8月1日(月)
今週のブラック・クローバー:ページ72 限界の先
今週の粗筋:
敗北を喫したヴェットは、暴牛の団員を巻き添えにする為に巨大な魔力を収束させる。
だが新たな魔法を習得したヤミに一刀両断されるのだった。
そう言えばこないだも『キサマら人間ごときに』という台詞に違和感を感じたのですが、今回のリヒト様の言葉を額面通り受け取ると、彼らは血筋や出身とか以前に『種族』そのものが人間とは異なる様です。
人間より優れていたというだけで人間に駆逐されたのか、人間に手を出して反撃されたのか。
多分前者なんだろうなあ。こういうケースで悪いのは大体人間ですし。そして結構手遅れになってから歩み寄ろうとか説得力が無い事を言い出すのも人間。
今の面影がまるで無い過去ヴェットにも驚きましたが、ここに来てサラッと新魔法を披露して全部持って行くヤミさんにも衝撃。
皆に限界を超える様に言うだけの事は有ると言うか、強烈過ぎて後々扱いに困りそうです。
恐らく同系統の『次元をどうにかする』的な魔法を当てない限り防御不能ですよね、アレ。
魔法帝のリアクションが気になります。
今週のONE PIECE:第834話 “おれの夢”
今週の粗筋:
ブルックとペドロは、ジンベエが『落とし前』を恐れてビッグ・マム参加から抜ける事を取りやめた事や、自分達の情報がビッグ・マム達に筒抜けだった事を知る。
一方、未だ森に居たルフィは何故か増殖したナミやキャロット達を集めているのだった。
ジンベエが単純に落とし前を嫌がるとも思えませんし、きっとルーレットが示したのは仲間の首とかだったのでしょう。
もしくは魚人島の破壊とかホールケーキアイランドから魚人の追放、といった大規模なものだったのかも知れません。
う〜む、ジンベエ加入も一筋縄ではいかないもんだ。
情報が漏れまくっている件は、普通に花や雲が情報源と見るべきでしょうか。
森の描写を見ても明らかな通り、彼ら(?)には歌うだけじゃなく知恵や意識が有る様ですし、ビッグ・マムの指示で国中を監視していると推測されます。
ただ、その場合はどの様に情報を伝達しているかが気になるところです。
伝言ゲームだったら、途中で一寸ずつ情報が変わるというギャグ兼反撃のネタが出来そうですけど、さて。
今週の僕のヒーローアカデミア:No.101 発目明という女
今週の粗筋:
発明科に相談に行った緑谷は、自分勝手ながらも常に思考を止めない発目の言葉に刺激を受ける。
そして、オールマイトや爆豪とは異なる『蹴り技』を主体とした、『フルカウル・シュートスタイル』を編み出すのだった。
パンが無いならケーキを食べれば良いじゃない。拳が駄目なら蹴り飛ばせば良いじゃない。
そんなこんなで発目に色々荒らされつつも、デクが新装備&新技をゲットしました。
『蹴り主体』という閃きは確かに盲点だったんですけど、同じく蹴りに覚醒して驚いた『トリコ』の時とは違って『え、大丈夫なの?』という疑問が湧きます。
デクが腕にダメージを負ったのは、あくまで許容をオーバーする使い方をしたからであって、通常の範囲内で利用する分には問題が無かった筈です。
許容をオーバーすれば脚だって折れるのは実践済みな訳で、根本的な解決にはなっていない気がします。
尤も、許容をオーバーする時はいつも『それしかない』ケースだったので、『そうならない』前提では地雷付きの腕をなるべく使わずに済み、且つO.F.A.控え目でも破壊力を増し易い蹴り技主体で行く、というのは最適解なのでしょう。
本来は『今まではそれしかなかった』様な状況にこそ使える『切り札』が欲しいところですけどね。
現状、犠牲の対象が腕2本に脚2本が加わっただけですし。
今週のワールドトリガー:第152話 「玉狛第2 17」
ランク戦のステージ転送が無駄にスタイリッシュだった事が判明。
システムを作った鬼怒田さんか林道さんの趣味でしょうか。良い仕事しているなあ。
良い仕事と言えば、せっせと罠を張るのに精を出し、気付かれたら敵同士で削り合う様に仕向ける我らがオッサム。
ここまで嫌がらせに特化し、そしてそれが似合うジャンプ主人公というのも中々珍しいです。
大体の主人公は何やかんやで単騎で通じる戦力を得るものなのに、オッサムに限っては成長の方向性が『戦術』と『搦め手』からブレないのが素晴らしい。
今後も風間さんに言われた『知恵と工夫』で突き進んで欲しいものです。
しかし生駒さん。
例のナスカレーのくだりは実は暗号だった……と思わせて、今週の言動を見る限り完全に素だった様です。
オッサムとは逆に、戦闘力で知恵と工夫をねじ伏せるタイプなのかも知れません。
もしそうなら、玉狛第2と生駒隊の戦いはエース同士の直接対決より知恵vs力のバトルの方が面白いかも。
策を練る王子を力でねじ伏せた生駒をハメ殺す玉狛第2。良いじゃあないですか。
今週の鬼滅の刃:第24話 元十二鬼月
独特の演出や言い回しの目立つ本作ですが、今回の炭治郎の台詞は今までで一番印象的でした。
『すごい痛いのを我慢してた!!』『俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった』
「頑張れ炭治郎頑張れ!!」「俺は今までよくやってきた!!俺はできる奴だ!!」「そして今日も!!これからも!!折れていても!!」「俺が挫けることは絶対に無い!!」
前者の謎の長男推しも良いし、後者の鼓舞もとても良い。
特に後者は、かつて『銃夢LO』で放たれた『不屈とは折れない事では無く、折れても尚立ち上がる事』という講釈を思い出し、炭治郎に似合うなあと納得しました。
彼は近年希に見る位、一々『頼もしくて優しいお兄ちゃん』キャラを見せ付けますからね。是非このまま健やかに戦い抜いて欲しいものです。
8月2日(火)
アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第18話 「重ちー」の収穫 その1
新OPで姿を見せていた重ちー登場。
原作時点でも大概でしたけど、色が付くと殊更に頭部のデザインが気になります。
えーと……髪型、なのか……?
