a 適当。

12月1日(日)

ネットで発見:世界的に広がりを見せる『プア充』世代が作る社会に向けての考え方とは

 自分は『給料が減っても良いので、残業をしたくない』という理念を持っているので、『高収入を追い求めずそこそこの生活レベルを保って暮らしていければ満足』という生き方には大変共感出来ます。
 そしてその思想及び、その思想に則って生きていく人を『プア充』と呼ぶならば、是非プア充になりたいものだとも考えます。

 さておき、そんな『プア充』に関する記事で、気になった一文を引用。

メーカーの考え方は「経済が少しずつ回復すれば、親の世代と同じように車をほしがるようになる」や「アピール手法が正しければ、自動車を買ってもらうことができる」というものですが、その前提は正しいのでしょうか?ミレニアル世代が自動車を買わないのは経済が原因ではなく、考え方そのものが変化しているためだとしたら、どうなるのでしょうか?

 日本では屡々『若者の○○離れ』という言葉が出て来ては、その原因として社会情勢や経済等を持って来るケースが散見されますが、この記事に有る様に『経済が原因ではなく、考え方そのものが変化している』という仮定にも、メーカーやサービス提供元は目を向けるべきだと思うんですよね。
 確かにそうなった背景には、経済も社会情勢も影響してはいるのでしょうけど、そもそも価値観は世代毎に移ろいゆくものです。親の世代が車を欲しがった事が、子の世代もそれを欲しがる理由にはなりません。必要か否か、それが全てです。
 そして今の世代は、必要以上の贅沢は必要としていないケースが多い、というだけの話でしょう。贅沢をステータスと感じないのだから、それも仕様が無い事です。

 本来、『必需品』以外のものについては、供給側と需要側で価値観に相違が有る場合、供給側が歩み寄らねばならないのですが、どうも今の社会は『需要側に問題が有る』と認識している節が有ります。
 即ち、物が売れないのは若者に活力が無いからであり、活力が無いのは経済に原因が有るからだ、と。その考え方も一部には当て嵌まるでしょうけど、実際は多分『別に要らない』から要らないだけだじゃあないですかね。

 何が書きたいかというと、『諦めも肝心』という事です。
 『ああすれば売れる』とか『こうすれば売れる』と論ずるのも大切ですが、『どうしても売れない(何故なら別に欲しくないから)』という事実は覆せません。
 時代(≒価値観)の移り変わりで、様々な業種やサービスが生まれては消えていった様に、売れないものを売る努力をするより、業務規模を縮小・撤退する判断を下したり、新しい価値観に合う何かを開発した方が余程有意義です。
 価値観を変えるでは無く、価値観に合わせる。今の社会には、この考え方が不足している様な気がしてなりません。

それはそれとして

 でも日本の『お客様は神様』精神を間違えた、モンスターユーザー問題はどうにかすべきだと思います。
 上記持論の『価値観を合わせる』だと、ユーザー側に価値観を合わせる必要が有るものの、『客は偉い』とか『客だから何をしても許される』というのは、価値観では無くただの勘違いです。
 以前、何かのTVCMで『おたくで買ったバナナ、捨てたら虫たかったんだけど』と、とんでもない苦情を言うオバハンがコミカルに描かれていましたけど、あれに近い人が本当に居たりしますからねえ。店員を土下座させて、写真に撮ったりとか。
 土下座写真の人は逮捕されたそうですが、ある一線を越えた時点で『お客様とて許せぬ!』という態度を示せる社会の方が、今より健全じゃあないですかね。


12月2日(月)

今週の暗殺教室:第70話 鷹岡の時間

今週の粗筋:
 渚への逆恨みから今回の事件を計画した鷹岡は、治療薬を盾に1対1のリターンマッチを要求する。
 素直に要求に応じる渚だったが、鷹岡は彼の絶望の表情を見る為に治療薬を爆発してしまうのだった。
 激しい絶望と怒りの中、渚は殺意に染まりナイフを手に取ってしまったからさぁ大変。

 鷹岡ヘヴン状態!

