a 適当。

8月1日(日)

映画:U-900

映画の粗筋:
第2次大戦中、敗戦色が色濃くなっていたナチス・ドイツは、地中海で発見したキリスト教の聖遺物・『聖杯』をUボート『U-900』でドイツに移送する計画を実行しようとしていた。
ナチス将校の妻との密通でその計画を知った調子者の主人公・アツェは、友人であるユダヤ人のサミュエルと偶然巻き込まれた女優・マリアと共に艦長としてU-900に乗り込み、アメリカに亡命してポテトフライで一儲けしようと企む。しかし、Uボートの旅には多くの試練が待ち受けていたからさぁ大変。

 たまたま付けたBS日テレでやっていたので、ついつい最後まで観てしまいました。
 感想。造形に無駄に力が入ったゆるーいコメディ作品。65/100点。

 映画『U-Boat』のパロディ有り、フッと笑う様なしょーもないネタ有り(微妙な下ネタ含む)、程々に馬鹿で良い映画です。
 『Uボートを題材にした潜水艦映画』というとそれだけでシリアスなイメージが有りますが、主人公3人組がバレずにUボートに乗り込めてしまっているところから明かな様に、基本的には登場人物の殆どは致命的に抜けています。主人公然り、ドイツ軍やその将校然り、CIA然り(特に終盤に出て来るCIAエージェントのミスリードっぷりは異常)。そのお陰で、これでもかと言う位潜水艦映画に付き物のピンチが起きまくるのに、ちっとも緊張感がありません。これを良いと取るか悪いと取るかで、この映画の価値はガラッと変わるでしょう。

 尚、物語の最後には某チェーン点の起源が分かる衝撃の結末が待っていたりします。
 分かるって言うか滅茶苦茶胡散臭いので、分かると言って良いのかどうか微妙ですけど。真偽の程はGoogle先生に確認してみると良いかも知れません。


8月2日(月)

今週のONE PIECE:第594話 “メッセージ”

今週の粗筋:
辞職を申し出る海軍幹部達に、新世界への異動を志望する准将、そして覇気に目覚める新米海兵。
白ひげという時代の終わりと共に、海賊達が新時代を迎えた様に、海軍にも新時代の波が立ち始めていた。
しかしそんな海軍の動きを尻目に、再びマリンフォードに現われた麦わらのルフィが16点鐘&黙祷を始めたからさぁ大変。

 海軍の動きやら、五老星の意味深な台詞やらも気になりますが、やはり今回のキモはルフィが取った行動の真意ですね。
 レイリーの提案によるこのアクションは、仲間には伝わるだろうという前提の下で行われ、確かにメッセージとして仲間達に伝わっています。詰まり、この行動その物にメッセージ性が有るという事です。

  • ルフィの行動:軍艦による水葬の礼
  • ルフィの行動:神聖な鐘による16点鐘
  • ルフィの行動:花束を投げ込んでの黙祷
  • ルフィの写真:黙祷ポーズ&右腕にタトゥーもしくは布を巻き付けている
  • レイリー曰く:ルフィらしくない行動が鍵
  • チョッパー、ウソップ、ロビン、サンジ、フランキー、ブルックの反応:納得
  • ナミの反応 :人の気も知らないで

 怪しいのは、16点鐘と右腕ですね。
 わざわざ危険を冒して16点鐘をするのか、という疑問と、レイリーの言う『行動』という言葉がミスリードで、写真のタトゥー(もしくは巻き付けた布)が『らしくない行動』っぽいという疑念が湧きます。

 ネタとして面白いのは後者ですけど、右腕をメッセージにするならば、その肝心の右腕をもう少しハッキリ見える様に写真を撮らせそうなものですよね。敢えてハッキリと見せないからこそ周囲に怪しまれない、という考えも有るかも知れませんが、写真に撮らせるのが目的だとしたら危険を冒してまで16点鐘をした理由に繋がりません。別に軍艦での水葬と黙祷だけで十分写真は撮って貰えた筈ですから。
 しかし、意味も無く右腕に文字を掲げるとも思えません。さてこれはどうしたものか。

 ところで、茶ひげ様が再登場なされましたね。彼ならきっとやってくれると思っていました。きっともう出て来ないと思っていますが。
 美味しいところは全部ウルージが持っていっちゃいますねえ。困ったものだ。

独り言:GIGAZINEで求人募集

 最近、やけに食べ物ネタが多いながらも『GIGAZINE』は結構好きです。好きで毎日見ているんですが。

「仕事は仕事、プライベートはプライベート」というような消極的考え方をする人ではなく、「自分はGIGAZINEだからこそできることをするためにGIGAZINEで働きたい、ほかのところでは働きたくない!」というプロフェッショナル的な考え方をする人を求めます。

 『他のところでは働きたくない』のくだりは大変良く理解出来ますけど、やっぱり『仕事は仕事』で『プライベートはプライベート』じゃあないんですかね。その相反する2つをかっちり切り替えられる人こそが、プロフェッショナルっぽい気がします。いや、プライベートでも自己研磨出来る人間こそが成長出来るんだ、という意図も分かりますし、業種によってはそれが必要なのも現実なんですけどね。
 ともあれ、以前に比べると最近の記事に物足りなさを感じていたのは確かなので、これでパワーアップするならば読む側としては万々歳です。


8月3日(火)

メール回答

 驚きのメールをいただきました。

名前:無い
本文:月刊ガンダムエースでGガンダムの連載が始まったことをご存知でしょうか。
伝えるまでもないとは思ったのですが7月の日記で一切触れられていなかったので連絡してみました。

 貴重な情報有り難うございます。完全にノーマークでした。マジでか?という気分です。いや、Google先生もマジと仰っているのでマジなんでしょうけど。マジでか。
 という事で、早速近所の本屋に行って参りました。

漫画:機動武闘伝Gガンダム

 よりにもよって今川監督と島本和彦氏のコンビですよ。鬼に金棒と言うか気違いに刃物と言うかタランティーノに資金と言うか、カオスを越えて終末が近付く組み合わせじゃあないですか。
 案の定のやりたい放題っぷりに色んな意味で熱くなりました。何せ、敢えて敵の攻撃を受けたドモン・カッシュ(20)が、

ドモン:
「街を守るためにわざと受けたわけじゃ…」「ないんだからなああああーっ!!!!」

 ――と、謎のツンデレ化を遂げる有様ですよ。
 100歩譲ってこの台詞を言うのは良い。しかし何故頬を赤くするのか!フンッの一言で良いじゃない、そこは冒頭の目付きで流せば良いじゃない。

 例の刑事の勢いといい、バトルは普通に格好良い点といい、この作品は初っ端から想像を遥かに超えるヤバさが炸裂していたと言えるでしょう。
 この熱さと勢いで、師匠とかシュバルツとかと絡み始めたら確実に手に負えませんね。アニメ版で言う第39話〜第45話辺りに至っては、終末も越えてカオスに戻っているかも知れません。これは不味い、これは実に不味いぞう。楽しみ過ぎて身悶えしてしまいまさぁ。


8月4日(水)

独り言:ベクター、今夏サービス開始予定のオンラインゲームのティザーサイトをオープン

 メーカーコメントの一部を引用します。

あらかじめお伝えしておきますと、このゲームはとても男臭くて筋肉が多いタイトルです。
多少荒々しいビジュアルやゲーム性が特徴的ではありますが、ソウルフルでダイナミックな雰囲気をお楽しみいただけると思います。美麗なグラフィックやローアングルからの眺めは脳内で保管してください。

