a 適当。

9月1日(金)

独り言:マウス購入

 承前
 2,000円程度のBluetooth用5ボタンマウスを購入して来ました。
 今度はレーザー対応なので、前の様に横軸動作が鈍いという事も無く、快適に使えています。
 数分操作しないと自動でスタンバイになる件は、流石に仕方ない事なので割り切りました。無駄に電池を喰うよりは大分良い。

 1点想定外だったのは――まぁ、実際は少し予想していたのですが――Wiiの頃に使っていたエネループが、充電出来なくなっていた事です。
 Wii版の『DQ10』を終えてから、多分3年位充電しっ放しでしたからねえ。
 いざという時の為に単3電池は山程購入してありますが、それを消費するのもアレですし、エネループも買っておくべきかな。


9月2日(土)

映画:キングコング:髑髏島の巨神 (原題:Kong:Skull Island)

映画の粗筋:
 特殊研究機関『モナーク』のランダ博士は、人工衛星・ランドサットが発見した『髑髏島』を調査する為、ベトナム戦争から帰還予定だった兵士達を護衛に連れて行く。
 地質調査と聞いていた兵士達は帰国前の軽い一仕事と考えていたものの、島に入るなり巨大な生物に全てのヘリを破壊され、多数の犠牲を出してしまうのだった。
 散り散りになった一行は、それぞれ合流、または復讐する為に島を探索し始めるが、その島には様々な種類の巨大生物が生息していたからさぁ大変。

 感想。怪獣バトル最高。85/100点。

 身も蓋も無い事を言いますが、本作は全力のB級映画です。
 『とてもつよくてすごくでっかい怪獣が暴れ回るだけ』なんだけれど、贅沢な予算のお陰で画面映えが兎に角素晴らしい、というそれだけの映画。
 でも、そのそれだけが良いのよね。

 やはり、人は人智の及ばない強大な力に対して心揺れるものだと思うんです。それが恐怖であれ、畏怖であれ、憧れであれ。
 本作では、そういった力が複数登場し、視聴者サイドや登場メンバーの情報や状況によって、その感じ方が変わっていくのが面白い。
 『うわ、コング怖い→あれ、コング悪くない→コングさんファイト!→コングさん素敵→コングさん抱いて』みたいな。
 まぁ、コングの立位置がどうあれ、素手でヘリを全滅させたり、巨大なタコを躍り食いしたり、戦艦級のサイズのトカゲとバトルしたり、というビジュアルが既に熱いんですけどね。人間の出る幕なんて全く無し。

 実際、主人公的な立場のロキ……じゃない傭兵の影の薄さは相当な物だったのですが、コング絶対殺すマンのサミュエル・L・ジャクソンと、2次大戦の頃から島で頑張っていた空軍中尉の2名だけは物凄い濃さでした。
 特に後者の中尉は、『最初は殺し合ってたけど和解した日本兵の形見の軍刀で化け物と戦うお爺ちゃん』って、コングより設定が凄いんですよ。
 しかも、化け物と対峙した際に、片言の日本語で『不名誉より死を』とか言い出す始末。何このお爺ちゃん。大好きだ。

 ところで、『モナーク』の固有名詞が示す通り、本作は2014年版のハリウッドゴジラこと『GODZILLA ゴジラ』と同じ世界の物語です。
 エンドロールの後には、『(キング)はコングだけじゃない』として、二足歩行の恐竜とか(ネタバレ反転)三つ首の竜とか巨大な蛾の壁画が紹介されていました。
 次回作で出るという噂は聞いていましたけど、実際にそれを思わせる映像を観ると盛り上がりますね。『アイツらをマジで出すんだ』的な。

 そうか、2年後にはこのクオリティで暴れるアイツらを観れるんですねえ。素敵だ。

余談

 髑髏島の周辺を嵐が囲むビジュアルを観た時、『DQ10』のレンダーシアを思い出しました。
 あの不自然さに疑問を抱かない政府は相当無能。


9月3日(日)

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9月4日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ123 下民の罠

