a 適当。

4月1日(金)

独り言:嘘付く詐欺

 あー、嘘ねー。
 はいはい、付きますよ−、何処かの1日につきますよー。

これが

 本当に嘘になるのが毎年恒例だからヤバい。


4月2日(土)

ゲーム:『Code of Princess』PC版が2016年4月14日にSteamで発売決定

 人間ドックで病院に泊まった時にオリジナル版をやり込んだ記憶が有ります。
 暇潰しには良かったけれど、若干モッサリ&シナリオ淡泊&折角のキヌ絵がタイトル以外出ない、という難点も有った作品ですね。

 携帯機のゲームだからアレで良かった感が強いので、あのまま移植だとすると一寸辛いんじゃあないでしょうか。
 色々な作品がSteamに集まる事自体は喜ばしい事ですけど。


4月3日(日)

独り言:インフルエンザ(A型)

 感染しました。
 折角昨年11月頃に予防接種を打ったのに、3〜4ヶ月位しか効かないそうでガッカリ。
 体温も久し振りに38.6℃まで上がり、かなりしんどいです。

 今週一杯は会社を休めという話でしたが……まぁ、嬉しい気持ちも否定しませんけど、結局5日分の仕事が来週に溜まるだけなんですよねえ。
 う〜む、熱とは別の意味でしんどい。


4月4日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ56 三つ葉の敬礼

今週の粗筋:
 マルクスの記憶交信魔法でゲルドルの犯行が明らかになるが、魔法帝の指示で公表は見送られる事となった。
 魔法帝は『白夜の魔眼』の狙いを阻止する為、信頼出来るヤミと黒の暴牛に、強魔地帯『海底神殿』に『魔石』を取りに行く様に依頼するのだった。

 ゲルドルさんは真っ黒なハムでした。
 最初の過去の犯罪は真実、誘拐は濡れ衣っぽい気がするのですが、さて。

 しかし魔眼のライアが誰かに変身していた事が明らかになった為、更に黒い存在が居る様です。
 問題は、ライアが誰に化けていたかというお話。

  • マルクス
    • 最有力
    • 捕虜2名とゲルドルの記憶を改竄出来るのは彼だけ
    • そもそも先週の『私の記憶交信魔法の情報は…絶対です!!』がもうフラグ
  • 『珊瑚の孔雀』団長ドロシー・アンズワース
    • ずっと寝ていたので周囲にバレにくい
  • 『水色の幻鹿』団長リル・ボワモルティエ
    • ミステリの『親しげな奴は犯人だと思え』セオリー
  • 『黒の暴牛』団長ヤミ・スケヒロ
    • 二番人気
    • リヒト戦でライアにグリモワールを触られている
    • 団長が揃った際の会話で、ヴァンジャンスの疑いを逸らす様な発言をしている
      • 予め捕虜の場所を把握していて、団長達が移動する際に本人に捕虜の場所に来る様に(間接的に)伝えたとか
  • ゲルドルさんはアスタの剣に触れているので除外
  • ヴァンジャンスはそもそも真っ黒なので除外

 ライアが自分で『良い演技』と言っている位なので、それなりに出番の有ったマルクス・ヤミ・リル辺りが怪しいと思うんですけどね。
 これでドロシーだったら拍子抜け。

 それにしても、団長が揃いも揃って一切気付かないなんて、何て優秀な魔法だと感心するべきなのか、何て穴だらけなんだと驚けば良いのか……。
 魔眼がその気になれば情報戦で圧勝出来ますよね、これ。
 邪魔な存在を1人ずつおびき出して消してから、じっくりと魔石を探した方が良いんじゃあないだろうか。

今週のONE PIECE:第821話 “承知した”

今週の粗筋:
 『謎の声』の正体がゾウだと気付いたモモの助に対し、ルフィは『ジャックを倒せ』と指示する様に伝える。
 追い込まれたモモの助がジャックへの反撃をゾウに許可すると、ゾウはその鼻でジャックの艦隊を壊滅させるのだった。

 ゾウさん凄ぇ。
 10億の海賊が虫ケラじゃないですか。流石の質量!デカさこそ力だ!

 と、ゾウの大迫力アタックにシビれた反面、ゾウの反撃を何一つ考慮していなかったジャックに笑いました。
 いえね、相手は生物ですし痛い事されたら反撃の一つもするでしょう。それを踏まえて尚勝算が有るのだと思ったのに、まさかのノープランとは。
 順調に倒せたとして、あの質量の生物が海に倒れたら津波だって起こるでしょう。あの様子だとその対策すら何も無かったんじゃあないでしょうか。
 『トドメはどうとでもできる!!!』あたりの残虐性は良かったものの、これ以上引っ張る程のキャラじゃあなかったという事ですね。

 そして新たな謎が2つ。
 1つは過去犯した『罪』により、歩き続ける様に指示されているゾウさん。
 一体どんな罪を犯し、そしれ誰の命令で贖罪を続けているのでしょう。

 そしてもう1つが、そんなゾウさんに対し歩く以外の事を『許可』出来るモモの助の存在。
 この『聞こえない筈の声が消える』と『命令出来る』関係は、古代兵器・ポセイドンことしらほし姫を彷彿とさせます。
 まさか古代兵器最後の1つは、モモの助&ゾウさんだったりするのでしょうか。
 色々と考えさせられる面白展開ですね。

 ところで、今週はカラーの扉絵が過去最大級に格好良かったと思います。
 これならば先週の休載も仕方無いですね。いや、ホントに。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.85 バカばっか

今週の粗筋:
 神野区に着いた緑谷達は、ドンキ・オオテで変装グッズを購入して用心を重ねる。
 一方、爆豪は死柄木に『スカウト』された理由を聞かされていたが、『オールマイトが勝つ姿に憧れていた』と死柄木を一蹴し、爆発を喰らわせるのだった。

