12月1日(月)

今週のHUNTER×HUNTER:No.289 条件

 間違ったまとめ方をすると、ナックル達は命懸けでユピーを成長させてあげました。というお話。
 作戦の上では只の失敗でしかないのですが、プフの罠に嵌ったモラウの行動が結果的にナックルを救った様に、このユピーの成長が今後どう響くのかが見所となりそうです。或いは王が抱えているのと同じ、『人間と蟻とは相容れない』という前提にも繋がっていったら面白そうですね。

今週の魔人探偵脳噛ネウロ:第184話 むすびつき

 扉絵は初めての五本指集合の構図。
 チー坊が若干羨ましい事になっていやがるんですけど、葛西の『火』印がシンプル故に格好良くて大変良い感じです。『火』の火傷は流石にどうかなと思いましたけど、こういう部分は如何にも葛西らしくて良いですね。
 憎みきれないキャラの多かった五本指の中でも、取り分け葛西の所帯染みた人間臭さは魅力的だと思います。

 その葛西を追い詰める笛吹傘下の特捜メンバー。
 強化細胞対策の強酸入り銃弾と、火炎対策の特殊耐火ジェル&不燃繊維服を装備して、真っ正面からでも互角以上の対決を繰り広げています。流石の葛西も、自分の火炎を浴びても起き上がって来る警官を見た時には本気で驚いた事でしょう。
 笛吹の適切な指示・配置の元で決死の覚悟を以て挑む警官達、セキュリティを掌握して追い詰めるヒグチ、そして弟の敵を討つ為に参戦した有限会社笑顔社長・早坂(兄)。いよいよ追い詰められた葛西ですが、逆転の手段っぽい『アレ』とやらがシューラの事では無かったとすれば、もう一悶着位有りそうです。未だ超必殺技的な物も出してないですし。
 というか今週のラストですが、特捜メンバーは迷わずガンガン撃つべきですよね?逃げる時は撃ちまくっていたのに、追い詰めた途端に攻撃を止めるというのは如何なものでしょう。その甘さが命取りですよ。


12月2日(火)

ゲーム:Windows版『GTA4』日本語マニュアル付き英語版が12月11日に発売

 早ッ。
 また海外版を買おうと思っていたのに随分早い対応ですね。
 流石に完全日本語版とはいかないみたいですけど、年末年始に楽しむのならばこれで十分に過ぎます。
 どうしますかね、これでは益々『Saints Row 2』を忘れてしまいそうです。


12月3日(水)

夢メモ:徒党を組んで地獄へと下る

 業務で失敗する度に失敗ポイントが加算されていき、特定のポイントまで溜まると自殺しなければいけない、という夢を見ました。
 先輩が『あの程度でもポイントがつくのかあ』とか言いながら、あっさりと首を吊ってるのを見てドン引きですよ。
 そして自分も後数ポイントで自殺というところで目が覚めました。
 そんなシステムでも疑問を抱かないから夢というのは凄いですね。夢の仕組みを応用して何かd(以下妄言につき削除)


12月4日(木)

今週の範馬刃牙:第139話 Like an Ogre

 タイトルを見て、バキが『まるで勇次郎の様だ』とか言われて次回へ続く的な内容を想像したら、やっぱりほぼそのままでした。
 予想外だったのは、ジャックの参戦ですね。そう言えば彼もまたオーガの息子だったか。

 ほぼ全ての読者が考えている様に、十中八九ジャックは勝てないでしょう(何か貌がアレだし)。
 ただ、『バキ』ではシコルス戦にしてもアライJr.戦にしても明らかに手抜きで闘っていたので、骨延長依頼初の本気モードがお披露目されるのかと思うとわくわくしてしまいますね。負けるでしょうけど。

 話は変わりますが、烈が自ら『ピクルの本気を引っ張り出せなかった』と言っていましたけど、崩拳vsスーパー頭突きの時にピクルは『強敵と認めた時のみ発動するあの日の全力』とやらを使っているので、実は本気を引っ張り出しています。
 烈が気付いていないだけなのか、板垣先生が……


12月5日(金)

独り言:『Terminator:SCC』は来年1月7日発売

 TVシリーズなんて話も出ていたっけなあ、と思いながら記事を読んでいたら衝撃の一文を発見しました。

最終戦争が起きてしまう『T3』は無かったことになっています。つまり、『T1』→『T2』→本作→『T4』と繋がっているため、シリーズのファンにとっては見逃せないドラマでしょう。

 そりゃそうだ。

 『T3』については、アレはアレで映像的には良かったなと素直に感歎した部分も多々有ります。
 でも物語の観点では、『初代』と『T2』でやった事を全部否定してまでやる様な内容では無かった『典型的な蛇足の続編』だったと評価していたので、正式にパラレル扱いになるのは喜ばしい事です。『T3なんて作品も出ていたっけなあ』的な。
 だからと言って、このシリーズや『T4』が面白いという保証も無いんですけどね。


12月6日(土)

飲酒メモ

本日の理由:元同僚の結婚祝い
本日の面々:その同僚の同期メンバー等6名
本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×3 (許容量)

 元同僚というのが、2年位前に止めた女性だったのですが、2年経っても全く変わっていなくて何かホッとしました。向こうに言わせれば、自分の方が全く何も変わっていなくてホッとしたそうですが。
 何かそういう年齢になって来たのかも知れません。


12月7日(日)

飲酒メモ

本日の理由:若干早めの忘年会
本日の面々:友人ら3名で
本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×2 (許容量)

 忘年会シーズンが来たという事は2008年も終わるという事で、毎年恒例の焦燥感が湧き上がってきました。
 2008年の内にやりたい事が有るので、2009年は後30ヶ月位来なくて良いんですけどね。


12月8日(月)

今週のHUNTER×HUNTER:No.290 名前

 ノブがヘタレを超えて駄目キャラに進化。
 その状態も心情も理解出来ますけど、だったら折れた時点でそうなっていたよね?という気がします。少なくとも突入直前は冷静に偵察をやったりしていましたし。
 トラウマでしかない敵陣の真っ直中に居る事で症状が悪化したのでしょうか。謎です。

 そして謎がもう1つ。
 会長と王が『予定の場所』に着いた事が、『護衛軍がどう動いても間に合わない』に繋がる理由が今一見えて来ません。
 護衛軍到着よりも早く王を倒せると信じているのでしょうか。或いは『予定の場所=兵器の実験場』に何か有るという事でしょうか。現状を知っている我(々)からすれば、前者は有り得ないと思うのですが……?

