a 適当。

2月1日(火)

独り言:自室が寒くて敵わない

 エアコンを付けても暖まらない、でもストーブは頭が痛くなるから使いたくない。
 という事で、毎年この季節はPCを使う際には気合いで寒さに耐え、それ以外の時は布団の中でじっとしている日々を過ごして来たのですが、流石に今年の寒さには耐えきれず450mm幅のホットカーペットを購入してしまいました。
 帰宅してすぐPCラック前の足下に敷いてみたところ、これがとても温くて快適至極。足の裏を温めるだけで、何故か全身が温かくなった様に感じます。こんな事ならばもっと早くに買っておけば良かった、と後悔。ともあれ、これで今年の冬は無駄に布団に入る時間を減らせそうです。


2月2日(水)

飲酒メモ

本日の理由:ノリと勢い
本日の面々:同僚2名と
本日の飲酒:氷結果実×1 (許容量)

 酒を飲みながら、『機動戦士ガンダム II 哀・戦士編』を観ました。
 いわゆる初代ガンダムを観るのは初めてだったのですが、主人公の言動が最悪で実によろしいですね。『ブライトが迎えにくれば良いんだ』だの『どうせ僕が必要』だの『TVモニターで聞いてるんでしょ』だの。ガンダム乗り逃げという軍法会議ものの罪を犯しながらなんて事を言いやがるのやら。
 しかし彼以上に驚いたのは、赤い彗星ことシャア大佐です。
 潜入ミッションと思しき作戦で、周囲の兵隊達が皆黒いウェットスーツ的な物を着ている中、唯1人いつも通りの赤い服で走り回っている姿に腹を抱えて笑いました。あの溢れんばかりの自己主張で全部台無し。

 この感覚は、学生時代に戦友らと『仮面ライダー』を笑いながら観ていた時と同じですね。真面目にやっているのに、真面目であるが故に突っ込み要素が際立って感じてしまうあの感覚。
 生粋のファンには怒られてしまいそうな話ですけども。


2月3日(木)

今週の範馬刃牙:第242話 逞しさ

今週の粗筋:
徳川光成の前に現われた刃牙は、『父を止めるのは子である自分の役目』とした上で、親子喧嘩の際には一般市民を守って欲しいと告げる。
その頃、勇次郎は独歩に『息子に恋しとる』とか『フルボッコにされた夢をしょっちゅう見るけど実現しない故に夢』とかロマンチックな事を言い出したからさぁ大変

 互いに意識→親子喧嘩直前!パターンは、これでもう何度目でしょうね。擂台賽が終わった頃と言っている事が変わってないじゃあないですか。
 このやるやる詐欺は、『範馬刃牙』に於けるお家芸と言っても良いのかも知れません。『ONE PIECE』の宴、押井守作品のスーパー押井タイムの様に。

 話変わって独歩です、独歩。
 過剰防衛と見なされあわや逮捕かと思いきや、殺害したのが駄目人間だった為か無罪放免になった様ですね。警察も粋な計らいをするものです。
 この人は以前もこうして勇次郎と酒を飲んでいましたが、お互いどうやってコンタクトを取って、どちらから誘っているのか気になります。携帯電話とも思えませんし、わざわざ玄関先で声を掛けている姿も浮かびません。独歩の帰り道等に勇次郎がふらっと現われて、どちらが切り出すまでも無く飲みに行く、という感じなんですかね。そして唐突に勇次郎が『実は恋をしてる』とか言い出して独歩もビックリ、と。
 夜の公園で武術家同士が出会ったら勝負しかないという世界で、これだけの力と欲を持つ2人が殴り合いもせず殺し合いもせず、酒を飲みながら恋話に花を咲かせるとは、何とも面白いものです。


2月4日(金)

小話:IPv4アドレスの中央在庫が遂に枯渇

「遂に無くなりましたね」
「無くなったねえ」
「いよいよIPv6への移行が本格的に始まりますね」
「ところでIPv6って何が凄いの?」
「そうですねえ。やっぱ数じゃないですか。v4のアドレスは約42億でしたけど、v6だと340澗ですから」
「澗。何だか大分ヤバそうな響きだ」
「ええ、10の36乗です。具体的な数で言うとIPv4が4,294,967,296で、IPv6は340,282,366,920,938,463,463,374,607,431,768,211,456です」
「うわぁ、規模がでかくて全然想像出来ない。分かり易く喩えて」
「IPv4をスペランカー先生とすると、IPv6はロージェノム吸収後の天元突破グレンラガンと考えればよろしいかと」
「ああ、その差はヤバい」

他に喩えると

「IPv4は『DQ3』のキャタピラー1匹で、IPv6は『FF12』のヤズマットが約15,800匹です」
「それは壊滅的にヤバい」


2月5日(土)

