3月1日(金)
小話:感性に依存する話は議論しても答えは出ない
「文学……と言うと定義が大きいかな」
「どした?」
「いえね、『文学』で高く評価される作品って有るじゃないですか。太宰治でも中上健次でも良いんですけど」
「有るね」
「ああした作品って、本当に素晴らしく、本当に面白いんでしょうか?」
「面白いんじゃないの?」
「それって読んで言ってます?何かと比較して明確に面白いですか?歴史補正というのかな、そういうのの所為じゃないですか?」
「歴史補正?」
「例えば、美術についてはある程度普遍的だと思うんですよ。ミケランジェロとかフェルメールとかは、今この時点で観ても素晴らしい造形ですよね」
「そうだね」
「でも、文学って『その時に書かれたから凄い』的な補正が有る感じがしません?『影響をどれ位与えたか』で評価されてたりとか」
「それが歴史補正?」
「そうです。そういう学術上の評価と、物語としての評価って本来は全く別物だと思うんですよ。そうして考えた時に、彼らの作品は普遍的に面白い『物語』なのでしょうか」
「面白いと思う人も居るんじゃないの?」
「人も居る、ですよね。自分は別に飛び抜けて面白い作品だとは全く思わないです。多分60点位」
「60点っていう基準っぽい出来上がりが重要なんじゃないの?」
「それは1個の完結した物語としては駄目でしょう」
「まぁ、そりゃそうか」
「この数年に発売された本の方が余程練られていて、余程面白いかも知れない。それらの方が余程勉強になる文章力を持っているかも知れないと思いませんか」
「否定は出来ないね。映画も100人観て80人の一般人が楽しんだ娯楽より、5人程度だけが理解可能なサブカル系が高く評価されたりするし」
「故に、勉学の観点で著者の名前を覚える事は必要だとしても、『物語を読んでいる事』を常識みたいに考える風潮はどうかと思うんですよ」
「誰かに何か言われたの?」
「いや、『abさんご』が読み辛くて」
「ああ……」
訃報:邦人救出のトルコ機パイロット、オルハン・スヨルジュ氏死去
今一つ日本人に馴染みの少ない事件ですが、話は明治時代にまで遡ります。
当時のオスマン帝国のフリゲート艦『エルトゥールル号』が本国の都合及び台風により遭難する事件が発生、日本が救助や支援等を手厚く行った事から両国友好の切っ掛けになったそうです。
時は過ぎてイラン・イラク戦争の最中、イラクがイランの首都テヘランに対する空爆を行った際、日本航空さえも残された日本人の救出を華麗にスルーした中で、トルコは『エルトゥールルの恩が有る』と2機の航空機を派遣し日本人を救ってくれました。この時のパイロットの1人が、先日亡くなられたオルハン・スヨルジュ氏という訳です。
日本人ですら忘却の彼方に――或いは知りもしない事件に対する恩義で、日本企業ですら見捨てた日本人を救出したその黄金の精神、本来はもっと語り継ぐべき事なのだと考えます。マスコミも詰まらない国の詰まらない情勢を報道している暇が有るならば、本来はこういう国のこうした事柄を国民全体にシェアするべきでしょう。
まぁそんな詰まらない主張はともあれ、この方は紛れも無い英雄でした。謹んで御冥福をお祈りします。
3月2日(土)
ゲーム:DmC Devil May Cry
やっとPC版が出てくれたので、Steamで購入しました。49.99ドルだったので、今だと約4,700円。
購入しようと思った矢先に、何故かSteamでログイン出来ない病が発病し、clientregistry.blobを削除する羽目になったりしたんですが、それはまた別のお話。
取り敢えずMission 1だけ遊んでみた感想。操作感も演出も良く、シリーズの系譜はしっかりと辿っている様に感じられて好感触でした。
始めたばかりで使える技も殆ど無い状態(最初にアンロックした技は安心と信頼のスティンガー)で書くのは尚早だとは思いますが、プレイフィールは『Devil May Cry 4』に近い感じです。
攻撃範囲が広く硬直時間も短いので次々にコンボが繋がり、気楽に爽快感が得られます。やれる事が増えるに従い、更に楽しみは増していく事でしょう。
『ターゲットロックが無い』と聞いて少し不安に思っていたのですが、結構思い通りにオートロックしてくれるので、『変な方向を攻撃した』といった類のストレスとも現状は無縁です。
今後、『謎のシューティング』とか『ワンパターンな攻防を強いるタイプの雑魚大量発生』とかが無ければ大分楽しめる予感がします。
それだけに、敢えて設定を一新した事が惜しいんですよねえ。どうせ一新するなら、『Devil May Cry 2』を新訳すれば良いのに。
3月3日(日)
ゲーム:とびだせ どうぶつの森
今日は桃の節句 ひなまつりです。
という事で、男兄弟しか居ない自分には無縁だったひな祭りを、今回もスーパー秘書のしずえさんに言われて思い出しました。
まぁ、思い出したところで何と言う事は無いんですけども、良い機会なので最近の村の状況を残しておきます。
先ずは、住宅のローンを皆済&ハッピーホームアカデミーの室内調査で漸く10万点を達成しました。
そして、樹を植えたり伐採したり適当に公共事業したりしている内に、村の環境が良くなって金の如雨露をゲット。
博物館では化石をコンプリートしました。虫や魚は季節限定のものも有るので、当面は無理そうです。
尚、村の環境とは異なる部分ですが、唐突に『しょーつん』というあだ名が波及しています。
元々は『しょし』とか言うあだ名を付けられそうになって、適当に自分で自分のあだ名を決めたのですが、それが瞬く間に広がっていきました。
遊び始めてもう4ヶ月経つのに、未だ見た事の無い家具や虫、新しい会話パターンが出て来たりするので、全然底が見えて来ません。
