8月1日(土)
独り言:
承前。
己の所為だったとは言え、3,000円をスコッと諦める程の潔さも資金も有していないので、DCプラグの変換機器を探し求め一週間ふらふらと量販店を歩き回ってみましたが、結局求めている物が見付からず、純正のACアダプタを発注する事にしました。
Web上では変換機器も色々見掛けましたが、PCもアダプタも明確に規格が記載されておらず、本当に合うか保証が無かったので諦めた次第です。
結局、5,000円で済むところが8,000近い出費となってしまいました。やれやれだ。
8月2日(日)
ネットで発見:建物名を1秒で検索=携帯で撮影・送信するだけ
これは凄い。凄い技術です。
レスポンスが概ね1秒という事は、その写真に映っている建物を自動でマッチングさせるという事ですよね。それが出来るという事は、日本各地の大半――或いは、殆どの建物の360度分の写真と、それに関連付けられた情報が専用サーバに保持されていて、送られて来た写真と1秒以内にマッチング出来るだけの処理速度を持っている、という事です。しかもサービスの都合上、恐らくは頻繁なアクセスにも耐えられる様になっている筈。……本当に凄くないですか、これ。
技術的に云々はさておき、このサービスは純粋に便利そうで良いですね。
出張で見知らぬ土地に行くと、自分の向かっている方向に自信が持てなくなる事が多いので、こうして目印を調べる事が出来るのは心強い限りです。
最近は携帯電話にGPSも付いていたりしますし、細かいところでどんどん夢の技術が叶えられているんですねえ……(しみじみ)。
8月3日(月)
今週のONE PIECE:第552話 “エースと白ひげ”
遂に「グララ」笑いの真相が明かされ全海軍が震撼。
随分不思議な笑い方するなあと思ったら、ちゃんと意味が有った訳ですか。いやはや、流石と言うか何と言うか。
ここで黒ひげ討伐のエース出陣の真相を持って来たり、白ひげ海賊団に啖呵を切らせたり、もうこれ以上は盛り上がらないだろうと思った勢いを更に盛り上げる手腕も流石過ぎます。
尾田先生も白ひげ海賊団も、格好良いにも程が有る。
青キジ「とんでもねェモン呼び寄せたなァ…」
赤犬 「何を今更言うちょるんじゃあ」
黄猿 「――気味が悪いねェ〜〜…」
本当に青キジの言う通り、とんでもない展開ですとも。
王下七武海や大将達が居るとは言え、海軍という一組織が勝てる相手には見えません。そりゃあ他の海を放ってでも、ここに戦力を集めるって判断しますよね。
8月4日(火)
ネットで発見:ブルーレイの25倍!次世代ディスク開発へ
この手の話って色々聞きますけど(Info-MICAとかホログラフィックディスクとか)、結果的に市場に出回らない事も多いので、今一現実の物としての実感が湧きませんね。
尤も、今突然発売されても明らかにオーバースペックという気もしますが。現状でさえ、映像媒体としてのブルーレイを活かせるハードが完全に普及しているとは言えませんし、記憶媒体としては1GB辺りの金額がブルーレイを割らない限りは需要が無いでしょうし。
さて、ここで問題だ。このディスクは本当に発売されるのか否か、市場のメインになり得るのか否か。
どっちだと……思うね……?