今週の粗筋:
 チームのマグナも下民と知ったキルシュは、協力を拒み単独でアスタ達を倒しに向かう。
 単騎でも強力な魔力を持つキルシュだったが、偽ザクスは王族の能力を逆手に取って、物理的な罠にキルシュを嵌めるのだった。

 あら、キルシュお兄様ってば、『美しければ出自は問わず』という割り切りが出来るキャラだと思ったら、そもそも前提で『下民=美しくない』というフィルターが有ったんですね。コイツはガッカリだ。
 大幅に株を落とした以上、きっと因果応報な負け方をするんだろうな……と思った矢先にフラグを回収する潔さは評価しますけどね。
 嫌な奴には相応の罰を。これもまた、少年漫画的なカタルシスという物です。

 キルシュの株が下がる中で、少し株が上がったのが偽ザクス。
 彼もまぁ、いわゆる『嫌な奴』ではあるものの、存外努力家である事が分かったり、過去に何か有ったっぽい事を感じさせたり、本来的には根が真面目であろう事が窺えます。
 恐らく、生まれ持った血筋なり魔力なりに対して一方的な差別を行う王族や貴族、または選民意識を持つ(癖に大して強くない)魔法騎士団に対する憎しみが根幹にあるのではないでしょうか。

 クローバーに根付く差別主義の闇の大きさは何度か描写されてきましたけど、国王は兎も角、魔法帝はどう思っているんでしょうね。
 政だから敢えて口を出さない……にしても、今のままで良い事なんて何も無さそうなんですけどね。

今週のONE PIECE:第877話 “甘くない”

今週の粗筋:
 ペロスペローはブルックとチョッパーをキャンディで固めた上、サニー号すらも固めてルフィ達の脱出を阻止する。
 しかし、ルフィ達が『世界を夜明けへと導く者達』と確信したペドロは、ダイナマイトを抱えてペロスペローと共に自爆するのだった。

 うわぁぁぁ、ペドロー!
 ……えっ、でも無事なんでしょう?

 いや、Mr.3と余り変わらない能力のペロスペローがブルックとチョッパーの2人を相手に完勝するのも(そもそも7億というのも)今一ピンと来ないんですけど、ペドロの自爆も『どうせ無事』感が強くてピンと来ません。
 やはり、半径数kmを吹き飛ばせる爆弾を抱えていたペルと、大地を吹き飛ばすエルトールを喰らった神兵達は、普通に退場させておくべきだったと思うんですよ。
 幾らエースという『本当に死んだ』例を出したとは言え、ダイナマイト数個位なら『ペルがあの爆弾直撃で平気だったんだし、この程度なら大丈夫でしょ』としか感じなくなっています。
 だから、ペドロも無事だろうし、ペロスペローも無事でしょう。良くも悪くも心配する事は無い。

 それはそれとして、全く読めないのがカタクリですね。
 ルフィ達を閉じ込めておくつもりだったらサニー号を壊せば良かったのに、それをせず、ブルックやチョッパーと戦う事もせず、しかし彼らを見逃すつもりもなく、ルフィとは戦ってみたりする、
 ルフィに用が有るのかと思ったらそうでも無さそうですし、何がしたいのか分かりません。
 まぁ、それでも出番が有るだけスムージーよりマシなんですが。あの人は何がしたいのかどころか、何をしているかすら不明ですし。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.151 通形ミリオ!!

今週の粗筋:
 ミリオは透過の個性を駆使し、オーバーホールの猛攻を切り抜け逆に彼を追い詰める、
 だが、オーバーホールへの盲信から意識を取り戻した音本は、個性破壊弾を銃に込めミリオを狙うのだった。

 オーバーホールの物凄い鋼の錬金術師感。
 (フロアを)破壊→(トゲの形に)修理で攻撃って、あの漫画の錬金術の基礎、理解・分解・再構築を使った攻撃ですよね。
 実際、エドワードもよく床や壁を変形させて攻撃してましたっけ。

 オーバーホールの攻撃は、真理を見たエドと同等かそれ以上の規模と速度で攻撃しているっぽいのが恐ろしいところ。
 乱波の攻撃をいなす位だから、動体視力もヒーロー以上なんでしょうし、これミリオじゃなかったら何人か死んでいたでしょうね。

