全力出す漫画』と語られる様になればディ・モールト面白いのになあ。


8月2日(金)

映画:天空の城ラピュタ

 何と無く地上波放送分を最初から最後まで観てしまいました。
 この作品に関しては、最早これが何回目か分からない程何度も観ていますが、何度観ても面白いから驚きます。
 出逢い、トラブル、冒険、共闘、勧善懲悪、大団円。Boy Meets Girlの基本とでも言うか、凡そ『冒険譚』に必要な要素が、全て無理無く且つ高水準で折り込まれているんですよね。どの要素が取り立てて凄いというのでは無く、どの要素も安定して面白い。傑作とはこういう作品の為に有る言葉です。

 ただ、歳の所為でしょうか、以前よりも涙腺が弱くなっている様で、シータ救出時に於けるロボット兵破壊シーンを始めとした、ロボットに切なさを感じるシーンの数々で、うるっと来ました。
 前は『可哀想だ』とは思っても、涙腺が刺激される事なんか無かったんですけどね。しかも、当然その展開も描写も、何なら音楽が流れるタイミングさえ大体把握していると言うのに、まさかのダメージですよ。
 何千、何万、或いは何億という先人達が、口にして来たであろう言葉ですが……歳は取りたくないものです。


8月3日(土)

独り言:FNS27時間テレビの『爆裂お父さん』で大笑い

 今年はテーマやメンバー、合間のドラマ等が著しく嗜好からズレていた為、所々しか観ていないのですが、その所々で観た『爆裂お父さん』で久し振りに大笑いしました。
 間借りなりにもアイドルとして活躍しているAKBに対し、あの手この手でバイオレンスアクションを決める極楽・加藤の狂犬っぷりと来たら、反則ギリギリでしょう。アウト的な意味で。
 ネタがネタだけに、きっと不快に感じた人や、大真面目に苦情の電話を入れる様な人も居るのでしょうが、ガチで攻撃してる訳でも無し、バラエティ――『めちゃイケ』らしくて個人的には好きです。

 ただ、この手のネタで笑ってしまう自分や周囲を鑑みた時、この感覚に危うさを感じる事が有ります。
 今回のネタもそうですけど、例えば高周波の罰ゲームや絶叫マシン等、タレントに対して痛みや恐怖の体験を強いる『バラエティ』が数多有りますが、この笑いの根幹はサディズムに依存するものですよね。何せ、人が痛がる姿や怖がる姿を観て笑うのですから。
 本当に痛いかどうかは別として、これで笑うという感覚は、古代ローマが奴隷と猛獣との戦いを見世物にして楽しんだ残虐性と、本質的に同じなのでしょう。

 それ故に、この感情の制御は大変重要な事なのだと考えます。多分、少し間違うだけで不当暴力の正当化に結び付く事でしょう。
 重要なのは、それが『笑っても良いネタ』か否か線引きする事、なのですが――如何せん、ネタと虐めの境界線は不鮮明で、それを判断する為の道徳もまた曖昧なのが難しい所です。

余談

 山本さんはもう復活しても良いと思うんですけどね。もっとアレな人達も普通に活動している業界ですし。
 何ならマーシーだって、未だ復活しても良い位ですとも。ねぇ。


8月4日(日)

独り言:仙台に無いチェーンへ行こう 〜ごはん処 やよい軒篇〜

 有名なメニューどころか、何を扱っているかも特に調べずに入り、期間限定という文字が躍っていたビーフステーキ定食を食べました。
 率直に書くと、大戸屋的な安定感を感じる良いお店だった、という印象です。

 料理の方は、物凄く美味しい!という訳では無かったものの、主菜も副菜もそれなりにボリュームが有り、且つ味にもそつが有りません。
 強いて言えば、若干濃いかなと思った位で、それを除けば取り立てて欠点が無く、全てが平均点以上なので、それだけで一定の満足感が得られます。
 加えて、店の雰囲気が静かで落ち着いている為、独りで静かで豊か、という『誰にも邪魔されず自由で何か救われている感』を味わう事も出来ました。

 因みに、ご飯やお新香が食べ放題という、健啖な方には大変魅力的なサービスまで用意されており、もしこれが学生時代なら、週1位で通ってもりもり食べただろうなあ、と思います。
 お代わりとかしなくなったの、いつ位からだったかなあ。


8月5日(月)

