12月2日(金)

独り言:風邪に敗れる

 激しい寒気にうなされて目覚めてみたら、体温まさかの38℃。
 インフルエンザでは無かったものの、4日までろくに動く事も思考する事も出来ない日々を過ごす羽目になりました。
 未だ『ゼルダ』も終わっていないのに……


12月5日(月)

今週のHUNTER×HUNTER:No.327 謎々

今週の粗筋:
電光石火で離脱したキルアを追う執事達の前に、ヒソカが現われる。
アマネとカナリアを先に向かわせ単独でヒソカと対峙するゴトーだったが、善戦虚しくヒソカに敗れるのだった。

 ゴトーが先陣を切って戦線離脱。嗚呼、折角のオッサン分が……。

 3択―ひとつだけ選びなさい

  1. ハンサムのゴトーは突如回復の手段を用いる
  2. 仲間がきて助けてくれる
  3. 死んだ。現実は非情である。

 おれが○をつけたいのは答え2だが期待はできない…数分前にキルアを追って森に入ったカナリアたちがあと数秒の間にここに都合よくあらわれてBLEACHの死神のようにジャジャーンと登場して「まってました!」と間一髪助けてくれるってわけにはいかねーゼ。

 という事で、1を期待しつつも3が正解ですかね。
 個人的な希望を述べれば、1で生き存えつつ、後々『実は密告者でした』と華麗に参上する展開になるのがベターです。『コインとすり替えておいたのさ!』『えええええッ!?』という感じで。
 ただの噛ませ犬として死んでいくには惜しい人物なので――そういう人物こそがよく死ぬ漫画ですが――生き残って欲しいですね。

今週のONE PIECE:第648話 “タイヨウへと続く道”

今週の粗筋:
ホーディを倒したものの、夥しい出血により倒れてしまったルフィ。
法律により人魚や魚人からの輸血が禁じられている中、ジンベエが血を提供する名乗りを挙げる。
ジンベエの血により意識を取り戻したルフィは、彼を自分の仲間に誘うのだった。

 当初予定していた人間からホーディへ、という流れとは逆になりましたが、やはり互いの血を持って0となすという、視覚的にも心情的にも納得し易い締め方がされましたね。
 ホーディ達は結局臭いものに蓋状態で始末されていますが、これで人魚や魚人の価値観も少し変わる事でしょう。人間の価値観についてはお預けですね。

 そして仲間に誘われたジンベエですが、彼には彼で魚人島でやるべき事が残っているでしょうし、漫画的にこれ以上戦闘要員を増やしても仕様が無いでしょうから、お断り、もしくは保留となるのが妥当でしょう。
 ポジション的にはロビン姐さんが存外に天然なお陰で空いている『一般的な価値観を持ったツッコミ役』を埋める事が出来るでしょうけど、余りにも常識的過ぎて麦わらの一味のノリと勢いを殺す結果になりかねないのが難点です。ここはやはり『困った時に助けに来てくれる要員』というのが一番綺麗なんじゃないですかね。絶体絶命の時にジャジャーンと登場する感じで。


12月8日(木)

今週の範馬刃牙:第279話 父の上

今週の粗筋:
虎王を極められ身動きしない勇次郎に対し、刃牙が『こんなものでは無い筈だ』と一喝する。
それでも尚黙っていた勇次郎だったが、その右手はまるで『OK』とでも言わんばかりに親指と人差し指で円を作っていた。

 刃牙が勇次郎に叫ぶだけだったのでこれといって書く事も無いのですが、オリバ。
 いつの間にかオリバ先生が観戦に来ていましたね。実はこんな感じで、達人や花山、ゲバルやマイケルなんかも来ているのかも知れません。
 そして『あんな凄い戦いを見た後にボクシングなんか観れないよね』的な感じで忘れられていく烈海王ですよ。……烈、そう言えば末堂と同じ位足の速い人と戦う事になってたんですっけねえ……(書きながら思い出した)。


12月10日(土)

ゲーム:ゼルダの伝説 スカイウォードソード

ゲームの粗筋:
かつて魔族を封印した女神が創造したという、空に浮かぶ島『スカイロフト』。そこに住む青年・リンクは、騎士学校での昇進試験である『鳥乗りの儀』で見事優勝を飾る。
幼馴染みのゼルダからプレゼントを受け取ったリンクは、ゼルダに誘われ空の散歩を楽しんでいたが、突如現われた黒い竜巻によりリンクは意識を失い、ゼルダは雲の下へと消えてしまうのだった。
その夜、騎士学校で目覚めたリンクは謎の声に導かれ、女神の造った一振りの剣『スカイウォードソード』と剣の精霊『ファイ』に出逢う。
ファイから『女神の使命に従う事がゼルダを救う事に繋がる』と聞かされたリンクは、ゼルダを救う為にファイと共に雲の下の『大地』へと旅立つのだった。

 漸くクリアしました。プレイタイムは44時間32分。
 感想。『時のオカリナ』に並ぶ良いゼルダ。93/100点。

 最初に書きますが、不満が無い作品では無いんですよ。
 前作に当たる『トワイライトプリンセス』同様に刺突が出し辛かったり、ロフトバードの操作が独特だったり、シリーズ独特の外連味というか――ある種の毒を持った様なキャラに欠けていたりと、もやもやとする事は幾つか有りました。
 それでも世界観や登場人物のキャラクター、物語や音楽の良さに、人型の敵とのタイマン勝負の熱さ、利口になったと錯覚させる一捻り利いた仕掛けの数々が不満を補って余り有る程に素晴らしく、もっと楽しみたい、もっと遊びたいという気分にさせられ続けるのです。ハイラル平原のわくわく感は無いけれど、『その世界で進んでいく』楽しさがこの作品には確かに感じられました。
 また物語という観点でも、マスターソードやトライフォース、『ゼルダの伝説』というタイトルの由来に繋がるエピソード0作品として十分に及第だったと思います(シリーズとの矛盾点が生まれるのはいつもの事なので、それ位は華麗にスルー)。

