1月1日(土)
謹賀新年
明けましておめでとう御座います。
今年の目標
大それた目標は無いのですが、幾つか目指したい事が有ります。
- 日常について
- 仕事を理由に趣味を我慢しない
- 買い溜めしているDVD・ゲームを消化する
- サイトについて
- 年内にサーバースペースを変更する
- 容量が大きく、且つ規制が柔軟なサービスは幾らでも有る筈
- 11時前に帰宅出来た日は必ず落書きする
- 最低でも隔月で日記以外のコンテンツを更新する
- 誤字・脱字・誤変換の撲滅キャンペーンは継続実施
- 何も日記に書く事が無い日は素直に諦めて、ネタ探しに無駄な時間を使わない
己に取っての普遍的なテーマなので、例年と代わり映えはしないのですが、それ故にこれらは達成すべき大切な事項だと考えています。
特に趣味の筈のサイトの更新ですね。結局去年は殆ど何も出来なかったので、今年こそどうにかしたいです。
1月2日(日)
雑談:初売り'2011
通例に倣って本日1月2日は『若狭氏と行く!近況報告合戦 in 初売り』の日。
今回はノートPC用の光学マウスとマウスパッドのみを購入して解散。一瞬『Castlevania -Lords of Shadow-』に惹かれたのですが、『ASSASSIN'S CREED:Brotherhood』のやり込みが終わっていない点と、7,000円オーバーの価格に引いて止めました。このゲームに限らず、PS3のゲームは高過ぎますよね。SFCの後半程じゃあないにせよ。
1月3日(月)
映画:デス・レース (原題:Death Race)
映画の粗筋:
妻殺しの冤罪を被り、孤島ターミナル・アイランドの民営刑務所に収監された元レーサーのジェンセン・エイムズ。終身刑を言い渡されている彼に対し、所長が優勝すれば自由になれるという『デス・レース』への参加を持ち掛ける。
『デス・レース』は、囚人達が武装した車で殺し合いを演じる過激且つ熾烈を極めるレースで、ターミナル刑務所はそれを全世界に中継する事で金を得ているのだった。
自由を得る為に参加を承諾するジェンセンだったが、所長は誰にも自由を与えるつもりなど無かったからさぁ大変。
感想。カーアクションとしてはある種の到達点の様なB級エンターテイメント作品。70/100点。
この手の映画の常套ですけど、ストーリーは有って無い様な物です。上記粗筋から想像するであろう冤罪の真相がそのまま真相ですし、劇中も予想の範囲を超えた出来事は決して起こりません。ドラマ性や意外性は皆無に等しいです。
それでも、この映画は面白いと断言出来ます。何せ『悪い囚人が乗った武装カーが暴れ回る』という前提に対して我(々)が期待する映像を、余す事無く大迫力で魅せてくれるのです。レースに求める臨場感も、武装による派手なアクションも、派手なクラッシュもイカれた犯罪者のダイナミック昇天も、全てがそこに有ります。それは需要に対する供給が出来ているという事に他なりません。それはエンターテイメントとしての目的を果たしていると言えるでしょう。
そんな訳で、残虐カーアクションが全てという映画なので、レースを飽きさせない様に車の武装やコースの仕掛けも多種多様です。
車の装備としては、攻撃用にガトリングを積んでいる車も有れば、ロケットランチャーを搭載している車も有り、ナパームや妨害用の撒菱といった基本的なアイテムも出て来ます。そうした武器から身を守る為、レースに参加する車はそれぞれがガチガチに装甲を付けているので、見た目からして『速度を競う気無い(=殺す事しか考えてない)だろ』と思う事請け合いです。世紀末モヒカン共が見たら大喜びする事でしょう。
但し、ただの殺し合いにならない様に、コースには『邪悪なマリオカート』とでも言う様なゲーム性が用意されているのがポイントです。例えば、搭載された武器を使う為にはコースに仕掛けられた『剣』や『盾』マークのマンホールを踏まねばならず、誤って『ドクロ』のマンホールを踏もうものなら、ほぼ死亡確定のトラップが発動したりします。加えて中盤には、刑務所側からのドッキリ企画として『
これでレースと破壊のカタルシスを楽しむ、という点で本作に不足が無い事が伝わった事でしょう(反論拒否)。
良い意味で、ゴア表現に重きを置いた映画では無い、というのも良い要素の1つです。
飽くまでも『レース』が主題なので、ガンガン死に逝く囚人達の死に様を鮮明に描写する様なシーンは殆ど有りません。内容的に多少血飛沫が舞ったり悲鳴が聞こえたりはしますが、アングル等で直接的な描写を避けているので、そう言うのが苦手な人でも十分に楽しめます。映画に物語は要らねェ、映像だけで十分だ!という気の合う方には、是非お勧めしたい逸品です。
因みに、エンドロールの直前に本作に関する注意書きが出るのですが、それが余りにも酷い蛇足なので思わず吹きそうになりました。
笑わせる目的ならば完璧だと思いますけど、本気で出しているとしたら相当な天然です。ポール・W・S・アンダーソン……恐ろしい子……!