少なくとも母親は普通でしたし、父親がドドリアさんだったりするのでしょうか。
そんな重ちーのスタンドは、虹村形兆の『バッド・カンパニー』に続くレギオン型の『ハーヴェスト』。
個別の戦闘力は低いものの、数の暴力と数km近い射程範囲を持ち合わせ、数体潰した程度では本体へのダメージが殆ど無いという特徴を持ちます。
『遠くまで行けるちっこいスタンドを一杯出せる』とまとめると地味に思えますが、殺し合いさえ前提でなければ、アイディア如何で色々な運用方法が有るのが強みですね。
『レッド・ホット・チリ・ペッパー』や『ヘブンズ・ドアー』程じゃあ無いにせよ、日常に於ける利便性の高さはシリーズでも屈指でしょう。
また、前述と矛盾してしまいますけど、準備と作戦次第ではある程度の戦闘も可能です。
実際に重ちーの発想&操作でも仗助達をそれなりに困らせていましたし、強烈な悪意を以て操作すれば蚊に並ぶキリングマシーンとして活躍するでしょうね。
この『戦いの為のスタンドじゃないけど、戦ったとしても負けない』という『ハーヴェスト』の有り様が、後に彼が出会ってしまう死神の思考と同じだったりするのが何とも皮肉です。
8月4日(木)
今週の嘘喰い:第477話 獣共の森
どうも様子がおかしいと思ったら、まさかの立会人が全員麻薬'sハイ状態。
彼の本性、或いは錯乱した様が見れて面白いものの、立会人達がお互いに戦うのもこれが最後でしょうし、ちゃんと戦って欲しかったという気持ちも有ります。
まぁ、能輪紫音の面白顔が見れたので良しとするべきでしょうか。
どうせだから
ここまで余り暴パートで出番の無かった課長に、元警察としての経験を存分に活かした立ち回りをして欲しいです。
でも何故でしょう、鷹さんに余計な喧嘩を吹っ掛けて負ける予感しかしない……。
8月6日(土)
夢メモ:惜しい
少し惜しい感じの夢を見ました。
- 気付いたら同僚と電車に乗車中
- 座席ではなく、開かない方のドアに背中を預けて立っていた
- ドアが『開かない方』という判断は直感
- どこに向かっているか分からず、そもそもどこの駅から乗ったのか思い出せずに混乱
- 視線を下げると雑誌を開いていて、自分が『iPod touch』ではなく『雑誌』で暇を潰そうとしていた事にも違和感
- 気になって同僚に『何処から乗りましたっけ?』と訊くも『○○に向かってますよ』という望んでいない回答
- 『いや、何処から乗ったのか覚えていないんです。何処からですっけ』と更に問い掛けるも、特に回答無し
- 流石におかしいと感じ、冷静に電車に乗るまでの経路を考え始めた所で携帯電話が鳴って覚醒
夢で夢のシチュエーションに違和感を感じる事自体が久し振りの事です。
電話さえ無ければ夢の中で夢で気付けたのでは?と考えるととても惜しい。
気付けたから何だ、という話ですけど。
8月7日(日)
備忘:本日のS.M.A.R.T.
- 内臓SSD:正常 29℃
- 内臓HDD:正常 28℃
- 外付HDD:正常 40℃
8月8日(月)
今週のブラック・クローバー:ページ73 戦いの果て、絶望の終わり
今週の粗筋:
ヴェットを倒した黒の暴牛は海底神殿の英雄と認められ、無事に魔石を手に入れる。
ヤミとアスタはヴェットの亡骸を弔い、フィンラルの回復を待って地上へ戻る事にするのだった。
アスタ、ラデスさんの事を思い出せ。遺体を早く片付けないとラデスさんが持っていくに決まっている。
と突っ込みつつ。
劇中でも言われる位久しぶりに登場したシルヴァンタスシュナウザー(ネロ)が魔石をゲット。
確かにすっかり存在を忘れていましたけど、こいつもまた謎の多い生き物でしたっけ。
ソッシ村の時も、何故か的確に魔石を見付けてアスタに預けていましたが、その目的は分からないままです。
定石に当てはめると、魔法帝や魔眼のペット、精霊や神の使い、魔導書に宿る悪魔辺りが怪しい。個人的な本命は悪魔です。
しかし、大神官ですら魔石を知らなかったのは予想外でした。
一般人なら未だしも、この海底神殿の長ですら重要性は疎か存在も伝えられていない、というのは流石に不自然です。
いや、漫画的には不自然なだけで、実際にはこれが有るべき姿だとも思うのですが。
と言うのも、今のところ魔石は何かを目覚めさせる『鍵』の様な描かれ方をしています。
それ自体は良く有るマクガフィンですけど、その良く有るマクガフィンのお約束は『決してこれを奪われてはいけない』的な伝承や言い伝え、或いは使命です。
そしてそうした伝承や使命の所為で、敵に在処が知られたりするのもお約束。目線でバレたり台詞でバレたり人質の所為で出さざるを得なかったり。
この手のタイプで最も酷いのがジュウザが余計な事を言った所為で最後の将の正体が即バレしたアレですが、それはまた別の物語。
でもそこまでやってこその王道なんですよ。
『秘密の部屋に隠してあるマクガフィンを決して渡すわけにはいかねえ!』から『そうか、秘密の部屋に有るのだな』→『うぐぐ!』までセットで漫画なんですよ。
それをこのブラクロ、まさかの拒否!知らなければ余計な事を言う事も無い。鉄壁の守りです。
まぁ、トリタロウ(ネロ)が一瞬で見付けて来たので、全然全くこれっぽちも鉄壁じゃあないんですけどね。
今週のONE PIECE:第835話 “魂の国”
今週の粗筋:
森に居た男がビッグ・マムの夫だと知ったルフィとナミは、彼からビッグ・マムの能力とトットランドの秘密を知る。
だがそこに、ビッグ・マムの10男シャーロット・クラッカーが強襲するのだった。
ビッグ・マムが魂を操る『ソルソルの実』の能力者だった事が判明。
そこはタマタマじゃないの?と思うのですが、親御さんに配慮した結果なのでしょう。
登場人物や要素がガンガン増えて長期化が見えて来たビッグ・マム編ですが、ビッグ・マムと島の秘密は意外とすんなり明かされました。
1年で2ヶ月、6年で1年分の寿命を取られる代わりに安全とお菓子が約束される――個人的にはどうかと思うのですが、島民達が喜んでいる様なのでこっちがどうこう言う物でも有りませんね。
それにしても、まさか森の男がビッグ・マムの旦夫那とは思いもしませんでした。
確かに夫が多い割にはそれらしい人物を見掛けませんでしたけど、もしかして全員彼の様に子供が生まれたらすぐに捨てられているのかも知れません。
結局のところ『夫』というのは紙切れ1枚の間柄、身内で固めるビッグ・マム的には信頼が置けないと考えている可能性が有ります。
他方、全ての種族と等しく食事をするのが理想だと言うのがまた不思議。
生い立ち含め、ビッグ・マム自身色々と深掘りされていきそうな気配がします。
今週の僕のヒーローアカデミア:No.102 心浮かぶ
今週の粗筋:
各々が自身の個性を活かす必殺技を磨き続け、遂に仮免許試験の日を迎える。
その会場でA組生徒達は、雄英の推薦1位を断ってライバル高・士傑に行った夜嵐イナサと出会うのだった。
先週は意外とすんなり発目さんの出番が終わり、思った程お茶子のもやもや話にならなかったな……と思いきや、ここでその話をぶっ込んで来た……と思いきや結構アッサリと仮免試験がやって来ました。
ンン〜、早い、早いよ。これはこれで良いけれど、もう一寸『寮』を活かしても良かったんじゃあないかなあ?