誰かが本作を指して『盆栽』的なゲーム――詰まりは、毎日ほんの数ミリ弄ったりする程度の様を楽しむ作品であると表現していましたが、その通りだと思います。
3月4日(月)
ゲーム:『Assassin's Creed 4 BLACK FLAG』が年内に発売
ぃやっほーい。来ましたねー。来ましたねっ。
『Assassin's Creed Initiates』を読む限り、もうコナーは出せないだろうとは思っていましたけど、祖父のエドワード・ケンウェイに遡るというのは完全に予想外でした。この時期にTrailerを出して来るのも予想外でした。
やぁ、これは今年の年末も楽しく過ごせそうですねえ。これは良い事です。とてもとても良い事です。
今週の暗殺教室:第33話 球技大会の時間
今週の粗筋:
クラス対抗球技大会に於いて、E組が例の如くエキシビジョンで見世物にされる事を知った殺せんせーは、生徒達の『勝ちたい』という思いを受け止め、専用のトレーニングを行うのだった。
野球部主将の清々しい屑っぷりと来たらもう。
E組という明確なカースト制度の所為なのでしょうが、この学校の生徒達は本当に中学生かと疑う様な腐れが多くて驚きます。ああも選民意識を持ってしまうと社会に出た後大変じゃあないですかね。
幾ら良い大学を出て良い組織に入ったとしても、そこにはほぼ確実に上下関係が有り――最終的に自分が上に立つにせよ、その上に立つまでの間には数多くの理不尽や不条理に晒されるのがこの社会の常です。論理的に正しい事を言っているから評価されるとは限らないし、人柄の相性だけで低く評価される事だって有る。そんな時に『自分は選ばれし人間!』なんて信じていると大変だと思うのですが、突き抜けると結構平気になるものなのでしょうか。
ところで、A組の田中君はデザインの元『NARUTO』のサスケですかね。気の所為かな。
今週のONE PIECE:第700話 “奴のペース”
今週の粗筋:
ローは七武海を脱退したドフラミンゴに、ドレスローザ北の孤島『グリーンビット』にてシーザーの引き渡しを行う事を伝える。
これに対しドフラミンゴは、密かに入手した『メラメラの実』をコロシアムの英雄『ディアマンテ』に預け、ルフィとローの同盟崩しを目論むのだった。
流石はキリの良い第700話とでも言うのか、今回は新情報が山盛りでしたね。
2、3行の粗筋で簡単にまとめられる様なものでも無かったので、改めていつもの様にリストでまとめます。
- キッドの同盟を報じたのは、謎のフリーライター『アブサ』
- アブサ……一体何サロムなんだ……
- ローの作戦は以下の通り
- グリーンビットでシーザーを引き渡す
- その隙に、所在地不明のSMILE工場を発見し、破壊する
- 工場破壊後、仲間が待つ『ゾウ』に向かう
- 錦えもんの目的地もゾウ
- ドレスローザでドフラミンゴ達に追われ、同心『カン十郎』が人質となっている
- ドフラミンゴ脱退直前時点の、王下七武海メンバーと通り名が明らかに
- 世界一の大剣豪“鷹の目”ジュラキュール・ミホーク
- ドレスローザの国王で悪のカリスマ“天夜叉”ドンキホーテ・ドフラミンゴ
- 海軍の人間兵器“暴君”バーソロミュー・くま
- アマゾンリリーの皇帝“海賊女帝”ボア・ハンコック
- ロッキーポート事件の首謀者“死の外科医”トラファルガー・ロー
- 海賊派遣組織総帥にして伝説を生きる男“千両道化”バギー
- 最後の1人は謎の『男』
- 海軍はローやルフィに勝手な真似をさせない様に『藤虎』と呼ばれる刺客を派遣済み
- ドフラミンゴのコロシアムは、『ダイヤ』の席に座る男・ディアマンテのお陰で盛況
- 『クローバー』の席に座るのはねちっこい男『トレーボル』で、『ハート』は不在で『スペード』は不明
- ハートはローの為の席だった
今回明かされた『天夜叉』と『千両道化』というネーミングセンスが実に素晴らしいですねえ。中二的で有りつつも無駄にお洒落じゃない洗練されたイメージが有ります。
というか、バギー。彼の七武海入りは予想通りだとして、『海賊派遣組織』ってまた随分と恐ろしい……というより、本来の『七武海』的な活動をしていますね。それでいて自身が動く事無く、経歴(≒カリスマ性)の高さだけを遺憾無く発揮出来る立位置なので、彼には打って付けの職業でもあります。彼の派遣する海賊はインペルダウンの強者揃いな訳ですし、やっている事だけで言えばある意味『海賊王』とさえ言えるのではないでしょうか。いやはや、初期の敵キャラがこうも成り上がるなんて、登場時に誰が予想出来たでしょうね。
この作品は、こういう世界情勢……というか、麦わら一味以外の出来事が書かれている時が凄く面白いですね。想像のし甲斐が凄く有る。
来週はきっと『ドレスローザの冒険』的な感じでドレスローザの紹介だけで終わるのでしょうが、今後が凄く楽しみです。
ところで
不自然な位、ドレスローザの国民が描かれていないのが気になります。あれだけ『国王!』と叫ばれるシーンが有るのに、1コマも『国民が居ない』って妙じゃあないですか。
もしかしてルフィが言う様に、国民全員が『トリ』だったりするのでしょうか。コロシアム=闘鶏だったりとか。
3月5日(火)
メール回答
心配されている様なそうでもない様なメールを頂きました。
名前:とーる
本文:今日はドラクエXのVU日ですがちゃんと自粛できてますか。オンラインゲーは一度はまると簡単には抜けられない事が多いらしいので、あれだけ楽しんでらしたので心配ですww
確かに、MMOは依存すると再起は困難だと言いますね。
ところがどっこい……依存じゃありません……!