 発売されるまで大分待ちましたが、それだけの価値が有る傑作だったのは間違い有りません。仕事を辞めてでも遊んでいたいと思ったのは久し振りです(町の脇役達が好きになったのは初代『ロックマンDASH』以来)。
 お陰でこの数日間は日記の日付が飛びまくる位どっぷりとゼルダに浸かり、楽しい日々を過ごせました。『ASSASSIN'S CREED:Revelations』や『Skyrim』が一段落したら、要素のコンプリートと2周目に挑戦します。

余談

 発売前情報を含め、クリアまでは本作に関する一切の情報を遮断して遊んでいたのですが、クリアした後に確認してみた所、リモコン(操作)に関する不具合事例が出ている様ですね。
 自分はクリアするまでの約45時間で操作が妙になった困った瞬間が一度も無いので、センサーバーの位置や距離等、環境に依存するものなのかも知れません。面白いゲームなのに、そんな点で不満が出るなんて惜しい限りです。

余談 その2:敢えて女性キャラに好きな順を付ける

 パナン<インパ<ゼルダ<クイナ<<クラネ<<<ファイ

 クラネ先輩は素敵だけれど、長い冒険を共に過ごすファイに情が移りまくって困りますよね、というお話。
 クイナさんの『ワーオ』も好きです。

余談 その3:敢えて印象に残ったシーンに順を付ける

 スタルフォスとの最初のタイマン<ドン・ゲラーとのタイマン<最後のサイレン(突入時の歌がアレだったり、場所があそこだったり)<ギラヒムとのタイマン

 こうして並べると、やっぱりタイマン勝負の熱さが目立ちます。
 終盤に訪れるまさかのリンク無双も面白かったのですが、専用BGMで盛り上げられるタイマン勝負に比べると些か劣ります。

 楽しいというか、笑ったのは『封印されしもの』がずんぐりむっくりしていて意外と可愛かった事ですね。
 流石に飛んだ時は笑い半分恐怖半分でしたが。『ああ、これはやべえ』という、見知らぬ使徒を見る気分を味わえました。


12月12日(月)

今週のHUNTER×HUNTER:No.328 手配

今週の粗筋:
ツボネの指示で空港に先回りに成功したカナリアとアマネだったが、イルミから逃れる為のダミー飛行船を手配している内に再びキルアを見失ってしまう。
首尾良く飛行船を手に入れたキルアは、モラウにナニカの能力を伝え、イルミが自らの針で一般人を強化・操作する『針人間』で追跡して来るだろう事を伝える。その魔手からアルカを護る為、キルアはイルミの情報を売り『悪質なハンター』を認めない脱会長派を焚き付ける事に成功するのだった。

 アルカ争奪戦がここでハンター協会の選挙とリンク。全く関係の無かった要素を結び付ける構成力は流石と言えます。
 そして徐々に淡々とした態度が崩れて来た我らのアマネさんもディ・モールト良い。
 あの感じだと彼女が密告者という事は無さそうです。これはやはりゴトーが犯人と見ました。

 今のところキルアは上手く逃げ果せている様に見えますが、密告者の存在がある以上むしろ追い詰められていると取るべきなのでしょう。
 イルミの『こっちが余裕を見せたらあっちに違和感を与えちゃうし』という台詞からは、針人間は『追っている感』を出す為だけに使っていると読み取れます。恐らくイルミはキルアがどれに乗っているかも理解していて、悠々と先回りにする筈です。
 全てがイルミの計算通りという状況だとすると、脱会長派の方々は噛ませ犬にすらなれずにさくりさくりと死に逝くのでしょうね。いとあわれ。

今週のONE PIECE:第649話 “タイやヒラメの舞い踊り”

今週の粗筋:
仁義を通した後に再び会いに来ると約束し、ジンベエは麦わらの一味に加わる事を保留とする。
名残惜しさを滲ませるルフィだったが、ネプチューン王の計らいにより宴の仕切り直しが行われ、人間も魚人も分け隔ての無い盛り上がりを見せるのだった。
その頃ロビンはネプチューン王を呼び出し、『ジョイボーイ』に関する事実を聞き出す。そして王が語った真実から『人魚姫』の別名が『古代兵器ポセイドン』であるという結論を導き出すのだった。

 『ポセイドン』という名前的にはこの魚人島編での登場が予測されていましたが、人魚姫の別称だったとは驚きです。
 そう言えばネプチューンも先週『世界をも滅ぼしうる力』と言っていましたっけ。
 フィクションでは特定の人物を『兵器』と呼ぶ事も珍しくありませんけど、同じ古代兵器の『プルトン』が戦艦だった事や空島編での『ありか』という言い回しから無機質なものを想像していました。と言うか、てっきりノアの別名がポセイドンで、ジョイボーイはそんなものを人魚姫に委ねる様な事をしてしまったから謝罪しているのだと推測していたのですが……大外れですね。

 海上のプルトン、海中のポセイドンと来たら、次は地上か空の兵器でしょうか。
 地上兵器だとガイア、空中兵器だとアポロンとかウラヌス辺りが怪しい感じがします。そして全ての機能を持ったゼウスとか、悪魔の実を生成出来るセフィロトの樹とかが『この世の全て』って感じでラフテルに鎮座している訳ですね。ああ、これは大変良い中二病。面白くなって来やがった(次元大介風に)。


12月13日(火)

独り言:サーキュレーターが凄い

 承前
 最近急激に冷えが深まり、恒例の『エアコンを付けても自室が全く暖まらない』現象に悩まされていたのですが、家に有ったサーキュレーター(山善製のYBF-250)を使ったところ一気に改善しちゃいました。VIVA!