 そんなミリオを狙う、音本の銃撃。
 漫画的には、ここでミリオが喰らってピンチのところに助っ人登場か、マントだけが残されている場所に緑谷達が到着(本人が無事か否か最初は不明)という絶望パターンが常套ですけど、この漫画は変に王道を外す事が有るので、エリちゃんが庇ってミリオは無事→オーバーホール撃退or撤退→エリちゃんを救えず絶望、みたいなケースも有るかも知れません。
 絶望という観点では、エリちゃんは浚われるしミリオも死ぬ、が最大級ですが、少年漫画ですからね。出来れば避けて頂きたいものです。

今週の鬼滅の刃:第76話 それぞれの場所で

 堕姫のデザインがエロい。そしてポーズがもっとエロい。

 は、兎も角、『"忍獣"ムキムキねずみ』とか言う、酷いネーミングのネズミに笑いました。まんまやないか。
 もっと、こう、派手な名前を付けなさいよ。派手柱の癖に派手さに欠けるじゃあないか。

ゲーム:地面はマグマ!子どもあるある『Hot Lava』ゲームプレイ映像

 ああ、やっぱりアレは世界的な遊びだったんですね。
 他にも、縁石の外側は奈落とか、白線を踏み外すとサメに喰われるとか、あの車とすれ違うより早く電信柱を横切らないと死ぬとか、色々やりましたっけ。
 そう遠くない内に、ARで実際の帰り道で再現する人も出て来たりして。


9月7日(木)

ゲーム:『DDFF』、新キャラ『アルティミシア』の先行開放権が手に入る『神々の闘争 第8節』がスタート

 変身しないで動き回る魔女ってどんな感じだろう、と思いPVを観てみたら、何か音楽が残念な感じでした。
 『The Extreme』をアレンジするのは良いんですけど、アレは『物寂しい感じ→久し振りのイントロ→一気に盛り上がる→ピアノの綺麗な旋律』という何段階もの変化が素晴らしい曲だったので、その辺の良さがまるっと失われている様に思えます。勿体ない、これはとても勿体ない。

 え?アル姐さんの動きですか?そうですね、まぁ、何と無く予想通りでした。


9月9日(土)

映画:ゴースト・イン・ザ・シェル (原題:Ghost in the Shell)

映画の粗筋:
 電脳化や義体化技術が進み、人が直接ネットワークと繋がる時代。
 人類で初めて全身の義体化に成功したミラ・キリアン少佐は、荒巻が率いる『公安9課』の一員としてサイバー犯罪やテロリスト達と戦っていた。
 ある日、芸者ロボを使ったテロ事件を調査していた少佐は、『クゼ』と名乗るハッカーが連続殺人事件の容疑者である事を突き止める。
 クゼを捕まえる為に奔走する少佐だったが、事件の背景には公安9課の予想を超える計画が蠢いていたからさぁ大変。

 感想。物足りないけれど、思っていたよりは面白かった。75/100点。

 『攻殻機動隊』自体、メディアやシリーズ毎に設定が変わる作品なので、当然本作の設定も実写オリジナルです。
 アニメ映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』をベースに、原作や『STAND ALONE COMPLEX』から色々と設定を集めて組み上げられたイメージ。
 中でも特殊なのは少佐の設定で、本作の少佐は

  • 名前がミラ・キリアン
  • 全身義体のオンリーワン
    • 電脳化や義体技術は進んでいるが、全身義体の成功例は少佐のみ
  • 義体化したのは1年前で、優秀ではあるが最強という程ではない
  • 過去の記憶が全く無い一方で、バグによる謎の映像やノイズに苦しんでいる

 といった具合で、いつもより若干弱さ……と言うより、人間味を感じる人物像となっています。
 勿論、単に設定が変わっているだけではなく、この設定にそれぞれ理由が有るのが本作のポイント。
 少佐自身が物語の中核を担う機巧になっているので、『攻殻機動隊』を知っている人も知らない人も、『何故』が解けた時の面白さを味わえる筈です。