 その謎を孕んで向かい合う会長と王。
 飽くまでも話し合いを望む王に対して、失敗の無い殲滅を望まれている会長の目的が交わる筈も無く、堂々巡りとなりそうな局面で会長が導き出したのは『名前を教えて欲しければ自分に負けを認めさせろ』案でした。って、王が一寸怒っただけで退いておきながら、負けを認めさせろも何も有ったものじゃあ無いでしょうに。しかも漸く王が対決の姿勢を見せたところで長期休載モード突入といういつものパターンですし。

 現時点ではどう見ても王の圧勝イメージしか思い描けません。不意打ちがノーダメージだった上に続く攻撃も防がれたとあっては、ワシの百式観音は百八乃掌まで有るぞとかやっても勝てないのではないでしょうか。
 かと言って王が勝っても話が収束する訳では有りませんし、どうしたものでしょうね。

今週の魔人探偵脳噛ネウロ:第185話 のこす

 アヤ・エイジア登場について。

  1. ハンサムのネウロは突如アヤの奴隷化をひらめく
  2. アヤが脱獄して助けてくれた
  3. アヤじゃない:現実は非情である
  4. アヤじゃない上に、アヤはもう居ない:この漫画は非情である

 素直に2番を選びたいところですが、ここに都合よくあらわれてアメリカンコミック・ヒーローのようにジャジャーンと登場して『待ってました!』と間一髪助けてくれるってわけにはいかねーですよね。
 という事で、3番か4番が正解っぽい気がしてなりません。本城博士の後処理に来た、と考えるのが自然でしょう。後々傷つかない為には。
 しかしこれで4番だった暁には、弥子の復帰の道が完全に断たれそうですよね。屈するとか折れるとかじゃあ無くて、完膚無きまでに壊れてしまいそうです。

 同時進行(?)で追い詰められていた葛西善二郎は、遂に自身の能力をネタ晴らし。
 チー坊と組んでいた時も袖から火炎放射器の様な物が見えていましたが、実際は『バキ』のヘクター・ドイル張りに身体を弄っていたらしく、『新しい血族』は――少なくともシックス以外は――何らかの『才能』に特化した『人間』でしかないという事がハッキリとしました。それはそうですよね。納得。

 本人が『手から火とか……アホ臭え』と嘯いている様に、今までの五本指も強化細胞の事さえ除けばアホ臭い能力は一切使ってないんですよね。それぞれ何らかの物に対して観察力に優れていたり、造詣に深かったに過ぎません。結局のところ、『能力』を『実装』しているのは、サイという創られた存在だけだった訳です。
 まあ、この漫画にはアヤ・エイジアという、ある意味『血族』より数段ヤバい能力者も存在してるんですけどね。脳みそボーンが本当に出来るならば、間違い無く最強です。


12月9日(火)

独り言:『ATOK 2009』2月6日発売

 何と無く2008は購入時期を逃してしまったので、2009は発売1ヶ月以内に購入します。
 セキュリティソフトもそうでしたが、毎年バージョンアップする物は少し時期を逃すと買い辛くなっていけないですね。買って早々次の話題が出るのが厭だな、とか。

 そう言えば大学時代、『WonderSwan』を買った翌日に『WonderSwan Color』の発表が有って衝撃を受けた友人が居たのを思い出しました。
 あれはあれで結構出来の良いハードだったと思うんですけどね。時期とラインナップさえ良ければ――いや、でも何れ『GBA』には勝てなかったかな。


12月10日(水)

映画:The Dark Knight

 面白いと薦められていながらも、劇場に行きそびれてしまった『The Dark Knight』。
 DVDが出たら即買おうと誓っていたので、即購入して即観ました。
 感想。誇大妄想やグロ表現に頼る事無く、悪と狂気を描ききった凄まじい傑作でした。95/100点。

 先ずはそう、やはり何を置いてもジョーカー役のヒース・レジャーですか。
 何処と無く愛嬌を感じさせながらも、決して受け入れる事は出来ないクレイジーな絶対悪『ジョーカー』を完全に、一片の淀みも無く演じた彼の演技力は手放しで賞嘆出来ます。
 喋り方、笑い声、指先のさり気ない仕草、挑発的な眼孔、そして狂気を絵に描いた様な空気感。クリスチャン・ベールやゲイリー・オールドマンといった濃いキャストの中でも、互角どころか逆に喰っている程の存在感は正に圧倒的でした。
 人の死に善し悪しなど有りませんが、あの演技を観ると本当に惜しい人を亡くしてしまったと思いますね。28歳だったなんて、これからじゃあないですか。

 そのヒース演じるジョーカーとバットマン達の戦いは、単に善悪の対決では無いというのがポイントです。
 金の為でも地位の為でも無く、単に『そうあれかし』という理由で狂気を振りまくジョーカー。時には暴力で、時には喋りで、時には結果を以て人間の悪意を増長させ、高潔なる者を叩き落とし、自らがそうであるのでは無く、人間その物が醜悪なのだと証明しようとする彼に対し、自身の信じる正義のみを拠り所として立ち向かっていくバットマン。その構図はヒーローvs悪党でありながらも、実質的には『ゴッサムの闇』同士の勝負である為、ハリウッド映画お得意の勧善懲悪にはなり得ないのです。

 自身の為に人を殺す悪党、自身や家族の為なら人を殺せる一般市民、自身が居る事で引き起こされる倍々ゲームに苦悩するバットマン、自身が在る為にバットマンを肯定するジョーカー。
 ヒーローとして死ぬか、生きて悪に染まるのか。真に高潔な者の選択、そしてダーク・ナイトの意味。
 ハリウッド映画らしい壮快で派手なアクションを交えながら、重いテーマと純然とした悪意を妥協せず真っ直ぐに描いた本作は、傑作と呼ぶに相違ない作品でした。劇場で観れなかったのが悔やまれます、つくづく。
 それと若くしてこの世を去ったヒース・レジャーのご冥福をお祈りします。


12月11日(木)