1月4日(火)
今週のONE PIECE:第609話 “魚人島の冒険”
今週の粗筋:
ジンベエとの再開を望むルフィに、ジンベエは七武海を降りた為に『魚人海賊団』と魚人島から去ったと知らせるケイミー。そこに『リュウグウ王国』の王子・ネプチューン家三兄弟が現われる。
不法入国者を捜しているという彼らに対し、人魚達はルフィ達を匿ったものの、人魚に抱き締められたサンジが大量に鼻血を噴出し、ネプチューン家及び新魚人海賊団に見付かってしまうのだった。
ルフィ達は素直に不法入国を謝罪、致死量の鼻血を出したサンジへの献血を求めるが、魚人島には『人間に血液を分かつ事を禁ず』という法律が有ったからさぁ大変。
タイトルに偽り有り。
という突っ込みは置いといて、やはり種別間の差別問題は相当根が深い様です。
現実の人種差別や映画『第9地区』でもそうであった様に、人間の感性は見た目の違いが価値観の違いと同化し、恐れや疎みといった感情を経て、歩み寄りを阻む壁と差別に繋がっていくものです。或いは一個人同士ならば壁は低く、対等に接する事が出来るのかも知れませんけど、多数対多数になった場合の壁の高さは想像を絶します。
こうした問題は歴史や文化、親や教育等の環境により悪化する事も多く、誰か1人が頑張ってどうこう出来る様な話では無いというのが実情です。関係する全員が時間をかけて取り組んで、初めて解決の糸口が見えるか見えないか、そういったレベルの問題でしょう。
危惧しているのは、敢えてこの大きな問題を押し出してどうするのか、という事です。
ここまで『差別』を取り上げておいて、スルーするとは思えません。が、前述の通りルフィを含めた麦わらの一味の頑張り程度で解決出来る様な安い話でも無い筈です。これから幾らルフィ達が何らかの『敵』を倒したとしても、『奴隷解放』というフィッシャー・タイガーの偉業を超えるには至らないでしょう。『大地』を巡って対立していた空島の時とは訳が違うのです。
なまじ勢いだけで解決しようものならば白ける事は確実ですし、だからと言って曖昧にしたまま次に進んでも気持ちが悪いだけになります。尾田先生の事なので、このエピソードのゴールももう決まっているとは思いますが、敢えてやるからには相応の決着を期待したいです。『ああ、成る程!』と納得出来る様な。
1月5日(水)
夢メモ:どれも初夢と思いたくない
どうにも寝付きが悪く、何度も眠ったり起きたりを繰り返している内に3つの独立した夢を見ました。
以下、覚えている内容のメモ。
- 流入現象
- 同僚と一緒に、高い所や梁の上を走りながら、対象を暗殺して回るという内容。
- 間違い無く『ASSASSIN'S CREED:Brotherhood』の影響。
- 服装は普段のスーツで、武器は特に無し。
- 対象の背後に立てばどうにかなる、という完全なゲーム脳。
- 今日のターゲットは240人とか聞かされ、同僚と『手分けしても定時で帰れないなあ』と愚痴っていたところで目が覚める。
- 命懸けの掃除
- 母方の実家の大掃除をするという事で、家族や友人と岩手の田舎に集合。
- 最初は変わった事も無く掃除をしたものの、途中で『ピッピッ』と電子音のする品物が有る事に気付く。
- 品物は主に辞書や時計等の厚みが有るもので、時間経過と共に電子音の鳴る間隔が縮まる。
- 夢ならではの勘で『時限爆弾だ』と気付き、掘りごたつに放り込んだところ、予想通り大爆発。
- 爆風に当たった人間は粉々になって即死。
- 死体は残らない安心仕様。
- 何個も電子音のなる物品が出て来て、皆で押し付け合い合戦になったところで覚醒。
- 爆発する瞬間に身を隠せば良いので、後半は本棚やふすまの影から物を投げ入れる危険行為が横行していた。
- 状況が良く分からない潜入捜査
- ロシア人が何かを企んでいる、と聞いた自分と同僚が、雪が降る見知らぬ町の刑務所に潜入。
- 対象のロシア人は刑務所の所長で、囚人を使って何かをしようと画策している模様。
- 刑務所の地下にトンネルを掘っているが、その用途は不明。
- トンネルに電気を通す為、所長室にはやたらと巨大な配電盤(基盤剥き出し)が置かれていた。
- 『完全にこれ何か企んでるわ』と、本部で待機の同僚に所長室から電話したところ、電話機やマイクを介さないと聞こえない音楽が流れている事が発覚。
- 何故か黒板を持ち出して来て、『状況を整理しよう!』とか言った辺りで夢終了。
強いて言えば、最初の夢は未だゲームの影響という事で納得出来ますが、残りの2つは完全に意味が分かりません。
3つも夢を見て、鷹も富士山もなすびも出ないなんてあんまりです。
1月6日(木)
今週の範馬刃牙:第238話 マッチメイカー
今週の粗筋:
徳川の爺様に『マッチメーク』を提案した栗谷川は、とある映像が収められたモニターを取り出す。そこに映し出されたのは、刃渡り30cmを超える牛刀を隠し持った不審者と、彼が街中で牛刀を振り回す事を察知し、見張っていた武神・愚地独歩だった。
案の定、子供に凶刃を突き立てた不審者に対し、独歩は喉仏切断・恥骨破砕・肋骨開放性骨折に至るコンボを決め、徹底的に破壊する。空手には存在してはならない技術を披露し、『武』について苦悩する独歩だったが、その映像を観た徳川の爺様は嬉しそうだからさぁ大変。
マッチメークが……どうしましたって?
これまでの流れとタイトルから、地下闘技場の対戦カードが発表されるかと思ったら、また独歩の雑魚虐めが披露されただけでした。
今回は相手が最低の類の人間なので、ああも綺麗な血祭りを魅せられると溜飲が下がった様な錯覚を覚えますけど、怪しいと思っていたならば斬り掛かる前に止めれば良かったじゃない、という疑問も湧いて来ます。独歩は世間的にも広く認知されている空手界の大御所ですし、後から『牛刀を良からぬ事に使うのが分かりました』とか言えば、先制して攻撃してもどうにかなったんじゃないですかね。そうすれば、一応『戈を止めると書いて武』という理念は貫けた様に思えます。
独歩の決断はともあれ、わざわざ今こんな話を書いたのは、今度の地下トーナメントは『本当にルール無し(≒殺すつもりでOK)』という条件にする為かな、と推測します。
これまでも『虎口拳→足先蹴り→風摩殺→六波返し』とか破壊前提っぽい事はやって来ましたが、ああいう事を悪びれずに『破壊する事が当たり前』位の感覚でやってしまえ、という感じですね。勝つか負けるかでは無く、生きるか死ぬかの領域――古の武術家同士の戦いを再現しましょう、なんて話にするのではないでしょうか。
こうなると、きっと次は達人辺りの人体破壊が披露されると思います。で、だらだらと何人かの『ルール無用時はこんなにも強い』エピソードでお茶を濁す、と。
独り言:初風邪
新年早々、風邪を挽いてしまいました。昨晩の寝付きの悪さはこれの所為ですね。
受験生でもなければインフルエンザでもないのが救いですけど、病院にインフルエンザと思しき人達がわさっと居たのが恐ろしいです。病院に行って病気を貰って来るなんて、笑い話にもなりません。
1月7日(金)
独り言:最近一寸驚いた事
本棚の整理をしていた際に見付けた、『ALL ABOUT 龍虎の拳2』に書かれていた情報を抜粋。
名前:Mr.ビッグ
年齢:33歳
意外と若ェEEeeeEEEe!
