a 適当。

2月1日(月)

今週の暗殺教室:第173話 私の生徒の時間

今週の粗筋:
 生徒達を狙い徐々に殺せんせーの体力を削る柳沢達に対し、茅野が元・触手持ちとして時間稼ぎを買って出る。
 しかし無情にも二代目の触手が茅野を貫くのだった。

 遂に死人が!?と驚くところなんでしょうけど、如何せんそれが茅野さんなんですよねえ。
 姉妹揃って同じ傷というのが、『死神』の『触手を手術で使えれば』フラグに繋がるし、天才子役という設定が死んだ振りに繋がります。
 決して死んで欲しい訳じゃあ有りませんが、特に危機感は感じないのが残念です。

 そして案の定、追い詰め過ぎた所為で殺せんせーが確定。
 敢えて顔色を書かないのは『激怒の黒』にとどまらない新色発表会になる前触れでしょう。
 柳沢辺りで茅野さんを隔離してじわじわ削っていれば良かったのに、ここからもう一踏ん張りは期待出来ないでしょうね。

今週のONE PIECE:第814話 “ネコマムシの旦那に会いに行こう”

今週の粗筋:
 サンジが出て行った経緯を聞いたルフィ達は、ネコマムシの旦那と邂逅を果たす。
 そして、一命を取り留めたペコムズから『ヴィンスモーク家は人殺しの一族』と聞かされるのだった。

 続・今週もサンジの謎は解けず。
 ただ、案の定ヴィンスモーク家は余り胸を張れる様な一族では無い様です。

 これでまた少し分からなくなりましたね。
 前回『裏社会の顔役』という可能性を考えましたが、顔役に対し『人殺し』とは言わない筈です。
 でも単なる『人殺し』ならば手配書への介入なんか出来ませんよね。

 という事で、『人殺しの一族』という前提を踏まえた新しい可能性は3つ。

  • 世界政府御用達の暗殺一家
  • 死の商人
    • コネまたは金で手配書に介入
  • 人殺し程度では捕まらないクラスの上流貴族

 死の商人だとシーザーと被るし上流貴族だとドフラミンゴと一緒だしで、暗殺一家ですかね。
 それはそれでCP9っぽくてアレですけど。

 しかしそんな事より、ネコマムシの旦那が思っていた以上に猫で可愛かったのが良いと思いました(作文)。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.76 僕のヒーロー

今週の粗筋:
 100%のO.F.A.も通じず絶望する緑谷だったが、洸汰の為に再び命を賭ける。
 本気を出したヴィランに追い詰められながらも、100%を超えるO.F.A.で今度こそヴィランを撃破するのだった。

 ヤだ、先週以上にイカれているのにとんでも無く格好良い。
 加えて冒頭にサブタイトルが無かったので、どんな仕掛けが来るかとわくわくしていたところに、あの流れあの構図でこのサブタイトルですよ。
 どんだけ盛り上げ上手ですかこの野郎(昔の銀さん風)。

 まぁ、流石に1,000,000%は『気分的にはそんな勢い』という比喩表現(そして多分そんなではない)と思いますが、限界を超えている感が伝わって来て大変素敵でした。
 もう殆ど死を覚悟した状態から、オールマイトの言葉と『守る』という心から立ち上がるその様は完全にヒーローのそれですよね。
 やはり見ようによっては異常ですけど、あのオールマイトを継承する者としては、これ以上無い程相応しい黄金の精神の持ち主です。
 一寸アレだけど格好良いですよねえ。ありゃあ『僕のヒーロー』と言わざるを得ませんわ。

 あ。それと見開きのカラーがとんでもなく格好良くて素敵でした。と、取って付けた様に語る。

今週のブラック・クローバー:ページ47 光魔法VS闇魔法

 ヤミ団長格好良い。

 というのは置いておきまして、個人的にはシリアスとギャグの比率がこの位だと読み易くて好きです。
 それに、リヒトの不幸自慢に対するヤミ団長の切り返しは、結構真面目に最適解だったんじゃあないかと思います。
 どうにも敵が不幸自慢をし始めると、『分かるってばよ』か『それでもお前は間違ってる』の2パターンになりがちなので、今回の様な『で?』パターンも有って良いですよね。
 悪党は悪党だからたたき伏せる。うむ、単純明快で良いじゃあないか。


2月3日(水)

ゲーム:『FINAL FANTASY XV』がPC版展開?海外公式サイトで一時的にソースコード見つかる

 商売的な事を考えると何れ出すんじゃないかなぁ、と思いますけどね。

 大切なのは出すタイミングです。
 オンラインでどうこうするゲームでは無いので、コンシューマより少し遅い程度ならば兎も角、『コンシューマから1年以上経ってから一寸安く出す』だったりすると購入機会を逸する人が増えそうな気がします。

 自分は……そうですね、自分で書いた流れを否定してしまいますけど、時期がどうこうより英語音声が選べるならば買いたいです。
 これまでのプレイデモを観る限り、屡々ネット上でネタにされる『黒いニーチャン達の面白旅行っぷり』よりも、あの喋り――過剰演技っぽいとでも言いましょうか――の方が悪い意味で気になってしまいます。
 馴れてしまえばどうという事も無いのかも知れませんが、馴れる必要が無ければそれに越した事は有りません。