 こういうゲームこそ、オフラインで出すべきでしょう。何でオンラインやねん(興奮の余り関西弁)。

 男臭くて筋肉が多いゲームと言って思い出されるのは、男臭くて筋肉が多いシューティングであるところの『超兄貴』シリーズですが、アレは悪ノリの極みと見せ掛けてその実大真面目な調整が施された硬派なゲームでした。もしあのゲームが見た目のインパクトが全てのクソゲーだったならば、恐らく今程の人気は出なかった事でしょう。見た目はネタゲーで中身もネタゲーならば、そのネタが他を圧倒する破壊力を持っていない限り、一流にはなり得ません。
 何が言いたいのかと言うと、『男臭くて筋肉が多い』というネタを引き立てる程のゲーム性がこのゲームには存在しているのか、という事です。男臭くて筋肉で美少女が出て来ない、という売り文句に勝るだけのある種の硬派さが、オンラインで実現出来るのかという話です。
 難しいんじゃあないですかねえええ、ネタに終わるんじゃあないですかねえええ。どうせなら作り込んでオフラインで出しまsh(以下省略)


8月5日(木)

今週の範馬刃牙:第218話 家族会議、第219話 ちゃぶ台返し

今週の粗筋:
自宅にふらりと現われた勇次郎に珈琲を淹れる刃牙。
勇次郎は刃牙の望む家族関係を一頻り否定した後に、『俺を叩きのめせば米炊きもさせられるぞ』と告げて去って行く。
『それで良いんだ』と今更な感想を抱く刃牙だったが、これだけの為に2話も使われたからさぁ大変。

 前例に違わず2話で1話レベルの倍祭。
 ネームの段階で『これは余りに内容が薄い』と判断された場合に、倍祭をやってるんじゃあないかとさえ思えて来ます。
 ああ……でもそうすると、3回に1回は倍祭をしないと駄目か。

 という事で、親子の会話だけで構成された2話ですが、内容としては範馬家の特殊な親子関係が見て取れて少し面白かったです。家庭に興味が無いと宣言する勇次郎然り、飽くまで父親との戦いは親子喧嘩だと言い張る刃牙然り。
 でも今更感は有りますね。元々親子喧嘩をテーマに始めた『範馬刃牙』ですし、この物語の冒頭か、せめてストライダムに刃牙の望みを聞かされた直後にやっても良かったんじゃあないかと。散々色々挟んだ今となっては、栗谷川さんとのあの会話でさえも霞んでしまっています。

 これで親子喧嘩の舞台は整った――とみたいところですけど、極秘会談に乱入しても結局話が進まなかったり、烈ボクシング編の他、徳川の爺様がこそこそ動いていたりする状況なので、まだ2人が戦うまでは1年位掛かると思った方が良いのでしょうね。ピクルと戦っていたのが1年前ですが、アレから何も進んでいませんし。


8月6日(金)

不具合メモ:『HandBrake』で音ズレ

 承前
 『HandBrake』の導入以来、買って来たDVDを開封したら先ずはでMP4ファイルに変換しつつ、本編は普通にDVDで観るというのがパターンなのですが、ふと昔エンコードした物を見直していたら、冒頭30秒から1分の音ズレが発生しているファイルが有る事に気付きました。
 具体的な音ズレの症状は、再生した直後――映画の制作会社や配給会社等のロゴが出ている時点から本編の音が流れ出し、1分程度経つと急に映像が音に合わせて飛ばされる、という物です。映像と音の同期が取れた後は何も問題が無く再生されるのですが、気持ち悪くて仕方有りません。
 そこで、これまでエンコードした全部のファイルを確認したところ、この症状が以下の3タイトルで発生している事が分かりました。

 DVDで確認したこの3タイトルの共通点は、それぞれ冒頭に『無音』の時間が有るという事です。最初のロゴが表示されている間、台詞やBGMは勿論、効果音も一切有りませんでした。
 エンコード等には疎いのですが、流石にこれで原因発覚です。恐らく『HandBrake』は、エンコード時に冒頭に生じる無音の時間を削って音を前に持って来るのでしょう。だから本来は無音の時間分だけ音が前倒しされ、途中で無理矢理映像と同期を取り始めるという訳ですね。

 しかし問題は解決策です。原因が分かっても、これが『HandBrake』のエンコードの仕様ならば同じソフトを使う限り同じ問題が発生します。
 こうして一瞬手詰まりになりかけたのですが、バージョンを0.9.3から0.9.4にアップデートするだけであっさりと問題は解決しました。どうやら、この音ズレは仕様というよりもバグだった様です(当たり前か)。
 3タイトルとも、新しくエンコードし直してめでたしめでたし、と。気持ち0.9.3よりエンコードが速くなった気もしますが、これはきっと気の所為でしょう。

余談

 これまで『HandBrake』でエンコードしている中で、何故か『チャーリーズ・エンジェル:フルスロットル』だけ巧く字幕を出せないという事象が有りました。
 あのタイトルは微妙に特殊で、(少なくとも所有しているコレクターズ・エディションは)音声解説用等も合わせて字幕が全部で7種類入っているのですが、本編用の字幕が何故か5番目(日本語字幕としては3番目)という謎の設定がされていた、というのがその原因です。音声解説用の字幕が収録されている事は良く有りますが、本編用の字幕が解説用より後に有るDVDと言うのは、今のところ『チャーリーズ・エンジェル:フルスロットル』だけです。一体何であんな設定にしたのやら。


8月7日(土)

独り言:今更『食べるラー油』を食べた

 そもそもニンニクが好きじゃないのでしっかりと味わってはいないのですが、予想以上にただのラー油で一寸したショックを受けました。
 ラー油がラー油だったと宣うのは『夏は暑い』と言うに等しい行為ですけど、何と言うか……もっとこう、お米に合うカスタマイズがなされているものかと思いきや、実に普通のラー油ですね、と。ラーメン屋で嗅ぐあの香りにあの味ですね、と。
 ニンニク好きの友人は『これで十分お米に合うって』と言っていましたが、個人的にはのり玉の方が合う様に思います。好みは人それぞれという事で。


8月8日(日)

映画:シャーロック・ホームズ (原題:Sherlock Holmes)

映画の粗筋:
名探偵ホームズとその相棒であるワトソン医師は、黒魔術の儀式と称して若い女性を殺害していたブラックウッド卿の逮捕に成功する。
大きな事件が無くなり暇を持て余す様になったホームズと、そんなホームズと別れ、恋人であるメアリーと引っ越す計画を立てていたワトソンだったが、処刑されたブラックウッド卿が墓場から蘇って暗躍し始めた事で、2人は改めて事件に立ち向かっていく。
しかしこの事件の影には、単なる殺人事件を越えた大きな陰謀が蠢いていたからさぁ大変。

