10月1日(金)

ネットで発見:Google先生がWeb高速化を目指してJPEGより約40%コンパクトな新画像フォーマット『WebP』を発表

 JPEGで良いじゃあないッスか。

 大半の日本人に倣って保守的なので、新フォーマットの存在がただそれだけで面倒臭い――と書いてしまうと身も蓋も無いので色々取り繕う事にしますが、結局画質とサイズが反比例するのはJPEGも変わらないので、余りWebPに意義を見出せません。見た目として『同じ位の画質でJPEGとWebPはこんなにサイズの差が有るでしょ?』と並べられても、JPEG同士でも『同じ位の画質でサイズが違う』事がまま有る訳ですし。
 それよりも、『アーカイブされた画像ファイル1個をアーカイブされたままストレスを感じさせずに表示させる技術』とかを出した方が、世間は衝撃を受けるんじゃあないかと考えます。複数の画像もスパッと出せればベターですが、流石にそれは望み過ぎでしょうし。


10月2日(土)

ゲーム:大神伝 〜小さき太陽〜

 3年前、前作に嵌った身として(参照:感想)、初回限定特典(クリーナーとタッチペン)の付いた通常版を購入しました。
 という事で、最初のボスを倒すまで2時間程度プレイした感想を何点か。

  • 携帯ゲーム機でも筆書きっぽいシェーダーが再現されていて、『大神』らしい雰囲気が味わえる点はベネ
  • タッチペンと筆しらべの親和性は言うまでも無くディ・モールト良し
    • 普段はタッチペンを使わない操作感に違和感を感じますが
  • でも雰囲気以外の全体的なパワーダウン感が異常
    • カメラアングルが自由に変えられないとか
      • 戦闘中に後ろから殴られたりして苛々
      • 町を移動している最中は、十字キーを押しっ放しにしていると、移動し易い様に自動でアングルを調整してくれるので幾分かマシ
    • 行動出来る範囲が極端に少ないとか
      • 橋から落ちたり崖から飛んだりは一切不可
      • 平原や『道』しか行動出来ないので非常に窮屈
        • お陰で『遠くに見えるアレをいつか取るんだ』とかそういうわくわく感が皆無
    • 読み込みポイントが妙に多いとか
      • 町の中でもローディングポイントがあちこちに存在していてかなり煩わしい

 正直、余り良く無い意味でDSの限界を見た気がしました。
 ゲームさえ面白ければ画面やBGMが粗い位は我慢出来ますが、アングルが変えられない点や、行動制限が大きいという事に対しては強い不満を感じます。開放感がまるでない冒険に何の意味が有りましょうや。これなら発売日を1〜2年遅らせてでも3DSで出すべきだったんじゃあないかな、とさえ思います。

 とは言え、まだ2時間遊んだだけなので、物語自体がこれからぐっと盛り上がって評価が激変する可能性も有るんですけどね。……出来ればそうあって欲しいものです。


10月3日(日)

映画:劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 絆

映画の粗筋:
かつて木ノ葉によって滅ぼされた『空の国』の忍が、突如木ノ葉隠れの里を襲撃。里は空襲により多大なる被害を被った。
各々がその対応に追われる中、傷ついた人々を助けて回る流離いの医者・神農と出会ったナルト達の前に、神農の弟子であるアマルが自らの故郷も何者かに襲撃されている事を伝えに現われる。綱手の指示によりサクラ、ヒナタと組んだナルトは、神農及びアマルと共にアマルの故郷に向かうが、そこには『空の国』による罠と、大蛇丸の命を受けて神農を捜すサスケも向かっていたからさぁ大変。

 承前。前作が思いの外楽しかったので観てみました。
 感想。可も無く不可も無く。65/100点。

 これといって特徴の無い、ジャンプ映画でした。
 サブタイトル『絆』という言葉が据えられている通り、絆を主軸とした物語が展開されますが、これといって捻りが有る訳でも前作の様な勢いが有る訳でも無い上に、後半のナルトはいつも通り『サスケサスケ』言い出すので『ああ、ナルトの映画版だなあ』以外の感想が浮かびません。空忍とサイの空中戦以外、これといってアクション的な見所も有りませんでしたし。
 ただ、敵役が後半に何度も口にする『究極肉体』という言葉の響きはとても印象強く残りました。要するに爆肉鋼体なんですが、映画のボスが持ち出すには地味過ぎて逆に新鮮です。

 閑話休題。
 『NARUTO』も連載が始まって大分経つと思いますけど、未だに世界観というか文明レベルが良く分かりません。TV等の通信施設や蛍光灯等の照明設備、戦艦からカップ麺までが普通に有る所を見る限りでは、比較的科学水準が高い世界である様に思えますが、その一方で兵器は火薬よりもチャクラに依存する物が多く、戦闘力自体も兵器より個人に傾いている様です。
 戦艦や本作に出て来る様な遺跡が造れるならば、チャクラに頼る事の無い兵器を造る事は造作も無さそうなんですけど、どうしてそう考える国が全く出て来ないんですかね。何だかんだで五大国が抑止力になっている、とかそういう事なんでしょうか。汚いなさすが忍者きたない。


10月4日(月)

今週のONE PIECE:第598話 “2年後”

今週の粗筋:
2年が経ち、それぞれがそれぞれの成長を遂げてシャボンディ諸島に集まる麦わらの一味。
しかしシャボンディ諸島では、麦わらを名乗る全くの別人が悪事の限りを尽くしていたからさぁ大変。

 よりセクシーになったナミとロビンさん――よりも、目を隠す前髪が逆になったサンジに衝撃。結局片側が隠れている事に違いは無いものの、これまで徹底して隠した事に理由は無いんですね。少し残念です。

 さて、容姿がそうである様に各々パワーアップを遂げたらしい麦わらの一味ですが、休載明けにして未だ全員を揃えない焦らしプレイが嫌らしい事この上無いです。あの偽物を見開きでブン殴って『本物再臨!』的な煽りで締め、位で丁度良かったんじゃあないでしょうか。凄まじく勿体付けられている感がします。尤も、載っているからこそ書ける贅沢なんですけど。