仮免の取得は、今回の説明だと一定の点数以上なら何人でも取れるというものではなく、会場毎に決まった枠を取り合うタイプの制度みたいですね。
その前提だと、『同じ学校同士で潰し合わない様に会場を分ける』という対策も納得出来るのですが、だったら雄英と士傑も会場を分ける配慮が必要でしょう。
他の会場ならば仮免を取れる様な生徒達を、同じ場所で潰し合わせてもヴィランの得にしかなりません。
競い合う事は大切だけれど、それは共に戦うという前提が有ってこそです。
どうにもこういう点で、ヒーロー側に危機感と合理性の無さを感じます。
平和の象徴が不在なのにヴィラン連合は健在、という危険な状況だからこそ、慣例に捕らわれない考え方や団結が求められている筈です。
この辺、ヒーロー側は自信過剰と言うか無能と言うか、自信過剰で無能なんですよねえ。そりゃステインさんも怒るわ。
とは言え、今回やっと他高校が出て来たので、ここからの盛り上げに期待です。
先の寮話に然り、『学園物っぽくなる……と見せかけてそうしません』という展開や、『世界にはプロと教師とA組とB組とモブしか居ません』感をそろそろ覆していただきたいところ。
8月9日(火)
アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第19話 「重ちー」の収穫 その2
この手の話には珍しく、本当に500万円を山分けして円満(?)解決。
少年漫画でこういう流れだと、実は去年の宝くじだったとか引替日を過ぎていた等の理由で結局はお金が手に張らないケースが多いんですけどね。
そんなこんなで、被害者は森下さんただ1人という結果でした。哀れ。
前回、チラリと康一君&由花子さんが出ていたので、もしかしたらと思いきや案の定シナリオの順番変更が生じる様です。
確かに原作の流れでは、重ちーと辻彩さんが如何にも『その為に出しました』感が有る上、殺人鬼を追うエピソードに水を差されてしまう形になるので、この変更は英断だと思います。
これで物語は体育倉庫の隠れん坊から靴屋の攻防まで一気に行く訳です。いいね!(唐突に)
尚、今週も今後に向けた顔出し……とでも言いましょうか、あの猫が登場していました。
EDの最後には吉良吉影の姿も見えましたし、着々と運命の時に向けた準備が進んでいる様でワクワクします。
早くあの自己紹介が聞きたい。聞きたいんじゃあ。
8月10日(水)
映画:バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 (原題:Batman v Superman:Dawn of Justice)
映画の粗筋:
ゴッサムシティでバットマンとして自警団活動を続けていたブルースは、2年前のスーパーマンとゾッド将軍の戦いで社員を失い、スーパーマンに対して驚異と無力感を感じていた。
一方のスーパーマンは世界中でヒーロー活動を続け、英雄視される反面その圧倒的な力に対する危険視も高まり始める。
この状況を読み取ったレックス・コープ社の社長レックス・ルーサーが、バットマンとスーパーマンが敵対する様に仕組み始めたからさぁ大変。
30分の追加シーンが有るというアルティメット・エディションを視聴しました。
感想。いつものザック・スナイダー映画で『ジャスティス・リーグ』の前日譚映画。80/100点。
何と書けば良いのか少し困っていますが、『期待を超える様な内容では有りませんでした』。でも『ある意味期待通り』でした。
はい、早速矛盾しているので、順を追って書いていきます。
最初に期待を超えなかった部分ですけど、これは率直に書けば『分かり易いエンターテイメント性』に欠けていた、という事です。
監督がザック・スナイダーですし、前作『マン・オブ・スティール』の作風からも十分リアル寄り――と言うか、重い作品になるのは分かっていましたけど、あの徹底的なメトロポリス破壊を生み出した制作陣が描くバットマンとスーパーマンの殴り合いなので、『凄い事になるんじゃないか』という過剰な期待を抱いていたんですよね。
しかしまぁ、スーパーマンが『凄い宇宙人』なのに対して、バットマンは『ハイテクと筋肉で頑張る中年の金持ち』です。まともな殴り合いで勝負になる筈も無く、直接対決まで結構待たされた割に対決自体は地味だったのが現実でした。
そりゃあそうだ、幾らバットマンが大枚叩いて頑丈なスーツをこさえたとして、ゾッド将軍の様に車より速い速度で数Kmも吹き飛ばされたらミンチより酷ェよ状態でしょう。
では期待通りだった部分と言えば、これはもうザック・スナイダーの全開っぷりです。
あの監督の魅力は、『取り敢えず思い付いた映像を全部ぶっ込むけど説明責任は果たさない』という奔放さと、『主要メンバーを何かしら異常者に仕立て上げる』という点にあります。
今回は前者の様な映像が多く観られた他(まぁジャスティス・リーグの前準備も有るのでしょうが)、後者のターゲットにされたバットマンが大変に素敵でした。
先ず、幼少時代の覚醒シーンから『渦巻くコウモリと共に空を飛ぶ』という謎演出で『今回のバットマンは一味違う』と見せ付けます。
その後も20年に渡るバットマン活動はばっさり省略し、いつの間にか不殺が解禁されて圧倒的火力で敵を殺しまくるキリングマシーンと化した他、二度に渡る夢オチ(マルチバース?)を披露する等して視聴者を飽きさせません。
極め付けにスーパーマンを敵対視する理由が、『巻き添えで社員が死んだ』という私怨と『アレに比べたら自分はただの犯罪者』という嫉妬がこじれた結果、『1%でも敵になる可能性が有る奴は敵』→『敵なので殺す』という無茶苦茶なロジックに起因している辺りが最高にクレイジーです。
『敵になる可能性が有るから殺すしかない』って、本当にただの犯罪者の思考ですよね、それ。
そんな犯罪者に従うアルフレッドもまた、一応はブルースに『考え直しなはれ』と突っ込みつつも決して止めようとしないのが面白い。
このバットマンは既にジョーカーとの戦いを終え、ロビンも失った後の様ですし、いい加減『言っても無駄』だと諦めているのでしょうが、それにしたってもう少し主人を止める努力をしても良いでしょう。
でも敢えてそれをせず、むしろヒーローも犯罪も皆殺す為の兵器制作を頑張る辺り、とてもとても良く出来たバトラーです。
このクレイジーバットマンとアルフレッドのコンビを見れただけでも、ザック・スナイダー版を観た価値が有ります。
だがbutしかし。
本作の気違いはバットマンだけじゃあありません。
本作にはもう1人のクレイジー枠として、『スーパーマン』シリーズのヴィランであるレックス・ルーサーが登場します。
我(々)のイメージを覆すロン毛&チャラ男という出で立ちで現れたレックスは、『コイツがジョーカーです』と言っても良い様な挙動不審さと支離滅裂な言動が特徴です。
有権者の集まるスピーチで唐突にキレたり、人の集まる場所に爆弾を仕込んでみたり、『アメリカの最初の嘘』を皮肉った計画を立てたり、兎に角好き放題やりたい放題やっています。
