a 適当。

6月1日(土)

映画:リンカーン/秘密の書 (原題:Abraham Lincoln:Vampire Hunter)

映画の粗筋:
幼少の頃、母を殺されたエイブラハム・リンカーンは復讐を誓い、父の死後、遂に仇討ちを実行する。
しかし、仇の男は頭部を撃たれても尚リンカーンに襲い掛かり、助けに入ったヘンリー・スタージスの力で漸く撃退に成功するのだった。
危機を救われたリンカーンは、ヘンリーからヴァンパイアの存在を知らされ、自身の復讐を果たす為にヴァンパイア・ハンターとなる道を選ぶ。
だが彼は、ヴァンパイアとの戦いだけでは無く、奴隷解放に向けた戦いにも身を投じ始めるからさぁ大変。

 もしもリンカーンがヴァンパイア・ハンターだったら、という何でそうなったのか分からない発想の映画。
 感想。全般的に淡泊だけれど、映像で魅せるB級作品。75/100点。

 最初に弁解させていただくと、本作についてはタイトルと上記プロットしか知らず、Trailerの類も一切観ていなかったので、大統領のオッサンが夜な夜なレッツパーリィな感じでヴァンパイアを狩りまくったり、政敵がヴァンパイアばっかりだから夜な夜なレッツパーリィせざるを得ない、メタルウルフカオスをイメージしていました。
 だってヴァンパイアと言えば、怪力で俊敏で妖術的なものまで使えるイメージじゃあないですか。最強クラスではアーカードの旦那、一般的ならばストレイツォ。
 そんなのと大統領(しかもオッサン)が戦うと聞いたら、大統領が大統領魂で無双するユナイテッドステイツ映画しか思い浮かばないじゃあないですか。
 ところがどっこい、本作は『若きリンカーンがヴァンパイアと戦いつつ、ヴァンパイアを無視して合衆国を変えていく』という、一般的なヴァンパイア映画とは趣向の異なる作品でした。

 そんな訳で、手前勝手な期待は完全に裏切られたものの、中々斬新な切り口の作品だったと思います。
 先ず第一に、本作に於けるヴァンパイア像。
 銀に弱いものの昼夜を問わず動け、馬を投げ飛ばす怪力や透明になる能力を持ち、仲間同士は殺し合えない、という珍しい設定がなされています。
 また、一部人間社会に入り込み、基本的には奴隷を餌にする、というある種社会的な行動を取っているのも特徴です。

 次に特異なのは、彼らの主食と、リンカーンを結び付けた事。
 単にヴァンパイアという化け物との戦いだけでは無く、『奴隷さえ与えておけばバランスが保たれる』という非人道的な認識との戦いが、彼の代名詞でもある『奴隷解放』に繋がるプロットは見事です。
 彼が政治に目覚め、そこから大統領になるまでが文字通り一瞬だったのがアレですけど、『武器を持つだけが戦いでは無い』という、単なるヒーロー物には無い『大きな敵との戦い』を楽しめます。

 とは言え、やっぱりアクション映画なので、リンカーンの戦闘こそ見所なのは間違い有りません。
 本物のリンカーンも得意だったという『斧』。それがこのヴァンパイア・ハンターの武器にして、最後の斬新ポイントです。
 斧と言っても、バトルアックスの類では無く、柄が若干長い手斧なので、比較的地味と言わざるを得ません。武器自体は地味なんですけど、まるでカンフーの棒術の様にそれを使いこなし、ばったばったとヴァンパイアを薙ぎ払う大統領無双は、効果的なスローモションや回転アクションの良さと相まって、美しささえ感じる出来映えに仕上がっています。
 アクションが映えてこそのエンターテイメントですからね。手斧でここまで出来れば賞賛して然るべきです。

 さて、そんな本作が、『ヴァンパイアとの戦い』と『奴隷解放』、この2つを両立しきったかと言うと、実はどっち付かずと言うか、それぞれ深掘りしきれていない感が強かったりします。
 何せ前述の通り、途中で『ヴァンパイアを無視』して政治家モードに入っちゃいますからね。ヴァンパイア映画なのにヴァンパイア無視ですからね。両立するのかと思ったら両立しないんかい、と。
 その中途半端さが作品の淡泊さに繋がっているのですが、それを補うアクションと、所々に仕込むまれた対比の構図は見事で、B級作品としては及第です。
 良くも悪くもB級アクション、それが本作の売りと言えるでしょう。

 因みに『秘密の書』なんて副題がついていますけど、特にミステリー要素は有りません。
 リンカーンが、子供の頃からずっと日記を書いています、というだけの話です。何を考えてこんな邦題にしたのやら。


6月3日(月)

今週の暗殺教室:第45話 水泳の時間

今週の粗筋:
殺せんせーによる実習で泳げる様になった多川は、片岡に頼る為の口実を失い、無事に依存が解消されるのだった。
全てを見届けた後、殺せんせーは自らの弱点が水である事を告白するが、E組プールが破壊されたからさぁ大変。

 多川は文字通りメグメグに依存しているのかと思ったら、存外にドライ――と言うか、彼女を便利に使っていただけだったのですね。
 その上で前回の行動を見ると、尚更に醜悪さが際立ちます。詰まりKI★MO★I!