 勝てるとか勝てないとか有利とか不利とか関係無く、ただ気に入らないから攻撃しちゃうカッチャンまじカッチャン。
 こりゃあ何かしらの個性でも使わない事にはヴィラン化は出来ないでしょうね。
 ただ、『オールマイトが勝つ姿』に憧れたという台詞に『オールマイトが負ける姿』に対するフラグが見え隠れ。
 死柄木が大事にしているお父さんの手(仮)にダメージを与えてしまいましたし、ヴィラン化は無くても何かしらの波乱は有りそうです。

 カッチャンの懐柔には失敗したしたものの、今週のサブタイトル通りな市井を見るとヴィラン連合の言う事(というよりステインの思想)も一理有ります。
 元々『ヒーロー』という概念自体、自称するものでは無く評価された結果の称号であるべきなのでしょう。
 ヒーローだから誰かを助けるのでは無く、誰かを助けたからこそのヒーロー。かつて峰田君が感じた『格好良いからヒーロー』と同じ理屈です。
 その点、雄英を始めとしたこの世界の価値観は歪その物なので、ステインやヴィラン連合の言う事が道理である様に感じられてしまいます。

 実は今回の死柄木の懐柔作戦は、カッチャンよりもデクや少し前の轟君にこそ効果的だった気がしてなりません。
 あー、あと物間君。彼なんかだところっと転びそうだなあ。

今週の左門くんはサモナー:第27話 左門くんはゴミに等しい戦力

 この漫画は毎度毎度突っ込みの勢いと語呂の良さで笑わされます。
 今週も冒頭の『うわぁカス共!!』で笑いの沸点を下げられ、久し振りの『仏じゃねぇわ』に『猟犬かよ』、『賊じゃねーか』や『――弾け飛ぶっけ…?ボウリングの玉』等々、一々笑わされて困りました。
 こんな事やっているから熱が下がらないんだよなあ(書いている現在で38.4℃)。


4月5日(火)

アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1話『空条承太郎!東方仗助に会う』

 大好きな第4部のアニメ化!観ない筈が無い!!
 はい、観ました。

 絵柄を原作に寄せまくっていた第3部から一転、4部に寄せつつもシンプルな感じにアレンジを加えたデザインや、空を黄色に塗るといったかなり大胆な色の使い方がとても印象的。
 しかしそれ以上に、初っ端から『爽やかな朝食タイムと思わせて殺人鬼(モナリザ好き)の嗜好を紹介』してみたり、『アンジェロが早速ヤったり殺ったりする』等、第1話にして『日常に潜む恐怖』が遺憾なく発揮されていたのにシビれて憧れました。

 流石に『便所のネズミも吐く程ドス黒い気分になる犯行』については明言されなかったものの、表現的には結構ギリギリな感じの映像が出ていましたし、中々攻めの覚悟を感じます。
 また、仗助の『治す力』の描写に力が入っていた点や、前述の殺人鬼以外にも『スーパーフライ』を匂わす鉄塔や、『アクア・ネックレス』の犯行現場に何名かのスタンド使いが居た等、今後に向けた頭出し等も見受けられ第4部への力の入れ様がそこかしこに見られます。

 詰まり、『ディ・モールト良かった』というお話。  スポンサー紹介時のイラストを観る限り、玉美、トニオさん、宇宙人も問題無く登場しそうですし、第3部の様な『スタンド使いはカットしない』展開に期待出来るかも知れません。


4月6日(水)

独り言:PS4システムソフトウェア3.50の『PCとMacからのPS4リモートプレイ』を試してみた

 低スペックPCで動くのは良いなあ、と思いきや対応OSにWindows7が無いという予想外のトラップが有りました。
 この、微妙に痒い所に手が届かない感。やはりアレか、『神は言っている、ここで買う運命ではないと』的なアレなのか。


4月9日(土)

映画:アントマン (原題:Ant-Man)

映画の粗筋:
 とある正義感から行った犯罪で3年間服役していたスコット・ラングは、出所後に更生を誓って働き始めるが前科の所為でクビになってしまう。
 最愛の娘・キャシーの養育費を工面する為、刑務所で知り合った仲間達の情報を元にチームを組んで大富豪の地下室へ潜入するが、そこで手に入れたのは金では無く謎のスーツだった。
 そのスーツこそ、かつてS.H.I.E.L.D.に所属していたハンク・ピム博士による『着る者を縮小するスーツ』であり、ハンクはある目的の為ラングにスーツを盗ませた事が発覚する。
 娘の為にハンクの計画に乗るラングだったが、スーツを使いこなす為には努力が必要だったからさぁ大変。

 感想。コメディ分が多めの面白アクション。85/100点。

 最初に、全体的な感覚は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のそれに近いですね。
 社会的には一寸アレな主人公がある事を切っ掛けにヒーローになり、笑い有り涙有りの紆余曲折を経て勧善懲悪で大団円というパターン。
 この笑いのバランス感覚が非常に巧く、話の大筋自体も真っ直ぐな王道シナリオなので終始安心して観れるのが特徴的でした。

 ヒーロー物というと、得てして徹底的な正義の使者が主人公だったり、葛藤や苦悩がセットだったりするのが常ですが、本作は余りそういう事は有りません。
 正確には『苦悩』は有るのですが、それは『自分じゃ目標達成出来んかも』という苦悩であって『ヒーローとして』という話では無い。
 大体、スコットもハンクも基本『娘の為に頑張る』だけで、結果が手段を正当化させたタイプの犯罪者擬きだったりします。
 だからこそ分かり易くて良い。

 分かり易いのはスケール感にしてもそうで、『小さくなる』のが売り(原作の大きくなる要素はカット)なだけに内容自体も小さくまとまっています。
 そもそもの動機が前述の通り『娘の為に頑張る』ですし、登場する舞台も殆どが『ハンクの家か研究所だけ』です。
 アクション面でも動きやギミックこそ凄いものの、戦場自体は何処かの部屋の中や鞄の中だったりする上、戦いの相棒も蟻さん達という小ささですからね。
 壮大になりがちなマーベル・シネマティック・ユニバースの中では異端ですが、その分初見でも話が追い易いと言えます。

