a 適当。

9月1日(木)

漫画:ワールドトリガー 第16巻

 毎巻楽しみのカバー裏キャラ紹介、今回は照屋ちゃんと唯我の解説が葦原節全開でした。
 特にA級1位で御曹司の唯我。

「あ…ありのまま今読んだ事を書くぜ!『おれはカバーの裏で解説を読んでいたと思ったらいつのまにか日記を読んでいた』」
「な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何を読んでいるのかわからなかった…」「頭がおかしくなりそうだった…誤植だとかミスだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ。もっと恐ろしいセミの片鱗を味わったぜ……」

 てるてるの方は、『あ、やっぱりそういう事なんだよな』と思いました。
 何てナチュラルなSなんだろう。

本編の話全然していないけど

 今更書く事も無い位面白いので省略。
 多分、今年1番か2番位に楽しんでいます。

 尚、1番争いをしているのは『嘘喰い』です。アレは兎に角エア・ポーカーの完成度が素晴らしかった。


9月2日(金)

『ゼルダの伝説』全93曲収録の2枚組CD『30周年記念盤 ゼルダの伝説 ゲーム音楽集』が9月28日発売へ

 わぁ、買う買うー。
 ……なんですけど、『時のオカリナ』の『ハイラル平原』、『ムジュラの仮面』の『タルミナ平原』が無いのは怠慢。
 そしてこの曲数でCD2枚という事はまたループ無しの可能性大ですよね。う〜む。


9月4日(日)

備忘:本日のS.M.A.R.T.

  • 内臓SSD:正常 30℃
  • 内臓HDD:正常 29℃
  • 外付HDD:正常 39℃

飲酒メモ

  • 本日の理由:誘われて
  • 本日の面々:友人と
  • 本日の飲酒:カシスオレンジ×2


9月5日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ76 最強の団

今週の粗筋:
 ユノやランギルスが八輝将を圧倒する中、ヴァンジャンスが大規模な魔法を準備している事にロータスが気付く。
 急ぎロータスは八輝将に状況を報告するが、その刹那ヴァンジャンスの世界樹魔法が発動するのだった。

 ほぼほぼ予想通りの展開。
 予想外だったのはロータスおじさんが再登場した事と、金色の夜明けメンバーが普通に町を破壊していた事位ですね。
 黒の暴牛の荒くれっぷりについて『武功より被害額の方が上回る』なんて揶揄が有りましたけど、今回の描写を見る限り金色の夜明けも結構な被害額を出していそうです。特にランギルス。
 『また誰かに造り直させればいい』という言葉からすると、ほぼ確実に初犯じゃあ無いでしょう。何でクローバー王国はこんな奴ばっかりなんだ。

 しかし今回真に驚くべきは、想像以上に無能だった八輝将でも安定感の有るロータスおじさんでもシルフの名前がベルだった事でも無く、キテンの人達が見せた謎の胆力です。
 いえね、金色の夜明けの武功を知っている人達や、サラッと八輝将の攻撃を防ぐユノを見た人達が、金色の夜明けを信頼・応援するのは分かります。
 でも普通、戦果の真っ直中、それもあんな大通りで隠れもせず『金色の夜明け』コールを連呼しますかね?
 どう考えても危ないし、どう考えても邪魔。何でクローバー王国はこんな奴ばっかりなんだ。

 尚、ヴァンジャンスについては無闇にクローバー王国を持ち上げる辺り却って胡散臭さ全開ですけど、ここまで怪しいと逆にシロなんじゃないかと思い始めました。
 魔眼と繋がりが有るどころか、逆に魔眼の種族を滅ぼした側の人間なのかも知れませんね。
 まぁ、王道をいく漫画なので、実はシロなんて事も無く『魔眼を操っている上に魔眼の種族を滅ぼした最悪の人物』とかなんでしょうけど。
 リヒト様は紅殻のイアン・クルツ並にピエロ役が良く似合いそうですし。

今週のONE PIECE:第838話 “チョニキ”

今週の粗筋:
 ルフィがギア“4”の猿王銃でクラッカーを砕くも、砕かれたその身からクラッカーの本体が現れる。
 次々ビスケットの鎧を作り出すクラッカーに苦戦を強いられるルフィだったが、翌日までビッグ・マムにその決着の報告が無いまま、ヴィンスモークの長男達が現れるのだった。

 ビスケットを沢山作れるのは分かる。
 ビスケットを人っぽく作り込むのも分かる。
 でもそのビスケットを同時に複数動かせるのは全く理解『不』能。
 ドフラミンゴの糸人形もそうでしたけど、超人系が何でも有り過ぎるでしょう。もしかして彼も覚醒でもしているのカシラ?

