12月1日(水)

漫画:『嘘喰い』第18巻

 そろそろ第19巻が出る、という今更のタイミングでアレですが。
 中身は『みーちゃんパイオツカイデー』から『弥鱈は最高の姿が拝みたい』まで。

 『ONE PIECE』や『範馬刃牙』の様に感想は書いていないものの、毎週本誌で読んでいるので本編についての意見はこれと言って有りません。が、おまけ漫画の夜行さんがどんどん荒んでいく――と言うか、暗黒面に堕ちていく姿には哀れみを感じます。『おいしい珈琲を淹れるだけの気のいいおじさん』なんて要素は0ミリグラムで、どう控え目に言っても『傍迷惑な呪いのお爺ちゃん』じゃあないですか。ああやって何人の立会人を不幸にしていくのやら。

ぼそり

 八號立会人であるところの能輪巳虎さんが、職場の元パートナーだったA氏に近似デザインでびっくり。勿論、中身は全く異なりますけど。月とすっぽんですけど。


12月2日(木)

今週の範馬刃牙:第234話 千春イズム

今週の粗筋:
敢えて敵の攻撃をクリーンヒットで喰らう事を千春流と言い張る刃牙に、流石の柴千春も動揺を見せる。
メンタル面で追い詰められた柴千春は、目突きの構えを取って刃牙の覚悟を確かめようとするが、刃牙も千春も内心かなりテンパっているからさぁ大変。

 失う事から全ては始まる、と『蛮勇引力』の中の人が言っていましたっけね。

『盲目のグラップラーの拳は』『相手に触れることが出来るのか?』
『出来る』『出来るのだ』
『見よ』『鬼と化すまでで鍛え込まれた背中』

 ともあれ、刃牙ならば目を失っても問題無く死狂える筈なので、十八番の屁理屈回避を披露したりする事無く、最後まで千春イズムを貫いて欲しいです。自分から言い出した事ですし。
 しかし、刃牙は範馬の血が入ったホンマモンのアレだから良いとして、柴千春は不良と言えど範馬に比べれば常人に過ぎない為、寸前で攻撃を躊躇う可能性は有ります。鼻フックに切り替えるかも知れませんし、攻撃その物を止めるかも知れません。或いは、花山がやって来て美味しいところを総取りする可能性も捨て切れません。捨て切れないどころか、その可能性が一番高い位でしょう。
 刃牙が光を失う事は超パワーアップの機会になり得ますが、さてどうなる事やら。


12月3日(金)

ゲーム:PSP用対戦剣劇アクション『るろうに剣心−明治剣客浪漫譚− 再閃』

 あらやだ、少し欲しい。

 メーカーがメーカーなので、格闘ゲームとしては大分残念な感じになる確率はかなり高いのですが、『るろうに剣心』の2D格闘にはちょっぴり惹かれます。
 元々和月先生自体が格闘ゲーム好きだった事も有り、漫画に出て来る戦闘自体が格闘ゲームの落とし込みみたいな状態になっていたので、格闘ゲームとの親和性は高い作品なんですよね。全盛期のCAPCOMがやってくれればそれはそれは面白い作品になっていた事でしょう。

 そう言えばSNKの『月華の剣士』は、緋村剣心を隠しキャラで出したかったのに大人の事情で駄目になった、という話を聞いた事が有ります。
 末期SNK作品の中では、あのシリーズは結構良作だった――と記憶しているので、出ていれば面白かっただろうになぁ、という感情が拭えません。……、久し振りに『月華の剣士』をやってみようかなあ。


12月4日(土)

映画:第9地区 (原題:District 9)

映画の粗筋:
1982年前、ヨハネスブルクの上空に故障した宇宙船が現われる。乗船していたエイリアン達は地球から出る事が出来ず、『第9地区』と呼ばれる隔離地域に難民として過ごす事となった。
それから28年、第9地区は多国籍企業『MNU』に監視されながらも、地球人とエイリアンの小競り合いが耐えないスラムと化していた。事態の解決を図る為に『MNU』は第10地区を用意、立ち退き要請を行う事を決定する。
かくしてMNU職員・ヴィカスは第9地区へと訪れたが、エイリアンを見下し強制的な立ち退き作業を行う中で、謎の液体を浴びて肉体がエイリアン化し始めたからさぁ大変。

 弊サイトが好む脳天気なエンターテイメント作品ではありませんが、友人に面白いと勧められたのでDVD購入。
 感想。SF要素やアクション、そしてリアリティや異種間のドラマ等のバランスが取れた面白い映画でした。75/100点。

 この映画の脚本に於ける素晴らしさは、地球人とエイリアンの共生を舞台にしていながら、主人公を博愛主義の学者でも知的好奇心の溢れる博士でも義憤に燃える元傭兵でも無く、自分の事しか考えない最低のゲス野郎にしたという事です。
 主人公であるヴィカスは、いわゆる『吐き気を催す邪悪』の要素を秘めています。エイリアンを差別し、傭兵の威を借りずけずけと彼らのバラックに入っては違法性の有る物を見付けて施設へ送り込む事を楽しみ、彼らの卵に火を放ってはその音に笑い、喩え協力してくれた相手であれ、結果として自分の意に沿わなければ殴り付ける暴力性まで持っている始末です。
 人間を象徴した様な自己中心さを繰り広げるが故に微塵にも共感が持てない反面、そんな彼が主人公だからこそ物語に説得力が生まれるのです。それはエイリアンを決定的に人間と違うデザイン――劇中で表現している『エビ』の化け物にした点と大きく繋がって来ます。

 前述の通りヴィカスは紛う事無き駄目人間ですが、『MNU』社内ではユーモラスで知られる中年であり、家庭では妻を何より大切にする良き夫です。同僚からも妻からも愛される彼は、それだけ見れば優良な一般市民に過ぎません。この作品のエイリアンは、そんなヴィカスでも許容出来ない異端な存在なのです。
 もしも主人公が博愛主義者で、エイリアンが人型ならば、テーマは『愛』になった事でしょう。しかしこの作品は人類とエビ型エイリアンという、決して相容れない存在が同じ場所に居る事で起こる事件がテーマです。種族間の戦争やどちらかによる侵略、或いは双方の分り合いもテーマでは無い。エイリアンを嫌う一般人である主人公が、何を以てエイリアンの事を理解するのか、そして理解した彼はどういう行動に出るのか。人間ではなくエイリアンに感情移入という点で視聴者すら巻き込むその流れが、この作品では非常に巧く作り込まれていました。

 ドキュメンタリータッチな作風にしたのは、この脚本とラストを映えさせる意味で正解だと思います。観てスッキリするタイプの映画では有りませんが、決して後味の悪くない良い映画でした。

どうでも良い話

 時期的に『虐待を受けるエビ』というシチュエーションで、例の人間国宝(予定)の人を思い出しました。いえ、時期的な物です。


12月5日(日)