今週の暗殺教室:第54話 挫折の時間

今週の粗筋:
中村、磯貝、奥田がそれぞれ得意科目で学年1位を取り、E組の勝利が確定する。
その一方、勝負に負けた浅野学秀と、成績の落ちたカルマはそれぞれ挫折感を味わうのだった。
これで殺せんせーの触手3本を奪う権利を得たE組だったが、寺坂が『E組から100点が4人出た家庭科も5教科の内の1つ』と言い出した事で、追加で4本の触手を切る事になったからさぁ大変(殺せんせーが)。

 カルマ君てば、どの教科でも1位を取れないどころか、どの教科も満遍無く中途半端だったでござるの巻。
 やはり彼は、余裕をこき過ぎましたね。『余裕で勝つのが格好良い』という考えは理解出来ますけど、少年漫画の登場人物でさえ、余裕ぶったキャラの大半は過去や裏で努力しているものです。
 素質のみで何の努力もせず、その癖無双だけは出来るご都合キャラなんか、今時簡単には容認されませんよね。修行描写も苦労描写も無く、それでも最初から最後まで強キャラの立位置をキープ出来るのなんて、師匠ポジションとボス位なもんでしょうに。

 話が逸れました。
 元々抜きん出た才能を持つキャラの成長には、今回の様な挫折が付き物です。
 カルマ君にしても学秀にしても、個別にそれを描いていては時間が掛かるだけなので、ここでまとめて敗北させるという展開は非常に合理的で良いですね。無駄な引き延ばしが無くて助かります。
 後はそろそろメインというか、殺せんせーの秘密に一歩踏み込んで欲しいところです。今回のモノローグの様な、思わせぶりな感じも良いんですが、後もう一歩。小出しで構わないので、具体的な情報を何か1つでも。

今週のONE PIECE:第716話 “首領・チンジャオ”

今週の粗筋:
名を馳せた選手達が次々倒れ、遂にCブロックはルフィとチンジャオの一騎打ちとなるのだった。

 チンジャオ曰く、ガープの罪は『巨万の富と力と青春の思い出を奪った』事だそうで。
 引っ掛かるのは『青春の思い出』でしょうか。
 捕まった所為で青春を台無しにしたのか、或いは意中の人をガープに奪われる、または殺されるでもしたのか。
 どちらにせよ逆恨みに違いは無く、これで『伝説の海賊』とか言われても、やはり納得し難いものがあります。精々数千万レベルでしょう、これ。

今週のトリコ:グルメ244 謎を呼ぶ正体!!

 スタージュン乱入時のセリフを見て思った事。

ジョア:
「フッ!!」
「そんなのはいいじゃないですか 現に今こうなってるんですから」「あんた今推理ドラマで犯人わかった後で『コイツ最初から怪しかったもんね〜』って言い出すウチの母ちゃんみてぇだぞ」「対処できてなきゃ怪しんでないのと一緒です」

「えースタージュン副料理長もう喋んなくて大丈夫です」「私らが興味あるのは君の腕の中だけなので」

 直近の事だし、同ネタ多数に違いない。


8月6日(火)

独り言:『紙兎ロペ』にハマる

 2年前から、目が覚めたら『ZIP!』で『マジンガーZIP!』(当時はガッチャマン)を観て朝食を食べる、というルーチンを組んでいるのですが、先日、TVを付けた時に放送されていた『めざましテレビ』の『紙兎ロペ』にもハマってしまいました。
 いわゆるシュール系とか脱力系といった括りなのでしょうか、『The World of GOLDEN EGGS』の様に、取り留めの無い日常会話とその間が面白い、という作品です。

 という事で、最近の朝のルーチンは、覚醒→6時50分前後に『紙兎ロペ』を観る→同57分前後に『マジンガーZIP!』を観る→朝食、という流れになりました。億劫な朝も、これで楽しく過ごせるというもの。
 尚、『紙兎ロペ』はDVDも出ている様なので、仙台に戻ったら購入する予定です。つくづく、こういうのに弱い。


8月8日(木)

独り言:仙台に無いチェーンへ行こう 〜熱烈中華食堂 日高屋篇〜

 炒飯を食べました。美味しかったです。

 で、終わるのもアレなんですけど、安い割にはこれといって尖った所の無い、美味しい炒飯が出て来たので満足出来ました。
 味付けや香り、具材のバランスが良く、お米もぱらっとしているので、下手な中華料理店に行くよりも余程良い出来です。
 今日が木曜日で、肉体的にも精神的にも疲労が溜まっていたので頼んだのは炒飯だけでしたが、いつか餃子も試してみたいところ。

