9月1日(土) 皆が右を向いたら、1人で左を向く。
映画:ラッキーナンバー7
髪の生えた(カツラの)ブルース・ウィリスに渋さを感じて、パッケージ買いしてしまいました。
感想。良い買い物をしました。85/100点。
所謂クライムサスペンスのジャンルに入る作品で、主人公が済し崩し的に色んな事態に巻き込まれていく話です。
サスペンスなので彼方此方に謎が鏤められているのですが、その謎の回収や解決が驚く程手際が良く綺麗で、気持ちが良かったです。ゆるい感じのユーモアが溢れる雰囲気に浸りながら観ていると、一気に最後まで連れて行かれて最終的には納得してる自分が残される、という感じで。
登場人物達も魅力的で、ジョシュを始めとした出演者の演技は非の打ち所が無く、序盤の下ネタパートが下らなかった事以外には言う事の無い良作でした。
強いて言えば、終盤まで悪役2人の悪っぽさがそれ程出なかった点が残念です。もう少し、2人とも残虐な性格でも良かったのではないかな、と。
カタルシスの為には、前振りが必要ですからね。憎める要素がもっと有った方が良かったと思います。でも、言う事は本当にそれ位です。やあ、たまにはこの手の作品も良い物だ。
9月2日(日) NO根拠。
僕達及び彼等が見落としていた事 ―魔人探偵脳噛ネウロ―
ネウロの決め台詞より。
「我が輩を誰だと思っている。魔界の『謎』を解きつくした男だぞ」
第2話より。
「だが、魔界の『謎』はどれも単純で小さいのだ」
ここ一番って時に、『単純で小さい』物を食い尽くした事を自慢されても。
9月3日(月) 1人1芸のバトル漫画化さえしなければ良い。
今週の魔人探偵脳噛ネウロ:第123話 茶
松井先生、アニメ化、アニメ化。
アニメ化駄目になりますよ。っていうか此処まではアニメ化しないから良いや、って前提ですか、そうなんですか、松井先生。
と、突っ込まずには居られない程、強烈過ぎる茶菓子を用意していたシックス。
強烈過ぎて、今のジャンプの限界がこれなのか、或いは実はこっちが考えている以上に限界まで余裕が有るのか、そんな事を考えてしまった程です。
それこそ、シックスの『只の悪人とは違う』ところを描いているんでしょうけど、何もそこまでしなくてもと言うか、あれでは『シックスはただ悪い存在』って事しか伝わって来ません。いや、字面にしてみると、『ただ悪い』というのは正にシックスの存在その物なので目論見通りにはなっているんでしょうけど、インパクトで本質が誤魔化されている様な気がしない事も無く、「筋肉や骨格ではなく…脳の中で抵向進化は進んだのだ」と言う割には、明らかに肉体が人間よりも強靱だというのもアレな感じだったりするのも、にんともかんともゴニョゴニョリ。
9月4日(火) 眠る眠れば眠る時。
ダウン:1日目
8月からのプチデスマーチ効果か、ろくに動けない程発熱してしまったので、本日は眠って過ごしていました。
9月5日(水) 20時間くらい睡眠。
ダウン:2日目
昨日同様、本日もダウン。
2日も休むと仕事が大変なことになっているのは明白なので、明日からは意地でも出勤予定です。
9月6日(木) 延長パターンが困る。
今週のピクル:第6話 最新vs最古
アレン君一切出番無し!
