a 適当。

5月1日(金)

映画:移動都市/モータル・エンジン (原題:Mortal Engines)

映画の粗筋:
 高度な科学を極めた人類文明が『60分戦争』で崩壊してから数百年。
 生き残った人類は移動する都市に住み、都市同士で資源を奪い合う日々を過ごしていた。
 巨大都市ロンドンのカリスマ的指導者であるヴァレンタインは、資源不足を解決する為の研究を進めていたが、ある少女に命を狙われていたからさぁ大変。

 感想。世界観と映像が良いのに、脚本が残念。70/100点。

 都市そのものが移動して、都市同士で潰し合う。
 この(良い意味で)アホの発想をサイバーパンク全開の映像で実現した点は大変素晴らしいです。
 冒頭の敵を察知した交易都市が複数の移動都市に変形して逃げ出すシーンや、超巨大都市ロンドンが小さな採掘都市とカーチェイスするシーンで掴みはバッチリ、もうワクワクが止まりません。
 多種多様な人種・文明が各都市に存在し、それらが都市ごと移動して戦うなんて中二心直撃ですよね。

 ただ、盛り上がるのはそこまでなんですよ。
 冒頭以外で移動都市同士の戦闘どころか、移動都市自体が殆ど出て来ませんし、舞台となるロンドンも殆ど特定の室内や外観ばかりで『都市そのものが移動している』感が全く有りません。
 ロンドンを感じさせる施設やランドマークが色々詰め込まれている様子が見たいのに、それらが無いので敢えてこの都市をロンドンとしている意味が無い。
 強いて言えば『上層』と『下層』という身分に繋がる要素がロンドンっぽいと言えばぽいですが、それらに関する深掘りは特に無く、やはり劇中では意味を成していません。

 何というか、万事がそんな感じなんですよね。
 楽しそうな設定を出すけど余り触れない、意味ありげなキャラクターが出て来るけど殆ど出番が無い、それでも次から次と設定やキャラが出て来る。
 本当は前後編か三部作にしたかったのを無理矢理一作にまとめあげた様な、そんな印象を受けます。
 だから話がとっちらかって薄まってしまい、主人公メンバーにも敵にも感情移入出来ない。

 冒頭でガッチリ鷲づかみされただけに一寸残念でした。
 いや、世界観と映像だけは本当に素晴らしいんですけども。


5月2日(土)

映画:ターボキッド (原題:TURBO KID)

映画の粗筋:
 人類文明が核戦争で崩壊した後の1997年。
 キッドは野蛮地帯を避けてガラクタを集め、水等と交換して貰う日々を過ごしていた。
 だがある日、偶然出会った少女アップルが水を牛耳る悪党達に浚われてしまったからさぁ大変。

 映像が凄い映画を観た後は、映像がアレな映画を観てバランスを取る。
 感想。突き抜けた馬鹿映画。65/100点。

 『自転車版マッドマックス』と言われていますけど、実際そんな感じです。
 世界は荒廃し、貴重な水資源を押さえた悪党が謎のトゲとかプロテクターを付けてヒャッハーしているけれど、一般人も悪党も移動手段は全員自転車。という出オチ。
 文明が崩壊しているのにエンジンとか燃料とか有る訳無ェじゃん?という開き直りが清々しく、低予算を発想と意図的な1980年代らしさで成立させた手腕は凄いと思います。

 ただまぁ、それだけですね。
 C級ホラー並に血とか内臓が飛び交う馬鹿馬鹿しいまでのグロさとか、ヒャッハー連中のチープなデザインとかはドストライクなんですが、それ以外は特筆すべき事は有りません。
 悪党の死に様とかは笑えるシーンも多いものの、ギャグを狙い過ぎててあざとい部分も――この映画であざといなんて表現を使うとは思わなかった――有ったりしますし、何よりヒャッハー行為が物足りない。
 自転車のシーンも予想より遙かに少なかった点も残念。敵の増援(全員自転車)が来るシーンは笑いましたけど、どうせならもっと出しましょうよ、自転車を。

 あ、ヒロイン役のロランス・ルブーフは大変良かったです。
 登場時のサイコ感溢れる表情、止まっている時の顔、可愛らしい笑顔等々、兎に角顔の演技が凄い。
 彼女が居なければ90分持たなかった可能性大です。


5月3日(日)

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5月4日(月)

映画:イコライザー2 (原題:The Equalizer 2)