今週の範馬刃牙:第140話 歯VS牙

 一発殴ってみた上で、ジャックが『噛みっこだ』と言いました。続く。

 いや、まあ良いんですけどね。今に始まった事じゃあないですし。
 話が進まないなんていうのはいつもの事なので、今回はピクルについて1つ突っ込みます。
 以下、モノローグより抜粋。

雄は歓喜していた
ここにいるだけで
ステキなことが起こる……ッッ
そして今日またしても
飛びっ切りの玩具オモチャが……
あれとも違う
これとも違う
初めて出逢うタイプ

 友情、或いは戦士としての何かに目覚めた様な描写を重ねておきながら、結論は『玩具』です。
 あれだけの戦いを――涙を流したり叫んだり合掌したりしておきながら、烈や克巳は『あれ』や『これ』でしか無く、新たな挑戦者は『あれやこれと違うタイプの玩具』でしかない、と。

 歴代の強キャラ達を玩具と断じるのが彼のキャラクターだと言うならば、それはそれで全く構わないんですけど、だったら精神が成長した的な描写を入れないで欲しいんですよね。キャラが安定しないのもいつもの事と言えばいつもの事ですが。


12月12日(金)

独り言:『Google Chrome』が正式版に

 確かに魅力的な速さを持っていますけど、『Firefox』に慣れてしまった事と、何故かメインPCの環境下ではユニバーサル・スクロールが使えないという問題が有るので、当面は『Firefox』を使い続ける予定です。
 とは言え、一応インストールはしたままにしてあるんですけどね。こんな事が有ろうかと、とか思いながら起動する日が来るかも知れないので。


12月13日(土)

不具合メモ:GeForce Driverは大概面倒

 手持ちのアプリケーションが正常動作している事を理由に、実は1年近くVGAのドライバ更新を怠っていたのですが、『GTA4に最適化した180.84 Beta公開』という事だったのでドライバの入れ替えをやってみました。
 この結果がまあ惨敗だった訳です。以下、恒例のメモ。

  • 先ずは『GeForce Release 180.84β』をDLしてセットアップ開始。
    • 今思えば、そもそもこの時点で『Driver Cleaner』辺りを利用しておくべきだったと後悔。
      • 暫くやっていないと忘れるものだなあ。
  • セットアップ終了後に再起動して、Windowsの正常動作を確認。
  • 無事終了と思い、NVIDIAコントロールパネルを開いた瞬間、Windowsがぴたっとフリーズ。
    • NumLockも反応が無く、マウスカーソルも少しだけ動かせた後はビープ音が出て全く操作不能に。
      • それはそれは見事なフリーズに御座います。
  • リセットボタンでWindowsを再起動させて、もう一度NVIDIAコントロールパネルを実施して事象の再現を確認。
    • このドライバは無理と判断して、1つ前のβが無い『180.48』を導入。
      • しようと思ったら、セットアップ以前に『現在のハードウェアと互換性のあるドライバを見つけることができませんでした。Setupは終了します。』とエラーが出てセットアップすら出来ず。
        • 1回ドライバのロールバックを行い、元の状態に修正。
          • 『Driver Cleaner』を使わなくて正解、と自分に言い聞かせつつ、再度『180.48』を入れるも状況変わらず。
  • Big BangIIが悪いんだ、と自分に言い聞かせながら『178.24』をDLしてセットアップ。
    • セットアップが最後まで走り、Windowsの正常起動とNVIDIAコントロールパネルの通常動作を確認。
      • 普通に動いているからこれで良いか、とドライバ更新を終了。

 結果的に『GTA IV』最適化に失敗してしまいましたが、PhysXソフトウェアは入ったから良いやと思う事にしました。
 そもそもVRAM256MBじゃあ無理だろうしなあ。


12月14日(日)

ゲーム:Grand Theft Auto IV

 わざわざService Pack3を入れたのも、ドライバの入れ直しをやったのも全てはこの為。
 『GTA IV』。Windowsで出るのに買わない筈が無いじゃあないですか。ねえ?
 買いました。

 

 実は病み上がりなので1時間も遊べていないのですが、視覚的に綺麗になった箱庭Liberty Cityに欣悦しています。
 ドライブしているだけでも楽しいと言うか、先ずはいつも通りTAXI MISSIONで地理を覚えるつもり――だったんですが、どうやら今回は最初からTAXI MISSIONを行える訳では無い様で、若干困惑しております。Romanがタクシー会社を運営している所為か?その所為なのか?

 『GTA:SA』程の自由度こそ無い様ですが、その分ストーリーラインと箱庭としての完成度が高くなっている様なので、その辺を楽しんでいきたいと思います。思いますが。

案の定

 Geforce 8600GTS 256MBでは、無理が有るにも程が有る、という感じでした。
 室内ならば何とかなりますが、屋外では兎に角描写が追い付きません。そこそこの画質且つ遠景無視ならば遊べるレベルに至りますが、それでは折角綺麗になった本作をやる意味が無い。

 ボーナスも出た事ですし、年末年始辺りにVGAを交換してみますかねえ。今ならGTX 260の896MBモデルも3万円台で買えますし。


12月15日(月)

今週の魔人探偵脳噛ネウロ:第186話 かえる

 長生きが目標でありながら、美学故にインチキには手を付けなかった。インチキ無しで長生きする事にこそ意味が有る。
 HALのデリート後から『絶対悪』編の狂言回しを司って来た葛西善二郎、最後の最後まで『人間としての自分』を貫いたまま陥落。
 『新しい血族』として人間に多くの被害をもたらしたテロリストではありましたが、それぞれ違う魅力を持っていた五本指の中にあって一際輝く個性を持ったナイス中年だったので、このリタイアはとても残念です。のらりくらりと目標を達成して欲しかったのになあ。

 そして弥子の前に現われたアヤの方は、取り敢えず――XIの能力なら後から幾らでもひっくり返せるので取り敢えず――XIでは無かったらしく、無事に本城博士の『残した物』をゲット完了。
 それは意外にも『シックスの弱点』という重大な内容でしたが、その詳細は先送りにされてしまいました。
 ……素人考えでは、直接対決した上で魔帝7ツ兵器とかRPG(有限会社笑顔提供)でゴシカァンとやれば弱点も何も有ったものじゃあない様な気がするのですが、そういう次元では無い弱点なんでしょうかね。古いレコードを聴かせると脳みそが破裂して死ぬとか。