 そして同じく理解『不』能だったのがヨンジ。
 サンジにバキバキにされたのに、普通に『見物だぞ』とか粋がれるあの精神構造はどうなっているのでしょうか。
 そこは『仇を取ってくれよ兄ちゃん』位のアレじゃないのんか。
 何か『僕のヒーローアカデミア』の物間を見ている気分です。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.105 這い寄る士傑高校

今週の粗筋:
 士傑の女生徒に狙われた緑谷は、彼女の身を隠す『技術』に翻弄される。
 緑谷を知りたいという彼女の攻撃を躱しつつ、緑谷は改めて『人を救うには自分が無事である事』の重要性を認識するのだった。

 士傑の彼女が相変わらずグラマラス。

 『HUNTER×HUNTER』のゴンさんとはまた別ベクトルでナチュラルクレイジーだったデクさんも、漸く人を救う大前提に気付いた様で何よりです。
 これまでの彼には、良くも悪くも『オールマイトの呪縛』みたいなものが絡み付いていました。
 同じ『ヒーロー』に憧れたが故か、ステインが言う『ヒーローとは自己犠牲の末の称号』と似た様な考えが彼の中に有った筈です。
 実際、それを体現したからこそ彼は1人の少年から見た『僕のヒーロー』となった訳ですが、あれが最適解だったかは議論の余地が有ります。

 あの反省で得たこの結論を今後の局面で活かして欲しいところですけど……でもそれって、『逃げる』『助けを求める』に特化した主人公の完成って事でしょうか。……ええ?


9月6日(火)

ゲーム:ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承

 期間限定イベントの『アストルティア★ラリー』に参加して来ました。

   

 ラリーとは名ばかりの長距離移動お使いクエスト状態でしたけど、皆であれこれ言いながら走り回るのは中々楽しかったです。

 尚、オルフェアの石を持っていたので『ピィピの宿』からラリーを始めて、チェックポイント毎の順位は

  • しょー(土曜日) :168番目位 → 35番目位 → 5番目位
  • しょーこ(日曜日):144番目位 → 64番目位 → 21番目位
  • しょこら(火曜日): 83番目位 → 78番目位 → 16番目位

 という結果でした。

 後で聞いたら、我がドワーフの大陸ドワチャッカが高難易度で魔境状態だったとの事。
 折角のイベントだし横着しないでそっちに参加すれば良かった……。


9月7日(水)

映画:ヒットマン:エージェント47 (原題:Hitman:Agent 47)

映画の粗筋:
 かつて遺伝子操作による強化人間の創造に成功したリトヴェンコは、良心の呵責から計画を放棄しその行方をくらました。
 計画を再開したいシンジケート社はリトヴェンコを追う中で、彼に娘が存在していた事を知り、その娘・カティアを見付ける為のエージェントを派遣する。
 一方、シンジケート社の目的を阻止する為に、リトヴェンコの計画で生まれたエージェント47もまたカティアを探していたからさぁ大変。

 感想。取り立てて書くべきポイントの無い映画。70/100点。

 言ってしまえば、『良く有るアクション映画』です。
 ボケーッと観る分には悪く無いけど、観終わった後は疎か観ている最中も何も残りません。
 緩やかにハリウッド的ガンアクションのテンプレートをなぞるだけで、特筆する様なシーンや設定、意外性も無し。
 視聴者に配慮し過ぎた伏線描画も相成って、一度観た事が有るんじゃないかという程展開が読めます。
 この感覚は、そうですね、時代劇を観ているアレに近い。

 とは言え、テンプレを使っているだけに取り敢えず必要最低限のアクションは揃っています。
 普段アクション映画を観ない人なら、そこそこ楽しめるかも知れません。

 ……と、ここまでは一応『映画』に対する感想。
 『ヒットマンの映画化』という観点だと、20/100点位です。

 結構序盤にダイアナが顔出しした時点で厭な予感がしたのですが、本作は『ヒットマン』に対する理解も愛も有りません。
 申し訳程度に変装シーンは有るものの、スミスが敵役だったりダイアナとの信頼関係が0mgだったり、ファンが何を求めているのか全く理解していないのが明白です。
 その点、前回の映画化良かったですねえ。あれは愛に満ち溢れていました。

 正直、『アクション映画を撮りたいけどネタが無いからヒットマンを借りたった』程度の映画なんじゃないかと思う様なシナリオです。
 最近観たゲーム原作の映画では最悪の出来でした。


9月8日(木)

ゲーム:従来比で約67%にまで小型化した新型PS4が2万9980円で9月15日発売

 あらいやだ、思わず衝動買いしそうな価格。
 独占タイトルの数個に興味が有る、程度の目的ならば4K対応のPlayStation 4 Pro(4万4980円)よりこちらの方が大分魅力的です。
 現に1行目の感想は割と本気ですからね。安いタブレット程度の金額で買えるなら、取り敢えず買っておいても損は無い。

 とは言え、現状興味が有る独占タイトルが『Bloodborne』だけなので、これがもう幾つか増えた時点で考える事にします。
 VRについても、関心は有るものの現時点では3DTVと同じで(少なくともゲーム分野では)すぐ廃れそうな気配が有りますし、その辺の動向を見てからで遅くは無いでしょう。

今週の嘘喰い:第481話 不思議な夢

 銅寺立会人の株がストップ高。

 本当にこの人は登場する度に魅力が増しますね。
 仮にロバートKと戦う前にこのエピソードをやられていたら『何を取って付けた様な』と思ったでしょうけど、『今』これをやった事で彼の魅力が一層引き立った様に思います。
 何故彼がロバートKに拘ったのか、何故ヤンキーが嫌いなのか、何故『適度』を自分に課すのか、その全てが解けて彼の言動が心で理解出来ました。

 ところで彼のお兄ちゃん、センスは微妙でしたけど、

「何が“かっこいい”かは重要じゃない」「お前が“かっこいい”と思う事をやる事が一番大事なんだ」

 このの台詞は格好良さフルスロットルでしたね。
 あの言葉が有ったからこそ、銅寺立会人は自分の格好良さとして『適度』という限界の外側を目標にしたのでしょう。

 しかし、ここでキャド倉さんをどうにかしても、未だちゃんみだと課長が残っているんですよね。
 ここ一番な見せ場は作ったし、そろそろ銅寺立会人も控えに回ってしまうんだろうなあ。


9月9日(金)

ゲーム:露出狂アクション『Intensive Exposure』で女性が活躍する職場をハチャメチャにしてみた!