漫画:『よつばと』第10巻

 今回は友人に指摘される前に買いました。
 中身は『家を造ったよつば』から『ダンボー再び』まで。
 前巻までの例に漏れず、しっかりと癒されました。まるで荒んだ心が浄化されるかの様です。

 ところで、劇中眠くなって来たよつばを『体あったかーくなってきる』と言ったとーちゃんに対し、ジャンボが『よつばは眠いとあったかくなんのか』と訊く場面が有りましたけど、身体が温かくなる事に対して疑問の余地が有る様な口振りに少し驚きました。少なくとも自分が知る限り、眠くなると身体って温かくなるものなんですけど、そうじゃない人も居るのでしょうか。子供も大人も、大抵掌とか分かり易く位温かくなりますよね。冷え性の人とかだと違うのかな。


12月6日(月)

今週のONE PIECE:第606話 “深海の冒険”

今週の粗筋:
海底の火山地帯に迷い込んだサニー号の前に、バンダー・デッケン率いるゴースト船フライング・ダッチマンと、海坊主・ワダツミが現われる。
絶体絶命の危機を救う様にクラーケンを従えたルフィが帰還するが、今度は海底火山が噴火の兆しを見せるからさぁ大変。

 これはまた随分ややこしそうなのが出て来またものです。
 いつものパターンだと、これから始まるシリーズの最初の敵兼後半の共闘仲間、という感じになるのでしょうか。そして色々経てルフィ達が呪いの運命を解いてめでたしめでたし、というのが王道そうな感じがします。いや、夢も希望も有ったもんじゃあない書き方ですけど。

 そして今更ですけど、今回の展開を見てこの漫画は改めて浪漫……と言うか、『ファンタジー』なんだと認識しました。
 『悪魔の実』以外の事象については、比較的――この世界に於いての――科学的なアプローチによる解釈が成されてい来ましたが、今回の話を見る限りこの世界には『神』や『呪い』という考え方も有り、人々には超自然的な事象を受け入れる心の準備が有るんですね。尤も、空島やワンピースに対する人々の見解を見ていると、今回ゴースト船はあっさり認めたのは不思議に思う暇が無かっただけなのかも知れません。


12月7日(火)

独り言:年寄りは昔が懐かしい

 4Gamer『PlayStation Store』に『NEOGEO Station』が12月22日にオープンする事を知りました。
 つい先日も『NEOGEO』の話題を少し書きましたけど、こうして見ると『KOF'94』や『サムライスピリッツ』の頃のSNK及びNEOGEOには夢と希望が有りましたね。いや、正確にはアーケード自体に浪漫が有りました。

 昔のアーケードゲームに存在していた魅力は、面白いという最低条件は元より、『好きな人が遊べば良い』的な泥臭さや、SFCやMDといった当時のコンシューマ機では手も足も出ないスペックが魅せるグラフィックとサウンドの良さだった様に思います。NEOGEOにしてもCPSにしても、一目見て『これは凄い』と思わせる迫力がそこには有りました。家庭用NEOGEOにしても、その本体には謎の高級感が漂っていましたしね。
 最近どこかで『若者のゲームセンター離れ』という――現代マスコミの十八番の様な――文字列を見掛けましたが、その要因の1つには『家でも遊べる』という考えが有る様な気がしてなりません。まぁ、コストパフォーマンスや上級者による蹂躙、煙草の煙やコインゲームの拡大等にも多分に問題は有るのでしょうが。


12月8日(水)

小話:その長き戦いに決着を

「目玉焼は食べますか?」
「勿論。好きだね」
「あれに何をかけて食べています?」
「ソースだねえ。千切りキャベツもセットだからソースが丁度良い」
「成る程。確かにキャベツは良く合います」
「目玉焼きに何をかけるかはテーマだね。醤油とか塩とか色んな派閥が有るみたいで」
「ですね。自分は醤油とソース派なんですよ」
「え、混ぜるの?」
「いえ、半熟の黄身だけ箸で切り取ってお米の上に乗せて、醤油を垂らすんです。簡易卵かけご飯ですね。そして白身はキャベツとソースでいただきます」
「おお、醤油派とソース派にまさかの歩み寄り」
「ええ。これでお互いに有り得ないと言い合う戦争が終結します。有り得ないなんて事は有り得ないんです」
「でもさ、卵かけご飯もかけるものに色々派閥が有るよね?」
「うえええ、卵かけご飯に醤油以外は有り得ないですよ」
「そうやって戦争が始まるのさ」


12月9日(木)

今週の範馬刃牙:第235話 眼突き

今週の粗筋:
眼突きとかマジ急所でヤベェじゃねぇッスかぁ。千春先輩キャラ的にそんなんやった事無ェと思うんでェ、自分から当たりに行くッス。
と、吐いた唾飲まんとけよ的な挑発をされ、いよいよ立つ瀬が無くなってきた千春だったが、変な事ばかり有言実行の刃牙は、自ら神速で攻撃を喰らいに行く病名を『ゴキブリダッシュ』とか名付けたりして何が何だか分からないからもう大変。

 2週連続で刃牙編と言うのも意外でしたけど、千春イズムの行き着く先がゴキブリ師匠とは夢にも思いませんでしたねえ。
 いえ、自爆その物をネタにするのは良いと思うんですよ。ダメージを喰らっても怯まないタフネスや精神力がポイントならば。でも今回のポイントって、『高速で攻撃を受ければ平気』という『高速』部分に有る訳ですよね。それ故に師匠の名を奥義の名に冠したのでしょう。この事に対して新八君風に突っ込むと、『これ完全に千春先輩怪我のし損じゃねぇかぁぁぁ!ここまで闘志とか精神力とか喧嘩に対する意気込みを執拗に描いて来たのは何だったんだよ!』って感じですね。
 そもそも速度の話をするならば、ピクルの事を出すべきでしょうがよ。そしてそもそも『速ければ大丈夫』って連載開始時の末堂戦で既にやってるネタですし。と言うかそもそも幾ら速くても眼球の硬度でこれは無理だと思いますけどね(だれか科学的に検証してくれないでしょうか)。

 極度の妄想癖に加えて、神速の激マゾ属性。刃牙は何処へ向かっていくのでしょう。

落書き


12月10日(金)

ネットで発見:『FINAL FANTASY XIV』が開発/運営チームを全面的に刷新

 これはまた中々異例の発表で。
 彼方此方で見掛ける酷評からすると何をしても手遅れっぽい気もしますけど、何とかしようという姿勢が有るのは良いですね。このゲームの今後は良く分かりませんけど、この会社の今後にこの失敗が活かされるならば個人的には結果オーライです。まぁ、活かされない予感はしていますけど。何と無く。


12月11日(土)

映画:インセプション (原題:Inception)