しかも最終話1つ手前にして話が全く進まないマーヴェラス。
これは来週最初の3ページ以内で決着を付けて、事態収束をモノローグでやるパターンか、『人気沸騰!衝撃の延長!!』とかいう煽りの元で『スマン、どうしても後○週やらせてくれ!』パターンか、『ピクルの戦いはこれからだ!』パターンの何れかしか残されていませんね。勇次郎とかが空から振って来て、お互い睨み合うコマに『出会った超雄同士!』とか『超野生vs超野生!!』とか煽りが付いて終わり、というのも有り得ますかね。
因みに、今考え得る一番最悪なケースが、ボッシュ大統領命令とかで射殺するというパターンです。で、最後のコマで死体安置所に寝かされたピクルの指がピクッとか動いて終わるみたいな。…ああ、有り得るかも知れないな、これも…。
9月7日(金) 叶える気ナッシン。
アニメ:Devil May Cry
一応12話全部観ました。
感想。やっつけ仕事過ぎ。40/100点。
一言で言えば、2の再来ですね。
ダンテが只のクールキャラでウィットに欠け、話や設定は説明不足で展開が急ぎ足、魅力的な敵キャラは登場せず、基本的に銃最強。加えて、話によっては素人目に観ても作画崩れが激しく、あからさまに外注で描かれたのが分かる絵になっていたり、時には口を開かないまま喋っていたりする始末でした。
個人的には完全に黒歴史扱いですが、只1つだけツボに入った会話が有ったので、それを記載しておきます。
悪魔:
「願いはないのか?どんな願いでも良い。こんなチャンスは滅多にな無いぞ」
ゲストキャラ:
「本当に俺の願いを?」
悪魔:
「ああ、早く言え」
ゲストキャラ:
「じゃ、じゃあ、金をくれ。世界一の金持ちになりたい」
悪魔:
「それは、無理だ」
ゲストキャラ:
「じゃあ、権力をくれ。世界一偉い人間になりたい」
悪魔:
「駄目だ。お前の為にならない」
ゲストキャラ:
「じゃ、じゃあ、それなら、世界中の女を俺の物に」
悪魔:
「駄目だ。気が乗らん」
やる気が無さ過ぎて噴き出しました。じゃあ最初から話持ち掛けると小一時間。
9月8日(土) 己や周囲を鑑みると色々と。
飲酒メモ
勤務先の元相方・A木氏が、オーストラリアから一時帰国したので、飲み会に行って来ました。
体調不良が続いていたので、一次会しか参加出来なかったのが口惜しい限りですが。
本日の理由:A木氏を囲う会的なノリ
本日の面々:勤務先の面々16名位
本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×3 (許容量)
帰り際『1日に55分は日光に当たらないと鬱になる』と諭されました。
成る程、道理で。
9月9日(日) ぐぺぺ。
戦友劇場:Fainal Fantasy IV
5、6年振りの戦友劇場のコーナー。どんどんどんぱふぱふぱふ。
自分のサーバのお絵描きチャットの動作確認を戦友に依頼した際に、名作が生まれたので紹介しておきます。
お題は『サハギンとギルバート(FF4)』。
お題はサハギンとギルバートだったのに、アンナも繰り出して来る戦友が素敵。
どうでも良い話ですが、あのサハギンは数有るRPGやアクションゲームに於けるサハギン史の中で最も輝いていたサハギンだと思います。登場タイミングとか役割とか鳴き声とか。
9月10日(月) クワッ。
今週の魔人探偵脳噛ネウロ:第124話 病
2人の茶会に対する弥子の突っ込みが、的確っぽく見えて微妙に間違っているファクト。
ネウロ:
「全ての人間は我が輩の食料であり我が輩の所有物だ」「我が輩だけがいじくる権利を持っている」
シックス:
「違うね」「全ての人間は私の敵であり私の所有物だ」「私だけが壊す権利を持っている」
弥子:
『なんというドSサミット!!』
SかMかで言ったら、2人ともドが付くSなのは間違い有りませんが、それにしても『全人類の支配権について話し合う事』をドSサミットの一言で片付けるとは、中々肝が据わった女子高生です。