 とは言え、前述の通り全体的には少し物足りなさを感じました。
 映像は綺麗ですし、アニメ版の印象的なシーンを存外巧く実写化していますけど、悪い意味でアニメ版と同じ様に淡々として、盛り上がりに欠ける。
 折角なんだから、もっと未来技術を使ったドンパチとかをやってくれても良いじゃない、と。ジガバチとか出そうぜ、と。

 その点、過剰な位サイバーな技術に囲まれた街並みは最高だったんですけどね。
 用途も分からなくてワクワクする様な技術が溢れる一方で、『あぁ、立体映像がサイネージで使われる様になったらこうなるんだろうな』と思わせられたり。
 むしろ、一番印象に残っているのが、一々ど派手なあの嘘中国っぽい街でした。
 あの街中で、公安9課with多脚戦車vsジガバチとかやったら、さぞ盛り上がるでしょうね。うわ、それ凄く観たい。


9月10日(日)

ゲーム:ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承

 5周年記念の『大魔王ゾーマへの挑戦』をやって来ました。
 折角なので、1回目はソロでゲストメンバーと一緒に挑戦です。

   

 少なくとも、『ひかりのたま』有りなら、ほぼ負ける要素の無い戦いでした。
 自分は勇者になって、ゾーマの攻撃に合わせて賢者の石で回復、サポのMPを気にしつつ、CTが溜まったらギガデインで攻撃、と繰り返すだけで勝てます。
 ただ、『ひかりのたま』無しの闇の衣モードの方は、ソロでは無理ゲーでした。あれは肉入りで行くエンドコンテンツ的な立位置なんでしょうね。

 登場時の演出や、玉座から少しズレてる懐かしい立位置、いてつくはどうの効果音等、結構かつてのゾーマ様の再現に力を入れている一方で、サイズ感なのか顔なのか、ビジュアル面では少し何かが足りない感じがしました。
 サイズ……やっぱりサイズなのかなあ。『DRAGON QUEST HEROES:Slime Edition』では物凄く大きかったし。

 それと、イベントとしてはこれで良いと納得しつつ、やはり育てた自分のキャラでも戦いたい、という気持ちも有ります。
 数ヶ月後のアップデートで漸く勝者が出る位のぶっ飛んだ強さで登場し、PT同盟を組んだ盟友達相手に無双しまくるゾーマ様こそ大魔王の名に相応しい。
 いつか、そうやって挑める日が来れば良いのですが。

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9月11日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ124 ヤンキー先輩VS筋肉チビ

今週の粗筋:
 偽ザクスが魔法を準備する間、アスタはマグナと一進一退の直接対決を繰り広げる。
 一方、ミモザを閉じ込めたソルがキルシュが復活させてしまうのだった。

 マグナが性格の割に小技が多い理由が、『魔力が少ないから確実な手段で攻撃する』だったと判明。
 威力が大きく派手な魔法は見栄えも良いけれど、王族でもなければおいそれと使えない、と。成る程、それは道理だ。

 そしてソルが地味に好感度を上げていく中で、キルシュもただの駄目人間で終わらないフラグを準備。
 回想を見る限り、彼は彼なりに世の中を嘆いた結果が『下民=醜い』だったのかも知れません。
 正直、『犯罪に走るから醜い』じゃなく、『犯罪に走らざるを得ない状況が醜い』という考えに行き着くべきだと思うのですが、これからの改心に期待しましょう。
 この漫画なので、(良い意味で)割とテンポ良く考え方が変わってくれる筈。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.152 ルミリオン

今週の粗筋:
 壊理を守る為に、完成した個性破壊弾を受けてしまったミリオは、個性を失いながらもオーバーホールから壊理を守り抜く。
 だが、それも限界に近付いた時に、緑谷が駆けつけるのだった。

 うわ、ミリオ格好良い。

 個性主義のあの社会で、利便性が無い、或いはピーキーな個性を生まれ持つのは不幸です。
 しかし彼は、それを弛まぬ努力で乗り越えました。何年何年もかけて。
 その努力の結晶を破壊された以上、それこそ不幸しか残らなそうなもののに、それでも『俺は依然ルミリオンだ!!』ですからね。かかかか格好良い……!