映画の粗筋:
対象人物の潜在意識が構築する『夢』にダイブし、アイディアを盗むスパイ活動を生業とする主人公ドミニク・コブ。
彼はクライアントのコボル社から某大企業のボス・サイトーのアイディアを盗む様に指示されたが、些細な失敗からサイトーに出し抜かれてしまう。そして逆にサイトーから、サイトーのライバル会社を潰す為に現社長の跡取りロバートに対し、会社を解体する為のインセプション(アイディアの植え付け)を行って欲しいという仕事を依頼されるのだった。
仕事の成功と引き替えに自身の犯罪歴を抹消される事を約束されたコブは、4人の仲間を集めてロバートの夢への侵入を開始したが、ロバートは潜在意識を護る訓練を受けていたからさぁ大変。

 これ位の大作が上映から半年足らずでDVD化するなんて、良い時代ですね。
 感想。難解ながらもルールの発想とその発想を活かしたプロットが非常に面白い。80/100点。

 兎にも角にも『夢(=潜在意識)に潜入する』という在り来りな発想を、独自に作り込まれた面白ルールとスタイリッシュな映像で纏め上げている手腕を高く評価するべき映画です。
 自身が変な夢を見易いという点はさておき、夢というのは概ね荒唐無稽で、ルール等は一切存在していません。昼が一瞬で夜になる事も有れば、そもそも昼か夜か分からない事も多いですし、見た事の無い建物を迷わずに歩けたりもすれば、普通ならば受け入れ難い事象をすんなり許容する事もざらです。
 夢に存在している絶対的なルールは、夢を見ている時はそれが世界の全てなのに、起きればそれが夢だったと気付くという事位なものでしょう。実際、本作に於いても夢についてコブが以下の様に語っています。

「目覚めて初めて変だと思う」
「ここからが夢だって分かってる夢は無い」
「知らぬ間に夢の中に居る」

 夢は自身でコントロールする事が出来ず、そして起きればそれが夢だと分かるが故に、多くの人は現実と夢を区別する事が出来るのです。
 しかしこの作品では、この絶対ルールを危うくする下記ルールの存在がポイントになります。

  1. 本作で潜入する『夢』は複数人の潜在意識が共有する世界である
    • 特定の『誰か』だけの夢では無いので、相互に意識が作用する
      • 夢を共有する誰かの意識が世界に色濃く反映される事が有る
    • 予め用意した舞台(設定)に、夢を共有する複数の人間を呼び込む事が出来る
  2. 夢は複数の階層が存在し、夢の中の夢の中の夢、という3段階構成も構築可能
    • 夢の中に於ける時間の流れは1つ上の階層の1/20。夢の中の夢は更に1/20。

 ポイントとなるのは、2番目の『複数の階層が有る』という点です。このルールが有る為に、『夢から目が覚めてもそこが現実とは限らない』という異常事態が生まれます。
 何処までが現実で、何処からが夢なのか。夢に作用する現実、夢と異なる現実にどう向き合っていかねばならないのか。インセプションの遂行と並列して走るこのテーマの見応えはかなりのものでした。

 尚、本作は物語面の魅力以外にも、夢の中だから起こり得る物理ルールを無視した町並みや無重力バトル等、映像面の見所もわんさと有ります。アクション分の補充も出来るという点でも、大作としての責務をしっかり果たしている映画と言えるでしょう。
 『メメント』然り『ダークナイト』然り、クリストファー・ノーラン監督の作品はつくづく傑作が多いですね。


12月12日(日)

ゲーム:ASSASSIN'S CREED:Brotherhood

 4時間程度遊んだ印象は、前作の良かった点を更に進化させた良作だ、という事です。一言で言えば大変面白い。

 恐らくは前作のエンジンやシステムを殆どそのまま流用しつつ一部だけは手直し、という拡張パック的な感じで作成していると思うのですが、それだけに前作の良さを損なわず悪い点のみ修正する、という方向で進化しているので、詰まらない道理が無いのです。
 特に操作感の向上は凄まじく、ジャンプ系の動きに対する自動補正でより扱い易くなった『フリーラン』や、感覚を覚えさえすればスティック操作とボタン1つで華麗な殺陣を披露出来る『キルストリーク』の搭載は、ゲームの質をかなり向上させたと言えるでしょう。

 今のところ唯一感じている欠点は、前作をやっていないと――冒頭に簡単なダイジェストが有るものの――話が全然見えて来ないだろう、というところですね。詰まり前作をやっていれば欠点が無いという事です。


12月13日(月)

今週のONE PIECE:第607話 “海底1万m”

今週の粗筋:
辛くも海底火山から逃れた麦わらの一味の前に、今度は新魚人海賊団が現われてさぁ大変。

 タイトルは『海底2万マイル』のオマージュでしょうか。実はネモとハモをかけていたりして。ハモハモハモ!!

 本題。
 今度こそやっと魚人島かと思いきや、またも微妙な足止めが発動しましたね。もうジンベエさんが出て来て一蹴すれば良いのに。『海中なら全力が出せるわい!』とか言って。
 それに今更ですけども、魚人島までの道程の険しさは空島行きと同レベルっぽい様な気がして来ました。クラーケンや火山は偶然とは言え、海獣や魚人海賊団、フライング・ダッチマンが周囲を徘徊している訳で、海中で自由に動く事の出来ない人間にしてみれば辿り着くまでのリスクは相当大きい筈です。白ひげの縄張り宣言とは無関係にそうそう行ける気がしませんし、『グランドラインの名スポット』なんて気軽な物とは到底思えません。単にルフィ達のババの抜きっぷりが凄いだけで、本当はもっと楽に行ける物なんでしょうかね。

 話は変わりますが、ここまで『人魚』を連呼されると、『何かの事件で人魚が1人も居ない』とかそういう展開を想起してしまいます。或いは本当に人魚が沢山居て、ショック療法でサンジの病気が治るパターンかも知れませんけど。
 個人的には、後者のパターンでさっさとサンジを治して欲しいものです。毎回あのボケと突っ込みを繰り返すのは煩わしいですし。

ネットで発見:現役警官が格闘家を下す

 み、密葬課だ……。密葬課が実在しよった……。


12月14日(火)

衝動買いハリケーン:『餓狼伝説SPECIAL』 Arrange Sound Track (Image Album)

 800円で売っていたので即買い。
 何だか最近SNKに関係するネタが少し増えている様な。

 今聴いてもテリーの『クリキントン』やアンディの『パスタ』は名曲ですね。思わずNEO GEOを引っ張り出したくなる良さです。
 後半何だか良く分からない事になっていた『KOF』も、確か2000位まではアレンジ版が有ってそれぞれ1曲か2曲位ずつ良い曲が有ったと記憶しています(97は除く)。
 しかし……何をするにも昔は良かったと言ってしまうのは、良くない事ですね。今には今の良さが有る筈で。


12月15日(水)