 これまでも『暖かい空気は上に溜まるから、サーキュレーターを天井に向けて空気を攪拌すると良い』という情報は見掛けたのですが、無駄に懐疑的だったんですよね。エコエコ言ってサーキュレーターを売りたいだけじゃないの?とか、冷たい空気を送るから相殺されるんじゃないの?とか小学生みたいな発想で。
 でもいざ天井に向けて風を送ってみると、本当にエアコン前に溜まっていた暖かい空気が部屋中に流れる様になり、部屋の端に居ても寒さを感じる事が無くなって驚きました。かじかんでキーボードが打てない状況とも完全に決別です。
 やぁ、人の言う事は素直に聞くものですねえ。と今更。

余談

 設置は下記の図の様にしました。

┌───────┴扉┴───┬─┬─┐
│物置状態       棚 │ │机│
│ハンガー  │      │Pr├─┤
│      │ ●    │PC│自│
│      │      │ │ │
│ 布団   │ TV    └─┘ │
│        ○        │
└─────────────────┘

○:エアコン ●:サーキュレーター Pr:プロジェクター 中央の区切り:ロールスクリーン

 サーキュレーターはエアコンと対面にし、70度位の角度で天井に向けて風を送っています。
 もしかしたらもう少し良い置き方が有るのかも知れませんが、現状暖かいので当面はこのままにするつもりです。


12月14日(水)

ゲーム:ASSASSIN'S CREED:Revelations

 先日『スカイウォードソード』が終わったので、漸くこちらにも手を付け始めました。
 3時間程度遊んだ上での感想は、ストーリーミッションや戦闘はこれまで通り面白いけれど、注目度システムの改悪が酷過ぎるという事です。

 基本的なゲームシステムは前作とほぼ同じなんですが、今作は店やランドマークを購入しただけでも注目度が高まる上、解除するには先触れ買収か役人暗殺しか無く、注目度がマックスになるとアジトの防衛戦という余り面白くないタワー・オブ・ディフェンス型のミニゲームを強制される挙げ句に、もしも負けるとアジトがテンプル騎士団配下に戻るので取り返さなくてはいけないという罰ゲームが待っています。しかもテンプル騎士団の隊長は結構な確率で臆病者揃い(主人公を見付けると一目散に逃げ出し、エリア外まで逃げられるとゲーム内時間で1日経たないと戻らない)という有様。注目度が上がり易くなった癖に下げる手段は減り、しかも下げ損なうと防衛戦を強いられるなんて苦行以外のなにものでも有りません。
 勿論細かく先触れを買収して回ったり、店の購入を一気に行ったりしなければ良いのですが、一々そんな事を気にしていたらフラストレーションが溜まるだけです。アクション部分が面白いだけにこれが非情に勿体ない。せめて手配書システムが残っていればマシだったのですが。

 この注目度に関する不満を除けば、これまでの操作感もレベルデザインもシリーズを手堅く踏襲している為、華麗な暗殺家業を楽しむ事が出来ます。
 注目度さえ、注目度さえ今まで通りならば……!


12月16日(金)

独り言:3DSのアンバサダー・プログラムGBA10タイトル配信開始

 何が出るのかとやきもきしていましたけど、『ファイアーエムブレム』とか『ふしぎのぼうし』といった存外に素敵なソフトが出て来ましたね。やぁ、許す、値下げは全然構わない。
 どちらかと言うと『ニンテンドー3DS ゼルダの伝説25周年エディション』が許せません。今更こんな凄いアイテム出して来て……。流石に同じゲーム機を2台買う程の覚悟は無いけれど、凄く欲しいこの気持ちはどうすれば良いのですか。


12月19日(月)

今週のHUNTER×HUNTER:No.329 密偵

今週の粗筋:
会長総選挙が上位8名による再選挙となる中、テラデイン、ルーペ、ブシドラは共同声明で伝説のハンター集団『清凛隊』の再結成を謳い、イルミ討伐とハンター協会の再構築を宣言する。
しかし針人間捕獲の為に召集したアマチュアや協専ハンター、そして応援に向かったブシドラすらもヒソカによる返り討ちに遭ってしまう。
一方のキルアは病院から離れた地点に着陸し、執事ヒシタの用意した車で病院へ向かおうとするが、ヒシタは既に針を刺されており、車も針人間とイルミに包囲されるのだった。

 最初から視線を感じていたというツボネは白確定。
 ツボネと空でも行動を共にしているアマネも恐らくは白でしょう。
 やっぱりゴトーだ、ゴトーが怪しい。と懲りずにわめき散らしてみます。

 実は執事では無くカルトの紙人形というオチも疑っていたのですが、ツボネが雲の上に行った時点で『視線』を感じなくなったらしい事を考えればその可能性は限りなく低そうです。
 ツボネの直感を信じると、敵は(道具や念の有無は別に)眼で相手を追っていると推測されます。最初から行動を共にし、以降ヒソカの登場で別行動が出来る様になったゴトーならばそれも可能な(以下省略)

 それにしてもブシドラの0コマリタイアは予想外も良い所でした。
 せめて斬られるシーン位は描写されると思ったんですけどね。敗北後のコマすら無いなんて、『トリコ』のライブベアラー以下の扱いです。幾ら死相が出まくっていたとは言え、鳴り物入りで出て来たのに勿体ない限りです。

今週のONE PIECE:第650話 “知っておくべき2つの変化”

今週の粗筋:
ジンベエがルフィ達に語った頂上戦争後の世界の変化――それは、決闘の末に赤犬が海軍の新元帥となり青キジが海軍を離脱した事、そして能力者狩りを続ける黒ひげが『四皇』と位置付けられているというものだった。
その頃、ロビンとネプチューン王の『3つの古代兵器』の話を盗み聞きしていたカリブーがしらほし姫の誘拐を試みていた。間一髪、気配を察知したルフィがカリブーを吹き飛ばすが、カリブーが持っている財宝を得る為にルフィ達もナミに吹き飛ばされてしまう。
同時にE・Sの副作用でホーディ達が急激に年老いる事件まで起きる中、菓子の為に国さえ攻め落とすという四皇“ビッグ・マム”の使いが来てしまうのだった。