映画の粗筋:
 マッコールはタクシーサービス『Lyft』で生計を立てつつ、日常で見付けた悪人を独自に裁いていた。
 だが、彼の旧友がある殺人事件の調査中に殺害されてしまう。
 CIA時代の同僚と共に調査に乗り出すマッコールだったが、彼もまた狙われていたからさぁ大変。

 感想。冒頭のサブクエスト消化が一番面白い。70/100点。

 『ジョン・ウィック:パラベラム』を観た時もそうだったので確信したんですけど、どうやら自分はこの手の『悪党絶対殺すマンを怒らせて悪党が絶対殺される映画』を観る時は、悪党サイドが主人公を余り知らないという前提が無いとカタルシスが激減する様です。
 悪党がヤバイ相手を怒らせてしまった事を後悔しつつもキッチリ殺されるから面白いのであって、殺す気満々の悪党が単に返り討ちされるだけだと、モブが適当に撃ち殺されるのと同じ感情しか湧かないんですよね。
 だから本作も『ジョン・ウィック』も1作目の方が観ていて圧倒的に気持ち良いし面白い。

 そういう意味で、本筋よりも適当な悪党の身と心をベッキベキにへし折りまくる日常の方が面白かったです。
 お前悪い事してるよね?今から酷い事するからね?というノリに気圧される悪党(と、幾ら何でもやり過ぎだよなと引く視聴者)。あの構図が良いんじゃあないか。
 今回は、冒頭のボンボン達の親が逆ギレして復讐を試みた結果更にボッコボコにされるのかな、と期待したのにそうならなかったのが残念です。

 それともう1つ。
 前作はホームセンター勤務という条件を活かし、ホームセンターで売られているアイテムを駆使してパニッシュするのが面白かったのに、本作は冒頭以外そういうのが殆ど無いのも微妙でした。折角、町を1つ戦場にするなら粉塵爆破以外にもやれるネタ多かったんじゃないかなあ、と。
 詰まらないとは言いませんけど、凡百のアクション映画になっちゃった感が有りますね。


5月6日(水)

ゲーム:FINAL FANTASY VII REMAKE

 現在プレイ時間が約19時間で、シナリオ的にはドン・コルネオの罠で落とされたところです。
 『ミッドガル脱出までだけどボリュームは十分』という事前の謳い文句通りボリュームが本当に凄い。何せサブクエストを全部回収しながら遊んでいるものの、約20時間遊んで未だコルネオですよ。
 これから7番街スラムの事件→神羅カンパニー突入→ミッドガル脱出と、少なくとも3つのシーケンスが残っていますし、確かにこれなら物語途中でもゲーム1本分の価値は十分に有ると言えます。

 ただ……今のところ満足度は極めて高いのですが、教会でエアリスと再会した時のフラッシュバックを見た時に少しだけ、ほんの少しだけシナリオ面に対して嫌な予感がしたりしなかったり。
 いや、気の所為かも知れないんですけどね。考え過ぎだ、きっと。

 後は続編がいつ出るかですねえ。
 せめて『ゼノサーガ』と同じ1年置きだと嬉しいのですが……また4年間隔とかだと流石に泣けるなあ。

余談

 学生の頃は40時間位のゲームなら2〜3日で終わらせられたんですけど、今だと自粛中のGWですら1日2〜3時間が限界です。半日位間を空ければ追加で1〜2時間は出来る程度。
 集中力が持たないというか、疲れるというか、今日はもういいやってなるんですよね。面白いのに。
 つくづく老いって恐ろしい。


5月7日(木)

映画:チキンがおいしいレストラン (原題:The Trap)

映画の粗筋:
 とあるレストランのシェフ・ソニーは、実力が買われロサンゼルスの新店舗の料理長に指名される。
 だが報告の為に故郷のアトランタに戻ると、彼の実家のチキンレストランが荒れ果てているのだった。
 ソニーは一時的に実家を手伝う事を決めるが、兄が誤って麻薬を料理油に落としたからさぁ大変。

 感想。馬鹿を観てたまにクスッと笑う映画。60/100点。

 馬鹿が馬鹿な事をして色々起きるドタバタ系のコメディです。
 実は結構深刻な事態なヤバい問題が起きているのに、登場人物が全員馬鹿なのでどうにかなるという。
 なので、登場する馬鹿共を好きになれるか否かが全てっぽい気がします。