2月4日(木)

今週の嘘喰い 第454話:小さなきっかけ

 お屋形様復ッ活ッ×6。

 記憶を失う描写から復活までの流れが神懸かり的でぞわぞわと来ました。
 殆ど黒歴史状態だったあの宇宙人ネタを、よもやこういう形で再利用するなんて誰が予想出来ましょうか。

 記憶を失う設定に起因しているのか単に定まっていなかったのか、これまでお屋形様の性格は微妙に不安定でしたけど、こと『不気味さ』という観点ではあの坑道でのお屋形様がピカイチでした。
 子供の様にゲームを楽しむ一方で、容赦無く貘さんを殺そうとする残酷さと、佐田国を利用して暗諜を設立する強かさを兼ね備えた人物。
 あのお屋形様の内面には、確かにボス然とした圧倒的な迫力が有りました。それがまた、今ここに。

 という事で、梟お爺ちゃんは完全に用済みですね。
 ここまでは想像を遥かに上回る活躍してくれましたが、流石にもう見せ場は無いでしょう。
 後はラロがもう1回位謎の足掻きをするかどうかですね。アノマが未だ姿を見せていませんし(マルコもですけど)。

今週のテラフォーマーズ 第172話:THE JAR OF SORCERY 蠱毒の現場

 裏切り者のバーゲンセールや。

 何でしょうね……中にはミスリードも有るとは思うんですけど、『取り敢えず裏切り者を出しておけば良い』感じになっている気がします。
 しかも、この漫画に於ける裏切りは、ジョセフ以外は特に思い入れや背景描写の無いキャラクターによるものばかりで、意外性だったりショックを受けたりが無いんですよね。
 第1部のウッドも『誰?』って感じでしたし、中国もジェット以外特に出番が無かったですし、エロネ達にしてもぽっと出の新キャラです。
 COSMOS組にしても、ほぼ全員最近出て来た……その上特に劇中で燈達との関わりが無い面々ばかりなので『実は裏切り者です』と言われても『え?あ、はい』としかリアクション出来ません。

 そして、ここに来て唐突に『ワクチンが出来ればM.O.手術のリスクが激減』という新設定ですよ。
 別にその設定自体は想定出来たパターンですけど、じゃあ別に燈にこだわる必要なんて無かったですやん、と。特にジョセフと繋がっていたローマ。

 最近の微妙な展開は置いておいて、多分この漫画に読者が求めていたものと、作者がこの漫画でやりたかった事が実は全く合っていなかったのでしょうね。
 作者としては、異質な環境に於ける『代理戦争』が火星編のテーマだったんでしょうけど、読者が見たかったのは『人間サイズのゴキブリvs人間サイズの動植物 最強決定戦』だった訳で。
 大前提を間違えている以上、それを楽しめないのも道理です。


2月5日(金)

飲酒メモ

  • 本日の理由:懇親会
  • 本日の面々:クライアントと同僚 合計6名
  • 本日の飲酒:温州みかんサワー×1


2月7日(日)

映画:キングスマン (原題:Kingsman:The Secret Service)

映画の粗筋:
 母の再婚相手とウマが合わず自堕落な日々を過ごしていたエグジーは、あるトラブルを切っ掛けにスパイ組織『キングスマン』のハリーに接触する。
 エグジーの父に恩の有ったハリーはエグジーを『キングスマン』にスカウトし、エグジーは詰まらない日常から抜け出す為に『キングスマン』の過酷なテストに挑むのだった。
 だが、エグジーが次々と課題をクリアしていく中、『キングスマン』は世界を一変させる巨大な陰謀に巻き込まれていたからさぁ大変。

 感想。実に面白いトンデモスパイ映画。90/100点。

 本作を構成する要素は概ね以下の3つです。

  • スーツのオッサンによるハイスピードアクション
  • ガジェット山盛りのスパイ劇
  • 人は何を以て紳士となるか

 この内どれか1つにでも興味が有るならば、本作を観てみるべきです。
 多分がっつり本作を楽しめます。

 さて、そんな本作は公式でも謳っている通りキレッキレのアクションを楽しむスパイ映画ですが、良い意味で馬鹿な作品です。
 何が馬鹿って、古き良きスパイ映画へのオマージュが凄いんですよ。
 先ずは出て来るガジェットが『防弾スーツ』に『記憶操作銃』、『電気が飛び出る腕時計』に『爆発するライター』といったお約束のオンパレード。
 それを扱う『キングスマン』は『円卓の騎士』に則ったコードネームとパリッとしたスーツを身にまとった英国紳士達で、敵地でも酒を嗜む余裕は忘れません(機嫌が悪いと一般人をフルボッコにするけど)。

 対する悪党は、ヤンキース帽を被ったハンバーガー大好きのアメリカ人で『謎の新発明』により世界を変えようとするクレイジー。
 そしてその腹心(暴力担当)は刃を仕込んだ義足の美女で、その根城は山をくり抜いた秘密基地(牢獄付き)ですよ。
 清々しいまで『古き良きスパイの王道』を貫き通すこの馬鹿さが兎に角素晴らしい。

