5月1日(火)
ゲーム:ASSASSIN'S CREED:Revelations THE LOST ARCHIVE
何故か公式サイトでアナウンスされていないDLC『失われた記録』を購入、クリアしました。
感想。まぁ、アナウンスしない理由が分からないでも。60/100点。
ゲームは、本編の『追憶の旅』と同じFPSパズルで被験体16号の記憶を追っていくというもので、16号の本名やルーシーの秘密が分かる様になっています。
が、あの『追憶の旅』と同じという事で、本シリーズらしいゲーム性は全く無く、16号の記憶にあるらしい『会話』や時折壁に描かれる抽象的な絵しか情報らしい情報も無い為、ゲームとしては微妙と言わざるを得ません。本作のアクションが好きなユーザー向けでは無く、物語に興味が有る人向けの作品と見るべきでしょう。
これが『Brotherhood』の16号パズルラストみたいなフリーランならさぞ面白かったでしょうに。残念です。
シナリオの現状まとめ
本シリーズプレイ時の恒例コーナー。
マルチプレイの『アブスターゴファイル』と今回の『失われた記録』で分かった事を追加。
例に倣ってネタバレで構成しているので、回避したい方はこちらから明日の日記へどうぞ。
過去のまとめは、『Brotherhood』時点はこちら、『Revelations』がこちらをそれぞれ参照願います。
- アサシン教団について
- アブスターゴ社に洗脳された被験体4号ことダニエル・クロスによって、2000年時点での大導師が暗殺され、続く『大粛正』で多くの支部を失う痛手を被った。
- この手柄によってダニエルはアブスターゴ社に『英雄』と評され、現在は中枢機構に所属するに至っている。
- ダニエルの先祖が、『II』等で触れられたツングースカ大爆発やポルシェヴィキ革命に関係するアサシンだった様子。
- 被験体17号のデズモンドは、『Brotherhood』のラストでかつて来たりし者・ジュノーに操られルーシーを殺害後、昏睡状態に陥っていたが16号の手助けで『Revelations』の最後に復帰。
- ジュノーの嫌がらせに思われたルーシー殺害は、彼女がテンプル騎士団のモグラ(スパイ)だった事が理由。
- ルーシーはウィリアムのやり方に付いていけなくなった様だが、そう思う様にテンプル騎士団が唆した節も有り。
- 但しデズモンドが昏睡した経緯を考えると、ウィリアムが強引で人間味に欠ける人物だと思われても仕方無い。
- デズモンドが特定のDNAの結晶を持つ希有な存在である事や、エツィオに関する情報等がアブスターゴ社に流されていた模様。
- 被験体16号の本名が『クレイ・カズマレク』と判明。
- ジュノーに『真実』を教えられた為、デズモンドへの協力を決意した。
- 初登場時点で既に精神崩壊していたが、それ以前も母の失踪だの父との確執だの色々大変だったらしい。
- 『失われた記録』のループ脱出時に意味深な父宛のメールが表示されるが、現状詳細は不明。
- 記録の中で、アダムとイブの会話が流れる、『粘土(クレイ)がアダムを創った』というメッセージが有る等々、アダムとの関連性を匂わせる描写有り。
- 現在デズモンドと行動を共にしているのはウィリアム、レベッカ、ショーンの3名。
- テンプル騎士団について
- アラン・リッキンをCEOに据えた多国籍企業『アブスターゴ社』の裏で、着々とアサシン殲滅やエデンの果実(P.o.E.)収集を継続中。
- 科学の発展による病気の克服や、かつて来たりし者が奪った人類の『能力』の覚醒も試みている。
- 現在分かっている奪われた能力は『リンゴ』の誘惑に耐える力。
- 『鷹の目』も実は元々人類に有った能力なのかも。
- 2008年から無数の衛星を使ったアカシック衛星網計画を発動し、2012年12月21日に『リンゴ』を搭載した人工衛星『アブスターゴの目』を組み込み、人類の洗脳や特殊な人間の特定を行う予定。
- 『アブスターゴの目』はそれ自体が『リンゴ』の増幅装置になる予定だが、実際どの程度の力を発揮するかはアブスターゴ社でも未知数。
- デズモンド達が危惧する太陽フレアの観測も行った上で、12月21日が『アブスターゴの目』打ち上げに丁度良いと結論付けた模様。
- アサシン教団と起源が同じという説も有るが、特にそれを否定してはいない。
- かつて来たりし者について
- アブスターゴ社の調査によると、人には無い感覚器官(第六感)を有し、それにより時間や空間の認識能力に優れた可能性が有るとの事。
- 宇宙人等では無く、飽くまで地球生物の進化の結果として生まれた存在と推測されている。
- ルーシーの裏切りを知ったクレイに『我々と同じ苦しみを奴らに』と発言しており、『報復』も行動理念の1つに有りそうな気配。
- 奴隷にする為に、意図的に進化を加速させて人類を創造したが、その際に人類の特定の能力を封印している。
- こうした過去が有るだけに、今一信用出来ない存在。
新しい事実が分かる一方で謎もまた増える面白状態。
今年の年末もこのシリーズで楽しめそうなのが嬉しくて仕方有りません。
余談:PlayStationNetworkが重過ぎる