 彼自身は相当狂っていますし正に外道そのものですけど、今回彼が口にした計画その物は、殺せんせーを殺す上では極めて現実的且つ実用的な内容だと考えます。
 斯く言う自分も、防御形態のスペックを考えた時に閃いたのは、『大量の酸素を持たせた生徒が殺せんせーを抱き抱えて、プールの類に潜る』だと思った位なので、ほぼ一緒です。
 殺せんせーは1年以内に地球を破壊するが、現時点では生徒を殺す事は絶対に無い、という前提で考えるならば、これは最善手に近い作戦じゃあないでしょうか。
 CP-9が言う様に、『100人の為なら10人を迷わず殺す』のは正義の大原則。そもそも『地球の為に殺せんせーを殺す』位なんですから、今更道徳も何も有ったものではないでしょう。

 しかし、それはそれ、これはこれ。
 生徒をウイルス感染させた上、その治療薬まで破壊するのはいただけませんし、仮にこれで殺せんせーを暗殺出来ても、彼に残るのは殺人という犯罪歴だけです。
 それに何より、これでもうE組に対する最大の『盾』を失ったので、射撃コンビや鳥間に射殺される可能性まで有ります。渚君に拘る余り、一番重要な事を見落としていないでしょうか。

 ただ、こうして彼が治療薬を破壊してくれたお陰で、物語的には別の方法でどうにかなる事が明示されました。
 可能性は、

  1. スモッグに作り方を訊く
  2. 奥田さんと殺せんせーで作る
  3. そもそも致死性じゃない

 といった辺りでしょうか。

 個人的には、3.を推したいところですね。
 やはり、ターゲットや邪魔する相手以外を殺すのは、プロの殺し屋のする事じゃない、というプロの矜持を見せ付ける感じで。
 負けて尚『でもお前等死ぬし!ザマー!』と叫ぶ鷹岡が落胆・絶望する展開も、悪くは無いですよね。

今週のBLEACH:559. THE NIGHT RIGHT

 拮抗状態を傾けに来たハッシュヴァルトが、わざわざ城に戻ってまで、完聖体として復活した星十字騎士団を処刑したでござるの巻。
 もう意味が分からな過ぎて、何だか怖いんですけども。何ですか、これ。
 陛下は一体何を考えているのでしょう。

  1. 争いが嫌いなので争う者を殺す
  2. 死神から卍解の能力を奪ってはしゃぐ
  3. 死神に卍解の能力が奪い返されるも、『実は卍解が無い方が、完聖体になれて良い』とか言い出す
  4. 卍解を失って星十字騎士団が、完聖体で復活するも、『敗北は敗北だし』と処刑する

 まとめてみても、やっぱり意味が分からなくて怖い。

 ここまで一貫してブレまくる行動を取られると、もう狂気すらを感じますね。
 その根源に有るのは、何と言えば良いか――クリストファー・ノーラン版ジョーカーや、『暗殺教室』の鷹岡も狂ってるキャラと言えますが、彼らとも全く異質な――『行動原理が分からない』恐怖です。
 無論、ジョーカーの行動原理も理解出来るものでは無いものの、彼は彼の理念に対する一貫性が有り、その言動や狂い方には一切ブレが有りません。彼の言動は、一々彼の思想に紐付いているのが明かなので、理解は出来ないけれど理解出来るんです。

 それに対する陛下は、敢えて言うなら『思い付き』で動いている様にしか見えず、『何でそうなのか』が微塵にも分かりません。
 例えば、『両親の似顔絵を描く』という宿題が出た時に、ジョーカーは真っ黒だったり血塗れだったりする絵を持って来るでしょうけど、陛下は深海魚の写真を持って来て『人類は海から生まれた』とか言い出す様な、そんな意味不明オーラを感じます。
 これでどうやって、戦意とか忠誠心が養われるのでしょう。星十字騎士団はガチM、もしくは度を超えた母性本能の持ち主の集まりなんでしょうか。


12月6日(金)

メール回答

 回答させていただきます。

名前:とーる
本文:PC版が出たらドラクエ復帰するかもと書かれてましたがPC版出ちゃいましたよ

 あー、書きましたね。そして出ましたね。
 あの時も、自粛に対するとーるさんからのメールが切っ掛けで書いたネタでしたっけ。

 結論を書きますが、Windows版が出たので復帰しました。それ自体は、先月の話です。
 スクウェア・エニックス アカウントは残していた為か、退会したのにデータは残っていたので、その続きで楽しんでいます。

 