独り言:1人時間差

 会社で使っているサーバー更改やら何やらで14日8時から今日の12時までという特殊勤務だった為、自宅に帰ってすぐ寝たのですが、目が覚めたのが18時頃だった所為で『朝の6時と勘違いして大慌て』というドジを久し振りにやってしまいました。
 5時間以上熟睡した事、朝の6時と大して外の暗さが変わらない事が要因だと思いますけど、この時期にこれをやったのは初めてです。夏の昼寝(16時〜17時)では、屡々似た様な事をやった事が有りますが、何度経験しても目が覚めて時間が良く分からない感覚には慣れません。


12月16日(木)

ネットで発見:トイレだって遊び場だ!『トイレッツ』

 普通、デジタルサイネージと聞いて思い浮かぶのは店頭等のモニターによるCMだと思うのですが、流石と言えば良いのかやっぱりと言えば良いのか、SEGAの斜め上っぷりは神懸り的です。
 ここ最近のデジタルサイネージにはWEBカメラで通りを歩く人の性別や年齢を判断して、最も適しているCMを流す様なタイプも出ているそうですけど、まさかトイレで――それも排尿行為をネタにやるとは、発想力が違い過ぎます。リンク先の『勢いよくおしっこをすると彼女のスカートがめくれるよ!』とか、もう正気の沙汰じゃありません。このメーカーに限って言えば褒め言葉ですけども。

 取り敢えず、デジタルサイネージという位置付けならば、ゲームセンターよりもトイレに人が来る率が高い居酒屋等の方が設置した時のメリットは得られるでしょうね。カラオケなんかも大分効果的でしょうか。
 こうして考えると、トイレをネタにした目の付け所は存外にまとも且つ凄いのかも知れません。だからと言って『ぶっかけバトル!鼻から牛乳』等のセンスをどう思うかはまた別ですけど。


12月17日(金)

小話:本当に驚く48

「聞いて下さい、聞いて下さい」
「どうしたのさ」
「シングルCDの年間売り上げベスト10が、嵐とAKB48が独占してるんですよ」
「うわぁ……。シングル自体買ってないけどうわぁ」
「でも聞いて欲しいのはそんな事じゃあないんですよ」
「何、もっと驚く話?」
「AKB48って、48人じゃないんですって!」
「え、じゃあ48って何で付いてんの、うわぁ恐ぁ」


12月18日(土)

独り言:シリコンスチーム鍋

 手抜き料理のバリエーションを増やすのも悪くない、と今更『シリコンスチームなべつき 使いこなしレシピBOOK』を購入。
 鍋&レンジで『炒める』が出来るものかと若干疑っていましたが、野菜とソーセージで試してみたところ、それなりに炒めたっぽい感じに仕上がって驚きました。実際に炒めている訳では無いので、香ばしさが微妙に足りないとは思いましたが、手間を考えれば目を瞑れる範囲です。今度はリンク先の『あさりバター』を試して幸せになろうと思います。


12月19日(日)

独り言:休日出勤

 8時〜23時まで会社で過ごす日曜日。師走なので忙しいというお話。

人は概ね自分で思う程には幸福でも不幸でも無い

 世の中には、人格否定プログラム的な新人研修や毎月100時間越えの残業時間を『当たり前』と断ずる人が居るそうです。
 微塵にも当たり前じゃないと思うんですけども、芋虫を食べて育った人に取って芋虫を食べるのが普通である様に、その『当たり前』に対して良いとか悪いとか言うのはナンセンスなのでしょう。ただ飽くまで個人的な見解として、そんな『当たり前』を生んでしまう環境は滅んだ方が世の為だと考えます。尤もこの考えも特定の環境の産物なので、逆に『数十時間の残業で済む会社は滅んでしまえ』という見解の的なのかも知れませんけど。どちらが正しいのかは受け取り手を育んだ環境次第ですね。


12月20日(月)

今週のONE PIECE:第608話 “海底の楽園”

今週の粗筋:
新魚人海賊団を振り切り、クー・ド・バーストで魚人島に突っ込む麦わらの一味。しかし、コーティングが剥がれ一味は再び散り散りになってしまう。
人魚達の助けによりルフィ、ウソップ、サンジ、チョッパーは無事に魚人島に辿り着いたが、ハモンドは魚人街『ノア』に居る『お頭』にルフィの事を報告してさぁ大変。

 人魚は普通に一杯居ましたね。しかもセクシーな娘ばかり。
 これはサンジの面倒臭い病気を一気に治せるかも知れません。良かった良かった。
 ――と書いている側からナンですが、全体的には事態がより面倒な事になっているので全然良くないです。

 魚人島に向かってから、未解決の事を並べてみましょう。

  • まだ暴れ足りない筈の“濡れ髪”カリブー
  • 顔見せしか済ませていないフライング・ダッチマン
  • これから絡む気満々の新魚人海賊団
  • 名前が出ただけのネプチューン軍
  • まーた離ればなれになった麦わらの一味

 これらを今までのペースでやれば、平気で半年は掛かるボリュームです。仲間とはぐれるネタ、未だやりますか。

 さておき。
 今回のエピソードで少し気になったのは、パッパグが住んでいる『一等地』について、ケイミーが『私にはちょっとあの町は身分違いで』と言っていた事です。さらっと流していましたけど、彼女が言うと単なる気後れから発された言葉では無い様に思えました。
 これまでこの作品で人魚や魚人がテーマになる際には、『差別』というテーマが見え隠れしていたのは周知の通りです。人間目線での人魚や魚人は、奴隷もしくは商品であり、差別の対象として扱って来た歴史が有ります。かつて魚人海賊団のアーロンが『魚人が至高であり、人間は劣等種』という持論を声高に主張し続けていたのは、『差別された者が他者を差別する』世の常に倣っただけの事でしょう。

 アーロンに正当性が有ったか否かは別に、人魚や魚人は少なからずアーロンの様に己が受けた差別を他者にする可能性を有しています。人間に対してでは無く、同じ種族内で――詰まり、ゴア王国の様な歪な封建制にその姿を変えているかも知れない、という事です。一見華やかに見える魚人島も、海底には光が殆ど届かない魚人街が有る様に、ゴア王国と似た様な差別が起きているのではないでしょうか。
 ならば、それをルフィ達が打開するのが今回のテーマになるのかも知れません。……って、良い歳してこんな事を大真面目に考えている自分が一寸恥ずかしい(素に戻った)。


12月21日(火)

今月のSTEEL BALL RUN:#66 新たな世界 2

今月の粗筋:
無限の回転を生み出す爪弾を受けた大統領が、己の死を悟って成した事――それは、平行世界のDioに遺体を託す事だった。
大統領に全てを聞かされたDioは、時を止めるスタンド『THE WORLD』でジョニィを追い詰めるが、『タスク』による反撃を受けて一時的に撤退する。対するジョニィはリンゴォと戦った経験を基に『THE WORLD』の正体を見切り、決着を付ける事を誓うのだった。
こうして遂に最後の舞台N.Y.に降り立ったジョニィは、応援に来た父との和解を果たし単身Dioを追うが、Dioは既に無限の回転を止める為の罠を仕掛けていたからさぁ大変。