12月16日(火)

映画:DRAGONBALL:EVOLUTION

 詰まりは実写版ドラゴンボールなんですが、Trailerが公開されていたので観ました。
 スチール写真を見た段階で『鳥山先生に謝るべき』とか『駄作確定』とか『何故こうなったのか』とか色々な言葉が頭を過ぎっていた訳ですが、こうして実際に動いている映像を観てみると、一通り同じ事を感じた上で『これはこれで観てみたい』という感情が湧き上がって来るから不思議ですね。

 これはもう完全なる『金と技術と時間の無駄遣い』作品でしか無いんですけど、その無駄の規模が凄まじく大きい事に感歎したと言うか、明らかに『ドラゴンボール』として間違っているのにも関わらず、さも『これはスペクタクルなアクション大作です』というノリで突き抜けているのが堪りません。ネタという意味に於いては一級品だと言えるでしょう。

 問題なのは、固有名詞が同じである以上、別物として割り切って観るのが難しいという事です。
 別物は別物なんですけど、細かい事をグダグダ言う悟空や、髪のある亀仙人にはどうしても突っ込みを入れてしまう事でしょう。だとしても、そうだとしても、これはネタとして観る価値が有りそうです。それも大いに。


12月17日(水)

独り言:『iDateMe』の紹介を読んで思った事

 ご存知の様に、人間という種は概ね『押しては駄目』というボタンが有れば『押してみたい』と考える物で、禁じられた物や封印された物には飽く無き憧憬を禁じ得ない生物です。
 禁じられている度合いが高ければ高い程、それを試したくなるのが人間なのです。
 して考えるに、盗難されては困るPCやUSBメモリ等に、『観覧禁止』とか『機密』と命名したフォルダアイコンのファイルを設置し、そのファイルをダブルクリックしたらトロイの木馬発動とかしておけば、それだけで以下省略。

 ところで折角の『iDateMe』も、こうして記事にしてしまっては効果が薄まるんじゃあないですかね?


12月18日(木)

雑談:チャンピオンが休刊なので『鉄鍋のジャン!R』について語る

 『引力即ち、愛!!』の時程じゃあ無いにせよ、今回のあからさまな打ち切りには激震が走りました。
 90話のラストで『次号、最終話で決着』と書かれていた時には何かの冗談かと思ったのですが、翌週普通に終わりましたからね。
 リュウジ、五行、蟇目が揃った時点で決まっていたのか、決まったからキリコがスグルにあの提案をしたのか。どちらにしても終わった物は終わったんですけど。

 チャンピオンという雑誌は、絶対に他の少年誌より購買層が偏っていると思うのですが、それでも尚打ち切られたという事実を、どうにも受け入れる事が出来ません。
 前作程の毒気が無かったのは事実です。大谷も余り出張っていないし、ペットを煮込んだりもしていませんし、一寸間違えると死にそうな料理というのも未登場です。そういう意味ではスケールもパワーも小さくまとまっていたのは認めざるを得ません。
 それでも。それでも、主人公が悪人面で『クーククククカカカカーッ』とか笑いながら何だか良く分からない技法と根性と屁理屈を以て何だか良く分からないけど最終的には美味しい料理を作り上げるこの漫画は唯一無二であり、チャンピオンにこそ相応しい漫画だったと信じているんですけどね。幾らダウンしたとは言え、勢いについてならば今の『範馬刃牙』よりも上でしたし。どちらにしても終わった物は終わったんですけど。


12月19日(金)

飲酒メモ

本日の理由:忘年会
本日の面々:勤務先で所属しているグループ約30名
本日の飲酒:ビール×1、カシスグレープフルーツ×3 (限界ギリギリ)

 屡々『歳を重ねると焼肉がどうでも良くなる』という話を聞きますが、アレは本当ですね。
 学生の頃は毎月行っても良い位だと思っていましたが、今はシーズンに1回行けば良いやという気分です。最近は牛肉よりも銀鱈とかホッケの方が美味しいですし。
 という事で、久しぶりの焼肉を食べながら、若い人は若い内に焼肉をもりもり食べておくべきですよ、と思いました。……これが歳というものか。


12月20日(土)

今月のSTEEL BALL RUN:#44 大統領が来る! 2

 『Dirty deeds done dirt cheapいともたやすく行われるえげつない行為』。
 AC/DCの曲名を冠した大統領の能力は、『平行世界の生成+α』でした。
 平たく言えば、セルバンテスおじさんが使っていた『舞台演劇』のパワーアップ版ですね。平行世界を取捨選択して都合の良い世界を繋げられる、というだけでも凄まじいのに、触れた物を媒介にして世界を繋ぐ事が可能な上、それぞれの世界の同一人物を重ねる事で強制的にダメージを与えるという特性まで持っています。最早インチキの領域と言うか、『ゾハルよりはマシ』というレベルです。勝てるのか、これ。

 平行世界や事象の選択は予想していた中の1つですが、個人的にはもう少し大統領の言っていた『真の力』が関与して来るのかな、とも思っていたのです。詰まりは、彼自身が『味方しかいない』と断言した力ですね。最初にナプキンを取る事の出来る力が、不可解の連鎖の根源に有るのだろう、と。
 現在の彼は、確かに最初にナプキンを取る事が出来ますが、文字通り『最初に取れる』だけで尊敬を伴っている行為では無いのです。都合の良い世界から都合の良い結果を引っ張って来るというのは、無礼者や暴君が我先に好きな席に座り、勝手に好きなナプキンを手に取っただけに過ぎない。そこには年長者やパーティー主催者に対する様な尊敬の気持ちは無い筈です。

 『円卓』には座ったのかも知れない。でもその場で彼が振りかざす『えげつない行為』は、尊敬には値しません。
 この矛盾を、左目の眼球やスティールの幼妻が埋める事になるのでしょうか。

 しっかし煽りの『鉄球=意志』ってまたそんな……。


12月21日(日)

PC:Geforce GTX 260 購入

 承前
 予告通り、『GTA IV』の為にVGAをNVIDIAのGeforce GTX 260(SP216版)の896MBモデルに換装しました。
 物はInno3D製で、『Far Cry 2』と『Warmonger Operation: Downtown Destruction』のフル版がついて29,900円。『Far Cry 2』がバンドルされていたのは、結構嬉しい誤算でしたね。ヒャハ、戦争だ、これで戦争が出来るぞ。