 古典的なホームズらしさは全く無いけれど、アクション映画としては軽快でとても良い作品。75/100点。

 監督があのガイ・リッチーという時点で想像される様に、本作はホームズ作品でありながらミステリ要素は皆無、キレの良いアクションとテンポの良いストーリーで魅せていく完全なアクション映画です。それ故にホームズもいつものインバネスコートにパイプの紳士では無く、原作に近い引きこもりでアナーキーな2.5枚目ですし、ワトソンもシニカルで喧嘩上等のナイスガイに変貌を遂げています。僅かに登場するモリアーティ教授も、アイリーンを怯えさせるだけの威圧感に加え、装飾デリンジャーを装備して物理的な驚異が備わっているからさぁ大変です。
 但し、これまでの映像的なホームズ像は壊していながらも、設定自体を大きく改編している訳では無く、ホームズが銃で女王のイニシャルを撃ったり、適当にバイオリンを弾いていたりするシーンを再現していたりする辺りに、原作への強いリスペクトが感じられます。この『新解釈のホームズ像に過ぎないよ』というスタンスを認められるかどうかが、映画を楽しめるか否かに直結する事でしょう。

 物語の方は、ガイ・リッチー作品の割には少しパワー不足に思えましたけど、総じて話運びは大変に巧く、飽きる瞬間が無いまま最初から最後まで駆け抜けていく爽快感は健在です。
 ホームズ&ワトソンに、推理力と行動力が伴っているが故に物語がバンバン進み、ホームズ&ワトソン(&たまにクラーキー)の掛け合いが面白い故に会話がリズミカルで心地良い。そしてアクションはスタイリッシュに魅せてくれるので、娯楽映画に必要な要素は全て揃っていると言えます。
 強いて問題を挙げるとすれば――これすらもある意味では利点ですが――続編を出す気満々の物語構成でしょう。新しい事件の発生連絡が有り、『それじゃあ捜査に行きますか』という終わり方は探偵作品のテンプレートとも言えますけど、その新しい事件が『映画で取り扱った事件の延長線』というのは、一寸露骨過ぎます。続編を待つ楽しみが得られますが、『これで終わりでは無い』という消化不要要素が残ってしまうじゃあないですか。『彼はアレで何をする気なの?』と。

 今年の秋口から続編の撮影が始まるという話や、モリアーティ教授がブラッドピットになるという噂も聞きますが、一作品としてスカッと終わってくれる内容になっていれば何も言う事は有りません。勿論、続編一作でホームズと教授の決着を付ける必要は無いと思っていますし、このクオリティが保たれる限りシリーズ化は望むところですけど。


8月9日(月)

今週のONE PIECE:第595話 “宣誓”

今週の粗筋:
ルフィのメッセージの意味を理解し、強くなる為の修行を決意するチョッパーとサンジ。
時同じ頃、新世界入りを果たした黒ひげはジュエリー・ボニーを捕え、軍艦との交換を海軍に提案していたが、大将・赤犬が現われた事から戦いを回避する為にボニーを置き去りに逃走する。追い詰められたボニーの眼前に立った赤犬は、彼女との因縁を思わせる言葉を呟くのだった。
その一方、ドフラミンゴがモリアが消えてしまった事を世界政府の権力者に告げたからさぁ大変。

 モリアが消えたのは、アブサロムのスケスケの能力ですかね。もしそうならば『何をしても手遅れ』とまで言われた怪我も、Dr.ホグバックの力でどうにか出来る事でしょう。
 思い返してみれば、アブサロムやホグバックはスリラーバーグ脱出時にちゃんとモリアを連れ出していたり、戦死したという新聞を読んだペローナが涙を流したりと、存外にモリアは部下に好かれている様ですね。ルックスや性格はお世辞にも良いとは言えませんし、大して部下思いだった様にも見えないのですが、何がそんなに信頼されているのでしょう。ホグバックと組めば好みの部下を作れる、という点は良いかも知れませんが、所詮は死体ですしねえ。
 何にせよ、これでモリアの生存は確定しました。これといって魅力を感じる人物では無かったので、現時点では退場させても良かったんじゃね?という思いの方が大きいんですけど、そこは尾田先生の事ですし、今後何らかの形で見せ場なり出番なりを考えているのでしょう。う〜ん、それってモリアじゃないと駄目なんですかねえ。

 今後物語に絡みそう、と点で言えば赤犬に差し出されたボニーにも何か裏が有りそうです。
 赤犬の『お前が政府から逃げたと聞いた時ァ』という言を額面通りに受け取れば、彼女はかつて世界政府に捕まっていた、もしくは従事していたという事になります。赤犬がひやりとする程ですから、相当重大な何かを知っているというのは想像に難くありません。そして、恐らくはそれが『億越え』の由来なのでしょう。オハラの生き残りで麦わらの一味でもあるロビンより高い金額設定からすると、かなりヤバそうな感じです。
 個人的には『歴史の真実を知っている』とかよりも、あの年齢を操る能力で五老星の寿命を延ばしまくっている、とかの方が面白いなあと思います。世界を操っている組織のボスが、ただの老人というのも少し詰まらないですからね。


8月10日(火)

独り言:今日から12月8日まで『Gyao!』で映画『フルメタル・ジャケット』が無料公開

 映画『フルメタル・ジャケット』と言うと、反射的にハートマン軍曹の強烈なしごき文句の数々や『逃げない奴は訓練されたベトコンだ!』がネタ的に浮かびますけど、実際はそういう表面的な物じゃあない狂気がテーマなんですよね、この映画。リンク先の『狂気に支配され殺人マシーンになる若者たち―。スタンリー・キューブリック監督が描く戦争映画。』という言葉で思い出しました。
 本作で真に恐ろしいのは、女子供は動きがのろいから殺し易いという思考回路その物では無く、僅かな期間の訓練を経れば人は人を殺せる様になるという業です。

 言うまでも無く、ハートマン軍曹の訓練は明らかに常識的なそれでは有りません(幸い本当の訓練を受けた事が無いので、本物と比べてどうなのかは知りませんが)。ああも肉体的・精神的に追い詰められれば、おかしくなる人間が出て来るのもおかしくはないでしょう。
 しかしながら、幾ら内容的に濃い訓練だとは言っても高々その期間は8週間――もし己があそこにぶち込まれたら2日で逃げる自信が有りますが――2ヶ月に満たない期間です。大学生の夏期連休とそう変わらない程度の時間を訓練に費やすだけで、人は海兵隊と呼ばれる殺人兵器になる事が出来ると考えると、それはとても恐ろしい事じゃあないでしょうか。戦場が『殺される前に殺す』を鉄則とした特殊な場だったとしてもです。
 この作品の後半、ジョーカー達を苦しめた敵のスナイパーの正体が実は……という展開が有りますが、あれはジョーカーを始めとした海兵達の鏡映しなんですよね。姿形から『こんな人間まで戦場に居るのか』という驚きと悲しみを感じさせる一方で、実はジョーカー達も短期訓練で放り込まれた兵隊という点では全く同じだったりします。作品前半の訓練シーンが有る故にアメリカ兵の目線に立ちがちなんですが、俯瞰で見ると双方共ににわか仕込みの殺人兵器同士が殺し合っている、という戦争の狂気が浮かび上がって来る訳です。

 要するにこの映画は『戦争とは狂気を生み出す物だ』という観点で反戦を掲げる作品であり、ハートマン軍曹やドアガンナーの名台詞を楽しむ作品では無い――と締めようと思ったのですが、何だかんだで自分自身『ハートマン軍曹の言葉が素晴らし過ぎる映画』という認識の方が強いから説得力が有りませんね。ホント戦争は地獄だぜ。


8月11日(水)