8月5日(水)
独り言:誰もが驚くような内容に、カプコンが人気シリーズの最新作を開発へ
曰く、
「誰もが驚くような内容になる」とした上で、詳細の公開はまだ先になると述べています。
との事。
ロ……『ロックマンDASH』の新作だったらどうしよう……!!(皮算用)
8月6日(木)
今週の範馬刃牙:第170話 柳に風、第171話 見たいな…
いや、その理屈はおかしい。
と、『弾丸並みだからハネる』論に突っ込みを入れつつ、本当の突っ込みは今更『真っ向勝負』とか言い出した事についてなんですけども。
記憶が間違っていなければ、最初に真っ向勝負を仕掛けた結果がダイビングだった訳ですよね?そしてピクルの接待に逆ギレして投身自殺を図った結果、致命傷を負ってしまったので、回復までの時間稼ぎに小細工を弄した筈です。
それで、え?『一度はヤリたい真っ向勝負』って?……え?まるで意味が……分からない……。
そして今回は明らかに2話で1回分程度の内容……あまつさえ、小細工止めて真っ向勝負を宣言、って明らかにオリバ先生と戦った時と同一の展開……。
しかし、今週は読み切りの『Gaia』が凄かったので良しとします。
あの技に有効な使い道が有るのか否かはさておき、『オーガに並ぶビッグネーム』の設定を思い出す無茶苦茶っぷりに痺れました。
最近のバキには、こういうレベルのハッタリが必要なんだと思います。勇次郎が出て来る度にしつこく繰り返される『戦艦級の戦力』とか『生物的に何だか凄い』とか、そういうお伽話では無く。
8月7日(金)
飲酒メモ
本日の理由:接待
本日の面々:来客2名と同僚5名
本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×6 (臨界突破)
飲み過ぎました。今日は特に意味も無く飲み過ぎました。ふらっふらします。自業自得です。
それと折角の仙台七夕は雨で台無しでした。
8月8日(土)
独り言:『Firefox 3.5』導入
いつの間にか『Tab Mix Plus』が『Firefox 3.5』に正式対応していたので、3.5共々導入しました。
元々軽かった為か、謳い文句の1つである『3.0.*の2倍の速度』は体感出来ていませんが、複数のタブを切り替えまくった際のCPU使用率が平均して5%程度下がっている辺り、確かに処理能力が向上している様です。
いつの間にかと言えば、『中止ボタンがしいたけに見えて困る』もしっかり3.5対応になってましたね。これで取り敢えずは不自由の無いブラウジングが満喫出来るという物です。
8月9日(日)
飲酒メモ
本日の理由:いつも通り『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』やら何やらを観ながら
本日の面々:友人と
本日の飲酒:カシスオレンジ×2 (許容量)
遂にエンヴィーの襲来まで省きやがったかぁ、と驚愕・仰天・衝撃のアルベルト。
此処でそれを省いてしまったら、後の『シン勢はホムンクルスの気配が分かるから、手を組んでいぶり出す』作戦が出来なくなる気がするんですけど、どうなんでしょう。何と無くでやるのかな。
8月10日(月)
今週のONE PIECE:第553話 “頂上決戦”
扉絵ナミの微妙に乱れた髪がセクシー。
遂に始まった海軍本部+王下七武海vs白ひげ海賊団の大決戦。
片や正義の名の下に島をも焼き払う暴力集団、片や『海の王』とさえ呼ばれる伝説の男が率いる大海賊団――こんな両者が激突すれば、『戦争』になるのは当たり前ですね。かつてドレイクが口にした『戦争』という言葉は、決して大袈裟な比喩では無かったという事が、この画を以て実感出来ました。
しかしながら『悪』の血を絶やすという目的に、多くの死者が出る――白ひげ次第では世界が滅ぶだけの危険性を伴う戦争を起こせる物なのでしょうか。どう考えてもリスクの方が大き過ぎます。
それ程までに世界政府が恐れる『悪』とは何なのでしょう。どれ程の血を引いていても所詮は唯の一悪党、それをこんなリスクを負ってまで討つ事にどれ程の意味が?
今回の件が、クローバー博士の導き出そうとしていた『世界政府に都合の悪い物』と無関係とは到底思えません。海賊王が『ゴールド・ロジャー』と呼ばれた理由を含め、そろそろ『D』のミドルネームについて語られると嬉しいのですが。
8月11日(火)
独り言:職場で三国志が若干ブーム
直属の上司が、職場の皆を三国志の人物に当てはめた話題で盛り上がったのが切っ掛けで、微妙な三国志ブームが巻き起こっています。
因みに上司(郭嘉)曰く、自分は陸遜なんだそうで。周囲も納得していたみたいですが……そうですかね?
尚、『赤兎馬』の三国志占いでは、以下の様に出ました。
関平(かんぺい)
英雄指数55%
貴方は何をするにも平均点以上を獲得するそつなくこなすタイプです。
自分なりの個性を持ってそれを表現する事が出来れば英雄の道は近いでしょう!!