 そして、こうした限定的な状況――蟻との触れ合いや日常品が脅威になるというシュールな環境が、コメディパートとの相性も良い訳ですよ。
 大の大人が玩具の『きかんしゃトーマス』に悲鳴を上げるとか笑うしかないでしょう。
 そういったコメディで蟻に感情を惹き付けて、その後の蟻達のドラマに繋げていくという手法も匠のそれでした。

 総じて、かなり高品質な映画だったと思います。
 パッケージを観る限り、また吹き替えは酷そうですけど、もうこのアホみたいなキャスティングは諦めるしかないのでしょう。

 尚、マーベル・シネマティック・ユニバースの時系列的には『エイジ・オブ・ウルトロン』(ソコヴィアが浮いていた頃)と同時進行、『シビル・ウォー』のプロローグまでという感じでした。
 他シリーズと比較して規模の狭い話だったとは言え、一つの街が浮いていても世間は大分普通なんですねえ。
 いや、ソコヴィアのアレは南米で騒いでどうこうなる話ではありませんが。


4月10日(日)

映画:ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション (原題:Mission:Impossible Rogue Nation)

映画の粗筋:
 謎の組織『シンジケート』の罠に掛かり捕まってしまったイーサンは、『シンジケート』の構成員イルサに救われ辛くも脱出に成功する。
 しかし、救援を求めたIMFはCIA長官からの糾弾により解体を余儀なくされ、『シンジケート』自体もイーサンによる自作自演と判断されていた。
 国際手配されたイーサンは単独で『シンジケート』を追い始めるが、『シンジケート』は各国の元スパイ達で構成された組織だったからさぁ大変。

 感想。良い意味でいつも通り。80/100点。

 言ってしまえば『超絶凄いスパイのイーサン・ハントが、超凄い仲間達の協力を得て超悪い敵をやっつける』といういつも通りのお話です。
 色々理由を付けて大っぴらにはIMFの協力が得られないのもいつも通りですし、イーサンが汚名をそそがないといけないのもいつも通りです。
 最早これは様式美なんでしょうね。

 そんなフォーマットが完成したシリーズだけあってか、裏切られたり欺いたり追われたり追ったりのアクションスパイムービーとしての出来はピカイチです。
 頭脳、肉体、トンデモガジェットを駆使して不可能を可能にしていく様は程良いハラハラ感と疾走感・爽快感を与えてくれます。
 特に今回はこれまでデスクワーク兼コメディ・リリーフだったベンジーが最前線に出て来た事で、『彼は大丈夫なのか』というドキドキ感と笑いが追加されているのもポイントです。

 惜しいのは、『シンジケート』が作中の評価程優秀では無いと言う事ですね。
 『シンジケート』のボス、詰まり今作に於けるイーサンのライバルは、人を人と思わない冷酷さに加え、人の性格を把握してその行動を操れるという強敵として描かれているものの、その部下達がいつもの破落戸レベルなのが玉に瑕。
 『シンジケート』の成り立ち的に、それぞれがもっとスペシャリスト的な能力を持っていても良かったと思うのですが、話をまとめる上ではこれが限界だったのでしょうか。

 まぁ、本作は敵の強さよりも『不可能に思える侵入/偽装/奪取をどう実現するか』というプロセスや、どうやって敵を出し抜くかをを楽しむ映画だと思うので、そういう意味では十分に及第点です。
 中でも後者の『出し抜く』という観点では、イーサンが大人げないレベルの仕返しをする辺り、笑い半分カタルシス半分という感じで楽しめました。

 次回作も予定しているそうですけど、この調子ならば安泰ですね。
 是非前作超えに期待。


4月11日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ57 黒の海岸物語

今週の粗筋:
 海底神殿に行く前にラクエの砂浜で遊んでいたアスタ達だったが、ヤミの調査で海底神殿に行くにはノエルの魔法が必要な事が判明する。
 1週間後の満月の夜までに魔力のコントロールを求められ特訓を始めたノエルは、星空の元で歌う少女と出会うのだった。

 取って付けた様な水着回!
 でも女性陣が概ねナイスバディ揃いでアレですね、良いですね。

 今回、変身魔法のグレイさんがちょくちょく出て来ていたのでグレイさんとバディを組むのかと思ったら、予想に反してノエルが来たので驚きました。
 いや、勿論海底神殿に行くまでがノエルの限界突破エピソードで、海底神殿がグレイさんと組む可能性は捨てきれないですけどね。
 そうじゃないとグレイさんの出番が無いままですし、他にも居るスポットの当たっていない団員達の出番がいつになるか分かったものじゃないですし。

 話は変わりますが、今回新たに『満月の夜は(マナ)が弱まる』事が分かりました。
 この手の世界だと『満月の夜が最も魔力に恵まれる』的な設定が多いので新鮮です。

今週のONE PIECE:第822話 “下象”

今週の粗筋:
 ルフィ達は、サンジ合流組、ワノ国先行組、マルコ探索組、ゾウ警護組の四手に分かれて行動を開始する。
 そして時同じ頃、アラバスタではビビ達が世界会議に向けて出立するのだった。

 前回あの引きだったのに、今回カイドウの話は一切無し。
 アプーとは一体……うごごご。

 目的が複数出て来た事で、恒例のチーム分けがなされました。
 全チーム分やっていると折角上がって来たテンポが再び下がってしまうので、ここはサンジ合流組に集中して、他サイドは扉絵シリーズか今回のサンジ離脱の様な回想、またはアニメに委ねる感じでさくっと消化していただけるとベストです。

 とは言え、ゾウ警護組の『ゾウは何処に行こうとしているのか』考察は面白そうなので、ここだけは早く観たいんですけどね。
 あのサイズで『歩き続ける』なので、てっきり目的も無く『ウロウロしている』のだと思ったのですが(目的地が有ったとしてすぐに着く筈と思い込んでいました)、『どこかに向かっている』のだとすれば、それが何処なのか、何故あの巨大で1,000年間辿り着けなかったのか、是非その謎を知りたいのです。

 四皇が同時に2名も関わって来るこのタイミングで、また随分魅力的な謎を出して来ましたよねえ。
 世界会議も始まりそうですし、水面下の物語も少しずつ動き出して何だか無駄にドキドキします。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.86 嵐の前