10月5日(火)

漫画:『ベルセルク』35巻

 中身は『気付いたら鷹の都ファルコニアが有りました』から『ガッツまたバーサーカーになる』まで。
 海賊と遊んでばかりで話が全く進まぬでござるの巻。それでも先を読ませようという力が凄まじいのは大したものですけども。

 この海賊エピソードは、例の『風』以後に『世界が変わった』事をガッツ達に知らせる事に加え、『バーサーカーの克服』も絡めているっぽいですね。
 個人的には前者は兎も角、後者はもっと後回しにして話を進めてしまっても良い様に思います。恐らくバーサーカーは物語の根底に通じる要素でしょうし、ここで克服してもガニシュカ戦の時と同じ様に一時的なモノとして扱われる気がしてなりません。余り『克服→やっぱり駄目→克服』を繰り返すのも、『パワーアップ→鬱』を繰り返す『銃夢』のガリィみたいでよろしくないですし。
 ただ、『イスマ』というどの様に作用するのかまるで分からない存在が、ここから話を全く違う方向に持っていく可能性も有ります。

 彼女自身が語った人魚との繋がりや、シールケの反応を見る限り、彼女が純粋な人間では無いのは明かです。だからと言って、現段階では特別な力は持っている様子も有りません。
 村人がああ言う状態なので、道案内役として村八分の存在が必要で、村八分にする為に人魚との関わりを持たされただけ――と捉える事も出来ますが、果たしてこのタイミングでそれだけの役割を持った人物を出すかというと、一寸疑問が残ります。じゃあ何をする為の人物なのかと問われると、すぐには何も浮かばないのですが。航海のパワーアップ要員とかですかね。


10月6日(水)

ゲーム:『Castlevania -Lords of Shadow-』のTrailer公開開始

 途中、あからさまな『ワンダと巨像』シーケンスが有った気がしますが気の所為でしょうか。やっぱり最後の一撃は切ないでしょうか。

 何と無く面白そうだなと思いますけど、取り立てて『悪魔城』や『キャッスルヴァニア』の名を冠する必要が無さそうにも思えるのが玉に瑕ですね。探求要素が有る事は匂わせていますが、3Dで城を歩き回るならば、隠し通路の1つや2つ当たり前でしょうし。
 そもそもエピソード0的な物は既にやっているのに、更に過去に遡ってどうするのだろう、という疑問も有ります。尤も更に『そもそも』を言えば、そもそも時系列や設定には矛盾の多いシリーズなので、面白ければ何でも良いでしょ、という話ですけども。

 発売時期の仕事の状況にもよりますが、多分買います。多分。


10月7日(木)

今週の範馬刃牙:第227話 闘譜とうふ

今週の粗筋:
顎に喰らったカウンターにより未だ視界が揺らぐ烈海王は、かつての修行と師の教えを思い出していた。
それは、『頭蓋骨と脳の関係は、椀と椀に入った豆腐と同じ』であるという事。椀が叩かれれば豆腐は脆く崩れ去るが、椀が叩かれた瞬間に椀を回転させれば、破壊力は四散され豆腐は無事であるという教えだった。
でもよく考えてみたら既に攻撃を受けた後に思い出しても無駄っぽい気がするからさぁ大変。

 タイトルは駄洒落ですか。珍しい。

 粗筋にも書いた様に、烈が思い出した修行は『今それを思い出してどうするの?』という内容なんですが、実際どうするつもりなのでしょう。覆水盆に返らずと言う様に、豆腐が崩れた後で椀を回転させたところで豆腐は戻りませんよね。脳の揺れを相殺する為に回転する、という無茶も可能性としては捨て切れませんが、その場合『既に砕けた場合どうするか』を思い出すべきであって、今回の防止策に当たる修行を思い出すのは一寸違います。
 或いは、これから回復するまでの間は全ての攻撃をこの方法で流し続けるという考え方かも知れません。それって単なる劣化消力じゃん、という気がしないでもないですが。


10月8日(金)

小話:Google先生の新特許『お金を払ってCMを回避』

「先生が『お金を払ってCM回避』というネタを思い付いたそうです」
「みたいだね。でも一般のTVじゃあ難しそうだね」
「まぁ、30分番組のCMを全部回避するのに160円は高いでしょうけど、160円で24時間どこかの放送局のCMをまるまる回避出来るとしても、やっぱり高いですよね」
「いや、それよりCM飛ばしてもその間コンテンツが流れている訳じゃないから、空白の時間が生まれるでしょ」
「そうか。次の番組までの間とか」
「そう。だからVODサービスでしか使えないよね」
「じゃあ要りませんねえ」
「それに何を以てCMというかも気になるね」
「どういう事ですか?」
「最近、番組宣伝の為の番組が多過ぎるでしょ。今夜始まるドラマの宣伝とか」
「ああ、あれもCMですねえ」
「飛ばしたいでしょ」
「飛ばしたいですね」


10月9日(土)

飲酒メモ

本日の理由:その場のノリで
本日の面々:友人ら3名と
本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×2 (許容量)

 延々2時間程度、某所で有名な改造版『ロマンシング サ・ガ 3』の話をしていました。
 やっぱりSFCのゲームには夢が有りましたね。懐古主義は良くありませんが。


10月10日(日)

独り言:肩凝りとの戦争で忙しい

 承前
 『アンメルツヨコヨコ』が切れてしまったので、今度は『サロンパスローション』を購入してみました。
 サロンパスの名を冠しているだけあって肩凝りに効く上に、風呂に入った時の痛みが『アンメルツヨコヨコ』よりかなり少ないのがとても素晴らしいです。ただ微香性で例の匂いがする為、使い始めた瞬間に『KC-Y65』のニオイメーターが真っ赤に染まる点だけは困りますけど。