 そして、その馬鹿さを更に盛り上げるのが凄まじい迫力のアクションシーンです。
 圧倒的な身体能力と数々のスパイ道具でバッタバッタと敵を薙ぎ払う――でもスーツは着崩れしない――圧倒的な紳士無双。
 紳士をテーマにしている割にそのアクションは凄惨を極め、内臓は出ないまでも、折れたりもげたり割れたり爆ぜたり位は普通にやります。
 しかも、そんなSATUGAIシーンに流れる曲が妙にポップだったり、クラシック脳みそボーンで笑わせに来たりするので始末に負えません。
 いや、何を言っているのかわからねーと思うが(以下略)

 ともあれ、こうした作風なので作中のユーモアもたっぷり有ります。
 『キングスマン』訓練で相棒になった犬の名前がCTUのあの人だったり、ドイツ貴族の挨拶があからさまにアレだったり、母親が『シャイニング』だったり、スウェーデンの王女が救出すればキス以上で世界を救えば(自主規制)だったり、そもそも王女救出のパスワードがアレだったり、クラシックで脳みそボーンだったり。
 結構容赦無く人が死にますが、軽快・痛快・ハイセンスな良い映画だったので、今後定期的に見直したくなりそうです。
 ここまで書いたキーワードに何か惹かれる様な要素が有った方は、是非観てみて下さい。

余談:教会外でのガラハッドについて

 多分誰もが思う事でしょうけど、明確な描写が無かったので次回作が有れば普通に出て来そうですよね。
 実はこの作品内で――例えばエグジーのピンチ時に――出て来ると思ったので、そこは一寸予想外でした。

余談:そう言えば

 本作について調べてみたところ、監督が『キック・アス』のマシュー・ボーンだった様で。
 年末に『キック・アス』も買ったのですが何と無く観そびれていたので、これを機に観てみようと思います。


2月8日(月)

今週の暗殺教室:第174話 顔色の時間

今週の粗筋:
 怒りの『黒』を乗り越えた殺せんせーは、自分の力で二代目に制裁を加える。
 その衝撃で吹き飛ばされた柳沢は、体内に触手細胞を埋め込んだまま『地の盾』に消灯し、決着が付くのだった。

 う〜ん?
 期待し過ぎたのかな。

 悪党が哀れな最期を遂げるというのはシックスと共通していますが、それにしても柳沢はそこに至るまでの活躍が少な過ぎました。
 どうせならばもっと姑息に、もっと矮小な人物に描けば良かったのに。

今週のONE PIECE:第815話 “おれも連れてけ!!”

今週の粗筋:
 ルフィは一通り現状を把握し、単身でサンジの結婚式を壊す為にペコムズと行動を共にする事を決意する。
 一方、ブルック達は『侍』の存在を隠そうとしていたがうっかり眠ってしまい、その隙にバリエテが侍の存在を伝えに走るのだった。

 あー、折角とんとん拍子だったのに、ここでややこしそうな展開が。
 今のところ、あの侍達の存在意義が良く分からないのですが、何れこのストレスを発散する様な展開を期待しても良いのでしょうか。

 一番望ましいのは、『北斗の拳』に於ける牙一族打倒後のケンシロウとレイみたいな感じですね。
 家族の仇として『七つの傷』を持つ男を捜しているレイに対し、ケンシロウが『俺それ持ってる』と暴露しても、そこまでの友情が有ったからこそ『お前じゃない』とあっさり理解して貰えたあのパターン。
 モコモ公国の人達も理解してくれないかなあ。ここから手の平返しのバトルとかフラストレーションにしかならないんだよなあ。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.77 いいよ

今週の粗筋:
 荼毘を退けた相澤の元に、洸汰を連れた緑谷が合流する。
 敵の強さと状況を察した相澤は、緑谷とマンダレイ経由でA・B組に戦闘許可を出すのだった。

 既に皆戦っていましたけどね!
 ちゃんと許可を貰うのが大事という事で。

 コピー系の能力を持っていそうな今回初登場のヴィラン・トゥワイスは、敵ながら面白そうなキャラクターですね。
 本作のヴィランは比較的しっかり『悪役』しているタイプが多いので、こういうコメディリリーフは珍しいと言えます。
 ただ敵対する個性という観点では非常に厄介なタイプなので、面白いけど面倒という立ち位置になりそうですね。

 話全体では特に進捗は無かったものの、カッチャンについては死柄木がターゲットにしている事が分かりました。
 仲間に迎え入れたいのか、暗黒面に堕とそうとしているのか、おちょくりたいだけなのか。
 カッチャンのキャラクター的にヴィラン化は有り得なくもないですが、折角ジーニストのところに行ったのですし、普通に乗り越えて欲しいところですね。
 一応は『ヒーロー』への憧れがオリジンだった訳ですし。この後に及んでデクへの劣等感とかいうサスケパターンは回避して欲しいです。

今週のワールドトリガー:第130話 ガロプラ9

 激おこ那須さんのオーバーキルっぷりが何だか凄い、というお話。
 この漫画で、描写その物に迫力が有った攻撃は星の杖(オルガノン)以来じゃないでしょうか。
 これでB級だと言うのだから、ボーダーの層の厚さが窺えますね。少数で挑まざるを得ないガロプラが哀れ過ぎる。