  • 馬鹿(弟):真面目そうだが、問題認知後も『トップになれるのは良いな』と思っちゃう位には馬鹿
  • 馬鹿(兄):麻薬を入れた事を手柄として自慢しちゃう程の馬鹿の王様
  • 馬鹿(赤):会話が通じない上に余計な事しかしない馬鹿の女王
  • 馬鹿(警):職務と私情に葛藤する様で、別にそんな事は無かったぜと割り切っちゃう位には馬鹿
  • 馬鹿(悪):便利な立場に居るのに、結局は七光り頼りで隙だらけな馬鹿

 最強の馬鹿は兄と赤毛の女性なんですが、この2人の馬鹿っぷりを面白いと許容出来るか、何だこの馬鹿?と苛々するかが分れ目になりそうです。
 特に赤毛ちゃん。
 ギャグレベルの強烈な南部訛りと腰使いは、面白いと思えないと目に余る領域です。
 良くも悪くもこのキャラの印象が兎に角凄かった。

 個人的には、麻薬チキンを食べた人達が面白行動を起こす(そしてその所為で発覚する)みたいな展開を期待していたので、それが微塵にも無かった点が残念です。
 延々馬鹿を観るだけでは物足りないのですよ。麻薬を使ったコメディなのに、その要素が足りな過ぎる。

5月8日(金)

ゲーム:『アサシン クリード ヴァルハラ』ゲームプレイトレイラー公開!

 ゲームプレイトレイラー(ゲームプレイ画面を見せるとは言っていない)。
 これを何で『ゲームプレイ』と称したのか謎過ぎる……。


5月9日(土)

映画:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け (原題:Star Wars:The Rise Of Skywalker)

映画の粗筋:
 カイロ・レンは死んだ筈の皇帝パルパティーンと邂逅し、レイを抹殺する様に指示を受けるのだった。
 レジスタンスは、皇帝とその組織『ファイナル・オーダー』の存在を知り、先制攻撃を計画する。
 だが、レイは自身の中に潜むダークサイドに悩み、単独で行動を始めたからさぁ大変。

 感想。当たり障りが無くヌルっと終わった感。70/100点。

 最も重要な事ですが、『最後のジェダイ』よりはマシでした。
 観ている最中も観終わった後も、怒りや失望といったダークサイドの感情が湧いたりはしません。
 ただそれは酷くないというだけの話であって、特別面白いという事でもないです。

 良くも悪くも平凡でなだらかで在り来たりとでも言いましょうか。
 変に独自性を出そうと冒険したりしていないけれど、目立った特徴や見どころも無い。
 クライマックスらしいクライマックスも無く、驚きや興奮、カタルシス等が無いまま淡々と終わる感じ。
 やっぱりレン騎士団とか要らなかったじゃあないか。
 模倣作品としては良いかも知れませんが完結編でこれは一寸なあ。余りにも物足りない。

 開幕30秒でパルパティーン生存が明かされるモノローグと、レイがフォース・プルを頑張り過ぎてうっかりライトニングをぶっ放すシーンは笑いました。


5月10日(日)

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5月11日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ249 レオポルドVSシーヴワル

今週の粗筋:
 遠距離からの狙撃に苦しむレオだったが、戦場を囲む巨大な術式を作る事で敵を打ち破るのだった。

 あ、ハイ。

 今一レオの強さが分からないのですが、現時点ではラックと同程度という感じなんですかね。
 三極性には全く届かないけれど、使徒にはギリギリで勝てる程度。
 いや、こう書くとユノと同レベルに見えてしまうのか。そこまででは無い筈。

 割と鳴り物入りっぽい感じで登場したものの、扱いが不遇というか、少なくとも強い印象が有りません。
 ラデス戦ではノエルと強力して雑魚ゾンビを倒した程度ですし、姐御の修行編でも目立った活躍は無く、王撰騎士団選出試験でも敗退、ランドール戦では覚醒すると思わせて兄貴覚醒に持っていかれる始末。
 自称『アスタのライバル』にしてはアスタとの絡みも少なめですし、これからどういう立ち位置になっていくのか見えて来ないキャラです。
 これでハート編の出番終了とかでなければいいのですが……。

今週のONE PIECE:第979話 “家族問題”

今週の粗筋:
 カイドウは『息子のヤマトを見付けた者に大看板に挑める権利を与える』と六胞に告げる。
 一方のルフィは、百獣海賊団の下っ端達がお汁粉を投げ捨てる様を見て怒りを覚えるのだった。