 今後は――耐性が出来るものなのか否かは分かりませんが――何か1つの商品だけを使い続けて、その商品への耐性が出来てしまわない様に、切れる度に別の物を試していきたいと思います。……でもきっと高級なやつは避けるだろうなあ。


10月11日(月)

今週のONE PIECE:第599話 “九人の海賊”

今週の粗筋:
偽物の麦わらの一味を本物と勘違いし、行動を共にするチョッパー。それを見た海軍は、偽物達を本物と信じて本部に増援を要請、戦桃丸やパシフィスタまで出動する事態となった。
その頃、サンジの前に姿を見せたゾロは、先週のカラー扉絵と逆方向の目に疵が入っていたからさぁ大変。

 フランキーのメカっぷりが本当に凄いですね。あの如何にも『新機能を搭載しまくっています』ボディに、ルフィやチョッパーが眼をキラキラさせまくる姿が目に浮かびます。
 特に根拠も無い話を書くと、彼には尾田先生の『はっちゃけたい欲』が詰め込まれている様に思えてなりません。少年漫画に必要な要素はルフィやゾロ、ウソップらで、いわゆるセクシー分はナミだとかロビンさんで描けていますが、尾田先生はきっとそれだけでは足りないのです。単行本に於けるSBSのノリの様な馬鹿要素が描きたくて描きたくて仕方無いのです。それを体現しているのが、屡々『男のロマン』を口にするフランキーなんですよ、きっと。

フランキー:
「見ろこの空前絶後のモデルチェンジ!!」「もはやおれは…人智を越えた!!」
ロビン:
「――そうね もう人として接する事はできなそう」
フランキー:
「おいおいそりゃ変態って意味か?」「このホメ上手!!」

 さり気無く酷い事言っているロビンさんより、これだけの人気作で大々的に己を変態として認めるフランキーが素晴らし過ぎる。お前がナンバーワンだ。


10月12日(火)

ゲーム:『ロックマン DASH3』で新ヒロインデザインコンペ

 いやぁ、別にこういう事はしなくても……。

 弊サイトがCAPCOMさん好きなのは敢えて書くまでも無い事ですが、『ロスト プラネット 2』や『デッドライジング 2』の評価を見たり、『大神伝』の前半をプレイしている限りでは、最近のCAPCOMにはある種の不安を感じてしまいます。率直に言えば、『最近駄目っぽい』という気持ちからなる『DASH3も駄目になるんじゃあないか』という不安ですね。だってさぁ、何かさぁ、ねぇ。

 そもそも『新ヒロイン』って何ですか。別にロールとトロンで良えのんちゃうのん?ちゃうちゃうちゃうんちゃうのん?


10月13日(水)

仕事:出張

 仕事の都合で広島と福岡に出張に行く事になりました。
 実際に仕事が有るのは明日・明後日の2日間ですが、仙台から広島への飛行機が1日に1便しか無い事に加え、福岡からの帰りの便が取れなかった為に今回は前泊&後泊で3泊4日の旅です。うーん、実に面倒臭い。

飲酒メモ

本日の理由:出張に付き物
本日の面々:同僚や出張先のメンバー約30名
本日の飲酒:ビール×1 (許容量)

 広島にはもう何度も来ている為、敢えてお好み焼き等から離れ、普通にバイキング形式の店で飲んで来ました。
 仕事的に結果の残るモノは何も有りませんでしたが、普段電話やメールでしか接する機会の無かった面々と親交を深められた点だけは良かったです。


10月14日(木)

今週の範馬刃牙:第228話 戦闘力

今週の粗筋:
格闘技については素人である柴千春の猛攻を受けながら、刃牙はその攻撃力の高さに驚きを感じていた。
精神力が闘志となり、闘志が戦闘力に結び付くという事実を前に、漸く刃牙もファイトポーズを取る。しかし『テーマができた』と相変わらず上から目線だからさぁ大変。

 今更テーマとか。

 刃牙に必要なのはヘタレ根性の克服なのは言うまでも有りませんけど、これをあのピクルとの戦いの後にやるのが凄いです。
 単独で恐竜を倒す様な相手とまともに戦っておきながら、『気合いだけは十分ッス』なんて不良と戦って『意志が大事!』みたいな結論を出されても、今までそれに気付かなかったのが不思議でなりません。花山先生に殴りかかって『いってー』と言わしめた梢江ちゃんを見習え、という話です。

飲酒メモ

本日の理由:出張に付き物
本日の面々:同僚ら3名と
本日の飲酒:ビール×1 (許容量)

 広島での仕事を終えた後、新幹線で博多に移動して屋台で軽く一杯。
 どこの屋台でも『焼きラーメン』なる商品の文字が並んでいた為、気になって頼んでみた所『スープの無いラーメン』と言うか『インスタント焼そば胡椒風味』的な物が出て来たので、結構ショッキングな思いをしました。店の問題なのかも知れませんが、あれで900円は一寸……。


10月15日(金)

飲酒メモ

本日の理由:出張に付き物
本日の面々:同僚や出張先のメンバー約50名
本日の飲酒:ビール×2 (許容量)

 福岡ならもつ煮込み!という事で、地元の方の紹介で水炊きの出る店に行ったのですが、これがまた微妙な味でにんともかんとも。
 今回の福岡はどうにも失敗続きです。

 どうでも良い話ですが、キャナルシティを見ながら『ハリウッド映画で爆破されそうだな』と3年前と全く同じ事を考えてしまいました。駄目だこいつ、早く何とかしないと(自分を)。


10月16日(土)

映画:96時間 (原題:Taken)

映画の粗筋:
かつてCIAエージェントだったブライアン・ミルズは、仲間達から現役復帰を求められながらも、離婚した妻と暮らしている娘・キムを見守る隠居生活を過ごしていた。
ある日、キムからパリ旅行の為のサインを求められたブライアンは『旅行は危険である』とそれを断るが、娘との絆を繋ぐ為に渋々サインする。嬉々としてパリに向かうキムだったが、案の定人身売買組織にさらわれてしまったからさぁ大変。