 利己的な目的で遺体を集めるジョニィよりも、大きな野心を抱くDioにアメリカを託した大統領。
 ここまでしてアメリカを豊かにしようとする信念と判断力には感嘆の念を抱きます。普通、Dioに託すなんて出来ませんよね。以前『マンハッタン島が欲しい』と言っていた位ですし、遺体をアメリカ国外に持ち出す事は無いでしょうけど、彼の持つ野心も結局はかなり利己的なものです。遺体を持ったとして、己の為以外にそれを使うとは到底思えません。
 ただ、野心家のDioならば必ず権力を欲する筈なので、権力が欲しい→大統領になる→更に豊かになりたい→国を豊かにする、という感じで結果的にアメリカを栄えさせる可能性が高いのは確かです。同じ『利己的』でもジョニィは視点が余りにもミクロですし、遺体を持て余すばかりかミネアポリスに送ったり、最悪『こんな物が有るからいけないんだ』セオリーで破壊する可能性すら有ります。
 大統領が己の目的を達成する上でDioを選んだのは、こうした事を考慮した上でなのでしょう。あの土壇場でも国の事を考えるとは大した器です。

 しかし大統領に完全に敵視された男・ジョニィも、Dioを殺す気満々の『漆黒の意志』と、花京院不在の中で『THE WORLD』の秘密にあっさり気付く洞察力は大した物だ、と言わざるを得ません。
 特に『THE WORLD』は、Dioがいつもの余裕癖で自身の能力をべらべら喋って発覚するパターンだと思っていたのに、普通に看破するんですもんねえ。幾らリンゴォとの戦いで『時を操る』能力を認知していたとは言え神懸り的な冴えです。『D4C』の謎にすら気付いたジョニィにしてみれば、この程度は造作も無いという事なんでしょうね。ジョースターの血統、恐ろしい……!

 存外に凄いジョニィvs存外に冷静なDio。何かもうポコロコとかノリスケとかどうでも良いって世界です。


12月22日(水)

独り言:雨が凄過ぎる

 記録的な大雨、とやらでアーケード街の彼方此方が滝状態に。
 この時期に鳴る雷なんて初めて聞いた様な気がします。12月の東北には、雪が積もる景色こそお似合いだと言うのに。

 ともあれ、こんな日なので昼食はアーケード内に有る店に入ったのですが、地下にある店だった所為か、照明が入っているくぼみからダバダバと水が溢れている光景を見て戦慄を覚えました。いえ、特にオチは有りませんが。

余談

 地下に有るタイプの駐車場が、雨水で貯水槽状態になったりしたそうです。おお、恐い。


12月23日(木)

今週の範馬刃牙:第236話 煙払い、第237話 報告

今週の粗筋:
頭上からの攻撃は防ぐしかない――またも別の師による教えを思い出し、スモーキンに空中からの攻撃を決める烈海王。
再びダウンするスモーキンだったが、アライだけはこれから起こる『殺し合い』を予感するのだった。

その頃、柴千春が花山に『ゴキブリダッシュ』を新幹線並みの速度と報告する一方で、刃牙はゴキブリ師匠に深々と頭を下げる理解不能の展開でさぁ大変。

 2週刃牙編をやったのだから、今回は2週とも烈編にすれば良かったのに……!
 板垣先生はゴキブリに何か借りでも有るのでしょうか。ピクルを捨ててまで、ここまでゴキブリ師匠を引っ張る理由が分かりません。

 比較的まともに話が進んでいる様に見える烈の方ですが、今週の回想ではまた新しい師父が登場しました。
 郭海皇すら出て来た中で、ここまで一貫して劉海王が出て来ないのは、劉海王は学ぶに足る事を教えてくれる存在では無かったという事なんですかね。もしかしたら本当に站椿しか教えなかったのかも。間借りなりにも海王ですし、基本を教える様な立場ではなかっただけなのかも知れませんけど、郭海皇ですら豆腐を持って出て来てるんですし、一寸位姿を見せて欲しいものです。

 回想に入る度に強くなる烈とは逆に、スモーキンは少しずつ劣勢になってきた様に感じられますが、未だアライが『これから本番』と言い続けているのが不気味です。試合開始前からの持ち上げっぷりといい、まだまだ逆転の可能性を秘めています。
 今回は栗谷川さんが徳川の爺様にマッチメークを提案していますし、『あの烈を破ったボクサー』という肩書きで地下トーナメントに殴り込み、というパターンも良いかも知れません。その頃には板垣先生がスモーキンに飽きているでしょうけど。


12月24日(金)

飲酒メモ

本日の理由:彼の聖人の誕生日(前夜)を祝い
本日の面々:友人と
本日の飲酒:カシスオレンジ×1、赤ワイン×1 (許容量)


12月25日(土)

映画:バイオハザードIV アフターライフ (原題:Resident Evil:Afterlife)

映画の粗筋:
アリスは自身のクローンと共に、渋谷の地下に建設されたアンブレラ東京本部を襲撃し、大打撃を与える事に成功する。しかし『T-ウイルス』との共生に成功したアルバート・ウェスカーの手によって、クローン達は本部の自爆に巻き込まれ、アリスも特殊能力を奪われてしまう。
ウェスカーとの決着を付けられなかったアリスは、生存者を捜す為に小型飛行機でアラスカに在るとされる『アルカディア』に向かい、洗脳装置と薬品で記憶を失ったクレアと再会する。そして他の生存者を求めて辿り着いたロサンゼルスで、刑務所に立て籠もっていた者達から『アルカディア』は『船』である事を知らされるのだった。
生き残る為、そして生存者と会う為に『アルカディア』へ向かう事を決意するアリスだったが、自身の飛行機では全員を運べず、ゾンビが取り囲む刑務所からの脱出手段が無い。そこで彼女は、『自身は無罪であり、刑務所からの脱出方法も知っている』と語る殺人犯クリス・レッドフィールドを解放し、全員揃っての刑務所脱出を試みる。だが『アルカディア』が安息の地である保証が無い上に、彼女達に襲い掛かるのは愚鈍なゾンビだけでは無く、素早さや知性を持ったマジニまで混じっていたからさぁ大変。

 感想。これまで通りミラのアクションを楽しむエンターテイメント。75/100点。

 良くも悪くも、シリーズの流れがそのまま踏襲された作品でした。
 要は、先ずミラのスーパーアクションや映像美が有って、時折思い出した様にビックリ箱ホラーとゾンビ映画のお約束、そして原作へのオマージュが折り込まれる、という作風ですね。シナリオもこれまで通り荒唐無稽で、前作でアリスが得た『それウイルスとか関係無いっしょ』というスーパー能力を序盤に封じておきながら、肉体的には相変わらずほぼ無敵なので結局緊張感が足りなかったり、マジニに関する説明やフォローを完全に放棄していたり、『次回作も出す気満々です』という未完結の終わらせ方をしたりと、取って付けた感が全開です。まるで『ファンなら分かってくれるよね』と言わんばかり。まぁ、ファンだから分かってしまうんですけども。