ネウロは兎も角、人類の数を減らすのが当面の目的とまで言っているシックスは『ドS』で括ってはいけないでしょう。まぁ、ドSなんですけど。
しかし、『自分の血族以外は滅んで良いと思っている』とは言っていましたけど、滅んで良いと思っているどころか『滅ぼしたい』とはまた大きく出たものです。
世界征服とか人類滅亡を企んでこそ少年漫画の悪役ではありますが、この漫画で考えると少しスケールが大き過ぎる気がします。…あ、『食の千年王国』とかそういう前例が有ったか。
9月11日(火) 口数が少なくなる位。
独り言:大切な物は失って初めてその有難味が分かる
愛用の肩もみアイテムがぽっきりと折れてしまいました。
5年位使っていた代物だっただけに酷くショックです。
9月12日(水) 外で食べる食事も良いもの。
独り言:引き籠もりは部屋に居ないと鬱になる
承前。
職場まで顔を出しに来てくれたA木氏に『昼を太陽の下で食べよう』と誘われ、この会社に就職して以来初めて公園で昼食を取りました。
その結果、というのもおかしな話ですけど、今日になって、実は通常業務を行っているフロア内が外と比べて大分暗かった事に気付きました。
1時間も外に居た事で目がその光に馴れたらしく、室内の光では光度を足りなく感じた、という感じです。普段も昼食を食べに行く際は外に出ますが、結局は店までの移動の数分程度しか外に居ないので、太陽の光に馴れる暇が無くて気付かなかったのでしょう。
やっぱりお日様は偉大だな、というお話(強引)。
9月13日(木) なんというド雄サミット。
今週のピクル:最終話 雄として
承前。
やはり最大の突っ込みの出番が来てしまいました。
が、リハーサル通り過ぎて『来んな』と言えば良いのやら、『板垣先生、もう良いスから』と言えば良いのやら、『後の春成である』と言えば良いのやら、『っていうかキャプテン何やってんの』と言えば良いのやら、どう突っ込めば良いのか困り果てます。
尤も、一番突っ込みたい点は『アレン君は何処に行ったのか』という点なんですけどね。あれ程細かく馬鹿っぷりを描いてキャラを立たせたのに、この2週間未登場のまま話を終えるなんて酷過ぎます。久々の良キャラだったのに。
9月14日(金) いつもの焼鳥屋も満員でNG。
飲酒メモ
仕事終わりに飲んで来ました。
本日の理由:息抜きの為
本日の面々:S部長、O友氏、A本氏
本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×1 (許容量)
店に着いたのは20時位だったと言うのに、『今夜のお勧め』のメニューが全て品切れになってて驚愕。やはり連休前の週末だと、入りが全然違うみたいですね。と他人事の様に語る。
9月15日(土) ヤシマ作戦は劇場での鑑賞を推奨。
映画:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
オタクに分類される分際で観ない道理が有る筈も無く、まんまと観て来ましたよ。
所感。噂通りラミエルが素敵で惚れ惚れ。95/100点。
元々、周囲やネット等での評判でも『序盤はほぼTVのままで、変化が出るのはヤシマ作戦から』とか『ヤシマ作戦が凄い』、『ラミエル(菱形の使徒)最高』という情報は得てはいましたが、実際その通りでした。
序盤から中盤の見所と言えば、綺麗な作画に豪華なCG、音響の良さぐらいな物で、設定や演出に関しては一部マニアの心をくすぐる程度に一寸ずつ変わっているだけなので、新鮮味というのは殆ど有りません。作画を全部やり直したとは言え、画面構成やアングル等はTVのままなので、『綺麗になったな』と感じたり、『あ、ここ台詞(或いは演出)が少し違う』と思ったりする程度、といった具合なのです。第3新東京の稼働シーンは、フルCGのお陰で『迎撃要塞都市』の真髄を発揮していて、素直に感歎しましたけど。
そんな『確かに綺麗だけど、それだけ?』な状態を、90分映画の山場となるラミエル襲来及びヤシマ作戦が一変させるのです。
先ずラミエル。先ずというか、兎にも角にもラミエル。奴がもう、本当に『凄い』とかしか言い様が有りませんでした。