 何と高潔で、何と不屈な精神でしょう(多分に強がりも有るにせよ)。
 しかも個性無しでオーバーホールと渡り合うって、相当な強さです。少なくとも乱波やファット以上。
 彼がオールマイトの後継者候補だったのも頷けますね。これでO.F.A.も使えたら鬼に金棒だわ。

 ラストのデク登場も熱かったんですけど、この数週間のミリオが格好良過ぎて、『それは兎も角、何だかんだで個性は戻ってくれるのか』という点ばかり気になってしまいました。
 いやいや、先ずは本当に最悪の事態になる前に、デクが来た事を喜ぶべきなんでしょうけども。


9月13日(水)

ゲーム:『大神 絶景版』がPCで12月13日に、PS4とXbox Oneで12月21日に発売へ

 これは朗報。
 丁度10年前にオリジナル版をプレイ済みですが、何周かしたいなあと思いながら中々出来ずにいたんですよ。
 Steamで遊べるなら、手軽にやれるので絶対買います。
 ただ、Steam版だとグッズが何も付かないのは残念ですねえ。DL版のSAGAか。


9月14日(木)

ゲーム:Nintendo Switch版『DOOM』と『Wolfenstein II: The New Colossus』が、2018年に発売決定

 え、これさり気なく凄くないですか?思っていた以上にBethesdaSwitchに本気だ、と言う意味で。

 他にも今回のDirectではTencentの『Arena of Valor』が出る事も明かされましたし、結構大手が集まって来た感が有ります。
 映像面でのスペックは微妙なSwitchですが、手軽さというユニーク性は高く評価されている、という事でしょうね。
 まだまだ油断は出来ませんが、これならきっとWii Uと同じ轍は踏まない筈。多分、きっと、恐らく。


9月15日(金)

飲酒メモ

  • 本日の理由:来客対応
  • 本日の面々:同僚及び来客 合計12名
  • 本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×1


9月16日(土)

映画:SPY/スパイ (原題:SPY)

映画の粗筋:
 C.I.A.の分析官スーザン・クーパーは、自身の肥満体にコンプレックスを持ちつつも、サポート対象のエージェント、ブラッドリー・ファインに淡い恋心を抱いていた。
 しかし、ある任務の中でファインは敵に捕まり、スーザンの見守るモニター越しに射殺されてしまう。
 怒りを覚えたスーザンは、勢いのまま自らが敵地に侵入すると宣言するが、それを上司が認めてしまったからさぁ大変。

 感想。意外と面白かった。80/100点。

 粗筋からも分かる様に、本作は『007』のパロディOPから始まる、出オチ気味なコメディアクションです。
 内勤のマシュマロ系おばちゃんが現場に出たら面白いでしょ?という。
 そして、そのマシュマロ系おばちゃんが実は超強かったら尚面白いでしょ?という。
 ついでに、ジェイソン・ステイサムが残念なポンコツだったら更に面白いでしょ?という。
 うん、そりゃ面白いに決まってる。

 という訳で、大きめの女性が強いというギャップ、ジェイソンが何をやっても失敗するというギャップだけを楽しむ映画であって、それ以上でもそれ以下でもありません。
 性質的に、他作品での『渋い』とか『寡黙』とか『強い』といった、『ジェイソンが良く演じるキャラクターのイメージ』を持っている人じゃあないと、楽しめないかも知れません。
 何せ本作のジェイソンも、雰囲気だけはいつも通りな感じですからね。粗暴ながら優秀そうなキャラ――と思わせて、肝心な所でいつも駄目、という。
 それでも最後の最後に(色んな意味で)全部持って行く辺りは流石と言うべきか。


9月17日(日)

映画:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス (原題:Guardians of the Galaxy Vol.2)

映画の粗筋:
 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の一行は、ソブリン人の依頼でアニュラクス・バッテリーを宇宙怪獣から護り抜くが、ロケットがこっそりバッテリーを盗んだ事で追われる身となってしまう。
 だが、ソヴリンの艦隊に追い詰められた彼らを、クイルの父親と名乗る『エゴ』が救い出すのだった。
 エゴに導かれ、自身の出生と特殊な力を知るクイルだったが、別行動を取っていたロケットが、ソヴリンと組んだラヴェジャーズに捕まってしまったからさぁ大変。