 といっても、今は以前程時間が無いので、プレイスタイルは大分変わりました。
 現状のスタイルを簡潔にまとめると、

  1. プレイ時間は30分〜1時間/日程度
  2. 溜まっていた配信クエストの攻略がメインで、Lv上げ、金策、錬金、魔法の迷宮等はしていない
    • やり込みやルーチンには手が回らない
  3. 流れの中で溜まったお金は全てハウジングに回す
  4. 週末の夜は、フレンドと遊びに行く事も有る

 という感じで、かなりスローライフな遊び方をしています。
 以前のフレンド達から、『人が変わった様だ』と言われる始末ですが、実際人が変わった位時間が無くなったので致し方有りません。

 書く機会が無かったので書きませんでしたが、やはりWindows版は良いですね。
 読み込みが早く、画面も綺麗で、パッドの充電を気にしなくて良い。そして、ウィンドウがアクティブじゃなくても、パッド操作が効くので、ブラウジングしながら戦闘したりも容易に出来ます。
br>  今は寝る前の『ドラクエ10』と『とび森』が、至高の癒しタイムですね。……って、1年前と何も変わってないな、これ。


12月9日(月)

今週の暗殺教室:第69話 黒幕の時間

今週の粗筋:
 寺坂の檄により冷静さを取り戻した渚だったが、同じく冷静に迎え撃つ鷹岡とは勝負にならず、一方的に攻撃を受けてしまう。
 だが、ロヴロにより伝授された『必殺技』の発動条件が揃っている事に気付き、鷹岡を必殺技の実験台にする事を決めるのだった。

 武器が二本有り、相手が手練れで、殺される恐怖を知っている場合にのみ発動出来る必殺技。
 『キートン』のナイフを捨てるアレを思い出しましたけど、まさかアレじゃあないですよね。人には効いても、殺せんせーには効かなそうですし。

 必殺技の正体が何であれ、実験台扱いが確定した鷹岡は、前回同様やはり渚君に執着し過ぎて判断力が低下していると言わざるを得ません。
 殺せんせー暗殺以上に、渚君をいたぶる事を目的にするならば、真っ先に腕なり足なりを折っておくべきです。
 時間を掛けるならば、最初に機動力を奪うのは鉄則でしょう。冷静な顔に戻って攻撃を捌ききった点は評価しますけど、まだ何処か『絶対に勝てる』と油断しているに違い有りません。
 しかも中学生殺して標本にしようものなら、何をどうしたって豚箱行きは確定でしょうに。

 それに対する、今週の渚君の格好良さと来たら。
 女装すれば美少女になり、殺意を見せれば暗殺者になる。何と素晴らしい逸材。
 彼を覚醒させたという点では、鷹岡は『教師』として一定の役割を果たしたと言えますね。気が早いけれど言っておきますか。有り難う、さようなら、先生。

余談

 書きながら気付きましたけど、『有り難う、さようなら、先生』というフレーズは、殺せんせーに対して普通に劇中で使われそうですね。最終回かその前くらいで。

今週のONE PIECE:第730話 “3枚のカード”

今週の粗筋:
 ルフィ達の目の前でローがドフラミンゴに連れ去られる中、サンジ達はシーザーを追って来たビッグ・マムの海賊船に襲われる。
 各々は役割を再整理し、ルフィ・ゾロ・錦えもんはドフラミンゴ退治、サンジ・ナミ・チョッパー・ブルック・モモの助はゾウに、そしてウソップ・ロビン・フランキーは工場破壊の為、それぞれの行動を開始するのだった。

 想定外のビッグ・マム参戦。風雲急を告げるとはこの事です。
 こうも色々重なってて来ると、今回のエピソードは『ドレスローザ編』という括りでは無く、『ドフラミンゴ編』という大きな物語になるのでしょうか。
 最早、諸々の決着は年度内は疎か、来年内も怪しい勢いですね。

 2年間の修行期間を除けば、麦わらの一味がここまで大きく離れて活動するのは、初めてかも知れませんね。
 これまでだと、精々サンジが先んじて海列車に乗った事が有る位で、別々に行動するにしても、舞台となる島なり国から離れる事は無かった様に記憶しています。
 という事は、今回はお約束の『麦わらの一味vs幹部』の1対1バトルが省略される筈なので、ここからの展開はスピードアップする可能性も0では有りません。
 が、何処かのチームが良い所まで進んでは、別のチームにカメラが移動、というパターンが続く可能性も有り――やはり長引くのだろうなあ。