CGで組み直された第3新東京も大概STGのガジェット状態でしたが、ラミエルのSTGに出て来そうなボスキャラっぷりが余りにも凄い。
かつては『観ないでも描ける使徒No.1(当社調べ)』として名を馳せたあの正八面体が、その面目躍如(?)とばかりに鳴き声を上げて変形しまくる変形しまくる。攻撃や防御に伴ってぐりんぐりんと姿を幾何学的に変形させまくるその姿、そしてその姿から放たれる圧倒的な火力の数々は、唯々圧巻の一言でした。強烈過ぎて恐怖すら感じる程です。
取り分け、ヤシマ作戦スタートから陽電子砲一撃目発射までのシーケンスにおけるラミエルの暴れっぷりと来たら、正に攻守共にパーペキな『空中要塞』の体現。遠目のアングルで、変身しまくりながら大はしゃぎしてるラミエルの姿を観た時には、思わず顔が綻んでしまいましたね。
あの立ち向かう気力さえ根こそぎ焼き払う強烈な存在感に、『こんなの絶対勝てないだろ』と思う反面、心を思いっきり鷲掴みされてしまいました。
主観でしか物事を言えませんが、これだけの勝てる気がしない感と恐怖感を生み出したラミエルのインパクトは、当分塗り替えられる事は無いだろうと心底思います。この作品でさえ、あのラミエルを超える敵を今後出せるのか怪しいところですね。話的には、サハクィエルの落下阻止エピソードか、最強の使徒と言われるゼルエル辺りが凄まじい事になるんじゃないかとは睨んでいますが。
さて、そのラミエルのパワーアップに呼応して緊張感と緊迫感が増し、内容的にも大幅なスケールアップを果たしたヤシマ作戦も今回の見所でした。
作戦が大掛かりである事を痛感させられる、細かなディテールの描写に拘った施工シーン、シンジの一撃の為だけに噛ませ犬としてラミエルに総力戦状態で攻撃するネルフ、そして今回の物語の全て――否応無く戦わされているシンジの苦悩と、それを乗り越える為の勇気や想い――が二撃目に集約されていく、という山場演出。何もかもが熱くて実に良い。
何よりも、いつも通り独りで悶々と悩み、ただ鬱陶しく震えるだけだったシンジが、涙しながらも再度あのラミエルに立ち向かっていくという姿は、TV版には無い男らしさが溢れていました。コーラス付きBGMの盛り上げ方も手伝い、『あっれー、シンジなのに何か格好良いよ、これ』と思わされたり。
今回はこのヤシマ作戦――特にラミエル――だけで十分1800円の元は取れたと感じましたが、全体的に観ても綺麗にまとめられた良い映画だったと思います。いや、良い映画というよりは『良いエヴァンゲリオン』という方が正しいのかも知れませんけど。
制作サイド自身含め、今に至るまで散々使い古して来た『エヴァンゲリオンネタ』を美事に『ヱヴァンゲリヲン』として昇華させ、見終わった後に色々考えさせたり語らせたりする巧さをそのまま残して再構築した今作は、かつてエヴァンゲリオンに嵌って、エヴァンゲリオンを消費した人間にこそ強く響く筈です。
10年前、高校の時分にエヴァンゲリオンに嵌り消費してきた身として、今回の作品には本当に満足しています。実に良い映画でした。
9月16日(日) YAKUZAMURAI。
ゲーム:龍が如く 見参!
YAKUZA三作目は江戸時代の物語に決定。
画面写真見た瞬間に笑いしました。ポジティブな意味で。
やぁ、馬鹿過ぎじゃあないですか。美事なまでに馬鹿。PS2だったら買うのに、これ。
どうでも良い気掛かりは、洋題がどうなるかですね。
今まではYAKUZAで通りましたけど、流石に今回はYAKUZAという感じでも有りませんし。『YAKUZA SAMURAI』とかだったら最高だなあ。
9月17日(月) 穴馬は浅田忠信。
今週の魔人探偵脳噛ネウロ:第125話 母
弥子が母親に「誰かと一緒に楽しく過ごして忘れちゃえ」と励まされるシーンで、浅田忠信(優しく見守る)が映っていたのは兎も角、陳ヤマト(弱点:老い先短い)が映っていたので笑ってしまいました。別にあの人友達でも何でも無いでしょう。それとも、実は何処かで知り合っていたのか?