……う〜ん。
8月12日(水)
漫画:『エクセル・サーガ』21巻
中身は『アクロス基地に戻りたいエクセルとエルガーラ』から『ハイアットとの再開』まで。
久し振りに読んだので、危うく嘘予告を信じそうになりました。一瞬でも『これマジで?』と思った自分が恨めしい。
今回も今までと変わらず、物語の核心に触れる様で実は触れずにバタバタとしているだけ、という焦らす展開だけで構成されていました。
時折、根幹に迫る様な要素をチラチラさせるのが巧いと言うか鬱陶しいと言うか、正直話を一気に進めて頂いた上で、何処かで一段落してからギャグ路線に戻して欲しい気もします。もしくは、深いところには一切触れないままギャグ路線で進めるか。この3歩進んで2歩下がる展開が永延続くのは精神的に疲れます。折角のギャグ部分で乗り切れないじゃあないですか。
ですが、エクセルとコンビを組む(=ハイアットが抜けている)事で、エルガーラの存在意義が大分増して来ましたね。ボケでも無いのに突っ込まれ役、という良い立位置を得ている様に感じます。
ハイアットが戻る事でまたバランスが崩れてしまうんじゃあないかなと余計な心配をしてしまいますが、どうなんでしょう。ハイアットは存在自体が突っ込まれ役だもんなあ。
8月13日(木)
ゲーム:Dragon Quest IX 星空の守り人
前作、前々作をやっていないので、買う事を躊躇っていたのですが、盆休みに向けて移動時間等の暇潰しの為に購入してしまいました。
未開封なので感想はまた後程。
8月14日(金)
独り言:長閑に暮らすのも悪くは無いけれど長閑なだけでは満たされない
今年は初盆だったので、本日は夏期休暇を取って両親の実家と、親戚の墓地が有る岩手の田舎に行って来ました(残りの休暇は9月に取得予定)。
久々に行ってみると、やはり田舎というのは長閑で良い物ですね。
畑や牛の世話等が有るので、決して暇が有る訳では有りませんが、せかせかとしている感が有りません。
暖かい縁側でアブや蚊と戦っていると、普段の喧噪がまるで嘘の様です。
この平和な心を皆が持てば、もっと世界は平和になると言うのに……!
とか書きつつ、光ファイバーは疎か、ADSLもISDNも無い場所では、心の平穏は保ちきれないなあと思ったり思わなかったりしました。
何だか間違って育ってしまったなあ。と、墓前で若干反省。
8月15日(土)
ゲーム:Dragon Quest IX 星空の守り人
承前。
感想。ネット上では酷評も出ている様ですが、数時間程度やった上では気軽で面白いRPGだと思います。現状80/100点。
感覚的には、『III』の正統進化形という感じですね。
主人公には設定が有り、物語を進めていく上での動機も目的も有るけれど、ルイーダの酒場で集う仲間達は基本的にただの戦力に過ぎず、設定や人となりは一切無い。このシリーズが『IV』以降に力を入れて来た『パーティのドラマ性』は完全に無くなったけれど、その分『III』や『Wizardry』の様に脳内補完で遊ぶ、という方式。
こうした内容に伴って、キャラ性能も基本はそのキャラに設定した職業の持つ特性に依存している物の、育てる事でその特性を他の職業に引き継げる育てゲーとしての要素が有ったり、メインストーリーとは別に100を超える様々なサブクエストを楽しめる様に構成されていたり、携帯ゲーム機で長くちまちま遊ぶにはもってこいな設計がなされている様にも感じました。
ただ、携帯ゲーム機という事を踏まえて設定されているっぽいイベントやダンジョンの短さが若干気になったのは事実です。
そうした点や、ドラマ性の薄さについては、突っ込まれてもおかしくはないのかも知れませんね。
8月16日(日)
独り言:何だかんだ言って『Dragon Quest IX』は人気なのかも知れない