独り言:本気で打ち込むつもりかと問われると甚だ疑問

 勤務先でW-VPN対応の携帯電話を付与されました。これで自席に居ようが居まいがお構い無く内線通話が来るという訳ですね。まったく便利な世の中になったもんだ。

 常備せざるを得ない事は兎も角、デフォルトの着信音パターンが数種類しか無いというのが困りものです。会議中に鳴ったりすると、皆で一斉に携帯電話を見る羽目になります。自分好みの曲を入れようにもこうした問題を解決しようにも、WEB機能の利用が禁止されている上にSDカードに非対応という鉄壁ガードに阻まれ、打つ手が有りません。
 しかしですよ。ここで閃きました。
 WILLCOMと言えばPHS。PHSと言えば自作着メロ。
 10年以上も前の話ではありますけど、高校時代はよく手打ちで着メロを作ったものです。あれを今再びやれば良いじゃあないですか。

 と考えたまでは良かったのですが、付与された機種には自作機能が有りませんでしたという予定調和オチ。……これだから最近の若いモンは。

余談

 三十路を迎える前から、色々な場面で『昔は』とか『あの頃は』的な発想をする事が多くなって来ました。
 自分以外は自分では無いので、歳の近い人が同じであるとは限りませんが、こんなだから『最近の若い奴は』という言葉が無くならないのでしょうね。


8月12日(木)

独り言:温泉玉子で100円増とかよく有る話

 昼食で同僚と行ったそば屋にて。

  • 同僚が頼んだ物:ざるそば(580円)+大根おろし(100円)
  • 自分が頼んだ物:花そば(680円)
    • 花そばの中身:ざるそば+小さく刻んだカボチャや人参の天ぷら+大根おろし

 これ、花そばに大根おろしつけちゃ駄目じゃないですか。金額的に。


8月13日(金)

独り言:いつの間にか『DEAD SPACE』の日本語MODが出ていた

 仕様が無ェなァ〜。ええ、アイザックよ〜。
 こうなっちまったらよォ〜、また石村に潜らないといけねェよなァ〜。これで引く様な奴ァ男じゃねェよなァ〜。こりゃあ斬って撃って遅くする日々の再来だよなァ〜、アイザックよォ〜。

   

 日本語MODが最初に出たのは今年の3月位の事だった様です。こういうのは確認を怠ると駄目ですね。
 有志の方に感謝しつつ、日本観光客の受け入れ体制が整った石村で遊んで参ります。

どうでも良い事ですが

 件の『Marker』って、要するに『ゾハル』+『ネピリムの歌声』の劣化版って事で良いんですかね。赤い方はいわゆる『贋作』と考えるとぴったりそうな感じがします。


8月14日(土)

映画:ザ・シューター/極大射程 (原題:Shooter)

映画の粗筋:
超人的な狙撃手だったアメリカ海兵隊一等軍曹のボブ・リー・スワガーは、エリトリアでの任務中に上層部から見捨てられ相棒も失い、生還した後は軍を離れワイオミングの人里離れた山奥で静かに暮らしていた。
だが3年が経過したある日、アメリカ軍のジョンソン大佐がスワガーの元に訪れ、『狙撃手としての経験を活かし、何者かが企んでいる大統領の狙撃計画を防いで欲しい』と仕事を持ち掛ける。当初は断るスワガーだったが愛国心の強さ故に協力する事を約束し、大統領を狙撃するポイントの特定に成功する。こうして、後は狙撃手を生け捕りにして全ては完了する筈だったが、この狙撃計画には大きな陰謀が隠されていたからさぁ大変。

 感想。スナイパーによる渋い狙撃映画――に見せ掛けて、実はアメリカン・ヒーローによる勧善懲悪の娯楽アクション映画でした。70/100点。

 何と無く『スナイパー』や『狙撃』と聞くと、『静』や『一撃必殺』というイメージが浮かびますけど、本作は『一撃必殺』の方は担保しつつも、映像や演出の基本は『動』です。何故ならば、主人公のスワガーは凄腕の狙撃手であると同時に、戦闘能力とサバイバル能力に長けたタフでラッキーでクレバーなアメリカン・ヒーローとして描かれているからです。
 彼がどれ位凄いかと言うのは、狙撃銃を持たせれば単独で100人中の70人を射殺、被弾する事無く武装ヘリを墜とし、武器が無くなればマーシャルアーツやカーアクションを披露、手作り爆弾やナパーム弾を駆使して24人の対テロ精鋭チームを殲滅出来る位、と書けば伝わると思います。このスーパーな活躍のお陰で、狙撃がメインと言うよりもアクションがメインという認識になってしまう訳です。この人間兵器っぷりこそ、アメリカン・ヒーローの鑑ですね。

 しかし本作の娯楽アクションらしさは、主人公のこうした肉体的・技術的な強さだけでは無く、主人公の完膚無きまでの『勧善懲悪』っぷりにも出ています。
 劇中に幾度も『今の世界は銃で変えられない』、『悪党を殺しても変わらない』という面倒なキーワードが出ている中、主人公は(ついでにヒロインも)一貫して『悪い奴は殺す』を貫いているので、後味スッキリのカタルシスを味わう事が出来るのです。世界は変わらないとか、諸問題が生じるとか、そんなマクロな事は一切度外視。生かしていても仕様が無い悪党は殺してしまえ、というミクロな割り切りっぷりこそ娯楽映画の華と言えるでしょう。悪党を殺すのにゃあ慈悲も理由も要らないのさ、と。

 という事で、本作は『素敵アクションで悪い奴を懲らしめたい欲』を完全に満たす逸品ですが、邦題の『極大射程』だけはどうかと思います(原作の方も)。もう少し良い訳し方は無かったのでしょうか。

補足

 ミステリ小説を原作とした映画ではありますが、本作の作風は前述の通りなのでミステリ要素は殆ど有りません。スワガー無双を楽しみましょう。


8月15日(日)

映画:アイアンマン (原題:Iron Man)

映画の粗筋:
世界有数の軍事企業『スターク・インダストリーズ』の社長であり、且つ自身も天才的な発明家であるトニー・スターク。自身の立場を弁えず、自由気ままな生活を過ごしていた彼だったが、新開発した兵器『ジェリコ』をアメリカ軍に公開する為にアフガニスタンを訪れた際に、現地のゲリラにより誘拐・監禁され、解放と引き替えに『ジェリコ』の開発を要求されてしまう。
同じ捕虜の身であったインセン博士と共に、ゲリラの目を盗んで熱プラズマ反応炉『アーク・リアクター』と金属製のアーマー『マーク1』を造り上げたトニーは、それらを装備してゲリラを撃退、捕われの身から脱出する事に成功するが、『スターク・インダストリーズ』の兵器がゲリラの手にも渡っている事、そしてその兵器が無益な血を流す温床となっている事実を知り、自らの生み出した兵器を世界から無くす事を決意するのだった。
帰国したトニーは『スターク・インダストリーズ』の方針転換を表明、再びアーマーをその身にまとって『世界の驚異』との戦いに乗り出していくが、彼の本当の敵が身近なところに居たからさぁ大変。

 先週『シャーロック・ホームズ』を観たばかりなので、ロバート・ダウニー・Jr繋がりで視聴しました。
 感想。監禁された状態であんな物を造れるファンタジーな天才社長に惚れる映画。70/100点。