 感想。シンプル・イズ・ベスト。75/100点。

 良い意味で『さらわれた娘を救う為にパパが超ガンバル』というだけの映画でした。
 混じりっけ無しの純度100%とはこういうもので、元エージェントのパパがその経験や人脈を活かして悪即斬を貫きまくる事以外には一切の見所が有りません。見所が無いと言うか、プロローグとエピローグ以外は全編に渡って延々パパ無双です。雑魚は容赦無く瞬殺、中ボスは情け無用のフルボッコ、悪人は交渉や駆け引きの余地無く皆殺し。余計な小細工やどんでん返しの類を一切排したこの突き抜けっぷりには、ある種の清々しささえ感じます。

 ただこれだけの映画を野暮ったさの無いエンターテイメントとして成立させたのは、リュック・ベッソンお得意の小気味良いテンポの脚本と映像、それに登場人物の使い方の巧さに有ると言えるでしょう。
 取り分け登場人物については、それぞれが大変分かり易い役目を持っていて、且つ必要以上に自己主張していない点が大変に良いです。娘を引き立てる残念な友人、真相に近付くクッション役のパリ警察、父と娘を繋ぐ為の歌手等々、それぞれをそれぞれの役割以外では一切出さない事で話のシンプル化に成功しています。
 こうした『奮闘するパパ(≒映画の要)以外は全部おまけ』と言わんばかりの割り切り方は、見慣れた王道ストーリーに挑戦する時の基本なのかも知れません。

 それにしても、ハリウッド映画に於ける中年は『元エージェント』とか『元工作員』という肩書きが有るだけで、格闘が強い事や人脈の豊かさに変な説得力が生まれるのが便利ですよね。日本で置き換えた場合、『警察や自衛隊出身の55歳が娘の為に大立ち回り』って少し微妙そうですし。元西部警察出身とかなら余裕そうですけども。


10月17日(日)

映画:エボリューション (演題:Evolution)

映画の粗筋:
アリゾナ州の砂漠に隕石が落下した、という情報を聞いた大学教授のアイラとハリーは、国家地質調査部の肩書きを利用して隕石に付着していた液体の採取に成功する。
大学の研究室に戻った2人は、液体に単細胞生物が含まれている事を発見し大喜びするが、この生物は凄まじい速度で進化する地球外生命体だったからさぁ大変。

 感想。声に出して笑う様なタイプでは無いけれど、退屈せずには済むSFコメディ。65/100点。

 コメディ映画は、ギャグや下ネタ等をバンバン使って露骨に笑いを取りに行くタイプと、軽い台詞や現実離れした展開等で物語のシリアス化を避けるタイプに大きく二分されますが、本作はこの後者の側に該当します。役者やCG、セットにはかなり力を入れつつも、物語の進行自体は常時軽快なトークと力の抜けた展開のみで構成され、テーマや深みは一切有りません。
 その為『1ヶ月余りで恐竜が出現するまでに進化するエイリアンが大暴れ』という、普通に考えれば相当不味い事態が発生しているにも関わらず緊張感や悲壮感の類は一切無く、まるで『ゴーストバスターズ』と『MEN IN BLACK』を足して2で割った様な軽いノリで映画を楽しむ事が出来ます。観終わった後どころか、観ている最中から頭に何も残りませんが、この映画の場合はそれで十分目的を達成していると言えるでしょう。
 宇宙人と戦う主人公を、わざわざ『X-FILE』のモルダー役をこなしていたデイヴィッド・ドゥカヴニーにするセンスの良さも大変に素敵でした。

 尚、声を出して笑う作品では無いと書いていますけど、エンドロール直前に入る本作オチだけは、余りの酷さに噴き出しそうになった事を白状しておきます。
 『銀魂』でも似た様なオチが有りましたけど、あれをこれだけ金を掛けた映画でやってしまうのか、と。あのオチが最初に有って映画を撮ったとすれば、軽く尊敬の念を抱いてしまいますね。褒め言葉として馬鹿過ぎます。


10月18日(月)

今週のONE PIECE:第600話 “再出発の島”

今週の粗筋:
偽物のモンキーちゃん一味集合地に集まる新鋭の海賊達。『海賊王の船員』を夢見て盛り上がるその場に、偽物のゾロとサンジに連れられて本物のルフィが辿り着く。
その頃、本物の麦わらの一味が集結するサニー号に現われたレイリーとシャッキーが、海軍が迫っている事と再出発の刻を告げるのだった。

 案の定……と言うか、フランキーに対するウソップとチョッパーのリアクションが予想以上に良かったですね。

チョッパー:
「お前ロボじゃーん!!!ビーム出んのかよ〜!!!ミサイル出んのかよ〜!!!何と合体するんだよ〜っ!!!」
ウソップ:
「落ち着けチョッパー 興奮で死んでしまうぞーっ!!」
フランキー:
「そう!!男達の夢と感動を乗せて今!!あいつがあいつが動き出す!!そいつの名は〜!!“アーマードおれ”!!!」
(略)
チョッパー:
「武器見せてくれよ武器!!」
フランキー:
「バカ言え そんなメインイベントはルフィの奴が来てからだメカ」
チョッパー:
「おーい語尾にメカってついたぞ〜!!」

 フランキーによるこれでもかと言わんばかりのロマン機能も素敵ですが、チョッパーが可愛過ぎて困ります。分かる、そのはしゃぎっぷり、良く分かる。あれを見たら『スゲエエエ』って言いますわ。はしゃぎますわ。

 心の底から楽しそうな麦わらの一味はさておき、偽物の方に集まっている海賊達の方は、パシフィスタ達とまとめて丁度良い噛ませ犬にされる気配が漂っているのが哀れです。
 しかし、この程度の面々に苦戦して欲しくない一方で、これ程の面々をあっさり倒すとなると、今後のパワーバランスは大丈夫かという心配も有りますね。戦う少年漫画の必然とは言え、既に『覇気が使えない七武海』的なインフレが起き始めていますし、これまでの敵とこれからの敵との強さに凄まじい開きが生まれる可能性が有りそうで恐いです。その辺を巧く調整してくれれば良いのですが、どうなりますかね。