12月11日(水)

独り言:『GODZILLA(ゴジラ)』予告編が登場

 こう言ってはなんですが、思っていたより面白そうですね、これ。

 何せ、以前のハリウッド版がアレでしたからね。
 高校時代、わざわざ劇場にまで観に行って残念な気持ちになった思い出が有るだけに、今回もアレに近い作品を想像していたのですが、雰囲気作りやゴジラのビジュアルは中々良さそうです。

 ただ、日本の『怪獣モノ』というよりは、ハリウッドらしい『パニックモノ』としての側面が強そうな感もします。
 ゴジラのライバルとなる怪獣が(多分)出ない以上、ゴジラそのものの恐怖を描くしかないので仕方無いのでしょうが、そうなると良く分からない家族愛がテーマになりかねないので、その点だけが不安です。
 『パシフィック・リム』並の出来は望むべくも無いとして、せめて『愛』や『家族』に走らず、人間の熱い戦いを見せていただきたいところ。


12月15日(日)

映画:サイレントヒル:リベレーション (原題:Silent Hill:Revelation)

映画の粗筋:
 ヘザーと名を変え、各地を転々と移動する日々を過ごしていたシャロンは、今も尚『サイレントヒル』の悪夢に苦しんでいた。
 そんな中で迎えた18歳の誕生日、新しい学校に登校した彼女はダグラスと名乗る探偵に出会い、『教団に場所を教えてしまった』と告白される。
 父のハリーも教団にさらわれた事を知ったヘザーは、自分と同じ転校生のヴィンセントと共にサイレントヒルに向かう決意をしたからさぁ大変。

 感想。特徴も面白味も無い作品。60/100点。

 粗筋を読んで気付かれる人は気付かれた通り、本作はゲーム版の『SILENT HILL 3』をベースに前作の続編を構築した映画です。
 が、物語も世界観も演出も、ゲーム版にも前作にも遠く及ばない残念な仕上がりになっています。

 『SILENT HILL 3』がベースだからと言って、ヘザーはセクシービームも撃たなければ、バツイチ二児の母でもないですし、ダグラスも魚屋じゃあない――という冗談はさておき、基本的な構成そのものは3から踏襲されています。ヘザーを捜しに来た探偵・ダグラスに、ヘザーを導くヴィンセント、とある封印を司るレナードに、神復活を目論むクローディア等々。
 しかし、登場人物が多い割に尺が短く、それぞれの動機やバックボーンが説明されない為、その存在は非常に薄っぺらく魅力に欠けます。ダグラスは丸々省いても成立出来る程度のキャラでしたし、そもそも主人公のヘザーとサイレントヒル自体も、序盤にその正体が説明されてしまうので、謎も何も有ったものでは無く、観ている側に『先が気になる』と思わせる導線が無いのです。

 シリーズ独特の『裏世界』についても、序盤から白昼夢として怪異が多発する上、それが淡々と抑揚無く描かれ続ける為、裏世界に『恐ろしい場所』としての価値が無く、『どう切り抜けるんだこれ』という緊張感や絶望感が有りません。本来は、ラジオのノイズに始まり、風景の変更や怪物の出現等、『何だかヤバイ』という積み重ねが有ってこその裏世界なのに、冒頭から『化け物が出て来て人を殺す夢』に始まり、後は『キモい白昼夢』を続けるだけなので、怖いと言うよりも単純に意味不明なのです。
 その『キモさ』にしても、裏世界の象徴である『血と錆』の気色悪さでは無く、安っぽいホラー的な『内臓とか出してみました』的なグロさに終始し、他のホラー要素と言えば大きな音と画面展開による虚仮威しか無い始末。その虚仮威しですら、際立たせようとする余り、その直前のシーンを無音にするという『そろそろ脅かすぞ』予告がされる有様なので、ホラーとしてのレベルも高が知れるというものでしょう。
 全編通して『ビックリ出来てグロければ怖いでしょ?』という押し付けがましさ全開で、『想像させる恐怖』というのが一切無い訳ですよ。この時点で、『サイレントヒル』としては終わっています。