 書きたい事を書く為に嘘八百を並び立てると、この作品は色々な見方が出来る映画です。
 アメコミを実写化したアクション娯楽という前提の下、そのアクションやVFXっぷりを楽しむ作品でも有り、原作キャラクターの再現に期待する作品でも有り、テロや兵器について考える作品でもある。普段こうした条件が整った映画を観る場合、個人的には『娯楽作品を観る』という観点から『アクションを楽しむ』事を重要視し、その他のテーマについては余り気にしないのですが、本作の場合は違いました。本作はアクションとか原作とか反戦とかがどうでも良い位、主人公のトニー・スタークが凄過ぎる。

 昨日のスワガー無双も大概でしたが、トニー・スタークは前述の通りゲリラに捕まっている状態で、ミサイルをバラして熱プラズマ反応炉を造り上げる驚異の才能の持ち主です(しかもその才能は『17歳でMITを主席卒業している天才』という、まるで説明になっていない説明だけで軽く流されているのがポイント)。その上、彼は雑誌の表紙モデル12人と毎月肉体関係を持つ程の男前で、突撃インタビューを試みた記者とも出会った日の内に肉体関係に至る位のプレイボーイで、スポーツカーを何台も有する程度に大金持ちで、アーマーを装備して単身ゲリラを制圧するまでにアクティブです。劇中、『スターク・インダストリーズ』の科学者が上司に『何で造れないんだ!?』と怒鳴られた際、『私はトニー・スタークじゃありません』と返す一コマが有るのですが、これが最もトニー・スタークという男を端的に述べている台詞と言えるでしょう。
 ロマンシングに謳うと、前人未到の空前絶後で天下無双の針小棒大、驚天動地の五里霧中にして我田引水自画自賛、青は藍より青く花より団子な兎に角無敵の大大大大大大大天才、それがトニー・スタークです。こんなのが主人公を張っているんですから、本作は『凄いトニー・スタークを楽しむ』のが本懐だとしか言えません。そりゃあアクションもVFXも凄いですとも。ローズやアイアンモガーといった原作要素や、まさかの『アベンジャーズ』までちらりと出て来たりしますが、そんなのは些細な事です。

 主人公無双という点で昨日の『極大射程』と共通している本作ですが、『スターク・インダストリーズ』に代表される兵器の売買やアメリカの軍事行動、ゲリラによるテロリズム等、反戦に繋がるテーマが幾つも出ているにも関わらず、そんなのお構い無しに唯々主人公が大暴れしているという点も『極大射程』と共通しています。
 本当はアイアンモガーの中の人による『兵器を無くそうとして最強の兵器を造った』という言葉攻めが真理っぽい気がするのですが、トニー的にはアーマーが悪いんじゃあなくてアーマーを兵器として使う人が悪い、というセオリーなのです。このセオリーで考えると、『スターク・インダストリーズ』の兵器も存在する事自体は問題無い気がするんですけど、人の手に渡った時点で人が使うから結局悪いのかも知れません。あれ、何だこの文法エラー。


8月16日(月)

独り言:4Gamer.netオープン10周年で『2010年 特大プレゼント 夏の陣』開催中

 当選しない限り個人情報の詳細を送らなくて良い、というのはとても素敵ですね。
 という事で、しっかり応募しました。昨年冬には敗れ散ったけども、今回は当たりそうな気がします。根拠は有りませんが、勘がそう告げています。


8月17日(火)

独り言:蒲田行進曲独演会

 実は3週間位前に、ルイージ級の摩擦係数を誇る靴下を履いた所為で、自宅の階段で足を滑らせ脇腹を殴打するという災難に見舞われました。
 数日間、日常生活の中でも痛みを感じたのは当然の事だと割り切っていたのですが、3週間経った今になっても横になると――階段にぶつけた右脇腹が下になる様に眠ると――未だに痛みが走るというのが凄く気になります。流石に長くないですか、と。見た目上青あざも何も無いけれど、実は若干深いダメージを負ってるんじゃないですか、と。
 どうも最近は夏風邪をひいたり治ったと思った瞬間にぶり返したり階段から落ちたり、今一つツイていません。何か幸運の前触れだと良いのですが。


8月18日(水)

ゲーム:『BioShock』シリーズの最新作『BioShock:Infinite』を発表

 未だ『BioShock 2』すら買っていないというのに、もう新作が出るなんて。しかも今度は海底から一転して天空ですってよ、奥さん。嗚呼、何て素敵なんでしょう、何てそそられるんでしょう。最終的には宇宙に行き着く訳ですね、見える、見えるぞ。


8月19日(木)

今週の範馬刃牙:第220話 選択

今週の粗筋:
勇次郎が何もせずに出て行った事に安堵する刃牙。
ヘタレ過ぎてどうしようもない主人公とは対照的に、徳川光成は治療の道を選ばず、己の望む道を生きると紅葉に宣言するのだった。
一方、常に己の望む道を歩む烈海王の次の対戦相手が決まっていた。その男は『試合中一度も後退した事が無い、タイトルに一番近い男』だというからさぁ大変。

 この期に及んで、親父に文句一つ言えないスーパー主人公・範馬刃牙。
 少しずつとは言え、ここに至るまで勇次郎との対戦に向けて肉体的・精神的に色々と積み重ねて来ていたのに、今回の一瞬で全て台無しです。大擂台賽で復活を遂げた直後にも同じ様なシーンが有りましたが、あの時は挑発出来た分だけまだ良かったですよね。詰まり、今の刃牙は『範馬刃牙』開始時より退化していると言える訳です。わーお。

 同じ様に肉体的には『範馬刃牙』開始時よりも劣った烈海王ですが、彼には相変わらず勝利の匂いが付きまとっています。
 何せ今後の相手は、『煙の様に追いすがり、煙の様にまとわりつき、試合中一度も後退した事が無い』という、明らかに『初めて後退をッ!?』とか『まとわりつけないッッ!』とか言われるフラグが立ちまくってる上に、『タイトルに一番近い』という元・タイトルのワーレフに劣る位置に居る男です。これではどう転んでも烈が負ける要素が有りません。

 予想以上に刃牙が駄目まっているので、やはり地下トーナメント再開→途中から烈合流→次世代の人間が優勝→連載終了、という流れで良いんじゃあないですかね。その上で、人気の出るキャラが居たらスピンオフをする、と。
 まぁ、こういう流れでスピンオフになった花山さんの『疵顔』は、話を広げ過ぎて終わらなくなって休載、という何だかアレな事になってしまいましたが。レックスやグランドマスターの様な無茶な事をやらなければきっといける筈。


8月20日(金)

飲酒メモ

本日の理由:会社の同僚達と息抜き
本日の面々:同僚7名と
本日の飲酒:グレープフルーツサワー×1、カシスピーチ×1、カシスオレンジ×1 (許容量)

 初めて鳥の首肉を食べました。見た目はアレでしたが、脂が乗っていて中々美味しかったです。
 逆に『カシスピーチ』は受け付けない味でした。やはりカシスはオレンジかグレープフルーツに限りますね。


8月21日(土)

ネットで発見:あなたのドメインの金銭的価値を教えてくれる『ウェブサイトバリュー』

 こちらのサイトで、ドメインの価値を図ってくれるという事の様です。
 早速弊サイトで計測してみました。

私のウェブサイトの価値は\12,742,039,212.08


 結果は12,742,039,212.08円なり。
 ええと、いち、じゅう、ひゃく……あれ、これって結構高くないですか?何これマジで?え、嘘、マジで?
 仕事辞めても良いんじゃあないですかこれ、宝くじ買う必要なんて無いんじゃあないですかこれ(大きな勘違い)。


8月22日(日)