 プルトン、ポセイドンと続いた古代兵器最後の1つは『ウラヌス』でした。
 名前は予想通り、数は外れですね。空中兵器と地上兵器は別々に存在すると予測しましたが、空中戦自体が無い漫画だという事を踏まえれば地上掃討用の兵器は1つで十分という事なのでしょう。
 ウラヌスという名前からは、天から攻撃する要塞――詰まりは『攻撃的なウェザリア』という代物をイメージさせられますけど、これもまた予想外の事実が待っているかも知れませんね。要塞どころか国や島そのものだったりだとか、幻獣種の様な反則的な『悪魔の実』の別称だったりだとか。メカメカの実・モデルウェポンみたいな邪悪なモノが出て来てもおかしくは有りません。

 因みにビッグ・マムの方は、きっと正体が求婚のローラのママなので大丈夫、という楽観姿勢で捉えています。
 本人に会うまでは小競り合いも起こるでしょうが、ナミが持っているビブルカードで解決的な運びになるでしょう。多分。いえ、自信は無いですけど。


12月20日(火)

ゲーム:ASSASSIN'S CREED:Revelations

ゲームの粗筋:
初代と2作目の粗筋
前作(Brotherhood)の粗筋

アニムスの創り出した仮想空間で目を覚ましたデズモンドは、データの存在となった被験体16号より自分がアニムスに取り込まれた状態であると知らされる。
デズモンドは自身を取り戻す為に三度アルタイルとエツィオの記憶を追うのだった。

エツィオはローマを解放した後、アルタイルの叡智が収められた『書物庫』を求めて始まりの地であるマシャフに辿り着いていた。
そこでテンプル騎士団と遭遇し、敵も同じものを欲しているという事、そして書物庫に入る為には5つの鍵が必要な事を知り、鍵を求めてコンスタンティノープルへと向かう。
コンスタンティノープルに着いたエツィオは、本屋を営む女性ソフィアやオスマン帝国の皇子スレイマンと親交を深め、アルタイルの記憶が封じ込められた鍵を見付けるが、テンプル騎士団の魔手はコンスタンティノープルにも及んでいたからさぁ大変。

※以下、今作のネタバレ(文字を反転しています)

オスマン帝国に入り込んでいたテンプル騎士団を倒し、5つの鍵を揃えたエツィオは遂に書物庫へと入る。
そしてアルタイルの最後の記憶と彼の『リンゴ』を見付けた時、かつてミネルヴァの告げた『預言者』という己の使命を理解し、デズモンドに『かつて来たりし者』の預言を託すのだった。

エツィオを通して『かつて来たりし者』と出逢ったデズモンドは遂にアニムスから解き放たれ、仲間達の元で覚醒する。
『やるべき事は分かっている』と告げた彼は、その身をゆっくりと起こすのだった。

 感想。アルタイルとエツィオの物語としては最高だったけれど、ゲームとしてはパワーダウンが否めない。85/100点。

 先日書いた通りで、フリーランや暗殺を始めとするアクションはシリーズを踏襲しているので面白いです。とどめを刺す時にスローモーションが入る演出面の強化が入っている他、様々な種類の爆弾を生成する新要素や飛び道具の種類増加、敵の強化等がなされている為、この点だけで言えば明らかにパワーアップしていると言えます。
 しかし先述の注目度システムの悪化に対する不満と、サブミッションの種類や復興出来る町、秘密の場所の大幅削減、16号パズルの削減や『追憶の旅』以外にデズモンドパートが全く無い事等に伴う全体的なボリューム減少が問題です。
 町は兎も角、16号パズルが無くなったのは痛い。あれを自力で解く事による『自分って賢いんじゃない?』錯覚や、歴史の裏側を見ていく楽しみも、2作目以降のこのシリーズの醍醐味でしたのに。

 アクションと物語が良かっただけに本当に残念な気持ちですが――取り敢えず思った事を以下雑多に書いておきます。
 この項の中ではネタバレは文字を反転させておきますので、読む場合はマウスで選択する等して下さい。

  • 街が相変わらず綺麗で広くて面白い。
    • 結構細かい所で生活感や拘りを感じます。
    • これでRPGなら憂鬱になるスケールですが、爽快に駆け巡れるから許容出来るのでしょうね。
      • RPGで広い町を見た時に『うわぁ!』と喜ばないで『うわぁ……』と意気消沈する様になったのはいつの頃からだったか……
    • 細かいと言えば、最初のマシャフで鷹の目を使うと後に追体験するアルタイルの姿が見えたりして演出面でも芸が細かくて良い。
  • 開始早々普通(?)に16号が出て来たのは結構衝撃でした。
    • 出て来ても結局どうしたいのかは明言されないのが残念。
    • これまで16号パズルを飛ばしていた人は、全くピンと来なかっただろうなあ――と勝手に想像。
  • とある標的が繰り出したまさかの暗殺キャンセルには驚くよりも笑いました。
    • マリアの場合は殺さなかっただけとして、今回は明らかに殺した体だったからなあ。
  • 本筋以外の要素が減っている点はやっぱり残念。
    • 16号パズルに向けてメモ帳を準備していたのにまさかの出番無し。
    • 秘密の場所も数自体が減った上に難易度まで大幅ダウンで、挑戦し甲斐もダウン。
    • ダ・ヴィンチミッションに変わるものも無く、謎のFPS『追憶の旅』はほぼゴリ押しで行けるアバウト設計という有様。
      • 但し追憶の旅は、それとないデザインで過去の風景を連想させる手法は『The Path』っぽくて好きでした。
      • 想像の余地が有ると言うか、却って印象的で『心理描写』っぽさが感じられる『映像』ならではの良い演出です。
  • 『どうせ使わないし面倒』と思っていた爆弾各種は、使い始めると意外に便利。
    • 凄い場所からの暗殺や陽動が出来る為、可能性が広がりまくり。
      • フルシンクロを目指すとどうしても出来ない事が有るのは残念。
        • フルシンクロはやり込み要素としては面白いけれど、行動を制限されるので無くても良いかも知れません。
  • OPに比べると『かつて来たりし者』時代の映像がアレなのも一寸した残念ポイント。
  • アルタイルとエツィオの最後の物語、という観点では脚本も演出も素晴らしい出来映え。
    • 特に最後のチャプターは涙腺に来る演出の連続。
      • 書物庫でアルタイルと対面したエツィオの態度とか
      • エツィオが付ける火を消していくアルタイルとか
      • カメラが回ってエツィオが受け取るシーンとか
      • 全てを察し、自ら武器を捨てるエツィオとか
      • 中でもアルタイルの最後のミッションが『腰を下ろしてゆっくり休む』だった時は感極まって泣きそうになりました。
        • 思い出した今も泣きそう。
        • このシリーズをずっとやっていると響くものが有ります。
          • これまでの4作で操作した時間はエツィオの方が圧倒的に長いのに、やっぱりアルタイルは偉大というか別格。
        • エツィオが言う様に、アルタイルは最後の最後まで立派なアサシンでした。
  • アサシン達の物語の終わりを観た後に出て来る『かつて来たりし者』のKYっぷりは明らかに異常。
  • そしていつも通り先が気になるところでスタッフロールが流れる様は鬼の所業。