夢メモ:行ったり来たり

 いつも通り意味不明な夢のメモ。

  • 2010年もしくは2011年の5月10日という設定。
    • その時の出来事をなぞる、というアニムス的な前提が何故か有った。
  • 同僚のKちゃんが『たまには高い昼食を食べよう』と言い出した為、ホテルのレストランに向かう。
    • ホテルの1階がカフェで、レストランは30階位。
    • レストランに向かった筈が、いつの間にか8階のカジノに行く事になる。
      • 最初は30階位が最上階だったのに、この時点で8階が最上階に変更。
  • カジノでルーレットに嵌り、同僚一同で大金を賭ける作戦が立案される。
    • 1階のカフェで作戦会議を実行するが、新聞を読む同僚や遅刻してくる同僚に皆で苛々。
    • なるようになれ、と一旦8階に向かうが、胴元が罠を張っているらしい事を知り、急いで1階に戻る事に。
      • エレベーターで1階を連打するも、何故かモブが大勢やって来たり、ドアの溝に携帯電話が落ちていたりしてエレベーターが動かず。
        • 仕様が無く階段を使う事にするが階段は2階までしかなく、1階へはホテル外の急斜面を駆け下りらなければならない。
          • しかもその急斜面は路面工事をしていて1階へは行けない様になっている。
    • もうこれどうしようもないじゃない、というところで覚醒。

 状況に整合性がまるで無くても、それを自然と受け入れてしまうから夢というのは不思議です。違和感さえ感じ取れる様になれば、夢を自由に設計して楽しむ事が出来るでしょうに。


2月6日(日)

映画:劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者

映画の粗筋:
突如、木ノ葉隠れの『卑留呼』を名乗る忍が、世界に向けて第四次忍界大戦の開戦を宣言する。彼の目的は、各地の『血継限界』を持つ者達の力を吸収し、不死身の『完全忍者』として世界に君臨する事だった。
かつて卑留呼と出会っていたカカシは、既に4つの血継限界を得た卑留呼が最後に狙うのが己である事に気付き、綱手に全てを伝えて単身で卑留呼を倒しに向かう。ナルトとサクラはカカシを助ける為にその後を追うが、カカシの後を追う事を禁じた綱手の命により、シカマル達が立ち塞がったからさぁ大変。

 感想。『NARUTO』の悪い部分を映画化してしまった作品。45/100点。

 ジャンプ映画であるという事、前々作が面白かったものの前作は普通の出来だったという事から、最初から物語性には期待していなかったので、ストーリーラインへの不満は殆ど有りません。この程度の事件で混乱に陥る世界も、『木ノ葉を取り潰す』とか言ってしまう馬鹿大名も、『あらゆる忍術を無効化する』筈のボスが『超凄い忍術』であっさりやられてしまうのも、明らかにおかしな信念がぶつかり合う謎の展開も、映画の尺を考えれば仕様の無い事でしょう。
 仕様が無いで済まないのは、漫画で最も不満に思っている『回想の繰り返し(1〜5コマ程度振り返るアレ)』&『皆で同じ台詞の繰り返し』をやってしまっているという事です。名シーンや名台詞を出して深みを出そうとしているのかも知れませんが、余りにも短期間で繰り返すので全てが唯々安くなる一方です。折角オリジナルで話を組める映画で、こんな煩わしい演出をしなくても良いと思うんですけどね。一体どうしたのでしょう。

 そんなこんなで、アクションシーンの気合い以外には見所の無い映画でしたが、最近漫画の方でルール無用の残虐ファイトを繰り広げている『穢土転生』対象のキャラ数名が、本作に出ていたのは一寸した発見でした。出ていたと言っても、登場時点で張り付けになっていたので人となりの一切は不明でしたが。


2月7日(月)

今週のONE PIECE:第613話 “硬殻塔の人魚姫”

今週の粗筋:
誤解によりしらほし姫を泣かせてしまったルフィだが、バンダー・デッケンが『マトマトの実』の力で投げ付けた斧を弾き飛ばした事で姫と和解を遂げる。
泣き虫の姫に対してルフィは『お前嫌いだ』と宣言しつつも、バンダー・デッケンの所為で塔から出れない事を知ると、自身が護衛を務める『散歩』を提案するのだった。
その頃、バンダー・デッケンとホーディ・ジョーンズが『リュウグウ王国の崩壊』という共通目的の為に手を結んだからさぁ大変。

 今ここに、フライング海賊団と新魚人海賊団が1つに。
 これは良い展開ですね。話が一寸シンプルになりました。これは良い。とても良い。

 このタッグを『海底に敵無し』、『ヤベェのが揃った』と盛り上げる魚人各位ですが、絵面的にはどちらも三下っぽいのが玉に瑕です。
 能力の上でも、ドーピングした上で船一隻を沈めたホーディと、スナイパー刃霧要と同等の攻撃しか出来なそうなデッケンでは、これといった驚異を感じません。幹部が多い分『話が長引くだろうな』的観点の数の暴力が有る程度です。自ら『海底に敵無し』とフィールドを限定した言い方をしてしまった通り、ここが海底で無ければ雑魚集団に成り下がる事でしょう。
 そもそも本当に魚人が至高で最強だと言うならば、悪意有る者達による地上侵攻がとっくに始まっている筈です。それが最弱の海であるイースト・ブルーの片田舎以外で見掛けないのは、地上では海軍や海賊に勝てないが故なのではないでしょうか。井の中の蛙とは正にこの事よ。