自粛と言うか、解約済みです。
自分の場合、確かに楽しんではいたものの依存していた訳では無いので、『やめよう』と決めてすぐやめました。
一瞬『500時間のプレイが勿体ない』という考えも過ぎりましたが、本作に限らずゲームをする限り『プレイ時間が勿体ない』のは付いて回るリスクでしょう。趣味に費やす時間なんて概ねそんなものです。
まぁこの辺の割り切りは適性検査の結果に出ていた、『自分の世界や価値観が大事』で『未練を持たない』という性質が働いているのかも知れません。
とか何とか書きつつ、単に『やめる方が都合が良かっただけ』という側面も有ります。
何せ『どうぶつの森』を始め、『ドラクエ7』と『DmC』を平行して進めている上、Steam上の積みゲーも結構有りますからねえ。『Skyrim』とか『Dead Island』とか『Alan Wake』とか『Saints Row:The Third』とか。……ああ、並べてみると結構深刻な数だ。
Q.本当に二度と『ドラクエ10』はやらないの?
A.う、Windowsで出たらやる……か、も……。
3月6日(水)
アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 第21話『100対2のかけひき』
ワムウ!ワムウ!ワムウ!ワムウ!ワムウ!ワムウ!ワムウ!
スタァートォッ!
……という次回予告に全てを持って行かれた感が有ります。
全く全然微塵にも予告になっていない。勢いだけで乗り切るこの姿勢、最早惚れ惚れする領域です。
この作品、作画が微妙に安定していないとか動きが少ないとか幾つか思うところも有りますけど、こうした演出や構成を観ていると、つくづく素晴らしいスタッフに出会えたのだなあと思います。この制作陣ならば、きっと3部も4部も――そして5部や6部も素敵なアニメに出来るに違いない(期待する様な目で)。
3月7日(木)
小話:続・ユニークの本来の意味
「毎月5、6回休む事を注意したら辞めた子居たじゃないですか」
「ああ、『もっと休める会社探す』とか言った子?」
「ええ。あれは本当にユニークだなあと思ったんですが、最近またユニークな子に会いまして」
「月の半分休んでるとか?」
「いえね、先だって担当内で処理をミスって、リカバリーの費用を会社で全額負担するトラブルを起こしたんです」
「その処理ミスが酷い内容だったとか?」
「単純なヒューマンエラーです。まぁ、人間ですからミスはしますよ。それは責めても無意味なので、担当者に再発防止案を考える様に伝えた訳です」
「そのスケジュールを守らなかったとか?」
「一言、『再発を防止する理由が分からない』と」
「新しいね。会社に損失を与えたのに?」
「当然そう切り返したんですけど、『え、これ損失なんですか?』と」
「ああ、それはまた新しいね」
3月9日(土)
ネットで発見:ネズミの脳に人間の脳細胞を移植すればネズミを賢く出来る
アルジャーノンに花束を。
と、相当数の人が同じ事を思ったでしょうが、やっぱり先ずはそれが浮かびますね。現状踏み込んで良い領域だとは思い難いのですが、これが基となって電脳化や痴呆の類の薬が出来るならばそれに越した事は有りません。
問題なのは――有り体ですが――実験過程で、狡猾さと他生物への悪意を持った七面倒な存在が生まれやしないか、という点です。何の武器も持たない人間ならば、大抵の場合は普通のネズミの捕獲さえ困難を極めます。これでもし賢さが身につこうものなら、その難易度は更に上がる筈です。
まぁ、そんな『狡猾なネズミ』が登場する悪夢すらも、科学者にすれば夢なのかも知れませんけどね。
3月10日(日)
夢メモ:中途半端にリアル
インターネットを経由して、日本全国のTV番組を何処の地方でも録画出来る、という夢を見ました。
以下、覚えている内容のメモ。
- システム名は不明
- 夢の中では『TVシェア』と呼んでいた
- 利用する為には、アンテナ――専用の小型(USBメモリ程度)の機器――ルーター――PCといった配線が必要
- 更にWindows上で専用アプリのインストールが必要
- サービスを受ける上では、自身もサービス提供側になる必要が有る
- 恐らく『仮に宮城の利用者が0ならば、宮城の番組だけ録画出来ない』というシステムと思われる
- 専用アプリ上では全国の番組表が表示され、録画したい番組を登録するとP2Pで流通したデータをPCに保存出来る
- PCの時間設定をいい加減にしていると、ちゃんと録画出来ないというトラブルが発生しているらしい
- 因みに自分が録画していたのは、自宅で普通に観れる『めちゃ×2イケてるッ!』
- ヨモギダ君にギャグ対決で負けたレギュラー陣が、今後の『めちゃイケ』をどうするか旅館か何処かで話し合う内容
- 裏番組ではダウンタウン浜田が、全身が泥まみれになるエステマシンに入るというドッキリをやっていた
- そのエステマシンの効能を、自分が昼食(?)で立ち寄ったそば屋でヤックンが淡々と語っていた
- 本来は泥まみれになるものでは無いらしい
- 昼食後、自分もそのエステマシンを試したら凄く気持ち良かった
ヨモギダ君が出て来たのは昨日の『少年愚連隊』の影響だとして、どうしてこんな夢を見たのかはいつも通りさっぱり分かりません。