30人以上とすれ違い通信をすると良いと聞いたので、靴を買いがてら友人とヨドバシカメラに行ったところ、僅か20分で33人もの方と通信する事に成功しました。
最初、ゲームコーナー周辺でDSを持って立ち尽くしている人達を見た時は『何でDSを鞄から出してるの?』と思ったのですが、一度にすれ違えるのは3人までで、3人揃う度に所定の動きを取らねばいけない、という縛りを教えられて納得しました。何て面倒でいて、恥ずかしい仕様なんだ……。
それは兎も角、発売から1ヶ月近く経って尚、30分未満でこれだけの人とすれ違えるのはドラクエ人気の証なのかなと思ったりしました。
少なくとも友人を除いた32名には、すれ違い通信をするだけの価値が有るという事ですものね。個人的にも、言う程酷い作品だとは思えません。感性は人それぞれ、と言えばそれまでですが。
8月17日(月)
独り言:パンデミックと聞いてダンテのパンドラを思い出す自分は少数派
職場の建物に入っている別のテナントで、新型インフルエンザの感染者が出てしまったそうで。
別の階の話である上に、夏期休暇中に発病した様なので、その方から伝染する可能性は低いと思いますが、その方が感染する切っ掛けとなった起因があの建物内に有るか否か、という点で経営層が過剰に反応して面倒な事になりました。
普通のインフルエンザでも重病化する事は有るというのに、誰も彼も気にし過ぎです。もう扉の前やトイレ、流しにそれぞれ消毒セットも置いて数ヶ月経っている上、早速建物の消毒作業も実施したというのに、これ以上慌てたってどうしようも無いでしょうに。
ところで、新型インフルエンザの感染者が複数出た職場では、魔女狩りが如く『誰が元なのか』とかやっていたりするんでしょうか。
自分の勤務先ではそれが行われそうな気がしてなりません。何と無く。
8月18日(火)
独り言:ねんがんの地図をてにいれたぞ!
『DQ9』を買った事を同僚に伝えたところ、オークションで万単位になる事も有ったとかいうアイテムをすれ違い通信で貰いました。
未だLv20前後の自分には過ぎたアイテムなのですが、ゲームのアイテムがオークションで取引されるっていうのは凄い話ですよね。MMOではよく聞く話ですけど。
8月19日(水)
今月のSTEEL BALL RUN:#50 弱点の証明
基準となる世界が有る一方で、やはり『隣の世界』の自分と入れ替わる事が出来る大統領の謎。
会話をしていたり、今回の『4人作戦』を見る限り、各々は飽くまで別の個体として存在している様に見えるのですが、『入れ替わる』時、その精神や記憶はどうやって共有しているのでしょう。幾ら大統領の目的が同じであっても、『Dioが弱点に気付いていない隣の世界』に居る大統領は、『基準の世界』に於ける大統領が苦戦している事実は分からない筈ですよね?
スタンドを『渡す』事で引き継ぐ事が出来る、或いは肉体のみを交換出来る、という解釈ならば理解出来そうですが、実際はどうなんでしょう。
余り細かくも無い部分で謎が残るスタンドですが、Dioが見付けた弱点が有効だったのは確かです。
実際、Dioと対峙する大統領は『バキ』ならば敗北の前兆である『汗』を流しまくりですし、何名かは敗れています。
しかし。しかしだ。
巧くいき過ぎている上に、一寸したリアクションを除いて、大統領が徹底して無口なのがかなり不気味です。
もしも大統領がボスならば、もう一悶着位有ってもまるでおかしくない展開と言えます。
但しもう1つ有り得るのは、大統領がボスでは無い、という展開です。
Dio、或いは遺体その物になるのかも知れませんが、実は大統領戦は前哨戦となる可能性も有るでしょう。その場合、大統領はこのままあっさり負けてもまるでおかしくない展開と言えます(2回目)。
さて、どう転ぶのでしょうね。大統領がナプキンを初めに取れるのか、Dioが大勢に倣う鳩を支配する事が出来るのか。……あれ、ジャイロとジョニィは?