 ところで、この1、2年位で気付いたのですが、どうやら自分が好きな料理は(日本人向けの)中華料理だった様です。
 ラーメンこそ敬遠しているものの、時折『唐突に食べたくなる食べ物』を思い浮かべると、炒飯、エビチリ、麻婆豆腐、回鍋肉、春巻き、梅茶漬け、素うどん、サッポロポテト、といった具合で中華料理がその大半を占めています。
 学生の頃、週に2、3回はファミレスに行っていましたけど、そこで中華を頼んだ記憶は全く無いので、多分社会人になってからだと思うんですよね。とは言え、昼休みでに華の割合が多かった訳でも無いのですが……、さて?


8月9日(金)

飲酒メモ

  • 本日の理由:息抜き
  • 本日の面々:同僚や上司、計6名
  • 本日の飲酒:ビール×1


8月10日(土)

独り言:とんかつ いもや 二丁目店

 友人とお台場合衆国に行く予定だったものの、『今年一番の暑さ』という予報と『別イベントと重なって混雑が予想される』という情報から直前になってリスケが決定。
 暇になったので、近所のトンカツ屋に行って来たですのが、これがとんでもなく愛想の悪い店で衝撃的でした。

 先ず、店に入るなり『とんかつ?』と訊かれるところから始まります。この際、『いらっしゃいませ』等の挨拶は一切有りません。
 メニューが『とんかつ定食:750円』と『ひれかつ定食:950円』の2種類だけなので、Yesならとんかつ、Noならひれかつに決まる、というシステムです。しかし、初見でそんな事が分かる道理も無く、答えに戸惑っていると、即『とんかつ!?』と若干苛ついた感じで、同じ質問が飛んできます。この間僅か3秒程度。補足は疎か、単語以外には何も発しないという、相当思い切った接客です。

 初っ端から一見には厳しい仕組みに驚きつつ、取り敢えずとんかつ定食を頼んで、カウンターだけの席に着くと、やはり無言でお米と味噌汁が出されます。
 その数分後に出て来る揚げたてのとんかつは、肉厚ながら衣がさくさくとして非常に美味しく、山盛りのキャベツと合わせて一気に美味しく頂けました。
 が、食べ終わるとすぐ皿を片付けられると同時に、こちらが1,000円を出す事を前提とした250円のお釣りを準備され、『早く出て行けば?』的な空気を叩き付けられます。
 そもそもゆっくり出来る雰囲気の店では無い上、待っている方も居たのですぐに出ましたが、かなり独特の雰囲気が漂う店でした。

 何と言えば良いのでしょうね、合理的と言うかシステマチックと言うか、唯々『作る事』と『食べる事』にだけ特化した店、という感じです。提供する料理さえ美味ければ、それで十分でしょ?と言わんばかり。
 こういうスタイルも嫌いでは有りませんし、ここまで徹底されるとある種の清々しさすら感じます。
 これで不味ければもう道断なんですけど、何せ美味しかったですからねえ。仙台に戻る前に、もう1回位行ってみたいです。


8月11日(日)

メール回答

 ご質問を2つ頂いたので、順に回答させていただきます。

名前:通りが暑い
本文:馬鹿発見機で冷蔵庫に入るのが流行っている日本を憂えたりしてますか?

 入ってしまったものは仕方無い、位の感覚です。
 が、自分が行く店で似た様な事をされたら流石に不快ですし、現状それが起こり得ない保証も無いので、何らかの再発防止は必要だと考えます。
 例えば、既に発覚している案件については、漏れ無く損害賠償請求して見せしめにするとか。

 ある程度発達した社会に於いて、人が犯罪を含めた反社会的行為を行わない要因は、大きく2つ有ると考えます。
 1つは、当人の持つ道徳や倫理観、社会性等によるもの。『モラル』と呼ばれるものによって律する自制心です。
 もう1つは、リスクに対する損得勘定。刑罰や社会的地位の失墜等といった『リスク』により生じる抑止力です。