屡々重いという話は耳にしましたが、よもや約600MB位の『失われた記録』のDLに2時間30分、約50MBの『Revelations』のアップデータのDLに40分も掛かるとは思いませんでした。50MBに40分て。初期のADSLでも10分掛からないサイズでしょうに。
最初は無線接続に原因が有るのかとも思いましたけど、隣室に有るWindows XP機(無線接続)のスループットが33Mbpsだったので、純粋にPSNが重かったのは間違い無さそうです。余り使わないとは言え、たまに使った時がこんなだとフラストレーションが溜まっていけませんね。GW中だったからだと信じたい所です。
5月2日(水)
飲酒メモ
本日の理由:仕事の息抜き
本日の面々:同僚1名
本日の飲酒:温州みかんサワー×2 (許容量)
お盆も然り、お歴々が居ない間に出社すると、変な仕事が降って来る事無く自分の仕事を進められるので楽で良いですね。
や、9連休に出来なかった負け惜しみじゃあないですよ。ええ、本当に。マジで。
5月3日(木)
映画:劇場版 銀魂 新訳紅桜篇
映画の粗筋:
辻斬りの横行するかぶき町で、桂がその凶刃に倒れ行方不明となった。桂を捜す為に万事屋に訊ねたエリザベスは、新八・神楽と共に辻斬りの調査を始めるのだった。
一方の銀時は、鍛冶屋を営む村田兄妹から何者かに盗まれた妖刀『紅桜』の奪還を依頼され、1人そのその調査を進めていく中でエリザベス達が追う辻斬りに行き着く。桂を斬った辻斬りこそが『紅桜』の使い手であり、しかも彼と『紅桜』の背後には巨大な陰謀が蠢いていたからさぁ大変。
今更ですが、花見の時に友人と『銀魂面白いよねえ』なんて雑談をしたのが切っ掛けでDVDを持って来てくれたので観ました。
感想。元が面白いから面白い。85/100点。
TVアニメで放送した分を一部描き直して幾つかの新作カットを入れただけという作品なので、今更物語についてどうのこうの書くのは野暮というものでしょう。
起承転結がはっきりとしたストーリーに、『銀魂』らしい笑いや活劇、人情やカタルシスが凝縮されているので、最初から最後までだれずに楽しむ事が出来ました。
アニメでは前々から『紅桜篇を映画化する』とネタにしていましたけど、こうして実際に映画作品としてまとめられたものを観ると、紅桜篇の少年漫画としての出来の良さ、映画との相性の良さに舌を巻きます。『銀魂』は良くも悪くも下らないギャグが主流のナンセンス漫画なのに、時折こういうエピソードを出して来るから侮れないというか、独特の変な魅力が有りますね。
一応劇場版としての見所を挙げておくと、終盤の銀時&桂の春雨包囲網突破戦でしょうか。
TVアニメでも頑張っていましたが、今回は構成を含めて完全に描き下ろされて見応えばっちりです。劇場用だけ有ってまぁ動く動く、グリグリ動く。『銀魂』のキャラが好き、という人にもたまらないシーケンスだったのではないでしょうか。
何にせよ、『銀魂』好きは観て損の無い映画です。
余談
余りアニメを観ない自分が、TVアニメを全話しっかりと観る位に『銀魂』は好きです。
この4、5年で他に観たTVアニメは『鋼の錬金術師』と『魔人探偵脳噛ネウロ』、『ノエイン』と『天元突破グレンラガン』位で、少なくともこれらの作品と同程度に気に入っています。いや、まぁアニメの『ネウロ』は気に入っていないというか、むしろ憎んでさえいますけどそれはまた別のお話。
そんな弊サイトが好きな『銀魂』のエピソードは、『星喰い篇』と『かぶき町四天王篇』です。
特に後者の熱さと来たら、現在のジャンプ漫画でもトップクラスだったのではないでしょうか。アニメ版の力の入れようも頷けると言うものです。
良くも悪くも下らないギャグが主流のナンセンス漫画なのに、時折こういう以下省略。
5月5日(土)
独り言:コンプガチャ、景表法抵触の可能性
一般にガチャ商法と呼ばれるものは知っていたものの、このコンプガチャという単語は初めて聞きました。
内容を簡単にまとめると、以下の様な感じらしいです。
- 1回数百円を支払う事で、アイテム(実体の伴わないデータ上のもの)がランダムで手に入る
- 確率は非公開
- これで終わりだと単なる『ガチャ』商法
- アイテムを一定数揃える(コンプリートする)事で、価値の高いレアアイテムが手に入る
- 同じアイテムが出る事も有るので、アイテムが揃うまでに最低でも数千円、場合によっては数万円要する
- レアアイテムは特定期間で入れ替わる
- レアアイテムを集めたい場合は絶え間無く金を注ぎ込む必要が有る
成る程、これはまた中々あこぎな。
しかし、会社が儲かる為の仕組みとしては感心さえする程良く出来ています。
趣味や嗜好に結び付く『優越感』や『収集欲』を巧く刺激し、飽くまで利用者の意志により出費させる――こういう仕組みを思い付く発想力には感服します。
結果的には『悪』になってしまったのは、確率を公開しなかった事でも金額の上限設定が緩かった事でも無く、金銭感覚の分からない子供をターゲットに含んだからではないでしょうか。
正直、社会人がこの手のシステムに月何十万注ぎ込んでも、それはどうでも良い話だと思うんですよ。自分の金を何に注ぎ込んでもそれは個人の自由ですし、何より趣味や嗜好に無駄金を注ぐのは人のサガと言えます。でも、子供だけは違いますよね。子供に取っての100円や1,000円の重さは大人のそれとは違う筈です。