 謎の『重大発表』を控えているのに、姿を消したカイドウの息子・ヤマト。
 わざわざこのタイミングでの発表ですし、ビッグ・マムの子供との結婚か、実は母親がビッグ・マムだったという恐ろしい話が解禁されるのが妥当ですかね。或いは新しい幹部に祭り上げるとか?
 海賊同盟宣言より先に言うと混乱を招くと言われている以上、今回の同盟に影響を及ぼす事だとは思われますが、一寸待つしか無いですね。

 ただ、敢えて今姿をくらますあたり、ヤマトはカイドウと良い関係に無い可能性が有ります。何なら父親とは正反対の善人という可能性さえ有る。
 丁度おでんの息子・モモが来ている事ですし、子供どうしで友達になってカイドウと敵対するとか有るかも。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.270 継承

今週の粗筋:
 ドクターは、A.F.O.が自身の個性を死柄木に継承し、自らはコピーを使っていた事を告げる。
 A.F.O.の個性を得た死柄木は、歩みを止める様々な手を振り払い、闇の深淵に辿り着くのだった。

 緑谷君が精神世界?でO.F.A.の歴代継承者に出会った様に、死柄木もA.F.O.とご対面。
 そこに至るまでの演出が何だかド派手&お洒落な感じで良いですね。
 これまでヴィランとしての死柄木の証だった『手』が、彼を止めるものとして使われるイメージが、ヒーローに憧れた志村転弧、A.F.O.の管理下で動いた死柄木弔との決別を意識させるのが面白い。
 彼はこの瞬間、A.F.O.とドクターの夢を託された新たな魔王となった訳です。

 しかし、この展開は予想外でした。
 ドクターの言っている事が真実であれば、A.F.O.は本気で死柄木に自らの役目を引き継いだ事になります。
 それでこそO.F.A.を引き継いだ緑谷君との対比になるのは確かですけど、あのA.F.O.が『自分以外に任せる』という判断をしたのが信じ難いんですよね。
 あんな悪党が、自分自身が動かないでいられるか?と。

 死柄木や連合は余興兼目くらましで、自身が顔も取り戻して完全復活する別プランを本命として持っていると思うんですよねえ。それなのに個性の本体を渡すって大盤振る舞い過ぎないか、と。
 ドクターすら本命を知らなかったとか、渡した個性本体を取り戻す方法を準備済みだったりすると筋は通りますけど、どうですかね。A.F.O.がこのままとは到底思えません。


5月12日(火)

映画:キャプテン・マーベル (原題:Captain Marvel)

映画の粗筋:
 クリー帝国の戦士・ヴァースは特殊な力を持つが自身の記憶は無く、謎の悪夢に苦しむ日々を過ごしていた。
 ある日、帝国の仇敵・スクラルに捕らわれ、何とか脱出に成功するものの1995年の地球に墜落してしまう。
 地球でスクラルと戦おうとするヴァースだったが、何故か彼女には地球の記憶が有ったからさぁ大変。

 感想。エピソード0的な内容をサスペンス風にやる手法が面白い。75/100点。

 MCUに於いては間違いなく最強の一角であるキャプテン・マーベルのオリジン話にして、アベンジャーズ計画の始まりが描かれる作品です。
 冒頭書いた通り、それを簡単なサスペンス仕立てでやるのが中々良いですね。
 何故彼女は強いのか、何故彼女に地球の記憶が有るのか――それに迫っていく中で彼女の本質やアベンジャーズ計画に繋がっていくという展開が目新しい。

 ヴィランがパッとしないのは残念ですけど、真相発覚後のヴァース無双が気持ち良いのでイーブンですね。
 そりゃこれだけ強ければ、単騎でサノスとやり合えるのも道理だわ。
 と言うより、強過ぎて『出たら勝ち』確定状態なので、比古清十郎と同じ位出しどころに困るジョーカーになりそうです。毎回助けに来れない理由が無いと話が成立しないでしょうし。


5月14日(木)

独り言:『Unreal Engine 5』初公開!