 取り付けに当たっては――カードの巨大さには驚きましたが――特に苦労も無く、ドライバ周りで以前と全く同じ症状に見舞われた物の、最終的に『178.24』で安定動作しております。
 『180.84β』で動作しないのは、何か他のドライバや周辺機器とバッティングしているのかも知れません。何れにしても、『GTA IV』さえ動いてくれれば問題など無いのですが。

ゲーム:Grand Theft Auto IV

 という事で、早速新しい環境で動かしてみました。

 コンシューマ版はView Distance(描画距離)が22、Detail Distance(詳細描画範囲)は10という設定らしいので、取り敢えずコンシューマより見栄えは良くなったという事になります。あちこち走り回ってみても気になる程の処理落ちは発生しておらず、結構快適です(下記の動画参照)。
 画質を優先した今の設定で遊ぶか、テクスチャとレンダリングのクオリティをMediumまで落としてView Distanceをもう少し大きくするかは悩みどころですね。

 

 何れにしても万願成就の時が来ました。さぁ諸君、地獄を作るぞ。
 年末年始は殺したり殺されたり、死んだり死なせたりしよう。

ビデオエディタがやたら面白い

 Windows版『GTA IV』には、標準でビデオエディタ機能が付属しているのですが、これがまた無駄に高性能で大変面白いです。
 どれ位高性能かと言うと、文字の表示や再生速度の変更、BGM再生といったエディタとして当然の機能に加え、カメラのセッティングからフィルタ効果、手振れ効果まで付けられる程高性能です。
 と、文字で書いてもアレなので、実際に事故の発生現場を編集してみました。

 人が空を飛んでいるのに全く興味を示さない警官が素敵過ぎますね。――はどうでも良くて、20分程度の編集でこんな動画が作れる位高性能です。
 これは何とも弄り甲斐が有ると言うか、本編そっちのけで遊んでいたい魅力を持っています。きっと動画サイトで大変盛り上がりになるんだろうなあ。


12月22日(月)

今週の魔人探偵脳噛ネウロ:第187話 いっぱつ

 どう見ても八つ当たりで吾代に制服を着せた挙げ句、『正直キモすぎる』とかぬかすネウロ。そりゃそうだ。
 彼は彼なりに弥子が抜けて何だか良く分からない事になっていたんでしょうね。アヤに会いに行ったり、吾代の言い分に反論しなかったり、存外に直球且つシンプルだった和解を見ると、周囲が思う様に魔界探偵事務所には弥子が必要だという事を理解していたに違い有りません。『Q.靴は?』『A.舐める』のやり取りはどうかと思いましたが、何だかんだで良いコンビだ。
 そんな2人の和解のタイトルとして、第1話と同じタイトル(読みは違いますが)を持って来るセンスが素敵です。

 端からは若干理解し難い2人を余所に、警察の面々はかなり理解し難い2人――シックスとXIの逮捕に向けて為に本格始動を開始。逮捕っていうか殺す気満々ですけど。
 何か考えているっぽいXIは兎も角、これでシックスが普通に死んだらそれはそれで面白い気がしました。
 ある意味、シックスは正体が知れた時点で存在意味の大半を失っているんですよね。彼は謎のテロリストだったからこそ病気としての恐怖を持っていましたが、素性が知れてしまえば単なるテロリストでしか有りません。
 その点IXは、『人類排除』という明確な目的を有するシックスとは違い、何を考えているか解らないという別の恐怖が有ります。シックスという頸木が無くなる事で、シックス以上に危うい存在となる可能性も有るのです。

 そうして考えると、最終的にはIXがラスボスという展開になった方がしっくり来るのではないでしょうか。
 葛西の言う『どちらの育てた人間が勝つか』とは少々ずれてしまいますけどね。


12月23日(火)

PC:『Devil May Cry 4』に見るGTX 260の効果

 承前
 折角VGAを新調した事ですし、控え目設定で遊んでいたもう1つのマルチプラットフォームゲーム『DMC4』も設定を見直してみる事にしました。

 『DMC4』には、発売前に『それなりに遊びたいならCPUやVGAを替えれ』という結論を出して来た専用ベンチマークが付属していたので、それを使って測定した結果を以前と同じ体裁で記載します。
 以下がスナップショットで、マウスオーバーでコメント表示、クリックで原寸大表示されます。

解像度は今まで通り1440×810で、テクスチャ、影、総合クオリティは全て強気で攻めるSuper High。
アンチエイリアスは×8、フレームレートは可変設定です。

 

 

 

 結論。
 GTX 260は結構強い。

 VGAを替えただけで、劇的と言える程に変わりましたね。密林は元より、最後のカオスモードでも平均fpsが90に達するとは思ってもいませんでした。
 この分だと『Crysis』や『ASSASSIN'S CREED』も最高に近い画質設定で遊ぶ事が出来そうです。ゲームが2つ付いて来たとは言え、3万円近く費やしただけの事は有るなあ。


12月24日(水)

今月のジャイアントロボ:第28話 カナーリの牢獄編9・膨れあがる野心

 残月は自らを林冲だと名乗り、林冲は自らが残月だった事を思い出したと呟く。
 韓信元帥と孔明の会話から推察されるところでは、『白昼の残月』には『ジャイアントロボと草間大作を切り離す』という大前提の目的以外に、トロイの木馬としての意味合いが有ったと見るべきでしょう。中条長官と韓信元帥は、スパイという名目の元で疎ましかった林冲をBF団に送り込み、一方の策士孔明は、草間大作の確保とドラグネット博士の暴走に備えて白昼の残月を国際警察連合に送り込んでいた、と。
 残月が言った『ハメられた』という言葉、あの日断崖門に居た病原体コンビ、そして孔明の罠。漸く点が繋がって来ましたね。

 そして元々ジャイアントロボは白昼の残月の物だった、というのは『鉄人28号』に通じる設定であり、『地球が静止する日』で『ジャイアントロボが奪われたにも関わらず残月が十傑集入りした謎』にも繋がりそうな話で大変興味深いところです。
 その真相を折角林冲(残月)が語り始めてくれたので、来月はすんなりと最後まで聞かせて頂きたいですね。中条長官とかが邪魔しない事を祈ります。

ゲーム:『ストリートファイターIV』に元とローズ参戦

 ひゃあ。リサリサ先生!
 此処まで来たらロレントも出して頂きたいころですが、取り敢えずWindows版は買います。確定です。
 ところで『STREET FIGHTER IV』って面白いんですかね?