 やはり『サイレントヒル』と言えば、人の深層心理を投影した様な造形や、和風ホラーのお家芸である陰鬱な雰囲気にこそ華が有ると思うのです。
 前作はそれを見事に映像化し、更に後のゲーム版にも大きな影響を与えた裏世界突入シーン等のオリジナル要素も生み出したというのに、本作には何も有りません。
 いっそヘザーが魔法少女プリンセスハートになって、セクシービームでミショナリーを倒す位はっちゃけた方が未だネタとして良かったのに。

 映画では、屡々『続編は一作目に勝てない』というジンクスが有りますが、本作は正にそれでした。
 前作が面白かっただけに、この出来はとても残念です。
 取り敢えず、映画のラストは『DOWNPOUR』冒頭を思わせるものだったので、その気になれば続編も出せるのでしょうが……出すのであれば、原点に立ち返った作品にしていただきたいですね。


12月16日(月)

今週の暗殺教室:第72話 音の時間

今週の粗筋:
 ロヴロ直伝の『必ず殺す為の技』で鷹岡を制した渚は、彼に笑顔で感謝を告げ、スタンガンの電流を浴びせて気絶させる。
 元凶を倒し、島からの脱出を考える一行だったが、そこにスモッグ、グリップ、ガストロが現われるのだった。

 まさかのタイトルでネタバレ。
 基本的には『キートン』のアレに近い感じでしたが、一寸した捻りと尤もらしい説明が有って、少しホッとしました。
 幾ら何でも効きすぎじゃあないか、というきらいは有りますけど、あの状況であんな事されたら意表を突かれるのは確かですよね。

 以前、治療薬については、スモッグか、奥田さん・殺せんせーが用意するか、最初から必要無いというパターンを予想しましたが、殺し屋達が再登場したところを見ると、やはり答えは『必要無い』でしょうね。
 今回の『テメー等に薬なんぞ必要無ぇ』というのも、『今ここで殺すから』では無く、『使わなくても死なないから』というミスリードに見えます。

 しかし、そうなると唯々哀れなのは、変態として覚醒した上に、実はただのピエロでしたというオチが付く鷹岡です。
 仮に渚君を追い詰めたところで射殺されたでしょうし、首尾良く行ったところでウイルスは偽物ですし、恐らく殺せんせーの暗殺も出来ず、犯罪者として収監される――或いは余計な事を口走らない様に、殺される可能性さえ有る。どう足掻いても絶望です。
 そんな彼に、とあるイタリアンギャングの名言を、プレゼントしておきましょう。

「自分を知れ…」「そんなオイシイ話が」「………あると思うのか?」「おまえの様な人間に」

 無駄な事は無駄だから嫌いなんだ、無駄無駄無駄。

今週のONE PIECE:第731話 “ドレスローザSOP作戦”

今週の粗筋:
 ウソップ達は、触れた者を玩具にするホビホビの実の能力者・シュガーを驚かせ、玩具化の解除を狙うSOP作戦を開始した。
 その頃、一度拳を交えたベラミーを『戦友』として守っていたバルトロメオは、ルフィと再開しメラメラの実を捧げる事を誓う。
 ルフィはバルトロメオにメラメラの実を託し、ベラミーと共にコロシアムを出ようとするが、そこで思い掛けない『再開』を果たすのだった。

 誰しもが、生存確実だろうと思っていた彼が、ここで来ましたか。
 その内出て来るのは見えていたとは言え、ルフィのあのリアクションを見ると、何だかこちらまで泣けて来ますね。
 最近のルフィは、悪い意味で人間味が無かったので、何と言うか、こう、人としての弱みを見せたところに何だかグッと来ました。

 閑話休題。
 漸く明かされた玩具化を司る悪魔の実・ホビホビは、ヤバさが予想を上回るレベルでした。
 何せ、1つの実で

  • 対象者を玩具化出来る
    • 触れる事で発動出来る模様
  • 玩具化した対象者の記憶を、周囲から奪える
  • 実を食べた瞬間から歳を取らない

 と、凡そ『玩具化』だけに留まらない能力を2つも有しています。
 記憶まで操作可能って恐ろし過ぎるでしょう。しかも歳まで取らないのだから、1人でも十分に世界を支配出来るレベルです。
 ほんと、ドフラミンゴの部下の充実っぷりは五臓六腑に染み渡るで。


12月18日(水)