映画:ファイヤーウォール (原題:Firewall)

映画の粗筋:
ある銀行のセキュリティシステムの責任者であり、非凡なエンジニアでもある主人公ジャック・スタンフィールドは、乗り気では無い銀行合併に向けた打ち合わせを重ねる日々を送っていた。
そんな彼の下に起業家を名乗るビル・コックスが現われ、会社を興す為の協力をジャックに提案する。しかしビルの本当の狙いは『セキュリティシステムの構築者兼責任者』というジャックの立場と能力を活かした犯罪だった。本性を見せたビルは仲間と共にジャックの家族を人質に取り、銀行のサーバーを改竄して自身の口座に1億ドルを送金する様に強要し始めたからさぁ大変。

 難しい頭脳戦がテーマに見えて、実はかなり大雑把な娯楽エンターテイメント作品。65/100点。

 主人公は、無敵とも呼ばれるセキュリティシステムを構築しただけあって、頭の回転は非常に速いものの、肉体的には普通の中年と変わらない、ある意味ただのマイホームパパであるジャック。
 対する敵は、犯罪組織並の武装と使えない部下を事も無げに殺す非常さ、そして十重二十重に策を講じ、常にジャックの先手を取る頭脳と抜け目無さを持ったビル。
 こういう2人が相対する以上、お互いにお互いを出し抜く為の頭脳戦がメインになるのですが、そこは前述の通り『娯楽作品』なので、ボケッと観てもまるで問題無い適度な無茶っぷりが楽しめます。

 『家族想い』という分かり易い黄金の精神を持っているジャックに対し、敵はビル以外の殆どが『女・子供を平気で殴る』という『悪い奴ら』の集まりなので構図がとても分かり易く、肝心のファイヤーウォール破りは『責任者がやるから出来る』という説得力と速度を兼ねた方法でスコッと実現し、一般人である筈の主人公は『近距離でも何故か銃弾が当たらない格闘(通称ガン=カタ)』を習得済みです。
 システムを操れる為に『金を振り込む事も引き出す事も可能』というジョーカーを持ったジャックと、家族を人質に取っている為に『家族を殺す』というジョーカーを持ったビルの駆け引きが熱い――のは中盤までで、結局最後は肉弾戦で雌雄を決したり、悪い奴をやっつけましたメデタシメデタシでエンドロールに移行するフォローの無さっぷりも、この作品がただのエンターテイメントだという事を表していると言えるでしょう。

 ただの娯楽とすれば及第ですが、タイトルに『ファイヤーウォール』という言葉を据えた程は、IT犯罪らしさが無いと言うのが残念なところです。物語としては規模も小さいですし、緊張感や心理戦も不足していた感は否めません。
 ハリソン・フォードが普通のおっさんを演じ、泥臭く頑張っているというのは画的に面白いんですけどね。もう一捻り有っても良かったのではないでしょうか。

独り言:誕生日

 もういい加減、歳を取りたくないお年頃です。

飲酒メモ

本日の理由:誕生日なので
本日の面々:友人と
本日の飲酒:カシスオレンジ×2 (許容量)

 歳を取ると無理が出来なくなり、中二病の維持も難しく、1年の短さが益々加速する――と中々良い事が有りません。人が若返りの法を求めるのも道理です。


8月23日(月)

今週のONE PIECE:第596話 “SPECTRUM”

今週の粗筋:
ナミはウェザリア、ブルックはテーナ・ゲーナ王国、ロビンは革命軍と、フランキーはバルジモアで、そしてウソップはボーイン列島にて、それぞれ強さを身に付ける事を決意するのだった。
詰まり話が全く進んでいないので感想を書くのがまぁ大変。

 尾田先生が凄いのは、過去のシーンを回想する時にコピーを殆ど使わず、ちゃんと描き下ろすという事です。
 今回のこの修行編に於いても、麦わらの一味がそれぞれ自身の過去を振り返る際に、過去の出来事を立位置等々含めてしっかり今の絵柄で描く漫画家魂には尊敬の念を抱きます。
 これを原作としたアニメが、使い回しの回想ばかりで時間を潰し続けているのは何かの皮肉でしょうかねえ(アニメと言えば、昨日チラリと観たら鷹の目の声が変わっていたっぽいですけど、それはまた別の物語)。

 しかし前回と今回のフランキーのエピソードを見ていると、バルジモアを描いている時の尾田先生は頂上戦争とは別の意味でノリノリですよね。やっている事はお約束以下レベルのギャグなのに、わざとモノローグだけ真面目にする確信犯ぶりが素晴らしいです。彼の人は活かすべき才能を活かすべきところにしっかりと活かしている人物ではありますが、同時に『才能の無駄遣い』タグを付けても良い位、どうでも良いところに才能を発揮させる人物だと思います。
 才能を無駄遣いせずにそのまま使っているっぽいのは、『BLEACH』の久保先生とか『テニスの王子様』の許斐先生とかですかね。あの2人は溢れる才能を原液のまま原稿に焼き付けているイメージが有ります。板垣先生は筋肉で描き上げているイメージ。

久保先生と言えば

 つい先日、Twitterで『才能も無く、努力もせず、そのくせ与えられるものに不平を言って、努力する人間の足しか引っ張れないような奴は、目を瞑ってどっか隅っこに挟まって、口だけ開けて雨と埃だけ食って辛うじて生きてろ』という発言をしたらしいですが、この『雨と埃だけ食って辛うじて生きてろ』という辺りに久保先生の才能を感じますよね。くりぃむしちゅーの上田氏でも言わないでしょう、こんな突っ込み。

 と、お洒落突っ込みにばかり目が行ってしまいますけど、呟いている事自体は果てしなく正論です。公安9課の素子さんが言っていた『不満が有るなら自分を変えろ。それが嫌なら耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ』とほぼ同じ。才能が無いならば努力するべきですし、努力をしないならば努力する人の邪魔をするべきではありません。権利を主張するならば義務を果たすべき、というのと一緒です。
 まー、弊サイトも嫌いな言葉は一番が『努力』で二番目が『ガンバル』なんですけどね。


8月24日(火)

今月のSTEEL BALL RUN:#62 LESSON 5 3

今月の粗筋:
どれ程『隣の世界』に移動しても、どれ程穴から離れても『無限』の回転がもたらす死からは免れない事を悟る大統領。
絶体絶命の状況に於いて彼が思い出したのは、幼き頃に知らされた実父の貫く黄金の精神――敵国の拷問を受けても尚、愛国心という最も美しい『徳』を貫き通した父の生き様だった。
自身のルーツを再確認した大統領は、遺体の呪縛から逃れたルーシーとジョニィの前に再び現われ、己の『完全敗北』を告げる。しかし、同時に『能力を解除すれば、別世界の生きているジャイロを連れて来る』という取引を持ち掛けたからさぁ大変。

 そろそろ決着かと思ったら別にそんな事は無かったぜ(2回目)。

 大統領の『D4C』もどうしようもない程に極悪ですが、ジョニィの『黄金の回転』は輪を掛けて極悪ですね。
 彼らの能力をジャンケンで喩えるならば、大統領が持っているのは『勝つまで勝負を繰り返せる権利』、ジョニィが手にしたのは『後出しし放題のインチキルール』といったところでしょうか。正にインチキを超えるインチキ。大統領は自身が諦めない限り何度でも挑めますが、幾ら挑んだところで後出し出来るジョニィには絶対に勝てないのです。汚いなさすがジョースターきたない。