某所でSNKの元ディレクターさんが『子供に取っての100円とは何かを常に考えていたつもり』と書いていましたが、この仕組みにはそうした精神が全く感じられません。子供が手を出しづらくするどころか、子供がハマる様に誘導している節さえ有る。仮に多くの子供達が万を超える金を注ぎ込み社会問題を起こしたとして、『賠償より儲けが上ならば事業として成功』とか考えていそうです。
まぁ、それ自体は営業や販売代理店等の『多少間違った手段で1,000契約取ったとしても、それでトラブルが10件ならば間違いを正す必要は無い』セオリーと同じですし、その理屈を間違っているとは言いませんけど、子供相手にそれをやっては駄目でしょう。カジノを経営している女組長だってこう言っていました。
「でもギリギリの所で自分を止まらせているか弱い手綱さ……………」「それは」「決して踏み込まない一線よ」
「善人や女子供」「弱い人間には手をかけない」「しがみついてんのさ」「こんな性に育ちながらも必至に己を繋ぎ止めてんのさ!!!」
「歯止めを無くしたら私らは何?」
「まだ獣の方がましに生きてるさ」「極道だって一線を保ちたいのさ…お情けでも」「人間でいたいのさ」
そもそもこんなのにハマる環境を与える親もどうなの?といった躾の問題も出て来るでしょうが、やはり金を使う仕組みにはしっかりとした年齢制限や承認行為を要するシステムが有って然りでしょう。少なくとも国内の大手メーカー位はそれ位準備するべきです。や、もう後の祭りなんですけどね。
5月6日(日)
雑談:もうすぐWorld IPv6 Launch
いよいよローンチの6月6日まで1ヶ月ですね。
先月日本経済新聞でNTTは乗り遅れなんて記事が有りましたが、実際このままではフレッツサービス利用者の何割かは何かしらの影響を受ける可能性が有ります。
取り敢えず、現状のフレッツの問題を簡単にまとめると以下の通りです。
- 現在利用しているIPv4が枯渇状態なので、6月6日に世界的にIPv6に切り替わる
- IPv4とIPv6の差は過去の日記参照
- NTT東西はネクストでIPv6を提供しているが、このIPv6はフレッツ網(NTT東西の閉域網)限定
- 今のまま6月6日を迎えると、ネクストの利用者は以下の様な症状が発生する
- 名前解決(IPアドレスとドメイン名の変換)の為にDNSに問い合わせる
- IPv4用のAレコードとIPv6用のAAAAレコードを取得
- ネクスト利用者はIPv6アドレスを持っている為、AAAAレコードを元にIPv6を使ってアクセスしようとする
- でもそのIPv6はフレッツ網限定なのでグローバルでアクセス出来ない
- 而してタイムアウト発生
- 仕様が無くIPv4でアクセスする
- 3〜5の部分で無駄な時間(接続遅延)が生じる
- 屡々『IPv6を無効にすると早くなる』と言われる話の正体
- NTT東西は対策として、ISPのDNSに対してAAAAレコードを返さない為のAAAAフィルタを実装する様に依頼
- AAAAレコードを無かった事にして、Aレコードだけ(IPv4)で接続出来る様にする
- 詰まりIPv6は一切使わない
- ISPのAAAAフィルタが有るDNSを使っていない場合はNTT東西の対策が適用されないので、自分でIPv6を無効にしておく必要が有る
- ISPのIPv6オプションを使っている場合は、AAAAフィルタが無いDNSさえ使えば多分IPv6を利用可能
- ネクストを利用していない人はどの道IPv4を使うしか無い
詰まり、ISPのオプションと利用しているDNS如何によって、IPv6が使えなかったり接続遅延が起きたりといった問題が発生する訳ですね。
そもそもネクスト利用者がグローバルでIPv6を使う為の正解が『ISPのv6オプションに加入し、且つAAAAフィルタが無いDNSを利用する』しか無さそう、という点で大分アレな感じです。
この時点で一番影響が出そうなのはAAAAフィルタの無いDNSを利用しているネクストユーザーですが、好き好んでISP提供以外のDNSを利用しているユーザーが初心者とも思えないので、余り気にする事は無いのかも知れません。
気になるのは各社のAAAAフィルタが巧く働くか、という事です。もしこれで事故ってしまうと、PC側でIPv6を無効にしない限り接続遅延問題が生じ、『何か遅くなった』祭が繰り広げられる事でしょう。
何も起こらないで欲しいと願う反面、一寸位何かが起きて欲しいと思う気持ちも有ったり無かったり。
さて、どうなる。
5月7日(月)
今週のONE PIECE:第665話 “CANDY”
今週の粗筋:
自分の身体を捜しに行った侍を追う為に、ナミの身体のサンジとブルック、そしてゾロがルフィ達と別行動を取る。
残されたルフィ達サイドでは、シーザーによって覚醒剤入りのキャンディを与えられていた子供達が禁断症状で暴れ始めていた。
ウソップの爆睡星によって事無きを得る一行だったが、別行動を取っていたゾロ達はシーザーからの刺客『イエティ COOL BROTHERS』に負けていたからさぁ大変。
生まれつきの巨人では無く、シーザーの非道の行いで巨大化していたという子供達。
これは中々ヘヴィな展開というか、何処かの平和な団体が怒りそうな展開です。何やかんや有って元に戻れば良いですねえ。