 マルチプレイは未だなので、これから始めていこうと思います。
 きっとガンガン殺されるに違いない。

シナリオの現状まとめ

 恒例のコーナー。
 激しいネタバレで構成されているので、今後楽しむ予定の方はこちらから明日の日記へどうぞ。

  • アサシン、テンプル騎士団、かつて来たりし者(古代人)の関係性に変化は無し。
    • アサシンとテンプル騎士団は『世界平和』という共通の思想が有るが、やり方の面で相容れない。
      • アサシンは自らの信条(Creed)の元で人間の自由を尊重し、テンプル騎士団は力(エデンの果実)で秩序を築くしか方法が無いと考える。
    • かつて来たりし者は『世界救済』を目的とし、その為に残した手段をアサシンに伝え託そうとしている。
      • 自分達が都合良く操れる様に人間をデザインしていたり、人間(アダムとイブ)の反乱に遭っていたりと、相変わらずテンプル騎士団より胡散臭い。
        • 自由を尊重するアサシンとも、秩序を求めるテンプル騎士団とも相容れない予感。
      • 今回新登場のかつて来たりし者(老人)は、デズモンドを『卑小な存在』と呼ぶ辺り完全に人間を見下していらっしゃる様子。
      • 前々作でエツィオの前に現われたのがミネルヴァ、前作でデズモンドを操ったのがジュノー。
        • 今回の老人が『数列はジュノーの分野』と言っていた事から、それぞれ得意不得意が有る模様。
  • アサシンは前作ラストでデズモンドに刺されてルーシーが死亡。
    • ジュノーがルーシーを排除した理由は不明。
    • デズモンドはエツィオを通して『かつて来たりし者』に接した事で、自身のやるべき事を理解したらしい。
      • 『やるべき事』の詳細は不明。
      • 目覚めた時点で、腕にアーティファクトの表面に似た幾何学模様の光が発現。
        • 前作ラストのジュノーによるものなのか、エデンの果実によるものなのか、16号によるものなのか、或いは単に光が映り込んだだけのかは判断出来ず。
    • 新キャラクター・ウィリアム曰く、デズモンドはいわゆる『選ばれし者』では無いが、1000万人に1人の確率の『古代種のDNAの結晶』を持つ人物らしい。
      • 追憶の旅から得られる情報やデズモンドを『デズ』と呼ぶ事から、ウィリアムはデズモンドの父親と推測される。
        • 前作のW.Mが『ウィリアム・マイルズ』のイニシャルだと納得。
    • 16号の名前は今回も不明のまま。
      • 顔がアルタイルの息子(次男)に似ているが、その関係性は語られず。
      • 終盤デズモンドに抱き着いた際、データとして何かを渡している可能性有り。
  • テンプル騎士団に目新しい動きは無し。
    • アブスターゴで粛々と社員を育てている模様。
  • かつて来たりし者は、エツィオを通してデズモンドに接触。
    • 1度世界が滅びる前に、世界を救う為の宝物庫を幾つか造り、6つの手段を講じたらしいが実を結ばなかったとの事。
      • 16号のパズルを踏まえるとマヤ・アステカ文明や与那国、ナスカの地上絵辺りが関係しそうだが詳細は不明。

 今回は良くも悪くもアルタイルとエツィオの物語の終わりだったので、現代編での動きが殆ど無いんですよね。
 次回はアニムスを一切使わない――と言うよりも完結するかも知れない――可能性も有るので、一気に進むと思うのですが。ああ、どうなるんでしょうねえ。楽しみですねえ。


12月21日(水)

独り言:THE LEGEND OF ZELDA 25th ANNIVERSARY LIMITED T-SHIRTS

 いわゆるキャラクターグッズの類には殆ど興味が無く、どんなにその漫画やゲームが好きだったとしても関連商品を買う事は先ず無いのですが――これは少し欲しいから困りました。
 良い歳したオッサンが人前で着る様なものでも有りませんし、冷静に考えれば完全に必要性の無いアイテムだというのに、湧き上がって来るこの気持ちは何でしょうね。や、物欲だというのは分かるんですけども。

 これ位欲しくなったのは、吉良吉影のネクタイ以来です。
 あれも結局購入しなかったので今回もスルー出来ると思いますが、何せボーナス直後で気が大きくなっているのでね……。


12月22日(木)

今週の範馬刃牙:第280話 虎王返し、第281話 闘いの聖水

今週の粗筋:
虎王を極められ俯せになった状態の勇次郎は、アスファルトを振り抜く強烈なパンチで刃牙を吹き飛ばす。
正に規格外の強さを目の当たりにした刃牙は失禁さえしながらも、改めてこの偉大な父をどんな手を使ってでも倒す事を誓うのだった。
そして再びのラッシュの末、かつての戦いをなぞる様に胴廻し回転蹴りに対する胴廻し回転蹴りのカウンターを受ける刃牙だったが、間一髪で防ぐ事に成功する。それを見た勇次郎は、突如『成人式』を始めるが如き『親』の気配を放つのだった。