2月9日(火)

ゲーム:非対称マルチプレイサバイバルホラー『Dead by Daylight』発表

 1人の殺人鬼vs4人の男女をテーマにした作品だそうで。
 公開されているのがイメージアートだけですが、テーマが非常に面白そうです。
 まぁ……『13日の金曜日』がこんな感じになる筈だった気がしますけど。どっちが先に出るのかな。

独り言:13年間続いた老舗ゲーム動画サイト『GameTrailers』が閉鎖

 そう言えば最近はめっきり観なくなりましたが、昔はTrailerと言えばここでしたっけ。
 PS3の発売前後、ここで公開された『FINAL FANTASY XIII』のTrailerを観て同僚達と『PS3スゲエ!』とか言っていた記憶が残っています。

 動画配信が容易になり、このサイトも役割を終えたという事なのでしょう。
 今までお疲れ様でした。


2月10日(水)

独り言:Amazon、無料のゲームエンジン『Amazon Lumberyard』を発表

 『UNITY』や『UNREAL ENGINE』が有る中でどうしちゃったの?という感じですが、『CryEngine』をベースにした画面の綺麗さと『AWSさえ使わなければ無料』というサービスで一気にインディ層を取り込もうという狙いでしょうか。
 クリエイターにしてみれば選択の幅が広まるのは良い事ですね。

 あー……会社を辞めて色々弄ってみたい。


2月12日(金)

ゲーム:PC版『Quantum Break』最小動作環境はWindows 10とi5-4460から

 gamescom 2014で観た時から興味が有ったのですが、まさかのWindows10縛り。
 今のところメインPCをWindows10にアップデートするつもりが無いので、これは極めて残念な情報と言えます。

 やぁ……このゲームがWindows10じゃないと駄目、という理由が見えません。
 CPU対応問題然り、こういう地味だけどあからさまなWindows10の強制がどうも気に入らないですねえ。

ゲーム:Ubisoft Entertainmentが『ウォッチドッグス』続編の開発を明言

 こちらは良いニュース。

 『Ubisoft』の新規IPは2作目で一気に開花するケースが多いので、非常に期待が持てます。
 これもWindows10専用ならその時は仕様が無い、アップデートするしかありませんな。うん、こればかりは仕方無い。


2月13日(土)

独り言:2016年に『アサシン クリード』シリーズの新作はリリースされない

 『Unity』の影響か『Syndicate』のセールスが思っていた程では無かった様なので、それも踏まえた結果かも知れません。
 個人的には良い判断だと思います、

 ここ数年、年末恒例の楽しみとなっていたので、それが無くなるのは非常に寂しいです。
 しかし『Unity』のバグは――オープンワールドにバグは付き物だとしても――酷過ぎましたし、練り込む事でより良いものが出来るならば、それを待つ方が結果的に楽しめる筈です。そう割り切る事にしました。

 それに、デズモンドの物語が一区切りしてから現実編の魅力が低下した為、以前程『続きが気になって仕方ない!』という状態にない、というのも本音です。
 アクションとしてゲーム自体は遊びたいけれど、物語に個室していないので、前よりも気長に待てるとでも言いますか。
 これで、デズモンドの話が続いていたら、今日の一行目に

エツィオ三部作みたいに同じアセットを流用して『繋ぎ』でも良いから出せば良いのに

 とか書いていたんでしょうけどね。

 アセットと言えば、『4』を流用した(っぽい)『Rogue』を買ったきりだったので、今年はそれで繋ぐ事とします。
 積みゲーの消化にもなるし、丁度良いです。


2月15日(月)

今週の暗殺教室:第175話 戻らない時間

今週の粗筋:
 殺せんせーは自らの手で二代目に引導を渡す。
 そして、戦闘の中で保護していた茅野の血液や体細胞を基に茅野を蘇生させるのだった。

 非常に不思議な気持ちです。
 涙腺の弱い身としては、今回の展開……特に最後のあぐりへの問いかけなんて号泣ネタの筈なのに、平然と真顔をキープ出来ました。

 勿論思い当たる節……というか結論は見えています。
 率直に書いてしまえば、ここまでの流れが存外に期待外れだったからなのでしょう。

 茅野さん豹変からの『本当の暗殺教室』で大きく煽られたものの、茅野さん自体のあっさりした陥落で失速。
 続く過去編で若干盛り返すも、謎の宇宙編で大きくダウン。
 サバゲー編では渚君vsカルマ君の勝負や個々人の肉体的な成長は見られたものの、どうにも内面は煮え切らない状態が続いて微妙な結果に。
 秘密兵器として投入された傭兵達も一瞬で噛ませ犬と化し、柳沢と二代目に至っては登場時の変身がピークという残念仕様。
 バトル漫画じゃあないのでバトル自体に期待していた訳でもありませんが、結局『殺せんせー強い』で終わってしまいました。

 変な引っ張り方をしない、という点は良いんですけど、減り張りにも欠けていた様に思えます。
 要素要素が良いだけに非常に勿体ない。これから松井先生らしい巻き返しが有ると良いのですが。