それはさておきゾロですよ。ロロノア・ゾロ・2年間も鷹の目と修行しておきながら、まさかの0コマ敗北て。
身体が思い通りに動かせないサンジや、イエティ相手に冷気属性という相性最悪のブルックが居る事がハンデだったとして、こんなポッと出の変なのに負けられても困ります。インフレが進む一方です。
見たところイエティ達は銃を持っていた様なので、シーザー特性の毒が入った炸裂弾で不意打ちされたとか、そういうパターンである事を祈ります。正面から戦って普通に負けたとあっては、あの2年間が何だったのか分かりませんし、ルフィ達が数週間に渡って死闘を繰り広げても盛り上がる相手だとは思えません。
ところで書きながら気付いたのですが、麦わらの一味は麦わらの一味として活動していた期間よりも、修行していた2年間の方が長いんですよね。
それぞれの絆はシャボンディ脱出の時に描かれていましたけど、もしかしたら麦わらの一味同士よりもお互いに詳しくなっていたとしてもおかしくないだけの時間です。
そんな期間を鷹の目と修行し続けたゾロを倒すとは……イエティ COOL BROTHERS、恐ろしい子。
5月8日(火)
メール回答2連続
珍しく転載OKのメールが2通も一気に来たので順に回答します。
敬称は省略させていただきますので悪しからず。
名前:通りすがらぁ
本文:
オペレーション・ラクーンシティはもう買われましたか?
外注なんで嫌な予感はしてましたがとんでもない地雷でした…
微妙な出来だというのは聞き及んでおります。ご愁傷様と言わせて下さい。
斯く言う弊サイトは華麗にスルー出来ました。
最初に発表が有った際から一貫して思っているのは、これ以上あの日あの時のラクーンシティを弄るべきでは無いという事です。ラクーンシティの物語はS.T.A.R.S.やレオン、ハンクやケビン達によって完結しています。そこに新しいキャラクターや設定を持ち出して手を加えるなんて蛇足以外の何物でも有りません。
同意が得がたいかも知れない価値観ですが、この価値観により今回は最初からスルーを決め込んでいた為、地雷を踏まずに済みました。
いわゆる『番外編』ネタ自体は嫌いでは無い――というか寧ろ好きなんですけど、ラクーンシティは先述のハンク編や『OUTBREAK』で十分にその裏側を描かれたと思うんですよね。
このシリーズで番外編を出すならば、ナンバリングタイトルの裏側系では無く、それぞれの間を埋める物語位しか無いのではないでしょうか。そういった意味でも『REVELATIONS』は巧かったですね。
はい、という事で次のお便りです。
名前:
本文:
書いてる事もクズだし、サイトのレイアウトもクズ
お前の存在自体クズ…救いようがないな…
ホスト名からすると昨年適切な突っ込みをいただいた方と同一人物ですね。これまでも定期的にメッセージを送って頂いていた様で、半年以上のツンデレーションご愛顧恐れ入ります。
確かに現行のレイアウトには少々飽きが来ていたのでガラッと変えてしまいたい気持ちも有るのですが、それを一気に行うだけの時間を中々確保出来ないのが困りものです。
学生時代は睡眠時間をガリガリ削れましたが、アレは本当に若さ故に出来た芸当だったのだと痛感しています。歳を重ねるに連れて疲れが抜けにくくなる(=睡眠時間の確保が重要になる)上に仕事は重くなる一方ですし、人付き合いもそれなりに気にしなければいけませんし……年々自分の時間が減っていく現実は悲しい限りです。
ああ、宝くじを当ててニートになりたい(←屑)。
5月10日(木)
今週の範馬刃牙:第299話 見物人
今週の粗筋:
取り締まりに来た警察官や自衛隊までも親子喧嘩の見物人になりました。
はい。
特に梢江ちゃんが目立つでも無く、進展など有る筈も無く。今回も丸々1話省いても支障が無い――1話前の話から1話次の話に普通に繋がってしまうパターンです。
これも単行本で見るときっと……いや、しかし……。
5月11日(金)
ゲーム:『Assassin's Creed III』のプレイムービー公開
やぁ、舞台や時代が変わっても相変わらず面白そうだ。
売りになっている『AnvilNext Engine』による大量の人物描写だとか、スライディングや新しい武器のアクションも良いのですが、個人的にはフリーランで建物の中を駆け抜けるシーンにグッと来ました。
パターンは限られているんでしょうけど、これまで全てが全て閉じられていた建物にこうした変化が有る事自体が大変に斬新で、走り回る楽しみが増えるというものです。嗚呼、早く年待つになーれ。
5月12日(土)
映画:ミッション:インポッシブル / ゴースト・プロトコル (原題:Mission:Impossible / Ghost Protocol)
映画の粗筋:
『コバルト』という人物に渡される極秘ファイルを奪う任務に就いていたIMFエージェント・ハナウェイは、一度はファイルの奪取に成功するが、女暗殺者サビーヌ・モローに殺されファイルを奪われるのだった。
ファイル奪還とコバルトの正体を探る為、IMFのジェーンとベンジーはモスクワの刑務所に居たイーサン・ハントを脱獄させ、共にクレムリンに潜入する。しかし、イーサン達と同じ無線周波数を使う別組織による爆破テロが発生、ロシア政府はIMF及びアメリカ合衆国が犯人であると決めつけてしまう。