10月19日(火)

ゲーム:『ASSASSIN'S CREED:Brotherhood』の新Trailer公開初回生産特典決定

 12月は『Castlevania -Lords of Shadow-』を買おうと思っていましたけど、これが有るのを失念していました。

 本作については、『ASSASSIN'S CREED II』が面白かっただけにゲームとしての完成度に期待を寄せていますが、シナリオの上でも現実世界側の話にも触れて欲しいという要望を持っています。初代直後のエピソードに当たる『ASSASSIN'S CREED:Bloodlines』は、ゲーム的に微妙だった上に現実世界に一切絡まないという謎仕様だったので、あの悲劇だけは繰り返して欲しくないのです。
 今回公開のTrailerを観る限りアクションパートについては大丈夫そうなので、後はシナリオ面と作り込みの部分で手抜かりの無い様にしていただければ言う事は無いのですが……3作目でコケるのはよく有る話なので心配で心配で。

ゲーム:3DSの『キャバ嬢っぴ』に範馬勇次郎が出るらしい

 あの人は、キャバクラで一体何を話すんですかねえ。違和感が無い様で有る様で無い様で。


10月20日(水)

飲酒メモ

本日の理由:親睦会
本日の面々:来客及び会社の面々約40名
本日の飲酒:ビール×1、バナナサワー×1 (許容量)

 会議室で検討を重ねた上でNGになる企画が、飲みの席の雑談であっさり決まったりする世の不思議。


10月21日(木)

今週の範馬刃牙:第229話 震盪

今週の粗筋:
脳震盪を起こさない為の防御策を思い出した烈だったが、既に起っている状態で思い出してもやっぱり無駄でした。
という事で、脳震盪が治まるまで防御に徹する事にした烈は、『廻り込め』というコーチのアドバイスを聞き流し、その場で回転したりバク宙したり別の意味で回りながら攻撃を躱し続ける。やがて回復の兆しが見えて来た烈に対し、スモーキンは怯む事無く猛攻を続け、再び烈に攻撃を当てたからさぁ大変。

 烈ボクシング編は楽しいですねえ。板垣先生っぽい突っ込みどころを残しつつ、しっかり格闘漫画なのが良いです。
 スモーキンの力量に対する妥当性には疑問を感じますが、烈のポテンシャルを認めた上で『己にはこれしかない』と攻撃を続ける彼のスタイルは、最近の『バキ』には無い格闘漫画然とした格好良さが有ります。柴千春の根性のお陰で、ほんの少しだけ刃牙側のエピソードも盛り返していますが、刃牙自体は格好悪いまま――と言うか、今更『テーマ』とか言い出すバカっぷりを披露している有様ですからね。死刑囚編で梢江ちゃんとぐだぐだやっていた時級に煩わしい存在を見るよりも、スモーキンの男前っぷりの方が見ていて楽しいです。

 ときに、今週色んな方向にくるくると回っていた烈ですが、脳震盪状態でバク転なんて出来るものなんでしょうか。あれだけ動けるなら普通に戦えそうなものですけど。


10月22日(金)

今月のSTEEL BALL RUN:#64 LESSON5 5

今月の粗筋:
自身の『正義』の元に誓いを立てた大統領に対し、ジョニィの出した回答は『100%信じる』というものだった。
しかし、騙し討ちや裏切りの可能性を排し『101%信じる』為、ジョニィは大統領に銃を投げ渡し、『何も起らなければそれで良い』と拾う様に指示をする。銃を前に『我が心と行動に一点の曇り無し』と改めて自身の正義を口にした大統領は、別世界から持っていた銃でジョニィを攻撃する。タスクで反撃するジョニィとの撃ち合いの末、大統領はD4Cと共に敗れ去るのだった。

 長きに渡る大統領との戦いも、互いの信念のぶつかり合いを経て遂に決着です。
 しかしながらこの決着には犠牲が多く、また勝った者が本当に勝者だったのか分からない、という点でまるで荒木先生がインタビューで答えていた内容をなぞる様な気持ちにさせられました。

荒木先生:
最後は銃で解決する。いまだにそれじゃないですか。最後は銃を撃つのが速いヤツが勝つって、それはおかしいですね。
(略)
たぶん、もっと根本的なところにいくのかな。聖なるものの存在、とかね。『SBR』では、『遺体』がそういう存在なんですよ。

 ジョニィには『自身の脚と友人の為に戦う』という彼なりの正義が有りましたが、大統領も――何度か書いて来た様に――悪事は働きつつも『国を豊かにする』という愛国心と正義を抱いていました。
 こうした互いの正義は、その規模は違っていても当人達に取っては命を賭けるに足るだけのものであり、他者に否定される謂われの無いものです。この決着を『より早く相手を殺した方が正しい』という形で締め括るのは、確かに僅かな違和感を感じます。大統領が倒れた直後、彼の正義の根源だったハンカチが残された描写にも、一寸思うところが有りました。

 ともあれ、ジョニィは大切な者を失いつつも、『尊敬』そのものであり『真の力』と言われる遺体を手に入れました。これで、最初にナプキンを取る事が出来る者になれるという訳です。大統領に取ってのナプキンは『不運を他者に渡す』という悪質な絶対幸運圏でしたが、ジョニィが使えば別の力が引き出せるかも知れません。或いはそれこそが、『勝者なき勝利』を大団円に変える糸口になり得るでしょう。
 絶対幸運圏と言えばポコロコがどうなったか気になりますが……大統領の居なくなったレースがどう完結するか見物です。


10月23日(土)

映画:アイアンマン 2 (原題:Iron Man 2)