今週のONE PIECE:第816話 “イヌVSネコ”

今週の粗筋:
 バリエテの報せを受け町へ向かったネコマムシの旦那だったが、イヌアラシ公爵と鉢合わせし喧嘩を始めてしまう。
 それを止めに入った錦えもん達に対し、『雷ぞうは無事である』事を告げるのだった。

 これは予想外。完全に予想外。何と言う超展開(褒め言葉)。

 錦えもん達の登場で詰まらない諍いが起きなければ良いなあ、とずっと書き続けて来ましたが、諍いが起こるどころが全部解決ですよ。
 こんなオチ、誰が想像出来たでしょう。
 というかワンダ始め、ミンク族の演技力が凄過ぎるでしょう。何だこの可愛い生き物達。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.78 混乱渦巻き

今週の粗筋:
 爆豪がヴィラン連合に狙われている事を皆に報せた緑谷は、爆豪の元へ向かう最中に負傷した障子と遭遇する。
 彼らの前に立ち塞がるのは、ヴィランでは無く暴走した常闇の黒影だった。

 常闇君の暴走をここにねじ込んで来ましたか。
 濃いと言うか、とことん合理的な話運びを選びますね。週刊誌でこれは凄いですわ、本当に。

 そして腕はやっぱり障子君の物でした。
 個性の様なので、恐らく再生も可能と考えるべきでしょう。これで一安心。
 ただ、ここにハンドクラッシャーの異名を持つ轟君も混ざって来ると大変に危険です。デクの骨、飯田君の神経に続き、腕そのものの障子君というコンボが繋がる可能性が有ります。
 黒影が光に弱いという特性上、デクチームの小目的が轟君との合流になりそうなので、そこでだけ注意が必要ですね。


2月16日(火)

飲酒メモ

  • 本日の理由:ノリ
  • 本日の面々:会社の同僚 合計3名
  • 本日の飲酒:グレープフルーツサワー×1


2月17日(水)

独り言:PS Vita本体+16GBメモリーカードで税別1万9980円。

 あら少しお得。

 金額的には魅力的なんですけど、現時点では遊びたいソフトが無いのが難点ですね。
 『FINAL FANTASY X HD Remaster』発表時に言わてれいた様にPS2ゲームのリマスターがどんどん来ていたのなら、とんでもないハードになったと思うのですが。
 前から挙げている『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』然り、『SIREN』とか『大神』とか『アヌビス』が遊べるなんて……素敵やん?


2月18日(木)

仕事:札幌出張1日目

 札幌と言えばコレ――という感じで、毎度お馴染みの『すあげプラス』に行ってスープカレーを食べて来ました。
 本当ならば、もう1つのお馴染みである『だるま』のジンギスカンにも行きたかったのですが、今回は体調が微妙だったのでパスする事に。
 うーむ、残念。

飲酒メモ

  • 本日の理由:札幌出張につき
  • 本日の面々:会社の同僚や部下、協力会社の面々 合計15名
  • 本日の飲酒:ビール×1

 今日の懇親会ですが、お店が1年半前に『もう絶対行かない』と書いた場所でした。
 烏龍茶とジントニックだけ、頼んでから1時間以上出て来なかった曰く付きのお店です。

 今回については、結論を書くと烏龍茶は普通に出て来ました。
 でも別の伝説を作ってくれたのです。

  • 席にカセットコンロが有ったものの、30分位経っても特に鍋等が出て来る気配無し
    • サラダやお刺身等はどんどん出て来て、使わないコンロが邪魔な感じに
    • 他の席は最初から鍋がセッティングされていた為、(幹事の集合が遅れていた事も有り)店員さんに鍋の有無を確認
      • 『実はコンロ使わないとかだったりして』なんて話をしていたところ、案の定『使わないので片付けます』との事
      • これですっきり
  • しかし幹事が来るなり、『今日は鍋のメニューなのに!』とまさかの発言
    • 幹事が再確認を行って実は鍋が有る事が判明
      • 以前の烏龍茶事件も有った為、『これコンロを持って来る前に鍋とか締めのラーメン持って来たら面白いね』なんて雑談
        • ……をしていたら、案の定締めのラーメンだけを先に持ってくるミラクル発動
      • 結局、最初から火を付けている前提っぽい鍋が1時間位経ってから漸く登場
        • 締めのラーメンは、先に持って来たしなしな状態のものをそのまま出されるという残念な状況に

 前回に続き、本当にまさかの展開です。
 2連続でこういうネタが続くと、逆に面白いと思ってしまいますね。
 どうせだったら、鍋とデザートを同時に出す位まで突き抜けて欲しかったところ。

今週の東京喰類:re: 喰う腑:64

 一寸間の抜けた馬鹿キャラになると思われたトルソーが、極めてタチの悪いクレイジー野郎となっていて驚きました。
 尤も、最初からやっている事は最低だったので、妥当と言えば妥当な動きなんでしょうけどね。
 色々もがれてしまったむっちゃんの今後が心配です。