 差別の歴史を棚に上げた物言いはここまでにして、これまでの流れの中でずっと気になっているのが例の狂薬『E・S』です。
 新魚人海賊団が作ったならば話は早いのですが、『大変なモノを手に入れた』という言い方からは、見付けたか奪ったか、或いは渡されたか、何れにせよ第三者の存在によるものである事が伺えます。敢えてそうした描写をしているからには、アラバスタのツメゲリ部隊がエクストリーム自殺に用いた『豪水』とは違い、この薬は今後も登場する可能性が極めて高く、場合によっては何らかのエピソードのキーにもなり得る様に思えます。
 実は海軍がどうしても勝利したい時に利用しているといった話が出て来たりすると、彼らの非人道さが強調されて良いかも知れませんね。世界政府にはDr.ベガパンクという分かり易い天才も居る訳ですし。

飲酒メモ

本日の理由:名古屋出張により
本日の面々:出張参加メンバー約30名
本日の飲酒:ビール×1、カシスオレンジ×1、カシスグレープフルーツ (許容量)


2月8日(火)

独り言:人生初のひつまぶし

 折角名古屋に出張したので、ひつまぶしを食べました。

 お値段まさかの1,700円。
 普段の3食分程度になる訳で、貧乏サラリーマンには辛い訳で。

 値段はともあれ、相応に乗っている脂を意識した濃過ぎない味付けがとても美味しかったです。流石に薬味やだし汁無しで食べると濃い目でしたけども。


2月9日(水)

不具合メモ:続・デュアルディスプレイ環境下の『Media Player Classic Home Cinema

 承前
 面倒臭がって放置していた『一部動画をモニタ間で移動させたり、最小化させたりすると画面が荒れる』問題が解決しました。
 結論から書くと『数ヶ月前に行ったDXVA設定だけで済んでいた』という内容なのですが、それに気付いたのが今日だったという情けないオチです。
 一応、設定内容をメモ。

  1. オプション→再生→出力と進む
  2. 『DirectShow ビデオ』で『VMR7(Renderless)』を選択
  3. 内部フィルタで『H264/AVC (DXVA)』にチェック

 望んだ通りあっさりと解決した物の、それにすら気付かなかったというのは中々どうして残念な話です。


2月10日(木)

今週の範馬刃牙:第243話 親子愛

今週の粗筋:
範馬親子が近い将来喧嘩すると聞いた新内閣総理大臣の神崎尚人は、有事の際は住人を避難させる様に空挺部隊へ命令を下す。
その頃、刃牙は渋川に『そんなに強いのに親子喧嘩なんてアレだから、あの父上から離れなさい』と諭されていたからさぁ大変。

 もうそろそろ喧嘩するという前提の元で、政界に激震が走る&刃牙が勇次郎について語る、のお約束パターンですね。
 内容的には『徳川の爺様と波斗山前総理の顔合わせ』&『栗谷川と刃牙の対談』とほぼ同じです。もう何度これを見せられた事か。

 烈の脚や克巳の腕といったピクルの傷痕を除けば、最初の巨大アフリカ像エピソードの後に今回の話を持って来ても物語が破綻する事無く成立する事が驚きです。『ONE PIECE』や『ベルセルク』とは別の意味で全く話が進んでいない。
 『餓狼伝』も『どげせん』もある事ですし、こっちをスコッと終わらせるのも手なんじゃあないでしょうか。『俺の戦いはこれからだ』でも構わないので。それはそれで伝説になります。

飲酒メモ

本日の理由:歓迎会
本日の面々:同僚約30名
本日の飲酒:カシスアップル×3 (許容量)


2月12日(土)

映画:デス・レース 2 (原題:Death Race 2)

映画の粗筋:
暴力を行使しない事を信条に銀行強盗を繰り返して来たカール・ルーカスは、ある日マフィアのボスであるマーカス・ケインの息子と共に銀行強盗を行うが、仲間の不手際が原因で逮捕されてしまう。
司法取引を持ち掛けられてもケインについての証言を拒んだルーカスは、孤島ターミナル・アイランドの民営刑務所に収監されるのだった。
ウェイランド社により運営されるその刑務所では、金の為に『デス・マッチ』と名付けられた囚人同士の殺し合いが行われていたが、視聴率の低迷を受け、優勝すれば自由になるという『デス・レース』の開催が決定される。
自由の為に参加を決意するルーカスだったが、『いつか自分の事を証言するかも知れない』と判断したケインが、ルーカスの首に100万ドルの賞金をかけたからさぁ大変。

 承前
 『2』とは銘打っていますが、実際は『如何にしてデス・レースとフランケンシュタインが生まれたか』が描かれたエピソード0です。
 感想。前作程ぶっ飛んではいないけれど、破壊の美学は健在。75/100点。