 露出狂アクション。
 何と言う馬鹿ゲー。

ゲームの基本は、プレイヤーキャラクターを操作して、ステージ上にいる女性たちに下半身を曝け出すだけです。

 何と言う馬鹿ゲー(大事な事なので2回)。
 こういうのを作る馬鹿の気が知れませんね(褒め言葉)。

 まぁ、作る方も馬鹿ですけど、これが売れる世の中というのも馬鹿馬鹿しくてとても良い。
 一体どんな馬鹿がこのゲームを買うんだろう。

ゲーム:Intensive Exposure

 こんな馬鹿だ。

 

 という事でうっかり購入。
 ほら、だって。400円もしないですし。ネタ的にね。ネタ的にね!

   

 リンク元のレビュー通り、逃げながら露出し続けるだけのミニゲームですが、どう逃げ回ってどう露出コンボを狙うかという戦略性が有るのが憎たらしいところ。
 スコア稼ぎの邪魔にならないポップなBGMも、変に癖が無く好印象です。
 お陰で、完膚無きまでに馬鹿ゲーだというのに、結構真面目にハイスコアを狙いたくなって困ります。


9月11日(日)

備忘:本日のS.M.A.R.T.

  • 内臓SSD:正常 33℃
  • 内臓HDD:正常 32℃
  • 外付HDD:正常 43℃


9月12日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ77 強い方が勝つ

今週の粗筋:
 ヤミの助太刀で奇襲に失敗したロータスは、敗北したブロッコスと撤退する。
 その頃、八輝将を討ち取ったユノは、傷だらけのアスタを見てアスタの成長を確信するのだった。

 あれ、これヤミさん死亡フラグ?
 ヴァンジャンスなんていう怪しいを絵に描いた様な奴と単身で向き合うなんて危険過ぎます。
 まして金ピカ団には、フエゴレオンを削った疑いを持つランギルスまで居るのに。

 まぁ、ヤミさんはいわゆる師匠ポジションにしては出張り過ぎている感が有るので、ここらで引っ込めるか退場させるのは自然かも知れません。
 既に簡易回想もやっちゃって、団長になった経緯や何故頑張っているのかも明らかにされていますしね。
 良いキャラなのでまだまだ頑張って欲しいのですが、メタ的に『何も起こらない』という事は無さそうです。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.106 1年A組

今週の粗筋:
 瀬呂とお茶子の乱入で士傑の女生徒を退けた緑谷は、3人での共闘を提案する。
 一方、爆豪と上鳴は、切島を肉の塊に変化させた士傑生と相対するのだった。

 今回も士傑の女生徒の名前明かされず。
 瀬呂君から拝借して、痴女と仮称する事にします。
 まぁ、仮称するだけで取り敢えず今は特に触れないんですけども。

 新しく出て来た士傑の細目(仮)については、触った相手?をキモい肉塊に変える個性を持っている模様。
 発動条件が不明ながら、あの切島を捕らえる程ですから、それなりに使い勝手は良いのでしょう。捕縛用の個性としては結構強い部類に入りそうです。
 ただ、衣類を巻き込んで変化させているみたいなので、今回の試験には向かないのかも知れません。

 試験に向かないと言えば、彼の言動を見る限り、彼は試験を受けていると言うより、身勝手な試験をしている印象を受けました。
 とっととゴールしないで敢えて示威する辺りそうですが、『ヒーローにはヒーローたる者がなるべき』的な思考ですね。ある種ステインに近い思考とも言えます。
 ステインの思想が、ヴィランだけじゃ無くヒーロー側にも芽吹いているとしたら、それはそれで色々と面白そうです。
 以前うっかりステインを褒めてしまった男・上鳴が、そこに気付くかどうかも楽しみ。


9月13日(火)

アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第24話『シアーハートアタック その2』

 見るじゃなくて観る、聞くじゃなくて聴く、と教えられた康一君が早速観察力フル活用で、吉良吉影の免許証をゲット。
 この『成長』の早さこそ康一君の魅力ですね。しっかりと失敗を反省して次に活かしている。
 加えて死に瀕して尚『お前は馬鹿丸出し』と煽る度胸も男らしくて良い。確かに、この時点では精神的に吉良吉影に勝っていました。

 ただ、吉良吉影は吉良吉影で、敗北感を感じようが絶体絶命の状況に陥りようが、一切勝つとか負けるという次元では戦っていないのが流石です。
 ストレスが溜まっていても時間が無くても、血は拭かないと気が済まないし、逆さまの靴下は直さないと落ち着かないし、喩え手を失おうが平和に生きる為の努力は捨てない。
 彼は『邪魔者の排除』も『スタンドバトル』も、女性を殺しつつ平和に生きる手段の1つでしか無いと理解しているのです。
 だから即座に『相手を倒す』以外の選択肢を考える事が出来るし、この後も自分から仗助達に襲い掛かる様な事はしなかった。
 以前、荒木先生が『殺人を除けば理想の人物』と言っていた意味が良く分かる男です。