 こういう手合いは、余程痛い目でも見ない限り、何れまた誰かに不幸を振りまくものです。
 今回の件で泳ぎこそ覚えたものの、『他人に頼る』事に対する戒めもダメージも一切無いので、根本的な問題は何一つ解決していません。
 ビクトリア・フォールで懲らしめたバカップルでさえ、その後も性格はアレなままっぽい様子でしたし、多川も別の何かで別の誰かに頼るんじゃあないですかねえ。その時に頼り先を間違えて痛い目を見れば良いのですが。

今週の読み切り:磯部磯兵衛物語〜浮世はぬるいよ〜

 まさかの2週連続掲載。
 やはり前回に比べるとパワーダウンが否めないですね。シュールさは健在ですけど、破壊力が無い。
 四半期に1回が良いんじゃあないのかなあ。それ位がベターじゃないのかなあ。


6月4日(火)

独り言:略語が気になるのは老いの証

 朝食時に何と無く観た『めざましテレビ』の話なんですけども。
 7時40分位だったでしょうか、フラッシュモブについての特集が有り、ショッピングモールで映画『レ・ミゼラブル』のワンシーンを再現する内容を放送していたのですが、テロップで『レ・ミゼを再現』とか書かれていて衝撃を受けました。レ・ミゼて。何その省略。流石にそれは嘘でしょ。無いでしょ。

 と思ってGoogle先生に訊いてみた所、存外に『レ・ミゼ』表記のものが出て来て震撼しました。
 どうやら、欧米で『Les Miz』等と表記される事に倣って、という事らしいですね。
 じゃあアレですかね、『Vフォー・ヴェンデッタ』を『ブイヴェン』とか言っても許されるんですかね(←分かってない)。

余談

 一部の部下が、『サポートツール』を『サポツー』と略しているのが気になって仕方有りません。
 サポツーて。何その省略。流石にそれは嘘でしょ。無いでしょ。

 と思ってGoogle先生に訊いてみた所、殆ど出て来なくてホッとしました。
 どうやら、ローカルルールの様ですね。よし。


6月6日(木)

仕事:札幌出張1日目

 まさかの札幌出張4回目。
 昨年度まで1度も行った事が無かったのに、まさか1年足らずで4回も行ける事になろうとは思いませんでした。
 ただ、今回の出張は色々と面倒な事は有ったり無かったり。以下、簡単なまとめ。

  • 色々満喫する為、前泊・後泊のゆったり2泊3日スケジュールで承認を貰う
    • 5日予定…通常業務終了後に千歳に飛び、『だるま』でジンギスカンを食べる
      • その後すすきので遊ぶ
    • 6日予定…札幌で研修後、札幌の提携先メンバーと海鮮料理を食べる
      • その後すすきので遊ぶ(体力次第)
    • 7日予定…札幌で打ち合わせ後、『すあげプラス』でスープカレーを食べて帰投する
  • 余りにも完璧な計画だったのに、他部署からクレームが入り、前泊無しで6日朝一出立というスケジュールにされる
    • 確かに前泊部分は、色々な欲望が見え見え過ぎるので素直に受け入れる
    • それでもジンギスカンだけは、と思ったら、本社から来る部長が『ラム嫌いだから、ラム以外で懇親会して』とか言い始める
      • じゃあ貴公だけ別の店に行けばよかろう、と言えないのがサラリーマン
        • 仕様が無いので、皆で『ジンギスカンが苦手だなんて残念です』と厭味だけ散々言ってみる

 最終的には、一次会で軽く魚介類を食べ、希望メンバーだけは二次会で『だるま』、という結構胃に来るプランに変更してジンギスカンを食べて来ました。
 自分自身も食べたかったですし、今回が初出張の新人もジンギスカンを楽しみにしていたので、これだけはどうしても譲れなかったのです。それ位あそこは美味しい。

 とは言っても、海鮮料理→ジンギスカン→すすきののコンボは、翌日へのダメージがかなり甚大でした。この歳でやる事じゃあないです。
 あ、でも『見た目は若いねー』とか『隠れオッサンだねー』とか言われてですね、よーしじゃあオッサン、ハッスルしちゃうぞーみたいな(以下略)

 まとめると、キャラがブレブレになる位には出張を満喫しました、というお話。

飲酒メモ

  • 本日の理由:札幌出張につき
  • 本日の面々:同僚及び札幌の提携先メンバー計9名
  • 本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×2

 中々ホテルが取れないなあと思ったら、『YOSAKOIソーラン祭り』の日程と被っていた事を現地で知りました。
 札幌のメンバー曰く、『地元の人間は余り興味が無い』らしいのですが、大きな祭というのは存外に地元よりも客の方が盛り上がるものなのかも知れませんね。


6月7日(金)

仕事:札幌出張2日目

 本日は計画通り事が進み、予定していた『すあげプラス』にも行けました。

 初回に『パリパリ知床鶏と野菜カレー』、2回目に『ラベンダーポークの炙り角煮カレー』を食べたので、今回は『北海道産 牛もつ and 野菜カレー』を食べました。
 これがやはり美味しい。ピリッとしながらも飲み易い絶妙な辛さのスープ然り、素揚げされた香ばしい野菜の食感の良さと甘さ然り、そして染み込んだ味が際立つ弾力を誇る牛もつ然り。
 自分は食に余り興味が無く、ダボハゼさんの『味に意は無ェ』ロジックも概ね同意なのですが、どうにも札幌は色々美味しいので考えがブレブレになってしまいます。特に今回は、前述の新人が『食べるの大好き』キャラ(体型は細め)だったので、そこに引き摺られた面も有るとは思うのですが……札幌、恐ろしい子!