 『うわ、凄ェ』という感想しか出て来ない位凄い。
 この数年で一番驚いたかも知れません。

  • 映画品質のアセット(数十億の三角ポリゴン)を導入可能
  • 法線マップ不要
  • LOD不要
  • 100万ドルを達成するまでロイヤリティが免除

 一気に二世代位技術が飛んだ感が有りますね。
 これは次世代のゲームが楽しみだなあ。

ゲーム:筐体型ゲーム機「データイースト クラシックコレクション」登場

 あ、これは少し欲しい。
 でも、『カルノフ』と『チェルノブ』が無いのが惜しいですね。
 『JOE&MAC 戦え原始人』が有るのはポイント高いんですけども。


5月16日(土)

映画:スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム (原題:Spider-Man: Far From Home)

映画の粗筋:
 夏休みを迎えたピーターは、フューリーからの連絡を無視してヨーロッパの研修旅行に赴く。
 しかし、旅行先で巨大なヴィランと新しいヒーロー・ミステリオと遭遇、戦いに巻き込まれてしまう。
 否応なく戦いに身を投じるピーターだったが、その裏ではある計画が進んでいたからさぁ大変。

 感想。青春コメディヒーロー映画、という感じ。75/100点。

 MCUのスパイダーマンはオリジンをやっていないから、『力には責任が伴う』を経験していないんですよね。
 その一方でピーターの年齢は高校まで引き下げられている為、彼の保護者状態だったトニーが居なくなった事で改めて、力と責任について悩むターンが来た訳です。
 自分はもっと青春を満喫したいのに、ヒーローとか祭り上げられてあれこれ求められても困ります状態。

 いつもだとベンおじさんの犠牲を経て答えを導き出す訳ですが、MCUでは割とコメディタッチのままで克服してしまう明るいムードがウリですね。
 中途半端にムードを暗くする様な事をせず、脳天気なまま勢いで駆け抜けるスタンスは大変好きです。暗くするならするでとことんそうするべきだし、コメディで行くならそのノリを貫くべき。
 コメディを貫くという観点で、ピーターを高校生にしたのは本当に巧かったなと思います。

 それと、コメディ要素を強くするのがトニーですね。
 前作のスーツもそうでしたけど、設定やキーワード一つで他人を殺せる仕組みを高校生に渡すトニーの技術力と判断力が面白過ぎます。
 お前そんなだから査問会議に呼ばれたり、『大体全部トニーの所為』と言われたりするんだぞ、と。


5月17日(日)

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5月18日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ250 チャーミーVSハールベート

今週の粗筋:
 チャーミーは食魔法で使徒ハールベートを圧倒するのだった。

 うわ、パイセン強い。
 綿にしても食にしても、術式との相性が悪そうなのに本人のパフォーマンスだけで押し切った感が凄い。
 無限魔力回復、サイズ無視の収納、魔力吸収を1人で出来るって、もうこれ冥域じゃあないのかな。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.271 暗雲

今週の粗筋:
 常闇は辛くもホークスを抱えて館からの脱出に成功する。
 その頃地下では、死柄木の覚醒を感じたギガントマキアが立ち上がるのだった。

 常闇君はどうにか助かったものの、ホークスはダメージ的には依然として危機的状況。
 『背中が無い』という表現をどう受け止めるかですが、そのまま解釈すればいつ死んでもおかしくありません。
 踏みつけられて燃やされていましたからねえ。内部にもダメージは通っている筈。

 そして漸く外典が攻撃を開始したので、そろそろ戦線側の反撃ターンが始まりそうです。
 マキアが館付近で暴れるか病院に向かうかでも状況は変わるでしょうけど、リ・デストロが加わるだけでもヒーロー側は危なそうな予感。

今週の鬼滅の刃:最終話 幾星霜を煌めく命

 やぁ、綺麗に終わりましたねー。実に美事に終わった。
 最終戦、無惨様の攻撃パターンが少な過ぎたり、始まりの呼吸が今一役に立っていなかったり、少し気になる点も有りましたが、確かな満足感です。

 ただ、学園に繋がるのかと思っていたので少しズラして来たのが意外でした。
 アレだと救いようの無い悪にも希望を与えちゃうから駄目だったのかな。魘夢とか半天狗とか。
 それはそれで仕方無い。最終巻で無惨様がどんな役を与えられるかが楽しみにしていましょう。


5月19日(火)

独り言:頭皮に塗るだけでハゲを治せる薬が開発される

 現時点では兆候が無いものの父の家系がハゲの一族なので、こういう情報を見ると期待してしまいます。
 実用化されろ、実用化されろ……!