ジョーカーの様なある種の知性に欠けるのが難点ですが、『何故スーパーマンとバットマンを貶めたいのかが一切描かれない』という最大級の気持ち悪さは高く評価出来ます
ヴィランが何故ヒーローを狙うのか説明が無い、とだけ書くと『そんなのシナリオ的に駄目じゃん』と思う人も居るでしょう。
でも、世の中にはそういう悪党も居るのです。SSの少佐だって『手段の為ならば目的を選ばないどうしようもない連中も確実に存在する』と言っていました。
このレックスは完全にそういう手合いなんです。『ヒーローを困らせる方法を思い付いたからやっちゃうぜ★』という無意味で単純で、でも単純だからこそヤバいというシンプルな悪党。
バットマンとスーパーマンという2大ヒーローを振り回そうと言うのだから、これくらい強力なキャラ付けはむしろ必然だったのかも知れません。
とは言え。
とは言え、個人的には面白かったバットマンとレックスの狂気も、原作との解離が大きいのでそれを許せない人には許せないと思います。
自分も『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のデッドプールは許容し難い扱いをされたと感じましたし、万人受けする設定とは言い難いです。
それさえ除けば、ザック・スナイダーらしい『景気の良い破壊』とか『現実的な目線で見るヒーロー』とか『アメコミの皮を被った異常者』が楽しめるのでお勧めなんですけどね。
個人的には今週中に2回目を観ようと思う位にはハマりました。
8月11日(木)
今週の嘘喰い:第478話 無敵のダーリン
この数年、『胸部より臀部が好きになった』と言う趣旨のオッサン化現象の発言をしていますが、20歳の頃から今に至るまで『身長の高い人が好き』という考えだけは一貫しています。
恐らく最初に付き合った方が170cm位有る人だったので、それを引き摺っているのでしょうね。
パーツの話で言えばそれはお胸だお尻だという話になりますが、『好きなタイプ』という括りで言えば『身長の高い人』という一言に尽きます。今も昔も。
要するに、弐拾弐號立会人の能和美玲さんが素敵過ぎます、というお話。
これしか出番が無いの勿体ないでしょう、あの人。
というか能和さん一家が3代揃って、しかも嫁さんまで立会人だったには衝撃的でした。
何と言うハイスペック家族。賭郎に貢献し過ぎだろ、この一家。
お爺ちゃんも昔は強かった様ですし、紫音さんも本気にさえなれれば最強クラスなんでしょうし、彼らだけで1つの組織を築けそうな勢いさえ感じます。
しかし、そんな彼らの天敵がちゃんみだだったというオチ。これでお爺ちゃんも倒せば能和一族3タテです。
何と言う能和キラー。一族の仇敵過ぎるだろ、この人。
8月12日(金)
夢メモ:何故か火山
いつも通り意味の無い夢を見ました。
- 舞台は今は亡き祖母の家
- 2階の窓から外を見ると、遠くで火山が噴火中
- 近所は青空なのに遠くの火山周辺は暗雲が立ちこめ、冗談の様に火柱が空に上がり続けている状態
- 『何あれ?』と叔母に訊くと『岡山で噴火』と言われる
- 『岡山ヤバいねー』とか答えながら、取り敢えず会社に行く為にスーツを着る
- この時点では、祖母の家が岩手なので全く危機感無し
- 岩手から岡山が見える筈が無いし、仮に見える様な事態になっていたらそれはもうヤバいなんてレベルじゃない
- 少しずつ暗雲が迫り轟音が聞こえて来たので外を見ると、眼下の川の対岸にまで土石流が迫っているのを発見
- えらいこっちゃ、と皆に避難を促すも『岡山だから大丈夫だよ』と話を聞いて貰えず
- まぁさっきまで自分もそう思っていたしね
- しかし確実に土石流が少しずつ押し寄せ、川を埋め始める
- 因みに祖母の家の近所には川が有るけれど、本来2階から見える事は無い
- 『ヤバいでしょ、どう見てももうすぐ川が埋まるでしょ』と言っても誰も興味を持たない様子
- ここで『このまま会社に行った後に避難が決まった場合、祖母の家に持って来たノートPCは誰かが持って行ってくれるだろうか。いや、持っていかない(反語)』と謎の思考が過ぎり、いそいそノートPCを車に移動
- この状況で出社とか考えている辺り、微かながら社畜の要素が有るのかも知れない
- 出社前に取り敢えず『iPod touch』で火山を撮影
- ワイドで撮影したいのにスクエアだったので、設定を弄ろうとしたところで覚醒
火山が大迫力で焦りまくった割に、妙に冷静な行動をしていたのが不思議です。
しかし何で火山で何で岡山だったのやら。岡山県には活火山なんて無いというのに。
ネットで発見:なぜイマドキ新入社員は定時で即帰ってしまうのか
『帰ってしまう』というタイトルから既に気持ちが悪いのですが、
なぜ彼らは定時で帰ってしまうのでしょうか。
新入社員が定時で帰ってしまう理由の1つに「所属意識の違い」が挙げられます。
決められた時間の中で、業務をこなす。こういったアルバイト感覚、学生感覚が抜けきっていないうちは
1P目から凄い価値観の文字面が並んでいて眩暈がしました。
あ、本当は眩暈はしていません。
さて、世の中にはこういう考え方が存在している事は理解しています。
自分の勤務先にもこういうタイプの人間が知る限りで2名は居ましたし(1名は定年で退職し1名は転勤したので今は居ない)、帰属意識にしてもそれは無いより有った方が良いでしょう。
しかし、帰属意識と残業をセットで考えるのはナンセンスですよね。
そもそも会社が求める理想的な社員というのは、コストを掛けずに業務をこなす人間である筈です。
業務時間内に全て終える社員なんて正にその理想じゃあないですか。余計な残業代が出ずに済む。
それなのにこういう発想が出て来るという事は、『残業代は出さない』というブラックな前提が有るんじゃあないかと疑ってしまいますね。
政府はプレミアムフライデーとか言っている暇が有ったら、『残業=コスト=避けるべきもの』という文化を根付かせる努力をするべきだと思います。
勿論『残業代を払わない会社の撲滅』とセットで。
勝者とは常に世界がどういうものかでは無く、どう在るべきかについて語らなければならない By.藍染惣右介
『同僚の仕事が残っているのに帰る』事の是非に限って言えば、その同僚が遅いだけなのか上長の仕事の割り振りが下手なのか、お客様をお待たせしているのか否か等で判断は変わるところです。
ただ、それが恒常的な出来事では無く、且つ同僚に責の無い事態ならば手伝った方が良いのかな、と思います。
もし特定個人の残業が恒常的な事だとすれば、最早それは個人か組織の問題なので、手伝う以前に『何故そんな事になっているのか』を探るべきです。
尤も、大抵の場合は人不足が原因で、そんな根本的な問題はすぐに解決出来る筈も無いんですけどね。
だからといって『残業して手伝うのが社員の当たり前』と組織やコンサルタントが言ってしまうのは如何な物かと。
原因が分かっているなら、それを『解決する努力をするのが組織の当たり前』でしょう。それまでの暫定対処としての残業なら理解出来ますけども。
8月14日(日)
備忘:本日のS.M.A.R.T.