 レースその物が馬鹿(褒め言葉)なのは前作と同様ですが、レース要素が減った分だけストーリー要素が増えているのが今作の特徴です。これはレースやフランケンシュタインの誕生を描く上では避けては通れない事ですね。本作はそれを描く物語ですし。
 尤もストーリー要素が増えたとは言ってもそこは『デス・レース』なので、内容は極めて単純明快です。そこに在るのは『主人公無双』と『因果応報』の物語で、良い意味で深みは全く有りません。悪い事を考える悪い奴が色々と悪い事をしますが、タフな主人公と頼れる仲間達がそれを物理的に破壊していくのみです。

 しかし、今回は『デス・レース』の誕生が主軸となっている為、それに纏わる主催者側のドラマが多く、囚人側に魅力的な悪党が少ないという欠点も有りました。
 ジョーカーが言うところの『物事を支配したい陰謀家』タイプの敵が主体になってしまっている訳ですね。如何にも頭が悪そうな『ヒャハハー!』系の雑魚は大量に出て来るのですが、どいつもこいつも雑魚止まりで、『こいつは主人公のライバルになるんだろうな』と思わせる様な奴が1人も出て来ません。前作で殆ど目立たなかった14Kが、今作で重要な役割を果たすという展開に熱さを感じましたが、それ位なものです。
 主人公が強いからこそ楽しいのは確かですけど、もう少し競う相手が居ても良かった様に思います。

 ただ、皆大好きクラッシュシーンをパワーアップさせている辺り、制作サイドはこの映画の肝を良く理解しています。
 アップテンポのBGMに合わせ車体と銃弾が飛び交う『動』の残虐レースの中に挟まれる、スローモーションというオペラ(蝶々夫人)で魅せる『静』のクラッシュシーン。破壊が有ってこそのデス・レースならば、その破壊の見せ方を徹底的に突き詰めるという考えは正解です。
 これで悪党さえ……もっと濃い悪党さえ居れば言う事は無かったのに(振り出しに戻る)。


2月13日(日)

ゲーム:Dead Space 2

 買わいでか。
 殺したり殺されたり死んだり死なせたり驚いたり仰天したり戦いたり魂消たりしたくてたまらない我(々)の為のこのゲーム、みすみす見逃す選択など有り得ません。まぁ、ちょっぴり遅れてしまいましたけども。

   

 数時間遊びましたが、相も変わらないグロさ・怖さ・難しさの三位一体っぷりに大変安心いたしました。
 特に『怖さ』については、足音が聞こえたり何か影が動いたりといった『何か出るかも』という精神的な恐怖と、左に注意を逸らしておいて右から飛び出て来るビックリ箱的なドッキリの双方が随所に用意されていて、精神を磨り減らされまくる事山の如しです。今回は『F.E.A.R.』の様な幻覚ホラーまで有りますし、良くもまあここまで嫌がらせの数々が思い浮かぶものだと感心します。

   

 遊んでいて思いますが、『敵が出ている時が一番安心出来る』という心理こそが本作の怖さの象徴だと思います。
 目の前に敵が居るならば、喩えどんなに強くても撃って斬って殴れば良いのです。その敵が『恐怖』の対象で、その恐怖から逃れる術を持っているという安心感が有ります。
 反面、敵が居ない時の『何かが起きるかも』という恐怖からは逃れる術が有りません。実際にその『何か』が起こらないとどうしようも無いのに、その『何か』がいつどういう形で来るか分からず、『何か』が起こるまで恐怖に耐え続けないといけないのです。本作の醍醐味は、その『何か』が多いが故に『何か』に対する緊張感を与え続ける巧さに有ると言えるでしょう。
 TPSとしても面白いので、一度クリアして恐怖を克服しても尚楽しめる、というのも良いポイントなんでしょうけどね。


2月14日(月)

今週のONE PIECE:第614話 “やっちまったモンはしょうがねェ”

今週の粗筋:
その場の勢いでネプチューンまで人質に取ってしまったゾロ達に対し、フカボシ王子がジンベエの伝言を伝える。それは『ホーディと戦うな』という忠告と、『“海の森”で待つ』という宣言だった。
伝言の意味を考える間も無く、バンダー・デッケンの能力により『人間の海賊達』が投げ込まれ竜宮城に激震が走る。リュウグウに危機が迫る中、ルフィはしらほし姫と共に『海の森』への散歩に向かい始めたからさぁ大変。

 ジンベエのホーディに関する伝言は、『強いから戦うな』という意味にも『魚人の面倒事が根底に有るから関わらない方が良い』という意味にも取れます。
 素直に受け取ればどちらも正解というオチなんでしょうけど、木っ端海賊にしか見えないホーディを『ジンベエも強さを認めるレベル』に底上げされても困るので、後者だけの意味であって欲しいと祈っています。そしてついでに、新魚人海賊団は麦わらの一味の噛ませ犬集団という扱いになれば良いのに、とも祈っています。

 どうでも良い話ですが、最近の『ONE PIECE』は冒険活劇と言うよりもドタバタ劇という感じがします。しませんか?そうですか。


2月16日(水)