これが自分の願望なんでしょうか。確かに、実際に存在してても良さそうなサービスだとは思いますけど、実際に存在したらTV関係者にはたまったものじゃあないでしょうね。
3月11日(月)
独り言:東日本大震災から2年
流石は宮城の会社というか、今日は14時46分からは仕事の手を休めて社員揃って黙祷しました。
さて、アレから2年経ちましたが、皆様は震災に備えた準備はしておりますでしょうか。
いつかやろう、後でやろうと思ってそのままという人も少なくない様な気がしています。勝手に。
昔からPCの買い時は『欲しいと思った時』と申します様に、こうした準備もやろうと思った時にやった方が安心です。未着手の方は是非この機会に手を付けましょう。
以前、弊サイトで書いた必要そうなものへのリンクを一応用意しておきます。
尚、阪神大震災にしても今回の震災にしても、ライフラインの中で真っ先に回復したのは電気でした。
『電気のみ』の状況に対応するものを準備していても良いかも知れませんね。小型のIHクッキングヒーターとか、IP電話とか。
何度でも書きますが、備えが有れば憂いは少なくて済むものです。
今週の暗殺教室:第34話 先攻の時間
今週の粗筋:
殺せんせーの猛特訓を受けた生徒達は、研ぎ澄ましたバントの連続で3点の先制に成功する。
かつてない屈辱を覚える野球部達の前に、『病気』を理由に顧問を後退させた理事長が現われるのだった。
300Kmの球を投げる殺せんせーの貌が酷い。
あんな貌であんな球を投げ付けられたら恐怖しか感じませんね。殺す気じゃないかとすら思える。
しかし殺せんせーの物理的な恐怖より恐ろしいのは、早くも登場した理事長による精神的な恐怖。
脅すのか催眠するのか分かりませんが、彼の檄で野球部が強化されるのは確実で、結局のところバントしか覚えていないっぽいE組は圧倒的に不利な状況に追い込まれる筈です。
そういう意味では、理事長も経営者としてのみならず『指導者』としての才能も相当優れているのでしょうね。もう彼が暗殺者を育てれば良いんじゃあないかと思う程に。
ただ、これまでずっと理事長登場=E組敗北&精神的ダメージを受けるの構図が続いていたので、そろそろE組が一矢報いても良い頃かなあという思いは有ります。負けるにしても、全員爽やかな貌で負けを認めるとか、周りの生徒が『E組もやるじゃないか』とうっかり口にしてしまうとか、理事長が若干悔しがる様な展開になって欲しい。
これでいつも通り『やっぱり僕らは駄目やってん』的な落ち込みモードに入られると、彼らのこれまでの精神的成長が無駄だった事になるじゃあないですか。現実ならそれでも良い……と言うより、むしろそんなものだと思うんですけど、少年漫画でそれをやられると進捗が見えなくて萎えます。まぁ成長しないのも黒崎一護位まで行けば、立派なネタになりますけども。
今週のONE PIECE:第701話 “愛と情熱とオモチャの国の冒険”
今週の粗筋:
ドレスローザに着いた麦わらの一味は、シーザー引き渡しチーム、サニー号安全確保チーム、探索チームに分かれ行動を開始した。
情報を得る為に酒場に向かった探索チームのルフィは、チンピラが盲目の男性相手にルーレットでイカサマを働く現場に遭遇する。
ルフィの口出しでイカサマがバレたチンピラ達は激昂するが、盲目の男性が繰り出した謎の攻撃により深い穴に落とされるのだった。
今回の新キャラ、完膚無きまでに勝新ですね。それも座頭市の。
俳優がモデルという事は、彼がサカズキの派遣した『藤虎』でしょうか。
ルフィの『相当強そう』という評価や、重力を操る様な(ズシズシの実?)能力を見る限り、低く見積もっても中将位の力は有りそうですし、彼が『藤虎』で『新大将』という可能性は高そうです。穴馬としては、インペルダウンから脱走したLEVEL6メンバー。
話は変わってドレスローザについて。
国民が鳥という予想に無意味な自信を持っていたのに、まさかの動くオモチャでしたか。
見た目に面白い反面、『どういうロジックで動いているの?』という点に底知れない恐怖も感じますね。
ベガパンク製の原動力を持っているとか、SMILEによる人造悪魔の実で動いているとかなら未だしも、実は全部ドフラミンゴの『糸』による操作とかだったりすると、結構ホラーな展開になりそうです。
他に張られていた伏線で気になったのは『妖精の伝説』でしょうか。
『ドレスローザの女性は情熱的で裏切られたと思うと男を刺す』というのは、サンジが刺される前振りなんでしょうけど、この妖精については全く予想が付きません。ドフラミンゴの部下の能力が妖精の様に見えるのか、或いは本当に妖精的な何かが居るのか。
このドレスローザ編、ドフラミンゴとの戦い以外にも色々詰め込まれていそうなので、また1年以上掛かりそうではありますが、パンクハザードの様なサブクエスト的なイメージが無い分楽しそうです。いや、結果としてパンクハザードも十分メインクエストだったんですけどね。イメージの問題と言うか何と言うか。
3月14日(木)
漫画:また『パープル式部』が掲載
やっぱり駄目だ、この作風はツボに入ります。
2ヶ月ぶりに出て来た清リトル納言登場時の『Say show now go on!』と「