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- 内臓HDD:正常 29℃
- 外付HDD:正常 40℃
8月15日(月)
漫画:ダンジョン飯 第3巻
前半のエピソードで『(魚人を食べるのは)気分的にイヤ』というキーワードが出ましたけど、この『気分的にイヤ』って結構重要ですよね。
例えばこの時期、一寸窓を開けてたりするといつの間にか小バエが部屋に侵入し、場合によっては食べ物に着陸するケースが有ります。
さて、この小バエが着陸したスープやフルーツを普通に食べる事が出来るか、というお話。
個人的には『気分的にイヤ』です。
最近は『まぁ良いか』とも思う事も有りますが、子供の頃は『気分的に絶対にイヤ』でした。
きっと大抵の人がそうである様に、何となく小バエ=不潔と思っているのが原因です。
何となくというか、実際に小バエは雑菌を持っているでしょうし、それが触れた物を食べるのは気が引けます。
しかし雑菌で語るならば、本来自分の手の方が余程危険な筈なんですよね。マウスやキーボード、スマホが保持する雑菌の量も小バエに勝るでしょう(流石にスマホが便器の18倍ヤバいというのはガセらしいですが)。
それが分かっていても、指で掴んで食べるのはOKで小バエ一寸触れるだけでNGなのは、これはもう『気分』としか言い様が有りません。ただただ気分的にイヤ。
そんな訳で、本巻に出て来る魚人について、自分もアレを食べるのは気分的にイヤです。
何を以て亜人と動物の線を引くか一言で言う事は出来ないものの、アレはやはり亜人に類する生物だと思います。
そしてそうである以上、アレを食料として見る事は出来ません。
亜人を食べるのが何故イヤなのか、ロジカルに説明するのは難しいです。
『倫理的に』と逃げる事も可能ですけど、家畜が良くて亜人がNGという倫理を突き詰めていくと、亜人と動物の線引き問題に突き当たります。
シルエットが人に近いと駄目なのか、知性や感情を感じると駄目なのか。
でも造形が人に近い『クマの手』や『猿の脳みそ』なんかは珍味として存在しているし、知性や感情はイルカや犬、猫なんかにも感じます。
……ん、そう言えば犬や猫は積極的に食べようとは思いませんね。となると重要なのは形状より知性なのか?
いや、でも幾ら珍味で存在しているとは言え、『クマの手』も『猿の脳みそ』も食べたくはないな。
と。言った様な感じで、論理的な説明が出来ないけど取り敢えず食べたくないので、『気分的にイヤ』と帰結します。
正直トリコが『ネオを食べる』とか言い出した時もどうなんだろうと思いましたしね。
アレを食料認定するトリコは食欲が凄過ぎる。
そういう意味では、ライオスの好奇心はトリコの食欲に並ぶのかも知れません。
単に美味しそうなモンスターを食べたい……にとどまらず、今回の様な亜人や、一度は自分を殺した『動く鎧』にまで食指が動くのは中々のものです。
ただそうであるからこそ、少し痛い思いをした程度で頭足類を諦めたのに驚きました。
どう考えても他のモンスターにもっと酷い目に遭わされている筈なんですけどね。不思議!
8月16日(火)
アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第20話『山岸由花子はシンデレラに憧れる』
何故かミュシャ風なカットを多用しつつ、1話に詰め込みシンデレラ。
今後を見据えて例の殺人鬼をチラッと出す一方で、台詞はあちこちカットされていました。
どうして『30分』だけなのよォオオーッ!!という叫びは、きっと制作陣も同じ思いだったに違いない。
『シンデレラ』について。
恐らく戦闘には向かないのでしょうが、その代わり『運命の改変』という極めて希有な能力を持つスタンドです。
その珍しさは『ジョジョ』世界の特異点とさえ言えると考えます。割と真面目に。
先ず前提として、『ジョジョ』に於ける『運命』は『受け入れるしかないもの』として描かれています。
第3部の『トト神』は、『予知は絶対』という台詞の通り(解釈の差異こそ有れ)予知された未来が覆る事は決して無く、同じく予知の力を持つ第5部の『エピタフ』も未来の変更は不可能でした。
また、第5部のエピローグ兼プロローグではより直接的に『運命とは眠れる奴隷』という言葉を示した他、第6部では神父が『何が起こるか分かっている未来を覚悟で克服する事が幸福』という自分勝手な理想を振りかざしています。
これらの根底に有るのは、『決して変わる事の無い運命に、どう向き合うか』というジョジョ特有の『人間賛歌』です。
その答えの1つがスコリッピの『運命は変わらなくても“何か”を変えていける』であり、神父の『覚悟すれば幸福』であり、第6部最終話の『引力、即ち愛』だったのでしょう。
どれが正しいかはさておき、何れも運命を受け入れるのが大前提です。
翻って『シンデレラ』は、対象の運命を意図した方向に傾ける事が出来る能力を有します。
皆が変えられない運命に苦しんでいる中で、『シンデレラ』だけは指向性の有る変化を生めるのです。
『尊敬』を集める遺体を手にした大統領でさえ、『不幸』を誰かに押しつけるのが運命改変の限界だったというのに、『シンデレラ』なら最安1,000円で運命改変を実現しちゃいます。
これを特異点と呼ばず何と呼びましょう。……チートか。まぁ、チートで良いか。
しかし、あの性格の彼女が、このチート能力を何故『彼』に使ったのか未だに理解出来ません。
運命の改変まではしなかったのが彼女なりの抵抗だったのかも知れませんけど、彼女なら自分の理想にそぐわない魔法は意地でも使わない気がするんですけどね。
だって由花子さんのダイナミック入店に眉1つ動かさないんですよ?身の危険を感じて折れる様な人じゃあないでしょう。しかもあの短時間で。
『ノトーリアス・B・I・G』のサッカーボールに並ぶジョジョ不思議の1つです。
8月17日(水)
漫画:ダンジョン飯 第3巻
前半のエピソードで『(魚人を食べるのは)気分的にイヤ』というキーワードが出ましたけど、この『気分的にイヤ』って結構重要ですよね。
例えばこの時期、一寸窓を開けてたりするといつの間にか小バエが部屋に侵入し、場合によっては食べ物に着陸するケースが有ります。
さて、この小バエが着陸したスープやフルーツを普通に食べる事が出来るか、というお話。
個人的には『気分的にイヤ』です。
最近は『まぁ良いか』とも思う事も有りますが、子供の頃は『気分的に絶対にイヤ』でした。
きっと大抵の人がそうである様に、何となく小バエ=不潔と思っているのが原因です。
何となくというか、実際に小バエは雑菌を持っているでしょうし、それが触れた物を食べるのは気が引けます。
しかし雑菌で語るならば、本来自分の手の方が余程危険な筈なんですよね。マウスやキーボード、スマホが保持する雑菌の量も小バエに勝るでしょう(流石にスマホが便器の18倍ヤバいというのはガセらしいですが)。
それが分かっていても、指で掴んで食べるのはOKで小バエ一寸触れるだけでNGなのは、これはもう『気分』としか言い様が有りません。ただただ気分的にイヤ。
そんな訳で、本巻に出て来る魚人について、自分もアレを食べるのは気分的にイヤです。
何を以て亜人と動物の線を引くか一言で言う事は出来ないものの、アレはやはり亜人に類する生物だと思います。
そしてそうである以上、アレを食料として見る事は出来ません。
亜人を食べるのが何故イヤなのか、ロジカルに説明するのは難しいです。
『倫理的に』と逃げる事も可能ですけど、家畜が良くて亜人がNGという倫理を突き詰めていくと、亜人と動物の線引き問題に突き当たります。
シルエットが人に近いと駄目なのか、知性や感情を感じると駄目なのか。
でも造形が人に近い『クマの手』や『猿の脳みそ』なんかは珍味として存在しているし、知性や感情はイルカや犬、猫なんかにも感じます。
……ん、そう言えば犬や猫は積極的に食べようとは思いませんね。となると重要なのは形状より知性なのか?