今週の粗筋:
 爆豪の懐柔に失敗した死柄木だったが、爆豪を使う為に冷静に『先生』への協力を依頼する。
 その頃ヒーロー達は、ヴィラン連合アジトへの急襲を始めるのだった。

 意外にも死柄木キレず。
 これまでの失敗とデクへのインタビューで、本当に一回り成長した様です。
 今までは『子供大人』だからこその狂気と隙が有った訳ですが、こうして芯に狂気は宿しつつも隙だけが無くなった、となると極めて厄介な存在になりましたね。成長の度合いだけで言えばデク以上です。
 これは前座終わりじゃなく、A.F.O.を喰う可能性すら有るかも。

 そんな死柄木が、カッチャンの有効活用を狙ってA.F.O.に相談しているのが果てしなく怖い。
 何せヴィラン連合から見て、カッチャンという『駒』を最大限に活かす場合、如何に雄英を貶めるかだけが重視される筈です。
 となると、ヴィラン化させるのが一番ですが、本人が首を縦に振らなかった以上、洗脳か改造しか無いんですよね。
 そしてその2つは2つともA.F.O.の十八番としか思えません。

 今回の『アジトは1つじゃない』問題も有りますし、やっぱりヒーローは空振りでデク達が正解、でもカッチャンはヴィラン連合に使われて大惨事、という感じですかね。
 折角だからヒーロー陣に胸がすく様な活躍をして欲しいところですけど……脳無とのバトルが関の山かなあ。

今週の火ノ丸相撲:第92番 プロ入りする方法

 先延ばしされていた火ノ丸のプロ入り方法が開示され、同時に一回戦の相手が天王寺と判明。
 先週の各キャラ紹介といい、何だか足早過ぎて打ち切り前の急展開に見えて困ります。
 今時珍しい位熱くて泥臭い良い漫画なので、ちゃんと綺麗な完結をして欲しいところ。
 杞憂で済めば良いのですが。


4月12日(火)

アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第2話『東方仗助!アンジェロに会う』

 恒例となった第2話でのOP解禁。
 今回はいつものCG全開な作風では無く、『杜王町の日常』を意識した様なライトでポップな感じ。
 何故ダンスなの?という疑問は有るものの、個人的には第4部らしさが出ていて良いと思います。

 やはり第4部と言えば、日常のほのぼの感とそこに紙一重で存在している狂気が特徴ですからね。
 このOPはほのぼのパートを遺憾なく発揮していると言えます。
 残る狂気部分は第2期側ですかねえ。このOPに唐突に不協和音が入る感じとかでも良いんですけどねえ。

 閑話休題。
 内容的にヤバ過ぎてカットされた――と思われたアンジェロの最後の犯罪について、冒頭からまるまる全部説明されててビックリしました。
 相変わらず犬の糞以下の内容でしたが、アレを放送するのは問題が無い事が分かったのは収穫です。
 この分なら、例の殺人鬼のモナ・リザ勃起も完全再現されると思って良いでしょう。

 それにしても、こうやって今改めて観て『新章の最初の敵』がこのレベルの異常者というのは末恐ろしい話です。
 リアルタイムで読んでいた時は、自分自身が幼かった事やDIOの後だった事も有り『何かスケールダウンしたなあ』なんて思った記憶が有りますが、杜王町という1つの町の日常という観点に於ける異常度はDIOの比ではありません。
 大多数の日本人に取っては、『スタンド使いを集めて人類支配を目論む吸血鬼』よりも『町に潜んで一般人にスタンド攻撃する正体不明のサイコ』の方が圧倒的に驚異だからです。
 そんなアレな人達が今後更に出て来ますからね。杜王町怖過ぎる。

余談

 『ジョジョリオン』を読んでいて思ったのですが、アンジェロはスピードワゴンが言うところの『ゲロ以下のにおいがプンプンする生まれついての悪』なのに対し、恐らく第4部の吉良吉影は『環境で悪になった』タイプの人間だったのでしょうね。
 第4部の吉良吉影は母親から虐待されていたという設定が有りましたが、『ジョジョリオン』に於いて母が聖女となった吉良吉影は、性格こそ若干アレなものの人命救助にスタンドを活かす人間に育っています。
 これは『あの吉良が実は善人』という意外性を狙ったのでは無く、荒木先生が『吉良吉影のもう1つの可能性(=環境に伴う人間性の変化)』を描きたかったのだろう、と受け止めています。

 そうして考えた時、『ディオ』も環境が生み出した悪だと思うんですよね。
 第1部のディオがああなったのは間違い無く父・ダリオの所為ですし、『SBR』のディエゴにしても父の所行と母の死が彼の上昇志向の切っ掛けになっているのは確実です。
 もしも彼らの父がまともならば、彼らが成り上がりや世界征服にこだわる事も無かったでしょう。

 翻って見ると、母親が我が子を見殺しにする様な駄目人間だったのに、悪に堕ちる事の無かった仗世文(仮)の強さが際立ちます。
 流石はジョースターの血統……と言いたいところですけど、『SBR』のジョニィの父はジョースターなのに駄目人間なんですよねえ。ここまで書いておいてアレですけど結局は素養も大きいのか……?