 尚、その新人の希望により、今回は新千歳空港の『calbee+』で揚げたてポテトチップス(塩バター味)も食べて来ました。
 バターもチーズも好きではないので、単なる『塩味』とか『海苔塩』的な味が無かったのは不満でしたが、揚げたてのポテトは中々の美味でした。同僚の買った『ポテりこ』は更に美味でした。最初から『ポテりこ』を頼めば良かったなと思いました。


6月8日(土)

映画:バイオハザード ダムネーション

映画の粗筋:
旧ソ連から独立した東スラブ共和国にて、反政府軍がB.O.W.を使っているという情報を得たアメリカは、休暇中のレオン・S・ケネディを潜入させる。
しかし潜入早々、政府の判断により東スラブ共和国からのアメリカ撤退命令が下り、その命令を無視したレオンは単身で調査せざるを得ない状況となるのだった。
一方、反政府軍との睨み合いを続ける大統領府には、B.O.W.対策にB.S.A.A.からエージェントが派遣されるが、その正体はエイダ・ウォンだったからさぁ大変。

 感想。良い意味で中身の無いアクション映画。80/100点。

 本作の見所は、無駄に強い女性陣――と見せ掛けて、強いリッカーとか怖いリッカーとか頑張るリッカーとか張り切るリッカーとかなんですけど、余り書くとネタバレになるから困る。
 という事で、ネタバレを避けつつ書いていきますが、本作を一言で言うと『BIOHAZARD』のB級アクション映画です。
 詰まりは、何も考えずにド派手アクションを楽しめる娯楽大作ですね。いわゆるハリウッド映画と比較しても遜色が無いです。

 B級映画のお約束とも言えますが、シナリオ自体は有って無い様なものですし、ホラー要素も全く有りません。が、その分だけ全編を通してアクション、アクション、またアクションという構成です。
 室内での対ゾンビは勿論、暗がりでのリッカー戦やタイラントとの総力戦、軍相手の銃撃戦から果ては女大統領vsエイダの熟女対決まで、CGだから出来るダイナミックな戦いを次々と楽しめます。エンターテイメントとして楽しむには、これだけで十分です。

 尚、CG技術も前作より向上して、動きの違和感が殆ど無くなっている他、背景等も殆ど実写の様に感じられました。
 ここまで来たらもう実写の方が早くないか、という気持ちにもなるんですけど、実写でやって実写版みたくなってもアレですしねえ。これはこれで良いのか。


6月10日(月)

今週の暗殺教室:第46話 寺坂の時間

今週の粗筋:
E組に居心地の悪さを感じ始めていた寺坂は、プールの破壊や教室への殺虫剤散布、薬剤混入等を行う。
それらは、殺せんせーへの反抗心から行っているかに見えた行動だったが、実は裏でシロと繋がっていたからさぁ大変。

 要所要所で目立ちつつも、ここまで殆ど何の成果も残してこなかった寺坂のエピソードが遂に来ました。
 E組の面々が赤穂浪士の名を元にしているのは周知の事実ですが、彼の元となった寺坂吉右衛門信行は、唯一の足軽&討ち入り後に消えたという不思議な人物。この寺坂もただの不良では終わらず、きっと大きな何かが有る筈です。
 と思っていたら、シロと組んで来るとは……成る程、中々のトリックスター。

 シロと組む事に対して、『居心地が良い』といった自嘲とも取れる感想を抱いている様ですが、実際『殺せんせーの暗殺』という目的を主眼とした場合、これは極めて理に適った行動です。
 現状、イトナはキャラとして詰まらないものの、これまで最も殺せんせーを追い詰めたのはシロ&イトナですし、殺せる確率が最も高いのもやはりシロ&イトナでしょう。
 根底に有る動機がE組への不満だとして、それが結果的に有効な暗殺に繋がるのならば、ある意味彼が最もE組の本懐に近い生徒と言えます。

 とは言え、これで殺せんせーが暗殺出来るかと言うと、まぁ精々『やや追い詰める』程度に終わるのでしょう。
 暗殺者としては最もまともな手段を選んだものの、E組生徒してはアレな事をしているので、良い様にシロに使い捨てられるのがオチ、という気もします。
 そこで、自身の向上心を見出せば、劇場版ジャイアンに進化するのでしょうが、逆に『かなり』追い詰めたりすると、天狗になってE組を引っ掻き回すキャラになるかも知れません。さて、どっちに転ぶのでしょうか。

今週のONE PIECE:第710話 “グリーンビットへ”

今週の粗筋:
闘魚の群れに襲われたロー達は、心臓を奪ったシーザーの錠を解き、共闘しながらグリーンビットへ辿り着く。
そこで何者かに服を奪われた海兵達を見た一行は、ロビンの力でその犯人――小人を捕獲するのだった。

 冒頭、バルトロメオが、綺麗になったベラミーと話すルフィに気付いて驚いているシーンを見るに、やはり彼の言う『あの人』とはルフィの可能性が高そうです。
 ルフィの海賊としての活躍を知って海賊になった、というパターンでしょうか。思えばシャボンディ諸島でも、麦わらの名を出すだけで相当な人材が集っていましたし、エニエスロビー、インペルダウン、海軍本部と大暴れした彼には、望みもしない悪のカリスマが備わっているのでしょうね。

 小人は……まぁ、どうなんでしょう。それより前回の引きになっていた、ドレスローザの真実が知りたいです。


6月11日(火)