サイだシックスだですっかり忘れていましたが、この漫画はこうした小ネタの面白さも魅力なんですよね。アニメでも、こういったモブの存在を省略する事無く描いて欲しいものです。半魚人クルセイダーズとか警察の壁とかコアラ抜刀斎とか。
閑話休題。
これから当面は息抜きという体で話を進める様ですが、前回の『私のとても身近な人ですら…それは決して例外ではなく…!!』が有るだけに、今回の様な日常の話を差し込む本当の意図が『閑話休題』では無く、『身近な人を奪う』事に対する前振りにしか見えないのが怖いです。
松井先生は荒木先生と同じで、演出では無く展開の為に平気でカードを切れるタイプの漫画家なので、別れの衝撃をより強烈にする為に周囲の人物を読者に浸透させている、と考えても考え過ぎでは無い筈です。
今は、突然スポットライトを浴びた母親が心配で仕方有りません。次点は突っ込みの突っ込みで出番が少ない叶絵。
9月18日(火) マキャベリなど知らない。
ネットで発見:何かDSが凄い事になってる
魔女のアレも大概どうよと思いましたが、更に超越する作品が出て来るとは驚きです。
『マイクに向けて声援を送ったり、彼の身体の汗をタッチペンで拭ったり……。心身ともにサポートしちゃおう!!』と、いう状況に対する需要が有るからこその供給という事ですよね。世の中、需要が有るからって何でも供給して良いって物じゃない気もしますけど、魔女の前例が有る以上どうでも良いのかも知れません、その辺。
しかしこれが任天堂のパスを通るなら、ギャングスターの中の人が1年以上前に発案していた『THE 尋問』が出ても不思議じゃないなと思いました。尋問そのもがメインでも、イベントとして尋問パートが有るADVでもどっちだって良いんですけど。
どうでも良い話ですが
『THE 尋問』のスナップショット(?)は、全く尋問する気が無くて笑えます。口にテープて。聞くだけ聞いて言わすつもりが無い。
「いいかな小悪党 貴様はかりにも一抵抗組織の末端ならば知っておくべきだ」「世の中には手段の為ならば目的を選ばないという様な」
「どうしようもない連中も確実に存在するのだ」「つまりは」
「とどのつまりは」「我々のような」
尋問の心得其の壱。『自白されても、その、なんだ、困る』。
9月19日(水) うさぎ2匹が空気状態。
今月のSTEEL BALL RUN:#30 ウェカピポが来る!
この管理人 ジャイロの精神の爆発力…認めよう!!
雪の結晶で回転する思いつき すばらしいものが あった事も認めよう!!
ンン〜
だが!ジャイロオ!
本当に他に黄金長方形がなかったのか?本当にか!?
という感じで、話の運びにもウェカピポの渋さにも概ね文句は無いのですが、今回の戦いの焦点の1つとなっている『白銀の世界に黄金長方形は無い』に『納得』がいかなくて、今一乗り切れませんでした。
蝶の羽根、葉の形、木の形、馬の鬣。今まで黄金長方形としてきたそれらは確かに存在しませんが、何故それらでなくてはならないか、と。白銀の世界とて自然の世界、何故あの氷や雪の起伏では黄金長方形たりえないのか、その説明が無いまま『兎に角無理』みたいな勢いで進んだのが納得出来ません。自然に無ければ無いで、ジャイロの爪を使えば良い訳ですしね。
後、ジョニィ毎回叫び過ぎ。
今月の銃夢 Last Order:PHASE;70 超速の進歩
ノリにノってる、というか悪ノリ絶好調の木星系連邦。
表紙を捲ってすぐ見開きで応援歌、って何処のスポ根系漫画ですか。
でも面白かったので、歌詞掲載。
♪木星 木星 木星系連邦
ぎっちぎっち動く機械の体
国民全員サイボーグ
(中略)
♪走れサンダー! うなれダイナモ!