ゲーム:『Assassin's Creed』シリーズに新作の情報

 来ましたね。

DLC(ダウンロードコンテンツ)などではなく,新しいパッケージであるのは確か

 これは来ましたね。たまりませんね。嬉し過ぎて言う事が有りません。

 『ASSASSIN'S CREED:Brotherhood』の終わり方からすると、現実の方に大きい進展が無い限りアニムスはエツィオのままになりそうですが(そしてその方が開発は早そうですが)、エツィオでも新キャラでも新作が出るならば喜んで買います。年末なら……年末なら嬉しいなあ。


2月17日(木)

今週の範馬刃牙:第244話 来訪

今週の粗筋:
刃牙が何度目か分からない『親子喧嘩』論を口にする、いつもの先延ばし展開だと思ったら本当に勇次郎が現われたからさぁ大変。

 主要キャラ全員に対して親子喧嘩論を話すまで、勇次郎との喧嘩をしないつもりなんじゃあないかと思った矢先だったので、一寸予想を裏切られました。
 自衛隊が喧嘩に先駆けた準備を行い、徳川の爺様に啖呵を切った直後というこのタイミングでの邂逅です。もしかしたら、もしかするんじゃあないでしょうか。これは遂に親子喧嘩なんじゃあないでしょうか。

 ――なんて、『いつも通り踊らされているだけ』と思いながらも、踊らされています。
 単純に後が無いと思うんですよ。この状況で刃牙が逃げたら、もう今後も挑む事は無理でしょう、と。
 肉体的には勇次郎クラスと思われるピクルとの戦いの後に逃げたのは仕様が無い。その腐った根性を克服する為に、柴千春と喧嘩してその根性を引き継いだのです。それでも逃げたら、もう誰もフォロー出来ないでしょう。

 唯一気掛かりなのは、『親父と意見の相違が無かったから、喧嘩に至らなかった』という口上で済まされる可能性が有ると言う点です。
 むしろその可能性の方が高い位ですよね。遺憾ながら。


2月18日(金)

飲酒メモ

本日の理由:会社の都合
本日の面々:同僚約40名
本日の飲酒:ビール×2.5 (許容量)


2月19日(土)

今月のSTEEL BALL RUN:#68 新たな世界 4

今月の粗筋:
Dioの罠から逃れ地下道に潜ったジョニィは、蹄の音を頼りに地下から攻撃するがDioの奇策により回避されてしまう。
ジョニィは『THE WORLD』の止まった時の間を動ける間隔が『最大5秒』と推測し、『5秒の位置ギリギリ』まで接近して攻撃する事を決意するが、Dioもまたジョニィの考えを読んでいたからさぁ大変。

 ゴールまで残り3Km、最終回まであと3回。
 扉絵でカウントダウンも始まり、いよいよ物語も佳境ですね。Dioとの決着まで1.5話、ゴールまで0.5話、そして最終回はエピローグという感じでしょうか。流石に最終回までDio戦を引っ張ると、様々な投げっ放しジャーマンが炸裂してしまいそうです。らしいと言えばらしいですが。

 さて、本編のジョニィ vs Dio。
 ここまでの応酬で『最大5秒』を看破するジョニィの洞察力は大したものですが、その後の決意が良く分かりません。

『今までの感覚から判断するとDioから見て止める事が出来る『時の長さ』があって』『おそらく『数秒以内』といったところか………』『たぶん最大に止めれて『5秒以内』…』
『時を止めてDioがその中を動けるのはその間隔だけだ…』『だったら『5秒の位置』のところまでギリギリまで近付いて…ヤツを撃つ!』

 時を止める能力を相手に、近いとか遠いとか関係有るのでしょうか。

 『5秒以上攻撃し続ける』という攻略法なら分かるんです。それこそDioのナイフ攻撃の様に、量に物を言わせた攻撃を行えば、時を止めても回避しきれない状況を作る事が可能です。
 しかし『5秒の位置で攻撃する』だと、当たる直前に『THE WORLD』を発動されれば意味が有りません。反撃は受けないでしょうが、当てる事も出来ない筈です。回避先を予想して攻撃を重ねると言うならば、わざわざ『5秒の位置』に近付く必要は無いでしょう。近付く最中に時を止められて不意打ちされるデメリットの方が大きい筈です。
 それにも関わらず、Dioもまた射程について意識しています。

『ジョニィは「THE WORLD」の射程を予想してギリギリまでオレに近づいて撃ち込んでくるッ!』『「5秒」もそろそろ予想したはずだ…!』

 ここまで射程の話が出て来るとなると、考えられるのはジョニィの攻撃が『5秒以上持続する』可能性です。
 確かに数秒間は攻撃判定が残り続ける描写は有りましたし、Dioが止まった時の中でも『黄金の回転』に触れるのを恐れた事をジョニィが本能的に理解しているならば、時を止めても尚逃げ切れず、且つ反撃を受ける事も無い距離を『5秒の位置』と定義しているのかも知れません。ただこの場合、具体的にジョニィの射程、もしくは攻撃持続時間がどれ位なのか明示されないと、説得力も緊張感も無くなってしまいそうですが。


2月20日(日)

映画:ナイト&デイ (原題:Knight and Day)