4月13日(水)

飲酒メモ

  • 本日の理由:慰労の為
  • 本日の面々:同僚2名と
  • 本日の飲酒:カシスオレンジ×1


4月15日(金)

地震:熊本で震度7とか余震とか

 昨晩22時頃のニュースで観た時点では余り被害が大きく無さそうだったものの、一晩明けてみると被害が広がっていて驚きました。
 津波が無かったのは不幸中の幸いと言えますが、5年前の経験からも震度6規模の余震が続く状況のストレスが尋常では無いと思います。
 一刻も早い沈静化を祈っています。

喪に服す

 祖母が逝去しました(地震とは無関係)。

 小学生の頃は良くお世話になったのに、年齢を重ねるに従ってそもそも会いに行く事を面倒くさがる様になり、ここ数年は全く顔も合わせていませんでした。
 その所為か現時点では今一実感が湧かないのですが……ただ、多分の後悔だけは有ります。

 心より冥福を祈ります。


4月18日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ58 水の娘成長物語

今週の粗筋:
 アイドルを目指す少女カホノと特訓を始めたノエルは、カホノのアドバイスを元に『優しい記憶』による集中力の強化を目指す。
 過去を振り返っても『家族』に優しさを見い出せなかったノエルだが、『黒の暴牛』の支えに癒やしを見出し覚醒に至るのだった。

 暴牛メンバーの応援が若干唐突だった気もしますが、まぁ王道と言えば王道ですね。

 前回と今回の展開を見る限り、海底神殿へは暴牛全員で行く様です。
 一応は極秘ミッションだった筈なので、この人数が全員で動くのは目立ち過ぎてどうかと思うんですけどね。
 まぁ、『裏切りが無い様に』という主旨で考えれば、目立とうが何だろうが暴牛以外が混じらなければそれで良いのかも知れません。
 それに今のノエルでは『数名連れて行くのは限界』というオチで、人数を制限する可能性も残っていますし。

 カホノの正体については、情報が少な過ぎて推察に困るところです。
 ノエルを覚醒に導いた辺り善人にも思えますが、単に自身も海底神殿に行きたかっただけとも取れます。
 海底神殿の関係者か、魔眼の一味か、今回来ていないゴードンの傀儡だったりするのか。
 最後だと面白いんですけど、流石に無いでしょうねえ。

今週のONE PIECE:第823話 “ざわつく世界”

今週の粗筋:
 各国の王達が世界会議に向けて動き出す中、ルフィは隠れていたキャロットを仲間に入れサンジとの合流に向かう。
 そんな折、革命軍のアジト『バルディゴ』が崩壊状態で発見されたという衝撃のニュースが飛び込んで来るのだった

 またまた急展開。
 最近は毎週の様にデカいネタがぶっ込まれますね。
 懐かしのキャラを含めた各国の王登場がメインと見せかけて、それ以上の話題を突きつけてくるとは驚きです。
 ドレスローザが冗長だっただけに、この新展開の連続はわくわくが止まりません。
 いいぞもっとやれ。

 そんな新展開のバルディゴ崩壊について。
 黒ひげの一味に襲われたと考えるのが妥当ですが、もしこれが戦略的撤退やダミーでは無く、普通に負けたのだとしたら、何か革命軍の株が一気に下がる様な気がします。
 と言うのも、どうも黒ひげの一味自体を高く評価出来ないんですよね。

 いや、世界屈指の犯罪者が集う曲者の集団という事は理解しますし、マルコ達に勝ったという点からもそれなりの戦力を有しているのだろうとは思います。
 が、印象として白ひげ戦で見せた小物っぷりが余りにも強く、ドレスローザでのバージェスもあの有様だった為、『モブには強い集団』という認識が拭えません。
 世界を覆そうとしている革命『軍』が、そんな一味に負けたとなれば、失望するしか有りません。

 失望と言えば、かつてサボが貴族に失望する切っ掛けとなったゴアの国王も登場しました。
 しかもサボの弟・ステリーが即位していた上、先代同様の屑っぷり。
 天竜人でも無いのに、良くもまぁあそこまで清々しく他者を見下せるものです。いや、天竜人だから許される話でも無いんですけど。
 あの調子だと、他の国王も見下したりして揉め事を作るんでしょうね。
 アラバスタのコブラも藪をつついて蛇を出しそうな勢いですし、世界会議も大荒れしそうです。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.87 GEKITOTSU

今週の粗筋:
 緑谷達が脳無の倉庫を発見し手をこまねいていた頃、ヒーロー達がヴィラン連合のアジトを強襲する。
 そして瞬く間に死柄木達を捕縛すると共に、脳無の倉庫を制圧するのだった。

 流石ヒーロー圧倒的!
 と手放しには喜べないこの不安感。
 そもそも『大事件』が起こるという前提が有る上、巧く行き過ぎているのも少年漫画的に失敗フラグですし、何より死柄木が直前にA.F.O.に助けを求めている状況です。
 メタ的にデク達がこのままフィードアウトするとも思えませんし、これで何も起きない筈がありません。

 とは言え、見た目上死柄木達が追い詰められているのは確かです。
 彼らがトゥワイスのコピー(仮)だとすればどうにかなるのでしょうが、林間学校の状況から複数のコピーを同時展開出来ない可能性の方が高いんですよね。もし出来るなら荼毘以外もコピーしていた筈ですから。
 では、もしアレが本体だとすれば死柄木達はどうやってこの状況を切り抜けるのでしょう。

  1. 捕まえた脳無達が暴走し、それを止める事が最優先になる
    • 大規模な市街地戦=大事件に
    • これなら現場に最も近いデク達にも出番が
  2. 内通者がヒーローに不意打ちをかけて、死柄木達が脱出
    • でも本当に内通者が居るなら、そもそも奇襲を防げた筈
  3. A.F.O.降臨
    • 新戦力の追加、唐突なテロ行為、本人が暴れる等でヒーローを分散させる
  4. 現実は非情である
    • ここは一旦死柄木達が逮捕される
    • 捕まる事自体が目的で、この強襲後が本番
      • 脱獄編になればステインも再登場

 デクがトガちゃんと因縁深いなら、4.でトガちゃんを逃がす為オールマイト相手に捨て駒る東京喰種:reな感じなんですけどね。
 最有力は1.かな

 ところで最後のページを見ると、捕まっていたネホヒャンは脳無倉庫に居たみたいです。
 アレってヒーロー達が遅れれば本当に脳無か脳無の材料にされる可能性が有ったという事ですよね。うわ、怖。助かって良かった。


4月19日(火)

アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第3話『虹村兄弟 その1』

 億泰がマジ億泰。
 中の人について、OVA版HELLSINGのコメンタリーで『チンピラ声をやらせたら東洋一』と評していましたが、その評価の正しさを再び心で理解しました。
 アレが高校1年生の声か?というと微妙ですけど、億泰の声か?と問われれば完膚無きまでにYESです。
 というかもうアレ億泰本人でしょ(混乱)。