E3 2013の話題:6月11日分

 いつもの様に、4Gamer.netの記事にリンクしながら、思った事をつらつらと。

  • 『PlayStation 4』が399ドルで発売
    • 多分、今回一番の目玉。
    • 399ドル、リュージョンフリー、ソフトの貸し借り自由、HDD500GB内臓、HDMI同梱等々、仕様面でもユーザビリティでもXbox Oneより優勢なイメージ。
    • 面白そうな独占タイトルが出れば購入予定。
  • 『Assassin's Creed IV: Black Flag』の最新Trailer公開
    • Cinematic Trailerの方はアサシンらしさが皆無ながら、いつも通りの格好の良さとキレの良さ。
    • でも見所はGameplay Demoの方で、それぞれオブジェクトの多そうな海岸→森→海戦をシームレスで実現している事に感嘆。
      • 連続で銃を撃ち敵を一掃するエドワードの格好良さにも、シビれて憧れる。
  • 『Watch_Dogs』の最新Trailerもシビれて憧れる
    • 現時点での大本命。
    • Trailerの物語として成立させつつ、ゲームの概要が端的にまとめられた構成・演出が、兎にも角にも素晴らしい。
      • 特に、タイトルを彷彿とさせる最後の『I'm watching you』にゾクゾク。
    • 以前のデモでも思ったけれど、主人公はハッキング能力だけで無く、身体能力も随分高い様で。
      • 本当にアサシンの一族じゃあないかと、疑いたくなる。
      • スマートグリッドもあのデバイスも実はP.O.E.でした、というオチだったとしても納得してしまいそう。
  • 『FF VersusXIII』は『FINAL FANTASY XV』としてPS 4で発売
    • ですよねー。
    • やはり、同じナンバリングで複数タイトルを出す、という構想には無理が有った?
  • 『Mirror's Edge』の新作が発売決定
    • 続編を匂わせまくりだった前作から早6年……待たせ過ぎ。
    • 元々シンプルな画面だった所為か、今一進化ポイントが見えず。
    • オープンフィールド化して、建物の中も色々入れる様になってるとかだと凄いけれど、それだと単にFSPアサシンか。
  • 『BAYONETTA 2』のプレイ動画公開
    • 姐御 is my wife。
    • さっぱりした姿も大変に魅力的。
  • 『ゼルダの伝説 風のタクトHD』が9月26日発売
    • PS4等のフォトリアルの綺麗さとは別路線ながら、これはこれで本当に綺麗で溜息。
      • 当時からこの作品のトゥーンレンダリングは1つの到達点だった様に思う。
    • いよいよWii Uを買う時が来たか。

 PS4に見るSCEは、PS3Vitaの失敗から、しっかりと学習した様な印象を受けますね。勿論、最後はタイトル次第でしょうけど、いわゆる『ゲーマー』と呼ばれる層には、Xbox Oneより魅力的に映ったのではないでしょうか。
 これで初代PSの頃の様な、馬鹿ゲー・アホゲーの類が増えてくれると面白いのですが……このスペックの据え置き機だと、開発費的に厳しいですかねえ。


6月12日(水)

E3 2013の話題:6月12日分

 未だ続くE3。

  • 『Titanfall』のTrailer公開
    • E3直前に公開されたものの、今年の隠し球っぽい作品。
    • 一言で言うなら、凄い『SHOGO(昇剛)』?
      • 『SHOGO 2』はどうなったのかなあ。
    • 結構爽快そうな上、『シングルプレイとマルチプレイの境界を曖昧にする』というコメントが気になるところ。
      • いつのまにかCo-Opとか、気付いたら対人戦してたとかは面白そう。
        • BIOHAZARD 6』のアレは微妙だったけれど。
        • 一兵士として、1つの戦場をシェアするイメージの方が、役割を強制させられるよりも熱い予感。
  • 『大乱闘スマッシュブラザーズ』に『むらびと』と『ロックマン』参戦
    • むらびと……だと?
      • 『そんちょう』じゃあなかったんだ……。
      • 『ぼく、ソンチョウ きみ、チョウチョウ!』とか言ってたのに。
    • と言うか、出すならしずえさんじゃあ……?
      • クラッカーで攻撃とか、鬼の面で豆まきとか、鯉のぼりぶん回しとか。
  • 『Dying Light』はフリーランニングのゾンビサバイバル
    • 昨日『Mirror's Edge』新作に期待した事をやっている感じ。
    • これでCo-Op対応とかだと、深夜にはしゃぐ上で面白そうな予感。
  • 『METAL GEAR SOLID V:THE PHANTOM PAIN』がPS3/PS4/Xbox 360/Xbox Oneで発売
    • オープンフィールドで攻略が多彩になる分、前作の様な『5分遊んで5分ムービー(orカットシーン)』的な展開は無くなりそうな予感。
      • 前作のあれはリニアと言えば良いのか、シネマと言えば良いのか……何れにせよキツかった。
    • ここまで徹底したマルチ展開をしておきながら、Windowsを入れないなんて酷過ぎる。
    • この作品で、反戦というテーマを深く考えるユーザーはどの位居るのだろう。
      • 流石にそろそろ鼻に付いてきた、とかでは有りません。
  • モノリスソフトの新作はWii Uで2014年に発売
    • Xeno!Xeno!
    • 未だ『Xenoblade』も未プレイな不信心者ながら、これは嬉しい。
      • 折角だから『Xenoblade』のHD版をWii Uで出してくれないだろうか。

 案の定、新作はマルチプラットフォームが目立ちます。
 Windowsがメインのユーザーには嬉しい話ですし、メーカーにしても独占するメリットが無い上、ハード的にも大きな差が無いので自然な事をしてるだけなんですけど、ちょっぴり寂しい気もしますね。


6月13日(木)

E3 2013の話題:6月12日分

 もう少しだけ続くE3。

  • 『Mad Max』がオープンワールドタイプのアクションゲームに
    • 真っ先に『ギャングスター』の中の人の笑顔が浮かんだ。
      • これに反応しない人は只の人だ。
        • えっ、別にそれで良いんじゃない?
    • Trailerからは全くゲーム内容が見えないものの、取り敢えずモヒカンが暴れるのは間違い無さそう。
      • 重要なのは映像じゃあ無い、モヒカンがどれ位悪いかだ。
    • ある意味新規IPで、いきなりオープンフィールドなので、大味になりそうな悪い予感も。
  • 『YAIBA:NINJA GAIDEN Z』はゾンビを武器にしてゾンビを蹴散らす
    • 決闘に敗れ、左半身がサイボーグになったユナイテッドステイツ忍者が、ゾンビ相手に暴れまくるゲーム。
      • 忍者ってなんじゃ。
      • 最近は日本人の知らない忍者が多くて困る。
    • と言うか、最近はゾンビ退治が多過ぎる気がする。
      • 道徳的に問題無く粉砕出来るからだろうけど。
  • 『Ryse:Son of Rome』はCrytekのXbox Oneローンチタイトル
    • こちらは、人間だけど問題無く粉砕出来る『300』。
    • リニアだからなのか、シミュレーションが凄いのか、突っ込む船のマストの動き等が物凄いリアル。
      • 流石はCryENGINE 3、正に次世代機といったところ。
    • ゲーム自体は、舞台の広い『グラディエーター』というイメージ。
      • いっそスパルタ率いてクセルクセスをボコボk(以下略)