 そんな今作で目立ったのは、『BIOHAZARD 5』からの強い影響です。
 胸に取り付ける洗脳装置然り、素早さを持つマジニやタフネスと破壊力が凄まじい処刑マジニ然り、ゲームとほぼ同じアクションを見せるウェスカー然り。ここまで来ると素直にゲーム版を映画化してしまえば良いのに、とも考えてしまいますが、スタッフロール直後の演出で『ああ、これはこれで有りだな』とも思ってしまったのがファンのサガですね。完全に手の上で踊っています。ゲームを準えるならばゲームで十分なのに。

 それにしても、前作で『全世界がバイオハザードに巻き込まれた』としてしまったのはやはり失敗だったのではないでしょうか。
 薄暗い所でゾンビと戦う事を主体にする限り、画としてはどうしても室内から1つの町レベルで収まってしまうのに、『数人が世界規模で生存者を捜す』なんてテーマを実現出来る筈が有りません(そもそもそれ自体が無謀な事ですし)。それに各国の政府や施設、軍隊がほぼ完全に全滅している中、アンブレラ社だけがあれだけの戦力や科学力を有している点も説得力に欠けます。ワクチンを有していたとして、ハイブやラクーンシティの例を見る上では、前もって末端にまでそれを配布している会社とは到底思えませんし、仮に配布する程の量を有していた場合、互いに利用し合う関係だったアメリカ政府の手にも渡していたと考えるのが自然です。アンブレラ社の目的は決して世界の崩壊などでは無く、権力や金だった訳ですし。
 荒廃した世界を舞台にしたからこそ撮れるサバイバルも有るでしょうけど、物語としては広げる事が難しくなっただけじゃないですかね。素人の浅知恵かも知れませんが。

 ともあれ、多くを求めなければ十分に満たされるけれど、満ちる事を求めれば色々足りない――そんなB級エンターテイメントを絵に描いた様な作品でした。
 ほんの少しだけホラー要素が有るので、ホラー映画に慣れる為の作品という立位置にしても面白いかも知れません。本作→初代→『Silent Hill』の順で観れば少しずつ耐性を付けられます。多分。


12月26日(日)

独り言:M-1グランプリ 2010

 兎にも角にも『スリムクラブ』がツボに入りまくりました。
 あれが漫才かと言うと大分怪しい感じですけども、最後のネタを観た時には、他の2組を見ずに『これは優勝でしょ、スリムクラブの優勝でしょこれは』と手から石油が出たばりに笑いが止まりませんでした。彼らは来年ブレイクの予感。

飲酒メモ

本日の理由:『M-1グランプリ 2010』を観ながら
本日の面々:友人と
本日の飲酒:キリンチューハイ 氷結×2 (許容量)


12月28日(火)

飲酒メモ

本日の理由:仕事納め
本日の面々:職場のメンバー60名程度
本日の飲酒:Slat(グレープフルーツ)×2 (許容量)

 やっと今年の仕事が終わりました。
 長かった……過ぎれば一瞬だけれど長かった。『仕事する程暇じゃあ無い』が信条だったのに、最近は仕事で暇が有りません。これじゃあ駄目だ、これじゃあ。


12月29日(水)

飲酒メモ

本日の理由:忘年会
本日の面々:友人ら4名と
本日の飲酒:カシスグレープフルーツ)×3 (許容量)

 これで今年の飲酒も終了。
 友人と飲む酒は楽しくて良いですね。友人と飲む酒は。


12月30日(木)

ゲーム:ASSASSIN'S CREED:Brotherhood

ゲームの粗筋:
前作、前々作の粗筋はこちらを参照

アブスターゴ社の追撃から逃れモンテリジョーニに着いたデズモンド達は、かつての聖域に『アニムス2.0』を設置し、再びエツィオの記憶を探る。

ロドリゴ・ボルジアを追い詰め、『宝物庫』でミネルヴァのメッセージを受け取ったエツィオは、何れ来る世界の危機を救う為に『エデンの果実』の1つである『リンゴ』をモンテリジョーニに持ち帰っていた。
マキャベリにロドリゴを暗殺しなかった事を責められつつも、カテリーナと心安らぐ一時を過ごすエツィオ。しかし、ボルジアの息子チェーザレ・ボルジアの襲撃に遭い、叔父やダ・ヴィンチの装備を失った上に『リンゴ』まで奪われ、モンテリジョーニからの撤退を余儀なくされるのだった。
瀕死の状態でローマに運ばれたエツィオは、人々の自由を取り戻す為、『リンゴ』を手に入れる為に再びボルジアに挑む事を決心する。だが既にローマはボルジアにより支配されていたからさぁ大変。

※以下、今作のネタバレ(文字を反転しています)

エツィオは多くの暗殺を経て、ボルジアの支配からローマを解放し、遂に『リンゴ』を取り戻す事に成功する。
そしてナヴァレッセでチェーザレも倒した彼は、『リンゴ』をある場所に封印するのだった。

デズモンド達はこの記憶から『リンゴ』の在処を知り、早速その場所へと向かう。
テンプル騎士団に先んじて『リンゴ』を発見した事を喜ぶ一行だったが、彼らの前に再び現われた古代人・ジュノーは、『リンゴ』を通してデズモンドを操り始めるからさぁ大変。

 感想。面白いの一言に尽きる。94/100点。

 総論としては以前書いた通りですね。前作初代の駄目な所を徹底的に直した良作でしたが、今作はその前作が更に作り込まれている――今までの面白さは完全に担保して、その上で気持ちの良い要素を上乗せしているので、兎に角壮快で痛快で快絶です。前が良かっただけに今度は……、という不安を完全なまでに吹き飛ばすこの出来には唯々感嘆します。今時、新作が出る度に面白くなっていくシリーズなんてそうそう無いのではないでしょうか。

 勿論、100点にしないだけのマイナス要素も有るには有ります。
 それは、これまで通りの『これから盛り上がりそうというところでブツ切り』な終わり方と、今回から新しく導入された『フルシンクロ』という概念です。前者は演出の問題なので置いておくとして、後者は良いポイントとしても評価出来る微妙な要素なのが困ります。
 この『フルシンクロ』というのは、エツィオの記憶を忠実に再現する事で得られるボーナスで、ミッション毎に『ノーダメージ』や『アサシンブレードで暗殺』等の条件を満たす事で達成されます。エツィオが強過ぎるが故に、こうした条件を付随させるのは緊張感が有って大変に良いのですが、その反面『自分のやり方で暗殺する』という自由度を制限されるケースが多いのが難点です。言わば『自由にやりたいけど、ボーナスも欲しい』というジレンマを生むシステムなんですね。これが大変に煩わしい。結局、フルシンクロ狙いで何度もやり直しをしたりした所為で、クリアまでに大幅に時間が掛かってしまいました。
 ただこの要素が有った故にゲームに没入したのも事実なので、『悪い』と断じて良いのかどうか判断に迷います。う〜ん。