 理想論を書けば、前者のみで成り立つ社会が目標でしょう。しかし、低きに流れたがる我々人間はアニモーに過ぎず、1人残らずモラルに則って動くなんて珍事は未来永劫有り得ません。
 個人的には、性悪説よりは性善説を信じていますけど、環境が悪を育む可能性は否定出来ませんし、アニモーであるが故に、感情だけでは衝動や欲求が抑えられない事も有るでしょう。
 だからこそ、そんなアニモーでも分かる抑止力として、法律や刑罰等のルールが存在する訳です。

 犯罪者を次々とSATUGAIせしめて抑止力を生んだ夜神月は極端な例ですが、人をより確実に制するならば、曖昧な道徳に訴えるよりも、具体的な抑止力を使う方が効果的なのは間違いありません。
 モラルに依存する限り、社会は『電車の床に座っちゃう俺チョー格好良い』的な不良を排する事は出来ないでしょう。彼らは敢えてモラルに反する事に、達成感を感じるからです。しかし、仮に『電車内で座ったら無期懲役(&通報した人間には恩賞)』という法が敷かれ、且つそれが実行される社会になれば、床に座る子は激減するでしょう。どう考えても、リスクが大き過ぎるからです。
 怒鳴るだけでは躾けられない獣でも、ムチで叩けば言う事を聞く様に、人も『お仕置き(=リスク)』が有ると分かれば、それを回避する行動を取ります。それが、社会の真理の1つです。

 これといって調べずに書きますけど、冷凍庫に入ってしまった面々はモラルだけでは無く、この損得勘定も欠けていたのだと想像します。
 普通に考えて、お笑いのプロでもない一般人が、一時の笑いの為に損害賠償のリスクを背負うなんて、余りに馬鹿げた話です。にも関わらずその行為に至り、且つ自らインターネットに晒したのは、『バレても問題無い(=リスクが無い)と思っていた』からに違いありません。まさか、インターネットに晒しておきながら、『バレないと思っていた』なんて可能性は無いでしょうしね。

 今後も同様の人間が出て来るとすれば、それはやはりリスクを知らないか、甘く見ているかのどちらかだと言えます。
 そういう事態を防ぐには、同じ事をした人間がどうなったか、そのリスクを知らせるのが一番ではないでしょうか。

 閑話休題。
 もう1つのご質問。

名前:通りが暑い
本文:東京にいるなら折角だからコミケを選んだですか?

 ああ。そう言えばそんな時期。そうですね、10年前なら行ったかも知れません。
 恐らく、あの頃欲しかった物は今もそこに有るのでしょうが、今欲しい物はそこには無いのです。残念な事に。


8月12日(月)

今週の暗殺教室:第55話 終業の時間・1学期

今週の粗筋:
勝利したE組は、沖縄の離島リゾート2泊3日の権利を手に入れ、基礎の1学期を笑顔で終える。
だがその裏で、浅野理事長はE組(エンド)底辺(エンド)たらしめる為、夏休み中の計画を企むのだった。

 本校舎家庭科担任であるところの、安井直道先生(オリーブ油派)が久々にギリギリで笑いました。
 『ネウロ』とは違う、と頭では分かっているのですが、どうしても松井先生にはこういうモブを期待してしまいます。

 本題。
 暗殺する上でも楽しむ上でも万全の環境を手に入れ、はしゃぐE組ですが、浅野理事長の暗躍が気掛かりです。
 これはアレですね、2学期が始まる頃には、E組以外だけ特別講習で強化され、いつの間にか凄い差が!みたいなパターンですね。
 休暇中のE組を妨害しても仕様が無いでしょうし、E組以外を強くする事で相対的にE組を底辺に戻す、という作戦。

 正直、ここまで来ると、今回E組より悪かった生徒をまとめてE組にぶっ込むか、E組以下のF組とかを作った方が早い気もします。
 理事長はシステムとして底辺を求めているだけで、E組の生徒達個々人に恨みを持っている訳では無いでしょう。このままだと、結果的にE組を成長させる一躍を担い続けるだけだと思うのですが、いつ気付くのでしょう。

今週のONE PIECE:第717話 “ドレスローザの忘れ物”

今週の粗筋:
花畑に向かうフランキーは、『片足の兵隊』から、ドフラミンゴが連れて来た能力者が、ドレスローザ国民をオモチャに変えていた事を知らされる。
一方、ドンキホーテファミリーとの戦いに備える小人達と共に居たウソップは、彼らの選んだ決戦の地『闇の工場』が、コロシアムの地下にある事を知るのだった。