飲酒メモ

本日の理由:プチ忘年会
本日の面々:友人と
本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×2 (許容量)


12月25日(木)

今週の範馬刃牙:第141話 咬む、第142話 最強打撃

 噛みっこしたらピクルが勝ったので性懲りも無く思いっきり殴り付けたらあの日の本気を発動されたのでジャックも負けじとマックシングを発動させました。続く。

 話は余り進んでいませんが、突っ込み処が多くて大変充実していましたね。
 刃牙を『さん』付けし始めた烈とか、刃牙を『貴様』呼ばわりし始めた徳川の爺様とか、結局人肉を食べやがるピクルとか、お前まだ薬やってるのかよ的なジャックとか。
 特にジャックのマックシングは如何なものなんですかね。勢いが有るのは確かですけど、そこに戻るなら何でデカい筋肉付けとんねんという疑問が湧いてきます。そもそも紅葉は何をしていたの、とか。そもそも紅葉は何をしていたの?

 読み切りのバキ外伝『ガイア』については、主役のガイアがしっかり出てるのが1コマだけという程に投げ遣りな感じだったので、特にコメントは有りません。
 1ページ目の次期大統領は結構似てるなあと思いました。ノッチに。


12月26日(金)

飲酒メモ

本日の理由:プチ忘年会
本日の面々:同僚達3人と
本日の飲酒:白桃おろしサワー×2 (許容量)

 年末の週末だった所為か、寒い中タクシーが全く捕まらずに酷い目に遭いました。
 既に乗っているか予約車ばかりが通り抜けていく様ときたらもう。


12月27日(土)

映画:GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 2.0

 飽きる程観た名作のリメイクという事で、当然観ました。
 感想。謳い文句通り、CGが綺麗になって音響もパワーアップ。でも、マイナーバージョンアップという感が否めず。70/100点。

 物語については今更語る事でも無いので省略して、リメイク部分だけ語ります。
 前述の通り、オリジナルを何度も観ていたので細かな台詞の差違や、主要メンバー以外の声優変更が気になって仕方有りませんでした。これで『ヱヴァンゲリヲン』位変わっていれば問題無かったんでしょうけど、CG以外は色調程度しか変更が無いので、まるで吹き替えの別バージョンという感じです。

 そしてその最も大きなポイントであるCGについては、一部背景や電脳空間、エフェクトとして使われている分は格段に強化された印象を受けましたが、9課のヘリやその砲台は3Dなのに特殊部隊のヘリはそのままだったり、一部シーンでのみ少佐を3Dにしたりしていたのはマイナス要因だった様に思います。
 特に3Dの少佐については、余りにも他のキャラやシーンとの整合性が取れていないと言うか、『表現を強化させた』では無く『やりたいからやった』とか『やれそうだからやった』いう作り手側のイメージしか伝わって来ないのです。それはそれで技術を試すという意味では良いのですが、『2.0』の名を冠してまでやる事では無いかなあ、と。

 総じて、リメイクとしてもメジャーバージョンアップとしても中途半端だったと思います。オリジナルが素晴らしい作品だっただけに、この程度のカスタマイズでは改悪と捉えるユーザも出て来るんじゃあないでしょうか。
 『1.1』――せめて『1.5』位のタイトルならばこの内容でも納得するんですけどね。


12月28日(日)

飲酒メモ

本日の理由:忘年会
本日の面々:勤務先のメンバー30名位
本日の飲酒:ビール×1、カシスグレープフルーツ×2 (許容量)

 正真正銘これが今年最後の忘年会。


12月29日(月)

映画:biohazard:DEGENERATION

 このシリーズも初代からやっていますし、正規ストーリーという事だったので買いました。
 感想。ハリウッド的でありながりもかっちりきっちりbiohazard作品として完成された、良い意味で楽しい映画でした。80/100点。

 先ずは兎にも角にもCGのクオリティが非常に高く、声優もゲーム版と同じという基本的な部分を押さえている点が好印象です。
 その上で、作品自体も洗練されているからとても良い。

 元々映画的なゲームではありますが、『t-ウイルス』と『ラクーンシティ事件』を中心に据えた物語構成や、前半はゾンビ映画の基本をテンポ良くこなし、中盤以降は皆大好き自爆機能付き研究所を持ち出して来る、といった如何にも『biohazard』的な演出が映画という媒体に巧く合っており、アクション映画として普通に楽しめる作品として仕上がっていました。
 当然、シリーズ好きがニヤリと出来る様なシーン(ゲーム版を準えるレオンとクレアの再開シーンとか)やネタを織り交ぜるファンサービスも忘れていないあたり、『良く分かっているなあ』と思います。これでレオンの『泣けるぜ』が有ればより良かったのに惜しいなあ。

 手放しで褒める傑作という訳ではありませんが、予想よりも良い出来だった、の一言に尽きます。90分を楽しむアクション映画としては良作だったと言えるでしょう。
 何かもう今後の『biohazard』は全部こういうので良いんじゃあないかと思った程です。
 ……『FF7:AC』の時も似た様な事思いましたっけね。

余談

 DVD特典映像の『ギャグ映像集』はくだらな過ぎて面白いので必見です。
 中でも、ヘリコの中で『重要』な事を繰り返し呟くレオンと、Gの記者会見、『今すぐダイビング』のオチでは噴き出してしまいました。
 やあ、良いセンスだ。


12月30日(火)

映画:The Mist

 狂気と絶望と言えばこれですよ、と勧められて買って来ました。
 何でも『SILENT HILL』に影響を与えた作品なんだそうです。
 感想。言われた通り『The Dark Knight』とは別種の狂気と絶望を味わえる作品でした。75/100点。

 今回はネタバレ抜きでは書きたい事を書けなそうなので、ネタバレ部分は背景を黒にしておきます。既に観ている人やネタバレ上等という方は、反転させて読んで下さい(マウスでドラッグすると文字が見えます)。
 但し、主人公に待ち受けるラストその物についてだけは記載しません。
 といったところで詳細。