合衆国は関与を否定する為にIMFを解体する『ゴースト・プロトコル』を発動し、イーサン達は後ろ盾を失いテロの犯人として追われながら、『コバルト』を追わねばならくなったからさぁ大変。
感想。シリーズ最高傑作の噂通り。85/100点。
物語自体は例に倣って有って無い様なもので、アクションの為に存在しているに過ぎません。
このアクションを撮りたいからこういうシナリオにしました!という感じで、目新しい設定や場面は特に無いですし、ストーリー自体に大きく影響する様などんでん返しもこれと言って有りません(とあるモヤモヤ感を吹き飛ばすどんでん返しは最後に有りますが)。敵役も勧善懲悪される為に生まれて来た様な駄目人間で魅力なんて全く無く、イーサンも新メンバーも大変に優秀なのでタイトルになってる『ゴースト・プロトコル』による『後ろ盾が無い』緊迫感も実はそんなに無かったりします。
それでも、アクションとスリルでぐいぐいと引っ張っていく勢いを持っているのが本作の素晴らしさです。
アクションに次ぐアクション、程良いスリルとサスペンス、そして小気味良いテンポと箸休めのユーモア。それらが織り成す完成度の高さは折り紙付きで、弊サイトが愛して止まない『アクションと火薬の多い勧善懲悪の爽快エンターテイメント』として一級の出来に仕上がっているのです。
ぶっちゃけ、作品としては『ナイト&デイ』を多少シリアスにして、多数のわくわくスパイグッズを放り込んだだけなんですよね。如何に主役のイーサン・ハントが格好良くて出来る男で強くて逞しいかを、アクション要素とスパイ要素で演出し続けているだけ、という。チームをそれぞれ癖の有る新メンバーに入れ替えつつも、目立たせるのは飽くまでイーサン・ハントであり、どんな苦難でもイーサンが孔明級の先読み能力で乗り切る訳です。
清々しいと言うか割り切っていると言うか、最強のスパイであるイーサンを立たせる事で、『スパイ』の『アクション』という大前提を徹頭徹尾崩さずに貫ききったからこそブレない面白さを放っているのでしょう。
もう50歳だという事を考えると、これ以上の続編を望むのは酷なのでしょうが、もしも続編が有るならば今回のノリで出して欲しいものです。
どうでも良い話
サビーヌ・モロー役のレア・セドゥーが美人で素敵でした。
何処かで観たなあと思ったら、『イングロリアス・バスターズ』の冒頭で出て来たフランス人家族の娘さん役だったんですね。
……彼女がジェーン役の方が良k(自主規制)
5月13日(日)
映画:カウボーイ&エイリアン (原題:Cowboys & Aliens)
映画の粗筋:
1870年代のアリゾナ。右腹に深い傷を負い、左腕には外せない腕輪を付けた記憶喪失の男が砂漠の直中で目を覚ます。
追剥ぎから奪った馬で近くの町に辿り着いた彼は、ひょんな事から町の有力者であるウッドロー・ダラーハイドの息子パーシーに目を付けられた上、保安官により指名手配中の犯罪者ジェイク・ロネガンであると断定され、騒ぎを起こしたパーシー共々逮捕されてしまう。
その晩、パーシーを救う為にウッドローが部下を掻き集め町に現われるが、時同じくして現われた謎の飛行物体により町中が爆撃を受ける。混乱に乗じて脱出に成功するジェイクだったが、飛行物体がパーシーを含めた多くの人間を連れ去り始めたからさぁ大変。
感想。本当にカウボーイとエイリアンでした。正確にはカウボーイvsエイリアンですけども。70/100点。
B級感を隠す気の無いタイトルに惹かれて購入したのですが、思ったよりはしっかりとしたB級映画です。
何せ主役がジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグと、我らがジョーンズ博士ことハリソン・フォードですからね。一々画面映えが良いので、荒唐無稽で突飛な展開を何と無く受け入れさせてしまう魅力が有ります。
本作のテーマである『もしも西部劇でエイリアンが出て来たら?』。この斬新なアイディアをしっかりとハリウッド映画で表現する為には、『如何に宇宙人を動かすか』よりも『如何にエイリアンと渡り合えるカウボーイを造り出すか』の方が重要に決まっています。それは十八番のVFXでは無く、重みの有る俳優を使って初めて成し得る事であり、その点でダニエルとハリソンの2人は正に適訳です。
取り分け、当初悪役として登場しながらも徐々に人間としての深みを見せ付けるダラーハイド役のハリソンは、その渋みと重みによって物語を牽引する役目を担っており、寡黙ながらも破天荒なジェイクとの抑揚の付け方が大変に素敵でした。
しかし前述の通り、話自体は荒唐無稽です。
西部劇とエイリアンモノの色々な要素――家族の絆や少年の成長、敵役との共闘に強盗団の登場、白人とアパッチとの確執からエイリアンのホラー的恐怖に至るまで詰め込んでいるので、冗長に感じる面が多々有ります。
また、町や小物等のディテールに拘っている割に、エイリアンは光に弱い(=夜に活動する)という設定を無視して、野営時にキャンプファイアーで盛り上がって格好の的になってみたり、普通に昼間からエイリアンが暴れ回ったりといった雑なポイントが有るのもいただけません。
詰まりは俳優や舞台、VFXの質で脚本の粗を覆っている様に受け止められました。
俳優やVFXが良いB級映画、そう割り切れば楽しい作品だと思います。