映画の粗筋:
自らがアイアンマンである事を明かしたトニー・スタークは、政府から求められたアーマーの引き渡し要求を断り、各地の紛争撲滅と世界平和に向けた活動を続けていた。
その一方でアーク・リアクターの副作用がもたらす毒素に身体を蝕まれていたトニーは、ペッパー・ポッツをスターク・インダストリーズの新社長として任命し、自身は毒素を中和する方法を模索する。しかしあらゆる元素を使っても解決に至らず、徐々に自暴自棄な行動を取り始めるトニーに対し、政府と軍事提携したいジャスティン・ハマー、そしてスターク家に恨みを持つイワン・ヴァンコがそれぞれ動き始めたからさぁ大変。

 感想。前作に負けず劣らずのトンデモ映画。75/100点。

 この映画の基本的なスタンスは、前作とほぼ同じです。前作は『兎に角凄いトニー・スタークを楽しむ映画』でしたが、本作は『やっぱり凄いトニー・スタークを楽しむ映画』であり、『考えたら負けなので考えませんでした』というトンデモっぷりに笑う映画でした。
 例えば、今作のトニーは父の残したある物を切っ掛けに、自宅で新元素の生成をやってのけます。これに対してウィップラッシュであるところのイワンは、やっぱり自宅でアーク・リアクターと電磁鞭を完成させる無茶苦茶をやってしまいます。しかもそれぞれ大真面目に。本当ならばそれぞれの開発に関するエピソードが有って然るべきなのに、それを挟むと面倒になるので完全にスルーしやがっている訳です。
 多分、『だって真面目に過程描いても、有り得ないって突っ込み来るでしょ?』という発想の元で、『だから結果だけやっちゃいました』と帰結したのがこの映画シリーズなんでしょう。確かにこの手の話は、開き直ってコメディにしてしまった方が良いという結論が正解です。ハンニバル・レクターが『出来て当たり前だから』という理由で、人様の家に忍び込む描写がカットされている様に、金持ちで格好良いトニー・スタークやそのライバルが自宅でビックリドッキリメカを造れるのは、『当然』なので細かい事はどうだって良いのです。

 展開のトンデモが前作譲りである様に、CG全開のアクションシーケンスの良さも前作譲りで、アイアンマンのアクションは見応えの有るものばかりでした。
 惜しいのは、意外とどの戦闘もあっさり味だった、という点です。展開の都合上アクションの尺自体は結構長いのですが、アイアンマンが苦戦したり互角に戦ったりというシーンよりも『本気を出せば圧勝』というパターンが多かった為、見応えは有るけれど盛り上がりは足りない、という事が殆どでした。空中戦にしてもウィップラッシュMk.2戦にしても、もう少しやりようが有ったのではないかな、と。
 ただ、それを補う様に画面映えの良いアクションを見せつけたのが、ブラック・ウィドー役のスカーレット・ヨハンソンです。彼女メインでアクション映画1つ造れるんじゃないの?と思える様なキレの良い動きは、ど派手なCGで暴れるアイアンマンとは全く別ベクトルの爽快感が有ります。やはり女性スパイはあれ位動けないと説得力が無いですからね。大変魅力的で素晴らしい女性でした。

 前作、今作を通して『アイアンマンは兵器か否か』について明確な答えが出ていませんが、次回作でその答えが出るんでしょうか。トニーがあの性格ですし、何と無く曖昧になりそうな予感もします。


10月24日(日)

映画:パニッシャー (原題:The Punisher) ※2004年版

映画の粗筋:
FBI捜査官であるフランク・キャッスルは、仲介人として潜入する事で武器の密輸取引現場を押さえ、関係者達の一斉逮捕に成功する。しかし予期せず発生した銃撃戦で、裏社会を牛耳るマフィア『セイント』の息子が死んでしまうのだった。
息子の死を知ったセイントとその妻は、復讐の為に殺し屋を使ってフランクとその家族を襲撃。フランクは休暇で集まっていた家族を皆失ってしまう。
奇跡的に命を繋ぎ止めたフランクは、法では与える事の出来ない『制裁』をセイントに加える為、あの手この手でセイントに嫌がらせを開始するからさぁ大変。

 感想。悪党に情け容赦無い男は、観ていて気持ちの良いものですね。一寸やり過ぎですが。70/100点。

 粗筋を読んで頂ければお分かりの様に、先日の『マックス・ペイン』と同じく『家族を失った男の復讐劇』という良くある映画テンプレートを使った作品ですが、本作は『ルール無用の復讐方法』を売りにしています。原作のアメコミやゲーム版もそうですが、兎にも角にもフランクさんのパニッシュっぷりが凄いのです。
 眼前の敵を1人残らず殺したり、散々痛みを与えてから殺すのは前提条件みたいなもので、嫌がらせが目的でゴルフ場に墓を置いてみたり金を路上にばら撒いてみたり、精神的ダメージを与える為だけに浮気の事実をでっち上げてみたりと、敢えて殺せるタイミングをスルーしてまで徹底的にセイントを追い詰めるフランクさんの悪党っぷりは生半可なものでは有りません。その癖『復讐は感情で行うもの。これは復讐じゃなくて制裁』とか言い切るので困ります。

 では延々制裁だけが続くのかと言うと、必要性の高くないアパート隣人達とのほのぼの幕間劇が挿入されたり、突っ込みどころ満載の殺し屋達が出て来たり、物語を和やかにしようという妙な心遣いが入っているのがポイントです。
 わざわざ『お前を殺すから』と宣言する為だけにギターで歌い出す南部の殺し屋とか、素手で戦いを挑んで来るロシアの殺し屋とかの存在は、『シリアスな笑い』では無く明らかな笑い要素だとしか思えません。どういう方向性を目指してああいうシーケンスを入れたのでしょう。ここで笑っておけってか。いや、実際に笑うんですけども。

 直接本作の感想に関係する話では無いのですが、今回のエピソードを経てパニッシャーに生まれ変わったフランクさんが次回以降のシリーズで大暴れ――の筈だったのに、結果として2008年に公開された『パニッシャー:ウォー・ゾーン』が本作とは全く関係の無い新作として出されたのは残念な限りです。この配役・設定で3作程度出してくれれば、名シリーズになったかも知れないのに。