 というかむっちゃん。
 幾ら不意を突かれたとは言え、今更トルソーに後れを取った事にも驚きます。
 これまでトルソーは戦闘力に秀でた喰類としては描かれていませんし、この数ヶ月で強化されたにしても付け焼き刃に過ぎない筈です。
 そんなトルソーに通じない程度の実力って、本人も彼女を認めた人物の眼力も格落ちすると思うんですよね。
 今回の件は無印の拷問後カネキチ的な覚醒フラグだと受け止めていますが、そうじゃないと、存在意義が良く分からないので、その、何だ、困る。


2月19日(金)

仕事:札幌出張2日目

 今日は協力会社の方のお勧めで、『札幌ら〜めん共和国』内の『吉山商店』に行って来ました。
 正直なところ、これまで札幌出張で食べたラーメンで『美味しい!』と思うケースが無かったのですが、今回は中々美味しかったです。

 『だるま』に行けなかったのは心残りですが思っていた程寒くなく、中々楽しい2日間を過ごせた様に思います。
 それだけに週明けからの日常が厭ですねえ……。

ゲーム:何者かに殺人を強いられるスリラー『The Works of Mercy』がキックスタート

 設定と絵作りだけで既に面白そう。
 日本語版が出るなら夏に遊びたいですね。

 最近は面白そうなホラーゲームが多くて困るなあ。良い意味で。


2月22日(月)

今週の暗殺教室:第176話 やってきた時間

今週の粗筋:
 全ての力を使い切った殺せんせーに前に、E組の生徒達は自分達の手で暗殺を遂げる事を決意する。
 殺せんせーは生徒達の意思を尊重し、最後の出欠確認を始めるのだった。

 満身創痍の殺せんせーvsE組の総力戦的な展開を期待していたので、少し肩すかし。
 それぞれが身につけた特技で殺せんせーを追い詰めて、渚君が最後の一撃は切ないをするのかなとばかり。
 今回の展開だと……そうですね、まるで『天の矛』による回避不可能の結末を前提とした『介錯』みたいです。

 とは言え。
 とは言えですけど、ネクタイのくだりとか出席確認とかは、ベタベタであるが故にこれはこれで来るものが有りますね。
 先週も『期待外れ』だと書きましたけど、展開が期待外れでも、殺せんせー自体は極めて立派な『先生』でしたし、憎い訳でも無い恩師の命を奪うという状況の悲劇っぷりはとんでもないです。
 ここまでの不満も有るけれど、来週以降の流れを想像するだけで泣いてしまいそう。

 ところで、この状況ってビッチ先生の言っていた、後悔するタイプの殺しに該当するんじゃないですかね。気の所為カシラ。

今週の僕のヒーローアカデミア:No.79 ブチ込む鉄拳!!!

今週の粗筋:
 拳藤・鉄哲タッグが、ガスを操るヴィランを辛くも撃破する。
 一方、緑谷は爆豪と常闇の双方を救う為、障子の個性で黒影を誘導し、爆豪の元へ辿り着くのだった。

 これまで特に出番の無かった障子君ですが、ここで『苦しむ友を捨て置く人間になりたくはない』という男前なヒーロー像を持っている事が判明。
 救うなら両方救う、という更にリスキーな選択をするデクとセットであんたら2人男伊達ェ〜。

 それと、皆大好き常闇君(中二病患者)が我(々)の期待に応えて『静まれ黒影』をやってくれた点も見過ごせません。
 何が良いって、真剣に言っているところが良いんですよね。そう言わざるを得なくて言った結果、更に中二度が上がるのが良い。
 拳藤・鉄哲の活躍も見物だったんですけど(物間君のリアクションが気になる)、常闇君の一言が上回ってしまった感が有ります。

 拳藤達が倒したガスマスクのヴィランについては、言動からすると学歴(?)コンプレックスの塊みたいな子供ですね。
 自分か家族が受験に失敗したとか、その辺がヴィラン化の動機でしょうか。
 もしそうならば、その薄っぺらさがこの敗北に繋がったのでしょう。

今週のワールドトリガー:第132話 ガロプラ11

 『斧使い』、『盾使い』と来て、何故か『ヒゲ』扱いの立川さんと『若いの』呼ばわりの風間さん。
 別に『剣士』と『双剣使い』とかでも良いのに、何故この2人だけ敢えて身体的特徴で表現したのでしょう。
 しかも風間さんに至っては子供扱いまでされる始末。彼年長やぞ。

 レギーの空回りっぷりといい、当人達が真面目であればある程、いわゆる『シュールな笑い』が強まりますね。
 もう来週はうっかり『子供のくせに』とか言って欲しいですわ。


2月24日(水)

飲酒メモ

  • 本日の理由:送別会
  • 本日の面々:会社の同僚や協力会社の友人 合計15名
  • 本日の飲酒:グレープフルーツサワー×2


2月25日(木)

ゲーム:あの狂気のゲームをHDリメイクした『POSTAL Redux』が2016年春リリース

 ジョークだと思ったら本当だったでござるの巻。

 『TECH Win』に付属していたこれの初代と『GTA』初代の体験版は自分をPCゲー好きに変えた二大巨頭(?)なので、結構強い思い入れが有ります。
 初めて遊んだ時は、『このご時世に一般人をヒャッハーしまくるだけのゲームを作るなんて向こうのクリエイターがセンスが酷いな(褒め言葉)』と感嘆したものです。