 それにしても、執拗に顔面の形を変えようとする承太郎が笑えます。
 流石は元不良。怪我さえしてなければ病院送りは確定だっただろうなあ。惜しい。


9月14日(水)

飲酒メモ

  • 本日の理由:歓送迎会
  • 本日の面々:自分のチーム 合計15名
  • 本日の飲酒:カシスオレンジ×1、グレープフルーツサワー×1


9月15日(木)

ゲーム:Ubisoft30周年記念!PC版『The Crew』無料配布開始

 うわぉ太っ腹!
 『Watch_Dogs』の『初日に遊べなかったから好きなゲームDLさせたるわ祭』の時、本作と『Far Cry 4』とどちらを貰うか迷った末に後者を選んだのですが、その選択のお陰で結果的に2本とも無料で手に入りました。
 やぁ、何て運が良い。これこそジョンダ流『2年位楽しみにしていたゲームを全く遊べない開運術』ですよ。

 そんな訳で後でDLして(さっき試した時は重くて駄目だった)、秋の夜長にダラダラと走り回ろうと思います。

ゲーム:『バイオハザード7 レジデント イービル』、より過激な表現に特化したCERO『Z』版『グロテスクVer.』を発表

 遊ぶ前からアレですが、この売り方は『サイコブレイク』の例が有るので厭な予感しかしません。
 わざわざ『ゴア版』なんて出しておきながら、海外のデフォ設定より控え目という意味不明な仕様。まさかまたああするんじゃあないだろうね。
 と言うか、ゴアの有無位コンフィグで選ばせてください。


9月17日(土)

映画:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ (原題:Captain America:Civil War)

映画の粗筋:
 ソコヴィアの戦いから1年。スティーブ達は、追っていたヒドラ残党との戦いで一般市民に犠牲を出してしまう。
 これを機にアベンジャーズの力に驚異を感じていた各国は、彼らを国連の管理下に置く『ソコヴィア協定』を規定するが、アベンジャーズ内は協定に賛同するトニー達と反対するスティーブ達に別れるのだった。
 そんな中、ソコヴィア協定の署名式の最中にテロが発生。バッキーが犯人として指名手配される。
 国連が彼を追う中で、スティーブはバッキー救出の為に独断で行動を始めたからさぁ大変。

 感想。物語もアクションも満足。85/100点。

 本作は『キャプテン・アメリカ』の名は関している物の、実質『アベンジャーズ3』とも言える作品です。
 映像の派手さは言わずもがな、登場するヒーロー達は総勢12名にも及びますし(初期のTrailerしか観ていなかったので驚きました)、それまでのエンターテイメント路線から方向転換した『エイジ・オブ・ウルトロン』にて提示された『ヒーローの在り方』というテーマが本作にも根付いています。
 しかもそのテーマはより分かり易く、しかし更に難しい『正義とは何か』に姿を変えているのがポイントです。

 ポスターやパッケージが示す様に、本作はスティーブ達とトニー達の対立が物語の主軸となっていますが、その理由は偏に『信じる正義が違う』事に起因します。
 自分の所為で犠牲を生んだ事を後悔しているトニーは、アベンジャーズの『力』に対するリスクヘッジの為に、国連の管理下に入る方が良いと考える。
 一方、自己の正義を貫く事に純粋なスティーブは、管理される事で自由に動けなくなる事を危惧して管理下に入る事に反対する。
 両者ともに間違った事は言っていない訳です。

 アレだけの戦力を持つ組織なら誰かに管理された方が良いと思いますが、『政治を考慮した意志決定』を待っていたら手遅れになるケースも山程有るでしょう。
 恐らく、この相反する意見に対して『誰が見ても納得出来る答え』なんて無いのだと思います。結果論で初めてどちらが正しかったか分かる、という世界です。
 だから彼らは争わないといけない。結果に対して公開しない為に。

 こうした信念同士の争いは多方面で屡々見受けられますけど、本作の面白いところは同時進行で『復讐』というテーマも描いている事です。
 実は『復讐』もまた、1つの『正義』なんですよね。
 アベンジャーズという組織が『管理されるべきか否か』という見え易い正義で争う一方で、犠牲者という個人が『復讐は是か非か』という別の正義でも争い、最後には信念と復讐が絡まり『怒り』となってぶつかり合う。
 作品のプロットとしては完璧と言える出来です。良くもまぁ、12人のヒーローに相応の見せ場を与えつつ、この面倒なテーマを消化したものだと感嘆します。

 各キャラ単体では色々と思う所も有りますが、『エイジ・オブ・ウルトロンという噛ませ犬を巧く使った良作でした。
 色々と思う各キャラについては後述。

各キャラ単体について色々と思うところ

 ネタバレ全開なので、ネタバレOKな方は右のボタンをクリックして下さい。 


9月18日(日)

備忘:本日のS.M.A.R.T.