 ところで、現行の薬って

AGAの治療薬はいくつか存在しますが、効果が高いものには性欲の減衰や勃起不全といった副作用もあります。

 こんな副作用が有ったんですね。これはこれで恐ろしい話だ。
 人によっては本末転倒かも知れないじゃあないか。髪を売れば髪飾りが買えますよ的なオチになる。


5月20日(水)

ゲーム:『マフィア トリロジーパック』が本日リリース

 初代のリメイクが何より嬉しい話です。
 運転が難しかった記憶が有りますが、フィールドやシナリオの良さは今も忘れられません。
 時間が有れば初代リメイク版で、あのシナリオをやり直してみたいなあ。


5月23日(土)

映画:機動戦士ガンダムF91

映画の粗筋:
 幾つかの戦乱を経て平和を得た人類は、地球連邦政府の統治の元でスペースコロニーに移住していた。
 だが連邦の腐敗に異を唱える『クロスボーン・バンガード』がコロニーを襲撃する。
 『コスモ貴族主義』を掲げる彼らは、『コスモ・バビロニア』の建国を宣言したからさぁ大変。

 感想。詰め込み過ぎ感が凄い。60/100点。

 TVシリーズを無理矢理1本の映画にまとめた様な作品。
 実際、元はTVシリーズを想定して用意されたシナリオらしいので、そう感じてしまうのは仕方無いのでしょうが、それにしても1つの映画として綺麗にまとめる事を放棄している感が清々しい領域です。

 説明不足――というより描写不足が目立つんですよね。
 特に役割が無いのに数だけは多いモブ、唐突過ぎる場面転換、2・3分しか出番の無いキャラが取って付けた様に始める愛憎劇等々、内容に気持ちが全く追い付きません。
 そのキャラとかそのシーン、この作品の中で本当に必要でした?と。映画でやると決まった時点で、もっと描くべき要素やカットを絞りましょうよ、と言わざるを得ない。

 一方で、ヴィランだけは鉄仮面という余りにも分かり易い『悪』を出してくる辺りがまた謎。
 コスモ貴族主義の本懐が描かれないまま、主人公の戦いが『主義実現の為に大虐殺するわ』という鉄仮面との戦いに収束させちゃうので、『悪党を倒して大団円!』みたいになってしまっている。
 そこに至るまで散々キャラやシチュエーションを広げて来て、単に真面目過ぎて暴走しちゃっただけの『個人』を倒して終わりというのは些か雑です。他の問題が殆ど解決してないじゃん、という。

 きっと何十話かかけてじっくりやっていけばかなり面白かったんだろうなあと思うんですけどね。
 これ単体で観ると映画としては余り評価出来ませんでした。

 ところで、劇中『F91ガンダム』と『ガンダムF91』とで統一されていないのが物凄く気になります。
 暫定運用っぽさの表現かも知れないですけど、何か、こう、いづい。


5月24日(日)

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5月25日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ251 呪いの悪魔

今週の粗筋:
 ロロペチカの元に現れたヴァニカは、メギキュラの呪いで倒れた使徒達を蘇らせるのだった。

 再生怪人は弱いという法則。
 ……が有るものの、持久戦になるとチャーミー以外はしんどいでしょうね。
 チャーミーにしても長期戦になればドワーフモードが解除される恐れが有りますし、ロロペチカ達がヴァニカを倒せないとジリ貧です。

 ダンテ様の方にしても結構危機的ですし、そろそろダイヤモンドなりエルフ組なりが来ないと詰みの予感。

今週のONE PIECE:第980話 “戦う音楽(ミュージック)

今週の粗筋:
 『飛び六胞に入れる』というクイーンの宣言により、ギフターズやアプーがルフィ達に襲いかかる。
 アプーの謎の攻撃に苦しむルフィだったが、怒りに燃えるキッドが一撃加えるのだった。

 黄猿戦でも見せたアプーの謎の遠隔攻撃再び。
 エコーズAct.2的な感じで、アプーが発した音に伴った攻撃が出来るっぽいものの、ルフィとゾロでもダメージを受けるまで気付けないというのがポイントですね。
 恐らくは指向性を持った音攻撃なのでしょう。耳を塞げばノーダメージになりそうな予感。