 少しずつ、ばらけた点が繋がり始めました。
 このドレスローザ編、視点の多さとコロシアムの所為で進捗の遅さが目立つ物の、これまでに比べると『謎』の要素が深く、独特の面白味を感じます。
 物語の根幹に直接関わっていそうなドフラミンゴ、国民のオモチャ化と記憶操作、コロシアムに集う曲者達にオモチャの家。
 細かい要素を個別に見ていくと、正直どうでもええがなと言いたくなる様なものも有るのですが、わさわさと広がるこれらの点が、ガイ・リッチー級の速度感で一気に繋がりでもした日には、相当なカタルシスが得られるのではないでしょうか。魚人島もパンクハザードもその辺が微妙だったので、今回はそういった盛り上がりに期待したいです。

 ところで、チンジャオが凄い事を言い出しました。

「ほざけ!“王の資質”を持つ者など」「この先の海にはザラにいると思え」「その中で決するのだ…!!」「塞き合う“覇王”達の中の更なる頂点!!」

 どんどん覇王色がバーゲンセールされていく……。
 こないだまで、ドフラミンゴですら『麦わらは覇王色の覚醒者だからローより上かも』とか言って、警戒していたのに。


8月13日(火)

ゲーム:すれちがいMii広場

 東京に来てからと言うもの、毎日ほぼ10名とすれ違える為、『すれちがいシューティング』、『すれちがいガ〜デン』、『すれちがい合戦』、『すれちがい迷宮』のセットを購入してしまいました。
 現時点でのお気に入りは、すれ違った相手のMiiを攻撃手段(オプション)にして攻略していく『すれちがいシューティング』で、一寸微妙なのが『すれちがい合戦』です。
 前者は、すれ違えさえすれば日々着実に進んでいけるのですが、後者は運次第で殆ど進められないのが困りもの。

 『すれちがい合戦』は、すれ違った相手の兵士(それまでにすれ違ったMiiの数)を合併し、自国の兵士数を拡張しながら天下統一を目指すゲームなのですが、すれ違った相手が本作のプレイヤー(或いはクリアした人?)の場合、単純に兵士を貰えず、合戦した上で勝利する必要が有ります。
 この合戦をする場合、当然それぞれの兵士数差がそのまま優劣に繋がるのですが、少なくとも自分の活動範囲ですれ違う人々は、兵士数が倍以上で合戦したところで勝ち目が無いケースばかりです。具体的には、自分が未だ20,000程度の兵士しか抱えていないのに対し、すれ違う人々が6,000,000とかで100倍以上の差が有るケースがざらだったりします。

 合戦に勝たねば兵士が貰えないが、合戦したところで勝ち目が無い。たまに合戦抜きで増える相手とすれ違えても、貰える兵士は1,000もいけば良い方なのに、シナリオ上の敵国兵士数が40,000だったりするので、焼け石に水状態。こんな感じです。
 折角すれ違っているのに殆ど進まない日々が続いたりするので、何だか微妙にフラストレーションが溜まります。UIやテンポが良いだけに、残念と言わざるを得ません。
 対する『すれちがいシューティング』も、Miiの色によって武器特性が変わる為、運もある程度は絡んで来るのですが、すれ違いが無駄になるという事は無く、仮に戦力不足でもゲーム的に自力でカバー可能なので、余り運を気にせずに済むのがポイントです。

 何れにせよ、これですれ違う楽しみが増えました。
 任天堂はこういう仕組み作りが巧いですね、本当に。どうせならば、Wii Uにももっと愛を(以下略)


8月15日(木)

飲酒メモ

  • 本日の理由:付き合い
  • 本日の面々:上司及び同僚 合計4名
  • 本日の飲酒:日本酒×1口

 たまには上司に付き合うのも悪くないか、と気紛れを起こしたところ、たまにでも悪い物は悪い、という結論に至りました。
 人は失敗した事を忘れるから、同じ失敗を繰り返す。歴史には素直に従うべきですね。


8月17日(土)

独り言:亀戸ホルモンに行って来た

 友人に『亀戸の有名なホルモン屋に行こう』と誘われ、その名も『亀戸ホルモン』というホルモン専門店に行って来ました。
 16時50分頃には着いたのですが、18時開店にも関わらず既に20名以上並んでいて、入店前からその人気の高さが肌で感じられます。
 今日は涼しく風も有り、最近頻繁に発生するゲリラ豪雨も無かったので良かったものの、これで炎天下だったりしたら最悪でした。
 一応、10名位は屋根の有る場所に並べるみたいですが、多分あそこで並べるのは更に早く――開店2時間以上前から並ばないと無理でしょう。