 あれから20年近く経つでしょうか。そうですか、アレをHDリメイクですか。センスが酷いな(褒め言葉)。


2月26日(金)

飲酒メモ

  • 本日の理由:歓送迎会
  • 本日の面々:会社の同僚や部下 合計約20名
  • 本日の飲酒:ビール×1、グレープフルーツサワー×3

 今月は懇親会が多過ぎました。出費が嵩む……。


2月28日(日)

小話:auのCMを観てふと思った事

「亀を助けて竜宮城に招待された浦島太郎は、そこで数日〜数年持てなされた事になっていますよね」
「数日〜数年?」
「そこは諸説有ると言う事で。何れにしても、その持てなされている期間、彼は一体何を食べていたのでしょう。多分豪華だったんじゃないかと思いますが」
「そりゃあ時代背景的に豪華な料理なら魚介類じゃないの?」
「ですよね。でも竜宮城では『鯛やヒラメの舞い踊り』も有った訳で、それを楽しんでいる側からそれを食べるって中々アレじゃないですか」
「確かに」
「舞い踊っている鯛やヒラメも内心ドン引きですよ。仲間が切り身にされて喰われている訳で」
「明日は我が身だね」
「その恨みが玉手箱に繋がったんじゃあないですかねえ。ならば話は繋がるんですよねえ」
「じゃあ最初から呼ぶな、という話だよね」
「実は一寸した恩程度で人を招くな、というお話だったのかも知れません」
「成る程、それは新訳」

そもそも乙姫と魚の間で話はついていたのか

「あれ、と言うか、この流れで行くと乙姫怖くないですか」
「何で?玉手箱は魚の所為に出来るじゃん」
「いえ、だって『仲間の亀を助けてくれて有り難う、仲間の魚を食べて下さい』て。話が通じる気がしない」
「竜宮城的には命の重さが等しくないとか、魚は奴隷だったりするんじゃないの」
「どっちにしても怖いじゃないですか」
「踊ってる魚を見ながら魚を食べる浦島も相当でしょ」
「どっちにしても怖いじゃないですか」

でもさ

「別に今の日本人も、生け簀の魚を見ながら『新鮮だねー』とか言って寿司喰ってんじゃん。変わんないよ別に」
「成る程、確かに」


2月29日(月)

今週の暗殺教室:第177話 卒業の時間

今週の粗筋:
 全員の出席確認を終えた殺せんせーに対し、渚は万感の思いと共にナイフを突き立てるのだった。

 殺せんせー、散る。

 今回を入れて残り4話、という構成的に出席確認は2話位使うだろうと思っていたので、このあっさり感は予想外でした。
 そう言えば卒業写真等も教室に置いたままですし、殺せんせー不在後のエピローグに時間をかけるという事でしょうか。
 でもE組各位のその後なんてそれこそ2話も有れば十分そうですし……まさかの殺せんせー復活はないかなあ。

 はい。
 そんなこんなで、遂に殺せんせーが暗殺されました。
 先週『総力戦も無いし、こんなの介錯状態じゃん』と書きましたが、こうして見ると動けない対象(しかも恩師)にとどめを刺す方が、よっぽどメンタル的な難易度が高いですね。
 そして殺せんせーが余りにも普通に『はいさようなら』と言うのがまた……。
 激しい戦いの末――にはならなかったものの、十分に『最後の一撃は切ない』でした。

 ここに至るまでの展開の影響で、想定していた程は感傷的になれなかったものの、上記殺せんせーのリアクションや烏丸先生の対応は流石に涙腺に来ます。
 アニメ版は観ていませんが、このシーンにその手のBGMが加わったらその破壊力はもう酷い事になるでしょう。

 『死神』時代の事を考えれば死んで当然、ともされる殺せんせーですけど、少なくとも殺せんせーになってからは誰よりも立派な教師でした。
 さようなら、殺せんせー。

今週のONE PIECE:第817話 “霧の雷ぞう”

今週の粗筋:
 モモの助がワノ国『久里』の大大名・光月おでんの息子であり、錦えもんやイヌアラシ達は光月家の家臣だった事が判明する。
 同じく光月家に仕える忍者・雷ぞうを匿っている場所へ向かったルフィ達は、そこで雷ぞうと赤いポーネグリフを見付けるのだった。

 モモの父親が『おでん』ってイメージが合わないなと思ったのですが、多分『お殿様』の読み替えですね。面白い。

 さて、今週は比較的情報量の多いエピソードでした。
 先ずはモモの助が、大大名の跡取りであった事。
 これまでドフラミンゴが彼を狙っている理由が明かされず、漠然とあの竜化に起因していると推測していましたが、『光月家の跡取り』を何かに利用しようとした可能性が出て来ました。

 しかし今週は、モモの助がおでんと同じく『声が聞こえる』体質だという事も明らかにされています。
 今更見聞色を体質とは表現しないでしょうから、これはかつての海賊王が有していた『万物の声を聞く』能力と考えた方が良さそうです。
 イヌ様とネコ様が『その体質の人間をもう1人知っている』としたのは、恐らくはロジャーの事でしょう。