財なら持ってる衛星解体
世界の担い手 木星人
おお 我らサイボーグ民族
ゼクス編は、妙な悩みや悟りの描写が無い分、安定して楽しむ事が出来ますね。
格闘一辺倒になって話が一向に進まないのが難点ですけど。
9月20日(木) いくら丼が食べたかったな〜。
今週の範馬刃牙:第80話 混沌の始まり
この漫画のカオスなど今に始まった事じゃないでしょう。――という突っ込み待ちとしか思えないタイトルですけど、今週は本当にカオスでした。
でも、一寸だけ面白かったです。ピクルの公開交尾がじゃなくて、刃牙の反応が。
此処数年のバキが燃えないのは、刃牙が燃えないからだ、というのは何度か書いているんですが、そうだとすると刃牙が燃えるとバキが燃えるという逆説が成立するのです。いや、逆説故に詭弁なんですけど、スパークして毒が裏返った瞬間の『闘いたい』刃牙を見た時や、刃牙がオリバと喧嘩を始めた時に我(々)が興奮したのは事実なのです。そう、刃牙がやる気を出せば、概ねバキは面白い。
今週一寸面白いと感じたのは、ストライダムの提案にノリの悪かった刃牙が、実際にピクルを画面越しに見た時に『強ぇよこいつ』と汗ダラダラで言ったからです。どう見ても筋肉の付いた春成でしかないのに、それを見て驚いたんですよ、あの刃牙が。
あれだけの衝撃を受けながら、ピクルの存在を華麗にスルーする事も無いでしょう。きっと刃牙のやる気へと繋がり、それが面白さの基盤となっていく予感がします。
それとは無関係ですけど、日本に戻って来たのに梢江ちゃんを出さない姿勢も良いなと思いました。出来れば忘れてて欲しい物です。勇次郎の『ゲバルに会いたい』発言の如く。
独り言:「ドルアーガの塔」のアニメ/ゲーム化を発表
CMに入る時か戻る時で良いので、『いくら丼』を流す位の気概が欲しいですね。
9月21日(金) 中条長官使えなさ過ぎ。
ゲーム:大乱闘スマッシュブラザーズX
今月のジャイアントロボ:第13話 白昼の残月編7・幻妖斎の妖術
スフィンクス拘束からお手までのくだりでかなり笑いました。うしろ見ろォ〜って。何このギャグ漫画。
しかし強い強い幻妖斎。
実際に神体を倒したかは別として、林冲の情報やジャイアントロボが無くても問題無いって位の大活躍じゃあないですか。悪戯好きの駄目爺と思いきや、流石は九大天王。「このお山を守るのが生き甲斐なのじゃ。…だから侵入する者は…呪い壊す!!」の『だから』に違和感が残りますけど。
やんややんやダンスを踊るだけの中条長官と韓信元帥も、少しは幻妖斎を見習って下さい。
そして、反抗期に入って鬱陶しい事この上無い大作の背後に控えますは、激動たるカワラザキ with セントバーナード × 2。
OVA版の温厚そうな顔も何処へやら、戸田マジックですっかり悪人に早変わり(セントバーナード含む)。その様たるや、まるで893の大御所の散歩です(セントバーナード含む)。とても『激動の爺様』なんて軽々しく呼べそうにありません。
7話で出て来た時にはOVA版と大して変わらない顔だったのに、何が彼をこう変えたのか気になります。尤も、7話の事を言い出すと、7話時点の残月は隻眼だったのにいつの間にか両目が見えない事になっていた、といった矛盾も出て来るんですけど。
どちらにせよ、この分だと樊瑞も次に出て来る時には凄い事になっていそうで、ある意味楽しみです。未だ出ていない怒鬼とヒィッツカラルドも。
9月22日(土) 函館行きたい。
アニメ:ノエイン もうひとりの君へ
O太氏に『アクションシーンの動画が凄い』と勧められて観てみました。
感想。脚本が良い、キャラが立ってる、演出やBGMが世界観に合っている、そして動画が凄い。ど真ん中ストレートで嵌りました。95/100点。
勧められた通り、アクションシーンを含めた動画が良く動くのが印象的でした。
TVシリーズという事も有って、使い回している所も見受けられましたが、日常の些細な1コマや仕草も細かく動いているし、アクションシーンの豪快な動きはOVAレベルです(ちゃんと観たOVAって10作品にも満たないですけど)。2話と7話だけ、あからさまに作画が違ってて驚きましたが、全話通してあのクオリティを保ったのは奇跡の様に感じられます。
その動きを実現させたシンプルなデザインのキャラも、デザイン的な媚びを殆ど感じさせず、脚本を以てして魅力を成立させているのがディ・モールト良し。結構な数の登場人物が居ながら、所謂『空気』と化すキャラが出なかったのは凄い事です。FF12なんか主人公すら空気だったと言うのに。
キャラの扱いの良さも含め、この作品はプロット自体が非常に巧い作品だったと思います。
量子力学や並行宇宙論が根底に有る世界観ながら、その主舞台を現代日本の小学生達にする事で、日常の平和な描写と鬱になりそうな未来の描写のギャップを無理なく演出しきっている。
劇中でも大人が口にしている事ですが、主メンバーが小学生だからこそ、未来から自分が来るという非現実的な現実を比較的すんなりと受け入れる事が出来るのだろうし、未来には無限の可能性が有るというテーマを貫く事も出来たのでしょう。幾ら動画が凄くても、大人主体で話を動かしたら、唯々憂鬱なだけの作品となってしまっていたのではないでしょうか。