 取り敢えず今回は、開店と同時に席に着ける順番には間に合ったので、18時からはテーブル席で烏龍茶と麦飯、そして各種ホルモンを楽しむ事が出来ました。

 流石は人気店で、肉質は勿論タレの味も良く、噛めば噛む程味の広がるホルモン各種を心ゆくまで味わえます。
 また、店員さん達がアクティブに動き回っている為、混雑している中でも注文から品が届くまでが早く、加えて網の交換や、火を抑える為の氷の補充も頻繁に行ってくれるので、余計な事に気を使わずに済むのも良いポイントです。

 因みに、この店の麦飯も例に倣って半盛・普通・大盛と3段階揃っているのですが、大盛りを頼むと文字通り山盛りで来ます。漫画的というか、『まんが日本昔ばなし』のアレをイメージして貰えれば、多分認識に相違有りません。
 ホルモンが美味しいだけに米も良く進むのですが、余程丈夫な胃を持っていない限りは普通盛をお勧めします。見た目だけでもビックリする量なので。


8月21日(水)

映画:ダイ・ハード/ラスト・デイ (原題:A Good Day to Die Hard)

映画の粗筋:
N.Y.P.D.のジョン・マクレーンは、数年前に喧嘩別れして以来、音沙汰の無かった息子・ジャックが、ロシアで殺人を犯して逮捕された事を知る。
ジョンは裁判を見届ける為にロシアに向かうが、ジャックが政治犯ユーリ・コマロフと共に出廷する筈だった裁判所がテロリストに急襲され、いつも通りのドンパチ騒ぎが始まったからさぁ大変。

 明日から2日間の夏期休(残り3日間は9月に取る予定)なので、仙台に戻って来ました。
 という事で、戻って来て早速自室で映画鑑賞。
 感想。アクションが凄いアクションだけのアクション映画。70/100点。

 そういう映画を好んで観るからなのですが、本作は弊サイトで屡々書いている『シナリオはオマケ程度なので、脳天気にアクションだけを楽しめば良い映画』の最たる作品です。
 最初から最後まで一貫して、金と火薬とCGに物を言わせた過剰アクションの連続で、後先も道理も考えない銃撃戦やカーチェイスをガンガン繰り出してくれます。
 どう考えも必然性に乏しいアクションばかりなのですが、派手さと勢いだけでそれをカバーして突っ走る様は、B級アクション映画の鏡と言えるでしょう。『いや、そうはならないだろ』という突っ込みなんて、野暮というものです。

 但し、ジョン・マクレーンが出ているという点を除けば、『ダイ・ハード』らしさが殆ど無いのが問題。
 巻き込まれ型主人公の代名詞であるが故に『ツイてない男』とされるジョンが、今回は完全に自分から巻き込まれに行っている上、寧ろ幸運さの方が目立つ始末です。
 分かり易い展開に、分かり易い悪役と分かり易い犯行動機、そして分かり易い勧善懲悪オチはお約束として、前作と同じ家族愛をテーマに持ち出し、しかもそれがパワーダウンしている辺りは、余りにも短絡的と言わざるを得ません。
 シリーズ作品である事を意識してか、終盤に初代を彷彿とさせるシーンを持って来たりはしているものの、取って付けた感が否めず、娯楽大作としては兎も角、シリーズとしてはかなり微妙な作品でした。

 因みに、本作では重要な場所としてチェルノブイリが出て来るのですが、そこで『放射能を中和する』というトンデモガスが登場します。
 金目当ての犯行だったら、あのガスを売った方が大儲け出来たんじゃあないですかねえ。特に極東の電力会社なら喜んで大枚を叩く筈なんですけども。


8月22日(木)

飲酒メモ

  • 本日の理由:誕生祝い
  • 本日の面々:友人と
  • 本日の飲酒:赤ワイン×1

独り言:誕生日

 我が村の村民達にも祝って貰いましたとも。

 
 