 尚、本作のクリアに時間が掛かった要因の1つとしては、前作から引き続き登場の『被験体16号』パズルが有ります。
 正直、10個有る内の9個目までがさくさく解けたので『今回は楽だな』と高を括っていたのですが(でも7個目で30分嵌る)、ラストが全く分からず2、3時間位モニター&メモ帳と格闘していました。今度こそ本当にGoogle先生に訊いてしまいそうになりましたね。あれを初見且つメモ帳等の補助道具無しで解ける人は、ホンマモンの天才だと思います。冗談では無く。

 さておき。良作の続編として、紛れも無い良作に仕上がった今作。次回作以降も非常に楽しみです。
 今度もこの1年に1回のペースで出してくれれば最高ですが、どうなる事でしょう。

シナリオの現状まとめ

 激しいネタバレで構成されているので、今後楽しむ予定の方はこちらから明日の日記へどうぞ。

  • 現状の勢力は大きく3つ。
    • アサシン及びその協力者
      • アサシンは古代人の血がその源流で、第六感の『鷹の目』を有する。
        • 恐らくアダムとイブが古代人と人類の混血1号。
        • ルーシーは協力者であってアサシンの直系ではない。
          • それが今作ラストの展開に繋がって来ると思われる。
        • 古代人の血を引く為、『リンゴ』の影響を受け辛い。
          • 対して人類は『リンゴ』が効く様に造られている。
      • 目的はテンプル騎士団の野望(≒人類の支配)の阻止と、『真の驚異』から世界を救う事。
        • その為に古代人が残した遺跡の情報が必要で、『エデンの果実』である『リンゴ』を捜している。
          • デズモンドの強化と『リンゴ』入手の為、今作でも『アニムス2.0』を利用。
          • 今作の終盤、2012年10月10日にエツィオが隠した『リンゴ』を入手した。
      • 今作で大阪にもアサシンが居る事が発覚。
    • テンプル騎士団
      • 創世記に登場するアベルの兄・カインが源流。
        • 純粋な人類なので特殊能力は有していない。
      • 2012年時点では多国籍企業『アブスターゴ』を隠れ蓑に活動している。
        • 世界有数の企業や政府の殆どは何らかの形で『アブスターゴ』と関係性が有る。
        • 事実上ほぼ世界を支配している状態だが、それでも人類は未熟であり秩序と規律で導く必要が有ると盲信している。
      • 目的は人類の支配と、それに伴う永遠の世界平和の構築。
        • 人類の思想・思考を掌握する為、『リンゴ』を2012年12月21日に打ち上げる人工衛星に搭載予定。
          • 他に幾つかの『エデンの果実』を所有している様だが詳細は不明。
        • 歪んだ方法を用いてはいるが、飽くまでも争いの無い平和な世界を築く事を望んでいる。
    • 古代人
      • かつての地球に超科学を以て君臨していた、『神』と呼ばれた人々。
      • アーティファクト『エデンの果実』等を使って人類を支配していた。
        • アダムとイブに『リンゴ』を奪われ、人類との戦争勃発。
          • 数に勝る人類に苦戦している間に何らかの天変地異が発生し、壊滅状態になった。
            • 2012年12月に再び同様の厄災が発生する事を予見している(マヤ文明のアレ?)。
            • 何れ復活する為に遺跡や将来への仕掛けを数多く作成。
      • 目的は古代人及びその支配権の復活。
        • テンプル騎士団(=人類)が邪魔な為、自身の血を継ぐアサシンに協力している。
          • 世界の行く末を憂えている様に見えて、『隠された真実』や今作終盤を見る限りではかなりの自己中。
      • 方法は不明だが、未来を見る力を有している。
  • アサシンは古代人の知識を求めているが、古代人と目的が一致している訳では無い。
    • 今作のラストに余計な事をしている為、今後もアサシンと古代人の協力体制が続くか大分微妙。
      • 三つ巴になるよりも、昔の様にアサシンを含めた人類vs古代人になるかも知れない。
        • デズモンドにアサシンとテンプル騎士団両方の血が流れている点も大きい。
          • アルタイルの妻は、第11代目総長ロベール・ド・サブレの影武者だったマリア。
      • わざわざ『リンゴ』が効く様に人類を造る辺り、人類の視点ではテンプル騎士団以上に厄介な存在。
  • 現在所在もしくは破壊の結果が明らかになっている『エデンの果実』は6つ。
    • ガンジーを暗殺してテンプル騎士団が入手した『PoE2:リンゴ』。
      • 元々はマシャフが持っており、ガンジーの前はエリザベス女王が所持していた。
      • デンバーに於ける人工衛星打ち上げの失敗で消失。
        • この事故を反省してか、アブスターゴ社内で『デンバー』という単語は『順調』という意味の隠語になっている。
            • 例:Everything Denver → 全て順調
    • アポロ計画で月から持ち帰った『PoE5:リンゴ』。
      • 計画自体テンプル騎士団主導によるものだった模様。
    • 今作のラストでデズモンドが入手した『PoE?:リンゴ』。
      • ボルジアが持っていた物をエツィオが奪取し、ある場所に隠していた。
    • ジャンヌ・ダルクを処刑する事でテンプル騎士団が強奪した『PoE25:剣』。
      • ペルセウス、シグムンド、アーサー王らを経てジャンヌの手に渡っている。
    • ニコラ・テスラによるツングースカ大爆発で失われた『PoE34:杖』。
      • モーゼやアレクサンダー大王、ヨハネやペテロ、ラスプーチン等が使っていた。
    • キリストの処刑時にテンプル騎士団が奪った『PoE66:聖骸布』。
      • 継続してテンプル騎士団が所持。
    • その他、フィラデルフィア計画で使った時空間に作用するアーティファクトをテンプル騎士団が所持している。
  • 『リンゴ』を手に入れ、ジュノーに操られたデズモンドは現在再び『アニムス2.0』の中へ。
    • デズモンドを『アニムス2.0』に戻した際、ショーンやレベッカでは無い『誰か』がそれを行った模様。

 妄想のし甲斐が有る世界観って本当に良いですよねえ。


12月31日(金)

雑談:2010年を振り返る

 2010年も本日で終了。神父様が悪さでもしているんじゃあないか、という位1年が速くなっている気がします。

 昨年に続き、今年も最良では無いけれど最悪でも無い、それなりに良い1年でした。
 強いて言えば、給料と余暇の時間が反比例し続けている状況だけはマイナスです。残業代は要らないので早く帰りたい。ただこればかりは自分ではどうしようもないのがアレですね。せめて『これが普通』と思わない様にだけ心懸けていきたいものです。