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9月19日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ78 弱者の宣言

今週の粗筋:
 八輝将の生き残りが人質を取るが、ランギルスは人質ごと八輝将を殺そうとする。
 だがアスタはフィンラル、チャーミーと協力して八輝将だけを倒す事に成功するのだった。

 やっぱり厭な奴だったランギルス。
 ただフィンラルに対する言葉は、兄を見下した上での物だったのか、何か別の含みが有るのか判断出来ませんでした。
 『悔しくないんですか』は叱咤激励だったり……はやっぱりしないかな、あの国民を切り捨てる判断の速さを見ると。

 ランギルスが下に来た事で、一寸死亡フラグが薄らいだ感の有るヤミさんは、ヴァンジャンスに仮面を取る様に依頼。
 読者的には気持ちは分かりますけど、こうしてヤミが口に出すという事は彼の素顔を知る団員は居ないという事なんでしょうか。
 いや、団長になってからずっと仮面を付けている、とかは分かりますが、例えば入団試験の時もあの仮面付けてたの?と。
 幾らクローバー王国がアレだとは言え、試験中もずっと仮面の着用を許可する程アレじゃあないと思うんですけど。
 そしてアレじゃないとすれば、少なくとも魔法帝の旦那はヴァンジャンスの素顔を知っている筈なので、顔に秘密は無い……と考えますが如何でしょう。

今週のONE PIECE:第839話 “クソお世話になりました”

今週の粗筋:
 食や女性に敬意を払わない兄達に怒るサンジだったが、ジェルマがその気になればゼフを襲える事を知り抵抗を諦める。
 そんな中、サンジはヨンジに誘われてジェルマの秘密を知るのだった。

 扉画的に、サブタイトルは『こち亀』最終回と掛けてでしょうか。巧いなあ。

 さて、サンジが怒る様にニジは相当胸くそ悪い悪党でしたが、此処に来て何故かヨンジがジェルマの秘密を明かすという謎の展開。
 『ほーらジェルマって凄いやろ?逆らうのやめーや』と言いたいだけなのか、何か別の思惑が有るのか。
 何れにせよ彼がサンジに協力する理由なんて無いでしょうし、何かの嫌がらせだとは思うのですが、先が読めませんね。

 ところで、今回ジェルマの秘密を見て、彼らの高い技術にはベガパンクが一枚噛んでいる様な気がして来ました。
 最後のアレは幾ら何でもオーバーテクノロジー過ぎるでしょ。
 アレだけの技術を、ベガパンク以外が独自に開発・維持しているとは思えません。

 ウォーター7で名前が出て早10年半。
 もうそろそろお姿を表してもよろしい頃でしょう。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.107 上鳴電気の思うこと

今週の粗筋:
 轟に続き、雄英の生徒達が次々と1次試験をクリアしていく。
 その様子を眺めていた試験官は、子供や老人達と共に2次試験の準備を始めるのだった。

 士傑の細目こと肉倉さんは、案の定『ヒーローを選別する』というステインに近い排他思想の持ち主でした。
 爆豪がヒーローの器では無い事は肉倉が証明してくれるとして、じゃあ肉倉の選別基準の正しさは誰が証明するのだ、というお話。
 こないだキャプテン・アメリカもスパイディに『自分が正しいと思い込むのが一番怖い』って言われてたっけなあ。

今週のトリコ:グルメ387 食欲との際会!!

 『BLEACH』、『テラフォーマーズ』、『刃牙』に並ぶ突っ込み待ち漫画になりつつあるトリコ。
 先週アカシアが言い放った『何なんだてめェは本気でよ…』が読者を代弁し過ぎていると各所で大盛り上がりでしたけど、今週『普通にGODを食う』というぶっ込みを入れて来て笑いました。
 良く分からない人向けにまとめると、

  1. 仲間が時間稼ぎをしている間にGODへ到達するが、食べる直前にアカシアに敗北
  2. 仲間を犠牲にしてGODのすぐ側で復活
  3. 『自分はアカシアに勝てないから1人でも多くの協力が要る』と宣言
  4. 本人はGODを食べたのかと思ったら『先に食わせたい奴らがいた』という理由で華麗にスルー
  5. その結果、案の定アカシアに追い詰められてスタージュンが致命傷
  6. トリコも危機的な状況に陥るもGODを食べてパワーアップ

 という感じ。
 結局GOD食うんかえ。
 じゃあ2.と3.の間に食えば良かったじゃん。

 死の直前まで食べたがっていたGODを急に賢者モードでスルーした……と見せ掛けて、やっぱり食べるというこの意味不明さ。
 いつの間にか『極秘の潜入任務』が『行方不明者の救出ミッション』に変わっていた最近の『テラフォーマーズ』もビックリの展開です。
 何なんだてめェは本気でよ。

 藍染戦で皆が雛森を斬り付けてるのを黙って見ていた黒崎一護とはまた別の狂気を感じます。
 ラスボス(?)戦なのにここまで感情移入出来ない主人公というのも珍しい。


9月20日(火)

アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第25話『アトム・ハート・ファーザー』

 また若干エピソード順が前後して、吉良邸捜索と川尻家の日常が同時進行。
 気になる川尻ボイスは吉良ボイスのままでした。
 普段『風呂』とか『寝る』しか言わないみたいなので、しのぶさんが気付かないのも仕方ないですね。
 しかし勤務先の人も気付かないという事は、勤務先でも『はい』とか『帰る』しか言ってなかったのかも知れません。これが最近流行の陰キャか。

 そんな川尻にどういう経緯で目を付けたのかは不明ですが、吉良吉影はこうして見事に他人の人生を手に入れました。
 が、初っ端?から急に料理を始める、流れを無視して爪を切る等、本人になりきる努力を見せない辺り剛胆というか、『目立ちたくないけど3位は取っちゃう』プライドの強さが遺憾なく発揮しちゃうお茶目っぷりですよ。