 『えっ。未だとび森やってんの?』とお思いでしょうか。ええ、未だやっているのです。毎日。
 概ね40分/日位ずつ遊んでいるのですが、未だに新しいセリフや家具に出会えています。お陰で止められない、止まらない。武器も出血も無いのに、本当に良いゲームです。


8月23日(金)

飲酒メモ

  • 本日の理由:
  • 本日の面々:同僚及び元上司 合計4名
  • 本日の飲酒:温州みかんサワー×3

 少し飲み過ぎました。


8月24日(土)

映画:オズ はじまりの戦い (原題:Oz:the Great and Powerful)

映画の粗筋:
カンザスのサーカス団で魔術師として働いていたオスカー・ディグスは、『偉大な人間』になる事を夢見ながら自堕落な日々を過ごしていたが、ある日彼が乗った気球が竜巻に巻き込まれ、『オズ』の国に飛ばされてしまう。
そこで出逢った魔女セオドラに、『伝説の魔法使い』と誤解されたオスカーは、オズの財宝と権力を得る為に『邪悪な魔女』の退治を引き受けるが、彼の性格が事態を悪化させてしまうからさぁ大変。

 感想。オズらしさが有るけど、オズらしさが無い映画。75/100点。

 自分で書いておきながら、『オズらしさ』の定義に困るところではありますが。
 例えば、嵐に乗ってオズに行くというお約束や、冒頭のカンザスが白黒で描かれ、オズに着くなり一気に色彩が豊かになるという演出、空飛ぶ猿に陶器の少女といったファンタジー生物や、オスカーの下らない贈り物、といった要素。これらは、原作や過去の映像作品を彷彿とさせる、確かなオズらしさなんです。
 中でも、オスカーが終始徹底してただの手品師である事を貫き、そのペテンの集大成として我(々)が知るところの『オズの魔法使い』像が完成するくだりは素直に感歎もので、その裏に有る『本当に重要なのは魔法では無い』というスタンスも、オズらしさ全開で良いと思っています。
 が、如何せん中盤までのオスカーの人間性が微妙過ぎる。

 この物語は、主軸に『オスカーの成長』というテーマが組み込まれている為、相対的に序盤の彼が駄目人間として描かれるのは仕方の無い事です。
 しかし、その駄目人間っぷりが魔女を魔女たらしめてしまう、という展開には最後の最後まで引っ掛かりを感じ続けてしまいました。
 詳しくはネタバレになるので避けますが、オスカーが如何に成長したかを描いた様に、魔女が如何にして悪になったか、もう少し別の描き方が有ったんじゃあないかな、と思うんですよね。
 ベイダー卿の様に、誤解全開で悪に覚醒するのもアレですけど、どうしようもない言動の所為で救いの無い人生を歩かされるというのも、如何な物かと。

 ただ、それにさえ目を瞑れば、画造りやユーモアセンスは抜群でしたし、見知らぬ世界を、少しずつ増えていく仲間達と進む冒険譚の基本が楽しめる良作ではありました。
 取り分け、前述の『陶器の少女』は、最初から最後まで可愛くて仕方無い。子供らしいあどけなさと、陶器であるが故の『衝撃を受けたら終わり』という性質が合わさり、出て来る度に可愛らしさとある種の緊張感を感じます。何と言えば良いんですかね、親心にも似た感情が芽生えるというか。
 まぁ、そんな気持ち悪い話は置いておいて。

 もう少しオスカーと猿のフィンリー、陶器の少女によるトリオ旅行を観ていたかったというのが正直なところです。オズならば、オズならではの不思議がもっと沢山有る筈で、その不思議に対するあの3人のリアクションを観てみたかったなぁ、と。
 いっそグリンダと邂逅を果たすまでと、それ以後の前後編で分ければ良かったんじゃあないでしょうか。そうすれば、もっと丁寧に色々描けたでしょうに。

余談

 終盤のプレゼントコーナーで少し泣きました。見え見えだったにも関わらず、あの家族ネタで。
 いよいよ以て涙腺が不味い事になって来たなあ。


8月26日(月)

今週の暗殺教室:第56話 いきものの時間

今週の粗筋:
資金確保の為、隔離教室の裏で昆虫採集を始めた前原や倉橋は、エロ本を餌に殺せんせー暗殺を狙う岡島と出会う。
殺せんせーの好みを研究し尽くした岡島の執念が実を結ぶかと思われるも、案の定失敗するのだった。