それらが良いと言う事はそれだけで画面映えや印象も良くなりますし、暇潰しに楽しむ分には決して悪い作品ではありません。
何より、使えない部下の両手足を馬に括り付けて凄んでみせる悪役ハリソンなんてそうそう観れるものでは有りませんから。チョイ悪ハリソンが出て来る、というだけで十分に楽しめると思いませんか。
ハリソン・フォードと言えば
特典映像の中で、『SFは嫌い』と凄い事言っているのが印象的でした。ハン・ソロ……。
5月14日(月)
今週のONE PIECE:第666話 “イエティ COOL BROTHERS”
今週の粗筋:
シーザーの放った『イエティ COOL BROTHERS』により茶ひげが倒され、フランキーの身体に入ったナミが浚われてしまう。
その頃、世界政府の研究所を調べる為にシーザーと手を組んでいたローは、一連の騒ぎの中で人知れず暗躍し始めるのだった。
ローの仲間がさっぱり出て来ないので、シーザーに人質でも取られているのかと思っていたのですが、彼には彼の目的が有ってパンクハザードに来た様です。
『研究所と島を自由に歩ければ良い』という発言からすると、ここに『何か』が有るのを確信しているのでしょうね。『JOKER』についてまで知っている以上、スモーカー達より海軍の内部事情に詳しいのは間違い無く、その伝手でこの島の何かを知ったと考えるのが妥当でしょうか。
黒ひげがインペルダウンに入る為だけに七武海になった様に、ローもまたこの島に入る為だけに七武海に加入した可能性が高く、それ程の価値がこの島には有るという事になります。
在り来りに考えるとベガパンクの兵器や実験の成果なんでしょうけど、その程度のものならばシーザーが既に見付けているでしょうし、『世界政府の研究』と表現するには些か規模に欠けます。
となると、やはり例の『古代兵器』でしょうか。プルトン、ポセイドンに続く最後の1つ『ウラヌス』。これが出て来れば、ただの寄り道イベントと思われたパンクハザード編が盛り上がる事請け合いです。頂上戦争後の停滞感を吹き飛ばすのにも丁度良いネタですよね。
5月16日(水)
独り言:ロジテック製の一部無線LANルータに脆弱性
比較的恐ろしい問題が起きていた様なので引用します。
この脆弱性により、インターネット接続に必要な「PPPoEの認証ID」および「PPPoEの認証パスワード」が外部より取得される可能性がございます。
あらやだ、比較的と言うか本格的に怖い。
ISPに接続する為のPPPoE情報が抜かれるなんて恐怖以外の何でもありません。ISPによってはそれで買い物まで出来てしまうじゃあないですか。
発売されて結構経ったタイミングで判明している以上、問題が発覚したのは『実際に被害が出たから』だと考えるのが妥当でしょうね。
すると、何百或いは何千かのユーザーの情報が既に抜かれている可能性も有るのでしょうが、実際はどうなんでしょう。被害はそんなに無かったのかな。
それにしても、ロジテックってこの手の事故は実は2回目ですよね。
親会社のエレコム製品を買う事は結構有るので、今後気を付けていただきたいものです。
5月17日(木)
今週の範馬刃牙:第300話 血肉を争う
今週の粗筋:
見物人達は、範馬親子の関係こそお手本にするべき親子関係であるという事、そしてこの喧嘩の決着が近い事を予感するのだった。
勇次郎と刃牙の距離が縮まった理屈が分からないままですが、喧嘩の終了が近付いて来た様です。
現実ではもう1年以上に渡って喧嘩している訳ですし、確かにそろそろ決着しても良い頃ではあります。ただ、『決着が直後』と言っておきながら数週間も戦いが続き、挙げ句には『数瞬を詳しく語っているだけ』と烈さんが逆ギレし始めた例も有るので、これからまだまだ殴り合う可能性も捨て切れませんけどね。最近の刃牙は『驚愕の足技』に『転蓮華』と烈さんの技を多用していますし。
5月19日(土)
飲酒メモ
本日の理由:上司宅でバーベキュー
本日の面々:勤務先のメンバーやその家族約30名
本日の飲酒:ビール×1、カシスピーチ×2 (許容量)
承前。
前回より更に多くのメンバーで牛肉とか鶏肉とか牛肉とか豚肉とか牛肉とか魚とかそばとか牛肉とか牛肉を焼いて食べ来ました。
細かいネタは例によって内輪ネタなので省略。
日差しが強かった為、未だ梅雨前にも関わらず今回も日焼けしてしまって全身が熱を伴ってヒリヒリしています。
次の機会には日焼け止め位準備しておいた方が良いのかも知れません。肌が弱いと大変です。
5月21日(月)
今週のONE PIECE:第667話 “COOL FIGHT”
今週の粗筋:
ルフィに予想外の苦戦を強いられたイエティ COOL BROTHERSは、ナミを抱えたまま逃走を図るが突如現われたローの不意打ちにより倒れる。
ナミを救ってくれた事に感謝するルフィに対し、ローは『四皇の1人を引きずり降ろす』為の同盟を持ち掛けるのだった。
ローの言う四皇がシャンクスでさえなければ、ルフィはあっさりこの提案を飲むでしょうね。下手したら来週の1P目で既に了承した後(仲間の突っ込みから始まる)位かも知れません。
もしも行動を共にするとなれば、麦わらの一味のボケ連続に対してローがどの様に突っ込んでいくか楽しみです。