 今年の本命。
 感想。期待通りの出来。85/100点。

 2年前に前作を観た時は、思っていたより面白かった事が悔しかったのですが、今回は期待した通り面白かったのが嬉しかったです。
 アメコミ物で『キャラ紹介に特化した1作目より、やりたい放題出来る2作目が面白い』というケースは数有れど、映画全体では『1作目から面白かった場合の2作目も面白い』というケースは稀ですからね。
 正直、期待しつつも色々と心配していたのですが、蓋を開けてみれば、キレキレのアクション、ド派手な映像、笑えるコメディ、泣ける絆、といった前作の良さにして、エンターテイメントの王道をしっかり引き継いだ、良い続編でした。

 この映画の良い所は、独特の緩さにあると思います。
 冒頭から、クイン達が巨大怪獣と戦っている側で踊りまくるグルートとか、残虐な割に(笑)を付けざるを得ないテイザーフェイス(笑)とか、潜入ミッション時に於ける『それ持って来るの逆に凄くねえ?』と思わされるグルートとか、生きるか死ぬかの場面でメンバー1人ずつにテープの所有を確認するクイルとか、他作品なら大真面目なシーンでも隙あらば笑いを入れて来る緩さが堪らない。

 また、前作のチーム愛に加えて、今回は『家族愛』という、ともすれば辛気くさくなるテーマが入っているのに、本当に大切なシーン以外は悪ふざけにならない程度のおちゃらけが入るから、白ける事無く楽しむ事が出来ます。
 でも『本当に大切なシーン』では一切ふざけないから、数分前まで笑ったりしているのに、泣けちゃったりするんですよね。この緩急の巧さは正に前作通りです。

 前作に比べて、異文化を感じるシーンが少なかった事だけが残念でしたけど、2時間超の尺が一瞬に感じる良い映画でした。
 MCUの中では、集大成である『アベンジャーズ』を除いて、頭1つ以上抜きん出ているシリーズじゃあないですかね。

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9月18日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ125 美しかった

今週の粗筋:
 偽ザクスの罠魔法と、ミモザが仕掛けていた魔法のアシストにより、アスタはソルが護るクリスタルを破壊し勝利を収めるのだった。

 サブタイトルで本編が概ね予想出来る回。
 まぁ、あのシーンを美しいと思ったのは予想外でしたけど。
 『努力』を美しいと思うパターンじゃなかったのは中々斬新。

 さておき、偽ザクスの寸評は何なんでしょう。馬鹿にしているだけかと思いきや、迂遠に親切な事を言っている気がします。
 騎士団の実力を測りに来た……だけじゃあなく、成長を促すのも目的なのでしょうか。
 インスタント回想から推測する限りはクローバーの住民なんでしょうけど、騎士団に所属していなさそうですし、魔法帝の部下と言う訳でも無さそうですし、かなり不思議な存在です。

今週のONE PIECE:第878話 “ミンク族侠客団団長ペドロ”

今週の粗筋:
 ペドロの捨て身の攻撃により、サニー号はクー・ド・バーストで脱出する。
 だがルフィは、仲間を逃がす為にブリュレの鏡の世界にカタクリを引きずり込み、鏡を壊して退路を断つのだった。

 やっぱり無事だったペロスペローに萎えつつも、ルフィの思い切りに痺れて憧れる。
 ペドロの意を汲む→仲間を先に行かせる→タイマンを張る→退路を断つ、と最も困難ながら最も最善な選択を迷わず選択しています。
 これはボスの器ですわ。あのルッチにすら褒められるだけの事は有る。

 しかし、クラッカーにも大分苦戦したのに、更に格上っぽいカタクリに単騎で挑むというのは、かなりハラハラさせられる展開ですね。
 ビッグ・マムと戦うよりはマシですが、万全な状態とも言えませんし、普通に負ける可能性も有るカードと言えます。
 こりゃあアレかな、インペルダウンやドレスローザで出た『覚醒』がいよいよ来るかな。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.153 変身!