 つくづくこれが彼の最大の弱点ですね。
 平和に生きる為の努力を惜しまず争いを避ける一方、怪しまれない範囲の自己アピールをしてみたり、相手の顔色や反応を気にして生きる事を酷く嫌う。
 これまでの描写でも、『誰にも負けんがね』とか『シアーハートアタックは無敵』といった自己陶酔と取れる発言を繰り返し、承太郎と相対した時も自身の優位性を口走ったりしていました。
 殺人という趣味を克服出来なくても、このプライドの高ささえ抑えられればきっと目標通りの人生を満喫出来るでしょうに。

 とは言え、この『己の業に素直』なのが彼の魅力の1つでもあります。
 確かに彼はプライドの高さも殺人という趣味も曲げる事は無かったけれど、他人と競わないという信念も貫きました。
 彼の能力を考えた場合、正体が割れていない内なら自宅のドアノブを爆弾にするだけで邪魔者を全員排除出来たのです。
 どう考えても圧倒的に有利な状況なのに、その有利を『自分の望む人生では無い』として利用しないこの矜持。勝てば良かろうなのだの人達には一生分からない拘りでしょうね。


9月21日(水)

小話:AHEGAO

「最近、日本の“AHEGAO”が自撮りの種類として世界的に流行っているみたいですよ」
「AHEGAO?」
「えーとですね、顔を紅潮させて白目で口元を緩めて舌を出す感じです」
「おどるほうせきかな」
「おどるほうせきですね」

「つーかお前、このネタ前にも掲示板とか」
「自撮りが流行る前なのでセーフ」
「ドラクエで」
「フレしか見ていないのでセーフ」


9月22日(木)

今週の嘘喰い:第483話 相応しい者

 満を持して真鍋課長降臨。
 まぁ、降臨というか静かに座してましたけど、兎に角降臨です。

 課長は鷹さんと同様それ程『屋形超え』の立ち会いに執着は無いでしょうし、このまま見せ場が無い可能性も有ると思っていましたけど、流石にキャド倉との因縁は回収する様ですね。
 撻器の様な派手さや伽羅の様な獰猛さこそ無いものの、重心が制限される正座のままで強烈な一撃を放つ『静』のアクションは前者の2名には見られない格好良さが有ります。
 帝国タワー以来、全く暴を見せていなかったので忘れかけていましたけど、そういえば課長は卵越しの突き合戦では撻器にも勝つ膂力の持ち主でした。

 あの時は狭い車内で撻器と互角に近い戦いをしていましたが、『限定的な空間での戦いに強い』のか『強過ぎるから普段は姿勢を制限している』のかで大分今後の展開が変わって来そうです。
 個人的には後者であって欲しいですね。そしてそれを鷹さんに解説して欲しい。

 尚、今週の話で『最後の戦いに最も相応しい立会人』は梶ちゃんでほぼ確定になったと思います。
 ここで更に男を磨いて、フロイド&最上とスピンオフかなあ。


9月25日(日)

映画:ファイト・クラブ (原題:Fight Club)

映画の粗筋:
 自動車会社に勤める主人公は、資産的には何も不自由は無かったが長く不眠症に苦しんでいた。
 ある日、自宅を火事で失った彼は、出張中に出逢ったタイラー・ダーデンに救いを求め、タイラーの家に泊めて貰う代わりに殴り合う事を要求される。
 傷付きながらもそこに生きる意味を見出した主人公は、定期的に酒場の裏でタイラーと殴り合う様になり、そんな彼に惹かれて集まったメンバーによる1対1の殴り合いの場『ファイト・クラブ』が結成されるのだった。
 殴り合いによる充実感と、タイラーのカリスマによってどんどん盛り上がっていく『ファイト・クラブ』だったが、タイラーは彼らを利用して少しずつ反社会活動を始めたからさぁ大変。

 感想。例のトリックに目が行きがちだけど、『暴力が生む何かも有る』という点が重要な名作。80/100点。

 学生の頃に友人宅で観たのですが(今は亡きVHSで)、Blu-rayで500円だったので衝動買いしちゃいました。
 まぁ、中身を余り覚えていなかったので良しという事で。
 覚えていたのは、『前に観た時は途中でタイラーの真相に気付いた』という点だけだったレベルです。
 改めて観ると、良くもあのネタに気付けたものだと過去の自分に驚きました。当時はきっと『先読みしてやるぞー』というノリ満々で観ていたんでしょうね。うーむ、何か勿体ない。

 さておき。
 本作は余りに有名な作品なので今更あれこれ書く様な事も無いんですけど、この歳になって観てみると前述の通り『暴力』の描き方に面白さを感じました。
 前はトリック側の方だけが印象的で、そこをミステリとして評価していたんですよね。
 当時から『暴力的な映画』という風評は有りましたが、その頃既に洋ゲーで遊んでいたので『首ももげないのに暴力的って何処が?』程度にしか思わず、むしろ『このトリックを評価すべきだろう』と。

 ところが改めて観直すと、トリックの巧さに負けず劣らず、本作の暴力にはそれぞれちゃんと意味が有り、それこそが本作の根幹だったのだな、と気付かされました。
 主人公が価値観を変える為に最初に殴り合わねばならず、皆の足りない物を満たす為にファイト・クラブが必要で、自由を得る為に今有る物を捨てねばならず、自己を証明する為に外へ打って出る必要が有った。
 全てはタイラーが言っていた通り。劇中で無駄な暴力なんて殆ど無かったし、落ちる事が重要だった。
 最序盤に『癒し』のイメージの中で出て来た言葉が『滑って』だった時点で、主人公が求めていた答えが提示されていた訳です。