この手の映画を続けて観ていると

 やっぱり『デスノート』のキラは紛う事の無い正義だったなあと思います。
 悪即斬を貫くハリウッド映画の主人公達と、犯罪者を消すキラとの間にどれ程の差が有ると言うのでしょう。恐怖による平和は間違っていると言いますが、突き詰めれば法とその刑罰も同じ事です。そしてその法が役に立たないのならば、誰かが代わりにやらねばなりません。その誰かがパニッシャーさんかロールシャッハかピースメーカーかマックス・ペインかトム・ラドローかボブ・リー・スワガーかキラだというだけの話で。


10月25日(月)

今週のONE PIECE:第601話 “ROMANCE DAWN for the new world” ―新しい世界への冒険の夜明け―

今週の粗筋:
突如現われた戦桃丸とパシフィスタ達の攻撃により、大打撃を被る偽物の麦わらの一味。
彼らが偽物である事を暴いた戦桃丸は、パシフィスタの機能で本物のルフィを発見するが、2年に渡る修行の末にパワーアップしたルフィの攻撃は、一撃でパシフィスタを行動不能にまで追い込む。
ゾロ、サンジとも合流したルフィは、様子を見に来たレイリーに対し、改めて己の野望を宣言するのだった。

 今更パシフィスタに苦戦されても困りますけど、一撃で倒されても少し困るアンビバレンスなこの気持ち。少年漫画の力関係というのは加減が難しいですね。

 ともあれ、601話にして改めて1話と同じポーズで同じ台詞を言わせ、更には読み切り版と同じタイトルを持って来るというセンスが果てしなく素敵です。しかも己の夢を再確認する場所であり、新たな冒険の出発点でもある場所が、初の完全敗北を喫した場所だというのも心憎いですね。少年漫画過ぎるでしょうと。格好良過ぎるでしょうと。
 どうもこうした王道演出には心打たれてしまいます。『魔人探偵 脳噛ネウロ』に於けるHAL編ラストの『貴様は泣くのではなく笑うべきだ』とか、『鋼の錬金術師』の『痛みを伴わない教訓には意義がない』や『格の違いってやつを見せてやる!!』とか。間が空いていればいる程――と書くと若干ニュアンスが変ですが、ここで来るか!と思わせる様なやり方をされると――巧いなあと唯々感心します。それが後付けか構想通りかは、この際どうだって良い話ですとも。面白ければそれで良い。

 この漫画には、今後もこういう演出の妙……と言うか、遊び心を期待していきたいものです。尾田先生なので、その辺のセンスは果てしなく素敵でしょうけど。


10月26日(火)

独り言:衝動買いハリケーンは連発するけれど

 手首を痛めた為、薬局に湿布を買いに行ったところ、『お試し下さい』と肩凝り用湿布の試供品を1枚貰いました。
 肩凝り性なので物凄く有り難いのですが、入浴剤にせよ汗拭きシートにせよ、この手の試供品に対しては『1つしか無い=勿体ない』という謎の心理が働いて使えないのが困りものです。世の多くの人に取っては有り得ない話だと思いますし、自身でもどうかしていると感じていますが、それでも尚昔から変えられないサガなのです。こういうのを貧乏性と言うのでしょうねえ。


10月27日(水)

飲酒メモ

本日の理由:同僚の歓送迎会
本日の面々:同僚14名と
本日の飲酒:ビール×1、カシスオレンジ×1、カシスグレープフルーツ×1 (許容量)


10月28日(木)

今週の範馬刃牙:第230話 純闘志

今週の粗筋:
喧嘩の決着は、どちらかが『敗け』を認めた時――その覚悟を持って挑む柴千春を圧倒する刃牙。
倒れても倒れても挑む柴千春の『喧嘩』を買った刃牙は、今更『喧嘩』を学ぶ事を誓い出したからさぁ大変。

 喧嘩なんて幼年編で散々やっていましたよね、とか死刑囚編であれだけ『負けを認めない内は負けじゃない』を描いてましたよね、とか突っ込みたいところですが、

技術者達の闘いとは決着を異にする“喧嘩”という名の闘争――!!
学び取り、刃牙は父子喧嘩へ近付く!!!

 とまともな煽り文句を入れる編集の頑張りっぷりに全米が涙。
 もうね、愛する女の為に痛みに耐え白髪になってまで戦い続けた義星のピエロことレイ(E:南斗水鳥拳)を見ている気分です。そんなに戦わなくても良いのよ、と。もうこの薬を飲んでちょうだい兄さん、と。
 今思うと『肉体の苦痛を少しでも和らげてやりたい』と、わざわざ安楽死の薬を取りに行くマミヤはどうなんだって話ですよね。しかも結局捕まったりした挙げ句、『私の為に苦しむのはやめて』セオリーで薬をトキに渡す始末ですよ。余りにもレイが浮かばれません。そりゃあユダだって『此処に来たのはその哀れなピエロを笑う為!!』とか言っちゃいますよね。まぁ、全然『バキ』の話じゃあなくて恐縮なんですけども。

 どうでも良い話なんですけど、ユダの『その哀れなピエロを笑う為!!』という台詞は響きと使い易さに富んでいてとても好きです。隙あらば是非日常生活でも使っていきたい。

「何でここに……!!」「“四皇”がいるんだよ…!!!」
「フハハハ おれが ここにきたのは そのあわれなピエロをわらうため!!」

 使い方を誤るとあっという間に大惨事。


10月29日(金)

飲酒メモ

本日の理由:心の平和の為
本日の面々:友人と
本日の飲酒:カシスオレンジ×2、カシスグレープフルーツ×6 (異常値)

 今の会社に入社してから、ずっと面倒を見て貰っていた上司が本日で退職。
 最後の最後に『身体壊すなよ』とだけ言って帰る姿が余りにも男らし過ぎて泣きそうになった。と言うか泣いた。