8月20日(木)
今週の範馬刃牙:第172話 玩味
刃牙がいつもの『対戦相手のオート弱体化』を利用しているのか否かは不明ですが、こんな事が出来るなら最初からしておけよ、という感が有ります。
これならば真っ正面からぶつかっても失敗する事は無かったでしょうし、小細工を弄する必要も無かった筈です。全く何を今更――数ヶ月程覚醒するのが遅いぞ!
不満はさておき、勇次郎を追って来たからこそ、一撃でも喰らうと致命傷となる攻撃を避けられる、というのは非常に少年漫画的で良いですね。
但し逆しまに言えば、やはりピクルは勇次郎には劣るという事でもあるので、もうちょい逼迫した感じがないと勇次郎戦に備えるのは難しいとも言えます。それ故に、ピクルはピクルで覚醒する必要が有るのではないでしょうか。攻撃力が凄いだけ、なら別にオリバでも花山でも良い訳ですしね。
8月21日(金)
映画:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
新人の歓迎会帰りに、同僚2名と二次会代わりとして観てきました。
感想。めっちゃくちゃ面白かったです。観終わった後、純粋にこれが観れて良かったと思いました。98/100点。
前作を観た際、『次回作でこれを超えるのは無理なんじゃないかな』なんて思ったりしましたが、杞憂も良いところでしたね。
使徒の造形に於いても、BGMに於いても、そして脚本に於いても、『破』はあらゆる点で前作を越えて来ました。出て来る使徒は一々その形状に理解の範疇を超えたギミックを搭載し、荘厳なコーラス付きのBGMや歌謡曲は一々その場面を盛り上げ印象深くし、全てが生まれ変わった脚本は一々観客を魅了する。戦闘のシーケンスに於ける派手なアクションも素晴らしく、非の打ち所がまるで有りません。
強いて言えば。強いて言えば、もっと使徒のガジェットを楽しみたかったな、というのは有ります。今回もラミエルばりに動きまくる奴らばかりだった――詰まり、ラミエル級に絶望的な変貌を遂げた使徒が複数存在する――ので、それぞれ掘り下げてくれないと折角の造形の全貌が見えません。2番目に海上で出て来た奴なんか、相当面白そうな動きをしていたのに、あれしか出番が無いなんて勿体ない限りです。
閑話休題。
今作で最も素晴らしかったのは、生まれ変わった脚本――生まれ変わった登場人物達でした。
その最たる存在が、前作ラストでも男を見せたシンジ君な訳ですが、今作終盤に見せた彼の変貌ぶりには涙しそうになりましたとも。だって、あのシンジが気合いとか熱血とか、そういう類の根性を見せるんですよ。『死んでも代わりが居る』という綾波に対するリアクションやら、『来い!』とか命令形で叫んだ姿を観た時の、あの胸のすく様な気持ちときたら、もうね、もうね……!ミサトさんが暴走を止めもせず、寧ろ『貴方の目的の為に!』と後押しするのも当然ですよね(個人的にはシンジとミサトそれぞれのあの叫びに最も感歎した)。
人との繋がりを意識する綾波然り、自分の弱さを語れるアスカ然り、人として欠けていた物が戻っている少年・少女達を観ていると、『エンターテイメント作品にするんだ』という意志が本当に強く伝わって来ました。
と、本当はもっと色々と語りたいところではありますが、後はネタバレの嵐になりそうなのでここで切り上げます。
ただ、『新世紀エヴァンゲリオン』を楽しんだ人達には是非、劇場で観て頂きたい作品です。きっと『ぎゃー』とか『うわー』とか、叫びたくなる位面白いですから(自分が叫びたかっただけ)。
飲酒メモ
本日の理由:新人のプチ歓迎会
本日の面々:同僚7名と
本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×2.5 (許容量)
この後に観た『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の記憶が強過ぎて、ほぼ何も記憶にありませんや。
8月22日(土)
独り言:誕生日
また歳を取りました。
いつの間にかマスオさんよりも年上。ゲェッ。
8月23日(日)