 純粋な『暴力』という観点で勇次郎が無茶苦茶をしたのは結構久し振りですね。
 『人の弱点が見える』とか『雷に打たれても平気』とか『凄い我慢で鞭打に対抗』とか、最近の勇次郎の『凄いエピソード』は捻りが利き過ぎて胡散臭さの方が勝っていましたが、今回の力業には『これでこそオーガ!』という恐怖と感嘆を感じました。
 混じりっけの無い――唯々強烈な力とそれに伴う発想からデタラメな事をしでかす様にこそオーガの魅力が有ると思うのです。『戦艦を連想させる』とか『特殊能力が有る』なんて描写も設定も要らず、『誰と対峙しても勝てる』という根拠不要のパワーこそが勇次郎の代名詞でしょう。
 いやはや、あの刃牙が失禁するのも頷ける位不死身で無敵で不敗で最強で馬鹿馬鹿しい。

 勇次郎が勇次郎らしさを増せば増すだけ刃牙の勝ち目は遠のいていますけど、この親子喧嘩の終着点に刃牙の勝利は関係無いのかも知れませんね。
 互いに本気で殴り合う事で、自分達が親子であると心の底から認め合うのが決着で、『俺の戦いはこれからだ』的な締めをされる可能性を感じます。そして未だ続ける気ならば、世界中にバラ撒かれた筈の勇次郎の種が集合し、『その程度で父に挑むとは(略)』とか『お前は未だ息子として認められたに過ぎん。俺を越すならばこの兄弟達を全員倒すのだな』とかそういう流れに――なる訳有りませんね。


12月23日(金)

独り言:行って来い

 先の震災で自宅が半壊認定され、税金の免除対象となって約13万円程戻って来る事になりました。
 でも実は自室のLED化に気を良くし、家中LED化を進めて今月だけで約13万円使ってしまったので±0だったりします。Oh……。


12月24日(土)

飲酒メモ

本日の理由:流れで
本日の面々:友人と
本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×1、赤ワイン×1 (許容量)

 酒が飲める歳になって結構経ちますけど、ビールもワインも不味いと感じるままです。
 余計な出費を抑える事が出来るのは利点ですが、少し勿体ない気もします。『吉田類の酒場放浪記』とかを観ていると、飲める事が楽しさに繋がる事も有りそうですし。

独り言:ひかりあれ

 この時期名物のSENDAI光のページェントを見て来ました。

 電球のついた木を見て感じ入る程ロマンティストでは無いのですが、今年は『あの震災からここまで来たのか』と少し感慨深い気持ちになりました。
 停電の続く夜に見た星空の雄大な美しさは印象的でしたけど、人の手に依る灯にもまた力強い美しさが有ります。フォーグラー博士が命を賭してまで美しい夜を求めたのも分かりますね。


12月25日(日)

小話:詭弁のガイドライン

「自分、根っからの文化系人間なんですよ。アンチ体育会系なんです」
「だろうね。分かる」
「根性論とか気合いとか大嫌いで」
「何も解決しないものね」
「そうです。でも、その癖に査定で新人や部下を評する際は『根性が足りない』とか『覚悟が足りない』とか同僚と語り合っている訳ですよ」
「うわぁ、出たよ『今時の若い奴は』だ」
「ええ。恐らく何割かの人間は『自分の頃はもっとキツかった』と考えてしまう様に出来ているのでしょう」
「何だか他人事だね」
「客観的な判断です。それで1つ思ったのですが」
「どうせまたロクでも無い話でしょ」
「いえね、昔から『今時の若い奴は』と言い続けているという事は、昔の人の苦労っぷりは今と比べると凄まじいのだろうな、と」
「そりゃあ、『今時の若い奴は』と言っている人も『今時の若い奴は』と言われてた訳だからね」
「ですよね。でも、昔の人は何をそんなに言う程苦労したんですかねえ。今の若者だって頑張ってる人は頑張っていますよ。サービス残業とか」
「でもほら、江戸時代とかは失敗すると『切腹し果てる所存なり』だから。どう考えても今の方が楽勝だから」
「え、ああ……、うん?」


12月26日(月)

ゲーム:ASSASSIN'S CREED:Revelations

 予告通りマルチプレイも始めました。
 主にやっているのは『ウォンテッド』という、ランダムに選ばれた刺客に追われながらランダムに選ばれたターゲットを見つけ出して暗殺する如何にも本シリーズらしいモードです。
 それなりに広いマップの中で10分間、最大8人で殺したり殺されたり死んだり死なせたりするのですが、これがまた中々面白く1時間位はあっという間に過ぎているから困ります。時には群衆に紛れ、時には建物の上から、時には大胆にターゲットに迫り、そして迫られる緊張感はストーリーモードとは全く違った趣が有ってたまりません。
 しかし、対象を殺した数やその方法で経験値が溜まり、レベルが上がると特殊能力が増えるという仕様になっているものの、マッチングに当たっては特にそのレベル差は考慮されない為、自分だけがレベル1、2で周囲が揃って50オーバーという状態なのがほんの少し残念です。先人達から学べる事は数多くあるものの、いわゆる『分からん殺し』&『分かったところでレベル不足で真似出来ない』事が少なくないのが若干口惜しい。案の定、最初は一方的に殺られまくってしまいました。

 尚、今回のマルチプレイにはストーリーが有り、先述のレベルに従ってアブスターゴ社の文書や映像がアンロックされる仕組みが導入されています。
 ストーリーや設定が気になる身としては、否が応でもレベルを上げきらないといけない、という訳ですね。やぁ、『Skyrim』も控えているのにとんだ罠が出て来たものです。


12月27日(火)

独り言:それは少し無理が有るのでは

 今日は日帰りの東京出張だったのですが、帰りの新幹線で車内販売のお姉さんお勧めという『和牛入りのキノコ炊き込みご飯弁当』を頼んでみました。

 

 釣りキチ三平関係無ェこれ!