昔は何も感じませんでしたが、今見ると物凄く違和感を感じます。あの貫禄でこの年齢はどうなんでしょう。海外では普通なんですかね。日本では『スリムクラブ』と大して変わらない年齢なんですけども。
1月8日(土)
独り言:ニンテンドー3DSのローンチタイトルが残念
発表されたタイトルは以下の通り。
- 任天堂
- nintendogs+cats
- KONAMI
- Winning Eleven 3DSoccer
- カプコン
- スーパーストリートファイターIV 3D EDITION
- コーエーテクモゲームス
- 戦国無双 Chronicles
- スクウェア・エニックス
- とびだす!パズルボブル 3D
- バンダイナムコゲームス
- リッジレーサー 3D
- レベルファイブ
- レイトン教授と奇跡の仮面
- ユービーアイソフト
- Combat of Giants: Dinosaurs 3D
いや〜……『時のオカリナ』がローンチじゃあないのは予想していましたけど、ここまで微妙なラインナップになるとは思いませんでした。よりにもよって任天堂から出るのが『nintendogs+cats』だけて。
3DSの発売日に合わせて申請していた年休を取り消す位にはテンションが下がりました。
因みに4Gamer.netの記事によると、バッテリーの持続時間は3DS用ソフトの場合で3〜5時間、DS用ソフトで5〜8時間との事で、これはかなり妥当な感じに仕上がっています。自宅や知り合い宅以外では出張の移動時位にしか遊ばないだろう事を考えると、十分事足りる容量なのでホッとしました。
後は『時のオカリナ』か『バイオハザード』が早めに出てくれる事、そしてその時に3DSが誰でも買える状況になっている事を祈ります。
1月9日(日)
映画:プライド&グローリー (原題:Pride and Glory)
映画の粗筋:
麻薬取引現場に踏み込んだSNEU(麻薬取締班)4名が、銃撃戦に遭い殉職した。
この事件で友人を失ったN.Y.P.D.のレイモンド・ティアニー刑事は、警察高官の父の推薦により特別捜査班に入り、犯人逮捕に向けた活動を開始する。
しかし捜査線上に浮かび上がって来たのは、SNEUが犯人グループと結託して汚職している事実だった。その上、汚職警官達をまとめていたのは義弟・ジミーで、SNEUの責任者は兄・フランシスだった為、家族としての自分と警官としての自分のジレンマに陥ってしまいさぁ大変。
感想。久し振りに脚本と雰囲気で魅せる良い映画を観ました。85/100点。
この映画の肝は、粗筋に書いた板挟み――主人公のレイが抱くジレンマに有ります。
レイに選べる選択肢は以下の2つだけで、どちらを選んでも必ず何かが破綻するからです。
- SNEUの4名を殺害した犯人だけを逮捕する
- 家庭○:ジミーもフランシスも家庭に影響が出ない。
- 警官×:事件の真相を明らかに出来ない。
- 組織○:汚職の事実を隠蔽出来る為、余計な非難を回避出来る。
- SNEUの4名を殺害した犯人とジミーを逮捕する
- 家庭×:ジミーの家庭と、責任を問われ解任されるだろうフランシスの家庭が崩れる。
- 警官○:事件の真相をはっきりさせ、正義を成す事が出来る。
- 組織×:非難の的になるのは確実で、多くの責任問題が生じる。
レイの父の視線で言えば、『ジミー1人の所為にして、レイもフランシスも組織も守る』という選択肢が有りますが、それはまた別のお話。レイに取っては家族の絆を取るか、警官として正義を貫くかしか選ぶ道は無いのですから。
ただ、この映画の面白い所以は、飽くまでもレイを主人公としつつも、彼と同様のジレンマが他の登場人物達にも存在し、同時並行して動くという事です。レイを守りたいけれど、それを貫けば組織にダメージを与える結果になる父親。やはりレイを守りたいけれど、事実が公表されれば自分の築いたものを全て失う兄。家庭を守る為には、法と組織に背くしかない義弟。それぞれがそれぞれに対し『お前を助けたい』と言う同じキーワードを発し、それぞれの事情とプライドを持って動いていくドラマは、中々濃くて見応えが有ります。
また、中身をぎっしりと詰めながらも、一々勿体ぶらずにテンポ良く話を進める点も本作の良いポイントです。約2時間という尺があっという間に感じました。
しかし、詰められた要素が全部必要だったかと言うと、疑問に思う点も有ります。例えば、レイは過去にある事件で失敗を犯していますが、その設定を活かすシーンは劇中余り多く有りません。同様に、フランシスの奥さんには余命僅かという設定が有りながらも、物語上その必要性は皆無だったりします。ならば、奥さんの余計な設定と描写を外して、新聞記者がレイに近付いた時のやり取りを充実させるといった見せ方で良かったのでは、と思う次第です。
ともあれ、『葛藤』をメインに据えている為、アクション的な爽快感やサスペンスとしての緊張感は少ないものの、満足感はかなりの物でした。観終わった今だからこそ、『プライド(誇り)とグローリー(栄光)』というタイトルの重みも良く分かります。
たまにはこういう作品を観るのも悪くありません。
1月10日(月)
映画:バンディダス (原題:Bandidas)
映画の粗筋:
舞台は1880年のメキシコ。N.Y.のキャピトル銀行は、メキシコを横断する鉄道を敷設する為に始末屋ジャクソンを雇い、土地の買収に乗り出した。
土地を奪われた農民の娘・マリアと、ジャクソンに弱小銀行の頭取である父を殺されたサラは、復讐と土地を取り戻す事を目的に、キャピトル銀行への強盗を計画する。
運動神経は抜群だが無鉄砲で感情的なマリアに対し、サラは知識は持つが緊張に弱くわがままな為に互いに反発し合うが、共に居る中で徐々に仲間意識を強め、多くの銀行強盗を成功させていく。しかし、ジャクソンはアメリカから科学捜査を得意とする刑事クエンティンや、多くの殺し屋を召喚してマリア達を捕まえようと画策するからさぁ大変。