今週の粗筋:
 クロノの時を遅くする個性で相澤が封じられるものの、デクはオーバーホールを追い詰める。
 だが、オーバーホールは音本を破壊し自らに組み込む事で、異形の姿と化して逆転を図るのだった。

 オーバーホールの個性が完全に錬金術状態。
 神経を含めて再構築が思いのままとは、全く恐れ入ります。
 でも異形の個性持ちがわさわさ居る世の中ですし、あの姿が取り立てて凄いかというと、そういう話でも無いですよね。デザインは格好良いと思うのですが。

 そもそも、腕が増えたり筋力が多少増したとして、それで劇的に強くなるのか、というお話。
 今までより倍の速度で分解再構築をやりまくったとしても、攻撃の頻度が増すだけで攻撃力が上がる訳じゃなあいですよね。緑谷のO.F.A.フルカウルなら何とか凌げそう感が有ります。
 どちらかと言うと、音本の個性も吸収してうて、O.F.A.の事がミリオや相澤先生にバレる方が痛いかも知れません。いや、ミリオはあの気高さを見るに問題無いかな。


9月21日(木)

ゲーム:『バイオハザード7』の無料エピソード『Not A Hero』のプレイ動画が初公開

 元々は2017年春公開だったのに、気付いたら12月公開になった凄いDLC。
 幾ら何でも工数を読み違え過ぎじゃあないかな。

 さておき、『BIOHAZARD 7』本編では幾分かほっそりしたデザインで登場した為、本当に本人か疑わしいという予想まで飛び交った『レッドフィールド』こと我らがクリスですが、今回の動画で完全にゴリス本人である事を証明してくれました。
 うん、素手で化物の頭を吹っ飛ばすなんでゴリスじゃないと無理だ。『この化け物が!』ってモールデッドの台詞ですよ。

 それにしても、本編といい今回の動画といい、何で急に自己紹介も呼ばれ方も『レッドフィールド』になったんでしょう。
 幾ら業態が変わったとしても、『アンブレラ』に所属するのに思うところが有ったのでしょうか。


9月24日(日)

備忘:本日のS.M.A.R.T.

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9月25日(月)

今週のブラック・クローバー:ページ126 優等生の弟VS不出来の兄

今週の粗筋:
 フィンラルは、対象を強制的にワープさせる新魔法でセッケを倒し、ランギルスを迎え撃つ。
 だが、フィンラルの言動に怒りの頂点に達したランギルスは、禍々しい魔力を放出させるのだった。

 あー、大分こじらせてますね、ランギルス。
 一般人ごと敵を倒そうとした性格といい、魔法帝が反応する程アレなマナを持っているところといい、何やかんやで根からの悪党が少ないこの漫画に於いて、結構真っ黒な人物なのかも知れません。
 あのソリドお兄様でさえ、働いた悪事なんて、ぬいぐるみを盗んだり食事の邪魔をする止まりだったからなあ。

 ただ、魔法帝とアスタが不穏に感じ取ったランギルスのマナは、一体何なんでしょう。
 素直に考えれば、魔眼と同じとか、ヴァルトスの空間魔法っぽいとかそういう事なんでしょうが、もしそうだとすれば大分迂闊ですよね。
 尤も、リヒト様なのか『あの方』なのか、正体がどっちにせよ、ヴァンジャンスが魔眼の一員なのは確実だと思っているので、その直下に居るランギルスも魔眼なのは何の不思議も有りません。
 でも、アレクドラは多分魔眼じゃない。あの人は、何やかんやで主軸に居ない、という扱いで弄るべき人物。

今週のONE PIECE:第879話 “ビッグ・マム3将星 カタクリ”

今週の粗筋:
 ペドロの覚悟を無駄にしない為、真っ直ぐ突き進むジンベエ達だったが、ビッグ・マムはペロスペローの力で海を歩いて追いかける。
 一方、ルフィと戦うカタクリは、モチモチの力でゴムゴムの技をコピーし、ルフィを圧倒するのだった。