今月のジャイアントロボ:第36話 特別編・大塚署長の事件簿
大作をノリノリで殺そうとしていたのも今は昔、すっかりショタコンキャラとして確立した大塚署長の物語。
大塚署長にショウタロウ少年、そして金田博士の遺産、というネタだと、当たり前ですけど絵面がまんま『鉄人28号』ですね。BF団もPX団にしか見えないし、アルベルトが居る事に違和感を感じてしまいます。って言うか、アルベルトは相変わらず出番やら人格やら優遇されているなあ。
それにしても恐ろしきは金田博士。
今川監督作品に於けるあの人の遺産はろくな物が無い訳ですが、今回はそれに加えて守護者の設計が駄目過ぎです。対照の欲望を判断する機能やら、複数同時に操る機能やら、念能力級の高機能を搭載していながら、実の息子を判断する能力は無いってどういう事ですか。この世界の父親達は、息子を傷付けたがる癖が有るから困ります。
今回のエピソードは、その気になれば『少年探偵金田一正太郎登場編』として展開出来た筈なのに、特別編として1回だけで終わらせてしまったのは多少勿体ない気がします。そもそも、元の構想でも『登場編』は『カナーリの牢獄編』の次でしたし、ショウタロウが行方不明になっている事が明示されている以上、後で復活した時に『登場編』というタイトルを付けるのも微妙ですし、このタイミングでやるのが最も良かったと思うんですけど。
昔の構想から逸れたとすれば、次は『韓信対孔明編』では無く『三日間の少年編』とかが唐突に来る可能性も有る訳ですね。どれが来ても楽しみなんですけど、出来れば順番にやっていって欲しい物です。
8月24日(月)
今週のONE PIECE:第554話 “大将赤犬”
輪郭やファッションセンス、口調的にはそうなるよなあ、という結果でしたけど、実際に見るとやっぱり違いますね。いやはや、海軍の最高戦力が松田優作に田中邦衛、そして菅原文太とは豪華な事だ。
白ひげ海賊団及び海軍の主要メンバーが勢揃いしている上に、各々がその能力を見せまくる、という展開はそれだけで物凄く贅沢なんですけど、それ程盛り上がっているだけに魅せゴマ(=大ゴマ)連続で話が殆ど進んでいないという点が残念なところです。麦わら海賊団の集合どころか、ルフィすら現場に到着しないこんな世の中じゃ、ポイz(削除)
8月25日(火)
映画:Valkyrie
史実のヒトラー暗殺事件『ワルキューレ計画』の映画化作品。
感想。良い意味でも悪い意味でもハリウッド向けにローカライズされた感が全開。65/100点。
ヒトラーの所業についてや、彼の暗殺計画はわさわさ有ったんだよ、という前提の話題は衆知の事実でしょうから割愛。
物語はワルキューレ計画の実行者であるクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐を主人公にして描かれているのですが、この人物を演じるのがトム・クルーズだったという点がこの映画の良い所で有り、悪い所でも有ります。
彼は多くの人が知る様に、そして望む様にトム・クルーズその物なので、周囲と比べて余りにも『アメリカン・ヒーロー』であり『正義の味方』なのです。唐突にSSやゲシュタポと壮絶な銃撃戦を始めたとしても――しかも普通に生き残ったとしても――全く違和感の無さそうなオーラと存在感が、加薬と物量で攻めるアクションや、思惑の交差するサスペンスを引き立てる反面、人間くさい思想を垣間見せる他の仲間達と比べてあからさまに浮いているんですよね。尤も、そうでもしないと唯々陰惨な映画になった可能性も有るのですが。
当然、『結末がどうなるのか』というスリルはこの映画には期待出来ませんけど、予想外の出来事が続く中で行われる暗殺の実行や、ワルキューレ計画発動後の展開に於ける緊張感、保身や政治的な野心から生まれる反ヒトラーサイドのもつれ等、娯楽サスペンスとしての要素は十分に有ったので、120分近い尺を退屈せずに楽しむ事は出来ました。