 今のところ、昨年の『Watch Dogs』級に惹かれるタイトルは無し。
 次世代機向けにバシバシ打ち出されて来た新作達は、確かにどれもこれも画面が綺麗でリッチですけど、ゲームとして『これは凄そう!』と思わせるテーマと言うかわくわく感と言うか、目新しさみたいなのには欠けている様に思えます。
 この3日間触れたタイトルの幾つかは確実に買うでしょうし、買わないタイトルを否定する訳でも有りません。が、何と言うか……そうですね、世代が変わる事に対して『もっと何か凄い事が出来る筈』という期待だけが先行しているのかも知れませんね。

訃報:『北斗の拳』ラオウ役等の内海賢二さん死去

 失礼ながら御名前は知らなかったものの、これまで色々な作品で故人の声を聞いてきました。
 色々叫びたいところですが、グッと堪え。ご冥福をお祈りします。


6月14日(金)

ゲーム:宇宙船ダムレイ号|GUILD02

ゲームの粗筋:
コールドスリープマシンの中で目覚めた主人公は、自分が何者で何をすれば良いかも分からないからさぁ大変。

 先日まで、半額キャンペーンをやっていたので買いました。
 感想。悪い意味で期待外れ。50/100点。

 公式ページを見るのが一番早いのですが、本作は、

  • 他と一線を画す、衝撃の問題作
  • 不明な事すら手探りで見付けて欲しいので、チュートリアルも操作説明も無し
  • 単なるADVとは一線を画す圧倒的な世界観
  • 誰も予想出来ない驚愕の真実

 等々、如何にも謎スキー妄想スキー向けの煽りの数々が並べられており、それ故に手を出してみた訳ですが、遊んでみたらまぁ平々凡々とした作品で、多分煽りとは別の意味で驚愕しました。

 プレイ時間の大半は、代わり映えの無い宇宙船内を探索して回るだけで、その操作感も劣悪な上、これといって緊張感もホラー要素も有りません。たまに急な音を出して驚かせる位です。
 謎を深める『BIOHAZARD』風な日記が出て来るものの、数冊しか無いので考察する程のものでは有りません。
 ADVのキモとなる謎解きも簡単な上、アルミンもびっくりする位親切なヒントが分かり易く転がっているので、頭を使う様な要素は殆ど無いと言えます。
 その上、クリアまで2時間強程度のプレイ時間ながら、1時間位の時点で既にオチが読めるシナリオの為、特に驚愕する事など有りませんでした。

 『400円のゲーム』と考えれば納得の出来ですけど、この内容で上記の煽りは如何なものなのでしょう。
 まるで『アイディア勝負の斬新な作品』なのだと思わされるじゃあないですか。にも関わらず、やる事は普通な上、一番面白かったのがOPだなんて。
 あの煽りさえ無ければ、前述の通り400円分の価値は有り、ここまで落胆する事も無かったとは思うのですが――逆にあの煽りが無ければ買ってもいなかったから、鶏卵な話ですかね。


6月15日(土)

小話:続・感性に依存する話は議論しても答えは出ない

「山頭火、ご存知ですか」
「ラーメンの」
「いえ、種田山頭火です」
「ああ、フリーダム俳句の」
「いえ、自由律俳句なんですけど、まぁ、そうですね、それです」
「山頭火がどうしたの」
「機会が有って、彼の自由律俳句を見たんですけど、あれが何で評価されているのか分からなくて」
「フリーダム過ぎるよね」
「そうなんです。『あたたかい白い飯が在る』とか『まつすぐな道でさみしい』とか、Twitterの呟きじゃないですか」
「あったか白米なう」
「そう、そのレベル。何なんですか、あれ」
文学みたいなもんで、その当時にそういう事をしたのが凄いっていう歴史補正でしょ」
「でも世間的には、『昔に読んだにしては良い句』じゃなくて、『今読んでも良い句』みたいな評価じゃないですか」
「まぁ、そうだねえ」
「だって『しみじみ食べる飯ばかりの飯である』ですよ。それもう『ご飯をおかずにご飯なうww』でしょ」
「まぁ、そうだけど」
「世間は本当に良い句だと思っているのでしょうか。本気なんでしょうか。皆で騙そうとしているんじゃあないでしょうか」
「喩えそれがゴールデンラズベリーでも、登場人物が死んでテーマソングが流れれば『感動しました!』とか言って泣きまくっちゃう国民性を舐めんなよ」
「冷めてますね」
「そちら程では無い」


6月17日(月)

今週の暗殺教室:第47話 ビジョンの時間

今週の粗筋:
シロの計画に則り、生徒達をプール内で待機させた寺坂は、イトナを使って殺せんせーをプールに突き落とす作戦を実行する。
だが、シロは確実に殺せんせーをプールに入れる為、本当の計画である『生徒を溺れさせる為のプール爆破』を実行するのだった。