いや、でも幾ら珍味で存在しているとは言え、『クマの手』も『猿の脳みそ』も食べたくはないな。
と。言った様な感じで、論理的な説明が出来ないけど取り敢えず食べたくないので、『気分的にイヤ』と帰結します。
正直トリコが『ネオを食べる』とか言い出した時もどうなんだろうと思いましたしね。
アレを食料認定するトリコは食欲が凄過ぎる。
そういう意味では、ライオスの好奇心はトリコの食欲に並ぶのかも知れません。
単に美味しそうなモンスターを食べたい……にとどまらず、今回の様な亜人や、一度は自分を殺した『動く鎧』にまで食指が動くのは中々のものです。
ただそうであるからこそ、少し痛い思いをした程度で頭足類を諦めたのに驚きました。
どう考えても他のモンスターにもっと酷い目に遭わされている筈なんですけどね。不思議!
8月18日(木)
gamescom'2016:『METAL GEAR SURVIVE』の制作を発表
『METAL GEAR SOLID V:GROUND ZEROES』のラストから生き延びたメンバーが、ワームホールでゾンビ的な存在が蔓延る世界に飛ばされてさぁ大変、という物語。
絶対笑うでしょう、こんなの。何でこれを『METAL GEAR』でやろうとしたんだ。
とは言え、小島監督が抜けた『METAL GEAR』第一弾をスネーク不在の外伝にした点は評価しています。
いきなりナンバリングを出そうとせず、これで『監督が居なくても面白いゲームが出せる』と証明しておく事は、今後に向けて重要でしょう。
まぁ、個人的にはこれをやっている暇が有るなら、『MGSV』の歯抜けエピソードを全力で補完して欲しいんですけどね。
gamescom'2016:『バイオハザード7』の最新デモ『ランタン』プレイレポート
今度は『追われる』恐怖にフォーカスされているとの事。
そう言えば『Amnesia:The Dark Descent』も『Outlast』も、おっかなびっくり探索している時は勿論、追われる時の恐怖感も相当ヘヴィでした。
何せあの2作は、主人公が一切攻撃しないガンジー型でしたからね。逃げ隠れするしか無いというあの緊張感は、ビックリ箱とは全く異質な恐怖を煽ります。
あの経験から考えると、この『ランタン』は前回の『ビギニングアワー』以上の緊張感になる筈です。わぁ、遊びたい、早く遊びたい。
それはそれとして、発売まで半年を切ったのに未だシリーズとの繋がりを出して来ない勿体ぶり方が気になります。
既存メンバーや組織との絡みはTGSでお披露目ですかねえ。
gamescom'2016:PC/PS4向け新作タイトル『LITTLE NIGHTMARES-リトルナイトメア-』が2017年に発売決定
独特の世界観にも非常に惹かれるのですが、国内メーカーが――AAAタイトルや『無双』以外で――ちゃんと据置機向けのゲームを創っている事に何と無く感嘆。
最近の国内は、人気IP以外でリッチな作品を出すケースが少ないですもんね。此処に来てこういうタイトルが出て来るのはとても良い事です。
Steamで出るというのもディ・モールト素晴らしい。是非買おう。
8月20日(土)
夢メモ:ギャングだかマフィアだか
中途半端に物語性の有る夢を見ました。
- 深夜に友人とドライブしていたところ、事故か何かでフェンスに突っ込んだ車を発見
- 近付くと事故車から降りて来た白人の中年に『○○まで連れて行って欲しい』と言われ、何と無く了承
- 友人が『あ!ギャングかマフィアのボスだ!!』と教えてくれた時には既に中年は後部座席に
- ボスから『何でこんなとこ走ってた?』と訊かれ、友人のアドバイスで『オーディオのプロなので買い物をしに』と回答
- 素っ頓狂過ぎるだろ、と思った物の何故かボスに気に入って貰う
- ボスの日本語はとても流暢
- 気付いたらボスの組織の『お客様』扱いで、色々な場所や会合に連れて行って貰う日々
- 友人はいつの間にかフィードアウトしていた
- 舞台はいつの間にかアメリカ的な感じになっていた
- ボスは敵が多いらしく、色んな場所で襲撃に遭って大変
- 警察は買収済みなので、敵に襲われても少し耐えれば警察が駆け付けてくれる謎のゲーム感
- 敵は結構本気で殺しに来る為、心拍数も上がってかなり厭な気分に
- 幾ら何でも敵の襲って来るタイミングがピンポイント過ぎる、と考えて警察が倒した敵の懐とかを調べ出す自分
- もしかして幹部が裏切っているんじゃないか、と謎の映画感が湧き上がる
- 状況自体がもっとおかしい事には気付けない自分
- ボスの家にお呼ばれした際、娘さんか奥さん(曖昧)に、『もしかして裏切り者居ない?』と何と無く訊いてみる
- 娘さんか奥さんは日本人
- 『それよりアンタオーディオのプロなんでしょ。何か良い機械を買って』とか言われ、Google先生で調べたスピーカー等を購入
- 娘さんか奥さんと70年代っぽい曲を聴きながら、『アレ、これその内プロじゃ無いってバレて敵扱いされるパターン?』と思い始めたところで覚醒
所々妙に冷静なのがまた意味不明。
8月21日(日)
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8月22日(月)
今週のブラック・クローバー:ページ74 正しさの証明
今週の粗筋:
海底神殿から戻った後、ヤミはアスタとチャーミーを連れて魔法帝に魔石を届ける。
だが事件の報告をしている最中、マルクスから『ダイヤモンド王国』の部隊と『金色の夜明け団』が衝突する旨の報告が入るのだった。
クローバーの魔法騎士団団長的な存在……らしい、ダイヤモンドの『八輝将』が登場。
『キングダム』で六大将軍に対する趙三大天とか魏火龍七師みたいな感じでしょうか。
恐らく強大な魔法使いなんでしょうが、一気に3人も出て来た上、相対するのが金色の夜明けという時点でただ事じゃない噛ませ犬臭がします。
何なら来週扉めくったら死んでるレベル。
話は変わりますが、この漫画の説明口調はどんどん癖になっていきますね。
普通、あの緊急事態で『ここ数年…国の危機に(略)最強の団へと伸し上がった』なんて説明を付けて報告しますか?いや、しない(反語)。
読者に向けた説明でしょうけど、それにしても魔法帝かヤミさんがアスタに説明する体にすれば良い話で、敢えてマルクスに言わせちゃうところがオツです。
今週のONE PIECE:第836話 “ローラがくれた命の紙 ”
今週の粗筋:
ローラの父・パウンドを殺そうとするクラッカーとルフィが激突する。
一方ホーミーズは、ナミが持っていた
漠然と『息子だし幹部だろうなあ』と思っていたクラッカーが、『スイート3将星』とかいう大幹部っぽい役職だった上に懸賞金が8億6千万という結構ヤバい奴でした。
少なくとも億越えの幹部が後2人居るのか……とゲンナリしつつ、それでも部下戦を省いて直接対決というテンポの良さは有り難いです。
それにしてもあの複腕……どういう骨格とか関節構造になっているんだ……?