それにしても、ポッと出の癖にゾロ達を瞬殺という快挙を見せ付け、『姿を見せない』という謎の特技まで披露したイエティ COOL BROTHERSのこの出オチっぷりはどうしたものでしょう。
魚人島編のホーディ達と同じく、『こんなのに苦戦されても困る』という思いが有るのは確かです。従ってこの1週で決着が付くのは望み通りなのですが……この程度の敵ならば、わざわざゾロ達を倒したという描写で煽る必要性は有りませんよね。案の定ゾロ達を倒した手段も毒的なものだった様ですし、その毒にしても『身体が一瞬で酔っ払う』という仕様からすると、酒豪のゾロ&ナミ(の身体)はただ気持ち良く眠っただけ、というオチが見えますし。
今の麦わらの一味が苦戦する様な敵が唐突に出て来ても納得出来ない、かといって雑魚が出て来ても煩わしいだけ――何だか面倒な状態になってしまったものです。
飲酒メモ
本日の理由:懇親会
本日の面々:同僚や上司ら約10名
本日の飲酒:カシスオレンジ×1 (許容量)
月曜日に飲みを設定するのは止めましょう、と散々言っているこの声が中々届かず。皆元気だなあと感心します。
5月24日(木)
今週の範馬刃牙:第301話 肩車
今週の粗筋:
転蓮華の姿勢、肩車の姿勢のままで今夜の充実感を噛み締める範馬親子。
共に宴の終わりを決意し刃牙が猛攻を仕掛けるが、勇次郎はその攻撃を意にも介さず鼓膜破りを放つのだった。
で、出よった!これは正に鼓膜破り(スタン確定)からの鬼哭拳(即死)やでー!!
かつては独歩を仕留め、郭海皇のとどめにも用いた本日の10割コンボが遂に発動しました。
このタイミングでこれを使うという事は、こないだの鬼哭拳はやっぱり手抜きだったと考えるべきなのでしょうか。この次に繰り出す鬼哭拳こそ、正に鬼の哭く渾身の一撃となる筈です。
今週のラストでコンボの始動となる鼓膜破りを喰らってしまった刃牙に出来るのは、
- レバガチャでスタンから回復してカウンターを決める
- 持ち前のタフネスで耐えきる
の二択ですが、この局面で『耐えて無事でした』は流石に読者が萎えスタンするだけなので、きっと『3.まともに喰らって気付いたら病院』からの『俺達の戦いはこれからだ』エンドになる事でしょう。あれ、これ何か違うか。
さておき、先週『決着が間近』はブラフじゃあないかと疑いましたけど、存外にこの攻防が最終演目になりそうです。
見ている限り、今週の猛攻にも平然と耐えきった勇次郎の勝利に終わるのが普通でしょうが、何せ刃牙はこの喧嘩の中でも謎のパワーアップを遂げているので逆転劇も十分に有り得ます。独歩やオリバ先生、ピクルやゴキブリ師匠、範馬勇一郎や梢江ちゃんの思いを背に、刃牙の鬼哭拳が勇次郎の鬼哭拳を貫く、という少年漫画的な展開に期待しても良いかも知れませんね。
5月25日(金)
ゲーム:『DmC Devil May Cry』のコンシューマ版は2013年1月17日発売、Windows版は2013年内
2010年の発表から今日に至るまでWindows版の話題が一切出て来なかったので『開発元が違うからWindowsは諦めるしかない』と思っていたのですが……遂に正式にWindows版も出る事が決まりました。これは嬉しい。
以前から『ゲームはWindows版が一番良い』と書いて来た訳ですけど、今は好みの問題よりもPS3(40GB版)のHDD空き容量が殆ど無いという問題を抱えているので(アンインストールも換装も面倒)、Windowsでやれるならばそれが一番楽なのです。同じ理由で『BIOHAZARD 6』もWindows版をゆっくりと待ちます。
先ずは夏にボーナスで新しいPCを組んでDirextX 11世代の環境を整えた後、Steamのセールで買っておいた『Alan Wake』と『Skyrim』を満喫しながら、『DmC Devil May Cry』や『BIOHAZARD 6』を待つのです。喩えこれらの販売が2013年末だったとしても、『Skyrim』が有れば保つでしょう。何て隙の無い隙だらけの計画。これはきっと巧く行くに違いない(文法エラー)。
5月27日(日)
映画:ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵
映画の粗筋:
巨大な段平を武器に、戦場から戦場へ渡り歩いて来た孤高の傭兵・ガッツは、とある攻防戦での活躍を切っ掛けに、最強と名高い傭兵集団『鷹の団』のリーダー・グリフィスにその力量を買われ、決闘の末に鷹の団へ入団する事となった。
3年後、ミッドランド軍に所属し勝利を重ね続けた鷹の団はミッドランド国王から高い評価を受け、遂にグリフィスは貴族に認定されるまでに至る。しかし傭兵の成り上がりを認めない家臣も少なくはなかったからさぁ大変。
感想。尺が足りないけれど、雰囲気は概ね上上。75/100点。
原作を読んでいる人向けの書き方になりますけど、ガッツとグリフィスの出逢いから、グリフィスが姫様に友人の定義を語ってガッツがショックを受けるまでが80分前後にまとめられているので、色々省かれまくりです。
ガッツの生い立ちは夢現の中でサッと流されて終わりですし、ガッツが鷹の団に入った瞬間に3年経つので初陣&宴会&ガッツが打ち解けていく様子もカット、皆のアイドル・フォス大臣に至っては影も形も有りません。ぎええええ、フォス大臣!