ただ印象に残ったシーンや台詞が無いというのは、エンターテイメント性と悲劇とのバランスを取り過ぎて、小綺麗にまとまってしまった代償だと思います。この食後のさっぱり感こそ如何にもハリウッドなんですが、題材が題材だっただけに、極端にどちらかに傾けた方が、強烈なインパクトの有る映画になったんじゃあないですかね。歴史的にデリケート過ぎてこうせざるを得なかった、という邪推も出来ますけど、それなら最初から映画化なんてしないでしょうし。
8月26日(水)
ネットで発見:Thermaltakeがゲーマー向け750W電源ユニットを発売
タイトルだけでは何がどうゲーマー向けか分からなかったのですが、記事にその説明が有りました。
本体側に用意された変更ボタン「Colorshifting Switch」により
- 赤
- 緑
- 青
- Mixシングル(※ファン部を4分割したイメージで,どこか1か所が,3色のいずれかに光る状態をランダムに繰り返す)
- Mixフラッシュ(※4分割したスペースがつねに3色いずれかに光る状態をランダムに繰り返す)
- 消灯
を選択できるようになっており,“魅せる”ことができる点で,ゲーマー向けと位置づけられているようだ。
ゲーマーってそういう人達の事でしたっけ。
8月27日(木)
今週の範馬刃牙:第173話 Like a butterfly
独歩≒達人≒烈海王<郭海皇<実戦空手の父≒範馬刃牙。
いやいやいやいや……。いやいやいやいやいや……。
烈の所為と言うか刃牙の所為で、中国拳法勢も独歩も達人も唐突に株が下がってしまいましたね。
『全てを伝えていない以上、現時点で空手が中国拳法を超える事は無い』とか言ってたのに、実戦『空手』の父に出来た事が烈にも郭にも出来てないってどういう事ですか。それに『我師――郭海皇』ってお前……ッ、25年前、白林寺に入門したお前に站椿を教えた劉老師を何と心得るか……ッ!!時々で良いから思い出して下さい。
ピクルについては、これで負けたらアライJr.級の伝説を残せると思います。
板垣先生ならやりかねない。もう白亜紀とか野生とかに飽きていてもおかしくない頃ですから。
8月28日(金)
独り言:遂に職場で新型インフルエンザ発生
朝から晩までマスク着用になってしまいました。これが予想外にしんどい。
自分に『アンブレラ勤務よりは楽な筈』と言い聞かせながら仕事していましたが、やはりキツい。日々、会議だの打ち合わせだので喋りっ放しなので、このまま年末まで継続とかだったら泣いてしまいそうです。心の中で。
8月29日(土)
ゲーム:Dragon Quest IX 星空の守り人
承前。
取り敢えず、メインストーリーをクリアしました。クリアタイムは約41時間、称号は魔界をも滅ぼしかねない勢いで戦いまくったと言う『魔界クラッシャー』。
評価は変わらず80/100点。
以前も若干触れましたが、クリアしてみて思った事は、メインとなるシナリオが本当に薄いという事です。
主軸となるイベントはどれも概ね短く、敵となるキャラ達ともそれぞれあっさりと決着が付き(敵の幹部の初登場=決着だったりする)、これといった意外性もドラマも無いまま、淡々とエンディングに突き進んでいく、という感じです。
でもこの作品はそれで良いのです。それでも十分に成り立っている。
何故ならばこの作品は、キャラを育てアイテムを揃え、無数のお使いイベント(クエスト)をこなし数多のダンジョンを踏破し、アイテムを揃えキャラを育てる――という、マゾいループを『ドラクエ』というフォーマットで成立させた事に意味と真価が有るのであって、ストーリーを楽しむ事がメインでは無いからです。
クリア後の世界でも様々な反応を見せるNPCやクエストの数々、雑魚がラスボスより強いダンジョンや、そのダンジョンに何度も潜らねば揃えられないアイテムが山程有ったりする辺りが、この作品の本質なのです。
屡々耳にする『クリアした後に無意味にレベル上げをしてしまう』という行為に意味を与えたとでも言うか、むしろそっちを本番にして、飽くまでもメインストーリーのクリアは『自由に動く為の条件(クエスト)』にしてしまった訳ですね。だからクリア後の世界も『好きに遊べば?』という姿勢で有りつつも、好きに遊ばせる為にしっかりと作り込んである。携帯ゲーム機である事を前提としたこのゲーム設計は非常に高く評価出来ます。