 この世界、『俺以外は俺では無い』ので自分に素直な大人になりたい(=子供のままで構わない)と考える一方で、ああ言う格好良い大人にもなりたいとも思う。


10月30日(土)

独り言:稲船敬二氏に直撃インタビュー By.4Gamer

 唐突にCAPCOM退職を発表した稲船氏のインタビュー。
 良くも悪くも目立つ発言の多い人でしたが、大きい事を言うだけの事は――やはり良くも悪くも――やっている方だと認識していたので、退職は些か衝撃的でした。

 そんな退職に直接絡む今回のインタビューは結構読み応えの有る内容なので、氏を知る人やゲーム好きは読んで損は無いのかなあと思います。
 取り敢えず、個人的に気になったくだりを2点を引用。

競争が激しくなってきたことが一つ、そしてもう一つは、ユーザーさんがゲームに『慣れて』きたことでしょうか。
下世話な例えで申し訳ないんですが、中学生はどんなエロ本見たって興奮するわけでしょう?(笑)
(略)
もっともっと。もっと面白いものを、もっとキレイなものを、と人間の欲望は上がっていきますよね。これは当然のことだし、別に悪いことではありません。
でもそこに問題が発生しました。ユーザーさんの『もっと』と、クリエイターの『もっと』が、大きくズレてきてしまったんです。
(略)
それがあるときを境に、ユーザーさんの『もっと』が上回ってしまったんです。
ユーザーさんの『もっと』が、以前とは比較にならない速度で上がったせいなのか、クリエイター側がサボって傾斜がゆるやかになってしまったせいなのか、そこまでは僕には分かりません。でも抜かれてしまってもう追いつけないところまで行きつつあるのは事実だと思います。

 昔のゲームは面白かったセオリーに対する1つの解が、この喩えでしょう。
 実際に昔のゲームは大変面白いのですが、最近のゲームが全部詰まらないかと言うとそんな事は無く、様々な物が新鮮だった昔と今を比べる事自体がナンセンスなのです。『昔の傑作』や『思い出補正』をベースに『もっと』を求めるから問題が出るのであって、例えば『ウイニングイレブン』しかゲームをやらない様な層に取っては昔も今もゲームで感じる面白さに大差は無い事でしょう。

 閑話休題。
 もう1点の気になった内容は、サラリーマンとして面白いと思った話です。

そう。要は一つ一つのプロジェクトが赤字を出さなければ、必ず積み上がるんです。
結局のところ、1億でも2億でも、もっと極論100万円でもいいから利益を出せば、絶対にそれは積み上がっていくんです。もっと言うなら「トントン」でいいです。プラマイゼロ。ゼロなら赤字じゃないですから。
(略)
でも、例えば赤字を5億出しちゃうと、この理論は一気に崩壊します。だからもう、最悪ゼロでいいわけです。というかゼロじゃないとまずいんです。みんながみんな最低ゼロを目指してそのとおりに動ければ、絶対に上にしかいかないんです。

 若干保守的にも思えますが、収益の大幅増を目指してドラスティックな手法を採っては深手を負いたがるタイプの経営陣に比べれば、大分現実的と言えるでしょう。問題なのは『最低ゼロを目指す』事自体が、言う程簡単では無いという事ですかね。皆で意識を合わせる事も難しければ、実践するのも難しい。これが貫ける様になれば別の地平も見えて来るのでしょうが。


10月31日(日)

映画:プリンス・オブ・ペルシャ:時間の砂 (原題:Prince of Persia:The Sands of Time)

映画の粗筋:
幼少の頃、友人を守る為に国軍相手に暴れていたダスタンは、偶然市場に来ていたペルシャ国王にその勇気を讃えられ、王子としてペルシャ帝国に迎えられる事となった。
15年後、叔父であるニザムと長兄タス王子、次兄ガーシブ王子と共に遠征に出ていたダスタンは、武器の製造・輸出を行っていると言われる聖都アラムートの陥落に貢献し、その戦闘の中でアラムートの宝である短剣を手に入れる。改めてその勇気を讃えられるダスタンだったが、タス王子より託されたマントで国王を毒殺してしまった事から、ペルシャ帝国に追われる身となってしまう。
共に聖都から逃走したアラムート王女・ターミアから、手に入れた短剣に『時間を戻す能力』が備わっている事を知らされたダスタンは、帝国が聖都を攻めた本当の理由に気付き、濡れ衣を晴らす事を誓う。しかしダスタンは賞金首として手配された上に、短剣を狙う者が暗殺組織・ハッサシンまで呼び出したからさぁ大変。

 感想。ゲームとは設定が完全に異なる純粋なアクションエンターテイメント。70/100点。

 映画用に変更された物語は在り来りな物でしたが、ゲーム版を意識したアクションのシーケンスはかなりの物です。
 アルタイル張りの身体能力で市場を駆け巡り、垂直の壁を登って、屋根の上を飛び回るダスタンのアクションは一々スピード感が有りますし、一投で3人同時に殺せるというナイフ使いや、蛇腹剣を曲芸クラスに使いこなす暗殺者等、漫画チックな動きや演出はかなりの見応えばっちりでした。

 それ故に惜しいのは、もう一捻り有っても良かったんじゃあないか、というストーリーですね。
 イラク侵攻への皮肉を感じさせる展開や、兄弟愛を感じさせるテーマ、微妙なロマンスや行きずりで仲間になる小悪党との友情等、作品として面白い要素が数々有るのに、概ね予想の範疇で終わってしまうのが非常に残念です。これ以上尺が伸びては冗長になるのは分かりますが、もう1つ位クライマックスと呼べるシーケンスが準備されていれば、良作から傑作に変わったんじゃあないかな、と思ってしまいます。
 ただディズニーらしい『まとまりのある良作』だったのは間違い無いので、『ケンシノココロ』や『二つの魂』もシリーズとして出して欲しいものです。