しかしながら、CGを駆使した――と言うか多分7〜8割位はCGで済ませていたんじゃあないだろうか――映像は重さが足りないながらも小綺麗に良く動き、戦場に於ける雑多で無秩序な戦いや、本気ゾッドのもふもふ感はしっかりと出せていました。あれだけの数の人間を動かすならばCGしかなかったでしょうし、そのCGを取り敢えず三浦テイストっぽく作り上げた点は評価出来ます。
とは言え……やはり一にも二にも『端折り過ぎ』なのは間違い無く、そうであるが故に高く評価するのは難しいところです。
何故ガッツが孤独だったのかも明かされず、ガッツが変わりゆく経緯も描かれず、フォス大臣は出て来ずに、ユリウス将軍は唯々悪事を犯す。物語の説得力も起伏も単品としての盛り上がりにも欠け、淡々と始まり淡々と終わった印象を受けます。
ダイジェストでまとめる映画なんだと割り切れば良いのでしょうが、絵面がしっかりとベルセルクだっただけに、この淡泊な仕上がりは些か残念です。以降はもう少し丁寧に進めていただきたいですね。
余談
残念とは言いつつも、やはり動く『ベルセルク』はただそれだけで良いものです。
OPでファルネーゼやシールケ、凶戦士の鎧もチラリと映っていましたけど、あそこまで――詰まりは黄金時代篇に限らず断罪篇まで進めていただけると嬉しいのですが、やはり難しいですかねえ。何も劇場向けにしないで『HELLSING』の様なOVAでも良いと思うのですが。
5月28日(月)
今週のONE PIECE:第668話 “海賊同盟”
今週の粗筋:
ローの提案を飲んだルフィは、同盟を組む以上自分達の要望を飲む様にローに告げる。
麦わらの一味のノリに翻弄されながらも、シーザーを浚う計画をルフィ達に説明するローだったが、その頃シーザーは山よりも巨大な毒生物『Slime』を解放するのだった。
ルフィ達の空気に完全に馴染めていないローが面白い。
いつもの様にクールに無視する訳でも無く、唯々圧倒されている様な場違い感は非常に斬新です。確かにトラ男は悪い奴じゃあないかも知れません。
そんな新しい一面を見せたローに対し、この後に及んで毒生物を出して来るシーザーの芸の無さと来たら。
5月30日(水)
ゲーム:『MAX ANARCHY』初回特典のベヨネッタは本編でお蔵入りになった技を使える……?
若干気になっているゲームではあるんですけど(ベヨネッタの姐御も好きですし)、如何せんプラチナ・ゲームズの作品は値崩れが激しいんですよね。半年もしない内から半額以下になったり。
これこそWindowsで出てくれれば良いのになあ。
5月31日(木)
今週の範馬刃牙:第302話 壁画が表すもの…
今週の粗筋:
鼓膜破りを決めた勇次郎は、その姿勢のまま『これを以て終了とす』と告げると、ゆっくりと刃牙に拳を握らせるのだった。
この期に及んで。この後に及んで、まさかまさかの叩いてはペラペラ再び。
壁画をまた持って来る意図も全く理解出来ませんけど、わざわざ鼓膜を破ってから説明し始める状況もまるで理解出来ません。
拳を握らせる流れ自体は良いと思いますが、敢えて鼓膜破りを挟んで喋る意味が分からないのです。聞こえる時に言っておきましょうよと言うか読者を期待させてそれは無いでしょうと言うか、『言いにくい』とか言ってたのに結局1から10まで喋ってどうする。
鑑みるに、死刑囚編以降の意味不明エピソード(例:勇次郎が登場する度に発動する凄いんだぞ描写、独歩や達人の一般人との喧嘩話等)や水増しエピソード(例:同じ技の同じ説明ループ、見物人の心境等)を『ドラゴンボール改』の要領で削っていくと、1/3位に落ち着くんじゃあないでしょうか。
昔はその余計さが演出として光っていたのになあ(例:片平巡査)。何処で違えたのでしょう。
ゲーム:『Dead Space 3』のアメコミ風ムービー公開
色々とE3に先駆けた情報チョロ出し合戦が始まっている中、遂に本命の1つが動き出しました。
ムービーの主人公は我らがアイザックさんでは無い様ですが、このスーツの背面、効果音、そしてネクロモーフは正に『Dead Space』の証です。蠢く怪物、吹き出る血飛沫、広がる絶望。やぁ、たまりませんなあ。フィクションならではです。
少し気になったのは、最後に出て来た超弩級の化け物ですね。『でっけー!!』と興奮する一方、Obliteration Imminentの隕石の悪夢が蘇り候。砲座戦じゃあないですよね、それだけは違いますよね。
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