 うーむ、チョッパーとキャロットとは兎も角、ブルックまでペドロの件で動揺するのは意外でした。
 折角単独ミッションで男を上げたというか、『大局を見た非情な判断も出来る男』という立場を得たのに、ここでそんな事を言うの?という一寸した落胆。
 じゃあ『死んでくれ』なんて言うんじゃないですよ、と。あの時の覚悟は何だったんだ。

 それはそれとして、結構絶望的な状況に見えますけど、実は『ビッグ・マム討伐』という観点では、未だかつて無い程のチャンスを迎えている気もします。
 何せ、ビッグ・マムは海の上ですからね。
 ペロスペロー――どうでも良いけど、構図的にペロスペローがビッグ・マムを操作している様に見える――さえもう1回気絶させれば、彼女が足場にしている飴が解除され、海にたたき落とす事が出来ます。

 そして、今のサニー号には海戦の猛者・ジンベエ親分が居るという千載一遇のチャンス。
 距離を取って海水をかけまくるだけでも大分有利に戦える筈です。
 このまま逃げるより、いっそペロスペロー撃破狙いで戦う方が勝機が有るのではないでしょうか。

今週の鬼滅の刃:第79話 風穴

 は、派手柱ー!
 嫁さん3人ともタイプが違う美人(全員巨乳)なんておかしいじゃねえかタイミングも謎のポージングも格好良い!これはもう負けるイメージが無い。
 善逸の足も、あの脚力が納得出来る太さでしたし。これはもう負ける要素が無い。

 しかし、地下の方に戦力が集中し過ぎて炭治郎が心配です。
 幾ら長男とは言え、描写的にはそろそろ限界でしょう。
 実は帯が本体で、派手柱達の方がヤバイというパターンだったりするんですかねえ。


9月30日(土)

映画:メカニック (原題:The Mechanic)

映画の粗筋:
 凄腕の殺し屋(メカニック)アーサー・ビショップは、クライアントの依頼で友人のハリー・マッケンナを暗殺した。
 だが、カージャックの仕業に見せ掛けた為、ハリーの息子であるスティーブは、カージャック犯を手当たり次第に殺害し仇を討とうと考えてしまう。
 スティーブの凶行を止めるアーサーだったが、スティーブはアーサーにメカニックとしての弟子入りを希望したからさぁ大変。

 先だってポンコツなジェイソンを楽しんだので、いつものジェイソンを観ようと思って視聴。
 感想。うん、いつものジェイソン映画。80/100点。

 ジェイソン・ステイサムは、概ね『寡黙』で『知的』、『孤高』で『凄腕』な『プロ』というイメージが有ると思いますが、この作品のジェイソンは正にそれです。
 いや、あの映画のジェイソンも、雰囲気だけはそんな感じだったんですけどね。今回は雰囲気だけじゃあなく、実際にそう。
 詰まりは、『殺し』という仕事に於いて調査・実行・後始末の全てにミスは無く、孤独ながらも悠々自適な私生活を満喫しているクールガイ。何だ、ジェイソンじゃないか。

 物語の方は、と言うと、これまた『殺し屋』がテーマの映画に多い『主人公に嘘or裏が有る仕事を依頼→主人公がクライアントに復讐』という王道パターンです。
 これに、自分が殺した友人の息子を弟子として育てる、という内容も入って来るので、弟子が事実に気付いた時に、復讐を優先して主人公と対決するか、和解するけど敵に殺されるか、何やかんやで仲良くやっていくか、の三択がどう転ぶか分からない、という要素が有るものの、この弟子が結構アレな性格なので、どうせこうなるんだろうな、というのは読めてしまいます。
 要するに、物語は殆ど有って無い様な物なので、純粋にジェイソンがジェイソンしているのを楽しめ、というだけです。

 尚、前半こそ『暗殺以外の仕事に見せる』というネタが色々見受けられますけど、後半に行くに従ってゴリ押しドンパチに偏っていくのは残念でした。
 一番最後の殺しは凄く綺麗でしたけどね。周到な準備が勝利に繋がる。ンッン〜、名言だなこれは。


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