 パッケージを見た段階では、初代『CUBE』の様な『良く分からない状況下では一番怖いのは人間でした』的な話だと思っていたのですが、蓋を開けてみたら『良く分からない化物に襲われても一番怖いのは人間でした。と思わせてやっぱり一番怖いのは化物でした。と思わせて最強なのはアメリカ軍でした』という話でした。
 類すると『ホラーベースのパニック映画』なんでしょうね。突然町を覆った霧の中、謎の怪物から身を護る為にスーパーマーケットに立て籠もった物の、意見の対立や大衆を扇動する気違いの台頭、閉塞感や恐怖から来る精神異常等でパニックが起きる、と。実際、如何にもホラー然とした演出や、登場人物の多くがパニック映画のテンプレートに則っています。
 それだけに、謳い文句の『震撼のラスト15分』には本当に震撼しました。此処までお約束を貫いて来て、最後にそう引っ繰り返すのか、と。

 あのラストについては色々言いたい事も有りますが、個人的には主人公がどうかという事よりも、人類(軍隊)が霧と化物に打ち勝ったという事に感歎しております。
 前述で『ラストでお約束を引っ繰り返した』と書きましたし、実際ああしたラストはホラー映画としては珍しいと思うのですが、『超最強のアメリカ軍が化物をやっつける』というのはある種ハリウッド作品のお約束なんですよね。それをこの映画で――この手の映画が得意とする『含みを残して終える』というお約束を打ち破る為に使ったのです。もう力こそ正義だっていう感じですね
 その上で、その一件落着とも言える結末を、主人公の決断に焦点を合わせた事で『震撼のラスト』に変化させたのは、本当に勇気と決断が必要だった事でしょう。

 恐らくあのラストを見て『やっぱりアメリカ軍は強いな!存外に強いな、べらぼうに強いな!』とか言っているウォーモンガーなんて少数で、大半の視聴者は主人公の結末に対して賛否両論や、取捨選択や現実に対する色々な事を考えさせられる筈です。個人的にも、割合的に反転で隠しているネタに対する思いが強いだけで、やはりあの結果に対しては考えるところも有ります。
 この映画に相応しい台詞は、劇中に出て来る『人間が2人居れば、最後は殺し合う』では無く、サングラスの救世主が預言者からの受け売りで呟いた『問題は選択だ』なのではないでしょうか。
 どんな時でもどんな事でも、この世界は選択が全てです。特にホラー映画やパニック映画に於ける選択はとても重要ですよね。脱出を図るべきか、待つべきか、大勢で協力し合うべきか、少数で動くべきか。選択を誤れば死に直結してしまう。でも、『俺様は化物なんて信じないぜ』と言って出て行った奴が真っ先に殺されるのもお馴染みながら、『俺達はここを離れない』という保守的な人間が揃って殺されるのもよく有る事です。
 自分ならばどう選択するのか。それを考えながらスーパーマーケットの人々の行く末に重ねてみるのも面白いでしょう。

 総評として面白い作品だったとは思いますが、万人には決して勧められない作品です。
 閉所パニックが好きな人や、狂気に走る人間真理に興味が有る人、胡散臭い化物が人間を引き裂いたり溶かしたりするのが好きな人や、何だか憂鬱になりたい人、閉所でパニックになった人々が狂気に走ったり胡散臭い化物に引き裂かれたり溶かされたりした上で辿る結末を見て何だか憂鬱になりたい人ならば観ても損は無いでしょう。

余談:程度の低いカルト話でも人は煽られるものなのか

 少なくとも今この時点に於いては、あの状況下にあったとしても『人間が神に背いてるから天罰が下った』という与太話に自分が耳を傾ける事は無いだろうと思います。友人や同僚も恐らくは同じでしょう。
 しかし世の中には『救われる』と信じて、明かに嘘丸出しの癌の治療法やHIVの特効薬に大金を注ぎ込む人や、盲目的に教祖を崇める人が大勢居ますし、『今日限り』とか『残り1つ』という言葉に対して速攻で衝動買いハリケーンを発動させる事を思い浮かべると、『天罰』は信じないにせよ、別の言葉にならば扇動されてしまうのかも知れません。

 例えば、『アレは軍の生体兵器の稼働実験で、この中に居る監視員を全員殺さない限り実験は続く』と言われたらどうでしょう。
 あの町に有る背景(アロー・ヘッド計画という噂)や、事件直前の緊急招集等から鑑みるとその説は強ち否定も出来ません。『神』とか『天罰』と比べれば信憑性も大いに有ります。……なんて、もしそれで少しでも信じたならば、やがては言い出した人間に従ってしまう可能性が高いのではないでしょうか。
 それは基盤の差こそ有れ、『事態の解決の為ならば他者を犠牲にするのも厭わない狂気の集団』が完成するという結果に於いて同一ですよね。

 何故こんな話を書いたかと言うと、カーモディの役回りを理解するに当たって一度上記の様に組み替えて考える必要が有ったからです。
 やはり『天罰』という話は信じられないんですよ。どう起きても眼前で起きている事は物理的な惨劇であって、超自然的な何かでは無い。だから、彼女に同調する人々もまるで理解が出来ないのです。
 でもそれは前述の様に言葉の問題に過ぎないんだな、と。
 劇中でも『人は解決策を示す人間に従う』と言及されていましたが、それが心理であり真理なんでしょう。少なくとも数名は主人公の導き出した解決策に従った訳ですしね。


12月31日(水)

雑談:2008年を振り返る

 昨年の様に何かを失った訳では無い、という点に於いては概ね良い1年だった気がします。
 ただ、業務の方は益々忙しくなった上に無駄に責任が重くなって来た為、自分の時間が更に短くなってしまいました。仕事が有るだけ良いのかも知れませんけど、日本はサラリーマンを20時には帰す風習を築く努力するべきだと思います。

 さて、簡単にまとめたところで、恒例の自分ランキングを。
 飽くまで主観に基づく物なので、今年に出ていない物でも今年触れた物ならば今年の物としてランキングしています。

2008年の自分ランキング:ゲーム編

 昨年までとは一変、今年は8作ものゲームを購入した年でした。
 両手を使わないと購入したゲームの数が数えられない、というのは5年ぶりです(VGAのバンドルだった2作品を加えるときっちり10作品)。お陰で今年は様々な良作に出会えました。