感想。何も考えずに観れて、観た後には何も残らないセクシー西部劇。75/100点。
ペネロペ・クルスとサルマ・ハエックが胸を強調する服を着て西部劇を演じる、ただそれだけの映画です。
一応は復讐がテーマとなっているものの、物語は終始コメディ調なので重さや緊張感は殆ど無く、『育ちの違い』という分かり易い要素に起因する喧嘩や仲直り、謎のキス合戦や変に力の入った銃撃戦をリラックスしたまま楽しむ事が出来ます。また、リュック・ベッソン作品だけに、話運びのテンポも良いので、『仲の悪い2人が同じ目的の為に頑張る』のテンプレートを一通りやりながらも、その展開にまどろっこしさを感じる瞬間は全く有りませんでした。
舞台背景からそうである通り、やっている事は西部劇そのものではありますが、映画の雰囲気としては『チャーリーズ・エンジェル』のそれに果てしなく近いです。美女による痛快アクションを基本として、セクシーさが際立つ構図やコスプレで楽しませたりしながら、最後は勧善懲悪で明るく締める、という流れ。観終わって数日も経てば、中身は完全に忘れて『何と無く面白かったかも知れない』という記憶だけが残るのも恐らく同じでしょう。
昨日、ヒューマンドラマを観るのも良いかもと書いた側からアレですけど、映画として観たい作品はこういう作品なのだなと再認識させられました。
1月11日(火)
独り言:最近のタイガーマスク現象について
ある天才ハッカーはこう言いました。
全ての情報は共有し並列化した時点で単一性を喪失し、動機無き他者の無意識、或いは動機有る他者の意志に内包される。
昨年末から連続しているこの現象は、良い方向で『スタンド・アローン・コンプレックス』を体現した事例と言えますね。『伊達直人と名乗る人物がランドセルをプレゼントする』という情報がニュースによって共有され国民に並列化された結果、その善意に魅せられた動機有る他者の意志になった、と。
いっそ同様の事案の件数を事実より上乗せして報道すれば、流行に飛びつく模倣犯的な存在が増え、皆がハッピーになるんじゃあないでしょうか。
1月12日(水)
小話:そなたのハラワタを食い尽くしてくれるわ
「今更ですけどね、『ドラクエ』ってハッキリと死んだり生き返ったりするじゃあないですか」
「ステータスが『しに』になったり、教会で『いきかえらせる』だったり?」
「全滅した暁には『死んでしまうとは情けない』と、死んだという事実を断言されますし」
「今思い返してもあれは酷い言い種だよなあ」
「わざわざ生き返らせて再び死地へ行かせる事も相当酷いですよ。やっている事は冥王ゴルゴナと殆ど同じです」
「魔王を倒すという使命を持たされると、死ぬ事も許されない訳だ」
「問題はそこです。恐らく『魔王を倒す使命を帯びた勇者』は、死んでも無理矢理復活させられ、再び魔王の元へ旅立たされます」
「死んだ場所が洞窟でも海底でも異世界でもね」
「ええ、そこがゾーマ城であったとしても。どうやって死体を回収しているのかは分かりませんが……まぁ、ルビス様が頑張ったりされているのでしょう」
「マスタードラゴンとか」
「はい。で、ここまでの前提を踏まえて、どうしても腑に落ちない事が有ります」
「ロクでも無い予感がするけど」
「いえね、全部の条件を満たしている英雄オルテガは、何で誰も生き返らせなかったんだろうと思って」
「やぁ、ほら、彼エリミネーターだったから」
「見た目の問題ですか」
「見た目は重要っしょ」
1月13日(木)
今週の範馬刃牙:第239話 好事魔多し
今週の粗筋:
悪党を徹底的に破壊した事から、独歩は警察の事情聴取を受けていた。
その頃、スモーキンの反撃から抜けあぐねた烈は、
徹底的にマッチメークを無視するこの展開。
もしかして。もしかしてですよ、栗谷川の提案した『マッチメーク』って、例の独歩vs三村雄稀を指してたってオチじゃあないですよね。
普段は空手家もしくは武術家として同様の相手と戦う独歩が、破壊の術を以て悪漢を壊す異常事態をマッチメークと言っていたとすれば、これはもう詐欺なんてものじゃあありません。古代ギリシャの伝令なら殺されてもおかしくないレベルです。
この仮定が外れていれば良いのですが、板垣先生ならば普通に有り得ますからね。それが恐ろしい。
久し振りの烈海王は、脳震盪を起こす位殴られても出さなかった秘術をこのタイミングで出す不自然さが気になりますけど、それ以上に一本拳がボクシングでセーフなのかがもっと気になります。
Google先生に軽く訊いてみた感じでは特に反則項目の中で該当しそうなものは見付かりませんでしたが、一本拳で急所を狙ったりするのはアンフェアな気がしてなりません。空中から攻撃したりもしていますし、今更それ位どうという事も無いものなのでしょうか。
1月15日(土)
映画:特攻野郎Aチーム THE MOVIE (原題:The A-Team)
映画の粗筋:
湾岸戦争時代、幾つもの任務を成功させたハンニバル・スミス大佐率いる特殊部隊『Aチーム』。イラク戦争に従軍していたAチームの4名は、CIAからの情報を元にバグダッドのゲリラから『ドル紙幣の偽造原版』を奪取する作戦を立案する。
作戦に反対する上官を説得し、見事に原版を回収するAチームだったが、作戦終了直後に上官の乗った車が爆破され、原版もまた奪われてしまう。そしてAチームはこの事件の罪を全て押し付けられ、10年間の懲役を言い渡されるのだった。
Aチームの潔白を証明し、誇りを取り戻す為にハンニバルは刑務所を脱獄し、他の刑務所に収監された3人と共に真犯人を追うが、その彼らをアメリカ国防総省も追うからさぁ大変。
感想。エンターテイメントとしての見せ場は天下一品。軽い?単純?だから何?75/100点。
大量の火薬にド派手なVFX、分かり易い展開にバレバレの黒幕、と気楽に楽しむ為の要素がほぼ全て網羅されています。正に弊サイト好みの娯楽大作です。