ゲーム:Wii U用ソフト『ゼルダ無双』がNintendo Directで発表

 えっ。

 リンク無双と命名した方が良さそう。という話は置いておいて、何だか随分な無双が出て来ましたね。
 『ゼルダ』が好きなので、買う可能性は低くないのですが……その、何と言うか、う〜ん。
 任天堂無双にして、その登場人物の一人がリンクでは駄目ですかね。いや、別にこれはこれで、う〜ん。何故か今一つ飲み込めない。


12月19日(木)

今週の嘘喰い:第357話 卍人

 銅寺立会人については、モブっぽいデザイン&取って付けた様な性格だったので、正直噛ませ犬になるのだろうと思っていました。
 同じ噛ませでも、タイプ的には目蒲よりも、櫛灘さんとか、伽羅さんに喧嘩を売っていた名前不明の人とか、ああいう『これといって目立ちもしない』系です。
 それが、この数回でここまで魅力的になるのだから、『立会人』の強さ、推して知るべしですね。

 取り分け惹かれたのは、今週の2つの台詞。

「OK!!」「ところんやろうよ」「ロバートK!!」

「これは」「まだです」「まだまだ」
「全然」「私が自らに課す「適度」とは程遠い」

 これぞ正に立会人、正に完璧の傍らに有る人材。
 ここに至るまで、散々『適当』とか『適度』とかを繰り返して来ながらの、この切替と矜持ですよ。シビれて憧れますね。
 つくづくこの作品の主人公は立会人ですわ。誰も彼もキャラ立ちが素晴らしい。櫛灘さんは別として。


12月20日(金)

飲酒メモ

  • 本日の理由:出張につき
  • 本日の面々:上司や同僚 合計8名
  • 本日の飲酒:焼酎×0.5、カシスオレンジ×2


12月23日(月)

今週の暗殺教室:第73話 大人の時間・二時間目

今週の粗筋:
 鷹岡の計画と、自身の将来を秤に掛け、ウイルスを使っていなかった殺し屋達は、E組生徒にエールを残して去って行く。
 そして復活した殺せんせーは、暗殺のお返しにと、肝試しを企画するのだった。

 そりゃそうですよね、という順当な展開。
 最初から治療役を渡すつもりが無い事、そして交渉期限が1時間という事を知っていれば、敢えて大量虐殺の道を歩む事は有りません。
 そんな汚名を背負えば、仕事が無くなるどころか、政府に狙われる可能性まで出て来ますし、『最大限意向に沿う様にする』という観点では、『向かって来るなら殺す』という割り切りで十分だったでしょう。
 むしろ、この柔軟性は高く評価されるかも知れません。

 些かフィクション度合いが強かった今回のエピソードですが、この一連の事件を総括する台詞、

「長年の経験でスゲー技術身につけてたり」「仕事に対してしっかりした考えがあったり」
「…と思えば鷹岡みたいに」「“ああはなりたくないな”って奴もいて」
「いいなと思った人はおいかけて」「ダメだと思った奴は追い越して」
「多分それの繰り返しなんだろーな」「大人になっていくって」

 これを実感して経験出来ただけでも、極めて有意義な1日を過ごす事が出来たと思います。
 綺麗事なだけに、普通の学校生活ではそうそう実感出来ない、でもとても大切な事です。

 連載開始時点では底辺だったE組も、ここまで意識を持った今となっては、むしろF組とかを作った方が学園のバランス的には正しいんじゃあないですかね。
 何を持って優秀とするべきか分からない学長でも無いでしょうに。

今週のONE PIECE:第732話 “地下の世界”

今週の粗筋:
 フランキーがディアマンテ軍と戦闘を始まる中、ウソップ達は交易港と工場の有る地下の世界に辿り着くのだった。

 ここで改めてドンキホーテファミリーの幹部の再紹介。
 メンバーは全部で10人。う〜ん、多い。

 美形が割合が低いという点は評価出来ますけど、もう少し数を減らす訳にはいかないのでしょうかねえ。


12月24日(火)

飲酒メモ

  • 本日の理由:忘年会
  • 本日の面々:友人と
  • 本日の飲酒:赤ワイン×1、シャンパン×2

 何回試してみてもワインはダメです。美味しくない。
 まぁ、シャンパンもですけど。


12月26日(木)

飲酒メモ

  • 本日の理由:同僚との忘年会
  • 本日の面々:同僚及び部下 合計4名
  • 本日の飲酒:カシスオレンジ×2


12月27日(金)