量子力学などさっぱり分からないので、作品で使われる用語やその意味が実際に正しいかどうかは分かりませんが、観る分には世界観や設定もよく練られていたと思いますし、作品全体としての完成度は驚異的な高さでした。
ただアクションを観る事だけが目的だったのに、思いがけず良い作品と巡り会う事が出来ました。O太氏に感謝しなければ。
9月23日(日) 尺が短いのもマイナス。
映画:BLOOD THE LAST VAMPIRE
『ノエイン』とセットで『映像が凄い』と勧められて観た作品です。
感想。映像が凄い。確かに映像が凄い。映像だけは凄い。65/100点。
セーラー服を着た女子高生が日本刀を振り回して化け物を斬る、というコンセプトを、キャラで媚びる事無くやってのけた点は素晴らしいです。
ただ、作品自体本当に『セーラー服の少女が日本刀で化け物を斬る』だけで、他に何も無いのが惜しい。そのコンセプト以外の中身が全く微塵にも無いので、単純な『映像作品』としか見えませんでした。
元々アニメなので映像作品なのは当たり前なんですけど、物語性が殆ど無いので、作成側の技術力を試したプロモーションビデオ的な作品、という見方しか出来ないのです。
ただ、作画・動画含め、映像は本当に素晴らしかったです。
『ノエイン』とは別ベクトルの、リアルさを基調にした上でのアニメ的なデフォルメ描写の数々は、匠の技としか言い様が有りません。俗に言うアニメーター魂を感じるのが好きな人とかには堪らないだろうなと思いました。
これで後は物語さえ付いてくれば、『作品』として成立したんでしょうけど、にんともかんとも。
9月24日(月) 『ゴシカァン』はどうするんだろう。
今週の魔人探偵脳噛ネウロ:第126話 ♂♀
承前。
母親同様、シックス登場編ラストのモノローグの影響で『誰が死ぬか読めない様に親しそうな人達を全員描いてみました』という厭な見方しか出来なかった今週ですが、望月社長の好感度はギュンギュン上昇中です。こないだまで麻薬で儲けようとしていた社長だとは思えないなあ、この人。あの埠頭の時点でも大分良いキャラではありましたけど。
望月社長の話題から最初の話題に移りますが、日常を見ていてすら不安になるのだから、改めてシックス――というかあのモノローグの効果は絶大です。
あの後にこうしたオムニバスを持って来たのは、『親しい人を思い出させる』という意図と共に『さぁ、誰が死ぬでしょうか?』という挑戦状だとしか受け取れません。そんな挑戦されても分かる筈が有りませんが。
今考え得る最悪の展開は、『誰か』が死ぬとかではなくて、寧ろ全員が死ぬという強烈パターンと、全員が例の病気に罹る鬱パターンです。ええ、あの病気が人工という説はまだ捨ててませんよ。刹那のアレは『新しい血族』が一枚噛んでるに違いない。サイ誕生に当たっての実験とかに違いない。
アニメ版について
『謎は原作と異なる部分も』や『死体の状態等にアレンジ』という一文に一抹の不安。
謎や状況だけが変わるなら何だって良いんですけど、犯人の豹変に関わるだけは省いたり変更したりしないで頂きたいです。竹田なんてあの侵入シーンが有っての竹田な訳ですし。
1話がいきなりDCSな件については、ある意味英断かも知れないと考えています。
DCSはネウロ爆発のきっかけになった、言わばネウロの最初期の山みたいな物です。クオリティの高さを維持出来る1話でやった方が良いと判断した、と考えると納得出来ます。
賭けであるのには間違い無いとは思いますけどね。もし勘違いアレンジをやって滑ったりした日には、原作好きからの苦情が凄い事になるでしょうし。
9月25日(火) 北斗級以外は皆馬鹿なんだよなあ。
漫画:『蒼天の拳』第17巻
中身は『ヤサカとの邂逅』から『菩薩様に呼ばれた気がする拳志郎』まで。
いつ見ても玉玲のラインが素晴らしい。飛燕?お約束過ぎて個人的には一寸微妙でした。
蒼天になって以来、敵キャラの馬鹿さっぷりが態とらしくなり過ぎた嫌いが有るのは前々から書いている通りで、今回も杜天風の誇張された馬鹿描写に少し萎えスタンしました。
馬鹿は嫌いじゃないし、今回の杜天風の清々しいまでの馬鹿さ加減は琴線に触れる物も有ったのですが、軍閥レベルの秘密結社の総帥にしては色んな意味で残念過ぎます。幾らそこそこの拳法を使えるとは言え、あのクラスの組織の頂点に立つならば、相応の知能も必要ではないでしょうか。盗賊団の頭、という規模では無いのですから。
という事で、今回のMVPは漁師の振りをして近付いて来た盗賊団の頭で決定。
あの馬鹿面と馬鹿発想に違わぬ相応の結末に全米が涙。お前のような漁師が居るか。
9月26日(水) 今更何故そんな物をそんな条件で。
独り言:MSが良く分からない
動画をデスクトップの壁紙にできる「DreamScene」の日本語正式版を公開。
先生、どう考えても需要の少ないソフトを、どう考えても普及率の低い『Windows Vista Ultimate』で限定配布する意味がさっぱり理解出来ません。
一体何故、どういった意図で、メガザルをはぐれメタル限定で覚えさせる様な真似を。
9月27日(木) 刃牙はどう出る?