かつてのTVシリーズと比較しても、どう好意的に考えても無茶苦茶過ぎる作戦や展開を勢いだけで乗り切るパワフルさや、個性的な面々の掛け合いやお約束(飛行機だけは勘弁な!)が映画の醍醐味として昇華されているので、非の打ち所が有りません。
配役にしても、ハンニバル役のリーアム・ニーソン始め、ブラッドレイ・クーパーもシャールト・コプリーも、良くもまあ新生Aチームとして違和感の無いメンバーを揃えたものだと感心しました。強いて言えば、B.A.のモヒカンはもっと漫画チックな長さでも良かったと思うのですが、中の人であるところのクイントン・ジャクソン自体はB.A.役としてハマり役である事、今回はあのモヒカン自体に意味が有ったという2点から我慢する事とします。
ここまで褒めてばかりですが、個人的に引っ掛かった点が1つ。
『Aチーム』の割にはコメディ要素が若干足りないまでも、概ね小難しい事を気にしない娯楽重視な作風でまとめあげられている今作の中で、一瞬『国に於ける兵の在り方』について触れるエピソードを混ぜた点は完全な蛇足だったと思います。道理も理屈も無視した作品で、そこでそれを持ち出してどうしますか。今後のキーワードにするつもりならまだしも、そういう構想も無いならば素直に『金』を目的にした方がシンプル且つハリウッド的で良かったでしょうに。
ただ、この配役でシリーズ化するというならば、それは是非やって頂きたいです。
余程脚本で『奇を以て良しとする』を狙って失敗しない限り、勢いと迫力だけで今作と同等かそれ以上の作品を創れる事でしょう。折角シリーズものを復活させたのですから、映画でも数作品出して楽しませて欲しいものです。
1月16日(日)
映画:アイ,ロボット (原題:I,Robot)
映画の粗筋:
『ロボット三原則』により人間に危害を加える事の無いロボット達が、人間の日常生活に溶け込んでいる2035年のシカゴ。
ロボットの開発・販売を行っている巨大企業U.S.R.社が、次世代型のロボット『NS-5』の出荷を控えたある日、『三原則』の生みの親であるラニング博士がU.S.R.本社ビルで謎の飛び降り自殺を遂げる。ラニング博士の遺書により、捜査に当たったロボット嫌いのデル・スプーナー刑事は、現場を検証する中で博士の死がロボットによる殺人であるという確信を得るのだった。
ロボット心理学者のカルヴィン博士は、『三原則』を理由にスプーナーの推理を否定するが、ラニング博士の研究所に居たロボット『サニー』が他のロボットと違う事に気付き、真相の究明に動き出す。しかし、その時には既に恐ろしい計画が動き始めていたからさぁ大変。
感想。SFミステリとしては可も無く不可も無い、と感じてしまう万事及第点の様な映画。70/100点。
言わずと知れたアイザック・アシモフの作品をオリジナルとしているSF作品ですが、VFX効果やウィル・スミスのユニークさのお陰で決してレトロさの無い娯楽映画に仕上がっています。
博士の死は本当に自殺だったのか。ロボットによる殺人ならば、三原則が有る筈のロボットがどうやって人を殺したのか。また、そもそも殺人の目的は何だったのか。そうしたミステリ要素をメインに押し出しつつ、その謎をハリウッド映画らしい壮快なアクションを絡めて解いていく様は見応えバッチリです。特にこの手の映画では大雑把になりがちなミステリ部分で、『サニー』の特徴である『二面性(≒ミスリード)』を意識した仕掛けがふんだんに用意されていて、後々『巧いなぁ』と感心させられました。
しかし、アクションも謎も良いだけに惜しいのは、細かい説明が一々適当だったり、折角の仕掛けをサラッと流してしまう為、全体としてのインパクトが薄いという事です。
これはテンポとのトレードオフだったと考えれば仕様が無いのでしょうが、ネタが良いので勿体ない感が有ります。演出なのか間なのか、何かを少し変えれば相当なパワーアップを遂げた気がします。気だけかも知れませんけども。
1月17日(月)
今週のONE PIECE:第610話 “占い師マダム・シャーリー”
今週の粗筋:
双子の海賊スプラッシュとスプラッタの協力で一命を取り留めたサンジを含め、ルフィ達4名はマーメイドカフェに匿われていた。
安静を要するサンジと付き添いのチョッパーを残して店を出たルフィ達は、パッパクと共に居るブルックと再会。海獣の肉を食べる為にパッパクの屋敷へと向かうのだった。
ケイミー達から魚人島の様々な情報を聞いて思いを馳せるルフィ達だったが、『大海賊時代の到来』や『白ひげの死』を言い当てたというマーメイドカフェの店長マダム・シャーリーが、『麦わら帽子の人間』が魚人島にもたらす不吉な未来を見てしまったからさぁ大変。
麦わら帽子の人間≠ルフィというオチですかねえ。まさかの“三枚舌”デマロ・ブラックとか。
さておき、今回はまた大小色々な情報の溢れる回でした。大きそうなところは、件のフライングダッチマンのバンダー・デッケンは不死者では無く9世だという事、現在の魚人島は四皇の“ビッグ・マム”に守られている、という2点でしょうか。流石にこの魚人島編で“ビッグ・マム”が出て来るという事は無いでしょうから、当面のトピックになるのはバンダー・デッケンの方でしょうね。
バンダー・デッケンの目的がリュウグウ王国の人魚姫との結婚だとすれば、余程そこに理由が無い限り麦わらの一味と対峙する事になる筈です。もしそうなれば、現時点でもルフィサイドのリュウグウ王国はよりルフィ達に力を貸してくれるでしょう。ですが、今回のマダム・シャーリーの事を踏まえると『彼女の占いはいつも正しい→麦わらの一味邪魔』という流れになるのは目に見えています。その汚名を取り消す為のファクターがバンダー・デッケン、というのが一番妥当なのかも知れません。
しかし以前も書いた様に、カリブーや新魚人海賊団も絡んで来るだろうという面倒な要素が残っています。こうも役者が多いと、ウソップとロビンの離脱というイベントに加えて、ガレーラ・カンパニーとフランキー一家、CP9が入り交じって戦う事となったウォーターセブン編と同等か、それ以上ごちゃつく可能性は果てしなく大きいでしょう。ああ……楽しみな様な、七面倒くさい様な。