映画の粗筋:
カンザスまで車のパーツを捜しに来ていたジューン・ヘイヴンスは、ボストンへと帰る飛行機でロイ・ミラーと名乗る男に出会う。
彼の持つ不思議な魅力に惹かれるジューンだったが、ロイは国家機関に追われていたからさぁ大変。

 感想。隙の無いアクションと隙だらけのバラエティで魅せる娯楽大作。80/100点。

 言ってしまえば、明るいモードのキャメロン・ディアスが、これまた明るいモードのトム・クルーズに振り回されるだけのアクション映画です。これといった戦闘力の無いナタリー・クックが、悩む事を知らないイーサン・ハントに連れ回される映画だと言っても差し支えは有りません。
 ただそれだけの映画なのですが、起承転結のはっきりとした分かり易い脚本と、ハリウッド全開のアクションシーケンスを巧く融合させ、視聴者を退屈させない痛快なエンターテイメントとして成立させた点を手放しで賞美したいです。

 この映画の凄さはアクションとコメディの素晴らしさだけでは無く、『面倒な事は全部省く』というスタンスに有ります。
 何せ、この映画では主人公サイドに危機が訪れる事は殆ど有りません。と言うより、危機が訪れても気付いたらその危機を乗り越えているのです。捕まっても次のシーンでは脱出していて、敵に囲まれても何やかんやでその場を切り抜けています。何を言っているのか分からないと思いますが、作中の演出を巧く使い、面倒そうな出来事は全て『いつの間にか終わっていた』事にされるのです。それはもう、唯々スピーディで爽快な話を魅せる為だけに。
 少しでも間違うと『総集編の様な映画』と思わせれねない割り切りを、そうならない様に構築させた脚本は美事の一言に尽きます。

 何も考えずに楽しめ、観た後に何も残らない――これまで幾度も書いた『エンターテイメント映画』の本質を押さえた、お手本の様な良い映画でした。


2月21日(月)

今週のONE PIECE:第615話 “マトマトの呪い”

今週の粗筋:
サンジとチョッパーは、手錠を掛けようとしたリュウグウ王国の兵士達をその場の勢いで全滅させてしまう。
事情を飲み込めない2人の前に、バンダー・デッケンに敗れたハチが現われ、ホーディ達が魚人島侵攻を企てている事を伝えるのだった。

 アーロンの行動力を尊敬しつつも、彼を『粗暴で器用さに欠けていた』と評するホーディ。世代交代を謳い、自ら『用意は周到』と宣言する辺り、それなりに考えてはいる様です。
 しかし、人間への見せしめ目的で狂薬に手を出してしまう軽率さからは、彼もまた粗暴で器用さに欠けている様に感じられます。ヒョウゾウやバンダー・デッケンと巧く付き合い、魚人島侵攻の作戦を立案した点は評価出来るのかも知れませんが、それでアーロンを超えているかというと甚だ疑問です。血気盛んな若さだけが取り柄、という方がしっくり来ます。ある意味でルフィと同種みたいな。

独り言:『LIGHT WING』打ち切り

 やっぱりな!という感じですけども、個人的には最近の『ONE PIECE』よりも好きな漫画でした。
 漫画は漫画、と完全に割り切ったトンデモサッカーっぷり然り、中二病全開のネーミングセンス然り。『イヴァン雷帝エゴイスティック・エンペラー』の覚醒や、最後の最後で『LIGHTNING』を『LIGHT WING』に変える演出には、少年漫画らしい『熱さ』を感じます。これでいわゆる『媚びてます』キャラが増えると痛いだけの漫画になるところでしたが、そうしなかった点も好印象でした。
 今回はこうした結果になってしまいましたが、いつか能力バトル漫画で蘇って来て欲しいものです。このセンスを眠らせるのは余りにも勿体ない。

どうでも良い話

 現時点に於けるジャンプ漫画の好きな順番は以下の通り。

  1. トリコ
  2. LIGHT WING
  3. ONE PIECE
  4. 銀魂

 1位とした『トリコ』も少年漫画らしいトンデモ世界がとても魅力的ですが、ストーリー展開のテンポの良さが何よりも素晴らしいと思っています。
 アニメ化されるらしいので、これは是非観てみたいですね。漫画が終わっていない分、迂回ルートに入ったまま終わるパターンになりそうですけど。


2月22日(火)

小話:このDioには関係のないセカイ

「旦那が奥さんより立場的に弱い状況なんかを、『尻に敷かれる』なんて言うよな」
「言いますね」
「それってつまり圧迫祭りじゃね?」
「なんですって!」
「ガチMにはご褒美って世界だよな!」
「駄目だこいつ……早くなんとかしないと……」


2月24日(木)

今週の範馬刃牙:第245話 親子、接触す

今週の粗筋:
刃牙の食卓に現われた勇次郎が、『いただきます』の会釈をしたから刃牙ビックリ。

 知られざる勇次郎の習慣第1弾。
 『今回は喧嘩の理由が有りませんでした』オチに一直線っぽい流れですが、『追い続けて来た存在なのに、実は全然分かっていない』という展開は王道で良いと思います。話の構築次第では、作品の温度が2、3度位一気に上昇する実に良い題材です。