何でこれ連載じゃあないんでしょうね。『ギャングスターアイランド』も終わった事ですし、せめて隔週でやってくれれば良いのに。
3月16日(土)
ゲーム:Windows版『BIOHAZARD 6』と『L4D2』がクロスオーバー
マーセナリーズのプレイアブルキャラクターとしてコーチ、ニック、ロシェル、エリスの4人、敵としてウィッチとタンクが参戦だそうです。
ああ、これは面白いですね。ウィッチの泣き声とか、エリスのキース話とかも再現してくれるならば尚更素敵です。
そして今回のクロスオーバーを契機に、『LEFT 4 DEAD 2』側で新DLCが出てくれれば更に素晴らしい。これまでも『DEAD RISING』のフランクさんと思しき人物のメモが有ったりしましたし、特殊感染者としてガナードとかタイラントとか出て来るエピソードが出ればCo-Opが盛り上がりそうです。ハンターは名前が被るので残念ながら除外で。
3月17日(日)
ゲーム:DmC Devil May Cry
ゲームの粗筋:
悪魔の管理する孤児院で虐待を受けて育ったダンテは、その反動で粗暴で自堕落な生活を過ごしていたが、ある日『ジ・オーダー』と名乗る組織の女性・キャットに出逢う。
彼女に導かれて『ジ・オーダー』に赴いた彼は、そこで双子の兄・バージルと再会し、交通事故で失ったと教えられていた自らの過去――自分が悪魔の父『スパーダ』と天使の母『エヴァ』の間に生まれた『ネフェリム』である事を思い出す。
そして両親を襲った悪魔『ムンドゥス』が人間社会を支配しようとしている事を知ると、バージルと共にムンドゥス打倒を決意するが、ムンドゥスもまたダンテの命を狙っていたからさぁ大変。
承前。
先ずは1周目をクリアしました。感想。予想より良い出来。80/100点。
最初にアクションのキモである操作性やレスポンスは極めて良好で、以前書いた様にターゲットロックが無い事によるストレスというのは全くと言って良い程感じませんでした。よくもまぁと言いたくなる程、攻めたいと敵を自動でロックしてくれます。恐らくはキャラの向きやカメラ操作とロックのAIが連動しているのでしょう。この手のゲームで敵を攻撃する時は、当然その敵を視界に捕らえる必要が有る訳ですが、その為の操作を基にロックするべき敵を割り出している様に感じました。
ただ、コンボについては、馴れるまで正直かなり厳しかったです。
本作では、RTを『押下している間』デーモンモード、LTを『押下している間』エンジェルモードという感じで、モード切替は常にボタンを押し続けている必要が有ります(ボタン名はXbox 360 Controller利用時)。加えて武器はモード毎に別々で、チェンジする際は十字キーで選択なので、画面映えの良いコンボを狙った際の指の忙しさは過去シリーズを遥かに上回ります。
例:地上で剣のコンボ→打ち上げる(以降全部空中)→剣のコンボ→手裏剣で周囲の敵を引き寄せる→拳で地面に叩き付ける→敵を引き寄せる→剣のコンボ→鎌で打ち上げ→近付いて追撃
Y×2→B長押し→Y×2の後ディレイ→LT押しながらY→RT押しながらY長押し→(この辺りで十字キー左)→RT押しながらX→Y×2の後ディレイ→LT押しながらY→RT押しながらX→Y×2……
敵を引き寄せたり自分が近付いたり出来る事も有り、これまで以上に空中コンボがやり易いのは良いのですが、最初は操作に慣れるので手一杯でした。
引き寄せたいのに近付いてしまったり、その逆をやったりするのは勿論、攻撃したい武器を選び間違えたりもザラで、次はどうするかを常に頭で考え続けないと単調なコンボを出すのでやっとです。
その分、馴れて綺麗なコンボが出来始めてからの爽快感が素晴らしいんですけどね。ランクが上がる度にBGMがどんどん盛り上がる演出も良い感じですし。
但し、ボス戦についてはこうしたアクションを活かせないケースが多い点が残念でした。
『ゼルダ』的と言うか『ターン制』っぽいと言うか、ボスの特定の攻撃やパーツ破壊後に生じるアタックチャンスにだけダメージが通るタイプのボスが多く、ヒットアンドアウェイというよりも作業感が強かった様に感じます。
一部にはその作業を飽きさせない為の趣向や演出も有ったりしましたけど、もう少し正面から殴り合える様なボスが欲しかったところです。
演出面で言えば、『Tom Clancy's Splinter Cell Conviction』のビジュアルメッセージを彷彿とさせる床や壁面に現われる文字や、ダイナミックに変化するステージが禍々しさを生み出すのに一役買っていました。
特にステージの変化が凄い。Trailerの類で観た事が有る人も居ると思いますが、突然床や壁が崩れて全く別のレベルデザインに変化したり、後数歩で届く目的地が高速で遠のいたりする演出は、この世ならざる世界で戦っている事を実感として感じさせます。世界その物が敵意を持っている、というユニークな設定と演出は如何にもこの作品向きですね。
シナリオの方は、まぁ……アクションが主体のゲームなので、これといって特筆すべき様な内容では有りませんでした。良く言えば『可は無いけど不可も無い』ですし、悪く言えば『面白味も意外性も無い』。