 この『万物の声を聞く』力が有れば、ポーネグリフを読まなくても理解出来るという事がレイリーによって明かされています。
 今回も、ポーネグリフの眠る場所に近付く事でモモの助が反応していましたし、ドフラミンゴの目的はこの能力なのかも知れません。
 ポーネグリフが読めさえすれば、古代兵器を手に入れる事も出来ますし、ドフラミンゴが欲しがるのも当然と言えます。

 そのポーネグリフですが、今回登場したのは初めての『赤』。
 劇中では『用途が異なるかも』と言われており、早急な解読が望まれます。
 ただ、モモの助が体調を崩している辺り、何かしら不吉な事が書かれている感じもするんですよね。
 『古代兵器の在処』は既に登場しているので、『別の用途』ならば古代兵器ではない何かが書かれているのでしょうが……。
 古代兵器より不吉なものだとすれば、それは何でしょう。現世界政府や天竜人に関する事だったり?

 尚、イヌアラシ公爵とネコマムシの旦那の喧嘩は、おでんに関わる何かが原因だった様で、モモの一言で取り敢えず休戦宣言がなされました。
 何だかんだでルフィがわだかまりの解決をするのだろうと思っていたので、これも予想外です。
 ここまでは良い感じのサクサク展開ですね。

 最後に、ジャックも生存が確認されました。
   侍とモコモ公国の諍いが回避された今、邪魔になって来る『敵』はビッグマムの前にコイツなのでしょうか。
 寄り道程度と思われたこのゾウ編、ワノ国にサンジの過去、四皇にポーネグリフまで加わって大分盛り上がって参りました。
 ちゃんと収束するのカシラ?

今週の僕のヒーローアカデミア:No.80 発足爆豪護衛部隊

今週の粗筋:
 黒影の暴走を利用してムーンフィッシュを倒した緑谷達は、爆豪を護る為の体制を組む。
 道中、トガと交戦中だったお茶子達と合流するが、新手のヴィランの個性により爆豪が捕らえられてしまうのだった。

 トガちゃんのサイコ感が凄い。

 死柄木との会話シーンから『一寸会話が通じない人物』と思われましたが、一寸じゃなくかなり通じない人物でした。
 話が一方的且つ自己的な上に、あの病み顔ですよ。
 アレはもう天性のモノですよね。ヴィランとしての素養が凄過ぎて、話し合ってどうこうなるタイプじゃない。
 謂わば天然のクレイジー。ステインの『狂信』や死柄木の『狂気』とは別種の、単純に『狂っている』感じ。
 ビジュアル面の可愛らしさで緩和されていますが、中途半端に話が通じる(でも届かない)辺りは薄気味悪ささえ感じます。

 そういった『天性』の部分に目を付けて、カッチャン(と常闇君も?)を浚ったヴィラン連合。
 カッチャンを狙った理由は案の定『こいつにはヴィラン側の方が似合っている』という主旨だった様です。
 確かに煽りにも『悪のカリスマ』とか書かれるレベルのヒール顔ですし、そう思われても仕方有りません。

 問題は、この後まんまとヴィラン連合が逃げ果せたとして、カッチャンをヴィラン化させる術が有るのか否かです。
 単に『説得』するつもりならばジーニストの元での修行が成果を出す=どうにかなる筈ですけど、『洗脳』するとなると話が変わって来ます。
 恐らくヴィラン連合に洗脳の個性は無いと推測されますが、例えばA.F.O.が『ジョジョ』のDIOや『ネウロ』のシックス、『東京喰類』のエトの様な口八丁で相手の精神を侵すキャラだったりすると、その凄さを表現する為の犠牲になる可能性が大です。

 前も書いた通り『カッチャンのサスケェ化は面倒なので避けて欲しい』展開ですけど、少し落ち着いて考えると、そうなったらなったで物語のゴールの1つとしては良いかも、と考えています。
 今のところ物語の大目的は『デクがヒーローになる』事ですけど、その『ヒーロー』になる為の条件として、

  1. 悪党(A.F.O.)を倒す
  2. 友達(仲間)を救う

 という感じになるのも綺麗で良いかな、と。
 これまで様々な目線で『ヒーローは誰かを救うもの』という事が描かれてきましたし、救う対象が友であれば何だかすっきりします。
 まぁ、可能な限り、サスケェ状態はやめて欲しいんですけどね。面倒ですし。

今週のブラック・クローバー:ページ51 三つの眼

 先週は『左門君』の『2000倍働かせろ』で笑ったんですけど、今週はヤミさんの『ドンマイで〜す』と『何だテメー変な前髪しやがって』で笑いました。特に後者。
 あのタイミングであの突っ込み、笑うなという方が無理な話です。
 それに、あの前髪はやっぱり変だったんですね。この世界でも変だったんですね。やぁ、突っ込んでくれて良かった。

 ところで、『リヒト様が魔眼で最強ではない』という設定は意外でした。
 良くも悪くも王道展開を続けている本作では結構な変化球と言えます。
 強さよりもカリスマでトップたりえる人物。それはそれで魅力的なので、リヒト様には今後もっとカリスマ発言を見せて欲しいものです。


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