「俺は今の今になって初めて師匠の悲しみを知った……」「なのに俺はあんたと張り合う事だけを考えていた」「話を聞こうともしなかった……!」
「なのにあんたは最後まで俺の事を……!!」

 … By.ドモン・カッシュ (機動武闘伝Gガンダム)

「許せサスケ…」「…これで最後だ」

 … By.うちはイタチ (NARUTO)

 ただ、この手の話が盛り上がるのは『追って来た仇が実は○○の事を考えていた』という『前提の否定』が必要です。
 『NARUTO』のイタチが良い例ですね。『己の為に同族殺しを行った咎人』という前提が『実は弟を優先していた』という事実で覆され、それによるドラマが生まれました(その後のサスケがアレなのはまた別の物語)。

 これに対して範馬親子のケースでは、『実は』も何も大分昔から親馬鹿・子馬鹿の馬鹿親子なので、今更前提を覆しようがないのが難点です。
 刃牙も我(々)も『勇次郎にこんな一面が!』という新鮮さを得る事は出来る筈ですが、この場合は――喧嘩を売って歩く達人の様に――勇次郎のイメージを悪化させる一方になりそうな気もします。あくまで、喧嘩に当たっての『親子の絆』を見せるだけにとどまれば丁度良いと思うのですが、板垣先生なので『特に意味は無い』可能性も有るのが恐いところです。


2月25日(金)

独り言:ついに『The Elder Scroll V:Skyrim』のゲームプレイ映像が公開

 これで前作と同じ位拡張性が有るのならば、PCを新調するだけの価値が有りそうです。
 久し振りに前作もやりたくなって来たなあ。

独り言:フジテレビがNZ地震被災者へ暴言インタビュー

 俗に言う『倫理』の脆弱さは理解した上で書きますが、この人の倫理観の無さは利己的な殺人犯や強姦魔と同じレベルだと断言します。
 しかも己が悪だという事に気付いていない、『最悪』と呼ばれる真の悪です。

「………どんなに」「どんなに努力しても考えても考えても」「ダメだった」
「理解出来ないんだ」「お前の事がホンの少しも」

 誰かこの人を『CUBE』か『石村』に放り込んでくれませんかね。


2月26日(土)

映画:ニンジャ・アサシン (原題:Ninja Assassin)

映画の粗筋:
歴史の影で、権力と繋がり要人暗殺を生業として来た忍者組織『九つの一族』。その組織の長『小角』に天性の才能を見出された雷蔵は、厳しい修行を経て小角の一員として認められる。
しかし、雷蔵は心を殺す事を強いる『掟』を許容する事が出来ず、小角とその一族と敵対する道を選んだからさぁ大変。

 感想。忍者を突き詰めたら修行と殺し合いしか残らなかったでござるの巻。75/100点。

 映画の感想を書く時、しばしば『物語は有って無い様な物』と評する事が有りますが、本作は有って無い様な物と言うか、有りません。あのウォシャウスキー兄弟が手懸けているだけあって、全編ただこれ忍者アクション一筋です。最初から最後まで『アメリカ人が大好きそうな忍者』による修行シーンとスタイリッシュ大虐殺が流れ続けるだけなので、『これで良くスポンサーが納得したな』と一寸した心配までしてしまいました。
 それ程アクションに執着しているだけに、忍者のキレの有る動きとその魅せ方は巧く、闇に紛れて敵を斬り裂く華麗な演出や、刀や鎖鎌、手裏剣と共に血飛沫や四肢が派手に飛び交うグロっぷりは『間違った忍者映画』の究極形と言える領域に達しています。その様は正にクライマックス忍者アクション。闇さえ有れば気配を消せ、命令が有れば誰でも殺せ、特殊部隊すら刀と手裏剣で全滅させてこそ忍者だ、と。『誰も見た事が無い』とか言ってる側から一般道を走り回っても格好良ければそれで良いんだ、と。そんな制作側の声が聞こえてくる様です。

 終始アクションだけな上、そのアクションシーンではギャグレベルで血や肉塊が飛び交うので、万人が楽しめる映画では無いと思いますが、間違った忍者が好きな人は観て損は無いでしょう。
 唯一の難点は、主人公が某ひろゆき氏にそっくり過ぎて映画に集中出来なくなる瞬間が有った事ですかね。Google先生からも同意が得られる位そっくりで参りました。


2月27日(日)

ゲーム:Dead Space 2

 承前
 あの日記用の画面写真を撮った時点で既に2周目だったのですが(書いた日と撮った日が別)、その2周目も終わったので改めてまして。

ゲームの粗筋:
USG Ishimuraの悪夢から3年後の西暦2511年。
地獄から生還したアイザック・クラークは、土星の衛星タイタンに建築された宇宙ステーション『スプロール』でIshimuraでの出来事の尋問を受けていた。
3年間の記憶が無い上に、マーカーの影響による幻覚にも苦しめられていたアイザックだったが、彼の前に再びネクロモーフが現われたからさぁ大変。