1月18日(火)
衝動買いハリケーン:APAD-IMX515
いわゆる中国産のiPad擬きを、14,650円で買ってしまいました。
Android2.2とFlash10.1対応に惹かれて……つい、つい出来心で。
所見ですが、だらだらと好きな格好でブラウジングしたり、動画を観るいう点では非常に便利な玩具です。
感圧式なので操作感が若干今一だったり、公式マーケット非対応だったりする難点は有りますけども、10秒程度で起動するレスポンスやエンコードした映画を遅延無く観れる点は素晴らしく、一寸した暇潰し――詰まりはタブレット端末に対して求める物がしっかりと満たされています。Google先生に教えて貰った様な『時計が設定出来ない』問題や『反応が悪い』問題も無いですし、結構当たりだったのかも知れません。
1月19日(水)
今月のSTEEL BALL RUN:#67 新たな世界 3
今月の粗筋:
ジョニィの反撃を難無く『THE WORLD』で捉えるDio。しかし次元をも超える『黄金の回転』は、静止した時の中でも活動の予兆を見せる。
大統領が語った『回転の危険性』を感じたDioは、ジョニィを『最大の試練』として認識。ジョニィを消滅させる為の『覚悟』を決めるのだった。
対するジョニィはDioの視界の外からの攻撃を計画するが、先手を取ったDioがガソリンとマッチを使った攻撃を繰り出して来たからさぁ大変。
かつてのディオと言えば、スト様ことストレイツォに『自分の能力を楽しんだ事が敗因』と言われた様に、己の能力に自信と過信を抱いた事が原因で敗北した残念なカリスマでした。
吸血鬼としての限界を試したジョナサン戦然り、スタンドの能力に酔った承太郎戦然り、大きな力を持ったが為に余裕を持ってしまい、その隙を突かれたのです。歴史に『もしも』は有りませんが、彼がもっと慎重且つ狡猾に立ち回っていたのならば、ジョースターの血統に後れを取る事など決して無かったでしょう。彼にはそれだけの力が有った筈です。
それを踏まえて、大統領が連れて来た今回のDio。
彼はディオに欠けていた『ずる賢さ』を有しているという点で、ジョニィに対して大きなイニシアチブを取っています。己の能力の素晴らしさを理解しながらも、『爪』が危ないと思えば即座に距離を置き、『回転』が危ないと思えば決して深追いをしない。ジョニィの能力の『ヤバさ』を感じるなり、彼を『最大の試練』と評して覚悟を決める様には一切の慢心も過信も見られません。これこそがディオに必要だった最後の武器。彼の抱いた『覚悟』は、ジョニィの『漆黒の意志』と同じ根源的な力を彼にもたらす事でしょう。……結果は別ですけどね。
それにしても驚くべきは、すっかり元気になっているスティール氏……では無く、時間停止をあっさりと無視した『ACT4』です。
何せ『平行世界にも行けるのに時間が止まった位で困る訳無いじゃん』というノリですからね。承太郎の時も『同じタイプのスタンド』という一言で片付けられてはいましたが、『黄金の回転』はとどのつまりが『何でも有り』なのでタチの悪さは段違いです。恐らくは『キングクリムゾン』の時間飛ばしや、『メイド・イン・ヘヴン』の時の加速にさえ対応する事でしょう。
ある程度距離が離れていても攻撃出来る上に、一撃決まればアウトという破壊力まで有していますし、今後は『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』に並ぶ最強スタンドの一角に数えられそうですね。
1月20日(木)
今週の範馬刃牙:第240話 一本拳
今週の粗筋:
烈の一本拳は的確にスモーキンの人中を貫き、彼に勝利をもたらした。
急所に一撃を喰らい、臨死体験までする敗北を喫しても誇らしげなスモーキンに対し、ボクシングで一本拳を使ってしまった事に落ち込む烈。居たたまれなくなってその場から逃げ出そうとした烈だったが、現チャンピオンのボルトに捕まったからさぁ大変。
烈をして『ケタ外れの握力』と言わしめる王者、ボルトが降臨。
アライやアライJr.より強いボクサーが居るとは余り思えないんですけど、その辺はこの際無視しましょう。
取り敢えず、烈が掴まれた腕を引き戻せない程に強い握力からは、かなりの実力が伺えます。少なくとも、握力だけで指輪を破壊してはしゃいでいた孫海王よりは遙かに格上なのは間違いありません。烈の驚き様からすると、日本の若きギャング・花山薫と良い勝負という可能性さえ有ります。とすれば、長身に伴う相応のウェイトにボクサー特有のスピードを持つであろうボルトは、『握力×体重×スピード』の値がとんでもない事になりそうです。
いよいよ烈ボクシング編のボスが出て来たぞ、という感じですね。勝つにせよ負けるにせよ、この試合で烈は失った何かを取り戻して刃牙達の元に戻るのでしょう。……そのまま1年以上登場しない可能性も捨てる訳にはいきませんがね。
1月21日(金)
飲酒メモ
本日の理由:新年会もどき
本日の面々:同僚や元同僚の計5名
本日の飲酒:カシスオレンジ×5 (限界突破)
仕事が立て込んで来たので息抜きとしては丁度良かったのですが、些か飲み過ぎました。
1月22日(土)
独り言:宿酔とも言う
二日酔いで頭痛が酷く、1日中寝ていました。折角の休日が……。
1月23日(日)
独り言:アニメ版『ONE PIECE』第483話を観て
朝食中にTVを付けたら、エースがドン!!とやられてお亡くなりになっていたのですが、それを見たルフィが声を出して泣いていたのに違和感を感じた次第です。
あのシーンは、ルフィがこれまでに無いアレ顔で泣いているのに無音、という演出が良かった訳じゃあないですか。それまでずっとわーわー書き込まれていた戦の声も効果音も全て消え、唯々悲劇だけがそこに有るというあの感覚が。普通に泣いてしまったら普通止まりでしょうよ。まぁ、お亡くなりのシーンで音が無くなるのもお約束演出の1つでは有るんですけどね。