 モブのたぬきち酷い。

 早速、寺坂は良い様に使われてしまいましたね。
 嫌われ者の不良とは言え、流石に生徒達が濁流に飲み込まれては自責の念も湧こうものでしょう。
 まぁ、竹林以外(特にメグメグあたり)は実は自力で助かるんじゃあないか、という気がしないでもないですが。

 それはさておき、シロもまた思い切った計画を考えたものです。
 以前カルマが行った、『自分を助けようとする隙に殺す』作戦の大規模版といったところでしょうか。
 殺せんせーの性格を踏まえれば、これ以上無く有効な手段ですけど、仮にこれで殺し損なえば、殺せんせーがこれ以上無くご立腹されるのは確実です。
 暗殺失敗→寺坂覚醒&イトナ・シロ撃破→シロの正体判明→少し真実が分かる、という流れになるんですかねえ。

今週のONE PIECE:第711話 “小人の国の冒険”

今週の粗筋:
小人に捕まっていたロビンは、彼らの人を信じ易い習性のお陰で解放され、仲間との合流を目指す。
一方、シーザー引き渡しまで2分に迫ったローの元に、サンジからドフラミンゴは七武海を辞めていない、という驚愕の報せが入るのだった。

 小人に捕まるロビンさんは、きっと彼方此方でネタにされる。

 ドフラミンゴは、普通に皆が国王扱いしていましたしねえ。そんな事だろうとは思いました。
 間借りなりにも『悪のカリスマ』と呼ばれる男、情報を操る位の事は当然の様に出来るのでしょう。
 それは良いとして、スモーカーから彼の行いを聞いたであろう海軍が、彼をそのままにしておくとなれば、これは問題です。

 彼の組織の腐敗は今に始まった事では無く、それとは別に七武海の欠員や四皇の乱心等が世界的によろしくない事も分かってはいますけど、だからと言ってドフラミンゴの非道は見て見ぬ振り出来るレベルでは有りません。賞金首のシーザーと手を組んだ上、子供を使った人体実験を行っている証拠が有る訳ですから。
 狂信的なまでに『正義』を掲げるサカズキから見た場合、それでも尚世界のバランスが取れるならば、ドフラミンゴの行いは結果的な正義となっているのでしょうか。
 一見まともそうな藤虎さんに、ドフラミンゴを噛んで欲しいところですが、彼も普通にスルーし始めたらもう終わりかも知れませんね、海軍。


6月18日(火)

飲酒メモ

  • 本日の理由:東京出張につき
  • 本日の面々:同僚や上司計11名
  • 本日の飲酒:ビール×1

 週の初めだし、軽く済ませましょう――という話だったのに、結局3時間コースでした。ああいうパワーは何処から来るのでしょう。


6月19日(水)

独り言:夏の帝都は暑くて困る

 朝一に上司から『7月1日から3ヶ月間、東京出張で本社勤務ね』と言われて震撼。
 えっ……7月から3ヶ月という事は、7月1日〜9月30日なわけで……えっ、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』とか『Dragon's Crown』とか『風のタクト HD』はどうすれば?と、真っ先に頭に過ぎったのが大分頭の悪い問題だったんですけど、この場合『Assassin's Creed 4 BLACK FLAG』や『Watch Dogs』と重ならなかった事を喜ぶべきなんですかね?と、更に頭の悪い事を過ぎらせつつ。

 出張先――恐らくホテル――に据置のゲーム機を持ち込むのも微妙なので、最低限ノートPCにペンタブレットとXbox 360 Controller3DSiPod touchあたりを持っていけば、取り敢えず退屈はせずに済むかなあ……と、冷静になっても結局似た様な事を考えています。
 仕事なんてなる様にしかならないですし、重要なのは如何に3ヶ月を楽しく過ごすかですよね。
 『3ヶ月のホテル暮らし』を退屈と考える人も居る様ですが、考え様によっては溜まりに溜まった色々な物を一気に消化するチャンスでもあります。

 ただ、やはり前述のゲームがすぐ遊べないのは痛いですねえ。やっぱりハードも持っていくべき……なのか。

その直後に過ぎった事

 PS2と『Romancing SaGa -Minstrel Song-』を持っていけば、夢の全キャラクリアが出来る……!


6月20日(木)

ゲーム:『Thief』が日本でも2014年発売決定&日本語吹き替えTrailer公開

 学生の時分だったでしょうか。
 発売当時に購入しそびれたっきり、店頭から消えてしまった『Thief GOLD』を、当時『シーガル』でアルバイトしていた戦友に探し出して貰って遊び続けました。
 その頃としては珍しかった……と言うかユニークだった、FPSでステルス性を重視する作りや、ファンタジーライクな中世と産業革命時代の世界観が混じり合った独特の雰囲気、EAX対応のサラウンド等が大変心地良く、せっせと潜みに潜んだ物です。

 今となっては、潜みながら進むFPSはそう珍しくも無いですし、このゲームならではの何かを感じるという物でも有りませんが、改めて最新技術で動くギャレットを観ると少し惹かれます。
 買うなら勿論Windows版ですが、何せおま国大好きSQUARE ENIXなのがにんともかんとも。にんともかんとも。


6月21日(金)

独り言:『思い込む』という事は何よりも『恐ろしい』事

 休憩中に気になる看板を見掛けたので、思わず撮影してしまいました。

 『カー(Car)』の書き間違えと見せ掛けて、実は『一力(IchiRiki)』という罠。
 同僚と『誤字に気付かないものですかね』なんて盛り上がったのですが、逆に誤字じゃ無い可能性に気付かない自分らの愚かさと来たらもう。
 や、でも初見なら誤字だと思ってしまいませんか?思いませんか、そうですか。


6月22日(土)