 感想。アクションホラーとしての面白さは傑作と呼ばれた前作と遜色無し。85/100点。

 よく言われるグロさもさる事ながら、やはり恐怖感の煽り方がとてつもなく巧いです。
 突如現われては驚かせてくれる敵に、如何にも何かが起こりそうなレベルデザイン、心霊現象を思わせる幻覚に、いつ即死させられるか分からない罠の数々。セーブポイントやショップの並んだあからさまな休憩所でまで敵が出て来る悪意に代表される様に、兎にも角にも常時『安心出来ない』という緊張が強いられます。ただドッキリさせるだけでは無い、精神に訴えかける様なこの恐怖こそ正にホラーの真髄、正に『Dead Space』の本領です。

   

 また、今作ではアイザックさんが喋る様になった事で、ストーリーの充実や演出の強化が図られたのも見所の1つと言えます。
 前作ではエンジニアとして淡々と仲間達の指示に従って来た為、最初から最後まで永延お使いし続ける結果となりましたが、今作は同じお使いでもアイザックさんが自発的にそれを行うので彼自身の考えや苦悩が分かり、物語に深みを生む事に成功しています。
 加えて、共に脱出を図るエリーとの掛け合いから、これまで良く分からなかったアイザックさんの人となりが分かるのも好印象です。

エリー:
「何れトラブルになるわよ」
アイザック:
「もうなってる」

エリー:
「アイザック、ダメよ!その案はヤバ過ぎる!」
アイザック:
「待ってろ。ヤバいのはいつもの事だ」

アイザック:
「重力錨を起動させる為、ブリッジに向かっている」
エリー:
「それは良かった。アイツらは医療デッキの穴に群れで押し寄せてたわ。アンタが通る事は無いだろうけど」
システム:
『進路上に未知の障害物を検出。これ以上進めません』『医療デッキへようこそ』
アイザック:
「おいおい……」

 『んがー!』とか『おわー!』しか言わなかったのも昔の話、今ではこんなに感情豊かになりました。
 軍人より強いエンジニアとして名を馳せたアイザックさんですが、彼の強さはこうしたアメリカン・ヒーロー張りのタフさから来るものなのかも知れませんね。

 

 最後に。
 前作の完成度が高かっただけに、読み込みの高速化や無重力環境下での操作方法が抜群に良くなった等の進化は有っても、ホラー及びTPSの側面では殆ど前作と変わりません。これを良いと取るか悪いと取るかは人次第だと思いますが、『新しい魅力が無い』という点は確かに残念なところです。
 だからといって印象が悪くなるものでもありませんし――余程大きな進化を望まない限り――前作が好きならば本作も好きになれるでしょう。

   


2月28日(月)

今週のONE PIECE:第616話 “復讐の記念日”

今週の粗筋:
魚人島への侵攻を開始したホーディ達は、竜宮城への侵入にも成功する。
ゾロ達の手で城内が既に陥落状態にある事を喜ぶホーディだったが、ネプチューンからしらほし姫が誘拐された事を聞いたバンダー・デッケンは、マトマトの力を使ってしらほし姫の後を追ったからさぁ大変。

 予想以上にスピーディで良い展開です。もうホーディと麦わらの一味が対面するとは。
 今回は『強大な敵を倒す』事よりも『厄介な種族問題を解決する』事に力を入れないといけないので、この早い展開は当然なのかも知れませんね。尤も、役者が揃っていない現状や、漫画としてルフィ以外がホーディに勝ってしまうとも思えない事を踏まえると、もう一悶着位は有ってもおかしくありませんが。

 そのもう一悶着で戦線に戻って来るだろうフランキーが、『海の森』でトムの弟・デンに聞かされた魚人の生態が一寸興味深かったので引用します。

「魚人は魚人の人魚は人魚の古〜い記憶を遺伝子に宿している」「タコの人魚の親からサメの人魚が生まれたら――それは」「その親の古〜〜い先祖の誰かがサメの人魚だったという事さ」
「「魚人島」では誰がどんな子を生もうと何ら不思議じゃないんだよ」「だから君ら人間が姿形の違う者達を区別したがら気持ちが」「本来…僕らには理解できないんだ」

 子が親に似ないのが普通という事は、お約束の様な『目元がそっくりッスね』なんて会話も無い訳ですよね。それこそ『姿形で判断しない』という価値観が有るからこそなのでしょうが、人間には少し理解し難い考えです。
 彼らがこうした考えを持っているだけに、人間のもたらした種族差別は大変にショッキングな出来事だったのでしょう。彼らの目線では人間も――生物としての違いを除けば――区別する対象になり得ないのに、人間からは一方的に差別されたのです。まして生物的に貧弱だと言うのに、数の暴力でだけのさばったのですから、アーロンやホーディの様な『恨み』を持つ者達が生まれて来たのも必然と言えます。
 仮にオトヒメの『理想』が差別の無い平和な世界で、ホーディもそれに同調したとして、人間が受け入れるとは思えないのが面倒な所です。だって姿形で判断しますからね、人間は。


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