1月24日(月)
今週のONE PIECE:第611話 “ホーディ・ジョーンズ”
今週の粗筋:
パッパクの経営する『クリミナル・ブランド』本社でナミと合流したルフィ達。そこへリュウグウ王国の国王・ネプチューンが現われ、ルフィ達を『竜宮城』へ招待する事を告げるのだった。
その頃、新魚人海賊団の船長ホーディ・ジョーンズは、新魚人海賊団から逃亡を図った海賊達を単身で全滅させ、『魚人が至高の種族』と伝える為の見せしめにしていた。彼はアーロンと同じ思想に魚人特有の腕力を持つだけで無く、生命力と引き替えに力を倍加させる狂薬『
漸く姿を見せた新魚人海賊団とその幹部達。
早速悪事を働いてくれましたが、ゾロが『ガレオン船を真っ二つ』とかやってしまっているので、『ドーピングして海賊船を潰した魚人』を見せられても余り強いという実感が湧きません。寧ろ海中という舞台の優位性さえ無ければ雑魚なんじゃないかと思う程です。物語の展開上どうしようも無い話ですけど、『ルフィのJET銃を防いだ』ヒョウゾウを部下にしている位強い、というロジックの方が未だ分かり易いですよね。
何れにしても、新魚人海賊団は弱くても話に張り合いが無いですし、強過ぎてもアーロンと力の差が大きいと物語上の整合性が微妙な事になりそうですし、この力加減は難しそうです。
アーロンと言えば、案の定『魚人は至高』というキーワードが出て来ましたね。
ココヤシ村の時は『魚人が虐げられて来た』という前提が明かされておらず、飽くまでも『ナミを助ける』事がテーマだった為、単なるアーロンの持論として流されていた言葉ですが、ここまで散々差別問題に触れて来た後に出されるとその重みは全く異なります。彼らの抱くその思想は一個人の『持論』では無く、人種差別という歴史が生み出した『憎しみ』そのものです。
前にも書きましたけど、差別を主軸にするとして、それを綺麗に解決させる事が本当に出来るのか心配でなりません。
1人2人をブン殴ってお終いという簡単な話でも、宴で和解する様な底の浅い問題でも有りません。『HUNTER×HUNTER』に於ける『人間とキメラアントの共存』レベルに難しい話だと思います。この正念場、どう切り抜けるのでしょうか。
ゲーム:『Duke Nukem Forever』の欧米発売が5月3日に決定
遂にこの時が。
謎の回転寿司に首を傾げ、トイレで罠を張り合い、パイプ爆弾合戦をし、スクリーンの前で殺したり殺されたり死んだり死なせたりしたあの日々。目を閉じると昨日の事の様に思い出されます。
あれから14年、遂に『Forever』の発売日が決定しましたか。長かった。長かった喃……。
1月25日(火)
メール回答
メールフォームにいただいた質問に回答いたします。
名前:通りますよ
本文:宮城県で性犯罪前歴者にGPSの携帯義務が検討されているそうです。
日本には『加害者が自殺するかも』と思っている人もいるそうですがキラ派のしょーさんはどうですか。
誘導尋問にも程が有ると言うか。
恐らくは、キラ派であるところの弊サイトならば『自殺すれば良いんじゃあないんですか』と返す、と推測されておられるのでしょうが、概ねそんな感じです。
己の意志で己の為に他者の人生に傷を付けた時点で『CUBE』に放り込まれてもおかしくない位なのに、GPSを義務付けた結果を気にするなんてナンセンスじゃあないですかね。尤も、GPSで再犯が無くなるかどうかは別問題でしょうけども。
1月27日(木)
今週の範馬刃牙:第241話 最速と最強
今週の粗筋:
刃牙との親子喧嘩が近い事を予感する勇次郎に対し、『息子の為に食事』を作るのかと問うストライダム。
それを敢えて否定しない勇次郎をストライダムは『優しくなった』と評しようとするが、勇次郎が怒りそうだったのでおもねりました♥
最早何回目か数える事も面倒になった喧嘩の予感が再来。
徳川の爺様を弄ったり烈を弄ったり親子喧嘩を弄ったりと、板垣先生も中々大変ですねえ。これらの点を線で結ぶつもりは有るのでしょうか。
勇次郎とセット登場の多いストライダムさんは、出る度に小物化が進行しているのが残念でなりません。
かつては美女数人を侍らせたまま刃牙にナイフを投げ付ける様なアレな人だったのに、今では『オーガの側近を名乗りたい面白外国人』ですからね。勇次郎の側に居て未だ平穏無事なのは凄い事ですが、『勇次郎に認められているから無事』と言うよりも『勇次郎の機嫌を損なわないから無事』なだけに見えます。
あのピクルと殴り合いをせずに心を通わせた事や、ドイルの暗器に対して放った持論、敵対していた頃の勇次郎に握手を求める行動力等々、『肉体の強さ』に対する確かな信念を持ったキャラクターだけに、もっと言動に鋭さを帯びて欲しいものです。
そして、烈の最後の敵として現われた現チャンピオンのウィルバー・ボルトですが、100mを9.49秒で走る『最速』を強さエピソードの1つとして持って来たのは明らかに失敗ですよね。何せ相対する烈海王は、手負いのドイルを背負って水面を走っちゃった男ですよ。ボルトのタイムは確かに偉大でしょうけど、その速度では水面は走るなんてとてもとても。
『速く走る筋肉が凄い』なら、それは烈の方が上です。『速く走る筋肉を格闘に活かす事が凄い』なら、尚更烈に軍配が上がります。
片足を失った烈に対して脚の重要性を知るボルトを当てる、という対比の構図は良いんですけど、100mを9.37秒で走ったジャックや、そのジャックより速いピクルの後で登場して来てもピンと来ません。いっそ100mを6.6秒で走る位にぶっ飛んだ設定にしてしまえば良かったのに。
ゲーム:次世代PSP『Next Generation Portable』が発表
いやはや、これはまた凄いスペックのゲーム機を出して来た物ですね。
『立体』という面白要素を売りにした3DSに対して、飽くまで『高スペック』でカウンターを決めるNGP。この構図は、『リモコン』という新感覚を生み出したWiiと『高スペック』を謳ったPS3の時のそれを準えているかの様です。