こうした設計に、やり込みを前提としたクエストやダンジョンが余りにもマゾ向け仕様である、という側面が有るのもまた事実ではありますが。
8月30日(日)
映画:STREET KINGS(邦題:フェイク シティ ある男のルール)
救世主ことキアヌ・リーブスが荒くれ者のロサンゼルス市警として、腐敗に塗れた警察組織の中で悪と戦っていく映画。
感想。悪を滅する為には悪が必要だと言う事が良く分かる映画でした。70/100点。
物語は、妻を失い、酒浸りの日々の中で『基本的に犯人は殺す』を貫く駄目警官トム・ラドローが、元相棒を殺した犯人を追いながら、その背後に有る巨悪に立ち向かっていく、というのが大筋です。
先に『悪を滅する為には悪が必要』と書きましたが、この映画に於けるそれは『毒を以て毒を制する』という単純な物では無く、警察という組織に於ける様々な悪がそれぞれ必要である事が描かれています。
例えばラドローは、犯罪者=悪が起こす事件を解決させる為に、非合法な手段=悪を用いて犯人を追い詰め、殺害という暴力=悪でそれを穿ち、その上司はアリバイ工作を始めとした揉み消し=悪を行う事でそれを正当化させ、監視役は敢えてそれらを泳がせる事=悪に徹して、更なる悪=犯罪の解決を図り正義を貫いているのです。
個々人が単一の悪では無く、全て引っくるめて悪。組織が腐敗している事が分かっていても、その腐敗のお陰で正義が成立している状況となっています。
その悪の連鎖の中で、ラドローは飽くまで自身の意志で悪と戦い、結果として巨大な腐敗に飲み込まれていくというプロットは面白いです。
『悪≠悪』と『正義=悪』が成立する状況の中で、何を悪と判断して、何を正義・悪として何を成すか。舞台が『揉み消し』がまかり通る組織である、という前提を踏まえた話運びは、最初から最後まで緊迫感を持って楽しむ事が出来ました。派手さは無いけれど、こういう男臭い映画も好きです。
――で締める前に、最後に難点を2点。
無骨で生々しいキアヌも珍しくて良かったですけど、やはり彼は救世主や宇宙人といった超人然とした役の方が似合うなあと思いました。あの顔立ちの所為で、今一『現場のデカ』という感がしません。これは個人の感性の問題ですかね。
それと、ラドローの過去エピソード(奥さんや相棒の話)を会話だけで済ませたのは、ラドローという人物を描写する上での説明不足に繋がっています。特に相棒の件については、普通に観ているだけだとどの程度信頼していたのかさっぱり分からないので、結局彼が何を理由に事件に取り組んでいるのか、その動機と説得力に欠けていました。
前者のキアヌの役柄については兎も角、後者の点については折角だから撮影しても良かったんじゃあないでしょうか。どうせ100分オーバーですし、10分や20分の追加位どうって事無いでしょうに。何とも勿体ない話です。
8月31日(月)
今週のONE PIECE:第555話 “オーズと傘”
動いたら やっぱり強し 七武海。
なんて駄句はさておき、『四皇』やら『大将』の存在で今一その強さが疑わしくなっていた『七武海』も、動いてみたらやっぱり極悪な強さを持っていましたね。特にハンコックのアレは、派手さには欠ける物の相当ヤバイ即死コンボです。自慢じゃあありませんが、一瞬で砕き殺される自信が有ります。サンジも多分そう。ウソップやブルックも多分以下略。
今週のタイトルに纏わる話については、唐突だった事も有って乗り切れなかったと言うか、蛇足っぽい気がしました。
ここに至るまでハイテンションで来ているだけに、『今必要か、それ』と一歩下がった様な目線でしか見れません。エピソードその物は良いですし、ここにしか挟む余地が無かった物も十分に理解出来ますが、それでも言いたい。『今必要か、それ』。
今後ですが、今週の様な状況が立て続けに起きれば、エースに取っては地獄以外の何でも無いでしょうね。
そうした絶望の淵にルフィが颯爽と現われる、という展開でしょうか。う〜ん、有り得なくもないか……?
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