飲酒メモ

  • 本日の理由:同僚との忘年会
  • 本日の面々:上司及び同僚 合計10名
  • 本日の飲酒:カシスオレンジ×1


12月28日(土)

ゲーム:Assassin's Creed 4 BLACK FLAG

 Windows版の販売を待つ予定でしたが、公式サイトでは発売日未定となっているものの、実は疾うの昔にWindows版も出ていた事を今日初めて知りました。
 という事で、知る切っ掛けとなったSteamのホリデーセールで即購入。Digital Deluxe Editionで59.99$也(25%OFF)。

 

 今年は色々と忙しいので殆ど遊べていませんが、この休みの間に遊ぶ予定です。
 しかし……公式サイトは一体何故あんな事に。


12月29日(日)

飲酒メモ

  • 本日の理由:忘年会
  • 本日の面々:友人と 合計5名
  • 本日の飲酒:カシスグレープフルーツ×2


12月30日(月)

飲酒メモ

  • 本日の理由:忘年会
  • 本日の面々:友人と 合計3名
  • 本日の飲酒:カシスオレンジ×2

 年末とは言え、この1週間は飲み過ぎました。おえ。


12月31日(火)

雑談:2013年を振り返る

 今年は良くも悪くも、仕事の1年でしたねえ。
 数ヶ月掛けて準備して来た施策が、強権1発で潰されたり、数日で新規業務の立ち上げをやらされたり、東京に3ヶ月出張に行かされたり、忙しい部署に異動させられたり。楽しい経験もしましたけど、全般的に忙しさ爆発でした。
 年明けから5月位までは比較的余裕が有っただけに、春先からのラッシュはかなり厳しかったです。そう言えば、昨年も『もー無理デース』と言いたいと書いていましたっけ。そういう意味では昨年と変わらないのか。
 とは言え、サイトの更新――落書きの時間すら無くなっているという点では、やはり悪化している気も……。給料とボーナスは上がりましたけど、残業が減るなら給料も元通りで良いんですよねえ。

 とか何とか言いつつ、そろそろ例年お馴染みのの自分ランキングのコーナー。
 いつも通り、『今年自分が触れたもの』が対象なので、2013年に発売(公開)された物とは限らないのでご注意を。

2013年の自分ランキング:ゲーム編

 少し悩んだのですが、結局購入以来毎日遊んでいる『とび森』を本年のベストにしました。
 時間の問題で出来ていない、『Assassin's Creed 4 BLACK FLAG』や『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』も遊んでいれば、また変わりそうな気もするんですけどね。

 一度引退しておきつつも、PC版発売と共に復帰した『DQ10』については、2.0が予想以上に面白くて好印象です。
 極めて端的な書き方をすると、シナリオがドラクエっぽく、ダンジョンがダンジョンらしく、宝箱が宝箱らしいのがディモールト良い。勿論、漸く実装されたカジノやらまもの使いも面白いんですけど、純粋に『新大陸』とそこに纏わる一連のクエストやバランスの仕上がりが良い点を最も評価しています。

   

2013年の自分ランキング:漫画編

  • 1位:嘘喰い
  • 2位:ねじまきカギュー
  • 3位:テラフォーマーズ
  • 4位:進撃の巨人
  • 5位:東京喰種
  • 次点:暗殺教室

 ヤングジャンプが全般的に熱い中で、『嘘喰い』が不動の面白さ。
 最近の銅寺立会人然り、久し振りに登場した伽羅さんの見開き然り、あっち向いてホイをあそこまでの勝負に昇華させたり、登場人物の魅力、演出の良さ、話の練り込み、何れも一級品と言えます。
 賭けを主軸に、後はスーツのおっさんが殴り合うだけなんですけどね。それが熱くて面白い。

 『テラフォーマーズ』も、若干勢いが下がって来たところでの、裏切り発覚やら日本原産の無双再開やら、少年漫画の王道を往く展開が熱くて素敵です。
 この作品や『進撃の巨人』は、何だか『主要っぽい人物が容赦無く死ぬのが凄い』的な評価をされているケースも散見されますけど、実際は胡散臭い解説やら謎解きやらが面白く、存外に奇をてらわない内容だったりするので、バイアスは捨てて楽しむ方が良いと思っています。まぁ、実際確かに結構死にますけども。それはそれ、これはこれ。