今週の僕のヒーローアカデミア:No.103 THE 試験
今週の粗筋:
集まった1,540人の中で、ターゲットを2人倒した先着100名を合格にするという仮免許試験が始まる。
スタートと同時に個性が把握されている雄英が狙われるが、それぞれ特訓で身に付けた技で切り抜けるのだった。
絵が普段より若干粗い様な。気の所為かな。
さて、合理性に欠けてそうだった仮免試験に対する疑問の回答が提示されました。
- ヒーロー飽和社会で、事件も一瞬で解決する状況
- と言う割に、ヘドロ事件も保須事件も全然解決出来てない印象
- ステインの示した『ヒーローの在り方』像が伝播し、職業としてのヒーローは微妙という世情も有る
詰まりは、『優秀な人材以外は不要』という事ですね。
巨悪が存在する以上、ヒーロー同士一致団結すべき……とは言え、有象無象を集めても仕方無い、と。
確かに、保須の時の様に脳無相手に時間稼ぎも出来ないヒーローは幾ら増えても邪魔なだけです。仮免を持たせても何の役にも立たないでしょう。
ところで、今回登場した『傑物学園高校』ですが、前回の士傑と分ける意味が有ったのか良く分かりません。
ライバルは1高有れば良いし名前も似てるし……一体何の為に出したんでしょう。噛ませか。噛ませなのか。八輝将なのか。
今週のBLEACH:No.686 Death & Strawberry
やぁ、本当に終わりましたね。色んな伏線をぶん投げまくって終わりましたね。
まぁ……どう見ても打ち切りなんですけど、ユーハバッハの目的だけは(回想で)判明しただけ良し、なのかも知れません。
バトル漫画の皮を被ったギャグ漫画として大好きだっただけに残念で仕方有りません。
実際、狙ってないであろうギャグは勿論、狙ってあろう学校の日常描写が一番面白かったので、次回作は日常ギャグに特化した漫画で戻って来て欲しいところです。
8月23日(火)
アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第21話『吉良吉影は静かに暮らしたい その1』
吉良吉影&キラークイーン、遂に登場。
……という記念すべきエピソードなのに、作画がかなりの残念仕様でしょんぼりでした。何あの痩せたオッサンみたいなキラークイーン……。
吉良吉影。
ジャンプのバトル漫画にしては珍しい『33歳のサラリーマン』という設定で登場したこの殺人鬼は、原作に登場した当時から極めて異質な存在でした。
長編のボスらしい凶悪な能力と冷酷非道な一面を持ちながらも、世界の支配は疎か権力も金も求めない。『趣味(≒性癖)』と『自分を守る』以外で能力を使う事はせず、つつがない日々を『幸福』と呼んで謳歌する。
この凡そ少年漫画の悪党らしくない彼の生き方は、多くの読者に衝撃と影響を与えました。
自分もその1人で、彼の存在が今の人生観を決定づけたのは確実です。Jリーグのスター選手にあこがれるよりも、『吉良吉影』にあこがれるようになったのだ!的な。
そんな彼の魅力を最も端的に物語っているのが、下記2つの名台詞です。
「わたしは常に『心の平穏』を願って生きてる人間という事を説明しているのだよ……」 「『勝ち負け』にこだわったり 頭を抱えるような『トラブル』とか夜も眠れないといった『敵』をつくらない……というのが」 「わたしの社会に対する姿勢でありそれが自分の幸福だという事を知っている……」
「激しい『喜び』はいらない…」 「そのかわり深い『絶望』もない……… 」 「『植物の心』のような人生を…」 「そんな『平穏な生活』こそ私の目標だったのに………」
前者は正に今週語られた彼の自己紹介、そして後者は後に改めて語られる彼の目標です。
未だ日本に『スローライフ』という言葉が無い頃にこの価値観ですよ。
いわゆる『宇宙飛行士になる!』とか『有名な選手になる!』といった壮大な夢を描いていなかった少年には、余りに鮮烈――それでいて等身大の理想像でした。
しかしそんな理想の生き方をしている吉良吉影も、今週の行動を観る限り大分うっかりさんな事が分かります。
今の社会程カメラが無いとは言え、サンジェルメンの行動は人目に付く可能性が有りますし、(原作では手袋をしていた筈なのに)素手で学校に乗り込む行動力は大胆どころの騒ぎじゃありません。
ここまで捕まらなかった事で油断が生じているのか、今まで運が良かっただけなのか……どちらにせよ、彼が言う様に幸運が無ければもっとややこしい事態になっていた事でしょう。
そんな彼のうっかりに巻き込まれた重ちーは可哀想の一言です。
余談:果たして自分は憧れに近付けたのか
年齢30代。自宅は仙台にあり結婚はしていない。
仕事は(自主規制)グループの会社員で繁忙期以外は毎日遅くても夜9時までには帰宅する。
タバコは吸わない。酒は付き合い程度。
夜12時には床につき、大体5時間程度は睡眠をとるようにしている。
寝る前に『DQX』を起動し、40分程の金策をしてから床につくとほとんど朝まで熟睡さ。
健康診断でも体重以外は異常なしと言われたよ。
……ん?アレ、結構良い線行ってるな、これ。
8月24日(水)
ゲーム:『FINAL FANTASY XV』、マスター版を使用した約53分の長尺プレイ映像が公開
仕事が早く片付いたので、だらだらと『DQX』の金策をしつつ視聴しました。
やはり画面は綺麗ですね。国産タイトルでは間違い無く最高峰でしょうし、世界レベルで見ても確実に上位クラスです。
アップになったキャラ(整備士の子とか)を見るとキャラ造形は程々に抑えた感が有りますけど、fps向上の為だとしたら良い判断と言えます。
また、英語音声だと(悪い意味で)気になった仲間の声が全般的に聞き易いのも好印象でした。
そして何より、着せ替え要素が出て来たのが良い。
今まで着せ替え要素の話なんて出ていましたっけ?あのネタみたいな『仲間が全員黒一色』を自由に変えれるならば、それは多くの人に取ってプラス要素と言えそうです。
前述の通り画面は綺麗ですし戦闘も面白そうなので、服と声だけどうにか出来ればより多くの層に訴求出来る気がします。
ただここまで完成していて、それでも『極上クオリティ』の為に発売日延期なのが不思議。
そもそもこのバージョン時点で『あ、駄目だ』と分かっていたのを黙っていたのか、政治的な判断なのか。
前者なら『マスター版って何?』という感じですし、後者だと『極上クオリティって何?』という感じですよねえ。
折角の国産AAAなので、早いところリリースして欲しいものです(←と書きつつやっぱりPC版を待つ構え)。
8月25日(木)
今週の東京喰種:re 嘔吐すべき:89
う〜む、石田先生のプライオリティの付け方が分からない。
いい加減引き合いに出すにはくどい様ですけど、あのトルソーの回想に丸々1話分費やしておきながら、タタラさんの回想が1P未満って酷くないですか。
トルソーの回想に意味は無かったとは言わないけれど、あれこそ1〜2Pで済んだ筈です。
回想を挟む事で物語に深みを生む事が出来るのは、トルソーよりむしろアオギリ設立に絡むこのタタラでしょう。
挙げ句の果てに法寺さんもあの有様という。……まぁ、法寺さんは予想出来た感じなので別に良いんですけど。
タキザワについて。
彼の悲惨な境遇や承認欲求は理解出来ますけど、皆に受け入れて貰うには一寸おいたが過ぎましたね。