 しかし大統領も伊達で合衆国の頂点に登り詰めた訳では無いらしく、普通ならば心が折れてしまいそうな状況に於いても尚『アメリカを豊かにする為ならば犠牲を厭わない』という為政者としての己を形成した過去を思い出し、這い上がって来る精神力の強さは大したものです。あの父有ってのこの息子、その手段(とテンション)にこそ問題は有れ、愛国心は本物なのでしょう。
 彼がそういう人物であるからこそ、『完全敗北』という言葉に真実味が感じられません。スタンドで負けただけで、己がナプキンを取る事を、アメリカが栄える事を諦める様な人間では無いでしょう。

 大統領の真意がどうあれ、この取引がジョニィに取って非常に重いのは言うまでもありません。
 ジャイロが大切な存在だからこそ、隣の世界のジャイロは自分の知っているジャイロでは無い、と言えるかも知れませんが、大切な存在だからこそ失う事に対する強烈な恐怖も有る筈です。この取引が罠かどうか以前に、『後悔しない選択はどちらなのか』という大きな問題がジョニィにはのし掛かります。
 尤も、『基本の世界』のジャイロが生存していれば問題は無いんですけどね。死んだと確定した描写は無いですし。


8月25日(水)

独り言:いつの間にか『ニコニコ動画』のNGリスト最大値が200になってた

 視聴する上であのNGリストは重宝しているので、最大値が倍になった事は手放しで喜ばしい事です。これでニコニコ出来ない発言を繰り返すユーザーIDを片っ端から追加出来ます。
 今までは罵倒や煽りに類する単語や、特定のハードやゲームの固有名詞、その他見るに耐えないと判断した文字列を登録していたのですが、これをしていると結構すぐ100個近くになってしまうんですよね。その所為で、余りにアレなコメントをしているユーザーが居ても、中々登録出来なくて困っていたのです。しかしその苦悩も今日まで。いやはや、良かった良かった。

 ところで、多くのユーザーからNG指定されている様なアカウントや、無駄にタグを消しまくっているアカウントを自動的に凍結する、とかそういう処理は出来ないものなんですかね。明らかに人を不愉快にする事だけが目的みたいなユーザーも見掛けますし(特に夏休み等)、サービスとしてそういうシステムが有っても良いのではないでしょうか。


8月26日(木)

今週の範馬刃牙:第221話 拳闘ボクシングの神

今週の粗筋:
烈の次の相手である『スモーキン』ことジョー・クレーザーを、『才能の無いロートル』と評するカイザー。
才能が無いという点でカイザーの意見を肯定する烈だったが、『才能の無さに絶望する事を断固拒否し、死線を踏み越えた並外れた経験の持ち主である』と高く評価する。
そして、烈の前に満を持して現われたマホメド・アライもまたスモーキンを高く評価すると共に、『烈が戦えば烈が負ける』と言い出したからさぁ大変。

 諦めが人を殺す、というのはアーカードの旦那の持論でもありましたっけね。

 存在そのものが敗北フラグの様だったスモーキンが、予想以上に持ち上げられているので驚きました。
 精々カイザーや深町コーチが褒める程度かと思いきや、烈がその強さを認めた上に、アライさんまで出て来てしまいましたからね。尤もアライの言う『煙には勝てない』セオリーは何だか微妙なんですけど、それはまた別の物語。

 しかしながら、この持ち上げまくりっぷりは、アライJr.のそれを彷彿とさせる為、却って敗北フラグを増長させている様にも思えます。
 Jr.の時も、長期間に渡って謎のストリートファイトを繰り広げた上で、『強くなった』の『成長した』の『刃牙に勝てる』のと皆で散々持ち上げまくりましたよね。その結果がどうであったかは、親愛なる皆様ならご存知の通りです。まさかの瞬殺。前振りが無意味な上に長かっただけ、その衝撃は大きな物でした。
 今回の唐突な持ち上げ方は、このJr.の持ち上げと似ているのです。一気に地面に叩き付ける為に、強いよ、凄いよ、と浮かせておくあの感覚に。

 尤も、持ち上げるか否かに関わらず、アライの登場自体がJr.との戦闘フラグっぽい、という現実も有るんですけどね。わざわざアライまで出しておいて、それを放置する事は無いでしょう。きっと。いや、恐らく。

飲酒メモ

本日の理由:会社の企画
本日の面々:同僚約30名
本日の飲酒:ビール×1、カシスグレープフルーツ×1 (許容量)


8月27日(金)

ゲーム:『SaGa』シリーズのポータルサイトが公開

 これ見よがしに謎の最新作情報(詳細は一切不明)もオープン。
 ああ、何でしょうねえ、気になりますねえ。個人的には、『ロマンシング サ・ガ 3』を『Minstrel Song』級に割り切りと気合いを込めてリメイクして欲しいのですが、如何でしょう。今の表現力で、グゥエインと共にビューネイと戦ったら面白そうじゃあないですか。My Wifeであるところの真ビューネイの真正面の姿も拝める上に、『しまきぞく』なのか『よんまきぞく』なのかの争いに終止符が打たれるのです。嗚呼、何て素晴らしい。

 『ロマンシング サ・ガ 2』も好きですが、皇帝に愛着が湧いて来たところで時代が変わってしまうのが個人的にはアレでした。
 ――という事で、大変にどうでも良い自分がプレイした『SaGa』シリーズの好きな順番は下記の通りです。

  1. Minstrel Song
  2. ロマンシング サ・ガ 3
  3. Sa・Ga2 秘宝伝説
  4. ロマンシング サ・ガ
  5. ロマンシング サ・ガ 2
  6. 時空の覇者 Sa・Ga3
  7. 魔界塔士 Sa・Ga

 『SaGa』の話題を書いていたら、久し振りに『Minstrel Song』をやりたくなって来ました。
 あれの真サルーイン程、絶望したくなる程強力なラスボスはそうそう居ないですよね。『3』の四魔貴族を放置した時のラスボスも大概でしたが。

飲酒メモ

本日の理由:同僚の壮行会
本日の面々:会社のメンバー約40名
本日の飲酒:烏龍茶×2 (問題無し)

 今日は車を使う必要が有ったので飲酒を回避。ってこれ、飲酒メモじゃないですね。


8月28日(土)

衝動買いハリケーン:悪魔城三昧

 DSシリーズの『蒼月の十字架』と『ギャラリー オブ ラビリンス』、『奪われた刻印』の3点セットが3,150円だったので思わず購入してしまいました。
 実は今年のGW明け位に『蒼月の十字架』と『ギャラリー オブ ラビリンス』は同僚に借りてプレイ済みなんですけど(そう言えば感想を書きそびれていましたが)、このお値段で一気に揃うなら美味しいですよね。よーし、これで来月の夏期休暇のネタが増えたぞう。


8月29日(日)

映画:ワールド・オブ・ライズ (原題:Body of Lies)

映画の粗筋:
テロ撲滅の為、中東で現地工作員として任務を遂行するCIAエージェントの主人公ロジャー・フェリスと、アメリカの自宅やオフィスから淡々と命令する上司エドワード・ホフマン。
礼節や敬意を弁え、身体を張った仕事をするフェリスに対し、自身は動く事無く情報戦や裏工作を得意とするホフマンは、考え方や見解の違いから反目し合いつつも、架空のテロ組織を作る事でテロ組織を束ねるアル・サリームの逮捕を図る。
しかし、現地での協力者であるヨルダン総合情報部の局長ハニ・サラームが、フェリスに『嘘をつくな』という条件を提示しているにも関わらず、ホフマンは『作戦の為だから情報も渡さないし嘘もつく』というタイプの人間なのでさぁ大変。