2013年の自分ランキング:映画編

 これはもう、何処でどう転んでも『マン・オブ・スティール』と『パシフィック・リム』の二強です。
 双方共に、圧倒的なスケールによる破壊とそれに伴う爽快感を描ききっており、その徹底っぷりには作品への愛と、妥協を許さない拘りが感じられます。供給する側の『これを描きたい!』というストレートな欲求が、視聴者の需要にマッチしたのは、その愛と拘りの深さ故でしょう。
 VFXを活用したアクション大作という観点では、今後この二作品は1つの指標となると思います。そう信じられる程、凄まじい映像美を見せ付けられた作品でした。

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、正直前作と比べればかなり微妙と言わざるを得ないんですけど、このシリーズらしい考察し甲斐の有るシナリオや、完結編次第で大化けしそうな含みの持たせ方に、一寸した期待を持っています。
 取り敢えずの状況を掴んだ上で観る2回目が、1回目より『謎』に集中して楽しめた様に、物語が完結して全貌が明らかになれば、きっと『ああ、これにはこういう意味が』と感じながら観る事が出来る筈です。……ええ、きっと。

2013年の印象に残った台詞編

「数えるべきなのァまず敵の数よりも…」
「守るべき人の数じゃござんせんか……?」

 … By.藤虎 (ONE PIECE)

「牛丼屋で頼んだ牛丼ツユだくがツユだくじゃなかったら怒るか?」
「やんわり怒るわ」
「だよな」
「つまり人間なんてものはアホ程強くなったところで何も変わらないって事だ」
「その通りよ」
 … By.ジョンス・リー&皆口由紀 (ハチワンダイバー)

「私も この世に居るかぎり…」
「もっと」
「強く」
「なりたかった」
「私は十分強いから大変だ」
「だから」「神や仏にこう祈る」
「社会の誰様の役に立たなかったとしても」「私は」「死ぬまで」「将棋で死ぬ程苦しみますので赦してくださいってな」
 … By.鈴木大介 (ハチワンダイバー)

「人当たりは優しいし」「言葉遣いも配慮がある」「何より誠実…」「っぽい?」
「一見はいい人…」「でも」「その中身は他人から発せられる「悪意があるんじゃないか?」って事には凄く敏感…そうする事で」「何か都合の良い事でもあったりするの?」
 … By.まだらめBK (嘘喰い)

「こういう場合に限って」「必死に頑張っても報われないってのはよくあること」「それがこの世の現実…マーフィーの法則?」
「だから僕は適当に」「適度にしか頑張りませんよ」
 … By.銅寺春明 (嘘喰い)

『これが彼の怒りと哀しみ』
『これがアドルフ・ラインハルト』
『これが』『『2位』』
 … By.ナレーション (テラフォーマーズ)

「そんなのはいいじゃないですか 現に今こうなってるんですから」「あんた今推理ドラマで犯人わかった後で『コイツ最初から怪しかったもんね〜』って言い出すウチの母ちゃんみてぇだぞ」「対処できてなきゃ怪しんでないのと一緒です」  … By.劉翊武 (テラフォーマーズ)

『“7位”が命を賭して』
『“6位”に届けた専用武器!!!』
『“対テラフォーマー振動式忍者刀”』
『銘を―――』
『『膝丸』!!』
 … By.ナレーション (テラフォーマーズ)

「ウフフフ!!!」
 … By.鉤生十兵衛 (ねじまきカギュー)

「どんどん好きになるよっ」
「10年前より今のほうが」
「昨日より今日のほうが」
「朝より夕方の方が好きーっ!」
 … By.鉤生十兵衛 (ねじまきカギュー)

「………気にするな」「俺はも何度もおまえにつかまっている」
 … By.嬴政 (キングダム)

 『テラフォーマーズ』のノリノリの解説やナレーションは、見ていて面白いですよね。取り分け、『日本原産』と来た時とか、誰かを評する時の勢いは素晴らしい。
 屡々、漫画がアニメ化されるとナレーションが省かれ、登場人物の台詞でそれを補う様なケースが有りますが、もしも『テラフォーマーズ』がアニメ化される様な日が来たならば、是非ナレーションはナレーションのままでやって欲しいものです。

デウス・エクス・マキナ

 お約束。
 2013年も1年間有り難う御座いました。それでは、良いお年を。


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