 秋田繋がりという事なのでしょうけど、幾ら何でも中身との関連性が無さ過ぎます。
 『釣りキチ三平弁当って言われたら魚介系を想像するだろ?残念、牛とキノコだ!(まさに外道)』という『釣り』だと考えれば一級品ですけどね。いやはや、やりよるわ。

補足

 炊き込みご飯は結構しっかりと味がついていて、キノコの感触と風味、そして和牛のアクセントが上手くマッチした美味しいお弁当でした。
 駅弁なので仕様が有りませんが、温かい――と言うよりも、熱い位の出来立て状態で食べれば更に美味しかった事でしょう。少し残念。

独り言:tanomi.comのサービス継続の可能性について

 あいや、これは良きニュース。

多方面の方からサービス継続についての助言を数多く頂戴しております。

 この書き方からすると商品実現を望む『個人』だけでは無く、商品発売の場を求める『法人』の目線からの復活要望も有るのかも知れませんね。
 ある意味でこのサイト程需要と供給を綺麗に視覚化出来るサービスも有りませんし、少し見方を変えるだけで『頼んで実現する』事に付加価値を付けた強大なマーケットに出来る可能性も有るのでしょう。
 どんな形であれ復活するならば有り難い話です。


12月28日(水)

飲酒メモ

本日の理由:仕事納め
本日の面々:勤務先の面々約100名程度
本日の飲酒:スクリュードライバー×1 (許容量)

 給料が上がったり刑事案件が発生したり鬱病の同僚が増えたり部下が辞めたり異動の好機が潰れたり上司が替わったり、まぁ色々有りましたけど今年もそこそこ真面目に働きました。
 余程厭な事でも起こらない限り、きっと来年も再来年も同様でしょう。これを後約30年続けるのは流石にしんどいので宝くじで逆転を……と、気付いたらすっかり標準的なジャパニーズサラリーマン状態です。


12月29日(木)

サイト:サーバー移転

 承前
 遅れに遅れていた『isweb ベーシック』のサービス終了に伴うサーバー移転を実施しました。
 移転後のこの日記を見ている方に改めて説明するのもなんですが、新URLは『http://atekitou.com/』です。大してアクセス数が有る訳でも無いのに、独自ドメインを取っちゃいました。俗に言う『どん判金ドブ』ってやつです。
 ともあれ、今後とも宜しくお願い致します。


12月31日(土)

雑談:2011年を振り返る

 例年ならば『それなりの1年』と結論付けるこの雑談ですが、今年に限ってはあの大震災の不幸を避ける事は出来ません。
 仙台に住んでいる為――壊滅的な被害を被った沿岸部と比較すれば遥かに軽度ではあるものの――相応の恐怖や不自由を突き付けられ、多くの不幸や死も目の当たりにし、有り体ではありますけど『日常』の大切さがどれ程大きなものだったかを思い知りました。
 特に当日の生きた心地のしなさっぷりや、電気が通った後に観た津波被害の悲惨さ、知人の家族に関する悲報が次々入る状況というのは筆舌に尽くし難いものが有ります。
 願わくば1日も早く復興がなされん事を。そして改めて亡くなられた方々にお悔やみ申し上げます。

 さて、プライベートではあの震災を契機に部屋の大幅な片付けや改造を行った訳ですが、それに伴う5.1ch環境の構築プロジェクターの導入が今年一番の収穫でした。
 映画やゲームを80インチ&サラウンドの大迫力環境で楽しめる様になり、それぞれに対する没入感が劇的にアップしましたからね。小物から服、雑誌、ビデオ、使わなくなったPC周辺機器に至るまで部屋の物を殆ど捨て去る事になりましたけど、学生時代からの夢が漸く実現しました。これでもう欲しい物は概ね揃った様な気がしています。……まぁ、満足しないのが人間なので、きっとまた別の何かが欲しくなるんでしょうけども。

 といったところで、いつもの自分ランキングに移ります。
 今年自分が触れたものが対象なので、2011年に発売(公開)された物とは限りません。

2011年の自分ランキング:ゲーム編

 今年遊んだゲームは和洋問わず本当に良作揃いでした。
 中でもゼルダ新作『スカイウォードソード』の面白さは神懸り的だったと言えます。居心地の良い世界観に人々、熱い戦闘や程良く頭を使うトラップ、様々なコレクション要素に難易度の高い2周目等々、ゼルダの文脈を変に崩す事も改める事も無くファンの期待に応えた素晴らしい傑作でした。

 残念だったのは、前作までより大幅にボリュームダウンした『ASSASSIN'S CREED:Revelations』と、操作性にバグを残したままの『DARK SOULS』の2作品です。
 それぞれ面白い要素は山程有るのに、ゲームとしての致命的な傷が評価を落としています。取り分け『ASSASSIN'S CREED:Revelations』は『新作が出る度に面白くなる』というこれまでの驚異的な実績が有っただけに、残念感が大きいです。やはりこの規模の作品を1年に1作出すのは無理が有るのかも知れませんね。それでも来年は来年で新作が出て欲しい、と祈ってしまっていますけども。

2011年の自分ランキング:漫画編

  • 1位:嘘喰い
  • 1位:HUNTER×HUNTER
  • 3位:へうげもの
  • 4位:銀の匙
  • 5位:ジャイアントロボ バベルの籠城
  • 次点:キングダム