 他方、本作で唯一暴力とは無縁だったマーラについては、暴力を用いなかった場合の別の答えとして用意された人物なのでしょう。
 或いはタイラーと出逢わなかった場合の可能性ですね。
 癒しのイメージで彼女が出て来たのは、彼女が邪魔で気になったからでは無く、主人公が何処かで『同類』を探していたからだと思います。
 同類にならば癒してもらえる、という甘い考えが無意識下に有った筈。だからこそ、最初に電話をかけた相手も彼女だったのでしょう。

 ところで『癒し』と言えば、主人公の癒しのイメージがペンギンだったのは何か意味が有ったんですかね。
 癒されたい≒滑り落ちたい→ペンギンという連想?いや、まさか。

余談

 何の根拠も無い話ですけど、劇中の『ファイト・クラブ』の『価値(意義)』を受け止められるかどうかで、本作の評価が大きく変わるんだろうな、と思います。
 ぶっちゃけ、そこそこ人生を享受している多くの人間には、『殴り合って満たされる』ロジックの根本は理解出来ない筈なんです。
 そういう人は、どうにか自分の中での折り合いが付いているから、暴力に訴えてまで充実感を求めるという行為が野蛮にしか見えない。うん、そりゃごもっとも。
 心底アレを理解出来るのは、似た様な境遇の人だけなのでしょう。

 しかし、世の中には現在に満足しつつも、『殴り合いによる充実感』も(評論家とか以外で)分かった気になれる人種が存在します。
 それはズバり少年漫画や格闘ゲームが好きな層です。

 例えば『ストリートファイター』シリーズをプレイしているユーザーは、リュウの『拳で語る』セオリーを知っています。
 例えば少年漫画に多少詳しい読者は、ガキ大将の『河原で殴って初めて芽生える友情』を知っています。
 自分自身が拳を振るう事は無くても、文化や世界、もしくはお約束として『拳が育む友情』を認知しているので、『ファイト・クラブ』の意義を理解する土壌が最初から整っている訳です。
 『つまりアレでしょ、言葉に出来ない事を拳で語ってるんでしょ。それって男だよね!』と。そういう人は『ファイト・クラブ』に対して別段『えっ、嘘、野蛮!』とは思わない。

 但しそういう層は、あくまで『拳で語る』部分だけに共感するので、中盤以後のタイラーの活動については理解出来ない筈です。
 それは正に主人公と同じ境遇と言えます。『アレ、殴り合いで充実してたのに、何で別の事までするんだっけ』と。
 タイラーはその答えを提示してくれますが、それに伸るか反るかはそれこそ『折り合いを付けているか否か』に行き着くのでしょう。

 どちらを選ぶかはさておき、何となくでも『拳で語る』が理解出来る、というのがこの映画を楽しむ条件の1つっぽい気がします。
 勿論、昔の自分の様にミステリとして観るという楽しみ方も有ると思いますが、ただそれだけだと『こんなに殴り合いの描写要る?』と思うかも知れません。

備忘:本日のS.M.A.R.T.

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9月26日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ79 仮面の奥

今週の粗筋:
 仮面を取ったヴァンジャンスが、大きな傷痕の残る素顔と魔法騎士団に入った経緯をヤミに説明し、ヤミは彼が嘘を言っていないと判断する。
 ダイヤモンド軍が撤退し、キテンでの戦いも一段落付くが、ダイヤモンド王国では魔導戦士の将達が次の戦いに向けた準備を進めるのだった。

 ずっと怪しまれていたものの、ここまでハッキリと否定されてしまうとそれはそれでやっぱり怪しいという無限ループ。
 『DEATH NOTE』で月が『盗撮初日から綺麗にシロ過ぎて逆に怪しい』とLに思われちゃったアレに近い感覚です。
 二重人格なら氣を偽る事も可能だろうし、リヒト様の姿の方が魔法によるものかも知れないからね!まだ無罪放免とは言えない!

 しかしまぁ、本当にシロだけど、実はリヒト様の血縁者で出自の真相を自分でも理解していないだけ、とかは有りそうです。
 他にゴーシュも本人が知らない部分で魔眼との関係が有りそうでしたし、同じ様に『クローバーに取り残されちゃった特殊な一族』という線も有るのでしょう。
 結局現時点でヴァンジャンスの疑いが100%晴れた訳じゃあ無いですが、ヤミさんが死亡フラグを回避してくれて何よりです。

 ダイヤモンドについては、最後に登場した魔導戦士が5人だったので、八輝将の内キテンに現れた3人だけが魔導戦士じゃなかったんですかね。
 攻め込む好機、とか宣っていた割に最高戦力を出し惜しみした意味が分かりません。
 単に3人が暴走しただけなのか、5人にやる気が無かったのか、国も3人を捨て駒にするつもりだったのか、見通しが甘かっただけなのか。
 何にせよ結構無能な采配に見えます。侵略の戦争なんだから勝てる時に勝ちに行くのが鉄則でしょうに。

今週のONE PIECE:第840話 “鉄仮面”

今週の粗筋:
 ジェルマがクローン人間を擁する科学の国だと知ったサンジは、『普通に生まれた』が故に監禁された過去を思い出す。
 ジャッジは自身の子供達に『改造』を加え、ジェルマ復活に利用する事を計画していたのだった。