 そんな億泰について。
 原作と違って『空間を削って殴り付ける』という極悪コンボを連続して繰り返す様になり、『ザ・ハンド』の凶悪っぷりに拍車が掛かっていました。
 実際、『ザ・ハンド』は近接戦闘に於いては最強クラスのスタンドだと言えます。
 『The BOOK』で敵目線での『ザ・ハンド』の恐怖が描かれていましたけど、特性上『ガード出来ない上に当たったら即死or致命傷』で『傷口の治療が出来ない』上に『逃げても無駄』ですからね。
 まともに正面から戦った時のヤバさは、『アトム・ハート・ファーザー』や『チョコレート・ディスコ』といったルール強制タイプにも引けを取りません。

 仗助の言葉通り、億泰があの性格だったから良かったものの、本体次第では承太郎が危惧した『DIO以上にヤバい存在』が誕生します。
 あの能力を発現させたのが億泰だったのは、杜王町に取って僥倖でした。

余談

 本人の特性が色濃く出るスタンド能力に於いて、億泰のスタンドが『ザ・ハンド』だったのは億泰のあの単純さに起因していると想像しています。
 難しい事を考えるのが苦手で追い詰められたら暴力で解決、という性格が『右手で掴めば消える(消して解決)』という単純明快な能力と直結したのでしょう。

 一方、全く分からないのが乙雅三の『チープ・トリック』です。
 仮に乙が相当な嫌がらせ好き兼マゾヒストだったとしても、あそこまでハイリスク・ゼロリターンの能力に繋がるとは思えません。
 そもそも乙の言動からは自殺願望等が有った様にも見えませんし、何より本体の意思よりも会った事も無い吉良吉廣の命令を優先した理由が不明です。
 あれは数有るスタンドの中でも、かなり特殊なタイプだったんじゃあないでしょうか。

 尚、本体に死がつきまとうスタンドとしては、カルネの『ノトーリアスB・I・G』も挙げられますが、本人がギャングだったので所謂『鉄砲玉』的な存在だったのだろうと解釈しています。
 それに劇中では本体が死んだ後の能力が描かれたものの、一応死ぬ前から使おうとした描写も有ったので『死ぬ事が前提』だったか断言出来ませんし、奇妙さという点では『チープ・トリック』の方が上でしょうね。


4月20日(水)

飲酒メモ

  • 本日の理由:懇親会
  • 本日の面々:来客及び同僚 合計8名
  • 本日の飲酒:カシスオレンジ×1、カシスグレープフルーツ×1


4月21日(木)

独り言:超小型バキュームマシンで荷物を圧縮してスーツケース内にスペースを確保する『VAGO』

 ああ、ちょっぴり欲しい。

 そんなに行くものでは無いのですが、やはり出張(特に2泊以上)に行くと着替えがかさばるんですよね。
 余り大きなバッグも持ちたくも無いですし、これ位コンパクトな圧縮デバイスが有ると非常に助かります。

 唯一の問題は前述の『そんなに行くものでは無い』という事。
 送料無料ですし、毎月確定で出張が有るならば是非欲しいんですけど、流石に今のペースだと悩んでしまうなあ。


4月22日(金)

飲酒メモ

  • 本日の理由:息抜き
  • 本日の面々:同僚3名と
  • 本日の飲酒:温州みかんサワー×1


4月25日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ59 海底神殿

今週の粗筋:
 海底神殿に辿り着いたアスタ達は、そこに住む者達と遭遇する。
 一見普通の暮らしを営む人々に面食らう一行だったが、大司祭から魔石を賭けた挑戦をされるのだった。

 これは予想外。
 魔法帝との会話から、てっきり海底神殿は道程を含めた巨大なダンジョンなのだと思っていました。
 いや、未だ神殿内部はダンジョンになっている可能性も有るんですけどね。
 強力な魔の渦巻くダンジョンの側に住む人々……『ダンジョン飯』……う、頭が。

 ともあれ、ここに人が住んでいる以上、カホノの謎も少し見えて来ました。
 今考えられるのは、

  1. カホノもここの住人である
    • 『奥で待つ』というのは、大司祭の孫とか巫女とかそういうアレ
      • シルエット的に大司祭髪型が似てますし
  2. カホノも住人も大司祭の魔法である
  3. むしろ大司祭や住人がカホノの魔法

 辺りですかね。
 問題は、彼女がここの出身だとして『歌魔法』であの渦を超えられるか?という事。
 魔眼と連んでいればワープは楽勝でしょうけど、この流れで彼女が魔眼とも思えませんし、存在自体が特別というパターンですかねえ。

今週のONE PIECE:第824話 “海賊ごっこ”

今週の粗筋:
 サンジ不在の中、ルフィが適当に料理をした所為で早くもサニー号の食材が尽きてしまう。
 一方のサンジは結婚を断るつもりでいたが、結婚相手・シャーロットの写真を見ただけで早くも惹かれてしまうのだった。

 日常回で光るサンジの重要性。
 この広い海に於けるコックと食材の大切さはバラティエ編で描かれましたが、アレからずっとサンジが居た為、我(々)も『サンジが居ないとどれ位ヤバいか』を忘れていた様に思います。
 そうです、彼が居なければこれまで当然の様に出て来た料理も出なければ、食材もちゃんと活かせないのです。
 海に出て早々食材0、これはヤバい。
 食材調達編とかいうサイドクエストが始まりかねない意味でもヤバい。

 再登場したカイドウは、酔うと泣き上戸になったり怒り上戸になったりする不思議なキャラに。
 先日の『リオ・ポーネグリフ』説明回でも違和感を覚えましたけど、初見とは大分異なる印象を受けます。
 初登場時は『自殺願望を持った最強の生物』という紹介がされていた為、互角以上の戦いを求める戦闘狂といったキャラクターをイメージしていました。
 『戦いたい』と『死にたい』が並列した戦闘狂、という点で『ドリフターズ』の島津豊久よりは、『HELLSING』のアーカードに近い感じですね。

 だからこそ『力こそパワー』的な豪快な人物だと想像していた訳ですが、ふたを開けてみたらポーネグリフの為にワノ国を支配してみたり、見せしめなのか痛めつけたキッドを捕らえてみたり、存外に小賢しい立ち回りが目立ちます。
 しかも酔って部下に八つ当たり&自分が凄いんだぞ発言。モーガンとかジャックと本質的な部分で同じじゃないですか。
 そのジャックはジャックで瞬殺という見せ場を披露したと思ったら存命ですし。何あれ魚人?