シリーズを通して遊んでいると、やけに人間味を感じさせるムンドゥスや、ダンテに信頼を求めるバージルに感慨が湧いたりもしますが、本作単体で見るとそれは意外性でも何でも無いですからね。決してそれが加点ポイントにはなりません。
ただ、前述の通り演出面は非常に優れているので、各キャラクターの会話やアクションシーンの見栄えについては中々の物だった事を付け加えておきます。
総じて、アクションゲームという観点ではシリーズの名を汚さない良作だったと思います。
シナリオがアレなのはアレですけど、本シリーズの良さは『スタイリッシュに戦う自分強えええ!』を楽しむ点に有ると思うので、そういう意味では十分に過ぎます。一段落付いたら、難易度を上げながら様々なコンボの習得に励むつもりです。
3月18日(月)
今週の暗殺教室:第35話 円陣の時間
今週の粗筋:
理事長のテコ入れにより強化された野球部は、あっという間にE組と1点差まで追い上げる。
そして、まるで意趣返しの様なバントによるトドメを狙うのだった。
学校を挙げてのE組虐めイベントなんですから、理事長の乱入位は殺せんせーの想定内だと思っていたのに、まさかまさかのノープラン。
対する理事長の方は、一瞬でムードを引っ繰り返す圧倒的なオーラに加え、『新しい血族』レベルの洗脳技術を持っていると来ました。何かこの人だけ住む世界が違うと言うか、電子ドラッグを見ても『妖しく脳を揺さぶられた』程度で済みそうな領域です。きっと本気になったら、かなり上質な『謎』を創れる事でしょう。
そんな理事長ですが、基本的な理念が『勝てば良かろうなのだ』では無く『パワーで圧勝』だという事が改めて描写されました。
『小細工だけで勝とうとする弱者たちと』『それを容易く捻じ伏せる圧倒的強者』
『生徒達はどちら側になりたいと思うだろうね』
中学生なんてのは概ね『俺TUEEEEE』が好きなものなので、敢えて確認するまでも無く殆どの生徒が後者を選ぶ事でしょう。
それに中学生に限らず、そもそも大半の人は財産でも権力でも腕力でも、『圧倒的』強者という存在に憧れるものです。もし強かったらとか、もし金持ちだったら、みたいな妄想をした事の無い人は殆ど居ないのではないでしょうか。そういう点で、理事長は間違えていません。
が、少年漫画を始めとしたフィクションを『観ている』側にすれば、前者に浪漫を感じるケースも存外に多いですよね。
勿論、ケンシロウの様な圧倒的強者が悪役の群れを無双して回る作品も良いのですが、初期のウソップやポップの様に、弱者が知恵と機転で強者と渡り合う展開に熱さを感じる人は、決して少なくないでしょう。特に日本人は、技術に於いてもプログラムに於いても、限られたリソースの中でこそ恐ろしい成果を出す謎の民族性を持っていますしね。
少し話が逸れましたが、バント作戦を潰す為に防御態勢を変えたり、逆にバントを狙ってみたりするのは理事長的には『小細工』ではないのでしょうか。あれも冷静に見ると随分格好悪いと思うんですけど。
もしかして、理事長が『殺せんせーが自分の教育に協力してくれている』と思った様に、殺せんせーも『理事長が自分の教育に協力してくれている』というパターンになるのかも知れませんね。出来れば『あの理事長の事なので、バントでお返ししてくるのは分かっていました。実はバント対策も完璧なのです。従って3回表までに点差を守っていれば勝利は確実でした、ぬるふふふ』的な、今度こそ殺せんせーが一歩上という流れになって欲しいものです。
3月20日(水)
映画:ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略
映画の粗筋:
次々と戦果を挙げた鷹の団は、遂には難攻不落のドルドレイ要塞をも攻め落とし、ミッドランド内で確固たる地位を築き上げる。
だがその一方で、ガッツはグリフィスの友として対等に並び立つ事を目指し、鷹の団を去る事を決意したからさぁ大変。
感想。ダイジェストと割り切れば許容出来る作品。70/100点。
基本的には、前作で感じた事と特に相違は有りません。
兎にも角にもカットが酷い。フォス大臣が不在なのでグリフィス仮死イベントがまるっと省かれていますし、アドンの戦闘回数は減らされ、ボスコーン戦に於けるゾッドからのプレゼントも有りません。また、酒場でコルカスやジュドーとそれぞれの背景が語られる場面に加え、キャスカの自分語りも消えて無くなりました。映画の尺を考えれば諦めざるを得ないとも言えますが、お陰で色々なパートで深みが犠牲になったと言わざるを得ません。
戦闘の描写やBGMはそう悪くないので(一部モブのCGが適当過ぎるきらいが有りますけど)、『動くベルセルクを観れる』という点に満足するべき映画なのでしょう。
少なくともダイジェストとしては機能しているだけ、リメイクの名の下に原作のテーマを最初から最後まで無視しきった『るろうに剣心 新京都編』より遥かにマシというものです。ホントに。
3月21日(木)
独り言:さり気なく入るサービスパック
自宅PCの起動にやたら時間が掛かるなあと思ったら、Windows 7 SP1の自動インストールが始まっていたのですね。