 Oh、ジャッジisクズ人間。人間クズ。
 この漫画、これまでも最悪に類する人間は色々と出て来ましたが、ジャッジはトップクラスのクズですね。
 我が子を『無駄な存在』とか『生まれなかった事に』とか、言動も発想もクズ過ぎる。

 しかもそこまで見下していた息子相手に、ジェルマの特殊兵装や人間の盾を使わないとまともに戦えなかった事に何の疑問も持ってないのが凄い。
 ニジとヨンジもですけど、人質を持ち出さないと対処に苦労するレベルなのに、何であんなニヤけヅラなのか理解出来ません。
 失敗作だと笑って来た弟でしょう?それに顔面を蹴飛ばされ、何を余裕ぶっとんねん、と。もしかして、ある意味大物なのか。

 馬鹿親子については置いておいて、案の定ベガパンクが絡んで来たのは良かったです。
 ただサンジが生まれる前なので、今回の回想には出て来ない可能性の方が高そうですね。
 引っ張るなあ。多分脳みそが超でっかいとかなんでしょうけど、つくづく引っ張るなあ。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.108 RUSH!

今週の粗筋:
 それぞれが協力し合い、A組の生徒達は全員で1次試験を突破する。
 そして2次試験『救助演習』が始まるのだった。

 八百万サンのお胸が更に成長している感。

 一先ず、ずA組は全員でのクリアを達成しました。
 皆それぞれ個性の使い方で成長しているのが見て取れましたが、中でも飯田君の成長が大きいですね。
 雄英の入試試験ではデクやお茶子を見捨てちゃう程度の小物だったのに、今回は自分から皆を助けて回ってたなんて正義感が全開過ぎます。
 結果的にステインの事件は、彼の世界観をポジティブな方向に変化させる良い切っ掛けだったのかも知れません。兄上の事は気の毒ですが。

 尚、これまでの状況を基に、カッチャンがデクの個性の真相に辿り着いた様です。
 デクにかけた言葉は侮蔑なのか彼なりの檄なのか。『皆が成長しているね』というエピソードの中なので後者だと信じたいですが、果たして。


9月27日(火)

アニメ:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第26話『ジャンケン小僧がやって来る!』

 気合いの必要な吉良吉影エピソードの連続で息切れしたのか、作画のクオリティがガクッと低下。
 でもちゃんと動いているので個人的には許容の範囲です。『作画崩壊』は口すら開かずに喋る様になってからが本番。

 さて今回は、一部の4部好きが楽しみにしていたジャンケン回。
 ただジャンケンで勝負するだけなのに、承太郎vsDIO以来となる『謎の大ジャンプからの攻防』が繰り広げられるトンデモっぷりが見所です。
 『3連戦?じゃあ雑居ビルと同じ高さまでジャンプして落ちながら戦おうぜ!』。普通ジャンケンでそんな発想にならないし、『フォームが違う!』なんて台詞も出て来ません。
 でもそれをやっちゃうのが、杜王町の誇るエクストリーム・ジャンケンなんですよね。一般人はそこにシビれて憧れろ。

 しかし、このジャンケン回の面白さはビジュアル面だけに限った話ではありません。
 ただの『ジャンケン』を『抜き差しならない勝負』にしているのは、ジャンケン小僧こと大柳賢のスタンド『ボーイ・II・マン』の存在です。
 ジャンケンで勝てば相手の能力を奪い取れる。
 シンプルな能力ながら、勝てば相手を無力か出来る上に、その『勝てば』に腕力が関係無いところが恐ろしい。
 そもそも、ほぼ一人一芸の世界で『複数の能力を得うる』のも相当ヤバいです。

 このヤバさに拍車を掛けているのは、大柳賢自身は『ボーイ・II・マン』の利用に何の制限も無い、という点にあります。
 いわゆる『ルール強制型』の強みとでも言いましょうか、彼は『1回勝つだけでも1/3は能力を奪える』のに対し、自分は『3回負けても何も失わない』ので、相手が暴力に訴えない限り何度でもノーリスクで勝負出来る訳です。
 一応本体の非力さで調整が取れている……と見せ掛けて、あのジャンプ力ですからねえ。スタンドが強い上に本人もアスリート級の身体能力を持っているとなると、これは中々強烈な敵スタンド使いと言えます。

 ただ、具体的に奪えるのがスタンド能力だけなら、日常では余り役に立たないでしょうね。
 そういう意味では4部っぽくないものの、『ジャンケンで戦う』という点では4部っぽい、不思議なスタンドです。


9月28日(水)

ゲーム:フェチ詰め込みすぎな三人称パズルACT『Haydee』が配信開始!―主人公が艶めかしい…

 詰め込み過ぎとはこれ如何に。

 あー……。

 お尻というか尻。尻というかケツ。という感じで大変よろしいですね。

このゲームはプレイヤーを殺すのに飽きない。粘り強くプレイする必要がある。

 この作風も実によろしい。
 セールになった瞬間買おう。


9月30日(金)

独り言:ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

 会社から帰って来た時点で既に予約分は売り切れていました。
 多分、買ったとしてやり込むとは思えないんですけど、インテリア……というかコレクション的な観点で欲しかったので残念です。
 きっとこれからSFCも出るでしょうし、そうなったら並べて手元に置いておきたいんですよねえ。MDも有れば更に良い。

 仕様が無い、当日店に買いに行くしかないか。


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