 尚、サンジが一瞬で陥落したシャーロット嬢は、顔立ちと髪質を見る限りビッグ・マム登場時に側に居た三つ目の子と推測されます。額の目は前髪で隠しているのでしょう。
 あの親から何故こんな子が……不思議!

今週の僕のヒーローアカデミア:No.88 オール・フォー・ワン

今週の粗筋:
 黒霧の個性を押さえ完封したかに見えたヒーロー達だったが、突如脳無達が現れ爆豪もまた浚われてしまう。
 そして、脳無の格納庫を制圧したジーニスト達もオール・フォー・ワンに一蹴されてしまうのだった。

 凄いぞヒーロー圧倒的だぞ、と思わせてA.F.O.が更に圧倒的だったという王道オチ。
 まぁ、サブタイトルの時点で厭な予感しかしなかったですし、A.F.O.が出て来る以上ヒーローの1人や2人が噛ませ犬になるだろうとも思いましたけど、それにしても予想以上でした。
 『No.4』を一蹴て。中忍試験で下忍をSATUGAIしてた我愛羅とは訳が違いますぞ。

 正に『物が違う』という奴ですね。
 登場するなりトップヒーロー達をあっさりと吹き飛ばす強さ、如何にも悪そうなシルエット、謎の浮遊モード。インパクトの面でも絶望感の面でも満点と言えます。
 相対的にジーニストやヒーロー自体の株が下がった感も有りますけど、『打倒すべき巨悪』は斯くあるべきです。

 そんな巨悪に救われた……様な過去の断片が描かれた死柄木弔こと志村転狐。
 名前が個性を示すケースの多いこの作品で、『志村転狐』とはまた随分意味深です。

 先ず『テンコ』は堀越先生のデビュー作主人公の名で、『掴んだ物を壊す』という死柄木と似た能力を持っていたりします。
 そして、その能力を持ったが故に両親に関わるとある不幸を背負い、『力』を破壊する事を生きる目的としていたのですが、この設定は『父に何か有ったらしい』&『ヒーローを壊したい』死柄木とほぼ同じです。
 これは死柄木がテンコ(=主人公≒ヒーロー)のもう1つの可能性――『何かを間違えてしまったヒーロー候補』と言う隠喩として設計した様に思えてなりません。
 『転狐』という字も『転生』や、O.F.A.の『継承』を想起させますしね。

 『父』と言えば、『志村』という姓が先代O.F.A.と同一なのも気になるところ。
 まさかこれで無関係という事は無いでしょうし、死柄木自体O.F.A.との因縁も浅からぬ人物なのでしょう。
 例えば『無敵だった父がO.F.A.をオールマイトに引き継いだ所為で弱体化し、結果何らかの悲劇に繋がった』とか。
 もしそうならば、死柄木が『オールマイトさえ居なければ』という思想に染まったのも頷けます。

 ところで、ネホヒャンはやっぱり個性を抜かれてしまった模様。
 日常生活に支障さえ無ければ救いは有りますけど、今回ジーニスト達と吹き飛ばされちゃった様にも見えて心配です。


4月26日(火)

アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第4話『虹村兄弟 その2』

 兄貴こと虹村形兆は、億泰と比較してクールなイメージが有ったのですが、こうして声が付いてみると(中の人の演技も有って)実は相当なハイテンション高校生だった事が分かりました。
 特に2階で再登場してからのテンションは、予想した事がその通りハマってウププってな笑いが腹の底からラッキーって感じで込み上げて来てたアンジェロを圧倒的に上回っています。
 兄貴とてジョジョキャラですからね。質問してる最中に質問されたらキレますよね。誰だってキレる。兄貴だってキレる。

 そんな兄貴のスタンド『バッド・カンパニー』。
 あのデザインで大量に出て来る以上はCGになるだろうと踏んでいた為、手書きだった事にビックリしました。
 もしかすると重ちーの『ハーヴェスト』も手書きになるんですかね。気合いが感じられて素敵ですけど、制作側の体力が保つか心配です。
 観れるだけで満足とは言え、また途中で数ヶ月の休みを挟むとかされるとやきもきしますし。

ゲーム:『THE KING OF FIGHTERS XIV』の発売日は2016年8月25日

 最初にPVを観た時より、若干クオリティが上がっている印象を受けました。
 未だ旧世代感は拭えないものの、可能な限り質を上げるべく努力を続けられているのでしょう。
 何だか懐かしいし、もしSteam版が出たら買おうカシラ。


4月27日(水)

独り言:『ゼルダの伝説』は発売延期となり、NXとWii Uで2017年同時発売

 奥義『更なるクオリティアップ』が発動。
 高々後1年ですし、待つ事は出来ます。それは問題無い。
 でもNX対応という事は、恐らく『NX版の方が高品質=NX版を買うしか無いという』事じゃあないですか。
 そうなるとWii Uは、PSP以上にメンタル減価償却(造語)が出来ない資産に陥ったと言わざるを得ません。

 やはり『やりたいゲームが出るハード』では無く『やりたいゲームが出たハード』を買うべきですね。
 こうなると益々Steam一強時代が続くなあ。


4月28日(木)

今週の嘘喰い:第465話 本当の協力者

 宇宙人の再来によりお屋形様の過去全てが統合されたのだと思ったのですが、ハルはあくまでハルという個という扱いなのですね。
 ビッチ・ペインが紹介された際『本当は死ぬ筈だった銃殺のショックで復活する』と予測されたハルが、今度こそ本当に銃殺で消えるとは、良い意味で予想を裏切ってくれました。
 25のトリック&『分かりにく過ぎ』の再利用然り、過去エピソードの利用が本当に巧いなあ。