 クイーンがサラッと言っていた『六胞の1人を消したい』という発言も気になるところ。
 かつてのコラソンの様に、ドレークの正体がバレているんですかね。
 そば屋一人捕まえれなかった役立たず意味ではペーやんも大概ですけど、それはそれでドレークも同罪ですし。
 他に候補も居ないし、素性の明かされたドレークもルフィサイドの戦力になるのが妥当かなあ。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.272 おはよう

今週の粗筋:
 目覚めた死柄木の『崩壊』により、多数のプロヒーローと共に病院一体が塵と化すのだった。

 ク、クラスト……。
 恐らく数秒にも満たない絶望的な状況下で、笑顔で仲間を助け散っていく有様の何と男らしい事か。
 6位は伊達ではないですね。ステインでも認める領域。

 それはそれとして、死柄木のパワーアップ具合がヤバい。
 崩壊の伝播する速度も範囲も尋常じゃあありません。あれを連打するだけでほぼ敵無しではないでしょうか。
 とは言え、余りにも強過ぎるので、恐らく何らかの制限が付くとは思いますけどね。
 伝播版は力を使い過ぎる、または自身にもリスクが有る等で連打出来ないとか、未だ自由には使えないとか。
 そうでもしないと緑谷君達が戦える状況にすらならないでしょうし。

 でも緑谷君達が戦える様に、『バキ』等で見られる謎の弱体化調整が入るのだけはやめて欲しいところ。
 最初のハッタリが肝心とは言え、最初が一番強いというのは興醒めです。


5月27日(水)

ゲーム:『Dead by Daylight』新チャプター『Silent Hill』アナウンス

 三角様来ましたか!
 元々の設定を考えるとキラー扱いなのは多少違和感が有りますけど、そもそもお祭りゲーですし面倒な事は言いっこ無しですね。それより、シェリルがヘザー名義じゃない方が気になる。
 久し振りに再開してみようかなあ。


5月30日(土)

アニメ:TIGER&BUNNY

アニメの粗筋:
 世界に『NEXT』と呼ばれる超能力者が誕生して45年。
 海上都市シュテルンビルドでは、企業と契約したNEXTのヒーロー達が日夜犯罪者と戦い続け、その活躍がTVで中継・行動毎にポイント評価され民衆の娯楽となっていた。
 鏑木・T・虎徹はヒーロー『ワイルドタイガー』として活躍していたが、ある日スポンサーの意向により正反対の性格のバーナビー・ブルックスJr.とバディを組まされたからさぁ大変。

 相方の薦めで視聴。
 感想。アメコミヒーローモノを如何にも日本向けにディフォルメした様な作品。70/100点。

 飛び抜けて面白い!という程では無いのですが、面白いと感じる要素をしっかり押さえている感じです。
 個性的な主要キャラ達にシンプルで分かり易い超能力、凸凹コンビの成長を軸に少しずつ大きな闇に迫っていく物語、近未来的で魅力の有る舞台にCGでダイナミックに描かれるアクション。
 コメディ寄りながら、『ヒーロー』や『正義』の在り方について踏み込む点や、1話を観た時に感じた色々な違和感を劇中で解消してくれた点も好印象でした。

 2クール目から若干のお腐れ様向け要素が感じられましたが、(少なくとも自分は)嫌悪感を抱く程露骨なものが殆ど無かったのも幸いです。
 これの前に相方が観ていた某アニメは、キャラクターデザイン・設定・台詞回しの全てが身の毛のよだつ様な仕上がりで、『あぁ、女性がカワイコちゃんばっかり出て来るオッサン向けアニメ観た時はこんな気持ちになるんだろうな』と思いましたね。
 そんな格好する男も、その状況でそんな事言う男も居ねえよ的な。ぞわわっ。

 閑話休題。
 個人的には、途中から出て来る『ルナティック』という夜神月ダークヒーローがお気に入りです。
 彼の掲げる『悪人は殺すべき』という正義は、犯罪抑止の観点では一番正しいと考えちゃうんですよね。

 稀に『何で人を殺してはいけないの?』という疑問を見かけますけど、大半の人は自分自身が理不尽に殺されたくないと願っているからです。殺しても良い世界というのは殺されても仕方無い世界と同義なので、人はそんな世界にならない様に『殺してはいけない』というルールを敷いているんですよ。
 そのルールを破って誰かを殺したのなら、それはやはり誰かに殺されるべきであり、それを執行する新世界の神ルナティックが市民に受け入れられるのは当然です。
 ルナティック……一体あいつの正体は何判官なんだ……。


5月31日(日)

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