カネキの様に不殺を貫き苦悩を重ねていたならば別の結果も望めたでしょうが、アレだけ楽しそうにジャム収穫祭をした後では無理が有ります。
いつか法寺さんに認めて欲しいと思っていたなら、せめてCCGは誰も殺さないべきでした。
尤も、オークションに来た時は既に壊れていたでしょうし、そんな彼に整合性を求めても仕方無い話ですけど。
ゲーム:開発8年!繊細ドット絵2Dアドベンチャー『Owlboy』がいよいよ配信される
やっぱりドットにはドットの良さが有りますよね。
最近『2D』とは銘打っても、解像度の広さに合わせた『イラストが動く』ケースも多いので、こういうドット感全開の2Dにはズキュンと来ます。
日本語版が出るなら是非遊びたい作品です。
8月26日(金)
飲酒メモ
- 本日の理由:歓送迎会
- 本日の面々:自分の担当チームの面々 合計14名
- 本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×1
8月28日(日)
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8月29日(月)
今週のブラック・クローバー:ページ75 キテン戦役
今週の粗筋:
八輝将に蹂躙されるキテンだったが、黄金の夜明け団によりその侵攻が止まる。
彼らの戦いを見ていたアスタ達は、居ても立っても居られずフィンラルの魔法でキテンへ向かう事にするのだった。
あれー、シルフって前はもっと、こう、何と言うか、眠たげな感じでしたよね。
いつの間にこんな口うるさいキャラになったんでしょう。アレはただ本当に眠いだけだったのか。
キテン戦役というサブタイトルですけど、今のところは個対個の力比べ状態。
モブを一蹴する八輝将凄い!からの、それを一蹴する黄金の夜明けもっと凄い!という分かり易い展開です。
この後は一通りユノが格好良く動いた後、ランギルスが空間魔法で敵をごっそり削り取ったり、ヴァンジャンスが街規模の大魔法で無双したりするのでしょう。
ついでにランギルスとフィンラルの邂逅も有るのかな。
少年漫画としてはこれで良いと思う反面、これなら『戦役』という仰々しいサブタイトルはやめた方が良かったとも思います。
町規模の戦いなんですから、『ワールドトリガー』程とは言わなくても一寸した団体戦は見せて欲しかったです。
今週のONE PIECE:第837話 “ルフィvs将星クラッカー”
今週の粗筋:
ナミはブリュレから、キッド、アプー、ベッジ、ウルージが以前ビッグ・マムに挑み敗北した事を知らされる。
彼らと同様に苦戦を強いられていたルフィは、ギア“4”を発動しクラッカーを吹き飛ばすのだった。
ビッグ・マムに逢えもせず敗北した最悪の世代。
……の中で、唯一『将星』を1人落としたのがウルージさんだった辺り流石のウルージさんで痺れて憧れます。
『今頃野垂れ死んでる』扱いですけど、当の本人が空島で療養していた事を我(々)は知っている訳です。しかもカイドウと遭遇したのに無傷だったという事も。
やっぱ凄ェや、ウルージさん。
翻って全く凄くないのはキッドですね。
ビッグ・マムから敗走したのに、何で同盟を組めばシャンクスを倒せると思ったのでしょう。
先ずはリベンジせえよ。それでも海賊王を目指す海賊か。
同じく海賊王を目指すルフィは、ギア“4”で漸くクラッカーにダメージが通りました。
ギア“2”や“3”でノーダメージだった事を考えると、“4”が圧倒的な強さとも言えますけど、“2”と“3”が殆ど役に立っていないという言い方も出来ます。
相手が幹部だと考えれば妥当なのかも知れませんが、幹部相手にこのインフレっぷりでは今後が不安です。
尤も、クラッカーの戦い方を見ると多分に相性問題は有りそうな感じもしますけどね。
シールドバッシュを多用する様な相手ですし、肉弾戦のルフィは苦戦してもゾロだったら存外あっさりと倒せそうな気もします。
実はナミの雨で湿気らせるのも有効かも知れません。
今週の僕のヒーローアカデミア:No.104 白熱!各々の実力!
今週の粗筋:
傑物学園の一次攻撃を凌ぐA組だったが、真堂の『揺らす』個性で大地が砕かれメンバーが分断されてしまう。
会場の別場所では士傑の夜嵐イナサが一挙120名を脱落させる中、緑谷は傑物の女生徒に急襲されるのだった。
推薦1位は伊達じゃなかった夜嵐イナサ。
あの滅茶苦茶っぷりは、体育祭で巨大な氷柱をブッパした轟に通じる物が有ります。
しかも今回のルール条件下での勝利だった事を考えると、ただ嵐を起こしただけじゃ無くその中で緻密な操作も出来るっぽいのが末恐ろしいところ。
ああ、彼がA組に居れば林間学校での開闢戦が楽だっただろうになあ。
そんな彼のクラスメイトっぽい士傑のお姉さん。
相変わらずデクはおっぱいに縁が有る感じですけど、『カッコイイねえ』という台詞がトガちゃんを彷彿とさせます。
流石にここでぶち込んでは来ないでしょうが、微妙なアブノーマル感は黒目の小ささ故でしょうか。
イナサ共々、今後の活躍に期待です。
8月30日(火)
アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第22話『吉良吉影は静かに暮らしたい その2』
先週の残念作画から一転、今週はかなり気合いが入った作画の連続で大満足。
やはりキラークイーンはこうでなくちゃ。死を彷彿とさせるにゃんこでなくちゃ。
その死神と相対した重ちー。
様々な不幸が重なった末に、殺されてしまいました。
彼の死は、本当に不幸としか言い様が有りません。
- 吉良吉影がサンジェルメンで昼食を買った
- 仗助と億泰にお金を貸した
- 野良犬が重ちーのお昼を持っていった
- 重ちーが吉良吉影と自分の袋を間違えた
- 仗助達が倉庫に来た
- 教師の来るのが遅かった(もしくは早かった)
- 学校裏に生徒が誰も来なかった
- 女子高生が重ちーの怪我を無視した
この些細な出来事のどれか1つが無かっただけでも、きっと殺される事は無かったのです。
しかしこれらは全て起きて、彼は殺されました。それが運命。誰にも変える事は出来ない。
仗助が言う様に『金にがめつい厭な奴』だった重ちーですけど、吉良吉影が父と母を殺すと脅して以降は、ジョースター家に並ぶ黄金の精神を宿していた様に見えます。
本体消滅後もスタンドを僅かに動かせたのは、きっとその精神の気高さが成した業だったのでしょうね。
そんな彼の犠牲により、杜王町のスタンド使い達が『スタンド使いの殺人鬼が居る』事を知ります。
原作からエピソード順を変更した事で、ちゃんと辻先生もオーソン前に集合していました。
これだけのメンバーが集まるのも圧巻ですが(一般人からは異様な集団に見えるでしょうけど)、個人的にはここの解散シーンで吉良吉影とすれ違う演出が第4部を端的に物語っていて凄く好きです。
すぐ側に、触れる程すぐ側に殺人鬼が居るのに誰も気付かない。
第1期OPでは『始まりも言わずじっと潜んでる』、第2期OPでは『日常に紛れ込んだ悪魔』と歌われる様に、この『毎日の当たり前の中に殺人鬼が居る異常』こそが第4部の醍醐味です。
ああ、つくづく本当に第4部は巧く出来ているなあ。
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