 それでは、恒例の自分ランキングに。
 例年通り主観に基づいているので、2010年に発売(公開)された物とは限りません。

2010年の自分ランキング:ゲーム編

 今年は年末(と言うか昨日まで)大嵌りした『ASSASSIN'S CREED:Brotherhood』がぶっちぎりですね。昨年『ASSASSIN'S CREED II』が1位だったのと全く同じ状況です。来年の大晦日もこのシリーズの新作を1位と書けていれば、これに勝る幸せはありません。
 ただ、3位にしている『Prototype』も、『アイディアや爽快感は良いけれど、マンネリ感が駄目』という初代『ASSASSIN'S CREED』とそのまま同じ印象を持ったゲームだったので、最近公開された次回作で『ASSASSIN'S CREED II』級に進化を遂げれば、爆発的に面白くなると思います。それに期待しても良いかも知れません。

 しかし来年は『ニンテンドー3DS』が台風の目になる可能性が高いですね。
 携帯電話も3D対応の物はしっかりと奥行きが有る様に見えますし、ああ言う立体感を活かしたどんな面白ゲームが出て来るのか、今から楽しみでなりません。

2010年の自分ランキング:漫画編

  • 1位 :鋼の錬金術師
  • 2位 :ONE PIECE
  • 3位 :嘘喰い
  • 次点:STEEL BALL RUN

 まぁ代わり映えしないですけど、面白いのだから仕様が無い。
 1話毎の面白さという点では、休載前までの『ONE PIECE』が一番良かったのですが、『鋼の錬金術師』の美事な最終回を高く評価してこういう順番にしました。長期連載の物語を、あんなに巧く締め括る事が出来るなんて脱帽です。終わって欲しい訳では全く有りませんけど、『ONE PIECE』も終わる際には綺麗に伏線を回収して完結して欲しいなぁと思います。

2010年の自分ランキング:映画編

 これも作品としては『インセプション』が最も面白かったものの、何度も観たくなる魅力が有る『シャーロック・ホームズ』を1位にしました。
 普通、同じ映画を短期間で複数回観る事は無いのですが、『シャーロック・ホームズ』は何故か3回(字幕→吹き替え→字幕)も観てしまいました。しかもそれだけ観ておきながら、何処に中毒性が有るのか分からないという不思議。何なんでしょうね。あのテンポなのか、あのトークなのか。何なんでしょう。

2010年の印象に残った台詞編

「私がここにいる理由が…亡き同胞への弔いの為だとしたら」「貴様私を笑うカネ!!!」
「兄を救え!!!」「麦わら!!!」

 … By.Mr.3 (ONE PIECE)

「この時代の名が!!!」「“白ひげ”だぁ!!!」

 … By.ポートガス・D・エース (ONE PIECE)

「…おれが本当に欲しかったものは」「…どうやら“名声”なんかじゃなかったんだ…」
「…おれは“生まれてきてもよかったのか”」「欲しかったのは…その答えだった」
(略)
「………!!オヤジ………!!!」「みんな……!!!」
「そして」「ルフィ」
「今日までこんなどうしようもねェおれを」
「鬼の血を引くこのおれを」
「愛してくれて」「………ありがとう!!!」

 … By.ポートガス・D・エース (ONE PIECE)

「守りてェもんはしっかり守りやがれ!!!」「これ以上こいつらの思い通りにさせんじゃねェよ!!!」

 … By.サー・クロコダイル (ONE PIECE)

「もうやめましょうよ!!!」「もうこれ以上戦うの!!!やめましょうよ!!!」
「命がもったいない!!!!」『兵士一人一人に帰りを待つ家族がいるのに!!!』
「目的はもう果たしてるのに…!!!」「戦意のない海賊を追いかけ…!!」「止められる戦いに欲をかいて………!!!」
「今手当てすれば助かる兵士を見捨てて…!!!その上にまだ犠牲者を増やすなんて」
「今から倒れていく兵士達は………!!!まるで!!!」
「バカじゃないですか!!?」
 … By.コビー (ONE PIECE)

「…この町はゴミ山よりもイヤな匂いがする…!!!」「人間の腐ったイヤな匂いがする!!!」「……ここにいても……!!」「おれは自由になれない…!!!」
「――おれは…貴族に生まれて恥ずかしい!!!」

 … By.サボ (ONE PIECE)

「勝者とは常に」「世界がどういうものかでは無く どう在るべきかについて語らなければならない!!!!」

 … By.藍染惣右介 (BLEACH)

「こうして死に直面するというのはいいものだな」
「純粋に「死ぬまで闘い抜いてやろう」という気持ちしか湧いてこん」
「地位も」「経歴も」「出自も」「人種も」「性別も」「名も」「何も要らん」
「何にも縛られず」「誰のためでもなくただ闘う」「それが心地良い」
「ああ…」「やっと辿りついた……」

 … By.キング・ブラッドレイ (鋼の錬金術師)

「なめるなよ」「あれは私が選んだ女だ」
「私とあれの間に余計な遺言など要らぬ」
「王たる者の伴侶とは」「そういうものだ」

 … By.キング・ブラッドレイ (鋼の錬金術師)

「用意されたレールの上の人生だったが」
「おまえたち人間のおかげで」「まぁ」「最後の方は」「多少」
「やりごたえのある」「良い人生であったよ」

 … By.キング・ブラッドレイ (鋼の錬金術師)

『人より長く生きすぎるなんてしんどい事ばかりだと思ってた』
『だけどトリシャきみや息子達に会えて生きてて良かったと心から思うようになったよ』
『充実した人生だった』『そうだ十分だ…』
『…………ああくそっ』『でもやっぱり死にたくねぇなぁと思っちゃうな』

 … By.ヴァン・ホーエンハイム (鋼の錬金術師)

「ひとーつ人より」「欲深く」「ふたーつ不法な奸悪権力」
「みっつ見下げた売国奴を粛正してよお屋形様」
(略)
「君は」「自らの血を流す覚悟はあるか?」
 … By.切間創一 (嘘喰い)

「我が心と行動に一点の曇りなし…………!」「全てが『正義』だ」

 … By.ファニー・ヴァレンタイン (STEEL BALL RUN)

「「5秒間」という言い方は……」「そうだな」「まったく理屈に合わないが…………」
「『THE WORLD』」「オレの能力は「5秒間」だけ時を止められる………そして動き出す」

 … By.ディエゴ・ブランドー (STEEL BALL RUN)

「ならば運命に委ねる事にしよう」

 … By.エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ (ASSASSIN'S CREED:Brotherhood

「妻は客室係です」

 … By.クラーキー (シャーロック・ホームズ

「小言を食らうだけさ いつもそうだ」

 … By.アルド・レイン (イングロリアス・バスターズ

 『ONE PIECE』と『鋼の錬金術師』に偏っていますが、どれも削れませんでした。良い歳して何をやっているのやら。

デウス・エクス・マキナ

 いつものデウス・エクス・マキナで締め。
 2010年も1年間有り難う御座いました。来年も何卒宜しくお願い致します。