 このエア・ポーカー、現時点では仕組みもシナリオも『嘘喰い』通りして一番面白いと感じています。
 しかし、まさかこのままラロが退場する筈も無いですし、ここからの波乱次第でまだまだどうとでも転びそうです。
 良い方向に転ぶとは思うのですが、


4月29日(金)

映画:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 (原題:STAR WARS:THE FORCE AWAKENS)

映画の粗筋:
 最後のジェダイ・ルークが姿を消した後、帝国の残党が『ファースト・オーダー』を立ち上げ、銀河の支配とルークの抹殺を目論んでいた。
 ルークの妹・レイアは『ファースト・オーダー』と戦う為にレジスタンスを結成、『ルークの地図』を手に入れる為にエースパイロットのポー・ダメロンを惑星ジャクーに派遣させる。
 首尾良く地図を手に入れるポーだったが、暗黒面のフォースを操るカイロ・レンに捕まり、地図をドロイド・BB-8に託した事を知られてしまったからさぁ大変。

 発売日よりも早くBlu-rayが届いたので早速観ちゃいました。イェア!
 感想。とっても『スター・ウォーズ』。でも平坦な印象。80/100点。

 監督が代わった新シリーズの始まり、という点で本作は恐らく及第点なのでしょう。
 絵作り……とでも言いますか、例えば衣装・意匠・風俗・BGM・SE・分かり易いシナリオ等は既存アセットをそのまま使ったんじゃないか、という位に『スター・ウォーズ』で、監督が代わったとは思えない出来です。
 しかし、今回はその『再現』と『序章(=今後の仕込み)』という2点にのみ特化していた気がします。

 無論それが悪いと言うつもりは有りません。
 新しい登場人物達を中心とした壮大な物語を紡ぐ以上、相応の準備は要るでしょうし、本作はその準備を抜かり無くやれたと思います。
 現に我(々)は主人公サイドも敵サイドもメインキャラクターが未成熟である事を知り、それぞれの過去や謎、今後の成長に興味を持ち、また皇帝に代わる巨悪が居る事を知りました。
 今後への期待感は十二分に煽られた訳です。

 でも、それだけなんですよね。
 あれこれ書くのも野暮なので一言でまとめると、本作は『印象に残るシーンが無い』。
 強いて挙げると、カイロ・レンが怒り過ぎて部下が意図的に召集に応じないシーンが面白かったものの、後は万人に通じそうな『これ!』という見所が見出せませんでした。

 この感覚的は『中継ぎ』状態だったEp2のそれに近いです。
 ただ、Ep2は『ヨーダの戦闘シーン』という凄まじい見せ場が有りましたからね。本作にはああいった『うわ、凄え』というインパクトが無い。

 こうした事から、本作は『スター・ウォーズ・サーガとしては良いけれど、1本の映画として観ると一寸物足りない』という気持ちになります。
 非常に丁寧で手堅いとも言えるし、尖った部分が無いとも言える――新体制への信頼感を勝ち得るという意味で、やはりこれが正解なんでしょうね。


4月30日(土)

映画:ジョン・ウィック (原題:John Wick)

映画の粗筋:
 病により最愛の妻を失ったジョン・ウィックの元に、妻からの最後の贈り物として子犬のデイジーが届く。
 デイジーとの生活に希望を見出すジョンだったが、彼の愛車を狙ったマフィアのヨセフにデイジーが殺されてしまうのだった。
 一方、ジョンの愛車を手に入れ喜ぶヨセフは、組織のボスであり父でもあるヴィゴからジョンが凄腕の殺し屋だった事を聞かさせる。
 ジョンの腕を知るヴィゴは息子を護る為の交渉を試みるが、全てを奪われたジョンはヨセフへの復讐を曲げる気が無かったからさぁ大変。

 感想。近接格闘が面白いアクション映画。80/100点。

 この作品の売りは、銃とカンフーを組み合わせた全く新しい格闘技こと『ガン・フー』に有るそうです。
 『ガン=カタ』を彷彿とさせるネタですが、あちらが光魔法カッコいいポーズをベースに『回避しながら戦う』というオールレンジ・スタイルだったのに対し、『ガン・フー』は『体術で敵をいなして銃でトドメを刺す』という近接戦闘に特化しています。
 素早く敵を薙ぎ倒していくという点では共通しているものの、必ず格闘がセットになる分だけ『ガン・フー』は体捌きが楽しめるのが特徴と言えるでしょう。
 どちらが好みかは人それぞれですが、一先ず本作に於いては『必ず頭を撃ち抜く』というフィニッシュ・ムーブが絶対殺すマンであるところのジョンに似合っていて大変素敵でした。

 そう、本作はハリウッド映画でよく有る『絶対殺すマンを怒らせた悪党が悲惨な目に遭う』パターンの映画です。
 そしてこの新たな絶対殺すマン『ジョン・ウィック』のスペックは、『かつて最強』&『失敗した事無し』&『武器も資金も豊富』&『各方面に強力なコネ』というお約束に加え、ロシアン・マフィアのボスに『ブギーマン(アメリカの鬼や妖怪的な存在)を殺す側』と言わしめる程の化け物です。こんなのに狙われて助かり道理が有りません。
 劇中でもヨセフが手を出したのがジョンだと分かった瞬間の周囲のリアクションと来たら、完全なお通夜状態でした。

 さて、本作で面白いのはガン・フー以外に、殺し屋達を取り巻く環境も挙げられます。
 予約すると仕事後の『掃除』を完璧に行ってくれる業者が来たり、『仕事をしてはいけない』掟のホテルが有ったり、掟を破った際のペナルティが運用されていたり。
 殺し屋が快適に生きていく為のルールが回っている社会、というのは中々新鮮で大変興味深いです。
 今回はジョンの復讐に話が終始していましたが、この世界を活かした別の物語を是非とも観たい気分になります。

 公式の『マトリックスを超えた』とかの謳い文句は如何かと思いますけど(方向性も違いますし)、心地良いKill them allを楽しめる良い映画でした。


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