アカウント選択前に構成構築→再起動→構成構築という流れで、起動時間の長さ以外には意識する事無くアップデートが完了しました。いやはや、Widows XPのSP2やSP3の時の様な祭が懐かしい。これっぽっちも繰り返したくは無いですけども。
3月22日(金)
ゲーム:BIOHAZARD 6
Steamで購入しようと思ったのですが、何故かダメージ描写に規制が掛かっているとの事だったので、Games Planetで購入しました。19.99ユーロなので、大凡2,450円。
因みにSteamだと59.99ドルで約5,660円。CAPCOMはWindows版を出してくれるのは大変に良いんですけど、おま国が大好き過ぎるのが玉に瑕。
さておき、レオン編のChapter 1だけ遊んでみた感想。聞いていた以上にQ.T.E.が多くてびっくり。そしてTrailereで感じた様にグラフィックも前作より劣っている様に感じられました。
と言っても、正直グラフィックは3DS位で十分だと思っているので――何で退化しているの?という疑問は有りつつ――暗過ぎる事くらいしか問題視していないんですけど、兎にも角にもQ.T.E.が酷いです。
デモに入ってはQ.T.E.、特殊アクションが必要になるとQ.T.E.、戦闘でも特定のタイミングでQ.T.E.……といった有様で、唯々煩わしくて仕方有りません。しかも数が多い上に、特定のタイミングでボタンを押さないと失敗するタイプや、スティックをグルグル回すタイプ等、無駄にバリエーションが増えている始末です。何で前作で低評価だった部分を、わざわざ嫌がらせの領域に昇華させたのか理解に苦しみます。
しかしTPS部分については、任意に体術が繰り出せる様になったり、構え動作を飛ばして撃つクイックショットが導入されたりと、これまでよりアクションの幅が増えたので、ゾンビの群れとの戦い自体は好感触です。
ただ、アクション路線を進む様でいて中途半端にシリーズらしさを残している為、画面外からの攻撃が平気で有ったり、寝ているゾンビから不可避の攻撃が有ったり(後で起きるんだろうなあと思って攻撃しても無反応なのに、アイテムを取った瞬間に掴まれてダメージを受ける等)、何だかお粗末な調整がされているのが玉に瑕と言えます。
また、本作はいわゆる『3D酔い』が酷いです。
これまではFPSを始めとした3Dゲームを何時間遊んでも『酔った』記憶なんて殆ど無いんですけど、本作では小一時間遊んだ位でも、軽く吐き気を催す程の3D酔いに襲われます。
年齢で片付けられる問題でも無さそうだと思いGoogle先生に訊いてみたところ、やはり本作は他ゲームと比べて酔い易いという評価がされている様で、FOVが弄れない分カメラ速度の調整を行いながら慣していくしか無いとの事でした。うぇっぷ。
アクションパートがそこそこ面白いと言う事は、マーセナリーズが面白いと言う事だろうとは思うんですけど――取り敢えず、現時点では結構微妙な作品です。
全キャラのシナリオが終わった頃に、こうした考えが覆る程楽しめていれば良いのですが……。
余談
現時点で最も強く感じている不満は、本作の奇妙な『不親切さ』です。
何故か前作までと操作形態を大きく変えたり(クラシックタイプに変更してもボタン配置が丸ごと変わるだけなので、特定のアクションがかなり無茶な操作になる)、何故かPreludeが終わらないと画面設定以外のオプションに入れなかったりする、謎の不親切さ。『何でそうしたの?』と思わずにはいれません。……何でそうしたの?
3月25日(月)
今週の暗殺教室:第36話 近い時間
今週の粗筋:
E組のバント作戦をそのまま返した野球部は、満塁の局面で理事長に教育された進藤を送り出す。
絶体絶命に思われたE組だったが、逆に野球部の作戦を極端に真似た『バットを振れば当たる』超至近距離での守備を展開、進藤の集中力を削ぎ勝利を手にするのだった。
殺せんせーの暗殺、という点では何一つ話が進まなかった訳ですけど、散々掘り尽くされた感の有るフィクションの野球に於いて、尚も新しい作戦を繰り出して来た手腕にシビれて憧れます。
マッハ20の殺せんせーの相手をしているという前提が、こういうところでも生きるんですねえ。目から鱗。
しかし、理事長の『骨を砕いても打撃妨害でE組が悪い』ロジックは、流石に社会的にどうかと思います。
実際に進藤が骨を砕いたとして、理事長が何も言っていなければ『結果が分かっててそこに居た』当人達の責に出来なくもないでしょうが、『構わず振りなさい』と言ってしまった時点で、理事長の責は回避出来ません。
ただでさえ、今は下校中の怪我ですら学校の責任を問われる時代です。問題の解決には各方面への相当強いコネが必要でしょうけど、『殺せんせーを暗殺し得る生徒達を傷付けた』とあっては、政府からの援助は先ず以て期待出来ないどころか、厳しい罰を受けてもおかしくありません。
自身の教育方針に熱心なのは良いんですが、『新しい血族』級に世間の常識と解離しているのが玉に瑕ですね、この人は。
今週のONE PIECE:第702話 “コリーダコロシアム”
今週の粗筋:
チンピラ達を沈めた男は、『名乗らない方が互いの為』と言い残し店を後にした。
その一連のどさくさで『妖精』に刀を盗まれてしまったゾロは、単独で妖精を捜しに店を飛び出し、サンジ、錦えもんもそれぞれゾロを追い掛ける。