独り言:PC版『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』が9月26日に3990円で発売決定

 えっ、あれっ、嘘、やだ、マジで?
 折角止めたのに、Windowsで出たらやりたくなっちゃうじゃあないですか。
 これは困った。困ったぞう。

 と言うか、どうせ出るなら東京出張中の7月から出てくれれば良かったんですけどね。ホテルでの暇潰しには最適でしょうし。

余談

 早速(翌朝ですけど)ベンチマークをやってみました。

 うむ、全く問題無く遊べそうであるな。


6月23日(日)

独り言:3日アレなら刮目すべし

 最近暑くなって来たので、エアコンを使おうと電源を入れた所、垣間見えた内部の汚さに衝撃を受けて、業者さんを呼ぶ事にしましたというお話。

 最初の1行で全てを語ってしまいましたけど、一応話を続けます。
 これまで、エアコンの掃除は毎年行ってはいたのものの、所詮は素人のやる事、その対象はカバーの拭き掃除や、フィルターの埃を洗う程度でした。
 一応は、シーズン毎に『家庭でも出来る分解掃除』的な事もするべきかも考えたのですが、異臭を発する事も無かったので、多少カビが有る位なら良いかと高を括っていたのです。
 しかして実体は、写真を貼るのも避けたくなる程の惨事(カビ?の斑点がグロ状態)が発生していた為、餅は餅屋セオリーで専門業者さんに依頼する事にしました。

 相見積やら口コミ確認やらを行って、業者さんを選定し発注したのが1週間前。
 発注翌日には事前確認の連絡が有り、本日の14時から来て貰う運びになりました。

 掃除は、先ずカバーを外した後に、肩掛け式のモバイルケルヒャー的な洗浄機で水洗い→別の似た様な機器で湯(?)洗い、という流れだったのですが、エアコンを通して出て来る水のまぁ黒い事黒い事。
 透明な水が、瞬く間に黒い水に等価交換されていく様には、軽いショックを受けました。最早一寸した手品の領域。
 知らぬが仏とでも言えば良いのか、あの状況のエアコンを使って、これまで健康を害さなかったなんて、自分の体力を褒めたくなる所です。

 本体の掃除は概ね90分程度で終了、室外機も同等の手順で40分位で終わり、双方揃って綺麗になりました。
 いやはや……折角掃除したのに、1週間後から3ヶ月の出張なのが残念な限りです。

ネットで発見:『とびだせ どうぶつの森』しずえさん達のぬいぐるみがLサイズとなって登場

 40cmのとたけけ!
 丁度椅子が1個余っているので、購入して座らせておきたいところです。和む。


6月24日(月)

今週の暗殺教室:第48話 実行の時間

今週の粗筋:
生徒の救出と薬剤による疲弊、そして取り残された生徒達への気配りから全力を出せない殺せんせーを、強化されたイトナの触手が追い詰める。
しかし、シロのやり方に反感を持った寺坂は、カルマに自らを操る様に依頼し、取り残された生徒の救出作戦実行を宣言するのだった。

 ガタイが良いから『脅しだけで何とかなってました』という、何だかリアルな小物っぽさが語られた寺坂。
 高校時代、不良寄りの友人が『“弱そうな連中”と”悪そうな連中”の両方と組めば安心』と言っていたのを思い出しました。
 学校というコミュニティの中では、立位置を決める上で『力強さ』や『悪そうな雰囲気』は重要なステータスになりますからね。その道理は理解出来ます。

 当然の話ですけど、俗に『不良』と呼ばれる生徒が、『気力』なり『目的意識』なりを全く持っていない訳ではありません。
 或いは学業に対する気力は無くても、大抵の場合、いつか何処かで自分の目標を見付けるものです。
 少なくとも、自分の周囲という限られた環境下に於いては、不良と位置付けられた人でも、普通に職と家庭の両方を備えていますし、不良=考え無しと括る事は出来ないでしょう。

 話が少し逸れましたが、寺坂の抱える問題は、不良としての粗暴な振る舞いとは別の所に有ります。
 それは、楽に生きる為に『不良』という手段を選び、それが通じなくなっても別の手段を探そうとしなかった、『無気力さ』です。

 昨今『やる気スイッチ』なんて言葉が有りますが、教師の仕事というのは、如何にして生徒のやる気スイッチを押すか――詰まり、生徒の目的意識や向上心をどう伸ばすかが重要と考えます。そのスイッチが『無い』人間は伸ばしようが無く、無気力な寺坂は正にこの『伸ばしようが無い』種の生徒だったと言えます。
 今回のエピソードで覚醒=スイッチが出て来る事で、漸く生徒としてスタートラインに立つ事になるのでしょう。やぁ、カルマとの棲み分けが巧く出来ていて美事な限りです。


6月25日(火)

ゲーム:PS4向けピンボールゲーム『Pinball Arcade』E3 Trailer公開

 このゲームが欲しいかどうかは別問題として、最新の技術で古いゲームを作る無駄な贅沢さには、ある種の憧れを感じます。
 広義ではFC時代のゲームのリメイクも同種なんでしょうけど、シナリオやセリフの追加・改変等が一切無く、唯々ビジュアルや挙動だけを最新技術でパワーアップさせた様な馬鹿馬鹿しい作品に、熱さを覚えるのです。
 その点、このピンボールは実に良い。何せ、ただ綺麗になっただけですよ。実に馬鹿らしく、それ故実に素晴らしい。

 需要がどれ程有るかは知りませんけど、こういうただ綺麗なだけのリメイクが、もっと出て欲しいものです。
 DX11世代の技術の粋を凝らした、フォトリアルな『ボンバーマン』とか、『ミシシッピー連続殺人事件』とか出たら面白そうじゃあないですか。馬鹿馬鹿しくて。


6月26日(水)