 特に1位とした海外産RPG『Oblivion』は、心の底から素晴らしいと思える傑作でしたね。世の中には未だこんなに面白いRPGが有ったのだなと思った程に。
 同チームが制作を担当した『Fallout 3』も当然狙ってはいますが、先ずは『GTA IV』を満喫してから購入する予定です。
 その愛しの『GTA IV』を2位ではなく3位としたのは、未だ遊びきれていない事に起因しています。それでも尚面白いと断言出来るのですが、現段階ではコンシューマでもWindowsでもたっぷりと遊んだ『DMC4』の方に軍配を上げました。

 ベスト3に挙げていない物でも、ゲームとしては兎も角シリーズを綺麗に完結させた『METAL GEAR SOLID 4感想)(未購入)』や、スニーキング要素は今一ながら相当の爽快感は持っていた『ASSASSIN'S CREED感想)』、日記では触れていなかった物の暇潰しには最適なDS版『ドラゴンクエスト 5』や、独特のホラー感が漂う世界観が堪らない『BioShock』、圧倒的な画面映えの良さと前半パートの面白さは随一だったFPS『Crysis』等々、今年購入した作品はほぼ全て何らかの面で満足のいく作品ばかりでした。

 こうして見ると、今年もCAPCOM作品と洋ゲーばかりですね。
 我ながら偏ってるなあと思いますが、こうしたゲームが楽しいのだから仕様が無いのです。今更アイマスとかテイルズに開眼するのは無理過ぎます。

2008年の自分ランキング:漫画編

  • 1位 :ONE PIECE
  • 2位 :HUNTER×HUNTER
  • 3位 :鉄鍋のジャン!R
  • 次点:魔人探偵 脳噛ネウロ

 在り来りで申し訳ない気もしますけど、今年はやはり『ONE PIECE』の勢いがずば抜けていた様に感じられました。
 シャボンディ諸島についてから息つく暇無く現われた億越えルーキー達に、ロジャーの片腕登場と共に明かされたロジャー処刑の真実、モデルが凄まじ過ぎる黄猿に、ルーキー達の共闘、そして白ヒゲvs王下七武海。
 少年漫画らしい熱い展開と、幾つもの伏線が回収されていく勢いは、最近燻っていた感すら有った『ONE PIECE』を一気に燃え上がらせたと言っても過言では無いでしょう。
 但し、現在の皆がばらけている展開は、いつもの冗長パターンに繋がりそうな不安要素ではあります。まさか1キャラずつ島を出るまでやる訳じゃあないですよね?省略しますね?

2008年の自分ランキング:映画編

 今年はぶっち切りで『The Dark Knight』ですね。
 ハリウッドらしい火薬やVFX全開のアクションシーンもさることながら、絶対悪に対する正義の有り様、という所謂エンターテイメントとは異質の重さと濃さを持ったテーマを描いたあの作品は、傑作と呼ぶに相応しい映画だったと思います。

 狂気という点では『The Mist』も結構面白かったのですが、2回観ようとは思わないのでランクから外しました。
 その点、2位以下の作品は気楽に90分〜120分を楽しみたい、という時に打って付けの映画ばかりですね。観た後に考えさせられる作風も悪く有りませんが、観た後に何も残らないあの感覚も映画の醍醐味ではないでしょうか。

2008年の印象に残った台詞編

「支配なんかしねェよ」「この海で一番自由な奴が」「海賊王だ!!!」

 … By.モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)

「己が技と肉体のみを頼みに生き抜いて来た我々だからこそ感ずるところもある」
「人智が及ばぬものに」「委ねて良いのかとな」

 … By.シラット(ベルセルク) 

「出たァ辺面師範の一分の隙もない完璧なる土下座」「人間心理を衝くこの美しい土下座の前には何者も同情を禁じ得ない!!」「矛を止めると書いて「武」!これぞ真の武道!!」

 … By.トゥゲザー空手門下生たち(銃夢LO)

「正解は『最初に取った者』に従う」「…だ」
(略)
「それが「真の力」だ」「その力の下には「味方」しかいない」「最初にナプキンを取る事のできる人間になる その「円卓」にこの「ファニー・ヴァレンタイン」が座る事になるのだ」

 … By.ファニー・ヴァレンタイン(STEEL BALL RUN)

「人間が人間たらしめている物はただ一つ」「己の意志だ」
「血液を魂の通貨として他者を取り込み続けなければ生きていけない様な」「アーカードの様な哀れな化物と」「あんなか弱いものと一緒にするな」
「私は私の意志がある限り」「たとえガラス瓶の培養液の中に浮かぶ脳髄が私の全てだったとしても」「きっと巨大な電算機の記憶回路が私の全てだったとしても」
「私は人間だ」「人間は魂の 心の 意志の生き物だ」
(略)
「私は」「私だ」
「「こっちわたしあっちあなたと違う」」「この世の闘争の全てはそれが全てだ」「人間がこの世に生まれてからな」
「君も私とは違うと思っている」「戦いの布告はとうの昔に済んでいる」
「さあ戦争をしよう」 

 … By.少佐(HELLSING)

「戦争」
「良い」「戦争だった」

 … By.少佐(HELLSING)

「貴様なぞに!!私の研究を茶番呼ばわりされてたまるか」「少佐殿の大隊を笑われてたまるか!!」

 … By.ドク(HELLSING)

「勝ったぞ」「マルコー」

 … By.スカー(鋼の錬金術師)

「息子だけではない」「「大総統の座」も「部下」も「力」も全て与えられた」「いわば権力者ごっこだ」
「だが妻だけは自分で選んだ」

 … By.キング・ブラッドレイ(鋼の錬金術師)

 まとめ。
 やっぱり『HELLSING』の少佐は名台詞が多いですよね、という話。
 本当はもっと少佐の台詞を入れたかった位です。

 でも少佐の『良い』『戦争だった』と同じ位、大総統の『妻だけは自分で選んだ』という台詞も好きです。元々彼自体好きなんですが、何とも含蓄の有る言葉だと思います。
 そう言えば来年は『鋼の錬金術師』が原作準拠で再アニメ化するらしいので、結構期待しています。この調子で『ネウロ』もやってくれませんかね。

デウス・エクス・マキナ

 例年通りのデウス・エクス・マキナ締め。
 今年も1年間有り難う御座いました。来年も宜しくお願い致します。