しかし冷静に状況を判断したフランキーは、情報を集める為にルフィと共にチンピラを脅し、コロシアムで『メラメラの実』が景品に出される事を知るのだった。
フランキーマジ兄貴。
誇り高き変態ではあるものの、こういう局面ではフランキーの常識人っぷりが非常に役立ちますね。ロビンさん以外でこういう人材が居てくれて本当に良かった。
それに比べてゾロ。彼はまぁ、酷い。
『背中の傷は剣士の恥』に代表される様に、要所要所で渋い生き様を見せて来た割に、剣士の魂と言える筈の刀をあっさり盗まれるって何事ですか。サンジの鼻血で出血多量と同じ位、ギャグでもやってはいけない事だった様な気がします。
まぁガッカリだ。ロビンさんが死ぬかも知れない局面で、『死んでも女を蹴らん』とか言ったサンジよりガッカリだ。
ところでルフィは、本当に『メラメラの実』を欲しがるのでしょうか。
案外それ自体には余り興味を示さず、コロシアムはたまたま妖精を追い掛けて迷い込んだゾロが参加する、という流れになるのかも知れませんね。
3月26日(火)
漫画:『よつばと!』第12巻
中身は『とら、リボンを巻く』から『キャンプで一晩』まで。
はい、今回も存分に癒されました。
よつばも可愛いし、ハロウィンエピソードのふーかとしまうーもまた可愛い。
少しあざとさを感じつつも、毒気の無い日常エピソードの連続につくづく癒されます。漫画読んで癒される人生ってのも何だかアレですけど……。特に、その癒され対象のよつばが天真爛漫に人生を謳歌しているだけに。
思うに、この漫画の良さはよつばの可愛らしさに加えて、『憧憬』みたいなものも有るのかも知れません。
本当に日常の全てを楽しんでいるよつばは元より、とーちゃん達の生き方や友人関係にも簡単には得難い充実感が潜んでいて、それらに対する憧れもまた魅力に感じているのではないでしょうか。ないでしょうか、って自分の事ですけど。
この歳になって来ると、馬鹿話で笑える友人というのは貴重になって来ますからねえ。そういうメンバーは概ね学生の頃から友人だったメンツですし、これから増やせるとも思えないんですよねえ。
ところで、最後のよつばが振り向きながら『きょうはなにしてあそぶ?』という1コマ、一瞬『これ最終回?』と焦ったのですが、ページをめくって『つづく』と書いてあってホッとしました。
あの構図と良い台詞と良い、最終回の最後の1コマだったとしても何の違和感も無いから困ります。
爽やかさと共に、何故か切なさを感じる不思議な1コマ。ある意味でホラーっぽさすら感じるのですが、これが『無垢』とか『無邪気』と言われるものなんですかねえ。
3月27日(水)
飲酒メモ
- 本日の理由:送別会
- 本日の面々:同僚や上司等、約30名
- 本日の飲酒:ビール×1
鍋の有るコースだったのですが、鍋に入れるお米や麺は無い、という不思議な構成でした。
居酒屋で鍋が有る時は、締めに米or麺ってお約束だと思っていたんですけど、そんな事は無いんですね。
3月29日(金)
漫画:『ベルセルク』第37巻
中身は『海神打破』から『リッケルト、ファルコニアに到着』まで。
オーノーだズラ、今回もやっぱりあんまり進んでないだズラ。
ガッツの傭兵時代のエピソードは面白かったんですけど、如何せん本筋が遅いので、今ここでやる?感が強いのがにんともかんとも。消耗激しいガッツの走馬燈状態なのでしょうか。
そして、同じ位今ここでやる?感が漂うリッケルトサイドの動き。漸くと言うかやっとと言うか、遂にガッツ達の目的地が見えて来たところなので、どうにも脇道に逸れてしまう様な感覚を受けます。
ここでグリフィスがかつての仲間を捨ててまで得たものが描かれるのでしょうが、『それは兎も角ガッツ達はどうなるの』という事ばかりが気になって仕方有りません。
これはやはり、あの海賊一味&海神戦が冗長過ぎたのでしょう。
あれで話が停滞した所為で、別カメラの物語を動かすより、メインカメラをどんどん回して欲しいという欲求が抑えられません。
だってほら、何と言えば良いか、『これ、本当に完結出来るの?』という感じになってきたじゃないですか、本当に。
3月30日(土)
独り言:模様替え
遮光度を上げたい&部屋を広くしたい、という2点を目的に部屋のカーテンを全てウッドブラインドに取り替えました。
今回は今までと違い、既製品を買わずに窓のサイズに合わせてオーダーしたりした為、結構高い買い物になってしまいましたが、結果には満足しています。
見た目に大分スッキリした上、床の掃除もし易くなりました。
正直、遮光については期待している程ではありませんでしたが(上記写真の奥側参照)、体感的な空間の広がりが予想以上だったので良しとします。
遮光は追々既製品のロールスクリーンを組み合わせて、解決する事にしましょう。
1つだけ気になった点は、カーテンと比べると吸音性に欠けるのか、以前より若干音が響く様になった様に感じます。
気にする程の変化では無いんですが、これは予想していなかった事なので(考えてみれば当たり前ですけど)、そういう事も有るんだ、という事を備忘を兼ねて残しておきます。
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