飲酒メモ

  • 本日の理由:壮行会
  • 本日の面々:上司や同僚約40名
  • 本日の飲酒:ビール×1


6月27日(木)

今週のキングダム:第347話 破格の加勢

 『何だありゃァ…』→『ランカイだよ』という流れ、どうにもデジャブだなあと思って読み返したら、玉座奪還時の『何なんだこいつは!!』→『ランカイだよ!!』の天丼だった訳ですね。
 確かに、知っている人に言わせればランカイはランカイですし、『あれは何ですか?』と問われれば『ランカイだよ』と答えるしか有りません。
 そういう事を問うているのでは無い、という気持ちも分かりますけど、だってランカイですし。

 しかし、改めて見てみると、ランカイの規格外っぷりも大概……と言うか、大将軍やら武神の人やらに並ぶ様に思えます。
 軽く見積もっても3m級の巨人じゃあないですか。喩え立体起動を持っていたとしても、一寸攻め手を間違えれば瞬殺される領域です。正に『アイア』。

 少年漫画やゲーム等の世界観に馴れると、何と無く『3m』はどうにかなるかも?と錯覚しかねないサイズですけど、実際に3mの物体――小さめの街路樹や、象さんの近くに立って、それが駄々っ子程度の勢いで暴れている様を想像してみると、結構どうしようもない事に気付かされます。
 それこそ5、6歳の駄々っ子が振り回す腕や脚ですら、まともに当たれば痛いのに、それが3m級の化け物の仕業となれば、おお……おお、恐ろしい!


6月28日(金)

飲酒メモ

  • 本日の理由:壮行会
  • 本日の面々:部下と2人
  • 本日の飲酒:ビール×1

 『ウニが美味しいお店』に連れて行って貰ったのですが、やっぱりウニの美味しさは分かりませんでした。
 札幌でカニを食べた時にも、『カニかまで十分だなあ』と思ってしまったり、こういう時につくづく己の貧乏舌を実感します。
 ……いや、実際、ウニより鶏の軟骨とかの方が美味しくないですか?気の所為かな……。


6月30日(日)

独り言:きっと操作性が微妙

 新幹線から、郡山駅近くに有る『夢工場(ゆめこうば)』という建物を見て、『ゆめこうばゾクゾクパニック』という胡散臭い単語が頭を過ぎりました。
 いや、それだけのお話。

と思ったんですけど

 『夢工場』と言えば『スーパーマリオUSA』であり、『マリオUSA』と言えば、『スーパーマリオブラザーズ3』の太陽に並ぶトラウマメーカー、カメーンであります。
 と、脈絡も無く断定してみましたけど、それ程カメーンの恐ろしさは絶対的でした。

 古今東西、ゲームに於いて『触れたら死ぬ物体が迫って来る』というシチュエーションは数多有ります。
 トゲや大岩ゴロゴロ等のトラップ然り、ベロニカや零華みたいな捕まると終わる敵然り。
 技術の進歩による昨今の映像・演出面のパワーアップや、『即死が当たり前じゃない(ライフ制が当たり前)』環境に慣れた事で、即死の恐怖感は昔よりも遥かに増している訳ですが、『印象的』という点に於いては、カメーンを超える存在は中々出て来ていないのが実状です。

 恐怖という括りで見れば、『biohazard』の洋館や『Dead Space』辺りは怖過ぎて手に汗を握りましたけど、あれは雰囲気の生み出す恐怖であり、カメーンのそれとはやはり違います。
 勿論『SIREN』の屍人も、生理的な気色悪さは抜群ですけど、恐怖のベクトルはカメーンとは別ですよね。

 という訳で、今日皆様に紹介したいのは、『Amnesia:The Dark Descent』です。
 記憶を失った主人公を操作し、異形の怪物達から身を隠しながら脱出を図るという、一人称視点の洋ゲーなんですが、この作品では久し振りに(と言っても、もう2、3年前ですが) カメーン的恐怖を感じました。

 そもそもこのゲーム自体が、いわゆるホラー系の作品なので、朽ちかけた城を歩き回るシチュエーションそのものが、『biohazard』や『Dead Space』に近く、加えて全編通して『クリーチャーと戦う術が無い』という大前提が、更なる緊張感も与えてくれます。
 挙げ句に、いわゆるクトゥルフ神話ネタが絡められている為、怪物と出逢ったり長時間光を浴びないでいるとSAN値がガリガリ削られ、最後には発狂してしまうというおまけ付きです。たまりませんね。
 この作品で自分が最も恐怖した敵こそ、前述のカメーンを彷彿とさせた敵、という訳です。

 詳細はネタバレになるので避けますが、その敵はとある場所に限定して現われるのですが、具体的な姿は一切見えません。
 にも関わらず、背後から自分に迫って来るのが分かるのです。振り向く余裕すらない状況下で、実際に振り向かなくても、確実に自分に近付いて来ている事、そして捕まったら終わりだという事が『直感出来る』から恐ろしい。
 『棺を開けたら中に居たのはヌケサクだった』直後のジョセフ・ジョースター一行の気持ちとでも言えば良いのでしょうか、ケツの穴にツララを突っ込まれた気分であり、音を聞くだけでブルドーザーだと認識出来るヤバさがそこには有ります。
 だってお前さん……浮気をしたと誤解したヤンデレ彼女が、ステルス迷彩全開で追っかけて来る状況を想像してごらんよ。洋館の恐怖とは別の恐怖が有るでしょう?

 ともあれ、カメーンの恐怖を再度味わいたい方には、『Amnesia:The Dark Descent』はお勧めです。
 あれを味わうと、自分の様に、『夢工場(ゆめこうば)』という単語を見てから、約30秒前後でカメーンを経て『Amnesia:The Dark Descent』を思い出すに違い有りません。きっと。


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