 感想。これといって世界を騙す様な嘘が有る訳でも無く、タイトルを変えてまで『嘘』をテーマにしなくても良かった気が。65/100点。

 脚本は極めて普通です。予想を超える嘘やどんでん返しは有りません。この手の作品としては、とても平々凡々としています。
 泥臭い銃撃戦や爆破後の摘出手術等、妙にリアルな描写や空気感・緊張感の作り方については他の作品と一線を画していますし、終盤のアラブについて語るフェリスとホフマンのやり取りには色々と考えさせられる事も有りますが、印象に残るのはそれ位なものです。派手なアクションは勿論、手に汗握る頭脳戦が殆ど無い――手に汗を握ってしまう様な拷問シーンは有ります――ので、『息もつけない頭脳戦』、『果たして世界を救うのは、いったい誰のどんな嘘か』という売り文句でDVDを買った身としては、肩透かしを喰った気がします。

 ただ、迫真の演技を随所で見せるレオナルド・ディカプリオや、『安全圏から冷徹な指示をするデスクワーカー』になる為に体重を増やしたというラッセル・クロウの役者魂については美事と言う他有りません。役者や映像等の基礎がしっかりしていただけに、脚本が普通だったのが惜しまれます。


8月30日(月)

今週のONE PIECE:第597話 “3D2Y”

今週の粗筋:
ルフィのメッセージが、『3日後の再開を2年後にする』という内容だった事に気付いたゾロは、強さを得る為にミホークに剣の師事を乞う。
そしてルフィは、レイリーの元で『覇気』の修行に入るのだった。こうして2年に渡るそれぞれの修行が始まったが、4週間も休載する事が発覚したからさぁ大変。

 噂通りの『2年後再開』だった事は兎も角、4週休載のダメージがでか過ぎます。ほぼ1ヶ月じゃあないですか。1ヶ月も『ONE PIECE』が読めないなんて、1ヶ月連続でノー残業デー無しみたいなものですよ。……いや、それは一寸違うかな。

 本編の話。
 今まで曖昧だった『覇気』も、漸く説明が来ましたね。
 空島では『心綱』とも呼ばれ、対象の『声』を聴く事でその動きを知る事が出来る『見聞色』、敵の攻撃を防ぐと共に、悪魔の実の能力を貫いて攻撃する事も可能な『武装色』、そして気迫を以て威圧する『覇王色』。どれもこれも今後の戦闘を一変させそう、というかインフレの要因になりそうな物ばかりです。この2年でルフィの敵達も相応の成長を遂げて丁度良くなるのかも知れませんが(特にコビー)、過去の敵が弱者扱いされる日はそう遠くないですね。

 そんな微妙な可能性を秘めた覇気ですが、肝心の『覇王色』は数百万人に1人のみが使えるという貴重な物である割に、ニフラムっぽい感じがして今一有難味を感じません。
 端的に言えば『気合いで気絶させる』能力という事になるのでしょうが、そんな能力は雑魚散らし――例えばマリンフォード頂上戦争の様な、有象無象が入り乱れて戦っている場を整理するのに使える程度で、ボスクラスには絶対に効かないですよね。ルフィが威圧するだけでライバルとか海軍大将が気絶しても厭ですし。
 『王の資質』とまで言われる位ですから、何か他の力や用途が有ると信じたいところです。

独り言:今週の『BLEACH』を読んで

 今週繰り広げられた『BLEACHテンプレート』の全力疾走具合には、ある種の清々しさを感じてニヤニヤしてしまいました。
 滅茶苦茶に強い敵と相対し、絶体絶命になったところに現われる超滅茶苦茶に強い助っ人。自身の力を過信して息巻いた瞬間の不意打ちに、それ対する『な……に……!?』リアクション。そして『すぐ終わらせる』宣言で引き。ネタとして『BLEACH』を語る際に出て来る要素のほぼ全てが詰め込まれていますよね。無かったのは僕達私達で始まるポエム位なものです。

 この漫画――久保先生の、こうした『我が道を往く』スタイルには心底シビれて憧れます。皮肉でも厭味でも無く、敬愛の念さえ抱いてしまう。
 来週以降は、藍染さんがスーパー解説タイムを披露した後に『御託は良い』的な事を言われてずばっと斬られ、その後に一寸は反撃するものの曖昧に勝負を終わらせて次の舞台で仕切り直し、というテンプレートの実行も宜しくお願い致します。

ネタバレ:最近の藍染さんが輪を掛けてアレ

 承前
 アレから髪が伸びたり眉が無くなったり羽が生えたり、デザインも大分アレでアレな感じになりましたが、相変わらず言動も実にアレですよね、というお話。

  • したり顔で『既に斬っている』発言 → 特に効いてない
  • したり顔で『今のが私の最後の隙だ』宣告 → その後も幾度も隙を突かれる
    • しかも、崩玉が無いと何度か死んでるレベル
  • したり顔で『捜す真似事を止めただけ』と数百歳下の女子高生相手に講説
  • したり顔で『君の狙いは知っていた』、『この程度で残念』発言 → 予想外の攻撃を受けて激昂
    • 思わず二人称が『貴様』に変わる位テンパる
  • したり顔で『君は進化に失敗した』発言 → 戦力差が有り過ぎて霊圧を読み取れなかっただけ

 人は追い詰められるとその本質が見えて来ると良く言いますが、最近の彼の行動からは『余裕たっぷりの大物を懸命に演じている小物』という像しか見えて来ません。
 これまでも似た様な奴は出て来ましたけど(と言うかそんな奴ばっかりですけど)、藍染さんは己への自信と得意気に披露する御高説が無闇に長くてくどい分、『何て駄目な人なんだろう』感が強烈です。キャラクターのタイプとしてはムスカ大佐に近いと思うのですが、彼と違って好感を持てないのもその辺が理由でしょう。

 完全な推測と思い込みで書くと、藍染さんは外で暴れ回るよりも、室内で研究したりしていたり企てたりしている方が向いている人なのだと思います。
 敵の動きを読む事や物事を分析する力には長けているので、己の力を過信せずに対策を展開する事が出来れば、軍師としては常勝も夢では無い筈です。

『藍染の失敗は!』『藍染の失敗は自分の能力を楽しんだことだった!ヤツは実験し自分のこの能力の限界を知りたがった…』『そこにスキが生まれ一護に敗北した!』

 因みに、上記のストレイツォの台詞の引用は、市丸がいつか近い事を言ってくれると思って用意していた物でした。予想が外れて残念。


8月31日(火)

独り言:インフォシーク iswebライト 終了のお知らせ

 弊サイトは『iswebベーシック』なので影響は有りませんが、『isweb』自体いつまで続くのか、と少し不安です。
 容量や制限の事も踏まえると、先日も書いた様に本気で乗り換えを検討した方が良いのかも知れません。今年の契約が有る内に別のところと契約して、こっちの契約が切れるまではサイト移転告知を載せておく、的な感じで。


2004年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2005年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2006年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2007年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2008年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2009年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2010年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2011年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2012年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2015年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2016年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2017年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2018年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2019年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2020年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2021年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2022年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2023年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2024年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月