今週の範馬刃牙:第81話 嫉妬
また勇次郎か。
と諦めかけた所に、まさかまさかの烈師父参戦。
何ですかこれ、今度こそ烈師父の死亡フラグですかこれ。
一寸興奮して参りました。
烈師父については、散々持ち上げるところまで持ち上げた筈なので、もう落ちるしか無いと思うのです。
しかし彼は刃牙にして『勝てる人間など地球上を捜し巡ったとしても見つかるかどうか』とまで言わしめた男。落とすならば、勇次郎やピクルといった規格外クラスとの対決以外では有り得ません。即ち、今がその絶好の機会。
一応補足しておくと、烈に負けて欲しい訳では有りませんよ。ただ克巳みたいな、よく分からない落ちぶれ方はして欲しくないだけです。
因みにピクル生存の説明は、多分突っ込んだら負けだと思うので突っ込みません。誰があんな待ちガイルに飛び込むものか。
9月28日(金) 厄介な臭いがするよ。
独り言:「Windows XP」提供期限を延長
事実上の『Vista今一宣言』ですね。
(洋ゲー野郎観点だと)DirectX 10しか魅力が有りませんからね、当然の結果と言えます。
業務の都合上Vistaにも屡々触っていますが、現状のVistaは発売前に感じていた『ウィンドウが透けるだの、動画が壁紙に出来るだの、フリーの常駐ソフトで再現出来る機能で重くなっただけのWindows』以外の何物でも有りませんし。
その癖、マイドキュメントの概念を変えてみたり――マイドキュメントを利用した事が無いので関係有りませんけど――、シャットダウンを含めた操作感を若干変更させていたり、OS標準のWindows メールにはOEが持っていたメールアカウント切替機能が無かったり、何故か妙に使い辛い変更が多く含まれている。
かつて『VistaにはMEの時に感じた何かを感じる』と書きましたが、本当にそのままの感覚ですね。何で突然言葉変えたの?というあの気持ち悪さ。
今後これがスタンダードになるなら良いんですけど、過渡期の産物として消えていくだけじゃあないかという不安が拭えません。他人事ながら。
9月29日(土) ノン。
小話:健康指導シリーズ
「――以上で健康指導を終えます。何か、気になる事は有りますか?」
「朝起きると、お腹を壊す事が良く有ります」
「毎日ですか?」
「ほぼ毎日です。大体、起きてから2時間以内位に」
「成る程。他には?」
「えーと、夕飯を食べて1時間以内位にもお腹を壊す事が有ります」
「毎日ですか?」
「2日に1回くらいは」
「成る程。他には?」
「特に無いです」
「分かりました。それではお大事にしてください」
「あの、お腹の件は?困ってるんですけど」
「奇遇ですね、私もです」
9月30日(日) 脱・腓返り宣言。
独り言:安堵
承前1、承前2。
2年連続で襲い掛かって来た腓返りですが、今年は襲われる事無く9月を終える事が出来ました。
少し嬉しかったので報告までにメモしておきます。