 毎週の生きる糧としていた2作品を2作品とも1位としました。
 『HUNTER×HUNTER』は毎週感想を書いているので説明を省くとして、『嘘喰い』の帝国タワー編の熱さは特筆ものです。帝国タワー編は世間的には冗長じゃあないかと言われていたりもする様ですが、零號立会人の登場に始まり、鞍馬組の参戦、カラカルの乱入、密葬課の長登場に零號の正体判明等、これでもかと燃料を投下していく様は少年漫画よりも少年漫画的で実に素晴らしいものでした。
 號奪戦が終われば一段落付くかと思いきや、お屋形様御一行にも不穏な空気が流れている様ですし、来年もまた毎週ドキドキと楽しむ事が出来そうです。

 来年と言えば、魚人島編に入ってからすっかりアレな感じの『ONE PIECE』も、来年は再び盛り上がって欲しいところ。
 ホーディの正体が判明してからの流れは良い意味で少年漫画らしさを排していて好きでしたけど、結局いつも通り『悪い奴を倒して万事解決』ですからね。少年漫画なのでそれが当たり前ですし、良い歳したオッサンが突っ込む様な話では無いのですが、良い歳したオッサンでも楽しめる漫画だっただけに変な期待を抱いてしまいます。
 その点、『HUNTER×HUNTER』の蟻編の決着はオッサンが観ても美事だったと感嘆しました。冨樫先生、来年も是非休載無しで宜しくお願い致します。

2011年の自分ランキング:映画編

 例年通りエンターテイメント路線の映画ばかり観ましたが、中でも飛び抜けて爽快感だけを重視した(良い意味で)馬鹿丸出しのアクション映画『ナイト&デイ』は、世間的にもう少し評価されても良いのになと思っています。目新しさや意外性は皆無ですけど『楽しいハリウッド映画』のお手本みたいな作品です。
 また、爽快感を伴いながらも映像による印象度を追求した『エンジェル・ウォーズ』も、映像的な意味で『凄いハリウッド映画』を象徴する作品でした。あの監督にはこれからもこの独自路線を続けていただきたいものです。

2011年の印象に残った台詞編

「ヤバいのはいつもの事だ」
 … By.アイザック・クラーク (Dead Space 2)

「ありがとう」
 … By.ファイ (ゼルダの伝説 スカイウォードソード)

「でもさ、損でも何でも、」
「いい人の所には人が集まるよ。」
 … By.御影アキ (銀の匙)

『…そうか』『余は』「ワダすは」「きっと」
「この日のために生まれて来ますた…!」
『この瞬間のために』『生まれて来たのだ…!!』

 … By.メルエム&コムギ (HUNTER×HUNTER)

『あらやだ』
『この国』『詰んでる』
 … By.サン・ジェルミ (ドリフターズ)

「それがあなたなのです」「お忘れなきよう」
 … By.千利休 (へうげもの)

「それ」「甲」
 … By.古田織部 (へうげもの)

「ねえっ男女の間に友情が成立するって思ってる派?」「フフ…私が男を見る時思うのは」
「犯りたい奴」「殺りたい奴」「支配したい奴の3つさ」「友達だなんて…結局異性をそういう目で見るもんだろ?」

 … By.鞍馬蘭子 (嘘喰い)

「いいや…世の中言わなきゃ分からん馬鹿ばかりだ」
「だから私はあえてお前に言う…」「世の秩序を守るためには…警察の上に立つものがあってはならん」「妙なバッジをつけた黒シャツ共…ましてやタイヤ靴ではしゃぐ男などもっての外だ」
「馬鹿は逮捕しなきゃな」

 … By.警視庁密葬課課長 (嘘喰い)

「これって」「ギャンブルなんだ」
「絶対はない…」「穴の存在は避けて通れない」「穴が怖けりゃ塞ぐしかない…」「たとえ」
「命を賭けても」
 … By.斑目貘 (嘘喰い)

「人材は宝だ」「そして」「神に誓って言う…」
「我ら賭郎は」「人材達にとっての宝箱だ」
 … By.切間撻器 (嘘喰い)

「いつの世も」「人を殺し苦しめる本当の悪は」「悪性をふるう独裁者か?」「それとも命令を下す権力者か?」「違う…抗う強さもなく保身に正義を売る」
「俺達兵が」「本当の悪だ」
 … By.特殊急襲部隊隊長 (嘘喰い)

『戦わなければ最弱であり』『戦えば』『無敵であるという事に気付け』『君達の数に勝てる権力など存在しない』『君達は無敵のバッファローの群れだ』『不当なものと戦いたければ戦えるじゃないか』
『よく考えろ 幸せじゃないか君達は』『他の国と違いこの国では』『戦っても』『銃殺される事はないのだから』
 … By.カール・ベルモンド (嘘喰い)

「僕は訓練を受け真っ暗闇でも――」
「安全ピンとチョコだけで爆弾を解体できる」
「着替えさせるなんて楽勝さ…」「何も見ずに」
「…」「ちょっと見たけどね」
 … By.ロイ・ミラー (ナイト&デイ)

「アルファ」「マイク」「フォックスストロット」
「分かるか?」
「アディオス、マザーファッ……」
 … By.“フェイス”テンプルトン・ペック (特攻野郎Aチーム)

「真の集中力は怒りと平静心の間に有る」
(略)
「苦しみや怒りだけじゃない」「善意も感じられた」
「その全てにアクセス出来れば」「誰も敵わない力を得られる」「僕でさえ」
「さぁもう一度」
 … By.チャールズ・エグゼビア (X-MEN:ファースト・ジェネレーション)

 嵌っただけあって『嘘喰い』の比重が多くなっていますが、あの漫画に出て来る人物は一々面白いうんちくを語るので困ります。
 ジョジョの歴代ボスもそうですけど、同意出来る哲学を語るキャラクターには愛着が湧きますね。嘘喰いではSATの隊長や密葬課長なんかが正にそれです。SAT隊長は兎も角、密葬課長位は本名を出して欲しいものです。

デウス・エクス・マキナ

 お約束通り締め方が分からなくなって来たのでデウス・エクス・マキナで強制終了。
 2011年も1年間有り難う御座いました。来年も何卒宜しくお願い致します。

 それでは皆様、良い年を。