 インタールード的な、倉橋さんと岡島の紹介エピソード、という感じでしょうか。
 他のメンバーと違って、E組に入った経緯が語られていないので、もし彼女らのメイン回が今回限りだとするとかなり物足りない様に感じます。
 かと言って、虫好きやエロ好きをメインに据えた話を、敢えてもう1回深掘りして描くとも思えないので、本当にこれで終わりなのかも知れません。だとしたら、一寸寂しいですね。

 どうでも良い話ですが、岡島の研究に有った『絵柄は好みだがシチュエーションが肌には合わなかった』は大変良く分かります。
 写真でも漫画でも前述の様な状況になると、何と言うか、こう、まぁ、内心ああいう顔になる訳ですよ。無念と言うか、口惜しいと言うか、何でそうなっちゃうかなあという気分。大好きなうどんの上に、大嫌いな生姜が乗っている気分とでも言えば良いのでしょうか。ああ、思い出すだけでもう。何で生姜を乗せるかなあ。

今週のONE PIECE:第718話 “お花畑のリク王軍”

今週の粗筋:
小人達と共にドレスローザに向かうウソップとロビンは、国王のガンチョにドフラミンゴと小人の因縁が900年前に遡る事を語られる。
その頃、ドフラミンゴと戦うローは、シーザーを預ける為にナミ達にグリーンビットに来る様に伝えるのだった。

 小人の言う事が正しければ、来週かその翌週辺りに、ドフラミンゴの謎――延いては空白の100年の一端が語られる事になりそうです。
 思えば、空白の100年に関する話はロビンさんの過去エピソード以来、一切何も進んでないですからね。白ひげが、Dの一族について1、2コマ程度語った位でしょうか。
 ここいらで、物語の核心に近い情報が幾つか出て貰えると、色々妄想のし甲斐が有って良いですね。

 ところでローさん、『グリーンビットに船を回せ』とか指示を出していましたけど、あそこへは船では行けないという話じゃあなかったですっけ。
 海軍が普通に来ていた辺り、闘魚さえどうにかすれば問題無い、という事なんでしょうか。或いは近くにまで来て貰えば良いという事なのか。う〜ん、謎は深まるばかり。


8月27日(火)

ネットで発見:2chの『●』利用者のクレカ情報や書き込み履歴が流出

 最近、大手の情報流出が相次いでいますが、今回の情報はかなりクリティカルですね。

  • メールアドレス
  • クレジットカード種別、番号、有効期限(年&月)、セキュリティコード
  • 登録時の住所・電話番号
  • IPアドレス
  • ●を利用した書き込み履歴

 個人の特定がされるのは勿論、カード情報は第三者が普通に買い物出来てしまうレベルですし、場合によっては書き込み履歴が命取りになるケースも有るかも知れません。
 情報の使い方次第では、相当な混乱や騒動を起こせてしまうでしょう。

 現時点で流出要因は明らかにされていませんが、仮にハッカー等の仕業だとしても、暗号化もせず上記情報を保存していたとなれば、管理もリスクアセスメントも杜撰過ぎると評価せざるを得ませんね。
 勿論、盗まれる方より盗む方が悪いに決まっていますけど、顧客の情報を扱う身として最悪の事態への備えさえしっかりとしておけば、被害を多少抑えられたのではないでしょうか。
 この手の話が続いている状況だけに、自分が登録している様なサービスに於ける不備が無い事を祈るばかりです。

余談

 仮に個人名とセットで流出する事で、最も社会的なダメージが大きそうなのは、検索履歴か通販サイトの購入履歴だと思うのですが如何でしょう。
 斯く言う弊サイト管理人も、通販履歴は痛くも痒くも無いものの、検索履歴は大惨事です。特に学生時代は、かなり頭の悪い検索を繰り返していた記憶が有ります。
 もしも、検索サービスが本名等を登録しないと使えず、且つそれが漏れたりしたら、と思うとゾッとします。現状、精々IPアドレス位しか紐付かないサービスで良かった。

 しかし、己の検索履歴を誰に見られても問題無し、という人はどれ位居るものなのでしょう。20〜40代位だと、殆ど居ないんじゃあないか、と勝手に思っているのですが。


8月29日(木)

飲酒メモ

  • 本日の理由:息抜き
  • 本日の面々:同僚及び上司 合計5名
  • 本日の飲酒:烏龍ハイ×1

 お歴々さえ居なければ、それなりに面白いものです。


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