ただ、『据え置き』と『携帯機』という差が大きく印象を変えました。
PS3に限らず、据え置き型に於ける『高スペック』という特徴は、『どうせPCに及ばない』という結論が有る故にユニーク性がまるで有りません。ゲームの映像が綺麗になったり処理速度が上がったりするとして、PCゲームには敵いませんし、仮に発売された時点でPCを凌駕していたとしても半年と待たず追い越されるのが常です。詰まり『現行のゲーム機と比較して高スペック』なだけで、本当の『高スペック』を求める開発者やユーザーはPCに集まります。
これに対して携帯機は、PCという不動の王者が居ません。ライバルが電話やタブレット端末程度しか無い為、その中で『高スペック』を誇る事自体が圧倒的な特徴になります。『高スペック』の指す所が『画面の綺麗さ』や『処理能力』しか期待出来ないのは据え置き型と同じでも、それを携帯機に期待出来る事自体がユニークになり得るのです。
ソフトウェア次第なのは言うまでも有りませんが、現時点でのNGPに対する期待度はかなり大きいです。
これで『Romancing SaGa -Minstrel Song-』が出たり『Dead Space 2』が出たりしたらたまらんですよねえ、もう。38,000円程度なら迷わず買ってしまいそうです。
1月28日(金)
飲酒メモ
本日の理由:新年会
本日の面々:友人ら5名と
本日の飲酒:カシスオレンジ×1、カシスグレープフルーツ×2 (許容量)
1月29日(土)
独り言:『ドリフターズ』第19話を読んで
出て来るなり猛烈なインパクトを見せ付けた新キャラ、サン・ジェルミ伯の台詞を引用。
『あらやだ』
『この国』『詰んでる』
日本のことか…日本のことかーっ!!!!!
蛇足
エジプトのことか…エジプトのことかーっ!!!!!
蛇足 II
ドラム王国のことか…ドラム王国のことかーっ!!!!!
どうでも良い話
このネタの為に、『クリリンのことか』の正確な台詞を調べようとドラゴンボールを読んでいたら、うっかりフリーザ編終盤から最終巻まで読んでしまいました。
後半のインフレっぷりや『ドラゴンボールが有るから大丈夫』っぷりは今見ても酷いものですが、それを補う描写の魅力は今見ても神懸り的です。これは色んな人が尊敬するのも道理ですね。
1月30日(日)
漫画:『へうげもの』第9巻、第10巻、第11巻
買ったまま半年位鞄に入ったままになってました。普段と違う鞄を使っていたのでうっかりうっかり。
中身は第9巻が『咎人を見送るその弟子2人』から『歪みに燃える織部殿』、第10巻が『朝鮮に行きたい織部殿』から『船上で大ピンチ』、第11巻が『英子で回春の織部殿』から『瀬戸屋に手を出す家康』まで。
第9巻の介錯エピソードで泣きしました。誇張とか表現とかでは無く。
その直前の利休無双は大笑いしたんですけどね。爺の魚屋強過ぎるだろと。お前本当に茶の湯に現を抜かしていたのかと。
話を戻して。
介錯エピソードのポイントは、何と言っても師と弟子の別れの美しさにありました。
登場して以来『もてなし』モード中は一切の妥協を許さなかった利休が、あの場に於いて尚発動させていた『もてなし』モードを、初めて『客』の前で解除する訳です。しかも、古織が最も欲しかった『答え』を告げた上で。
この利休の真心と、それに気付いた古織の表情、これらが意味する師弟の絆がたまらなく素晴らしい。その後の、黒い雲から光が差し込む世代交代を思わせる演出も実に美事でした。
聞けばこの漫画もアニメ化されるそうですね。
特異な表現や演出の多いこの作品を巧くアニメ化出来るものか不安ですが、『鋼の錬金術師』以来の期待感も抱いてしまいます。利休がそうであった様に、徹底的に妥協をしない作品に仕上げて欲しいものです。
1月31日(月)
今週のONE PIECE:第612話 “助けたサメに連れられて”
今週の粗筋:
カリブーの閉じ込められた樽を好奇心から開けてしまった人魚達は、揃って『ヌマヌマの実』の能力で捕獲されてしまう。
『麦わらの一味が人魚をさらったかも知れない』という事実と『マダム・シャーリーの予知した未来』から、フカボシ王子は『対処せざるを得ない』と不吉な事を口走るのだった。
その頃、竜宮城に招かれていたルフィは、料理を探している内にしらほし姫の迷い込んでしまい、しらほし姫を泣かせてしまったからさぁ大変。
もう何て面倒な展開でしょうねえ。
カリブーの悪行+マダム・シャーリーの予知+姫を泣かせたの3コンボで、無駄に嫌われるモード(と汚名返上モード)への突入がほぼ確定です。ああ……もう何て面倒な展開でしょうねえ。
思わず2回も嘆いてしまう位、煩わしい展開になって来ました。
以前も書いた通り、状況の悪さもプレイヤーの多さも完全に『アイスバーグさんの襲撃犯めー!』のアレです。あの時はウォーターセブンに着いたのが323話で、市民達の誤解が解けたのが360話、フランキー一家やガレーラと共闘を誓ったのが366話で、エニエス・ロビーを脱出したのが429話だったので、島に入ってから誤解を解くまでに37週(約7ヶ月)、敵殲滅までには106週(約21ヶ月)掛かっていた計算になります。途中、フランキーとロビンの過去エピソードが5話+7話の12週分有ったので、これを引いたとしても94週(約19ヶ月)で……長い。兎に角まぁ長い。
必ずしもこの魚人島編がウォーターセブン編と同等になるとは限りませんけど、仮に倍のテンポで進んでも47週(約9ヶ月)なので、軽く半年以上はかかる計算になります。
何と戦おうとしているのか見当も付かない『バキ』に比べればどうという事は無いのですが……どうという事は無いのですが。
もういっそ王国と新魚人海賊団とバンダー・デッケンが組んで1セットになってくれれば楽なのに。
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